「わくわく・どきどき」の学びを目指して

7月31日(火)

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 今朝、けやき広場にて、青少年育成第七地区委員会主催の武石キャンプの出発式がありました。(写真上)第七地区にかかわっている5つの小学校から、75名の小学生が参加しています。4年生以上を対象として毎年行われています。今年も田柄小の参加が一番多く、42名の子ども達が荷物を背負って集合していました。
 バス2台で出かけ、移動教室で利用するベルデ武石の施設に泊まります。夕食のカレーを自分達で作る野外炊さんをしたり、キャンプファイヤーや川遊びなど、充実した1泊2日の行程になっています。班分けがすでにされており、他校や違う学年の子ども達と一緒に生活します。
 私も子どもの頃、親元を離れて宿泊行事に参加したことがありました。地元の新聞社の主催で、小学生を連れて山の保養所で1泊するという行事でした。兄弟と近所の友達とで応募しました。結局参加したのは5〜6人くらいで、新聞社のおじさんが1人で引率していました。電車で高原の保養所に行き、その日の午後に写生大会をして、一人ずつ賞をもらったのを覚えています。子どもにとっては、自分の家以外のところで寝泊まりするのがとてもうれしいものです。また、たった一晩寝食を共にするだけで、知らない学校の子ともすぐに仲良くなれるのものです。
 熱中症対策は、人間だけでなく動物にも必要です。うさぎのショコラは、夏休み中は職員室内でケージに入れてお世話をしています。5年生と飼育委員会の児童とで夏休み中の当番が決めてあり、毎日3〜4人の児童が10時頃に職員室に来てお世話をしています。エサやりや水の取り換え、フンの掃除が主な仕事です。今日来た子ども達も、進んで当番の仕事を行っていました。(写真中)
 また、5年生が育てているミッキー池の田んぼの管理も、同じ子ども達が当番として行うことになっています。田んぼに水がきちんと入っているかを確認し、少ない時はホースで水をつぎ足します。(写真下)稲は8月中に花が咲くので、苗の状態を観察して記録ノートに書くことにもなっています。
 飼育委員会の子は夏休み中に何回か当番の日があるようですが、5年生はたった1回ずつの割り当てです。その1回の日を、忘れずにきちんと来ることができるかどうかが重要です。急に都合が悪くなって当番の仕事ができない場合についても、5年生の担任は事前に指導してあります。うさぎの命を自分達があずかっているという責任感を、一人一人が感じることができればと思います。

7月30日(月)

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 東から西に大きく進路を変えた台風12号が、土曜日から日曜日にかけて関東地方に接近しました。学校では大きな被害はありませんでしたが、葉かげの集いを始め、地域の様々な催しが中止や延期になったようです。今朝、主事さん達が慌ただしく敷地内の掃除をしていました。雨や風の影響で、たくさんの枝葉が散らかっていたようです。
 今朝、学校のけやきの木からミンミンゼミの声が聞こえてきました。アブラゼミに続いて鳴き始めるのがミンミンゼミで、8月に入るとツクツクボウシやヒグラシの声が聞かれるようになります。気がつけば、明日で7月が終わります。猛暑はひと段落しましたが、まだまだ夏の暑さは今週も続きそうです。
 今日の水泳指導は、高学年→中学年→低学年の順に行われました。夏休みの水泳指導では、毎日高学年と低学年の指導時間が交互に入れ替わっています。これは、節水のためです。子どもの身長に合わせて、低・中学年ではプールの水を抜いて水深を浅くしています。逆に高学年では、その分水を足さなければなりません。今日の3回目のプールが低学年だったので、明日の1回目の指導を低学年にすることで、そのまま水を足さずに行えます。夏休み中の12回の水泳指導を考えると、このような努力でかなり水の節約につながります。(とは言っても、水道代や電気代、薬品代等がかなりかかっていることには変わりありません。)
 今日は、各回の水泳指導の様子からお伝えします。まず、1回目の高学年の指導では、ビート板を脚に挟んで、クロールの練習をしていました。(写真上)脚の間にビート板を挟むことで、下半身を沈めずに、手をかくことに集中させて練習することができます。腰が高い位置に保たれ、上体が立ってしまいがちなところを、自然に水平姿勢に保つことができます。
 2回目の中学年の指導では、今日もたくさんの子ども達が参加していました。プールサイドに、3年生と4年生が男女それぞれ2列で並びますが、プールの端の方までいっぱいになっていました。
 田柄小では、入水する時の合図を決めて指導しています。1から5までのハンドサインを使い、授業中の水泳指導時から共通して指導しています。(写真中)1(指1本)は「プールサイドに立つ」、2は「下の段に腰かける」、3は「体に水をかける」、4は「腰かけたままバタ足」、5は「後ろ向きで静かに入水する」、となっています。
 プールサイドでは、近隣に配慮して、マイクなどの放送機器を使わないで指導することにしています。子ども達は、指導者の先生の合図をしっかり見て行動しなければなりません。また、どの先生が水泳指導の担当になっても、共通指導事項を決めておくことで、安全に気をつけた水泳指導を行うことができます。
 今日の3回目の指導時間は、低学年でした。今日も100名近い子ども達が、プールに入るのを楽しみに来ていました。受付をしてから着替えを済ませ、まず体育館内で整列をします。(写真下)全員で準備運動をしてから、体育館の後ろからそのままプールに向かいます。
 水泳指導が終わり、濡れた髪を拭きながら、お腹を空かした子ども達が足早に帰っていきました。

7月27日(金) その2

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 台風の影響のためか、午後から風が次第に出てくるようになりました。今朝メール配信でお伝えしたように、明日行う予定の葉かげの集いは、台風の接近のために中止としました。
 恒例となっていた金魚つかみ用の金魚は、もうすでに発注済みだったため、午後2時からけやき広場に取りに来た子ども達に分けることにしました。3時までの間に、たくさんの子ども達がバケツを持って次々とやってきました。せっかくなので、葉かげの集いと同じように手づかみで金魚をつかまえてもらいました。中には恐る恐る手を伸ばしていた子もいましたが、だんだんと慣れてきて、金魚がバケツいっぱいに入っていきました。子ども達は楽しくてどんどんつかまえていきますが、見ていたお母さん達は逆に心配そうな表情が濃くなっていったようです。
 後半はドジョウも届き、一層子ども達の歓声が高くなりました。結局1時間ほどで、1300匹もの金魚の行き先が決まり、子ども達の家庭に運ばれていきました。大小さまざまな金魚や黒い出目金もいましたが、結構じょうぶな金魚です。毎年由緒ある金魚屋さんから取り寄せている金魚だそうです。それだけに、大切に育ててほしいと思います。
 子ども達がとても楽しみにしていた葉かげの集いでしたが、生き物がいただけに延期にできず、このような形での対応となりました。主催していただいた青少年委員さんやPTAの皆様、どうもありがとうございました。

7月27日(金) その1

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 待ちに待った夏休みの水泳指導が始まりました。今日は、低学年→中学年→高学年の順で水泳指導がありました。(写真は、上から低・中・高学年の様子です)
 プールサイドの気温も水温も、30度位でした。水から上がると少し肌寒く感じたようです。低学年と中学年は、それぞれ100名近くの参加がありました。この一週間の厳しい暑さの影響か、プールに入るのが楽しみだった様子がよく伝わってきました。高学年は、70名の参加者が集まり、効率よく泳ぎの練習をしていました。
 夏休みの水泳指導では、教員の他に多くの外部指導員も加わって子ども達の指導を行っています。泳力別に指導する時間においては、それぞれの指導員もプールに入って個別の指導を行います。夏休み中の水泳指導に参加することで、水泳の技能の向上はもとより、体力をつけることにもつながります。夏休み前期の水泳指導は、来週金曜日まで毎日行います。積極的に参加するようにさせてください。
 水泳指導が終わり、子ども達が下校していく様子を見ていると、一緒に遊ぶ約束をしている子が多く見られました。水泳指導への参加が、子ども同士のつながりを広める場にもなっていることを感じました。

7月26日(木) その2

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 明日から夏休みの水泳指導が始まります。子ども達の学習教室が終わってから、先生方が体育館に集まり、水泳指導の準備作業をしました。(写真上・中)
 夏休み中の水泳指導は、体育館で受付と着替えをすることになっています。ついたてや卓球台を出して仕切りを作り、パイプ椅子を並べて男子更衣室を作りました。また、女子の更衣室としてステージの上に長机を並べ、緞帳を降ろしてセットしました。受付や整列場所もでき、準備が整いました。明日から水着をもってたくさんの子ども達が集まってくるのを楽しみにしていたいと思います。
 せっかく楽しみにしている水泳指導に参加しようとしても、プールカードの忘れや印もれ等があると入ることができません。各ご家庭で、十分に持ち物を確認してから登校させるようにしてください。なお、今まではそのような場合にプールサイドで見学をさせていましたが、今年は図書室で過ごさせ、下校時刻になったら友達と一緒に帰るようにさせます。
 午前中はさらに、校内OJT研修会がありました。ベテランの先生が、若手の先生達に指導技術を伝える研修会です。若手に限らず、校内にいた先生達が20名以上集まり、熱心に研修を受けていました。(写真下)
 内容は、学級経営のことを中心に、具体的な場面や発問の仕方について今までの指導経験を基に話してもらいました。また、後半はICT機器を効果的に用いて授業を行うための研修でした。擬授業形式で楽しく学ぶことができました。
 教員には、指導力を上げるために様々な研修の場があります。中でも、身近な先生から技術を盗み、自身の指導に取り入れていくのが一番の研修となります。

7月26日(木) その1

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 昨日よりもまたさらに過ごしやすい朝を迎えました。夏休みの学習教室の3日目になりました。3日間続けて参加していた子にとっては、落ち着いてしっかり学習する時間がとれ、夏休みの宿題が順調に進んだことでしょう。
 写真は、高学年(5,6年生)の教室の様子です。6年生の各クラスには、田柄中学校から2人の生徒(中学2年生)がリトルティーチャーとして指導に入りました。小中連携の取り組みとして、何年か前から毎年来てもらっています。引率してくださった先生を含め、3名で6年生の指導に加わってもらいました。算数の復習問題を中心に、個別にていねいに教える姿が見られました。
 今日来てくれた中学生は、2年前はこの田柄小の6年生の教室に在籍していた2人です。当時、同じように夏休みの学習教室で中学生にお世話になっていた子ども達が、中学生になって母校に戻って後輩の指導に携わる姿は、とても頼もしく感じられます。
 明日からは、各家庭で学習を進めていくことになります。毎日計画的に学習ができるようにがんばってほしいと思います。

7月25日(水)

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 昨夜は、隣の愛宕神社で金魚市がありました。たくさんの先生達と一緒にお祭りの様子を見に行きました。浴衣を着た子ども達が来ていたり、家の人と一緒に金魚すくいを楽しんだりする様子を見ることができました。
 夜中に雨が降ったこともあり、昨日よりさらに過ごしやすく感じられる朝を迎えました。今日は、連日の猛暑日からやっと解放されるのかもしれません。
 今日は、夏休みの学習教室の2日目でした。どの学年も、たくさんの子ども達が登校してきていました。写真は、中学年(3,4年生)の様子です。夏休みの課題として取り組んでいる漢字ドリルの視写を行ったり、先生が用意した力だめしのプリントに挑戦したりしていました。
 学校でこのような学習教室があると、勉強がはかどるという子が多いようです。逆に言うと、家で自分から進んで夏休みの宿題をしようという気持ちがもてない子が多いということです。夏休み前に毎日の生活時程を考え、「○時から○時までは勉強の時間」と決めたとしても、なかなか自分から学習に向かうのは大変なことです。自分自身、昔の苦い思い出がたくさんあります。積もり積もって8月の下旬を迎えることになる・・・あの思い出です。人それぞれ、そういう失敗も大切なのでしょうが、少しでも子ども達の学習支援をと考え、3日間の学習教室を設定しています。
 4年生は、今月初めに家庭学習強化週間を設定し、2週間の取り組みを行っています。家庭の協力を得ながら、毎日きちんと学習するための取り組みでした。今後、2学期と3学期にも、期間を決めて続けて行っていくそうです。
 学校での学習時間だけでは、どの学年も全員になかなか基礎基本が定着していきません。家庭での復習を繰り返し行っていくことが不可欠です。普段は、そのために毎日の宿題が出されているわけです。ですから、最低限しっかり宿題が行われていなければなりません。4年生の取り組みは、さらに家庭との連携を図ることで、子どもの力を伸ばしていこうとするものです。今年度の4年生の取り組み状況を見て、来年度以降の田柄小の学力向上に結び付けていけるように検討していきます。

7月24日(火)

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 昨日、埼玉県の熊谷市で、国内での最高気温の記録を更新する41.1度を観測しました。都内では、青梅市で40度を超えたため話題になりませんでしたが、練馬区でも39.6度を記録していました。確かに昨日の暑さは尋常ではない気温でした。それに比べて、今朝は曇っていたこともあり、また連日の猛暑に慣れきっているためか、なんとなく涼しく感じてしまうほどでした。
 さて、今日から3日間の夏休み学習教室が始まりました。9時から10時までの1時間余りですが、申し込みをした子が登校し、1学期の復習問題に取り組んでいました。写真は、低学年(1,2年生)の様子です。
 1年生は、ひらがなの学習プリントや算数の復習プリントを行っていました。1学期の算数では、まだ簡単なたし算とひき算しか習っていません。計算問題に向かいながら、一生懸命指を折って答えを見つけている子もいました。
 2年生は、漢字や計算の復習問題のプリントが用意してあり、自分のペースで挑戦できるようになっていました。専科の先生方も各教室に入り、子ども達への支援をしたり、丸つけをしてあげていました。
 夏休み中に、どの学年も学習の課題が出されています。朝のうちに学習を済ませてから遊びに行くという習慣を、この夏休みのスタートの時期にしっかりと身につけさせてあげることが大切です。学年によっては、家の人が丸つけをしてあげる必要があるかもしれません。夕方、仕事から帰って来てからで結構ですので、その日のうちに大きな丸をつけてあげてください。

※学習教室に参加する予定で登校してきていない家庭には、担任からすぐに電話連絡を入れるようにしています。登校中に事故に遭ったりしていないかを確認するためです。よろしくお願いいたします。

7月23日(月) その2

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 午後は、1時から90分枠で、高学年の科学実験教室を行いました。「飛行機はなぜ飛ぶの?」という実験テーマで指導していただきました。
 まず、型紙に印刷された飛行機を切り取り、接着剤を使って組み立てていきます。一度紙飛行機を飛ばしてみてから理科室に戻り、飛行機が空を飛ぶ秘密について詳しく教えてもらいました。重さが何トンもある飛行機が空を飛ぶためには、風を受けて機体が上に上がるための力を得る必要があります。そのためには、主翼の形状や傾きが重要なポイントとなります。
 飛行機の主翼のふくらんだ形状がどのように力を及ぼすのかを、ドライヤーとスプーンを使って実験しました。ドライヤーから出る風に対して、スプーンのふくらみがある方が吸い寄せられるという実験です。(水を使っても確かめられます。蛇口から出る水にスプーンのふくらみを近づけると吸い寄せられる…。)
 また、ドライヤーの風にプラスチックのナイフを斜めに当てて、どちらに力が働くかという実験もしました。このことから、主翼の角度を調節することで、飛行機が進む上下の向きを変えることができるということが分かりました。
 理科室での実験から、紙飛行機の調整の仕方を学ぶことができました。そこで再度生活科室に行って、誰が一番遠くまで飛行機を飛ばすことができるかを比べ合いました。また、帰る前に体育館で短時間ではありましたが、飛行機を飛ばす競争もしました。
 ディレクトフォースの皆さんは、様々な企業で長年活躍され、研究や商品開発に携わってこられた方々です。その知識や技能を子ども達の科学教室に還元しようと日々努力されています。今日の高学年の実験内容は、航空機の設計やテストパイロットの経験から生まれたプログラムとのことです。

7月23日(月) その1

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 夏休みに入りましたが、毎日のように最高気温が上昇し、記録を更新する日々が続いています。そんな中、2年前から毎年開催している「夏休み科学実験教室」が行われました。
 午前中は、9時から低学年、10時半から中学年対象に、「冷却パックを作ろう」というテーマで実験教室が行われました。最近よくドラッグストアやホームセンターなどで、冷却グッズなるものが売られています。その中には、袋を破くと急速に冷やすことができる冷却パックがあります。実際は様々な原理が使われているようですが、今日は子ども達にも分かりやすい方法で、理科室で簡単にできる冷却のしくみを教えていただきました。
 指導していただいたのは、ディレクトフォースの皆さんです。今日は8名の方々に子ども達の指導をしていただきました。全体の指導をする先生の他に、各班に1名ずつ先生がついてくれるので、子ども達も安心して実験を行うことができました。
 使った材料は、尿素と水だけでした。尿素が水に溶けた時の「吸熱反応」を利用して、温度が下がるしくみをビニール袋の中で実験しました。電子てんびんで尿素の重さを量ったり、メスシリンダーで水の量を正確に測ったりと、低・中学年の子ども達に終始「実験」を意識させて指導していただきました。
 ビニール袋の中に入れた尿素の粉が水と混ざると、一気に温度が下がります。大きく変化したところでは、18度近い水温差があったので、ビニール袋を手で触るとひんやりとした感触がよく分かりました。
 毎回科学実験教室では、実験だけでなく、その原理なども分かりやすく説明してもらっています。尿素は、その名の通り体の中で作られる成分ですが、工場でも簡単に作ることができる薬品です。肥料の成分として使われるので、ホームセンターでも売られています。また、水に溶ける保湿効果があり、ハンドクリームの原料としても使われています。
 また、家庭で実験する時に、クエン酸を水に溶かしても吸熱反応を見ることができるそうです。(尿素の方が反応が大です。)
 低学年の部では、反応前と反応後の温度をデジタル温度計で測らせていました。中学年の部では、さらに2人組で30秒ごとの温度を記録させ、その変化をグラフに書かせていました。ディレクトフォースの皆さんは、様々な学校の子ども達への指導を通じて、どのように実験を楽しく学ばせるかというノウハウを常に高めています。

7月20日(金)

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 1学期最後の登校日を迎えました。当初は、体育館で終業式を行う予定でしたが、連日の猛暑のために、放送で行うことにしました。
 職員室の放送設備のマイクを取り、「おはようございます」と呼びかけると、校内のあちこちから元気のよいあいさつが返ってきました。放送での話では、・・・2学期の始業式を迎えた時に、「楽しく充実した夏休みだったなぁ」とか、「よし、2学期もがんばるぞ」という気持ちで会えるように充実した夏休みにしましょう。そのためには、学校の水泳指導に進んで参加すること、計画に沿って毎日少しずつ学習をすること、そして夏休みならではの宿題(自由研究や読書など)に進んで取り組むことが大切です。さらに、お手伝いをたくさんすることも欠かせません。しかし、そんな夏休みも健康な体がなければ、全てが楽しい思い出として残ることはありません。先月から今月にかけて、大きな地震や大雨の被害が報道されました。「自分の命は自分で守る」ということを、小学生にもしっかり指導しなければならない時代になってきています。交通安全や熱中症予防も含めて、自分自身の健康と安全に留意して、夏休みが楽しい思い出となるようにしてください。そして、9月3日の始業式に、全員が健康で元気な姿でまた会えるようにしましょう。・・・と言う内容で伝えました。
 続いて、児童代表の言葉は、3年生が担当しました。担任の先生に連れられて、1学期にがんばったことや2学期にがんばりたいことをしっかり話すことができました。(写真上)1学期に、体育の時間に鉄棒をがんばったそうです。だるま回りに挑戦してできるようになったことがよく伝わってくる内容でした。また、2学期は学芸会に向けてがんばりたいということも話していました。
 終業式に続き、1校時は各クラスで通知表(あゆみ)を渡す様子が見られました。一人ずつ名前を呼ばれ、担任の先生から1学期のがんばりやこれからの課題について話をしてもらってからあゆみを受け取りました。(写真中)1年生にとっては、小学校で初めて受け取る通知表でした。もらった子から、すぐにランドセルにしまうように言われていたようです。家庭に大切に持ち帰りますので、たくさん褒めてあげてください。
 どのクラスでも、担任の先生が椅子に座って通知表を手渡していました。理由は、子どもと同じ目線で話をするためです。今年からファイルに綴じて通知表を渡しています。中に挟んである学習と生活の記録(A4版1枚)は家庭で保管し、残りのファイルと表紙は保護者印を押して9月に返却するようにしてください。
 今日も様々なクラスが学級活動を行い、自分達で企画したレクを楽しんでいました。また、夏休みの生活についての指導があったり、休み中の課題についての話を聞いたりしました。夏休み前のワクワク感が、どの教室からもよく伝わってきました。
 5校時は、校内あちこちで大掃除が行われていました。教室内のあらゆるものをどかして、ほうきで掃いたりぞうきんで念入りに拭きとったりしていました。(写真下)大掃除は、長い休みに入る前の恒例の行事です。どの子もとても楽しそうに掃除をしているのは、夏休みが直前に迫っているからでしょうか。
 夏休み中も様々な取り組みが待っています。来週は、月曜日に科学実験教室、火〜木曜日は学習教室、そして金曜日から夏季水泳指導が始まります。さらに、土曜日は葉かげの集いもあります。この猛暑はまだまだ続きそうです。熱中症には十分に気をつけ、体調管理を万全にしてこれらの行事に参加させるようにしてください。(体調の悪い時は、無理に参加させないようによろしくお願いいたします。)

7月19日(木) その2

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 体育館の中も、かなり蒸し暑い状態です。朝は、運動委員会の発表集会がありました。明日も終業式を体育館で行う予定です。窓を全開にし、さらに体育館用の扇風機3台を稼働させて対応していきます。
 今日は、6年生が体育館で組体操の練習をしていました。マットを引いて、組体操で行う一人技を中心に指導していました。(写真上)ブリッジや肩倒立、水平バランスなど、夏休み中に自分の家でできるものばかりです。6年生の夏休みの課題の一つに、組体操の練習が入っています。自主的に行うことも大切ですが、家の人にきれいにできているかを見てもらうと、取り組みの意欲が増してくると思います。
 また、6年生は昨日、1学期最後の水泳指導がありました。9月6日の水泳記録会に向けて、自分の出場種目を決めているようです。あとは夏休み中の水泳指導に積極的に参加し、タイム測定をしながら力を伸ばしていきます。
 今日の給食は、全校児童が楽しみにしていた「セレクト給食」でした。パンとスープは全員共通ですが、メインのおかずと飲み物が違い、あらかじめ選んでおくことができます。Aの献立が「魚の香草焼きといちご牛乳」、Bの献立が「鶏肉の照り焼きとカフェオレ」になっていました。学校全体では、3対1の割合でBの献立を選んだ児童が多かったそうです。
 低学年の給食の様子を見て回りました。2年生の教室では、やはりBを選んだ子が多く、「肉が好きだから」という理由で決めたそうです。逆にAを選んだ子に理由を聞いてみると、「いちご牛乳を飲んでみたかったから」とか、「カフェオレが苦手だから」と、飲み物で選んだ子が多かったようです。
 1年生は、クラスによって大きく違い、1,2組は圧倒的にBが多く、3組はほとんどの子がAを選んでいました。事前のアンケート調査の時に、周りの子に左右されて丸をつけたのかもしれません。ちなみに、私はAです。魚大好き人間ですので…。
 1年生は、この3か月で給食の準備のし方や、残さずに食べようとする姿勢も含め、日々の給食指導が成果をあげてきたことを感じます。(写真下)献立表を見ていただくと分かりますが、毎日の給食で扱う食材はとても豊富で、変化にとんだメニューになっています。明日が1学期最後の給食となり、9月2日までは家庭でお昼を食べることになります。ぜひご家庭でも食事に気を配り、様々な食材から栄養をとるように考えてあげてください。・・・と言っているわれわれ教員も、食事の心配をしなければならない43日間がせまってきました。猛暑で食欲が落ちやすい頃ですが、食生活にはお互い気をつけましょう。

7月19日(木) その1

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 1学期の学校生活も、今日を入れて残り2日となりました。どの学年もそろそろ各教科の学習が終わり、テストを返却して直しをしたり、ドリルの残りを行ったりしているところです。
 2年生以上の学年では、1学期にたくさんの漢字を習いました。書き込んでいる漢字ドリルの熟語を見ると、画数の多い漢字や普段あまり使われない漢字も含まれています。(写真上)小学校6年間で、日常で使う基本的な漢字のほとんどを習うことになります。逆に言うならば、小学校での漢字の学習がとても重要であるということです。
 漢字の学習は、昔から繰り返し書いて覚えることが基本とされてきました。そして、文章の中で漢字を使わなければ忘れてしまうものです。夏休み中は、どの学年にも漢字の復習が課されています。(1年生はひらがなの復習)休み中も、1学期に習った漢字をていねいに繰り返し書くことで、しっかり漢字を書く力を身につけていけるようにしたいものです。2学期に入ってすぐに、漢字50問テストを実施する学年があるようです。目標をもって頑張るようにさせましょう。
 昨日も今日も、大きな水鉄砲を持って登校してくる子をたくさん見かけました。学級活動の時間に、水鉄砲を使ったお楽しみ会を企画したクラスがいくつかありました。今日も校庭に出ると、息苦しくなるような暑さを感じましたが、子ども達は水鉄砲を使って元気いっぱいに走り回っていました。(写真下)
 体操着に着替えたり、着替えを用意してきたクラスもありました。全身にたっぷりと水がかかった子も、校庭を走り回っていくうちにすぐに服が乾いてきました。担任の先生も、子ども達と一緒にびしょ濡れになって、1学期最後の学級活動を楽しんでいました。

7月18日(水) その2

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 3年生は、国語の時間に「ありがとうを伝えよう」という学習をしています。先日は封書の手紙の書き方について学習していましたが、今日は官製はがきの書き方についての学習でした。ちょうど暑中見舞いを出す時期です。田舎のおじいちゃん、おばあちゃんにはがきを書いていた子が多かったようです。(写真上)たくさん伝えたいことがあったようで、はがきの裏面にびっしりとメッセージを書き込んでいた子もいました。
 3年生は、あらかじめ日本郵便からはがきの書き方についてのテキスト(官製はがき付き)をもらい、子ども達の指導に取り入れていました。今日書いていたクラスは、すぐに正門前にある郵便ポストに投函していたので、明日かあさってにははがきが届くはずです。
 はがきの表面には、宛先や差出人の住所と名前を書きますが、その書き方についても学習しました。夏休み中に、友達や先生宛てに手紙を出してみるのも良いと思います。(暑中見舞いや残暑見舞いのはがきには、絵を添えるのも子どもらしくて良いものです。)
 今日は、5校時に集団下校訓練がありました。(写真下)大きな台風が接近してきているという想定で、登校班でそろって安全に下校するための訓練でした。今回の西日本豪雨災害では、大雨による河川の氾濫等で、たくさんの方が被害に遭いました。現在も避難生活をしていたり、復旧作業で大変な思いをされている方がたくさんいる状況です。1年前には、この田柄付近に大粒のひょうが降るということがありました。近年の気象災害は、予想のつかないことがたくさん起こり得ます。
 また、最近の高温続きでは、昨日愛知県で小学生が熱中症で死亡するという痛ましい報道がありました。本校では、金曜日の終業式まで、校外での学習は予定されていません。しかし、生活科でシャボン玉を飛ばしたり、学級活動で水鉄砲をしたり、水泳指導があったりと、中庭や校庭に出る機会があります。なるべく日陰を利用したり、担任が子ども達の様子に気をつけたりしながら指導するようにします。ご家庭でも、お子さんの健康管理を十分に行い、無理をして登校することがないようによろしくお願いいたします。

7月18日(水) その1

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 1年生が、生活科の「なつとともだち」の学習で、シャボン玉を作って遊んでいました。(写真上)シャボン玉液は学校で用意しましたが、ストローやうちわ(骨組みのみ)は各自で用意してきたものを使っていました。シャボン玉用の吹き口を持ってきた子も多く、そっと息を出すことで、大きなシャボン玉をふくらませていました。
 授業の後半には、外に出て大きなシャボン玉に挑戦していました。針金の輪にタコ糸を巻きつけると、巨大シャボン玉を作ることができます。1年生の先生達がその道具も用意しておいたようでした。また、うちわを持ってきた子は、一気に細かなたくさんのシャボン玉を飛ばすことができました。風に吹かれて空高く上っていくシャボン玉は、子どもも大人も楽しめるすてきな時間を与えてくれます。シャボン玉液を家で作る場合は、台所用液体洗剤と洗濯のり、砂糖(少々)に水を混ぜるとうまくいきます。
 4年生は、算数の時間にそろばんの学習をしていました。(写真下)3年生の時の3学期にも、3時間程度のそろばんの学習をしてきています。4年生では、1〜2時間扱いの単元ですが、大きな数や小数のたし算ひき算について、そろばんを使って勉強します。久し振りにそろばんを手にした子が多かったので、五玉や一玉を上げたり下げたりの操作が難しかったかもしれません。でも、位取りについては、そろばんはとても理解しやすいものです。
 再来年から、新しい学習指導要領による教科指導が始まります。3,4年生でのそろばんの学習は、引き続き教科書に残るようです。

7月17日(火)

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 猛暑が続いています。毎日の熱気がたまりにたまって、日に日に朝の最低気温が上昇してきているようです。今日の1,2校時は1年生が、3,4校時は4年生が水泳指導を行っていました。プールサイドに行ってみると、壁にかけてある温度計が40度を示していました。確か、昨日岐阜県で、39度を超えたというニュースがありました。日本列島全体に、しばらくこのまま高温の毎日が続く気配です。
 そんな中、子ども達は1学期最後の週の始めとなる今日も、元気よく登校してきました。そして、朝休みから校庭に出てボールを追いかけているくらいですから、暑さをものともしない子達は、とてもたくましく感じられます。
 土曜日の公開日に学校にお越しいただき、校内での空調の様子がお分かりいただけたと思います。1階から3階に上がるほどエアコンをつけていても気温が高い状態です。屋上の熱が伝わるためか、暖かい空気が上に行くためか…。エアコンと扇風機の併用をしながら授業を行っています。何年か前から特別教室にもエアコンが入りました。ただ田柄小では、外国語活動の授業がある多目的室にエアコンが入っていません。今日は、5校時まで5,6年生の外国語活動が毎時間行われていましたが、ALTのケリー先生は汗びっしょりで授業をされていました。
 2年生の図工の時間に、紙コップにタコ糸を張って音を楽しむ工作をしていました。糸電話のように紙コップの底に糸を固定してぴんと張り、濡れぞうきんで糸をこすると不思議な響きが聞こえてきます。
 製作中に、短い竹ひごにタコ糸を結びつけることになりました。「棒に糸を結びつける」ということが、2年生にとってはまだ何人もの子にとって難しいことであると分かりました。靴ひもを結ぶのとは違い、1本の糸を竹ひごに巻きつけてから、普通にかたくしばるだけなのですが、経験がないからできないのでしょう。指導をしていた図工の先生が教えて回るだけでは足らず、できる子が「先生!」と子ども達から呼ばれながら、教えて回っていました。(写真上)こういう手先の体験は、子どものうちにたくさんしておくべきです。
 中休みに、今学期最後のたてわり班活動がありました。1年生から6年生までのメンバーで構成されたたてわり班が活動教室に集まり、室内遊びを楽しみました。今回も6年生が中心になって遊びをリードしました。
 校内の各教室を見て回ると、ジャンケン列車をしていた班がいくつかありました。(写真中)音楽が止まったところで先頭の子同士でシャンケンをして、負けた列が勝った列の後ろにつきます。最後に長い列の先頭に残った子が優勝です。様々な学年の子が参加するので、いろいろな大きさの貨物列車ができます。また、相手の肩に手を置くことで、親密感がわいてきます。
 よく、幼稚園・保育園と1年生との交流会や、全校での集会などでジャンケン列車が行われます。一方、先月の5年生と6年生の移動教室でも、キャンプファイヤー(5年はキャンドルファイヤー)の際に学年レクとして行われていました。「ジェンカ」の音楽を流し、友達の肩に両手をかけて、踊りながらジャンケン列車をしていきます。・・・結局何年生になっても楽しめるゲームなのですね。
 4年生は、図工の時間に「マイ黒板」の製作に取り組んでいます。名前版画で使った板を電ノコで切り、小さな黒板を作っていきます。今日は、電ノコを使って板を真っすぐに切る作業に取り掛かっていました。(写真下)
 電ノコは、板を曲線状に切る時によく使われます。真っすぐに切るのなら簡単・・・と思ってはいられません。板にちゃんと定規で直線を書き、電ノコを通していく線が引かれていても、切っていくうちに削りかすが板の上をおおい始めます。鉛筆で引いた線を見つけようと、あわてて息を吹きかけていくうちに、電ノコの刃が線からはみ出でいた・・・ということが起こりやすいのです。
 また、電ノコを使うのは、4年生が初めての経験です。安全に正しく使えるように今回できるようになれば、次回曲線を切る時にも安心です。

7月14日(土)

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 今日は、7月の第二土曜公開日でした。そして、道徳授業地区公開講座として、全学級の道徳の授業公開、並びに体育館にて講演会を開催しました。大変暑い中をたくさんの方々にご参会いただき、どうもありがとうございました。
 1校時は、1〜3年生の道徳の授業がありました。どの学年も、同じ資料を使って授業が行われていました。1年生の「きんのおの」は正直な心、2年生の「黄色いベンチ」は公徳心(みんなで使う物を大切にする気持ち)、そして3年生の「マリーゴールド」は勤労について考える内容でした。道徳の授業では、後半に自分の日常生活に置き換えて考える場が設定され、その部分がとても大切になります。
 2年生の「黄色いベンチ」は、昔からよく道徳の時間に使われてきた資料です。男の子が、公園のベンチに泥の付いた靴のままあがって、紙飛機を飛ばして夢中で遊んでいました。しばらくして、女の子がそのベンチに座り、スカートを汚してしまいます。女の子とその祖母のやりとりを見聞きしていた二人は、自分達がベンチを汚したために女の子のスカートが汚れてしまったことに気づくという内容です。(写真上)
 自分の物は大切にすることができても、公共物を大切にしようという気持ちは、わかっていても行動が伴わないことが多いものです。掃除の時間に、ごみ箱を引きずりながら運ぶ子や、ほうきの柄で階段の手すりをたたいている子を見かけて、よく指導することがあります。自分の家ではそういうことはしないはずです。「学校のもの=みんなのもの」・・・だから、自分の物以上に大切にしなければならないということを教えていかなければなりません。ただし、そうじの時間に私が指導したのは、生活指導です。道徳の授業は、すぐに自分の行動を変えさせるために行っているのではありません。
 2校時は、体育館で講演会を行いました。本校のスクールカウンセラーをされている長嶋先生に講演していただきました。(写真中)長嶋先生には、毎週木曜日に子ども達や保護者の相談にかかわっていただいています。また、放課後は校内の先生方ともかかわり、日々の指導への助言をしていただくこともあります。
 講演の中で、「子どもの心の声を聴く」ことが大切であるというお話がありました。そのためには、子どもに共感的にかかわることが欠かせません。そして、「子どもに解決できる知恵があることを信じること」「子どもの言動の裏にある気持ちを感じること」「子どもに接している自分自身の心の声も聴くこと」「子どもにかかわっている自分自身にも優しくしてあげること」について、分かりやすくお話しいただきました。
 また、子どもへの声のかけ方を少し変えてみるという話から、「声かけ変換表」の資料をいただきました。少し意識して取り組んでいけたら、きっと子どもの受け取り方も変わっていくのだろうなと思いました。
 3校時は、4〜6年生の道徳の授業がありました。4年生の「このままにしていたら」は規則尊重、5年生の「一ふみ十年」は自然愛護、そして6年生の「手品師」は誠実な心について考える内容でした。
 6年生が学習していた「手品師」も、よく研究授業でとりあげられている定番の資料です。(写真下)大劇場のステージに立つことを夢見て、日々腕をみがいていた手品師が、ある日しょんぼりしている男の子に出会います。手品を見せてやることにより、その男の子は元気を取り戻し、次の日も手品を見せることを約束しました。その夜、大劇場に出るチャンスがあることを知らされた手品師は、大劇場のステージに立ちたい気持ちを捨て切れずに悩みます。そして次の日、たった一人の小さなお客さまを前にして、次々とすばらしい手品を演じるという内容です。
 道徳では、資料でねらいとする価値項目をはっきりさせて授業を進めないと、子ども達の考えがあらぬ方向に行きがちです。そのために、教員の発問の仕方や子どもの考えの取り上げ方が重要になってきます。今後も校内研究を中心に、道徳の指導法について研鑽を積んでいきます。本日は、どうもありがとうございました。

7月13日(金)

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 一昨日、1年生がツバメのヒナを見に行ったニュースについて、様々な方から感想をいただきました。駅と学校とのちょうど通り道にあるお宅なので、今日も学校に来る時に気になってそのお宅の前を通ってきました。盛んにツバメがさえずりながら飛び回っていたので、いよいよ2羽のヒナが巣立つ時になりました。これからは自分でエサをさがしに行ったり、敵から身を守ったりしなければなりません。巣の中にいた時の様子を見せてもらっていただけに、なんとなく情が湧いてしまいました。
 今日からまた暑い毎日が続きそうです。昨日の朝、雨のためにできなかった体育朝会を校庭で行いました。体育着に着替えた全校児童が体育館向きに集合し、ラジオ体操の練習を行いました。運動委員会の児童が前に出て、しっかりお手本を見せて行いました。ちなみに、夏休みの最後の週に毎朝校庭でラジオ体操があります。その時も運動委員会の児童が体操の見本を示す予定です。
 校庭の向こう側には、愛宕神社の森が茂っています。ラジオ体操の音楽とともに、セミの声が聞こえてきました。(写真上)今年は梅雨明けが早かったので、地中のセミたちは出てくるタイミングが難しかったのかもしれません。いよいよセミの大合唱がこれから続くことになりそうです。
 4年生は、社会科で東京都の学習をしています。同時に、この1学期に東京都内の区市町村の名前を覚えられるように練習をしてきました。23区の名前だけでも大変そうですが、「市町村」も含めるとかなりな数になります。(東京都には、たくさんの島もあります。)今日は、どれだけ覚えられたかの確かめテストをしていました。(写真中)
 とにかく暗記するだけのことですが、こういう学習は決して無駄にはなりません。今覚えておけば、きっと大人になっても覚えていて役立つものです。私は、4年生の時に都道府県名と県庁所在地を全て覚えました。今でもはっきりとその頃の担任の先生の指導が心に残っています。その頃NHKの教育テレビで、夕方6時から「こどもニュース」という番組が放映されていました。全国各地の話題が出てくるので、その都道府県がどこにあるのかを調べながら白地図に書き込むことが宿題になっていました。それから日本地図を見るのが楽しくなり、家族で旅行に行った時に地図帳を開いて通った道をたどってみたりと、興味関心がずっと続いていきました。
 ところで、23区の場所と名前を全て言えるでしょうか? 長らく東京都の教員をしていますが、私は正直なところ全てを答えられる自信はありません。(埼玉県民であることと、ほとんど練馬区の学校に勤めていたから、という理由にしておきます。)
 5年生の理科の授業も、1学期最後の学習に近づいてきました。「人のたんじょう」の単元です。メダカの誕生の仕方については、水槽で実際に育てながら、すでに学習してきました。続いて人の誕生について、資料やビデオを見ながら学習します。電子顕微鏡で見る人の受精卵の変化は、ビデオの資料でしか知ることができません。たった一つの小さな卵子が受精した後に分割し始め、やがて人の形に近づいていきます。とても神秘的な仕組みです。
 そして不思議なのは、最初から人間の形をしているわけではないということです。魚のような形から爬虫類のような形になり、そして人らしき形へと変わっていくのです。「生命は、系統発生を繰り返す」と言われるゆえんです。・・・人は、魚類から両生類、爬虫類、そして哺乳類へと進化してきたと言われていますが、その進化の過程がお母さんのお腹の中で繰り返されて人は誕生するという考え方があります。
 ビデオでは、最後に赤ちゃんが産まれてきて、へその緒を切るシーンが映し出されていました。(写真下)人の誕生を学習した5年生の心の中に、理科の知識以外に心に残ったものがたくさんあったのではないかと思います。

※明日の2校時は、体育館にて講演会があります。本校スクールカウンセラーの長嶋先生の講演会です。体育館は冷房はありませんが、先日届いた大型扇風機を使うことを考えています。たくさんの方々にお越しいただけますよう、よろしくお願いいたします。(うちわや扇子、タオルを用意してご参加ください。)

7月12日(木)

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 4年生が算数の時間に、「東京ベーシックドリル」の問題に取り組んでいました。(写真上)東京ベーシックドリルは、基礎的・基本的な内容を繰り返し学習できるようにまとめてあるものです。小学校用のベーシックドリルには、国語・算数・社会・理科の4教科があり、東京都教育委員会のホームページから全てダウンロードできるようにもなっています。(診断シートだけでなく、解説シートと練習シートもあります。)どの教科も、それぞれの学年で習う基本的な学習内容が出題されているので、前の学年に戻って定着度を確かめることができます。
 学校によって様々な使われ方が工夫されています。朝学習の時間に使ったり、算数の少人数グループ分けをする際の診断テストとして使う場合もあります。田柄小では、算数のベーシックドリルを使い、1学期の終わりのこの時期に各学年で取り組むようにしています。今後は、夏休みを中心に先生方で採点・集計をしておき、2学期以降の算数の指導法や授業改善に生かしていきます。
 各教室では、1学期のまとめの学習をする傍ら、4月から始まった学級づくりの振り返りをする頃に差しかかっています。6年生以外の学年は、4月から新たな仲間での学級がスタートしました。3か月が経ち、担任の先生の指導のもと、それぞれの学級カラーが見え始めてきている頃です。
 1学期の締めくくりのこの時期は、どこのクラスでも学級活動としてみんなで楽しめる活動(いわゆるお楽しみ会)を計画します。学級会を開いて、その活動の内容やルールなどを話し合う様子があちこちで見られるようになってきました。(写真中)お楽しみ会の当日の活動ももちろん大切ですが、学級会を開いて意見を出し合う場面がより重要です。どこのクラスの学級会を見に行っても、議長団を中心とした子ども達がしっかりと話し合いをまとめています。2年前まで取り組んできた校内研究「特別活動」が、きちんと子ども達に定着していることがよく分かります。
 3年生は、国語の時間に「ありがとうを伝えよう」という手紙の書き方を学ぶ学習をしています。今まで3年生は、離任式の手紙など、お世話になった方への手紙を書いた経験があります。しかしそれらは、内容だけであり、きちんとした手紙の形式として書かれたものではありません。また、はがきを出した経験がある子はたくさんいますが、封筒で手紙を出すというのは、ほとんどの子が初めての経験です。
 今日は、手紙を書く際の全体の形式について学習していました。(写真下)「始めのあいさつ」では、季節の言葉を交えて書き始めます。次の「本文」では、伝えたい内容(何に対して「ありがとう」なのか)をはっきりさせて書いていきます。そして「結びのあいさつ」での書き方を習います。
 手紙を出す宛先については、保護者の方々にお願いして決めてきてあるようでした。親戚のおじいちゃん・おばあちゃんや、田舎に住んでいるいとこに手紙を書くという子もいました。手紙の内容だけでなく、封筒の宛先や差出人の書き方についてもこれから学習していきます。
 自分で書いた手紙が、切手を貼って遠い親戚まで届くというのは、子ども達にとってはとても不思議であり、またうれしいことでしょう。手紙の宛先が、夏休み中に久し振りに会う親戚であったならば、より一層子ども達の思いは高まるはずです。

7月11日(水) その2

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 先日は、3年生の理科の学習で、ゴムの力で車を動かす実験の様子を紹介しました。今日は、体育館で風の力で車を動かす実験を行っていました。最初は、理科室から持ってきたサーキュレーターを使って風をあてて、どのくらい車が進むのかを調べていました。3年生用の実験セットはうまくできていて、風を受けるためのヨットの帆のような部品を車に取り付けることができるようになっています。
 体育館には、先日大型扇風機がきたばかりで、いかにも3年生の実験で使ってくださいと言わんばかりに置いてありました。「勉強のためなら使いましょう〜!!」ということで、さっそく大型扇風機の風で車がどこまで動くのかを実験してみました。(写真上)勢いよく進み始めた車は、体育館の端の方まで気持ちよさそうに走って行きました。子ども達も大喜びでした。(車に取り付けた帆の大きさで進み具合が違ってくることに、子ども達は遊びながら気がついていきます。)
 今日も練馬で、35度近くまで気温が上がりました。3,4校時に水泳指導を行った5年生のプール日誌を見ると、気温38度と書いてありました。校庭に出ると、プールから5年生全員のかけ声が聞こえてきました。検定を受けている子ども達に、励ましの声援を送っていたようです。
 校庭の南にある砂場では、1年生が生活科の学習をしていました。「砂遊び」です。「砂遊びが勉強?」と思われるかもしれませんが、ちゃんと生活科の「夏とともだちになろう」という単元に、「土や砂で遊ぼう」という学習が含まれています。身近な自然や身近なところにあるものを使って、遊びを工夫しながら自然の不思議さに気がつく・・・という目的で学習します。
 くんできた水を砂場に入れ、水がしみ込んでいく様子や、水の加減で土が固まったりやわらかくなる様子など、手や足の感覚を使って様々な学びがありました。(写真下)保育園や幼稚園でも泥んこ遊びを経験してきたと思います。一説によると、子どもの頃の砂遊び・泥遊びの経験が、後々の成長にとても大切であると言われています。
 5年生の田植え体験や、吉田さんの畑での種まき・収穫体験で、手を汚すことを嫌がる子が時々見られます。(サクラ草の植え替えを指導する時も…)手は汚れたら後で洗えば済むことです。自分の手でしっかり土や泥をつかめる子どもであってほしいものです。

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