「わくわく・どきどき」の学びを目指して

5月19日(火)

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 今日も朝から雨の一日になりました。校内巡視をしていても、子ども達のいない校舎ほど寂しいものはありません。そんな中、子ども達のにぎやかな声が聞こえてきそうな場所がありました。1年生の教室前の廊下です。先週の課題配布日に、4月の課題を集めた時の絵が掲示してありました。(写真上)
 4月の図工の課題は、「好きなものの絵」でした。画用紙が5枚ずつ配られ、食べ物や動物、乗り物など、自分の好きな絵をクレパスで描いてくる課題でした。各クラスの廊下に飾られた絵を見ながら、小学校で初めてとなる図工の課題に臨んだ子ども達の様子を思い浮かべました。白い画用紙を前にして、「何を描こうかな…」と、しばらく悩んだ子もいたことでしょう。
 イチゴやサクランボ、ブドウなど、食べ物シリーズになった子もいれば、うさぎや犬、ネコなどの動物シリーズの5枚になった子もいます。また、家族の顔を描いた絵もあり、ステイホームの様子が良く伝わってきました。
 犬やネコを描いた子は、自分の家で飼っているのでしょうか? 絵の横に名前が書いてありました。ネコの絵に「みーちゃん」・・・みんなにかわいがられているネコなんでしょうね。そして、犬の絵には、「ラビィ(ミニチュアダックス 男の子)」とまで書かれていました。
 お昼過ぎにやっと雨が上がりました。雨上がりの樹木は、全体的に枝葉全体がやや下を向いています。大きな樹木では、葉や枝先についた水滴の全体の重さはかなりなものになります。
 けやき広場の職員玄関前の向かい側に、サンゴジュの木があります。秋に赤い実をびっしりとつけ、その姿が珊瑚に似ていることから珊瑚樹(サンゴジュ)と名付けられています。今は、枝先につぼみが延びてきている状態です。(写真中)6月に白い小さな花が一斉に咲きます。花後に実がふくらみ始め、オレンジ色から真っ赤な実へと移り変わっていきます。
 保健室の外に、以前自分が育てていた植木鉢があることに気がつきました。「セイロンベンケイソウ」の鉢で、伸びてきた茎の先には花が咲いていました。(写真下)緑色の袋状に見えるのは「がく片」で、その中に花弁がつきます。植え付けたのは、3〜4年ほど前のことでした。花が咲いたのは初めてのことです。最初の頃は、せっせと水やりをしていました。しかし、外に置くようになってからはろくに水やりもせず、放ったままでした。
 セイロンベンケイソウは、多肉植物です。多肉植物が花をつけるためには、厳しい環境下に置かれることが第一条件になります。乾燥が続き、身の危険を感じた時に花をつけ、種をつくって子孫を残そうとするのです。ですから、「外に出して放ったままの栽培方法が功を奏した」ということになります。
 このセイロンベンケイソウを育てることになったのは、知り合いの校長から小笠原諸島のお土産としていただいた一枚の葉がきっかけでした。セイロンベンケイソウは、世界の熱帯や亜熱帯に広く分布している植物で、日本でも小笠原や南西諸島の海岸に見られるそうです。観光用に販売していた一枚の葉には、栽培のための説明書が添えられていました。(マザーリーフ「幸せの葉」として、今も通販サイトで見かけます。)その説明書には、「水に浮かべると葉の淵から芽が出てきます。」と書いてあったので、さっそくお皿の水の上に浮かべて、窓辺に置いておきました。数か月後(その時も忘れかけていた頃)、気がつくと葉の周りにびっしりと小さな芽がちゃんと出てきていました。やがてその芽が大きくなってたので、鉢植えにしたのだと思います。
 改めて、多肉植物の生命力を感じました。そして、初めて見る花に愛着が芽生えました・・・しかし、今後またかわいがりすぎると、花が咲かなくなってしまうでしょう。

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