6月3日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 分散登校中の専科の授業は、できる授業形態であれば各教室で行うようにしています。理科の授業は、本来は理科室で実施したいところですが、しばらくは各教室で指導することになります。 6年生の理科で最初に学習するのは、「ものの燃え方」の単元です。実際は、理科室に行ってグループごとに様々な実験を行うはずでした。集気びんの中に火をつけたろうそくを入れ、ふたをした時としない時の炎の変化を調べることから始まります。そして、線香の煙を近づけると、ろうそくが燃えている集気びんの中に空気が出入りしている様子が分かります。(写真上) 子ども達にとって「理科の勉強が好き」という一番の理由は、「実験ができるから」です。理科では、実験や観察の技能習得も大切な学習要素となっています。正しく安全に実験を行う力は、やはり実際に各自が行わなければ身に付きません。今はこのような状況なので教師実験で進めていきますが、早くいつも通りの子ども達が大好きな実験ができるようになってほしいものです。 1年生の算数は、「なかまづくりとかず」の学習から始まります。数の大小を1対1対応の方法で比べます。数を数えなくても、絵の中から比べたいものを線で結んでいくことでどちらが多いか少ないかが分かります。また、線で結べない場合は、ブロックに置き換えて比べるようにします。 先生の指示で、黄色いブロックや白いブロックを教科書の絵の上に置いていきました。(写真中)1年生の算数では、ほとんどの時間にブロックを操作する学習が行われます。今後、数のまとまりや分解を考えていくうえでも、具体物を通して理解していくことが大切です。 また、ブロック操作には、算数の学習以外にも小学校低学年で身につけさせたい要素が含まれています。身の回りのものを整理したり、先生の指示通りに素早く準備をしたりする力が高まっていきます。小学校の授業では、まず先生の指示を理解し、その通りにできることが学習理解の第一歩であると言えます。 3年生は国語の時間に、「国語辞典の使い方」の学習をしています。休業中に、3年生の先生達が国語辞典の使い方の動画を作成して公開していました。動画を見るだけでなく、実際に家でも辞典を引いてみたでしょうか? 国語辞典は、言葉の意味を調べたり、言葉の使い方、漢字の書き表し方を調べる時に使います。授業では、国語辞典の「つめ」「はしら」「見出し語」などの用語を指導するとともに、とのような仕組みで辞典に言葉が並んでいるのかを学びます。そして何よりも、実際に自分で辞典を引きながら、すばやく言葉を見つける練習を積ませることが大切です。(写真下) きっと、このホームページを読んでいる皆さんは、「もう何年も国語辞典なんて手にしていないな…」と感じていらっしゃるでしょう。(私も同じです)「漢字を度忘れしたら、スマホやパソコンがあるから大丈夫」という時代になってしまいました。しかし、そういう時代だからこそ、子ども達に国語辞典の使い方を身につけさせることが重要です。 |
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