「わくわく・どきどき」の学びを目指して

2月14日(金)

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 2年生は、これから国語の時間に、「スーホの白い馬」の物語文の学習が始まります。モンゴルの草原を舞台にしたお話です。今日はまず、担任の先生が以前モンゴルに旅行した時の写真を見せながら、どんな国の様子なのかを子ども達に説明してあげていました。
 教室のディスプレイに映し出されるどの写真も、広大な土地が広がる場所であることが伝わってきました。また、食べ物やお酒(馬乳酒)、モンゴル相撲の様子の写真もあり、子ども達はこれから学習する物語の舞台をつかみ取ることができたようです。
 「スーホの白い馬」のお話には、馬頭琴というモンゴルの楽器が出てきます。担任の先生は、実際に本物の馬頭琴をお土産として買ってきたようで、クラスの子ども達に見せてあげていました。(写真上)自分で楽器を演奏するわけではないのに実物の楽器を買ってくるというのは、まさに教員魂のなせる業です。(3月に入ると、2年生に馬頭琴の演奏をする方に来ていただく授業があります。その時には音色を聞くことができます。)
 昨日、5年生の先生方に「わらぐつの中の神様」に出てくる赤いつま皮の雪下駄の写真を渡しました。以前、新潟に行った時に撮ってきた写真データを持っていて、毎年国語の授業で活用してもらっています。取材に行ったのは、もう20年近く前のことでした。自分の生まれ故郷の児童文学者である杉 みき子さんの足跡をたどり、探し当てた下駄屋さんで写真を撮ってきました。
 学校の先生達は、そういう授業で使える「財産」をいろいろと持っているものです。旅行先で、「あっ、これは何年生の授業で使えるな…」と考えながら写真を撮ったり、パンフレットを多めにもらってきたりします。(それだけに、肝心の旅行中も仕事のことばかり考えてしまいます。)
 中庭で、3年1組が七輪を使っておもちを焼く体験をしていました。2組は今週の月曜日に行っていましたが、炭に火をつけるまでどの班も苦労していました。今日の1組も同じく、新聞紙には火がつくものの、炭に火がなかなかつきませんでした。
 最初は新聞紙に火をつけ、次に割りばしを燃やして火を大きくしてから炭をくべる・・・というのは、初めての子ども達には難しかったようです。どうしても子どもは、新聞紙が燃えただけで炭に火がつくものと考えてしまいます。いくつかの班を回りながら、手助けしてあげました。炭に火がつけば、網を乗せてもちを焼くことができます。
 そこでまたまた子どもの感覚だなと思ったのは、「炎が上がらないと炭に火がついていない」と考えている子が多いということでした。今は、大人でも「いこる」という言葉を知らない人が多いのではないでしょうか。炭が赤くなって火がついている状態を「炭がいこる」と言います。炭に火が一度つけば、長い時間ゆっくり燃え続けます。だから昔は炭を使って調理をしていました。(こたつにも使われていました。)ガスコンロ時代の子ども達は、「炎が出ることが燃えること」と思い込んでいたわけです。
 苦労してやっと焼きあがったおもちを、しょう油をつけておいしそうに食べていました。(写真中)唯一、炭を使う身近な機会はバーベキューです。ぜひ子ども達に、炭のおこし方を体験させてあげてください。
 南校舎1階の保健室前に、今年も立派なお雛様が飾られました。主事さん達にお願いして、以前地域の方から寄贈していただいた豪華なお雛様を出してもらいました。
 さっそく子ども達が次々と集まり、目をまん丸にして見入っていました。最近は住宅事情もあり、なかなかこれだけ大きなお雛様を飾ることは難しくなってきているのではないでしょうか。3週間ほどの出番ではありますが、整然と並べられたお雛様は、暗闇から久し振りに出てきてホッとした表情に見えました。(写真下)

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