「わくわく・どきどき」の学びを目指して

6月2日(火) その2

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 1年生が、生活科の学習として「学校探検」を行いました。校内の様子では、図書室の中を見学したり、保健室や職員室の様子を見て回りました。また、校長室を訪れたクラスもあります。1列になって校長室の中を案内すると、いろいろなものがあって、どの子も目をキョロキョロさせながら部屋の中を見回していました。(写真上)
 壁の上の方には、歴代の校長先生の写真が並んでいます。一人の子が真っ先に気がつき、指さしました。また、お客さんが来てお話をするためのソファーがあったり、たくさんの書類が入った棚に気がついた子もいます。・・・生活科の学習としては、そういう気づきがほしいところですが、1年生が喜びそうなものが校長室にはたくさんあり、子ども達の関心は違う方に行ってしまいました。ドラえもんやリラックマのぬいぐるみがあったり、かわいらしい犬のカレンダーがあったりと、そちらの方の印象が強かったようです。「お花がいっぱい咲いてる…」とつぶやいていた子もいました。そのうち校長先生のことが分かってくるでしょう。(校長室を留守にしていた時間帯もあり、全てのクラスを案内することができませんでした。ごめんなさい。)
 3年生は、総合の学習の時間にカイコを育てていきます。休業中の動画配信でもカイコが生まれてきた様子が映し出されていました。(先週の水曜日、28日の動画でした。)今日は、初めて実物のカイコを見て観察することができました。しかし、観察をするとなると、子ども同士が顔を寄せ合ってしまうことになります。そこで、拡大提示装置を使い、電子黒板に大きく映し出されたカイコを見ながら観察をしました。(写真下)生まれてまだ1週間ほどなので、体長は1センチにも満たないほどです。元気よく動いてエサを食べていました。(別に、シャーレに入ったカイコを虫メガネでも直接観察させてもいました。)
 カイコの卵は、練馬区の理科部の先生達でまとめて購入し、各学校の希望に応じて毎年配布するようにしています。本来ならば、5月の連休明けに卵が届き、もうある程度幼虫が大きくなっている頃でした。しかし、5月の休校が決まったため、しばらく冷蔵庫に入れておき、卵から出てくる時期をぎりぎりまで遅らせてもらうことにしました。その努力があって、生まれた直後の様子から観察することができているというわけです。
 エサは、緑色の固形物を与えています。これは、カイコのために作られた人工飼料で、3年生の先生が購入しました。カイコのエサと言えば「クワの葉」ですが、成虫になるまでには大量のクワの葉が必要になります。学校のクワの木の実情からすると、なるべく人工飼料を食べさせてからクワの葉にエサを切り替えていく必要があります。不思議なことに、一度本物のクワの葉を与えてしまうと、人工飼料は一切食べなくなってしまうのです。

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