4月17日(金)バラは、多くの愛好家がいるほど人を魅了する植物です。(ここ数年で、私もその一人になりつつあります。)しかしその反面、美しい花を咲かせるための苦労が絶えない植物でもあります。バラは虫や病気の害がとても多く、そのための管理が大変です。 特に春先は、アブラムシが大量に発生します。別のバラの木を見たら、いましたいました・・・伸びたばかりの枝先や花のつぼみに、緑色の小さなアブラムシがびっしりとついていました。(写真中) 学校の花壇では、農薬を使うことができません。アブラムシの天敵はテントウムシです。探してみると、ちゃんとテントウムシが正義の味方としてやってきていました。黒い背中に2つの赤い斑点があるのは、「ナミテントウ」です。一般にナナホシテントウがよく知られていますが、ナミテントウも同じくアブラムシを食べる「益虫」です。(写真下) テントウムシは、成虫だけでなく、その幼虫もアブラムシをえさとしています。実は、(写真中)にナミテントウの幼虫が写っていたのですが、おわかりでしょうか? 写真のやや下の方に写っている白黒のまだら模様(鳥のフンのような…)が幼虫です。テントウムシは、幼虫の方が食欲旺盛で、たくさんのアブラムシを食べてくれます。写真を撮りながら、「がんばれ!」と応援したくなりました。 今日も3年生のみなさんは、理科の教科書を開いてみましょう。ナミテントウがどこかに載っていますよ。 |
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