「わくわく・どきどき」の学びを目指して

7月9日(月)

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 今朝、遠くの方で雷鳴が聞こえました。児童の登校後、田柄付近も空模様が怪しくなってきたので、1学期最後の全校朝会は体育館で行うことにしました。全校朝会の最中に雨が降り始めたので、体育館に替えて良かったと思いました。
 その後、次第に雨足が強くなり、あっという間に校庭が水浸しになりました。西日本では数十年に一度という大雨になり、大変な被害が出ています。1校時に降った雨は、中休みにはすっかり引いたので、外遊びをすることができました。きっと今回の西日本での大雨は、比べ物にならないほどの雨の量であったと思われます。
 全校朝会では、2つのことを話しました。最初の話は、「世界に誇れる日本の習慣」についてです。・・・現在ロシアで開催されているサッカーワールドカップで、世界中の人達が日本に対して「すばらしい!」と称賛したことがあります。それは、試合が終わった後の日本人サポーターのマナーについてでした。日本の試合が終わり、勝った試合も負けてしまった試合でも、サポーター達は試合後に、大きなビニール袋を持って会場内のゴミ拾いを始めました。他の国の人達は、日本人が自分達の出したゴミだけでなく、会場の中全てをすみずみまできれいにしていく行動に感動し、ツイッターで世界中にその様子を伝えました。
 「自分で出したゴミは自分で拾う」とか、「まわりに落ちているゴミも拾う」というのは、遠足や移動教室の時にいつも指導していることです。私達にとっては、ごく当たり前のことです。しかし、他の国の人達からすると、それは衝撃的なことに映るようです。世界中のメディアは、「日本人がサッカーの試合後にゴミを拾うのは、学校で習った基本的な習慣の延長だ。日本の学校では、子どもたちが教室や廊下を掃除している。」と指摘しました。私達にとっては、学校で掃除の時間があるのは当たり前と思っていますが、他の国の人達からしたらそれはとてもすごいことなのです。・・・学期末に向けて、普段掃除をしていないところも少しずつきれいにして、夏休みを迎えられるようにしていくように伝えました。
 もう一つの話は、「語先後礼」についてです。「分離礼」とも言われますが、言葉を言ってからお辞儀をするあいさつの仕方のことです。すでに4年生がこの「語先後礼」を1学期に行ってきていました。先週の社会科見学での礼儀正しいあいさつの仕方を見て、全校でできると良いなと思い、朝会で伝えました。あいさつは、自分の気持ちを伝えるものです。きちんと相手の顔を見て言葉を発し、そしてお辞儀をする「語先後礼」を2学期から全校で行うことにします。今週と来週の2週間は、各クラスで練習をする期間です。
 全校朝会で、歯のポースターコンクールに入賞した作品の表彰をしました。保健委員会の児童が虫歯予防のポスターを作成し、練馬区のコンクールに応募していました。その中から奨励賞をもらった子が1人いたので、全校児童の前で表彰しました。作品は、保健室前の掲示板にしばらく貼っておきます。(写真上)夏休みに向けて、様々なコンクールの応募案内がきています。自由研究として挑戦してみるのも良いと思います。
 学校の裏にあるあおぞら農園に1年生が行き、畑に水やりをしていました。あれだけ1校時に雨が降ったのですが、律儀なものです・・・しっかり水やりをしていました。先日種をまいた「らっかせい」や「わた」、「コスモス」が芽を出してきていました。もう一つ、「ひまわり」も種をまきました。1年生の畑のひまわりは、まだ本葉が出始めた頃です。
 ところが、隣の3年生の畑には、自分達の背丈を優に超えるひまわりが咲いていました。(写真中)夏休みの終わりには、きっと1年生の畑にも大きなひまわりの花が咲いていることでしょう。
 3年生の理科の時間に、「ゴムや風の力でものを動かそう」という学習を行っています。今日は、実験セットの車をゴムの力で動かし、その距離を測っていました。(写真下)ゴムの伸ばし方を変えると、車が動く距離がどのように変化していくのかを実験で確かめました。3年生として初めて習う理科の学習が、4月から始まりましたが、今までずっと虫や植物の観察が中心でした。ようやく、実験らしい実験を行う理科の授業になりました。とても楽しそうに学んでいました。

7月6日(金)

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 7月に入ったと思ったら、もう一週目の週末になりました。2週間後には終業式です。昨日の4年生のバスの中でのこと・・・ガイドさんが、「いつから夏休みですか?」と聞いたところ、答えられる子がいませんでした。中には、「28日ぐらいかな〜」と言っている子もいたくらいです。
 2年生の教室では、1学期の生活の振り返りをしていました。(写真上)何か神妙に考えているように写っていますが、1学期の生活に関する10のチェック項目があり、◎・○・△の印を書き込んでいました。「大きな声でしっかりあいさつや返事ができましたか」、「だれにもやさしく親切にできましたか」、「宿題を忘れたり、忘れ物をしたりしませんでしたか」…その他にも、外遊びや当番の仕事、給食のことなどについての項目があり、一つずつよく考えて振り返りをしていました。
 自己評価なので、自分に厳しくつける子もいれば、そうでない子もいます。2週間後にもらう通知表にも、同じような生活の記録欄があります。先生がつける評価はどうなるでしょうか…。生活面での振り返りは、今後の自身の生活をさらに良くしていくために行っています。2学期にがんばりたいことについても、きちんと考えさせていました。
 1年生が、傘をさして外で学習をしていました。(写真中)生活科では、季節を感じとることを目的とした学習がよく行われます。梅雨は明けてしまいましたが、今日のような雨の日は、とても大切な学びの場になります。校庭を歩くと、水たまりや雨水が流れていく様子に気がつきます。また、中庭のミッキー池でアメンボを見つけたり、田んぼに浮かぶ水草を発見したりしていました。さらには、傘にあたる雨の音まで、いろいろな感覚を使って雨の日の様子を感じとっていきます。
 よく低学年の児童で、傘を開いてから振り回し、逆さまに開かせて遊ぶ子がいます。たいていそういうことをしていて傘の骨が傷んでしまいます。新しい傘を買ってあげる前に、なぜ傘が壊れてしまったのかを問いただしてください。壊れたから(壊したから)すぐに新しいものを買ってあげていては、いつまでたっても物を大切にしようという気持ちが育ちません。これは、生活科ではなく生活指導ですが…。
 4年生の教室では、友達とノートを交換し合って、良いところをお互いにさがしていました。ノートは、普段は自分だけが使い、他の友達が目にすることはなかなかありません。ていねいな文字で書いているノートは、誰が見てもとても気持ちの良いものです。また、後から見ても学習した内容を見やすく分かりやすくするために、工夫しているノートもありました。グループ内でお互いのノートの書き方を見て、良いところを付箋に書いて貼り、伝え合っていました。(写真下)

7月5日(木)

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 4年生の社会科見学がありました。3クラスの子ども達がバス2台に分乗し、8時に学校を出発しました。午前中は「虹の下水道館」、そして午後は「中央防波堤」の見学に行きました。
 虹の下水道館は、お台場にある有明水再生センターの5階にあります。下水道についての様々な展示コーナーがあり、係の人にていねいに説明をしていただきました。(写真上)また、映像を見て学ぶコーナーもありました。子ども達は、探検ボードにはさんだしおりに、見たことや聞いて分かったことをたくさんメモしながら見学をしていました。
 4年生の1学期の社会科では、水道水がどのようにつくられるのかという学習をしてきました。6月には、水道キャラバンの授業もあり、川の水をきれいにする浄水場の仕組みについて学んできています。下水道は、工場や家庭から出る排水をきれいにして再利用したり、川や海に流す仕組みです。水を浄化するために、微生物が重要な役割を担っていることは、子ども達もよく知っていました。(微生物の中でも、「クマムシ」が注目を浴びているという説明がありました。厳しい環境の中でも生き抜く耐性に優れた微生物で、今後は医療の分野でも注目されていくだろうとのことでした。)
 道路によくあるマンホールについての展示もありました。家庭からの排水は、次第に大きな下水管へとつながっていきます。現在は、大量の雨水を排水するためにも重要な下水管なので、大きなものは直径8mにもなるそうです。
 おもしろかったのは、マンホールカードなるものがあるということです。よくいろいろなダムに行くともらえる「ダムカード」がありますが、そのマンホール版です。その土地の有名なものをデザインして作られているマンホールがあり、それらをカードにして配布しているそうです。いろいろなマニアの方がいるようで、密かなブームになっているとのことでした。これからは、マンホールのデザインに注目しながら道を歩いてみたいと思います。
 午後は、中央防波堤での見学でした。最初に館内で埋め立て方やごみの種類、3R(リデュース、リユース、リサイクル)などについて説明を聞きました。(写真中)これも、1学期の社会科で勉強した内容でした。先月、清掃局の出前授業もありました。しかし、次にバスで埋め立て処分場に行くことができたのは、社会科見学で実際に訪れた一番価値あるものでした。(一般の車は絶対に入れない場所です。)中央防波堤外側埋め立て地にバスで向かい、ゲートをくぐると、目の前に小高い丘が広がっています。高さ30m(9階建ての建物相当)の台地が広がり、草や低木で覆われています。これが全てごみの埋め立てでつくられた土地です。(ごみ、土、ごみ、土と、サンドイッチ工法になっている。)
 昔は生ごみも全てこの埋め立て地に運ばれていました。当時はすごいにおいであったと言われています。やがて生ごみはきちんと清掃工場で焼却処分されるようになり、清掃工場で出る「灰」がこの埋め立て地に運ばれ、ごみの量が減りました。他に埋め立てているのが、不燃ごみと粗大ゴミです。3Rが進んだこともあり、以前よりも埋め立て地に来るごみがかなり減りました。
 埋め立て地で唯一バスから降りていいのが、見晴らし広場です。(写真下)すぐ隣に新海面処分場があり、そこは東京の最終埋め立て地です。もうこれ以上は埋め立て地をつくることができないぎりぎりの場所です。今のペースでは、あと50年でそこもいっぱいになる計算です。4年生の子ども達が定年を迎える頃、東京のごみ問題はどうなっていることか・・・今回の社会科見学を通して、自分達の生活の仕方を考えるきっかけになればと思いました。

7月4日(火)

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 昨日は1年生が、そして今日は2年生が吉田さんの畑で収穫体験を行いました。2年生は、枝豆の収穫とさやとり体験です。東門を出て道路を渡ると、すぐに吉田さんの広い畑に着きました。一面に広がる枝豆畑は、「早く収穫して!」と訴えているかのように、たくさんの枝豆が鈴なりになっていました。
 最初に吉田さんから、枝豆の収穫の仕方についてのお話を聞きました。枝豆は、株全体を根元から引っこ抜くので簡単です。しかし、さやとりにはコツがあります。株の上の方に向かって引っ張っり、もいでいきます。
 次は、いよいよ収穫です。首にタオルを巻いて、「うんとこしょ。どっこいしょ。」と株元から引っ張りました。なかなか株が抜けずに苦労していた子もいましたが、ネコやネズミの力を借りることもなく、次第に上手になっていきました。子ども達が喜んで収穫する様子を見て、吉田さんもうれしそうでした。(写真上)
 株を引っこ抜いて喜んではいられません。続いて、風が強く吹く中、畑で新聞紙を広げてさやとりをしました。自分も子どもの頃、よくお手伝いとしてさやとりをしたことを思い出しました。夏休み中のお手伝いとしてやらせてみてはどうでしょうか。・・・でも、最近は株ごと枝豆を売ることが少なくなっています。家庭でのさやとりが面倒だからなのか、ごみが出ることが嫌われるのか…今は機械化されていて、さやとりされた枝豆が袋詰めされて売られているのが一般的です。
 学校に運ばれた枝豆は、新鮮なうちに給食室でゆでてもらいました。なんともいえない豆の香りが校内に漂ってきました。給食の時間に、全校児童のみんなで旬の味を楽しみました。
 次は、6年生のおいしい話題です。1学期の家庭科の学習のまとめとして、調理実習を行っていました。「いろどり焼きそば」と題して、にんじんやピーマン、玉ねぎなどを使って、焼きそば作りに挑戦していました。(写真中)
 先日のテレビ番組で、プロが教えるおいしい焼きそばのつくり方を紹介していました。一手間加えるだけで、べちゃっとならない焼きそばになるというコツを紹介していました。今日の6年生の実習では、豚肉の替わりにウインナーを使っていましたが、出来上がりはどうだったでしょうか。
 昨日は5年生の裁縫の様子を見て、夏休みの自由研究に…とお伝えしましたが、調理実践に取り組むのも良いかもしれません。いろいろな料理のレシピを調べて実際につくり、写真を入れてまとめをしたら、立派な自由研究になります。
 4年生の理科の時間に、NHKの教育テレビの番組を見ながら学習をしていました。(写真下)4年生は、年間を通じて季節と生き物の学習をしています。夏に近づき気温が上がるとともに、身近な生き物(昆虫)や植物がどのようになってきたのかを調べます。テレビでは、ヘチマの成長の様子が映し出されていました。田柄小では、ツルレイシ(ゴーヤ)を育てています。校舎裏の農園のツルレイシもこのところぐんぐん伸びてきています。一週間でどのくらい伸びているのかを調べていきます。

7月3日(火)

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 1年生が吉田さんの畑に行き、とうもろこしの収穫体験をしてきました。最初に、実際の畑でとうもろこしの実がどのようについているのかを教えてもらいました。スーパーで売られているとうもろこしは、枝からもいだ状態か、皮がむかれてパック詰めされた状態かです。1年生の子ども達にとっては、枝に上向きでとうもろこしの実がなっているところを見るのは初めてだったかもしれません。
 とうもろこしの皮をむくと、たくさんの「ひげ」がついていることが分かります。たくさん実がつまったとうもろこしであるかどうかは、このひげがたくさんあるかで見分けるそうです。(「ひげ」はめしべで、一本一本がとうもろこしの1粒につながっているからです。)(写真上)
 今年のとうもろこしは、「あまえん坊」という品種名でした。種まきから85日前後で収穫する品種だそうです。4月7日に種をまいたので、ちょうど今が収穫適期とのことでした。(明日には残りの全てを収穫しなければならないそうです。)
 説明を聞いてから、いよいよ収穫です。ぶかぶかの軍手と長ぐつをはいた1年生が畑に入っていきました。収穫しやすいように上の雄花のところが刈り取られていたものの、1年生にとっては自分の背丈よりも高いジャングルに入っていくような感じでした。一人2本ずつ収穫し、ビニール袋に入れて学校まで運びました。
 給食で全校児童に出すために、時間との勝負が始まりました。今度は廊下にブルーシートを敷いて、皮むきの作業です。ひげをきれいに取って、おいしそうな真っ黄色のとうもろこしを給食室まで大事に運びました。「あまえん坊」の名の通り、とっても甘いとうもろこしでした。収穫して2〜3時間でゆでたてを味わえたのは、吉田さんのおかげです。明日の枝豆収穫も楽しみです。
 5年生の家庭科の学習では、裁縫道具の使い方を学んだまとめとして、「小物入れ」の製作をしていました。1学期に初めて裁縫道具を手にしてから、玉結び・玉どめから始まり、なみ縫い・半返し縫い・本返し縫い、ボタンつけの仕方などを実習してきました。そこで今日は、各自が用意してきたフェルトやボタンを使って、小物入れを工夫して製作していました。(写真中)
 製作が始まると、さっそく教室のあちこちから「先生、先生〜」と、ヘルプの声が聞こえてきます。そろそろ夏休みの課題(宿題)が出される頃です。高学年の自由研究では、家庭科の手芸作品に挑戦してみるのも良いと思います。
 1年生が体育館で、マットやろくぼくを使ったリレーを行っていました。体育館は、窓を開けていてもなかなか風が通らず、ムッとした熱気がこもっています。練馬区では、体育館に空調設備を完備する計画がいよいよ進められていくようです。10年ほどかけて全校へということなので、本校のような古い体育館は、順番がかなり後の方になるのかもしれません。それまでの間、今年度は体育館用の大型扇風機が3台、各校に配置されることになりました。写真下の奥に写っているのがその1台です。
 今日届いたばかりの扇風機で、これから職員で置き場所や取り扱いについて確認をしてから使用していきます。体育や運動会の練習等、熱中症が心配される場合に使うことができそうです。

7月2日(月)

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 先週の気候でなんとなく感じてはいましたが、金曜日に関東地方の梅雨明けのニュースがありました。6月中に梅雨明けするというのは、観測史上初ということのようです。今日も朝から日差しが強く、体育館で全校朝会をすることにしました。
 朝会では、「人はなぜ勉強するのか」ということについて話しました。もしお子さんから、「どうして勉強しなきゃいけないの?」と聞かれたら、どう答えるでしょうか。
 ・・・勉強は、自分のためでもあり、広く考えると人のため、社会のために行っていると言えます。勉強をがんばることで、がまん強さやねばり強さが身につきます。人の話をしっかり聞いたり人の気持ちを考えて行動したりする力もつきます。また、たくさんの知識を身につけたり、技能を高めていったりすることは、将来の社会をよりよくしていくことにつながります。今、世の中にある便利なものは、全て昔の人々が一生懸命勉強して作り上げてきたものです。さらによりよい未来にしていくためには、みなさんの日々の勉強をがんばっていく力が必要なのです。
 勉強はいやだ、めんどくさいと全ての小学生が努力しなくなったら、きっと未来の世の中は進歩・発展しなくなり、悪い世の中になってしまうでしょう。それだけ毎日の学習への取り組みは重要なことなのです。・・・
 低学年の子ども達には、少し難しかったでしょうか。でも、大切なことは、「勉強ができる・できない」よりも、「勉強ができるようになろうとする心構え」が重要であるということです。残りの1学期の生活は、ちょうど3週間となりました。暑さに負けずに、しっかり学習に取り組んでいけるように指導していきます。
 校内を回ると、学習のまとめやワークテストを行っているクラスが増えてきました。6年生の教室では、先週行った社会科のテストが返却され、赤鉛筆を手に、テスト直しをしていました。(写真上)6年生の社会科は、歴史の学習が中心です。覚える内容が一気に増えてきました。間違えたところは、教科書や資料集を開いて、自分で調べて直すように指導されていました。どこまで理解できるようになったか、そしてまだ理解していないところは何かを知るためにテストがあります。しっかり直しをすることで、テストをした本当の意味につながります。
 5年生が、理科室で水中の微生物の観察をしていました。「メダカのたんじょう」の学習では、水中の小さな微生物がメダカの餌になっていることを学びます。実際に顕微鏡を使ってミッキー池の水を調べると、小さな動植物をたくさん見ることができます。ミドリムシやゾウリムシが見えるたびに歓声が上がっていました。(写真中)
 昔、5年生を指導していた時に、かわいいメダカがこういう生き物を食べていると知って、ショックを受けたことを感想に書いた子がいました。逆に、池の中での食物連鎖のしくみに感動していた子もいましたが…。
 1年生にとっても、7月のこの3週間は、1学期を振り返る大切な時期です。5校時に明日の予定を連絡帳に書き写していました。きちんと先生が黒板に書いた通りに写すことができました。(写真下)家に帰って、忘れ物がないようにきちんと連絡帳を見て明日の用意をしているでしょうか。6年間の小学校生活のスタートとなる3か月が過ぎ、基本的な学校生活の習慣がしっかり身についているか、ぜひ確認してみてください。
 1年生は、明日とうもろこしの収穫体験をします。みんなでもいだとうもろこしが、全校の給食になると聞いて、とても楽しみな様子でした。きっと先週からの日照りで、甘いとうもろこしが収穫を待っているはずです。

6月29日(金) その2

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 1年生のアサガオに対して、2年生はミニトマトを育てています。赤と黄色の2種類のミニトマトの苗を使い、5月の連休明けに植え付けました。すでに、真っ赤や真っ黄色に熟し始めたトマトが見られるようになってきました。(写真上)いつもは東門近くの日当たりのよいところに置いてあるのですが、連日の猛暑対策として日陰に移動させました。
 2年生も、夏休み中は一度鉢を家庭に持ち帰るようです。あまり大きな鉢に植えていないので、ある程度実ができたところで枯れてしまうと思いますが、管理をよろしくお願いします。なお、今年もサクラ草の栽培で2学期に使う予定ですので、鉢は大切にとっておいてください。
 6年生は、算数の時間に「角柱の体積」について学習しています。三角柱の体積を求めるために、「四角柱の体積を求めてから2で割る」という考えを発表していた子がいました。角柱の体積は、「底面積×高さ」で求めることができます。その公式がどのような考えで出てきたものかという部分が、また大切な学びの場となっています。(写真中)
 5年1組では、学級会でクラスの目標を話し合っていました。クラスのみんなで言葉を集めて話し合いで決めたのでしょう。「おたがいに思いやりをもち、助け合い、協力し合い、仲よくする」という目標に決まりました。(写真下)田柄小では、2年前まで学級活動の話し合いに関する内容を校内研究として取り組んでいました。ですから、学級会の進め方について高学年の子ども達は、今でもしっかりとやり方が身についています。

6月29日(金) その1

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 1年生が育てているアサガオが咲き始めました。薄い水色や青、赤、ピンクなど、大きな花が次々と開くようになりました。(写真上)先週の木曜日に夏至を迎えています。アサガオは短日植物で、日が短くなると花芽をつけ始めます。しかし、今は品種改良等で、6月から花が見られるようになってきています。今年のアサガオも元気がよく、ツルがぐんぐん伸びてきて、友達の支柱にからみつき始めています。アサガオは成長が早く、長い期間花が見られ、種がたくさん取れるという、たくさんの良さがある植物です。それらの理由があるからこそ、昔からどこの学校でも1年生で育てているというわけです。
 最近は風が強い日が多く、アサガオの鉢が倒れてしまうため、中庭の日陰の方に移動するようにしています。この土日も猛暑が続きそうなので、日陰に置いておかないとすぐに水切れしてしまいます。1年生は、夏休み中にアサガオの鉢を家庭に持ち帰って観察することになります。日光が好きな植物ですか、ほんの何時間か日光が当たる程度で十分育ちます。ただし、水やりだけは欠かさずにたっぷりあげた方が良いです。
 午前中、4年生が光が丘消防署の見学に行きました。社会科で「安全なくらし」の学習をしています。昨日は、校内の消防設備について調べているクラスがありました。煙探知機や熱感知器、消火栓、消火器、防火扉など、校内には様々な消防設備があります。4年生の子ども達と一緒に校内を回っていて、意外なところに消火器が置いてあることに気がつき、自分も勉強になりました。
 さて、消防署の見学ですが、ポンプ車やはしご車を間近で見学したり、素早く消防服に着替える様子(40秒かからずに!)を見せてもらったりしました。(写真下)4年生は、来週木曜日にバスで出かける社会科見学も控えています。

6月28日(木)

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 今週に入り、暑い日が続いています。今朝は、体育館で音楽朝会がありました。全校児童が体育館に入ると、ギャラリーの窓を全開にしていても蒸し暑さが増してきます。「にじ」の歌を音楽委員会の児童の伴奏で歌いました。どの子も汗びっしょりになっていました。
 終わって体育館から一歩出ると、風が吹いてきてとても涼しく感じられました。気温や湿度が高くても、ちょっと風があるだけで体感温度が違うものです。今年度練馬区では、全ての小中学校に大型扇風機3台を熱中症対策として配当することが決まりました。近々田柄小にも大型扇風機が来ることになります。暑い時期の体育館での運動会練習や、講演会、各行事等で使用することができそうです。
 外の体育の授業は、どの学年も鉄棒運動に取り組んでいます。今日は、3年生や2年生の体育の授業があり、鉄棒の技が書かれたカードを持って行き、いろいろな技に挑戦していました。(写真上)
 逆上がりや足かけ上がり、足かけ回りを中心に練習をしていました。最近は、幼稚園や保育園で鉄棒に取り組んでいるところが多いようです。入学時から鉄棒が得意な子をよく見かけます。逆に、経験がない子にとっては、鉄棒は苦手な運動になりやすいものです。友達や先生に補助してもらい、回る感覚をつかみながら練習していきます。体育で鉄棒を行うと、休み時間にも練習する子が増えてきます。今日の昼休みも、たくさんの子が練習に来ていました。
 今日の中休みに、たてわり班遊びがありました。たてわり班の教室に移動し、6年生が考えた遊びを教室の中で行いました。1年生から6年生までの子ども達で構成された15名位のグループが2班同じ教室に集まるので、室内で行う遊びはだいたい限られてきます。丸くなって「なんでもバスケット」や「ハンカチ落とし」をしていた班が多かったようです。(写真中)
 4年生の子ども達が、理科「とじこめた空気や水」の学習のまとめとして、ペットボトルロケットや水鉄砲で遊んでいました。ペットボトルロケットについては、教科書にも詳しく掲載されています。炭酸飲料用の大きなペットボトルをつなぎ合わせて羽をつけると、100m以上飛ばすことができます。
 今日は実験用に小さなペットボトルを使い、羽無しで行いました。それでも空気と水の量がちょうどよく入っていると、20〜30mは飛んでいきます。(写真下)ペットボトルロケット用製作キッドが売られているので、夏休みの自由研究として作ってみるのもよいと思います。
 ただし、あまりにも本格的なロケットを作ると、飛ばす場所が問題になります。科学クラブを担当していた担任時代は、毎年クラブの子ども達とペットボトルロケットを飛ばしていました。校庭の端から飛ばしたロケットがあまりにも精巧にできていたためか、校庭の向こう側のネットを越えて行ってしまいました。子ども達とロケットを回収に行ったら、交番のお巡りさんが困った表情で拾っているところでした。

6月27日(水)

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 1年生が、図工の時間に「のんびりマイカー」の工作に取り組んでいました。材料は、牛乳パックや竹ひご、ストローなどを使っていました。牛乳パックはどこかで見たことがあるなと思ったら、毎日給食で出ているものでした。200mlの牛乳パックは家庭ではあまり見かけないと思います。1年生の工作材料にはぴったりの大きさと形でした。
 自動車のタイヤが動くように、竹ひごとストローを取り付けるところがポイントとなります。ストローはセロテープで固定しますが、竹ひごはセロテープをつけずに回転するようにさせなければなりません。何度も床の上を走らせながら取り付けていました。タイヤの仕組みができ上がると、「マイカー」として車に色をつけたり、飾りを取り付けたりしました。(写真上)
 何度か見に行くたびに、「見て見て〜」と自慢げに自分の車を走らせていました。「のんびりマイカー」という作品でしたが、廊下で走らせていた車はすごい勢いで飛んでいました。
 6年生は、家庭科の学習で、洗濯の実習をしていました。Tシャツの手洗いの洗濯の仕方を学んでいました。汚れた部分をつまみ洗いしたり、適量の洗剤液で洗ったり、すすぎ洗いをしたりと、普段は洗濯機まかせの部分を実際にやってみました。(洗濯機まかせと言うよりは、家の人まかせの部分でしょうか…)
 すすぎ終わったTシャツの水を絞るのは、6年生にとっては大変な作業のようでした。(写真中)・・・ところで、ぞうきんや布を手にして絞る時の持ち方は、一体どこで習ってきたでしょうか? 各家庭でタオルの絞り方を小さい頃に教えているでしょうか? 例えば、一緒にお風呂に入った時などに。学校では、そうじの指導の一つとして、ほうきやちりとりの使い方と同時に、ぞうきんのしぼり方を教えています。(自分が担任の時はやっていましたが、今の先生達はどうか…)日常生活のちょっとしたコツをところどころで教えてあげたいものです。
 5校時に、2年2組で道徳の研究授業がありました。「ぶらんこ」という資料を使った、友達と助け合うことについて考える授業でした。動物たちが楽しくぶらんこをしていたところ、くまさんが勝手に入り込んできてぶらんこに乗り、ぶらんこがこわれてしまいました。泣いてしまったくまさんを見て、さるさんは新しいぶらんこを作ることを提案します。・・・困っている友達を助けようとする気持ちを感じとらせる資料でした。
 実は・・・担任は、今週に入って体調を崩していて、昨日まで思うように声が出せない状況でした。今朝、体調を聞いてみると、すっかり良くなったと言ってはいたものの、研究授業で資料を読む声は辛そうでした。自分も経験がありますが、教員は大切な時に休むことができないという責任感をもって日々の授業に臨んでいます。
 今日も、授業後の協議会で、講師の土屋先生から多くのご指導をいただきました。学んだことを来月の第二土曜にある道徳の授業公開に生かしていきます。

6月26日(火)

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 4年生の保健の授業では、「育ちゆく体とわたし」の学習をしています。先週は、1年生の頃の身長と今の自分の身長とを比べながら、授業が行われていました。今日は、女性と男性の発育の違いについて学習しました。
 最初に、画面に男女の後姿のイラストが映し出されました。幼児期の頃の後姿は、どちらが男女かはっきりとした区別がつきません。画面が変わり、第二次性徴後のイラストでは、すぐに男女の区別がつきました。肩幅の違いや腰のくびれの違いなど、4年生なりに体の違いがあることを見つけることができました。(写真上)
 昔、5,6年生だけに保健の授業があった頃には、5年生で指導していた内容です。その後、3,4年生から保健の授業を行うようになり、4年生で発育に関する内容が扱われるようになりました。保健の授業では、「体は年齢に伴って変化することや、体の発育・発達に個人差があること」を学びます。そして、体をよりよく発育させるために、食事や運動、睡眠等が必要であることも学習します。保健の授業時数は、どの学年もほんの数時間しかありません。なかなか保健の教科書を見る機会がないかもしれませんが、ぜひ一度どのような学習内容か、確認してみてください。
 3年生の図工の授業で、カッターの使い方を練習していました。練習用紙には、直線や曲線が描かれていて、その線に沿ってカッターの刃を動かしていきました。(写真中)何度かやっているうちに、切る方向を考えて紙を動かさなければならないことや、紙に接する刃の角度によって切れ味が変わることが分かってきたようです。
 安全面から、今はなかなか小学生にカッターを持たせることが少なくなりました。図工の時間に使用するのは、学校で用意したカッターで、家から持たせてもらうようにはしません。技能を習得させるために、安全に正しく使えるように指導していきます。学校では、図工の時間にのこぎりや彫刻刀も使います。また、家庭科の時間に包丁を使ったりもします。危ないからといって何もさせなかったら、逆に子ども達の手先を退化させるとともに、危険性を学ぶことにもつながりません。
 5校時に、6年生が理科の「体のつくりとはたらき」の実験をしていました。食べ物のゆくえについて調べる実験で、唾液のはたらきによって口の中のご飯がどのように変化するのかを調べていました。チャック付のビニル袋の中にご飯粒を入れ、唾液を入れたものと入れないものに分けて用意します。ビニル袋をよくもんでから、40度くらいのお湯にしばらくつけておきます。(写真下)
 これは、口の中でご飯が唾液と混ざっている状態を再現しています。(お湯につけるのは、人の体温に近づけるため)しばらくしてからヨウ素液をたらして反応を調べます。ご飯のみの袋は青紫色になり、でんぷんがそのまま残った状態であることが分かります。一方の唾液を混ぜたご飯は、ヨウ素液の反応が出ません。唾液によって、でんぷんが別のものに変わったということです。
 ご飯をゆっくり口の中で噛んでいると、次第に甘みを感じるようになります。唾液の消化酵素の働きで、でんぷんが糖に変わるためです。昔から「良く噛んで食べなさい」と言われてきました。食べ物を細かくして唾液の分泌をうながし、食べ物とよく混ぜ合わせることを意味しています。消化を良くするための教えであったと言えます。

6月25日(月) その2

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 5年生の社会科の時間に、「米作りのさかんな地域」についての学習をしています。自分の家で食べているお米の袋について調べてくることになっていたようでした。お米の袋には、品種名や産地が書かれています。どこの都道府県の何というお米かをクラス全員で発表し合って、日本地図に書き込んでいきました。(写真上)
 さらに調べる範囲を広げて、スーパーのお米売場にまで足を伸ばすと、日本の各地で様々な品種のお米が生産されていることに気がつきます。また、北陸や東北地方でたくさん生産されていることや、同じ品種名でもいろいろな産地があることなどにも気がつきます。最近は、コンビニでもお米が売られているので、子ども達は興味をもって調べるのではないでしょうか。
 お米の品種名には変わったものや楽しいものがたくさんあり、子ども達の関心はそういうところにもいくものです。「ゆめぴりか」や「つや姫」、「森のくまさん」など、多分5年生の子ども達は、これらのお米がどこの都道府県のものかをよく知っています。
 今日は、6年生に「美しい日本語の話し方教室」がありました。劇団四季の俳優さんが3名来校し、それぞれのクラスに1時間ずつ授業をしていただきました。最初に、「美しい文字を書くために練習が必要なのと同じで、美しい日本語を話すためにも練習が必要です。」と言われ、「なるほど…」と思いました。口の開け方や発声の仕方は、練習次第ではっきりと聞き取りやすいものになります。劇団四季の俳優さん達の声が大変聞き取りやすいのは、毎日発声の訓練をしているからだそうです。
 例えば、「おはようございます(OHAYOUGOZAIMASU)」を全て母音だけにすると、「おあおうおあいあう(OAOUOAIAU)」になります。何度か母音だけで発声を練習してから、子音をつけて「おはようございます」と話すことによって、とても聞き取りやすい日本語になります。子ども達に実際にこれらを指導し、最後には「友だちはいいもんだ」の歌をこの発声法で練習してからみんなで歌いました。(写真下)
 今日見えた俳優さんの中には、オペラの世界からミュージカルに転向して劇団四季に入られた方もいらっしゃいました。子ども達と歌った時のソプラノの響きと声量がすばらしく、一緒に歌い終わった子が思わず涙ぐんでしまったほどでした。

※劇団四季の俳優さんが写らないように写真を撮ることになっていました。美しい女性2名と、若くてすてきな男性1名の俳優さんを想像して写真をご覧ください。

6月25日(月) その1

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 今週一週間、児童玄関前において、代表委員会の児童による「あいさつ運動」が行われることになりました。さっそく早めに登校してきた担当の子ども達が、東門側と正門側に分かれて準備をしていました。毎年あいさつ運動で「のぼり」を使っていますが、今回は新しいものに一新して、今日のデビューに臨んだそうです。のぼりを持って登校してくる子ども達を待ち構える姿は、とても堂々として立派に見えました。そして、登校班でやって来た子ども達が圧倒されるほど元気のよい声であいさつをしていました。
 登校時刻を過ぎると、担当の先生のところに子ども達が集まり、今日の振り返りをしていました。(写真上)「明日も全校の先頭に立ってあいさつをがんばろう」という気持ちをもつことができたようです。
 子どもが子どもに声をかけ、あいさつをするということは、どの学年にもとても大切なことです。6月は、区内の学校が一斉に取り組む「ふれあい月間」となっています。代表委員会によるあいさつ運動から、全校児童への心の交流へとつながっていくように、今後も引き続き取り組んでいきます。
 今日の全校朝会では、先週少し紹介したように、4年生の国語のインタビューや2年生の生活科の発表会を取り上げて全校に話をしました。「相手や場に応じた話し方」についての内容です。目上の人に対してや、全体の場で話をする時には、ていねいな言葉づかいをする必要があります。
 全校朝会で話をした今日も、校長室にインタビューに来た4年生の子がいました。今日は、学校のデジカメを手に持って、「新聞づくりのために、写真を撮らせてください。」というお願いでした。断るわけにもいかず、何枚か顔写真やあいさつをして頭を下げた子どもとのツーショット写真を撮影しました。
 2校時に4年生の教室に行ってみると、その写真をもうプリントして切り取り、新聞づくりの一つとして活用していました。(写真下)その日のことがすぐに記事になったり写真になったりと、本物の新聞なみの手際のよさでした。

6月22日(金)

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 2年生の教室で、生活科の発表会をしていました。「わたしたちのまち田柄を紹介しよう」という学習のまとめとして、各自が調べた内容を一人ずつ前に出て発表していました。(写真上)
 コンビニや洋菓子店など、自分達の住んでいる町には、たくさんのお店があります。店員さんの人数や、どんな品物があったのかなど、調べてきたことを上手に発表していました。また、今週は4年生の国語の学習で、校長室にインタビューに来る子がたくさんいました。「きちんと話をする」ということは、様々な教科の中で指導していることです。来週の全校朝会では、「話す」ということの大切さについて全校児童に伝えていきたいと思います。
 3年生の算数の学習では、「2ケタ+2ケタの暗算」を学習しています。「48+29」の計算を暗算で行うには、どのようにしたらよいでしょうか? いろいろな考え方・やり方があります。例えば、10の位同士と1の位同士をそれぞれたして、「60+17から77」と求める方法。48は、あと2あると50になるので、29を27と2に分けて考え、「50+27から77」と求める方法。さらには、29は、あと1で30になるので、48を47と1に分けて考え、「47+30から77」と求める方法。・・・多様な考え方で暗算ができるように学習していました。(写真中)
 火曜日にプール開きの朝会がありましたが、昨日までは気温が低く、水泳指導ができる条件になりませんでした。今日はやっと太陽が現れ、プールサイドは30度を超える気温になりました。水温も24〜25度と、水泳に適した温度になりました。
 1,2校時は5年生、3校時は3年生、そして4校時に1年生が水泳指導を行いました。1年生は、小学校で最初の水泳授業でした。25mの大きなプールは初めて、という子もいたようです。1年生用にかなり浅い状態まで水を落として指導しました。
 今日は水泳指導の最初として、バディの確認の仕方やプールでの約束をていねいに指導しました。次にシャワーを浴びに行きました。勢いのよいシャワーと冷たい水にびっくりしていたようでしたが、とても楽しく、また気持ちよさそうでした。(写真下)1年生での水泳指導は、「水遊び」が中心になります。水にもぐったり浮いたりすることができるように、様々な工夫を取り入れて指導していきます。

6月21日(木) その2

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 5年生は、家庭科の時間に、裁縫道具を使ったいろいろな縫い方の実習を行っています。今日は、練習用の布を使い、なみ縫いや半返し縫い、本返し縫いの練習をしていました。(写真上)玉結びや玉止めなど、前時までに習ったことができないと、なかなか前に進めません。週に2時間あるかないかの家庭科の授業だけでは、なかなか身につかないのが現状です。できれば、家に持ち帰ってじっくり取り組む時間をとらせたいものです。
 5,6年生の家庭科は、昨年度に引き続き講師の大橋先生に指導してもらっています。担任からすると、こういう教科を講師の先生に受け持ってもらえるのは大変助かります。
 今は中学校でも男女共に家庭科の授業があるようですが、私が子どもの頃は、小学校の時だけでした。小学校の家庭科で裁縫の実習をして、後々役立ったことがあります。大学生になって一人暮らしをしていて、ボタンをつけたり、ほつれた靴下を直したりした時に、久し振りに針と糸を使いました。また、教員になってからは高学年の担任がほとんどでしたが、子ども達に家庭科を教えることにもつながりました。
 給食後、元気アップタイムがありました。クラスごとに外や体育館に出て、様々な運動に親しみました。梅雨の時期ではありますが、田柄小のあちこちにきれいな花がたくさん咲いているので、今見頃の花の紹介をします。まず、中庭では、アガパンサスの花がきれいに咲いています。(写真中)水色に近いうすい紫色は、なかなか他の植物にない色です。夏の初めまで咲き続けますが、すらりと伸びた花姿といい、暑い時期を涼しく感じさせてくれる花です。中庭では、5年生が竹馬を使って元気アップタイムをしていました。
 現在は、ユリの花のシーズンです。職員玄関前に、毎年きれいに咲くうすいオレンジ色のスカシユリがあります。今年も立派な花をつけています。(写真下)日曜日に散歩をしていたら、自宅の近所にユリの花をたくさん育てている家を見つけました。植木鉢でカサブランカ系の大きなユリを何種類か育てている家です。植木鉢で管理しているので、咲き始めたのを見計らって玄関前に並べているようでした。そのお宅が園芸好きであるのは、咲いているユリの花を見てすぐに分かりました。おしべの先を全て切ってあったからです。
 ユリの花のおしべには、たくさんの花粉がついています。その花粉が洋服につくと、なかなか落ちません。(お花屋さんでは、必ず切ってあります。)また、おしべをカットした方が、花の見た目がきれいです。
 学校のユリの向こう側では、元気アップ中の1年生や6年生が、長なわに取り組んでいました。

6月21日(木) その1

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 先月から、3年生の教室でカイコを飼っています。みるみる大きく成長し、今週に入っていよいよ繭を作る準備に入りました。箱を仕切って1匹ずつ入る部屋を作ってあげると、口から糸をはきながら、次々と繭を作る準備に入りました。
 毎朝子ども達が登校すると、真っ先にカイコの様子を見に来ます。日に日に繭の厚みが増してくる様子を見たり、まだ繭を作ろうとしないカイコをめんどう見たりしていました。(写真上)
 3年生は、理科の学習でモンシロチョウやアゲハチョウの幼虫も飼っています。モンシロチョウは、すでに成虫になって飛び立っていったそうです。アゲハチョウは、飼育ケースの側面にさなぎとしてくっついていました。たいていチョウがさなぎから出てくるのは、朝の早い時間帯です。いつか登校した時に、飼育ケースの中にきれいなアゲハチョウが羽を休めているのを見つけることでしょう。
 子どものうちに虫を育てる経験はとても大切なことだと思います。私もカイコを飼ったりキアゲハの幼虫を育てた経験があります。カイコが成虫になった姿を見た時は、大きなショックを受けた思いがあります。
 4年生の水泳指導が中止になり、3組では保健の授業が行われていました。4年生の保健では、「育ちゆく体とわたし」という学習をします。体がどのように変化し、成長していくのかを学びます。そして、体をよりよく成長させるための生活の仕方について考えるさせます。
 今日は、1年生からこの4月までの計測の結果を個々に渡し、入学してからどれだけ身長が伸びたのかを調べていました。18センチ前後の子が多かったようですが、中には21センチも身長が伸びた子がいました。4月に計測した結果で比較しているので、小学校の3年間でそれだけ伸びたということです。
 自分の背が伸びた分だけの長さを色画用紙に測りとって、自分の成長を実感していました。(写真下)1年生の頃は、今の自分と比べて、あごの辺りの背の高さだったことが分かりました。人それぞれに個人差があるということも学びます。

6月20日(水)

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 4年生は、算数の時間に、「垂直・平行と四角形」の学習をしています。今日は、三角定規を2枚使って、平行な直線の引き方について学習していました。1本の直線に定規を合わせてから、もう一つの三角定規をスライドさせて平行な直線を作るやり方です。(写真上)固定しておく定規をしっかりと押さえながら、もう一方の定規をスライドさせるのがコツです。4年生は、習熟度別に5つのコースに分かれて算数の学習を行っています。それぞれのコースに合わせてていねいに指導されていました。
 一方、4年生の国語の時間では、「新聞を作ろう」という学習をしています。調べたことを基に、見出しを工夫して、伝えたいことが明確になるような文章を書くことを目標としています。中休みに、校長室に何人かの子がインタビューに来ました。「田柄小が元気だなと感じるのは、どういう時ですか?」…とても4年生とは思えないようなすばらしい質問がいきなりきました。しばらく考えてから…「全校児童が集まって行う集会や行事の時に、元気だなと感じます。体育朝会や音楽朝会、集会や子どもまつりなどで全校児童が集まると、元気いっぱいの田柄小という感じがします。」
 もう一人の子からは、「田柄小のどういうところが好きですか?」という質問が出されました。これも少し考えました。…「子ども達の元気のよいあいさつや、明るいところ。そして素直なところです。」付け加えて、「学校のことで言うと、広くてたくさん遊び場があるところ。生き物がたくさんいるミッキー池があるところです。」
 質問に来た子は、うなずきながらメモを取っていました。担任の先生からインタビューをする時のマナーについても指導されていたのでしょう。最後まできちんとお礼を伝えるなど、すばらしい態度でした。もう一人近くに4年生の子がいたので、「あなたはどんな質問ですか?」と聞いたら、「付き添いです。」と笑顔で答えていました。必ずこういう子が一緒にいるものです。
 1年生の国語の授業では、「おむすびころりん」に取り組んでいます。昔話に興味をもち、工夫して音読をすることをねらいとした単元です。繰り返し音読をすることにより、言葉のリズムを感じ取ったり、言葉のおもしろさを味わったりします。今日は、音読発表会をめざして準備をしていました。グループごとに各自が読む場面を分担して決め、繰り返し音読の練習をしていました。(写真中)
 2校時の後半に、不審者対応の避難訓練がありました。不審者が校内に入ってきたという設定で、まず職員だけで訓練が始まりました。廊下で不審な人物に出会った先生の連絡で、主事さん方や事務室、職員室から教職員がかけつけます。すぐに校長の指示で、さすまたを持って対応したり、警察への通報、校内放送をする職員というように分担して動きます。(写真下)
 校内放送が入ると全校の先生達に伝わるので、教室を施錠して安全を確保します。しばらくして、警察が身柄を確保したという設定で、体育館に全校児童を集めて振り返りをしました。
 ちょうど昨日、静岡県で下校中の児童が切りつけられてけがをするという事件があったばかりです。周りにいた子ども達は、300m走って学校まで逃げてきたということも報道されていました。日頃子ども達には、誰にでも親切にしなさいと指導していながら、不審者への対応について話をしなければならないのはつらいことです。

6月19日(火)

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 今日は火曜日でしたが、昨日が振替休業日だったため、体育館でプール開きの朝会を行いました。
 まず全校児童へは、先週の5年生の移動教室の様子を伝えてから、水泳指導についての話をしました。・・・「水泳は全身運動のため、体全体の筋肉を使い、体力がたくさんつきます。また、それだけでなく水の中での安全な身の守り方を学ぶ大切な学習でもあります。毎年、夏の海や川で水の事故で亡くなる人が何百人といます。必ずしも泳ぎが得意であれば水の事故にあわないというわけではありませんが、少しでも泳ぐ技術を身につけていれば自分の命が助かることにつながります。」・・・学校での授業の中で、最も危険を伴うのが水泳指導です。プールでの約束をしっかり守って、泳力を高めていけるようにと話をしました。
 児童代表の言葉は、2年生が担当しました。今年の水泳の授業でめざしたいことを堂々と話すことができ、とても立派でした。(写真上)続けて、水泳担当の先生達と運動委員会の児童がステージに上がり、プールでの約束事項について実演を交えて話をしました。バディの組み方や、指の合図での入水のし方、そして笛の合図についてです。先週までに、プールはすっかりきれいに清掃され、準備が整った状態です。しかし、天候や気温、水温の関係で、すぐに入れるかどうかは毎日朝の時点で判断することになります。各ご家庭では、水泳の道具やプールカードの準備をよろしくお願いいたします。
 5年生は、先週土曜日に下田移動教室が終わったばかりですが、今日も元気に登校していました。きっと土曜日の夜は、疲れてすぐに寝てしまったのではないかと思います。今日は、移動教室のしおりや水族館でのパンフレットなどを用意して、移動教室のまとめの学習をしていました。しおりのメモ欄には、移動教室中にその日の感想や自分で作った川柳などが書いてあります。下田の宿舎は2段ベットでしたが、場所を上手に使ってしおりにメモをしている子ども達を確かに見かけました。
 また、移動教室に行く前に、総合の学習として自分でテーマを決めて調べ学習もしています。それらを全て含めて、画用紙を三つ折りにしたパンフレットの形にまとめをするようでした。(写真中)きっと来月の公開日やグループ懇談の時までに、保護者の方々に見ていただけるように進めていくと思います。
 2年1組で、来週の研究授業の事前授業が行われていました。(写真下)事前授業というのは、研究授業の指導案通りに他のクラスで授業を行うことです。授業が終わってから、子ども達の反応や授業の進め方、発問の仕方等を先生達で協議し、研究授業に向けてさらに改善していきます。
 出張があったため、導入部分と資料提示のところまでしか見られませんでした。授業を行った先生によると、その後の授業の進め方が難しかったようです。来週水曜日に2組で研究授業があるので、今後も細部にわたり検討を重ねていきます。

下田移動教室3日目の様子

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 昨日の夜は、4階の集会室でキャンドルファイヤーを行いました。第一部は火の神が登場し、厳かな雰囲気で始まりました。火の神の話の後、友情・元気・努力・思いやりの4つの火に分火して、燭台に火を灯しました。(写真上)
 第二部は、ガラリと雰囲気が変わり、学年全体で大いに盛り上がりました。音楽をかけてダンスをみんなで踊ったり、ジェンカやマイムマイムをして楽しみました。また、「猛獣狩りに行こうよ」のゲームでは、先生達も一緒に入って盛り上がりました。
 移動教室2日目の夜は、消灯後すぐに静かになりました。朝までぐっすりと休めたようでした。

 最終日の朝を迎えました。起床後からすぐに、シーツや枕カバーを外したり、布団をたたんだりと、やるべきことがたくさんありました。身の回りのことを全て自分で行わなければならず、移動教室ならではの大切な学びの一つとなっていました。
 閉校式では、ベルデの職員の方々にみんなでお礼を伝えました。中学1年生になったら、夏の臨海学校でまたベルデ下田を訪れることがあるかもしれません。
 宿舎を後にし、バスで伊豆高原にあるシャボテン公園に向かいました。よくテレビ番組で紹介される場所で、たくさんの珍しい生き物が見られる動物公園です。広い園内を班ごとに回りました。
 バードパラダイスでは、ハシビロコウが人気でした。ジッとして動かないハシビロコウに、恐る恐る近づいていくと、目だけジロッと動きました。(写真中)
 11時から大講堂に集合して、みんなでアニマルショーを見ました。フサオマキザルのルビーとモンジロウが登場する楽しいショーでした。小柄なサルですが、人間の言葉を50近くも理解しているそうです。(写真下)
 今日は土曜日でしたが、帰りは大きな渋滞もなく学校に到着することができました。また、2日目に雨が降りましたが、3日間とも予定通りの行程が行え、充実した移動教室になりました。5年生としての学年の力を高め、集団を意識して動くことの大切さが実感できた移動教室でもありました。この3日間での成長は、きっと今後の学校生活に役立つことでしょう。

※干物体験で作ったアジの干物は、火曜日に送られてきます。各ご家庭でぜひ味わってみてください。

下田移動教室2日目 その2

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 午後は、クラスごとに干物体験と釣り体験、おみやげ購入を行いました。次第に雨がやみ始め、全ての活動を予定通りに行うことができました。
 干物体験は、須崎半島にあるほうえいという干物店で行いました。アジの開き方について説明を聞いてから、一人5枚ずつの干物作りに挑戦しました。
 干物屋さんのプロの技を見ていると簡単そうに見えましたが、いざ自分でやってみると、子ども達にはとても難しかったようです。まず、お腹から包丁を入れて、エラと内蔵を手で取り出します。ほとんどの子が魚をさばくのは初めての経験でした。気持ち悪いとか、かわいそうとか、様々な理由でなかなか作業が進まない子が見られました。一方で、 1枚終わるとコツがつかめたのか、あっという間に体験を終えた子もいました。
 釣り体験は、下田湾にある弁天島で行いました。自然の海の堤防で釣るグループと釣り堀で釣るグループに分かれ、途中で交代しながら体験しました。
 釣り堀には、漁師さん達が沖でつかまえてきた大きな魚も入っています。どの子も夢中になって竿を構えていました。イワシやアジ、サバ、メジナなど、大小様々な魚が釣れました。今日は、堤防側でも良く釣れていました。魚が釣れた時の手応えに、子ども達は大喜びでした。
 おみやげの購入は、再び水族館に戻って行いました。下田の名物のお菓子や水族館ならではの海の生き物のぬいぐるみが人気のようでした。家族のことを考えておみやげを買っていたようで、バスの中で友達とおみやげを紹介し合う姿が見られました。
 今日の夜は、キャンドルファイヤーを行う予定です。移動教室最後の夜を楽しく過ごせるようにします。
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