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5月25日(月)

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 学校の裏にあるあおぞら農園では、6年生のジャガイモに花が付き始めました。うっすらと紫がかった白い花です。(写真上)ジャガイモの花は、白やピンク、紫系の花色が多く見られます。ジャガイモの品種によって花色が決まっているようです。最近はホームセンターでたくさんの種じゃがが売られるようになったので、畑で咲くジャガイモの花は多種多様な花色が見られているはずです。
 ジャガイモの花というと、かのマリー・アントワネットが好み、髪飾りにしていたことは有名な話です。それは、中世のヨーロッパの食糧危機に、庶民にジャガイモを広めるための国王のアイデアだったとも言われています。
 ジャガイモは、春先に種イモを植えて育て、6月下旬にたくさんのイモが地下にできます。では、花が咲く意味は何のためにあるのでしょうか? 同じナス科の野菜であるピーマンやトマト、ナスは、花が咲いた後に実がつきます。つまり、花が咲かなければ収穫することができません。ジャガイモは、栄養分をイモに集中させるために花をすぐ摘んでしまう農家もあるそうです。つまり、「花は必要無し」ということになります。
 ジャガイモの花が咲く理由は、他の植物同様に、実(種)をつけるためです。しかし、地下でイモを作って増えるジャガイモにとっては、種から増やすのは何年もかかってしまいます。種をつけにくい植物のようですが、ごくまれに種ができるとか…。もちろん、品種改良をする際には結実させて種から育てます。「新しいジャガイモを作り出すために花が必要である」というわけです。
 ちなみに・・・さつまいもは根の一部が太ったものであり、ジャガイモは茎の一部が太ったものです。つまり、サツマイモは根を食用とし、ジャガイモは茎を食用としています。
 タイザンボクの花が咲きました。けやき広場の西側にあり、けやきの木と向かい合う形で植わっています。どちらも田柄小で一番を競い合うほど貫禄のある樹木です。田柄小の東の横綱がけやきであれば、西の横綱がタイザンボクといったところでしょうか。
 下から眺めているだけでは、タイザンボクの花を見ることはできません。北校舎3階の4年生の教室まで行くと、やっと木のてっぺんの近くで咲いている花を見ることができます。さらに屋上に行くと、光ヶ丘団地を背景にして、大きなクリーム色の花が開いている様子を見ることができます。(写真中)
 花径は40センチから50センチくらいあり、日本の樹木の花としては最大のものです。その花からは、とても甘い香りが漂うそうですが、いつも木の高いところで咲いているので香りは分かりません。しかし、その甘い香りは、かつては香料の原料としても利用されていたと言います。
 ナンテンの花が咲く頃になりました。ナンテンは、とても丈夫な植物です。あまり増えてほしくないところまで根を伸ばして広がっていくほどです。日本では、漢字の読みが「難転」に通じるという語呂合わせから、縁起の良い木とされてきました。災いを断つため、玄関先やトイレ付近、鬼門の方角に植えられてきたそうです。
 この時期に白い小さな花を咲かせた後、夏には実がふくらみかけ、秋に真っ赤に実ります。葉は秋の紅葉として楽しめ、また赤い実は正月飾りとして利用されたりもします。
 私の家にもナンテンの木があり、花が咲き始めました。秋に実が赤くなり始めた頃、毎年実だけすっかりなくなっていることに気がつきます。鳥がやって来て食べていくようです。

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