「わくわく・どきどき」の学びを目指して

1月31日(木) その2

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 4校時は、5年2組の国語の授業観察に行きました。「推薦します」という単元で、「目的や意図に応じた話の構成を工夫しながら、適切な言葉遣いでスピーチができるようにする」ことをねらいとした学習です。
 今日の授業では、まず自分自身の委員会活動のことを振り返り、どんな人物が委員会の仕事にふさわしいのかを考えさせていました。今後は、教科書の例を参考にしながら、スピーチするメモをつくって練習し、一人ずつ発表する場を設ける予定です。推薦理由を述べることで、聞いている人にその人の良さが伝わるようなスピーチをめざします。国語の学習では、主に「読むこと」、「話すこと」、「書くこと」がありますが、この単元では「話すこと」を中心に力を伸ばしていきます。(写真上)
 5校時は、2年1組と4年3組の授業観察がありました。2年1組では、「お年玉をもらったけれど」という資料を使った道徳の授業が行われていました。(写真中)
 修二君は、お父さんとお年玉を使ってサッカーボールを買おうとしていました。買い物に行く前に友達と出会い、お店でサッカーのカードを買いました。なかなか欲しいカードが出てこなかったので、ついたくさん買ってしまいました。午後、お父さんとスポーツ店に行ったら、残ったお年玉でサッカーボールを買うことができませんでした。・・・道徳の内容項目の「節度・節制」にあたる資料です。お金を無駄遣いしてしまうことは、だれにでもよくあることです。子ども達からは、様々な経験談が出されていました。
 4年3組は、理科室で「すがたをかえる水」の実験をしていました。「水は温め続けるとどうなるか」というテーマに対し、子ども達は様々な予想を立てていました。「ぶくぶくしてお湯になる」、「湯気が出てくる」、「どんどん温度が上がっていく」、「量が増える」、「量が減る」・・・ビーカーに水を入れてコンロにかけ、火をつけてから1分おきに温度を測り、変化の様子を記録していきました。(写真下)
 沸騰が始まり、さかんにあわや湯気が出始めました。しかし、温度計は95〜96度で止まったままでした。やかんや鍋を使ってお湯を沸かす経験はどの子にもありますが、沸騰するまでの様子をじっくり観察するのは初めてだったようです。今後は、沸騰した時にビーカーの底から出る泡の正体について学習していきます。

1月31日(木) その1

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 昨日の夕方、以前から注文していた校舎案内板が届き、児童昇降口に取り付けてもらいました。今朝登校してきた子ども達がさっそく気付き、自分の教室の位置を指さしていました。(写真上)
 今まできちんとした校舎案内図がなく、学校公開のたびに拡大コピーしたものを掲示していました。それも、掲示する方向によって分かりずらいということがありました。特に学校公開の際に、特別教室の場所を聞かれることがしばしばありました。田柄小は、3階に渡り廊下がないところが難点なつくりではありますが、この表示板で少しは分かりやすくなったと思います。
 今回新しく作ってもらった案内板は、1年生の靴箱付近にある北向きの壁に取り付けてあります。(この場所の方が、校舎の方向に合わせて見やすいはずです。)教室表示は磁石式になっているので、年によって教室の位置が変わっても変更することができます。
 2校時に、1年1組の子ども達が校長室にやってきて、手紙を届けてくれました。国語の時間に、「てがみでしらせよう」という学習をしたようです。自分ががんばっていることや、知らせたいなと思ったことを手紙で伝える学習です。
 6人の子から手紙をもらいました。なわとびをがんばっていること、休み時間にドッジビーをしていること、入学してくる1年生のために歌の練習をしていること・・・他にも、サクラ草のつぼみが出てきたことを教えてくれる内容の手紙もありました。(「なにいろになるかたのしみです。」と書いてありました。休み時間に見に行ったら、その子のサクラ草は、ピンク色の花がもう咲いていました。)どの手紙も、一文字一文字ていねいに書いてあり、楽しい絵が添えてありました。
 副校長先生に届けに来た子ども達もいました。(写真中)それぞれいろいろな先生達に手紙を書いて渡しに行っていました。他のクラスも、これから手紙の学習をしていくようです。
 3校時は、1年1組の体育の授業観察に行きました。体育館での「とび箱を使った運動遊び」の授業でした。1年生としての成長を大きく感じたのは、道具の準備や片づけの場面でした。マットやとび箱、ふみきり板と、グループごとにたくさん用意するものがありましたが、友達と協力して正しく持ち運びができていました。
 低学年では、「とび箱運動」ではなく、「とび箱を使った運動遊び」です。とび箱やマットの上で、いろいろな体の動きを楽しむことがねらいとなっています。今日の授業では、体育館を広く使って4つの練習場所が用意されていました。それぞれの練習場所には、「ピタッとコース」、「ピョンピョンかえるコース」、「なんかいでいけるかなコース」、「大きくジャンプコース」という名前かつけられていました。そして、4つのグループが順番に全ての場所で運動できるようになっていました。とび箱にまたがったり、とび越えたりと、子ども達は自由にとび箱遊びを楽しみました。(写真下)

1月30日(水)

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 1校時に、3年3組の授業観察を行いました。道徳「みんながくらしやすい町」の資料を使った授業でした。道徳の教科書では、読み物の資料がほとんどですが、今日の学習は絵を見て考える資料になっていました。駅前の様子の絵から、ところどころで親切な行動をしている人を見つけていきました。(写真上)
 絵をよく見ていくと、お年寄りや赤ちゃんを抱っこしたお母さん、目の不自由な人、車いすに乗った人などに対して、親切にしている場面が見つかります。そこで、教科書では次のページに「ユニバーサルデザイン」に関する読み物資料が載せてあります。
 ユニバーサルデザインは、障害の有無や年齢、性別、国籍などにかかわりなく、誰もが等しく使いやすいように、安全で便利な都市や製品を実現しようとする考え方をいいます。信号機や点字ブロック、玄関前のスロープ、だれでもトイレ等…いたるところにこのユニバーサルデザインが使われています。
 3校時は、3年1組の体育の授業観察を行いました。校庭で、「ナイスボール」のゲームを中心に授業が行われていました。先週、2組の授業のところで説明したように、ボールをパスしながら攻めていき、ゴールマンが逆さまにした三角コーンを使ってボールを受け取ることができたら得点になります。
 田柄小は校庭が広いため、大きなコートを3面とり、全6チームが一斉に試合をすることができます。そのため、十分に運動量が確保できます。また、試合の後には、芝生広場でチームごとに集まり、振り返りをしたり次の作戦について話し合ったりすることもできます。(写真中)
 ボール運動は、どの子も大好きな種目です。試合中にボールの取り合いになった時、試合をストップしてじゃんけんしていたのが微笑ましく感じられました。
 今日は、3年生にとって待ちに待った大根の収穫体験の日でした。給食後、3年生が東門を出てすぐの吉田さんの畑に出かけていきました。大根の種は、9月に一度蒔きました。しかし、10月の台風で流れてしまい、その後に種を蒔き直してもらいました。3年生は、11月上旬に間引き作業を体験させてもらいました。その間引きから2か月半、ようやく収穫の時を迎えることができました。
 収穫させてもらった大根は、青首大根です。青々と茂った葉の下に、畑からニョキッと大きな大根が顔をのぞかせていました。吉田さんの説明を聞いてから、一人1本ずつ大根を抜きました。葉っぱを束ねて持ち、真上に引き抜きます。ところがどっこい、なかなか大根は抜けません。中には友達に手伝ってもらってやっと抜けた子もいました。1月は全くと言っていいほど雨が降らなかったため、畑はカラカラでした。それだけに余計大根が抜きにくかったようです。(写真下)
 吉田さんからは、「葉っぱもおいしいから食べてくださいね。」、「大根おろしにすると大根のおいしさが良く分かるよ。」、「新鮮なうちに食べた方がいいよ。」と、いろいろな情報を教えていただきました。さあ、3年生の子ども達は、今日の夕飯にこの大根をどう料理してもらって食べることやら・・・3年生の保護者の皆さん、よろしくお願いします。
 「大根おろしの汁は捨ててはダメ。栄養がたっぷりあるんですよ。」という話もありました。ちょうど昨日の夜、テレビでもやっていました。私も吉田さんから大きな大根をいただいたので、今日の夜は大根おろしで味わってみたいと思います。

1月29日(火) その2

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 1年生は、生活科の時間に「もうすぐ2年生」という学習をしています。2年生になるための学習の一つとして、2月に幼稚園や保育園との交流会を行います。近隣の幼稚園や保育園の年長さんに来てもらい、学校の様子を紹介したり、一緒に遊んだりする活動を通して、自らが2年生に進級する心構えを高めていきます。
 今日は最初に、「幼稚園や保育園の子ども達が、どんな気持ちで学校にやって来るのだろう」ということを考えさせました。そして、「どんなことを教えてあげたいか」について意見を出し合いました。「勉強について」、「登校班について」、「給食について」、「休み時間について」…と、いくつか教えてあげたいことが決まりました。
 次に、クラスの全員が分担し、教えてあげるコーナーに分かれることになりました。自分の名前が書いてある磁石を黒板に貼り、第一希望をとりました。予想はつきましたが、「給食について」のコーナーにたくさんの子が偏りました。先生が、「人数の少ないところに移ってもいいよという子はいませんか?」の一言で、何人かの子が黒板に出てきて自分の名前を移動させていました。(写真上)
 周りの子の気持ちや、クラス全体のことを考えられる子が出てくると、それを見ていた他の子ども達の心にも響いていきます。学校生活ではこういう場面がとても大切です。
 家庭科室では、5年生の子ども達がせっせと机の上を磨いていました。雑巾で拭くだけでなく、汚れを落とす特別なスポンジを使って掃除をしていました。机の上は、気持ちが良いほどピカピカになってきました。(写真下)
 家庭科の学習は、調理や裁縫だけではありません。5年生の家庭科の時間では、掃除についても学習します。掃除の手順や、掃除する場所、汚れの落とし方など、「家庭科」と名がつく教科ならではの学習内容です。さっそく実習を・・・ということで、家庭科室の机をきれいにすることになったようです。家庭科講師の大橋先生によると、他のクラスには流しの掃除など、きれいにしてもらうところはまだたっぷりあるそうです。
 今日の6年生との会食会は、2組から6名の子が応接室に来ました。一人の男の子に好きな教科を聞いたら、「図工、家庭科、理科」を挙げました。家庭科は、裁縫があるので楽しいとのこと・・・現在は、家庭科に対する男女の隔たりは一切ありません。

1月29日(火) その1

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 1校時に、2つのクラスの授業観察を行いました。4年2組は、校庭で体育の授業があり、「タグラグビー」に取り組んでいました。(写真上)
 ボールゲームの授業は、子ども達にとっては体育の学習の中で最も関心があり、大好きな運動です。一方、ボール運動が苦手な子も何人かいます。サッカーやバスケットボールとなると、ドリブルの技術が必要となり、得意な子との技能の差は顕著です。そのため、ボール運動が苦手な子にとっては、ゲームになかなか参加できないということにもつながりやすいものです。
 そこで、最近よく小学校の体育の授業で取り上げられているのが、「タグラグビー」です。「ラグビー」と名がつくだけに、ラグビーボールを持ってゴールラインに向かって走ることや、真横か後ろにいる味方にパスをする(前方にはパスを出せない)というルールは、一般のラグビーと同じです。
 違いは、タックルがないということ・・・その代わりに、腰に巻いたベルトについている「タグ」が大事なルールとなります。ボールを持って走る相手のタグを取ると、相手はその時点で走ることができず、その場でボールをパスしなければなりません。ラグビーにしっぽ取りのルールをくっつけてゲームにしたのが「タグラグビー」です。個人差や男女差をなくし、子どもたち全員が楽しめるボール運動として全国に広がっているボール運動です。
 相手の動きを見ながら走り回ったり、タグを取るために追いかけるということであれば、どの子も参加しやすいゲームになります。そして、運動量もたっぷり確保できます。田柄小では、毎年4年生でこのタグラグビーを体育の時間に指導しています。
 今年の秋に、ラグビーワールドカップの日本大会が埼玉県熊谷市を中心に開催されます。タグラグビーを通じて、子ども達のラグビーへの関心が高まることにも期待したいと思います。
 もう一つ、1校時に音楽室で3年1組の授業がありました。木琴や鉄琴の奏法を学ぶ授業でした。3年生は、春からリコーダーの奏法を学んできました。現在、「バフ」という曲に取り組んでいますが、リコーダー合奏はほとんどの子ができるようになりました。そこで今度は、鉄琴や木琴といった音板打楽器に新たに挑戦していきます。
 まず、マレットの持ち方や打ち方を習いました。そして、音楽室内にある全ての鉄琴や木琴を使って、グループに分かれて練習をしました。(写真下)今まで、高学年が合奏する場面や、音楽委員会の児童が演奏する場で見たことのある楽器です。初めて演奏する楽器に向かうことができるのは、3年生にとってはとても楽しみだったようです。高学年用の鉄琴や木琴だったので、中には背伸びをしながら練習をしている子もいました。

1月28日(月) その2

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 給食の時間が終わってから、今月の「たがら元気アップタイム」がありました。全校児童が体育館や外に出て、クラスごとにきめられた運動に取り組む時間です。掃除の時間と昼休みの時間を使って行うので、たっぷり30分は運動することができます。
 4年1組の今回の運動は、体育棒を使った運動遊びでした。(写真上)1mほどの棒を一人1本ずつ持って円になり、「せ〜の」のかけ声で隣の子の棒をつかみに行きます。棒が倒れる前に、すばやく移動しなければなりません。この「棒キャッチ」は、すばやい反応と俊敏な動きを高めるとともに、集中力も必要になります。体育棒1本で、他にも様々な運動を行うことができます。
 午後から少し日差しが出てきたものの、風が冷たく感じられました。元気いっぱいに運動する田柄小の子ども達にとっては、それも心地よい風だったようです。
 6校時に、3年2組とけやきルームの授業観察を行いました。3年2組は、校庭で「ナイスボール」というゴール型のゲームを行う体育の授業でした。4年生でポートボール、5,6年生ではバスケットボールを行いますが、その前段階として、3年生でナイスボールを指導しています。ボールを移動させるのは、味方へのパスのみとし、ゴールマンが手に持っている逆さまにした三角コーンにボールを入れたら得点となります。ゲームが始まると、子ども達は必死にボールを追いかけていきました。(写真中)
 先週に続き、今月2回目の「放課後学習教室(地域未来塾)」がありました。2年生の子ども達は5校時後、3年生は6校時後、北校舎の2階の教室で指導を受けています。2年生は、九九の復習プリントや、繰り上がりのあるたし算筆算に挑戦していました。
 指導スタッフの方々が赤ペンを持ちながら、プリントが終わった子の答え合わせをし、合格シールを貼ってあげていました。また、子どものつまづきを見つけると、懇切丁寧に個別指導をする姿が見られました。(写真下)なかなか放課後に子ども達を残して指導することができない学校側としては、とても助かっています。受講料は無料・・・これも大変ありがたいことです。

1月28日(月) その1

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 今日の全校朝会は、「継続は力なり」という言葉について話をしました。
 ・・・一つのことを続けていくというのは、とても難しいことです。「がんばりたい!」、「よし、やろう!」と思ったことは、誰でも最初は張り切って取り組むものの、次第に気持ちが薄れてくる場合があります。
 そこで今日は、「継続は力なり」という言葉についてお話をします。「小さなことでも、毎日毎日少しずつ続けていけば、やがて大きな成功につながる。」という意味や、「物事を成し遂げるまであきらめずに取り組み続けることは、それ自体がすばらしい力である。」という意味でも使われます。
 この「継続は力なり」という言葉を、自分の人生で身をもって示してくれた日本人がいます。日本のプロ野球で活躍し、アメリカの大リーグに移って活躍したイチロー選手です。野球が好きな子は、よく知っているのではないでしょうか。イチロー選手は、打撃も守備も、そして走ることにも優れた野球選手で、数々の記録をつくり上げました。そのイチロー選手が、あるインタビューでこう答えたことがあります。「僕には野球の才能はありません。でも、続けることが出来ることを才能と呼ぶのなら、僕にはその才能があります。」…イチロー選手は、小さい頃からプロ野球選手にあこがれ、毎日毎日バットを振ったりキャッチボールをしたりと、コツコツと練習を続けてきました。生まれながらにして特別な力をもっていたからプロ野球選手になれたのではなく、何年も練習を欠かさずに行ってきた、その結果プロ野球選手になることができたというのです。・・・
 最後は、なわとび月間の取り組みや、毎日の宿題を行う習慣を例に、「継続は力なり」を心がけていくように話をしました。保健室前の掲示板に、全校朝会で使った拡大コピーの紙を貼りました。先週の5年生の社会科見学の写真資料を掲示したこともあり、休み時間にたくさんの子ども達が集まってきていました。(写真上)
 4校時に、算数少人数教室に行き、授業観察を行いました。5年生の算数で、「正多角形と円周の長さ」の単元における最初の学習場面でした。5年生は、今まで正三角形や正方形の図形の定義について学習してきています。また、五角形や六角形といった定義についても学習済みです。今回は、「正多角形」としてそれぞれの図形の特徴・きまりについて学習していきます。
 授業では、折り紙に円を描き、3回折ってから切り取ることで、正八角形を作りました。(写真下)そして、辺の長さを測ったり、角の大きさを調べたりして、図形の特徴をまとめていきました。
 教科書には、いろいろな傘を上から見た写真が載っています。(今日の授業の導入でも使っていました。)開いた傘を上から見ると、正五角形、正六角形、正八角形、正十二角形の図形をしている写真です。子ども達からは、「だんだん円に近くなっていく。」という気づきがありました。この単元の後半では、円周の長さを求める式を証明する学習があります。その時に、「正多角形の角を増やしていくと円に近付く」ということを利用することになります。

1月25日(金)

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 1校時に、図工の授業観察に行きました。4年3組の図工の時間で、「スッチーハウス」という教材に取り組む最初の授業場面でした。
 スッチーハウスとは、マシュマロのような形の小さなスチロールを使って人形を作り、その人形が住む家を段ボール紙で製作していく工作です。どの学年の児童も、図工の学習の中で「工作」の時間が大好きです。今日は、まずスチロールで作る人形の「スッチー君」の製作から始めました。
 ペンで顔を描き、つまようじで開けた穴にモールを通して手足を作りました。小さな人形なので、細かな手先の器用さが必要です。最初は真っ白なただの発泡スチロールのかたまりだったものが、顔が描かれ、手足がつけられると、まるで魂が入ったかのように生き生きとした人形に生まれ変わっていきました。子ども達も、自分の分身のようなスッチー君に早く家を作ってあげたいという気持ちが高まってきたようでした。(写真上)
 2年生は、算数の時間に「長いものの長さのたんい」の学習をしています。今まで「cm」の単位を習い、30cmものさしを使って長さを測る学習をしてきています。
 今日はまず、「両手を広げた長さをはかってみましょう。」という課題が提示されました。子ども達は、手を広げた長さに白いリボンを合わせ、そのリボンをものさしで測りとっていきました。中には160cmを超えるリボンがありました。はじからものさしを当てながら、「30cmの何個分…」と一生懸命数えながら長さを求めていました。(写真中)
 算数の学習では、煩雑さや大変さを楽にするための方法を考えさせることが新しい学習へとつながります。今回の学習では、1mという新しい単位を教え、100cm=1mであることや、1mのものさしを使うと楽に長いものを測ることができるということに結び付けていきます。
 2校時から4校時まで、5年生各クラスに「方言の授業」がありました。講師として、説 寿弘先生にご指導いただきました。開進第一小学校の前任の校長先生で、現在は区内の幼稚園の園長をされています。(ちなみに、私が副校長の時の校長先生でした。)
 説先生には、2年前から毎年5年生に授業をしていただいています。鹿児島県奄美地方の喜界島のご出身で、全てを島の方言で話されると、全く何を言っているのか分かりません。授業の最初に、方言で子ども達に話しかけたところ、「何語ですか?」と聞いた子がいたほどです。
 授業では、日本の様々な地方の詩を通じて、いろいろな方言があることや、よく聞くとだいたいの意味が想像できることなどを教えてもらいました。また、説先生が育った喜界島の写真を見せてもらい、東京とは全く違う気候や自然の様子を教えてもらいました。
 喜界島で有名な産業の一つに、サトウキビ栽培があります。(他に胡麻の栽培も有名です!)背丈以上のサトウキビを刈り取り、製糖工場で黒砂糖を作って様々な製品にしています。子どもの頃は、おやつ代わりにサトウキビをかじっていたそうです。島から送ってきたというサトウキビは、竹のように固い棒のようでした。説先生は、それをいとも簡単に自分の歯で皮をむき、中身の繊維をむしやむしゃと噛み砕いてみせました。(写真下)これは、島の人でなければできない技です。
 各クラスに、サトウキビを切り分けたものと黒砂糖をいただいたので、授業後に全員で味わうことができました。子ども達は、今日の授業を通じて、同じ日本でありながら言葉も生活もこんなに違うところがあるのかと感じていたようです。

1月24日(木)

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 5年生の社会科見学があり、バスで「グリコピア・イースト」の見学と、「スキップシティ」での放送体験に行ってきました。
 グリコピア・イースト埼玉工場は、埼玉県北本市にあります。関越道と圏央道を乗り継ぎ、桶川加納インターを降りてすぐのところに工場があります。お菓子工場ということで、大変人気のある見学場所のようです。行きのバスの中で、学年の先生からグリコの商品に関する問題が出されました。埼玉工場で作っているポッキーとプリッツ以外のものはなかなか思いつかなかったのですが、チョコレートやキャラメル類は昔から有名です。また、お菓子以外にも、カレーやアイス、プリン、飲料など、言われてみるとグリコの商品が意外にあるものです。
 工場内は、学年を5つのグループに分けて見学しました。(撮影禁止区域でしたので、想像しながら読んでください。)見学させてもらったコースは、ポッキーとプリッツの製造ラインでした。1日にポッキーは7万箱、プリッツは5万5千箱製造しているそうです。(やはり、ポッキーは人気のようです。)今日製造していたのは、抹茶味のポッキー(季節限定)と極細ポッキーでした。ガラス越しに見える向こう側には、人がとても少なく、ほとんどが機械やロボットで製造されていました。箱を組み立てたり箱詰めするのも全てロボットが行っていました。ポッキーのラインでは、チョコレート部分をつける工程は見えないようにふさがれていました。(企業秘密で見せられないとのこと…そう言われると見たくなるものです。)
 次にプリッツの製造ラインに行きました。ご存知だと思いますが、ポッキーの棒の部分は、プリッツの形に焼き上げるまでと一緒です。細長〜く伸ばされた原料が45mあるオーブンの中を通ると、棒状のプリッツが焼き上がり大量に出てきていました。ちなみに、プリッツ(ポッキーも)にある点々の焦げ目は、オーブンの下の網目の模様です。その後プリッツは、味付けされて梱包するラインへと流れていきました。今日作っていたプリッツは、「トマトプリッツ」と「バジルチーズ味」(これから発売予定の新商品のようです!)でした。
 工場内に入る前に、グリコの創始者である江崎利一についてのビデオを見ました。「牡蠣」の煮汁に多く含まれているグリコーゲンを、なんとか子ども達のお菓子に取り入れられないかと創意工夫を凝らして作ったのが、グリコキャラメルの始まりだったそうです。名前(グリコとした)や形(ハート型のキャラメルにした)、キャッチフレーズ(一粒で300m…)など、ありとあらゆる工夫をして売れる商品へと作り上げていきました。キャラメルにおもちゃがついてくるというのも斬新なアイデアでした。さらに、当時としては珍しいキャラメルの自動販売機も作りました。1箱買うたびに、20秒の映画が見られる仕掛けがあります。(写真上)
 とにかく大人も楽しめる、そして昔懐かしい思いになれる工場でした。お土産に、全員がプリッツを1箱ずついただき、大満足でした。
 午後は、川口市にあるスキップシティで放送体験をしました。NHKの番組作りの様子を説明する公開ライブラリーを視聴したり、映像学習ゾーンで自由に映像体験を学んだりしました。
 クラスごとに5種目の体験をローテーションしたので、2時間半にわたってたっぷりと体験活動をさせてもらいました。(写真中・下)特にスタジオ収録体験では、各自がフロアディレクターからカメラマン、キャスター役と、本物の番組制作現場そのものの雰囲気を味わうことができました。ニュースキャスターやゲスト役として感想をカメラの前で話した子ども達は、本番となりカメラの撮影が始まると、一気に緊張した面持ちになりました。今日撮影したニュース番組と空飛ぶじゅうたん(特殊撮影の体験コーナーで撮影)の映像は、DVDとして学校用にもらってきました。明日以降、子ども達に見せる予定です。

1月23日(水)

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 今日は、1校時から3校時まで、けやきルームの授業観察を行いました。
 1校時は、教員1名と児童1名とで行う、個別指導の時間でした。北校舎2階西側にけやきルームがありますが、その一番奥に個別指導の教室があります。そこはさらに小さく3つの部屋に区切られているので、同時に他の児童が個別指導を行っても、周りの音を気にせずに指導を行うことができます。2年前まで本校は、情緒障害通級指導学級がありました。そのための教室をそのまま巡回指導の特別支援教室として利用しているため、他校よりも恵まれた環境で指導を受けることができます。
 個別指導の中で、「鬼たいじ」の話がありました。自分の心の鬼は何かを考えて、めあてをつくる学習です。最初に先生が5色の鬼について説明をしました。
 赤鬼は、貪欲(どんよく)です。全ての悪心の象徴で、豆をぶつけることで自分の中の悪い心が取り除かれます。青鬼は、瞋恚(しんに)・怒りです。自分自身に豆をぶつけることで、徳を呼びこみます。黄鬼は、掉挙悪作(じょうこおさ)・甘えです。自己中心的な甘えを反省し、豆をぶつけます。緑鬼は、惛沈睡眠(こんちんすいみん)・不摂生です。不摂生を反省し、健康を願って豆をぶつけます。黒鬼は、疑(ぎ)・愚痴です。卑しい気持ちを追い払い、豆をぶつけて平穏を願います。
 それぞれの内容は小学生には難しいですが、分かりやすい言葉に直して先生が説明しました。児童は、黄色と緑の鬼を選び、自分の生活を改善しようとめあてを立てていました。(写真上)
 あと10日で節分を迎えます。そろそろ豆の用意とともに、自分の心の鬼を探しておきたいものです。(自分は5色とも当てはまりそうです…)
 2校時は、3名の児童に対する小集団指導の授業でした。小集団指導は、教室1つ分を半分に区切った部屋で行っています。授業の後半に、カルタを行いました。1回取ったら、全員が1枚ずつ取り終るまで休むというルールで行いました。ルールを守って楽しくゲームをすることをねらいとして、毎回様々な遊びを取り入れて指導しています。(写真中)
 3校時も、3名の児童への小集団指導が行われていました。「人間コピー」というグループワークの学習でした。離れたところにあるお手本となる絵を見てから、席に戻ってその絵とそっくりに描き写す学習です。仲間との協力が必要となり、コミュニケーションスキルを学ぶねらいで行われていました。
 5校時に、1年2組で研究授業がありました。今年度田柄小で取り組んできた、道徳の校内研究の最後の授業研究会でした。たくさんの先生達が次々と教室に入ってきたので、子ども達はびっくりした様子でした。しかし授業が始まると、担任の先生の話にしっかり集中して学習することができました。
 その一番の要因が、道徳の資料提示にありました。今日も、授業が終わってからの研究協議会で、講師の土屋先生から「道徳は、資料提示が命である」というお話がありました。いかにその時間に学習する道徳の資料に子ども達が入っていけるかが、授業の大きなカギとなります。
 今日の授業では、「あしたは えんそく」という資料をパネルシアターの形にし、お話の内容を先生が暗記して子ども達に語りかけていました。そのため、子ども達は先生の語りに吸い込まれるようにして聞き入ることができました。(写真下)
 今月に入ってから、低学年分科会の先生方が積極的に道徳の授業を公開し合い、今日の研究授業に向けて準備を進めてきました。その取り組み姿勢は、きっと道徳の授業だけでなく、全ての学校生活の指導に今後活かされていくことでしょう。

1月22日(火)

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 4年生は、3学期に入ってから、総合の学習の時間に自分史づくりに取り組んでいます。これは、来月の9日(土)に行う「二分の一成人式」に向けた学習の一つとして行っています。
 今年度、4年生の子ども達は、二十歳の成人式のちょうど半分の十歳になります。そこで、今まで生きてきた十年間を振り返り、自分の成長を支えてくれた方々に感謝の気持ちをもつとともに、これからの生活への希望を込めて「二分の一成人式」を行います。
 子ども達は、十年間の成長を振り返って自分史を作成するために、小さい頃の写真を集めたり、家の人にインタビューをしたりしてきました。4年生にとっての十年というのは、子どもにとっては「長い」と感じているはずです。(自分自身が生きてきた時間と考えれば、どの年代の人にとっても長く感じるはずです)生まれた頃の赤ちゃんの写真や、七五三の頃の写真、入学式の日の写真と、それぞれの記念に撮られた写真を使いながら、自分史としてまとめていました。(写真上)
 今後は、二分の一成人式に来てくれた方々に自分達の成長をしっかり見せることができるように出し物を計画し、練習していく予定です。
 2校時に、6年2組の授業観察を行いました。多目的室での外国語活動の授業でした。現在、6年生は外国語活動の時間に、英語劇「ももたろう」の練習に取りかかっています。
 最初に、ALTのダニア先生と担任の先生とで、台本に書かれている英語劇を演じて見せました。(写真中)外国語活動の授業は、基本的には担任が主になって指導する時間です。子ども達の前で英語で話しながら授業を進めていく指導力が必要です。ただ、その時に大切な英語の発音は、ALTの先生に行ってもらうことが可能です。いかに2人で連携しながら授業を進めていくかがポイントになります。
 英語劇「ももたろう」は、基本となる英語の台本を基に、グループごとに改編しながら劇を作り上げていきます。登場人物や場面設定を自分達で変えながら、楽しい劇に仕上げていきます。今日の話では、来月の第二土曜日(2/9)に発表会を行うようです。乞うご期待!
 午後から、会議室にて学校保健委員会がありました。学校医の先生方にお越しいただき、教職員と保護者とで子ども達の健康について情報を共有する場です。(写真下)
 最初に学校側から健診の結果や子ども達のアンケート調査からの傾向、体力テストの結果分析、給食部からの話題を提供しました。次に、校医の先生方から、それぞれの専門の立場で情報提供をしていただきました。
 やはり、今の関心はインフルエンザへの対応についてです。新しい薬についてやワクチン接種について、マスクの効果等、校医の先生方の一言一言にうなずきながら話を聞いていました。今流行のエアーマスクについては、微妙なご指摘もありました。しかし、目に見えない病原菌をいかに取り込まないようにするかということがいかに難しく、重要なことであるかが良く理解できました。
 今回は、たくさんの保護者の皆様にご参加いただきました。ありがとうございました。

1月21日(月)

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 今朝は、校庭に児童が集合し、全校朝会を行いました。校庭で朝会を行うのは、久しぶりのことです。北風が冷たく感じられましたが、きちんと整列して話を聞いていました。
 昨日1月20日は、暦の上での「大寒」でした。2週間後の「立春」までの期間が、一年で一番寒い時期です。昨年の今頃、東京地方に大雪が降ったことを思い出しました。校庭に積もった雪で、子ども達が大喜びで遊んでいた覚えがあります。また、異常なほどの冷え込みが続き、ミッキー池に分厚い氷ができたり、校庭の雪が何日も消えずに残っていたりしました。・・・そういう記憶は、たぶん子ども達の心にもしっかりと残っていることでしょう。
 全校朝会では、「寒さに負けずに過ごそう」という内容の話をしました。・・・毎日、上着も着ないで半袖で登校してくる子がいてすごいなと思います。また、朝休みに校庭に出て、元気よく遊ぶ子ども達がたくさん見られます。こんな寒い日でも、外に出て遊ぶことが、風邪やインフルエンザにかからない健康な体をつくることにつながっています。
 運動と言えば、ちょうど今、なわとび月間として全校で取り組んでいるところです。なわとびは、いろいろな技ができるように練習する楽しさや、たくさん跳んで回数を競い合う楽しさ、そして一つの技を長い時間続けて跳び、その時間を競い合う楽しさもあります。今週も、休み時間になわとびを持って外に出て、進んでいろいろな技に挑戦し、体を鍛えていけるようにと話をしました。
 今日は、2校時に5年生2クラスの授業観察を行いました。5年1組は、理科室で「もののとけ方」の授業を行っていました。水に食塩がどれだけ溶けるかという実験の次の時間として、ホウ酸の溶け方についての実験場面でした。ホウ酸も、食塩や砂糖と同じように白い粉末状の物質です。食塩の時と同じように、水によく溶けると予想して実験に臨んだ子が多かったようでした。
 ホウ酸は、昔ほど一般的な薬品ではなくなってきました。昔は、ホウ酸水が結膜炎などの際の洗浄水として使われていたように記憶しています。現在は、ゴキブリ団子を作る薬として有名なのではないでしょうか。ですから、子ども達にも口に入れると危険な物質であるということをまず指導します。(理科室では、いかなるものもやたらに口にしないということが鉄則です。)そして、薬品を扱うときには、必ず保護メガネをつけて実験するように指導しています。(写真上)
 5年3組は、校庭で体育「ハードル走」を行っていました。(同じ時間に授業観察が重なった場合は、校長・副校長で前半・後半に分けてそれぞれの授業を見るようにしています。)時折強い北風が吹く中、コース上に置かれたハードルを一生懸命に跳ぶ姿が見られました。(写真中)練習中は、ゴール側から友達の走り方を見てアドバイスをする様子も見られました。ハードル走では、振り上げ足の靴の裏がゴール側から見えると、しっかり足が上がっているという証になります。意識してひざを伸ばして足を振り上げ、跳び越えている子が何人か見られました。最後にタイム計測をしました。今回でハードル走は最後のようで、風が強くコンディションが悪かったものの、何人かはベストタイムを出していました。
 今日から、6年生の子ども達との会食会を始めました。毎年この時期に行っている取り組みで、卒業前の6年生6〜7名を給食の時間に応接室に呼び、私と一緒に給食を食べる会です。(と言っても、私はずっとしゃべりっぱなしで、会食会が終わってから食べています。)
 会食会のトップバッターは、6年1組の6名でした。事前に担任の先生に指導しておいてもらっているのは、「将来の夢をスピーチできるように準備をしておくこと」です。追加して「説明が不十分の場合は、校長先生の鋭い突っ込みがどんどん入ります!」ということです。実際今日も、すでに何人かこちらから質問をがんがん投げかけました。
 子ども達が自身の夢を語っている時の笑顔は、とてもすてきです。秘書、建築士、サッカー選手、裁判員、歴史学者、ゲームクリエーターと、6人それぞれがいろいろな思いをもって将来の夢を語っていました。(写真下)

1月18日(金)

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 3学期に入って、先週から学年ごとに計測を行ってきました。今日はその最後、6年生の計測の日でした。身長と体重を測る計測は、毎学期の始めに行っています。今回が今年度最後の計測ということになり、6年生にとっては、小学校最後の計測でした。
 夏休み明けから、全校朝会が終わって教室に戻っていく6年生を見ながら、目線の位置が徐々に上に向いていくのを感じていました。「いつの間にか、あっという間に大きくなったなぁ」という印象があります。中には、担任の先生の身長を追い抜き、並んで歩いているとどちらが先生か分からないくらいの子も見られるようになりました。
 保健室での計測では、身長計を養護教諭が操作します。クラスで一番背が高い子の時には、背伸びをしても届かないほど大変そうでした。(写真上)4月の計測から9か月経っていますが、10センチ近くも身長が伸びた子がいました。これから中学校に行って、まだまだ大きくなっていきそうです。そして、体だけでなく、心も大きく成長していくことでしょう。来週月曜日から、そんな6年生と私との卒業前の会食会を今年も行っていきます。6年生一人一人からどんな話を聞くことができるか、とても楽しみです。
 食塩が水に溶ける様子を観察して始まった5年生の理科「もののとけ方」の学習については、先週紹介したばかりです。今日は、メスシリンダーの使い方を習ってから、「食塩は、水に限りなく溶けるだろうか」という実験を行っていました。(写真中)
 食塩は、水によく溶ける物質です。次々と食塩を溶かしていった場合、食塩水がどんどん濃くなっていくということは想像がつきます。では、果たしてどこまでも食塩が溶け続けるのだろうか? という疑問を実験で調べることになりました。子ども達の予想では、「どこかで溶けきれなくなる限界がある」と考えた子が多かったようでした。
 今後は、物質によって溶け方に違いがあることを学習していきます。食塩と同様に、砂糖も水によく溶けます。逆にホウ酸は、水に溶けにくい物質です。しかし、温かいお湯にはよく溶けます。食塩は、水でもお湯でも溶ける量にあまり変わりがありません。(こういう現象が不思議だな〜面白いな〜と思える子は、理科好きになっていきそうです。)
 飼育委員会では、休み時間にうさぎのショコラを触ることができる「ふれあい体験」を始めました。学年やクラスごとに、休み時間にふれあい体験ができるように決めました。今日は、2年生の子ども達が体験できる日でした。
 飼育小屋の中から委員会の児童がショコラを抱っこして子ども達の前に連れてきました。最初にうさぎの抱きかかえ方を説明してから、一人ずつ抱っこをする体験が始まりました。2年生の子は、噛みつかれないかとびくびくしながらも、上手に抱きかかえることが出来ていました。(写真下)
 動物とのふれあいは、とても大切な経験になります。犬や猫のペットブームの世の中とはいえ、様々な事情でペットを飼うことができない家庭も多いことでしょう。最近は、いろいろな動物園で工夫を凝らして動物にふれあうことができる機会を増やしています。子どもの頃に、動物を身近な存在として、また人間と同様にかけがえのない命をもった存在として、体で感じさせておくことが大切です。

1月17日(木)

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 3年生の社会科見学がありました。朝から冬晴れの良い天気に恵まれ、比較的暖かで風もなく、社会科見学にはうってつけの日和でした。3年生の社会科見学は、区内めぐりです。大泉学園にある白石農園と練馬区役所、石神井公園ふるさと文化館の3か所の見学に行きました。
 最初に向かったのが、大泉学園町北部にある白石農園です。住宅地の中にバスを停め、一歩外に出ると、広大な農地が広がっていました。市民農園として開放している一角もあり、様々な野菜が植えられていました。
 まず園主の白石さんから、練馬大根についてや、農業器具の説明をしていただきました。(写真上)そして、3つのグループに分かれてトラクターに乗る体験をしたり、ニワトリ(100羽いました)を見学させてもらったりしました。ニワトリは、近所に生みたての卵を販売するために飼っているそうです。子ども達の中には、初めてニワトリを見たという子もいたようです。
 最後に、白石さんから子ども達の質問に答えてもらいました。たくさんの子が手を挙げて積極的に質問をしていました。質問の内容がどれもすばらしかったことと、話の聞き方が良かったことを農園の方々から褒めていただきました。白石農園では、区民農園としてたくさんの人が利用している畑があります。また、年間を通してたくさんの野菜が生産されています。子ども達は、普段学校の隣の吉田さんの畑を見ていますが、改めて練馬区に広い畑が多いことが分かりました。
 次に向かったのは、練馬区役所です。エレベーターで一気に20階の展望ロビーに行きました。練馬区だけでなく、東京全体や埼玉・横浜、そして遠くの山々まで見渡すことができます。残念ながら富士山は雲にかかっていましたが、スカイツリーや新宿の高層ビル街が手に取るようによく見えました。(写真中)
 田柄小の屋上から区役所の建物を見ることができます。ということは、区役所から田柄小を探すこともできるはずです。子ども達と一生懸命探しました。光が丘のマンションや平和台のライフの建物をたよりに、目を細めながら見渡しました。はっきりとはわかりませんでしたが、およその方角を確認することができました。
 23区で練馬区が圧倒的に農地面積が広いということを、先ほどの白石農園で聞きました。しかし、区役所の展望台からは、びっしりと建物が広がって見え、やはり練馬区も都会の一部であることが分かりました。
 最後に、石神井公園の隣にある「ふるさと文化館」に行きました。会議室でお弁当を食べてから、館内と外の展示物の見学をしました。館内には、練馬大根にまつわる歴史が詳しく展示されています。練馬大根は、昔から漬物用として練馬区で大切に育てられてきた歴史があります。昔の道具が展示されているコーナーでは、洗濯板についての詳しい説明を聞きました。(写真下)
 ふるさと文化館には、昭和の家の様子が再現されているコーナーも人気です。昭和30年代の生活にタイムスリップしたかのような感覚に浸ることができます。当時は、平均月収が3万円の時代でした。中華屋さんのメニューに、「中華そば50円、チャーハン70円、かつ丼80円」と書いてあり、子ども達がみんなびっくりしていました。今とは物価がずいぶん違っていたわけです。
 ふるさと文化館の屋外には、昔の家屋をそっくり移設した住居(旧内田邸)が展示されています。家屋の中に入り、昔の家のつくりや暮らしの工夫についての説明を聞きました。土間やかまど、大黒柱、書院造の様子など、日本古来の暮らしの知恵がたくさん感じられました。
 3年生は、1日たくさんのことを見て聞いて、学んできました。明日以降の見学のまとめにも期待したいと思います。

1月16日(水)

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 4年生の社会科の学習では、「わたしたちの東京都」という副読本を主に使い、東京都の地形や産業などについて学んでいます。今月は、東京都にある自然豊かな島・・・八丈島について学習しています。(写真上)
 八丈島では、温暖な気候や自然環境を生かして、特色ある産業が営まれています。同じ東京都でありながら、こんなにも生活が違うのかと驚くような情報がたくさん書かれています。大人が見ても、とても興味深い情報がたくさんありました。
 八丈島では、どんな産業が盛んだと思いますか? 農産物の割合を示す円グラフが出ていました。「フェニックスベレニー 58%」となっています。フェニックスベレニーとは、ヤシ科の観葉植物です。よく、トロピカルムード満点のカフェの片隅にあるような植物です。年間を通して温暖な八丈島では、こういう観葉植物がすくすくと育つのでしょう。(うらやましいです。)
 農産物の割合第2位は、「あしたば 12.3%」です。あしたばは、伊豆半島から伊豆諸島にかけて自生しているセリ科の植物です。新しく出てきた葉を摘み取り、天ぷらやごま和えにするととてもおいしい野菜です。教員に成りたての3年間を下田学園で過ごしたので、当時は学園の周りにたくさんのあしたばが茂っていました。・・・しかし、近年そのあしたばが非常に少なくなってきています。理由は、イノシシが食い荒らしているとのことです。ちなみに、あしたばは、漢字で「明日葉」と書きます。「摘んでも摘んでも、明日また葉が出てくる」ところからつけられた名前だそうです。
 次のページには、八丈島の特産品である「くさや」や「島寿司」のことも載っていました。同じ東京都でありながら、ずいぶん気候も暮らし方も違うところであるということが分かります。
 4校時に、1年1組で道徳の授業がありました。「あしたは えんそく」という資料を使った「公正・公平」に関する学習でした。校内からたくさんの先生達が参観に来ていました。(写真中)来週の水曜日に、1年2組で道徳の研究授業があり、今日と同じ教材で授業が行われます。そのための事前授業として、1組が授業をしたというわけです。(先週水曜日には、3組が同じ教材で事前授業をしています。)
 校内研究を通じて先生達が指導力を高めていくために、あるクラスで授業をしてから指導案を検討し、また違うクラスで授業をし・・・を繰り返しながら指導法を高め合っていきます。今日の夕方は、低学年分科会の先生達が応接室に集まり、最終指導案を遅くまで話し合っていました。
 今日から、年間3回行っている授業観察が始まりました。普段の授業の様子を校長・副校長が見て指導することで、教員の指導力向上を図るために行っています。今日は、5校時に2年2組の道徳の授業を見に行きました。4校時と同じく、1年生が来週研究授業として行う「あしたは えんそく」の資料を使った授業でした。1年生の道徳の教科書にある資料ですが、今年度から道徳が教科化になったので、今の2年生はこの資料を見るのは初めてです。2年生の反応を知ることも、低学年分科会での成果につながると考えての授業だったようです。
 道徳では、まず資料提示が重要です。先生が紙芝居を使って、子ども達に資料を読んでいきました。先生の気持ちの込め方ひとつでこの後の授業展開が決まるので、教師の腕の見せどころです。子ども達は、のめり込むようにして先生が持つ紙芝居に注目していました。(写真下)

1月15日(火)

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 寒い日が続いていますが、こういう寒い頃の方が空気が澄んでいて、夜空に星が良く見えるものです。4年生の理科では、月や星の学習が年間3回のシーズンに分けて行われています。7月は、「星の明るさや色」について学習しました。夏の大三角形や星座について学び、星にはいろいろな明るさや色があることを知りました。また、星座早見盤の使い方についても学習しています。2学期には、月の動き方について調べました。月が太陽と同じように、東からのぼって南の空を通り、西に沈むことを学習しています。
 3学期は、星がどのように動くのかについて学びます。北の空の星と南の空の星とでは、動き方に違いがあります。教室では、星座早見盤を使って授業をしていました。(写真上)星のだいたいの位置を知るために早見盤を使うのはよいのですが、これだけで星の動き方を理解するのは大人でも難しいことです。やはり実際の星を観測することが重要になってきます。
 ちょうど今の時期は、東から南の空にオリオン座が輝いて見える頃です。また、北の空ではカシオペヤ座が見やすいでしょうか。それぞれの星座が、時間がたつとどの方向に動いたかを調べていきます。・・・と言っても、夜に行う宿題で、各家庭にご協力いただかなければできません。また、家庭でできたとしても、1〜2時間の星の動きしか観測できません。さらに、練馬でどの程度それらの星座を探すことができるのかも心配なところです。
 私の住む埼玉県川島町では、建物のないところがたくさんあり、おまけに夜は真っ暗です。星の観察には十分すぎる環境なのですが…。4年生の理科の学習では、パソコンやテレビを使って、動画で学習をしたりもします。ブラネタリウムに連れて行くことができれば一番わかりやすい学習ができます。ぜひ、池袋サンシャインか、板橋の科学館にあるプラネタリウムに出かけてみてください。
 2年生の子ども達が、校内書き初め展の作品鑑賞をしながら廊下を移動していました。(写真中)現在の2年生は、4月からは3年生となり、書写の時間に毛筆を習い始めることになります。縦長の半紙に書かれた高学年の書き初めの前では、どの子も作品のもつ迫力に圧倒されていたようでした。
 先週土曜日の公開日に、校内書き初め展を多くの保護者の皆様にご覧いただきました。クラス全員の作品を並べて展示してみると、文字の中心をそろえて書いたり、バランスよく文字を配置したりすることの難しさを改めて感じます。また、学年と名前を書く位置や、それらの大きさも重要であり、作品の一つの要素となっていることを感じます。
 11時過ぎに、田柄幼稚園のそら組(5歳児クラス)の子ども達がやってきました。田柄小のランチルームを使い、お弁当を食べたり、小学校での給食の様子を見学する交流のために来てもらいました。幼稚園と小学校の連携の一つとして行う、今回が初めての取り組みです。
 まず最初に、給食室前の廊下から、給食を作っている様子を見学してもらいました。給食主事さんから大きなしゃもじやおたまを見せてもらい、その大きさにびっくりしていました。「チキンライスには、いろいろな具が入っています。にんじんはみんな食べられますか?」「はーい!」、「玉ねぎも入っています。食べられますか?」「はーい!」、「グリンピースも入っています。食べられますか?」「・・・」。
 次に、ランチルームを使って、家庭から持ってきたお弁当を食べました。小学校の教室で食べるお弁当の味は、いつものお弁当とまた違った味わいだったことでしょう。
 そしていよいよ1年生の各教室へ・・・給食を準備する様子を見学しました。(写真下)白衣を着ててきぱきと給食を用意する1年生の姿は、幼稚園の子ども達からは立派なお兄さんお姉さんと映ったでしょうか。来月には、幼稚園と小学校との交流会も計画しています。さらに小学校の様子を楽しく体験してもらえるように、準備を進めていきます。(田柄幼稚園の他の5歳児クラスは、あさって同じように体験に来る予定です。)

1月12日(土) その2

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 毎年恒例の「卒業記念もちつき大会」が体育館で行われました。
 この行事は、地域の伝統文化を体験するとともに、お世話になった地域の方々に対する感謝の気持ちを育むことをねらいとして行っています。卒業前の6年生がメインとなる行事ですが、本校では4,5年生にも地域伝統のもちつきの様子を見せ、つきたてのもちの試食を行っています。
 朝早くから、大勢の地域の方々やおやじの会の皆様にお集まりいただき、もち米を蒸す作業から始まりました。大きな臼や杵などの道具類は、昨日の夕方のうちに吉田さんに運んできていただきました。臼はところどころひび割れてきているものの、大変歴史と伝統を感じる立派なものです。
 4年生と5年生は、もちつきの仕方の説明を聞いてから、地域に伝わる千本つきの技を見学させてもらいました。千本つきは、田柄ならではの伝統の技です。その後、つきたてのおもちを試食しました。温かいおしるこに入ったおもちは、つきたてならではのおいしさでした。
 最後に6年生が体験をしました。5人ずつ小さな杵を持ち、臼を取り囲んでリズムに合わせてついていきました。また、担任の先生も大杵を持ってもちつきをしました。
 子ども達が大人になったら、いつかこの田柄の地でこのようなもちつきの伝統を地域の子ども達に広められる立場になってもらいたいものです。本日は、たくさんの方々にお越しいただき、もちつき大会の運営に携わっていただきました。深く感謝申し上げます。

1月12日(土) その1

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 今日は、第二土曜公開日でした。3学期が始まってすぐに書いた書き初めが全校一斉に廊下に展示されました。今日から校内書き初め展として、2週間作品を展示します。(学校のある時間帯でしたら、いつでもご覧いただけます。)
 1,2年生の硬筆で書いた書き初めは、色画用紙を台紙として展示しました。また、3年生以上の毛筆で書いた書き初めは、雲華紙(うんかし)という紙を台紙に使っています。書き初めは、少し離れた位置から見ていただくと、一人一人の作品の良さが際立って見えてきます。朝休みが終わって校内に戻ってきた子ども達が、自分や友達の作品に見入っていました。(写真上)
 1校時に、2年1組の教室で算数の授業がありました。1校時の始めから、数名の保護者の方に参観していただけました。ありがとうございます。・・・というのは、授業の始まりを見ると普段の様子が良く分かるからです。
 最初に、机の上に何も用意させずに授業が始まりました。授業の導入(授業内容に関心をもたせるために、最初に提示する部分)として、先生が財布の中のお金を見せ、何枚あるかみんなで数えました。机の上に何も用意させなかったのは、子ども達の注意を先生の方に引き寄せるためです。
 コインの枚数を数えて導入が終わりました。「机の上に算数のノートを用意します。」と先生が指示を出しました。この瞬間に、注目すべき参観ポイントがあります。(写真中)道具箱からさっとノートと筆箱を出し、先生が書く黒板の問題を書き写し始める子がいるかと思うと、なかなか道具箱から用意すべきものが出てこない子もいます。あるいは、後ろに置いてあるランドセルの方に歩き出す子・・・筆箱がランドセルの中に入れたままだったのでしょうか、ここですでに学習の遅れが生じます。
 授業中は、机の上に用意したりしまったりするものの指示が次々と出されます。すぐに反応し、さっと行動に移せるかどうかが、そのまま学習への興味・関心につながっているとも言えます。
 6年1組は、1校時に理科の授業がありました。理科室からさらに生活科室に移動し、「てこのはたらき」の実験をしました。鉄パイプを利用し、砂が入ったバケツをてこのはたらきを使って持ち上げていました。力点や作用点の位置を変え、どのように力の違いが生まれるかを調べていました。(写真下)
 残念ながら、この時点での参観はゼロでした。多分、担任の先生は、しっかり準備して臨んだ理科の授業を、多くの保護者の方に見てもらいたかったはずです。毎月第二土曜に行っている学校公開ですが、上の学年になるほど参観する保護者の人数が減ってきます。高学年の子ども達も、家の人に学校の様子を見て褒めてもらいたいという気持ちがあります。今年度の学校公開は、来月の第二土曜が最後です。そして、6年生にとっては小学校最後の公開日です。

1月11日(金) その2

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 3年生の道徳の教科書に、「ふろしき」という資料があります。この「ふろしき」の資料を使った学習は、身近にある我が国の文化や伝統に触れ、関心をもち、日本人の知恵や心について考えを深めさせることをねらいとしています。そしてさらに、日本の文化や伝統を大切にしていこうとする気持ちを育てることをめざしています。
 ふろしきになじみのなかった主人公のゆう子が、きれいな布を見つけ、ふろしきであることを知ります。母から話を聞いて、実際に使ってみることでその良さについて身をもって知ることになりました。そして、他の日本の古いものの良さにも思いをはせていく・・・というお話です。
 3年1組では、実際に家にあるふろしきを持ち寄り、いろいろなものを包んでみました。教科書には、「重箱」、「大きなびん」、「キャベツ」の包み方が載っています。子ども達は、教科書やペットボトル、ボールなどを使って、ふろしきの使い方を実践していました。(写真上)
 そう言われてみれば、最近はふろしきを見なくなりました。物を運ぶ時は、手提げバッグやビニール袋を使うのが一般的な生活になってしまったからです。しかし、環境問題がクローズアップされてきている近年、伝統的なふろしきの文化がまた見直されても良いように思います。昔の人々の「エコ」感覚と、日本文化の「粋(いき)」な計らいがふろしきにあるように感じます。
 5年生が、家庭科室でもち米を研いでいました。明日の「卒業記念もちつき大会」に向けての準備として、毎年米研ぎは5年生が担当しています。(一年を通じて、お米の学習をしていることもあるので…)たくさんのもち米を、学年全員で分担しながら、一生懸命きれいに研ぎました。(写真下)
 水の冷たさに、思わず手をひっこめたくなるほどでしたが、協力して全てのもち米を研ぎ終わりました。もち米ならではのつやつやとした真っ白な粒がきれいに光って見えました。
 今日は、全校5時間授業で下校させています。放課後、教職員で、明日のもちつきの準備作業を行いました。明日は、第二土曜公開日です。各クラスでの授業公開とともに、体育館でのもちつきの様子もぜひご覧ください。

1月11日(金) その1

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 5年生は理科の時間に、「もののとけ方」の学習を行っています。子ども達は、身近な生活の中で、水に砂糖や食塩など、いろいろなものを溶かす経験をしてきています。理科の時間では、ものが水に溶けるということはどういう状態であるのかということについて、詳しく実験を通して調べていきます。
 今日はそれらの最初の実験として、食塩が入ったティーバッグをビーカーの水に浸して、中の食塩が溶けていく時の様子を観察していました。実験を始めてすぐに、ティーバッグの細かな穴から透明でもやもやとしたものが水の中に溶け込んでいく様子を見ることが出来ました。子ども達は、上からも横からものぞき込みながら、ビーカーの中で起こっている不思議な現象に見入っていました。(写真上)
 小学校では教えませんが、このもやもやは「シュリーレン現象」と呼ばれ、透明な物質の中で部分的に屈折率が違う時に見えます。氷を入れたグラスに梅酒を入れると、氷の周りの梅酒がもやもやとしているのが見られます。
 ものが水に溶ける現象は目に見えないだけに、子ども達は様々なとらえ方をしているものです。水に食塩を溶かすと、「消えてなくなる」ととらえている子が多いものです。理科の時間では、「溶けた食塩はどこに行ったのだろうか?」という疑問から、さらに次の実験へと結び付けていきます。
 2校時に、6年生がパンジーの植え付け作業を行いました。毎年、地域で花卉園芸農家をされている吉田さんにお越しいただき、指導していただいています。今年も吉田さんにパンジーの苗と培養土を持ってきもらい、プランターへの植え付けを教えていただきました。(写真下)
 プランターに4株ずつ苗を植え、けやき広場の日当たりの良い場所に並べました。6年生はこれから毎日、水やりと花がら摘みをしながら大切に育てていきます。卒業式で自分達が体育館に入場する際の花道として、さらに新1年生の入学式のために、心をこめてお世話をしていってほしいものです。
 パンジーは、秋から春にかけて長く楽しめる花です。また、値段が安く、花色が豊富であり、しかも寒さに強くじょうぶな植物です。園芸品種として毎年いろいろな変わり咲きの品種が出てくるのも楽しみです。本当は、もう少し早く(10〜11月頃)植え付けを行えば良かったのですが…。しかし、3月にはこんもりと茂ったすてきなパンジーの花道が出来上がることでしょう。

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