4月20日(月)児童玄関を入った廊下に、大きな水槽があります。(写真上)現在、この水槽の中に一体何匹のグッピーがいることでしょう。グッピーは、環境が良ければ一年中赤ちゃんが産まれて増えていきます。水槽内をのぞくと、最近産まれたと思われる小さなグッピーをたくさん見ることができます。魚を飼育する上で最も大切なことは、水環境を整えることです。ろ過装置を使って水を循環させ、蛍光灯を点けているだけですが、水槽内の水がちょうどよい状態になっていることが分かります。(写真中) グッピーは、熱帯魚の中でも最も飼育しやすく、また繁殖力が旺盛な部類に属します。そして何よりも特徴的なのが、「卵胎生」であるということです。つまり、グッピーはお腹の中で卵をかえし、子どもの状態で産むというタイプの魚なのです。ですから、「メダカのように、水草に卵がついていないかな…」と探しても、グッピーの卵を見ることはできません。お腹の中でふ化した(産まれた)小さなグッピーが、メスの体から出てきて誕生するのです。卵の状態だと、敵に食べられてしまう危険性があります。すぐに移動できる子どもの状態で産むことで、生き延びる確率が上がります。(しかし、グッピーの親が間違えて食べてしまうという危険性はあります。) 卵胎生であるため、グッピーのオスとメスの違いは、お腹を見ればはっきりとしています。お腹が大きいのがメスで、体全体がスラっとしているのがオスです。さらにオスは体の色がきれいで、尾びれが大きいのが特徴的です。(写真下・・・左側の地味な体色とお腹が大きいのがメスです。) 最後に、水槽内の魚を写真に収めるのは、とても難しい技術が必要であることをお伝えしておきます。(苦労しました。) |
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