「わくわく・どきどき」の学びを目指して

3月12日(火)

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 今年度の外国語活動は、来週の授業が最後になります。今日は、5年生と6年生の授業がありました。6年生は、「What do you want to watch?」・・・自分の見たいものを表したり、尋ねたりする表現に慣れ親しむ学習でした。大型テレビに、2020年の東京オリンピックに向けた会話(動画)が流されていました。2人の子どもの会話から、オリンピック競技で見てみたいスポーツについて聞き取る内容です。(写真上)
 会話から2つのスポーツを聞き取るのですが、かなりスピーディな英語で、あっという間に動画が終わってしまいました。しかし、子ども達の何人かはもう分かったみたいでした。もう一度最初から動画を再生してもらうと、「Kei Nnishikori」と聞こえたので、「1つはテニスだな」と分かりました。そしてもう一つのスポーツは、「〜チェア バスケットボール」と聞こえてきました。「〜」のところが良く分かりませんが、どうやら「車椅子バスケットボール」のことを言っていたようでした。
 外国語を全て聞き取れなくても、いくつかの単語や全体の雰囲気がつかめれば、なんとなく理解できることもあります。再来年度から5,6年生の外国語が教科になった場合は、「聞くこと」と「書くこと」が指導内容として重要になってきます。今年度は昨年度よりも年間指導時数が15時間増えましたが、指導内容もそれに合わせて高いものになってきているように感じました。
 3年生の国語の時間に、「モチモチの木」の学習をしていました。斎藤 隆介の作品で、滝平 二郎が絵を担当した絵本は、昔からのベストセラーであり、あまりにも有名です。物語は、幼い豆太とやさしいじさまの心温まるお話です。おくびょうな豆太が勇気を奮い立たせるできごとがあり、本当のやさしさや思いやりの意味が伝わってきます。「霜月二十日の晩、モチモチの木に灯がともる」という言い伝えが、夢のような美しいイメージを加えて豆太の勇気をたたえます。・・・その場面では、ページをめくると一面に灯がともったモチモチの木が大きく描かれていて、読者を圧倒します。(写真中)お話の内容もすばらしいのですが、絵本の「絵の効果」がバツグンに生かされた名作と言えるでしょう。
 5年生の「わらぐつの中の神様」や、6年生の「海の命」も以前から教科書で扱われてきた名作でした。「モチモチの木」もそうですが、昔は指導時間をたっぷり使って、2学期の中頃に指導していたものでした。そんな名作たちが、この年度末のあわただしい中、ほんの数時間で指導する教材に追いやられてしまったのは、とても残念なことです。
 5校時に、体育館で1年生が、入学式の歓迎の出し物の練習をしていました。ひな壇に並んだ1年生(4/8は「2年生」)が、呼びかけと歌「ジャンプ」、合奏「きらきらぼし」を披露します。(写真下)
 合奏は、鍵盤ハーモニカの他に、鉄琴や木琴、大太鼓、トライアングルなどが入ります。楽器は、2月にオーディションで決めたそうです。毎年のことではありますが、2週間近くの春休みが明けてすぐに本番(入学式)を迎えるので、それだけが心配ではあります。
 今週金曜日に音楽朝会があります。1年生の練習の成果を全校児童に見てもらう予定です。

3月11日(月)

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 今日は、3月11日です。東日本大震災から8年目を迎えることになります。今日の全校朝会では、震災に関連した話をしました。
 ・・・一週間前の土日に、宮城県にある観光地の一つ、松島に行ってきました。東北新幹線で仙台まで行き、さらに電車に40分ほど乗ると、松島海岸の駅に着きました。日本三景の一つとされているだけあり、松島湾の海にたくさんの島々が見え、とてもすばらしい景色が広がっていました。最初に、瑞巌寺という有名なお寺に行きました。ずっと昔にも行ったことがあるお寺でしたが、門をくぐって中に入ったとたん、びっくりする光景が見えました。昔は何本もの大きな杉並木を通って瑞巌寺があったのですが、樹齢何百年もの杉の木が、ほとんどなくなってしまっていたのです。聞いてみると、8年前に海の水が入ってきて、塩水で杉の木が全部枯れてしまったそうです。宮城県で、8年前に何があったか知っていますが? そうです。東日本大震災があり、大きな津波が押し寄せてきたのです。
 今日は、3月11日です。東日本大震災が起きてから、ちょうど8年目を迎えることになります。1,2年生のみなさんはまだ生まれる前のことですし、6年生にとっても3,4歳頃の出来事ですから、あまり記憶にないかもしれません。東日本大震災は、東北地方の太平洋沖を震源としたマグニチュード9.0という、当時の日本での観測史上最大級の地震でした。大きな揺れで建物が倒壊したばかりでなく、海岸沿いでは大きな津波が押し寄せ、たくさんの人の命を飲み込んでしまいました。さらに、原子力発電所の事故も含め、遠く離れたこの東京でも、大変不安で不便な生活がしばらく続きました。
日本の人達にとってとても悲しい出来事でしたが、東日本大震災で学んだことがあります。それは、いつ大きな自然災害が起こっても大丈夫なように、冷静に正しく判断して行動できる「自分の命は自分で守る」を身につけておくことと、誰とでも助け合える「絆」を深めておくことです。
 今日は、全国各地で追悼式典が行われます。田柄小学校からも、大震災によって亡くなられた方々に哀悼の意を表すために、今日はこの場で黙とうをささげたいと思います。(全員で黙とうをしました。)・・・
 先週月曜日に行う予定であった避難訓練が、雨のために延期になっていました。今日も雨だったので再度延期することも考えましたが、残りの登校日数が少ないことから、本日避難訓練を実施することにしました。予告なしの地震の訓練で、教室から体育館に移動して人数点呼をしました。(写真上)
 朝、同じ体育館で東日本大震災の話をしたばかりということもあり、全校児童が真剣に集まってきました。3年前には熊本で震災があり、昨年は北海道でも大きな地震があったばかりです。今年度の避難訓練はこれで終了となりますが、非常時が発生した際には、きっと今までの訓練が役に立つことでしょう。
 3校時に6年生が体育館に集合し、卒業式の練習を行いました。今日が第1回目の練習ということで、まず卒業式に向けた心構えについての指導がありました。(写真中)
 子ども達が手にしているしおりは、卒業式の巣立ちの言葉(6年生の呼びかけ)と、送る言葉(5年生の呼びかけ)が印刷してあります。それ以外にも、式場図(6年生の動き方が詳細に記入してある)と「卒業生の心構え」が書かれたページがあります。心構えとして、「一人一人の卒業式に臨む姿が、皆さんの成長した姿であり、感謝の気持ちを示すことでもあります。5年生に見せる皆さんの姿が、最高学年のバトンです。」と書いてありました。
 今日は、パイプ椅子を出して座る場所を確認してから、起立や礼、座る姿勢などについて指導を受けていました。今週と来週の9日間で、立派な卒業式となるように指導を続けていきます。
 今日の放課後は、今年度最後の放課後学習教室(地域未来塾)がありました。今年度は、2年生と3年生の希望制で行い、たくさんの子ども達が参加しました。10月から開始して、今日を含めて10回ほどありましたが、どの子も最後まで参加してがんばりました。
 最初に参加児童全員を集めて、今年度の最後の回であることを伝えました。続いて、コーディネーターを務めていただいた森田さんのお話の後、指導していただいた地域の方々にお礼のあいさつをしました。(写真下)指導者の方々には、毎回一人一人を大切に見ていただきました。算数の復習問題のプリントを使い、分からない子には懇切丁寧に指導をいただきました。地域連携事業は、田柄小では今年度から始まりましたが、子ども達のために活動が順調に進みました。来年度も連携を深めていきたいと思います。

3月8日(金)

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 低学年の図工の授業は、専科の先生が指導をしています。今年度の2年生の図工は、来週が最後の授業となります。そこで、一年間図工の授業を教えていただいた感謝の気持ちを伝えようと、子ども達が手紙を書いていました。また、図工の授業で習ったカラスの折り方を思い出し、折り紙を手紙に添えることにもしました。(写真上)
 子ども達は、図工の時間が大好きです。一枚の画用紙から作品が生まれ、自由に自分の思いを表現することができる活動が図工の授業です。(一方で、なかなか思い通りの作品にならないということも経験しますが…)この一年間、家庭からいろいろな材料を用意してもらい、図工の授業が行われてきました。そういう点で、学校から各ご家庭へも感謝の気持ちを届けなければなりません。ありがとうございました。
 2年生の子ども達は、来年度の3年生になると、図工室で授業を受けることになります。(低学年は、教室で図工の授業をしています。)そして、3年生から木工作が始まり、木を切ったり釘を打ったりする学習があります。今までの図工の時間への興味・関心を生かして、新たな学習に挑戦していってほしいと思います。
 2校時に、5年生が椅子を持って体育館に集合しました。いよいよ今日から卒業式の練習の始まりです。まず、これから卒業式の練習に取り組むにあたっての心構えを指導しました。(写真中)
 5年生は、卒業生の後ろ、そして保護者席の前に座ることになります。体育館の中央に5年生が座るということは、卒業式で重要な役割を担っていることを意味します。卒業式の入退場の音楽を演奏したり、卒業生と一緒に呼びかけや歌をうたったりもします。座ってじっとしている時間が長いのですが、毎年どの5年生も通ってきた道であり、最高学年への切符を手にする最後の大きな行事です。しっかり気持ちを引き締めて練習に臨んでほしいと思います。
 呼びかけの台本がすでに配られ、代表でセリフを言う子も決まったようでした。来週からは、6年生の練習が始まるとともに、5,6年生の合同練習も予定されています。お互いが良い刺激となって、すばらしい卒業式になるように指導していきます。
 今日から、休み時間を使ってパフォーマンスクラブの発表が始まりました。今日は、中休みに1年生、昼休みに2年生を招いて、多目的室で二人羽織を披露しました。パフォーマンスクラブでは、年間を通じてダンスや劇の練習に取り組んできました。そして、3学期のクラブの時間には、二人羽織を練習してきました。すでに今年度のクラブ活動の時間は終わりましたが、全校児童に練習の成果を見せ、楽しんでもらおうというのがねらいです。
 水色のカッパを羽織り、まずはマシュマロを箸で口に運びました。見事にマシュマロが口の中に入り、1年生の子ども達から大きな拍手がわきました。(写真下)続いて粘土でウサギを作ったり、画用紙にアンパンマンの絵を描いたりと、なかなか上手な二人羽織でした。
 最後に羽織っていたカッパを脱ぎ、クラブの子ども達がお礼を伝えました。1年生の子どもの中から、「あれ、2人いたんだ」という声が・・・。

3月7日(木)

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 分厚い6年生の国語の教科書も、残りのページがあとわずかになってきました。250ページ前後に、「宇宙飛行士 −ぼくがいだいた夢」という読み物があります。2005年に、宇宙飛行士としてスペースシャトルディスカバリー号に搭乗した、野口聡一さんのお話です。野口さんが話した内容を聞き手がまとめた文章で構成されています。
 2組では、この話を読んだ感想を各自が作文用紙にまとめていました。(写真上)「ぼくはロケットのそうじゅうしになりたい。」という言葉とともに、ロケットの絵が描かれた写真が載っていました。野口さんが小学校1年生の頃に書いた将来の夢です。その後、様々なきっかけがあり、最終的にスペースシャトルに乗る宇宙飛行士になることがきました。
 野口さんは、「やりたいことは変わっていく。その時々で自分が目指していくもの、自分が理想とするものを追っかけていけばいい・・・。」と言っています。現在、6年生の廊下の掲示板に、総合の学習の時間に各自が調べた「職業調べ」のまとめが貼ってあります。一人一人があこがれている職業を決め、「どのような仕事であるのか」や、「その職業になるためにどのような道があるのか」がまとめてあります。6年生は、きっと中学校や高校…と進むうちに、また新たなあこがれを抱いていくはずです。
 今日の5年1組の道徳の授業では、「おばあちゃんからもらった命」という資料を使っていました。(写真中)阪神淡路大震災で被災した、広瀬めぐみさんのお話でした。地震で崩れた家の中で、自分をかばっておばあちゃんが亡くなりました。広瀬さんは、おばあちゃんに恩返しをしたいと考え、介護福祉士の仕事を目指すようになりました。・・・「かけがえのない命(生命尊重)」として扱ってもよさそうですが、「家族への感謝」として書かれた資料です。
 教科書には、阪神淡路大震災の直後に起きた大きな火災の写真が載っています。当時、学校に着いてからテレビで地震のニュースを知り、映し出される映像にぼう然とした記憶があります。本当に今起きている出来事なのかと、疑いたくなるような気持ちでした。そして、もうすぐ8年目を迎える東日本大震災も・・・。今年は「3.11」が、月曜日にあたります。来週の全校朝会では、東日本大震災に関する話をするとともに、全校で黙とうを行う予定でいます。
 6校時に、体育館で「卒業感謝の会」がありました。6年生が、今までお世話になった方々に感謝の気持ちを伝える会です。校内の教職員と保護者、そして低・中学年の時にかかわりのあった3名の先生が参加されました。先週の「6年生を送る会」では感謝される側だった6年生が、今度は感謝する側になり、立派な態度でその気持ちを表していました。(写真下)
 今週月曜日に、私も前任校の同じ会に招かれて行ってきました。しばらく振りに会う子ども達は、一目見るだけでその成長の大きさに驚かされるものです。手際よく動いて出し物の準備や片づけをしたり、ひな壇に座っている姿でさえ見ていて感慨深いものがあります。
 6年生は、感謝の会が終わると、次に目指すはいよいよ卒業式です。

3月6日(水)

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 1年生の国語の学習では、「どうぶつのあかちゃん」という説明文の学習をしています。これまで1年生は、「いろいろなくちばし」や「じどう車くらべ」という説明文を学習してきました。それぞれ、いくつかのものを比べた違いが書かれていたので、対比しながら読み取りをしてきました。
 今回の「どうぶつのあかちゃん」も同様です。ライオンとしまうまの赤ちゃんの違いが書かれています。生まれたばかりの大きさや様子の違いを本文から読み取り、比べながら確かめていきます。ライオンの赤ちゃんは「子ねこぐらいの大きさ」で生まれてくるのに対し、しまうまの赤ちゃんは「もうやぎぐらいの大きさでうまれてきます」と書いてあります。
 教科書では、この説明文を学習した後に、他の動物の赤ちゃんについても紹介しています。カンガルーの赤ちゃんは「一円玉くらいの大きさ」で生まれてくるそうです。教室では、それぞれの動物の赤ちゃんの大きさを自分の手で表現して確かめてみました。子ねこ⇒やぎ⇒一円玉(写真上)と、動物の種類によってずいぶん違いがあることが分かりました。
 5年生の理科「ふりこの動き」の実験が慎重に行われていました。(写真中)振り子の1往復の時間が、「振れ幅」や「糸の長さ」、「振り子の重さ」のうちのどの条件で変わるのだろうかということを調べていきます。実験の方法は、調べる条件だけを変え、他の条件は同じにして行います。そして、10往復する時間を計るとともに、何回か実験したデータを平均して比べていきます。
 先にあげた3つの条件のうち、1往復の時間が変わるのは1つだけです。「振り子の重さ」で往復の時間がどうなるかを実生活で考えてみましょう。「同じブランコで、6年生が乗った時と1年生が乗った時とで、往復の時間はどうなるでしょう。」ということです。「体重の重い6年生が乗った時の方が速い」と考えるでしょうか。それとも、「体重の軽い1年生が乗った時の方が速い」でしょうか。・・・正解は、往復にかかる時間は「同じ」です。つまり、振り子の振幅は、重さには関係しないということです。これは、同じ大きさのガラス玉と鉄球を同時に落とした時に、地面に同時に着くということにも通じます。大人でも「ホント???」と思ってしまいますが…。
 5年2組で学級会を開いていました。(写真下)「5年生さよなら修了会」というお楽しみ会についての話し合いでした。また、今月末で転校してしまう子のための「お別れ会」の意味も含めた会にしようという議題でした。
 学年末を迎え、学習のまとめはもちろんですが、どの学級にとっても一年間の仲間とのしめくくりを考える時期となりました。5年生は、唯一学級編成替えのない学年です。しかし、最高学年になるという決意をしっかりもたせるためにも、一年間の仲間との絆を振り返っておく必要があります。「自分はこのクラスで良かった」と、誰もが思える振り返りができるように、クラスごとに最後のお楽しみ会を考えていきます。

3月5日(火) その2

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 3,4校時に、5年2組が調理実習をしていました。「りんごのコンポート」を作る実習でした。まず、小さく切ったりんごをフライパンに入れ、砂糖と水を少々入れて弱火で煮ます。ふたをして20分ほど煮てやわらかくなったら、バターと塩少々を入れ、水分がなくなるまで煮詰めて完成です。
 実習のために、各自りんごを1個ずつ用意してきました。今日の調理実習の一番の問題は、「りんごの皮む」きでした。(写真上)包丁の持ち方を見ていると、経験のある無しがはっきりとしていました。包丁の刃の前に親指をあてていない子が多く、左手をけがしないかと見ていて怖くなる場面も…。とりあえず大きなけがはなくコンポートが出来上がったようでした。
 5年生は、来年度6月に武石移動教室があります。飯盒炊さんで、カレー作りをするかもしれません。じゃがいもの皮むきなど、ぜひ家庭でもやらせるようにしてください。ちなみに私は、今は包丁を持つことはめったにありませんが、りんごの皮むきは得意です。
 2年生は、生活科の学習で「明日へジャンプ」と題して、今まで自分の生い立ちについて調べてきました。小さい頃の様子を家の人にインタビューしたり、昔の写真を集めたりして、生い立ちを一枚の画用紙にまとめました。そして、ここまで成長してくることができたのは、多くの人の支えがあったということに気がつきました。
 今日は、担任の先生が各家庭にお願いして集めておいた手紙を、子ども達に渡しました。家の人が自分の子どもにあてて書いた手紙です。封筒からそっと手紙を取り出し、クラス全員がだまって読み始めました。(写真中)
 どの家庭でも、大変気合いを入れて書いてくださったようで、細かな文字がたくさん並んでいました。しばらくして手紙を読み終えた子ども達の表情から、書かれていた内容がしっかり伝わったことが感じ取れました。家族の一員として、とても大切に育ててもらっていることが実感できたようです。
 5,6校時に、6年1組の調理実習がありました。先週の2組に続き、サンドイッチの実習でした。きれいな卵サンドがポテトチップスと一緒に届きました。やっぱり手作りはおいしいです。(写真下)
 先週のクラスの子にも聞きましたが、「家でサンドイッチはあまり作らない」と答えた子がほとんどでした。今はコンビニでも簡単にサンドイッチが買えてしまうからでしょうか。と言っている自分も、サンドイッチはコンビニ派です。

3月5日(火) その1

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 6年生の算数では、6年間の学習のまとめをしています。今日は、「和算」について紹介しているページの問題に挑戦していました。
 江戸時代の数学を、現在では「和算」と呼んでいます。小学校の学習内容では扱っていませんが、和算には実用性・必要性があり、遊び心もあります。そして、答えを求めるために根気強さを養うこともできます。今日は、「油わけ算」や「入れ子算」について学習していました。
 「油わけ算」の問題は・・・「1リットルのつぼに、油が1リットル入っています。この油を5デシリットルずつ2人で分けます。しかし、ここには、7デシリットルと3デシリットルのますしかありません。この2つのますを使って、5デシリットルずつ分けましょう。」
 そして、「入れ子算」の問題は・・・「なべ屋に行くと「入れ子」という7つのなべを売っていました。「入れ子」とは、いちばん大きななべの中に2番目の大きななべが入り、そのなべの中に3番目というように重ねることができるなべのことです。これらのなべの値段は、250円ずつちがいます。7つのなべの全部の値段は9800円です。いちばん小さいなべの値段はいくらですか。」
 「油わけ算」は、簡単な図を描きながら試行錯誤して解いていくようでしょうか。また、「入れ子算」の問題では、□やX(エックス)を使うと求めやすくなります。自分なりに式を立てて解いている子が何人かいました。(写真上)
 来週末、6年生の各クラスに1時間ずつ私が授業をします。事前に宿題のプリントを出すのですが、その内容はまさに「和算」に近い課題です。
 昨日までの雨がやっと上がり、暖かな朝を迎えました。今日は3月5日です。今年の啓蟄(けいちつ)の日を調べてみたら、明日(6日)のようです。啓蟄とは、春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外にはい出てくる頃のことです。今日は、ミッキー池のカメ吉君が久し振りに姿を見せました。今まで池の底の泥の中で冬眠していました。時折水面に顔を出して空気をたっぷりと吸い、春の気配を感じ取っていたようです。中休みになり子ども達がやって来ると、池の底にもぐってしまいました。(写真下)
 子ども達にとっても、先週から雨のためになかなか外に出られない日が続いていました。やっと外遊びができるようになり、開放的な明るさが戻ってきました。

3月4日(月)

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 今日の全校朝会は、「努力はたし算、協力はかけ算」というお話をしました。
 ・・・「努力はたし算」は、「小さな努力でも、それを続けていけばたし算の答えのように大きくなっていく」ということを言っています。例えば、漢字のプリントを毎日1枚ずつやったとします。3日間続ければ、1+1+1で3枚になります。読書の時間に毎日10ページずつ読んだとしたら、10+10+10で30ページ読んだことになります。苦手なことは誰にでもあります。でも、苦手なことでも毎日少しずつ努力を積み重ねていけば、必ずできるようになります。努力した結果は必ず増えていくという、「努力はたし算」の言葉を信じてがんばりましょう。
 次は「協力はかけ算」についてです。かけ算は、たし算よりも大きな結果が得られます。3人の子が2倍ずつがんばって協力したとしたら、2×2×2で8になります。今までの運動会や学芸会など、学年全体で力を合わせる時に、みんなは経験したことがあるはずです。でも、協力するということは、全員ががんばらないと協力になりません。一人の子が協力しないで0だったとしたらどうなるでしょう。2×2×0は、0になってしまうのです。「自分一人くらいやらなくてもいいよ」とか、「誰かやってくれるからいいさ」という気持ちでいたら、0になってしまうのです。・・・
 先週金曜日に「6年生を送る会」がありました。今年も各学年の出し物が工夫されていたとともに、短期間でしっかり練習された発表でした。全学年の出し物の様子については、このホームページに各学年から発信しています。どの学年も、まさに「協力はかけ算」で取り組んだ出し物でした。
 体育館に送る会の飾りがそのまま残っている中、3校時に6年生が集まって次の練習が始まりました。今週木曜日に行われる「卒業感謝の会」に向けた準備です。
 送る会では、全校児童から感謝される側の6年生でしたが、今度は感謝する側として気持ちを伝えることになります。そして、感謝の気持ちを伝える相手は、今年度の教職員や6年生の保護者、そして旧職員の方々です。
 送る会の出し物とほぼ同じ構成になっているようですが、ひな壇の前に職員席や保護者席があるため、出し物の場所をいくつか変更しなければなりません。最初に6年の先生が子ども達に当日の流れを説明しながら、会のイメージをもたせるように指導していました。(写真上)
 2年生は、算数の時間に「はこの形」の学習をしています。家からいろいろな空き箱を用意してきて、箱の側面の形を画用紙に写し取っていました。そして、写し取った長方形を一つずつ切り取り、同じ形の側面をさがしたり、セロハンテープで組み立てたりしていました。立体の面と面とのつながりを考えさせる学習内容でした。(写真中)
 他にも、算数で立体の学習をしている学年があります。4年生は、立方体や直方体の展開図の学習をしています。今日は3校時に、実際に工作用紙に展開図を書き、切り取って組み立てる学習をしていました。また、5年生は4校時に、「角柱と円柱」の学習をしていました。今日は、円柱の展開図を考え、4年生と同じように工作用紙を使って組み立てていました。(写真下)円柱の展開図は、側面が長方形になることがまず大切な学習ポイントです。また、その長方形の縦と横の長さが、それぞれ円柱の高さと円周の長さであることを理解しなければなりません。
 子ども達に算数の指導をしていると、平面の図形は理解できても、立体となるとなかなか理解ができないという場面に出くわします。子ども達に立体感覚をつかませるにはどうしたらよいのか…多分、保護者の方々も悩まれるところでしょう。小さい頃(小学校に入る前)のブロック遊びや積み木遊びの大切さは、昔からよく話に聞いたことがあります。実際に自分の手を使い、立体を触る経験を多くさせることがまず重要であるのは間違いありません。あるいは折り紙やプラモデルを組み立てたりすることも良いのではないでしょうか。ゲームの世界の3D感覚よりも、自分の手を使った感覚を磨かせることを小さい頃から経験させてあげたいものです。

3月1日(金)

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 3,4校時に、体育館で「6年生を送る会」がありました。1年生からプレゼントしてもらったドラえもんのペンダントを首にかけ、4年生の「さんぽ」の合奏に合わせて入場してきました。6年生と一緒に手をつないで歩いてくる1年生はニコニコ顔でしたが、6年生は少し照れくさそうに花のアーチをくぐりました。
 4,5年生の代表委員が中心になり、司会や始めの言葉・終わりの言葉を担当しました。全校児童が見渡せるひな壇に6年生が着き、会が始まりました。委員会の引き継ぎでは、各委員会の代表者が中央に出て、6年生から5年生に委員会のバトンを渡しました。代表委員会は、あいさつ運動ののぼりがバトン代わりでした。
 校旗の引き継ぎも行いました。毎日6年生が、朝と帰りに校庭の掲揚塔に行き、校旗の揚げ降ろしをしてきました。これぞ最高学年の仕事、一年間続けるのはとても大変なことです。代表で受け取った5年生の表情は、真剣そのものでした。
 各学年の出し物は、1年生から順に行いました。どの学年も、練習の成果を発揮して、しっかりと発表することができました。きっと6年生に感謝の気持ちがきちんと伝わったことでしょう。ひな壇で見ていた6年生は、感心したり微笑んだりしながら、下学年のがんばりに拍手を送っていました。
 どの学年も、マイクなしでの発表でした。体育館にしっかり通る声で、はっきりとセリフが聞こえてきました。全校児童がしっかりその場の雰囲気を感じ取り、静かに発表を見ていたことも送る会全体を高めることにつながりました。
 5年生の力強いソーランの後は、いよいよ6年生のお礼の出し物です。6年間の学校生活を振り返り、学年を追って自分達の成長を発表していきました。そして最後に「キセキ」の合奏をしました。予定通りに会場内からアンコールの声がかかり、メンバーを入れ替えてもう1回演奏し、大きな拍手がわきました。6年生は、来週木曜日の卒業感謝の会に向けて、また月曜日から練習が続きます。しかし、今日の出来栄えで、まずは一安心の様子でした。(特に担任の先生は…)
 花のアーチをまたくぐりながら体育館を去っていく6年生は、とても大きく感じられました。いろいろな学年の子から声をかけられたり、ハイタッチを求められたりしながら、5年生のリコーダー合奏に合わせて学年の間を退場していきました。3週間後の卒業式の日には、校庭で門送りがあります。次に花のアーチをくぐる時が、田柄小での本当に最後の後姿を見ることになるのだなと思いました。
 送る会が終わってから、たてわり班で行う「お別れ給食会」の準備に取りかかりました。どのたてわり班も、6年生を温かく迎えようと、てきぱきと給食の用意に取りかかっていました。6年生が教室に入ってくると、5年生が司会をして給食会をリードしました。給食中は、この一年間一緒に遊ぶことで仲良しになった6年生に、いろいろな質問をしている子がいました。たてわり班として、たまたま今年度一緒になったことがきっかけとなり生まれた絆も重要です。また来年度には、違う仲間とたてわり班を組むわけですから、6年間で多くの絆が生まれることになります。
 給食後の教室では、6年生がクイズを出したりゲームをしするなど、「お礼の出し物」をしてくれました。さらにその後は外に出て、たっぷりとたてわり班遊びも楽しみました。

2月28日(木)

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 今朝行う予定であった体育朝会「長なわ記録会」は、雨のため明日に延期することになりました。
 2校時に5年生が体育館に集まり、「6年生を送る会」の学年の出し物を練習しました。出張で学校に帰ってきたところ、練習が終わって教室にもどる子ども達に会いました。運動会で使った青いはっぴを着ていたので、5年生はソーランを踊って6年生に感謝の気持ちを伝えるようです。今週の学年練習は今日だけだったので、5年生の出し物だけ確認することができませんでした。明日の本番では、気合の入った5年生らしいソーランを見せてくれることでしょう。
 中休みは、全校児童がたてわり班の教室に移動し、明日の「お別れ給食会」の確認をしました。(6年生は別の場所で待機していました。)今回も5年生が中心になり、1〜4年生に指示を出していました。「いただきます」と「ごちそうさま…」のあいさつは、1年生が担当です。6年生への感謝の言葉をつけて、大きな声で言えるように見てあげていました。また、座席の並び方を確認したり、給食会の後の遊びについても5年生が班のメンバーに説明をしていました。ちょっと偉くなった気分の5年生でした。
 3校時は、6年生が合奏「キセキ」の練習をしていました。(写真上)合奏が終わってから、アンコールがあったという想定で、指揮者や楽器のメンバーをすみやかに交替して2回目の演奏も練習しました。6年生にとっては、小学校最後の合奏曲ということもあり、どの楽器の子ども達も真剣な表情で取り組んでいました。明日は全校児童の前で演奏し、来週木曜日の感謝の会では、保護者と教職員の前で演奏します。
 3年生の社会科の学習では、「わたしたちの練馬区」という副読本を使って授業をしています。今日は、練馬区で有名な「酉(とり)の市」について学習していました。毎年、11月の酉の日に行われる各地の大鳥神社の祭礼を、「酉の市」と呼んでいます。練馬駅のすぐ近くにある大鳥神社の「酉の市」は特に有名で、毎年多くの人でにぎわいます。
 副読本には、熊手の写真が大きく載っていました。そして、多くの人が熊手を買っていく様子が書かれていました。酉の市には、招福やおかめなどの縁起物で飾った「縁起熊手」が売られている露天がたくさん出ます。「熊手」は福を「掃き込む、かきこむ」というシャレにはじまり、「かっこめ」と呼ばれている縁起物となっています。授業では、熊手を飾るたくさんの縁起物を写真から見つけて発表し合っていました。(写真中)
 1年生の子ども達が、得意げに水色の折り紙でドラえもんを折っていました。(写真下)先日の保育園や幼稚園との交流会では、苦労して作っていたドラえもんペンダントでしたが、今ではどの子もすいすいと作れるようになりました。
 今回のペンダントは、明日の「6年生を送る会」で卒業生にプレゼントするものです。ちゃんとドラえもんの裏に、卒業をお祝いするメッセージや、感謝の言葉が自分の名前とともに書かれていました。「いっしょにあそんでくれてありがとう。」、「中学校にいってもがんばってね。」・・・1年生が一生懸命書いたメッセージは、6年生の心にしっかり届くはずです。
 明日は、6年生の首にペンダントをかけてあげてから、一緒に手をつないで花のアーチをくぐって入場します。

2月27日(水) その2

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 今日も、体育館を使って「6年生を送る会」の練習をしていた学年がありました。
 2校時は、1年生の練習時間でした。1年生は、特に1学期の始めに6年生とのかかわりがたくさんありました。そこでまず、「6年生のやさしいところ」を発表し、それぞれの場面を簡単な劇で再現します。
 次に、運動会と学芸会を1年生なりに発表していきます。運動会の組体操では、3人組のかわいらしいピラミッドを笛の合図でつくります。(写真上)学芸会では、「エルコスの祈り」の役の衣装を着て、「語りあおう」の歌をうたいます。
 そして最後は、1年生全員で6年生に手拍子をつけたエールを送ってしめくくります。送る会の「出し物」では、1年生がトップバッターとして発表します。セリフを担当する子や劇、歌を行う子ども達など、しっかり自分の役割を果たせるように、明日もう一度練習を行うようです。
 6年生は、5校時に送る会の練習を行いました。6年生は、送られる側ではありますが、在校生へのお礼として出し物をします。(一週間後の「卒業感謝の会」の出し物にも共通します。)
 出し物の前半は、1年生から始まった小学校生活の6年間を呼びかけで振り返ります。そして、印象的な場面を再現していく構成になっています。6年生の運動会の場面では、組体操の肩車〜サボテンを発表します。(写真中)
 後半は、合奏「キセキ」です。アンコールに対応するように、担当する楽器を何パターンか用意しているようでした。いよいよ6年間最後となる学年合奏です。練習を通してさらに上をめざしていってほしいと思います。
 1,2校時に、6年2組の調理実習がありました。感謝の気持ちを込めて作る「サンドイッチ作り」に挑戦していました。班ごとにどんなサンドイッチにするか、先週のうちに計画を立てていたようです。それぞれ分担した材料を持ち寄り、調理が始まりました。(写真下)
 食パンにバターをぬったり、材料を切ったりと、協力して手際よく進められていたようでした。試食させてもらった班のサンドイッチは、レタスと卵とハムとツナが入っていました。とてもおいしかったです。他にも、フルーツと生クリームをはさんだサンドイッチを作っている班もありました。
 最後にサンドイッチをきれいに切るのが難しかったようでした。どの班のサンドイッチも、苦労して作った手作り感があふれるものばかりでした。

2月27日(水) その1

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 先週から休み時間になると、長なわを持ってけやき広場や中庭で遊ぶ子ども達の姿が目立ってきました。明日の体育朝会は、今年度最後の長なわ記録会があります。そのため、練習して記録を伸ばそうと取り組むクラスが増えてきました。体育の時間にも、クラス全員でかけ声をかけながら長なわの練習をする様子が見られます。
 今朝も長なわを手に、真っ先にけやき広場に出てきたクラスがありました。「イチ、ニ、サン・・・」と元気の良いかけ声が響き始めると、それにつられるように他の学年の子ども達も集まり練習が始まりました。(写真上)
 予報では、今日の夜中から明日にかけて雨が降るようです。明日の体育朝会が雨の場合は延期にしますが、子ども達の情熱が冷めないうちに記録会が行えるようにと願っています。
 今年も、2年生が国語で学習する「スーホの白い馬」の物語の時期に合わせて、エルデン・ダライさんに来ていただきました。エルデンさんは、モンゴルの伝統楽器である「馬頭琴」の奏者です。図書室に学年の児童が集まり、馬頭琴の音色を聴かせていただきました。(写真中)
 お話や子ども達からの質問に答えていただき、モンゴルの人々の暮らしや服装、馬頭琴の秘密をたくさん知ることができました。スーホの物語は、日本の「桃太郎」のように、モンゴルでは誰もが知っている昔話だそうです。最近では、お土産用に馬頭琴が作られるなど、海外の人の関心も高くなってきているようです。
 エルデンさんに聞いてみると、モンゴルの人達は日本の人々を大変尊敬しているとのことでした。古くから様々な援助をしてくれた国であるということや、島国でありながら文化が栄えていることにあこがれの気持ちをもっていると話されていました。(荒れ地でもよく走る日本の自動車が、モンゴルでは大人気だそうです。)
 今年も2年生にはちょっと難しいジョークを混ぜながら、2時間たっぷりと楽しい演奏会になりました。
 3,4校時に、3年生が七輪を使う体験活動をしていました。中庭でグループごとに1台の七輪を囲み、炭をおこしてお餅を焼く体験です。マッチをすって、新聞紙には火がつくものの、なかなか炭にまで火がつかず、どこのグループも苦労していました。新聞紙から木を燃やし、炭に火がいきわたるようにしていくのですが、木の代わりに藁を使っていたので難しかったようです。割りばしなどの木を使うと比較的うまくいきやすいものです。トップバッターの2組の様子から、他の2クラスはどのように対策を練ってくるでしょうか・・・。
 苦戦の末に焼けたお餅は、しょう油をつけて味わっていました。(写真下)「おいしい」だけでなく、昔の人の苦労が味わえたことでしょう。

2月26日(火) その2

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 1年生は、先週の保育園との交流会に続き、3,4校時に田柄幼稚園との交流会を行いました。田柄幼稚園の年長(5歳児)組は3クラスあり、1年生よりも多い人数です。はじめの会の後にペアをつくり、相手にドラえもんペンダントをプレゼントしました。そして、次は学校案内です。手をつないで、校内のいくつかの部屋を案内していきました。2人の園児を担当することになった子は、両手に一人ずつ手をつなぐことになりました。
 2年生の教室前を通ると、2組は図工の授業、1組は国語の授業をしているところでした。2年生の先生方の配慮もあり、授業の様子を少し見学させてもらいました。幼稚園の子ども達にとって、学習している場面を見学することはとても興味深かったようです。目を真ん丸にして教室をのぞきこんでいました。(写真上)
 4校時は、体育館でじゃんけん列車を一緒に楽しみました。終わりの会では、幼稚園の子ども達からの質問コーナーが設けられ、様々な疑問が出されました。幼稚園の子どもなりに、いろいろなことを考えていることが分かりました。ちょうど昨日、田柄幼稚園から卒園式の案内が届いたところです。3週間後の3月20日に卒園式があるようです。今日来た園児達は、きっと来週あたりから卒園式の練習に取り組んでいくのでしょう。1年生にとっても、保育園や幼稚園との交流会を通じて、進級に向けての心構えをもつ良いきっかけになりました。
 6校時に、3年生が理科室でマッチのすり方を習っていました。理科の学習ではなく、社会科の時間です。社会科の学習では、昔の道具について調べてきました。七輪を実際に使う前に、マッチの正しいすり方を教えるための指導をしていました。
 理科の時間では、4年生のアルコールランプを使う実験で、初めてマッチの使い方を習います。しかし、以前にもお伝えしましたが、現在は火を使うほとんどの実験で、アルコールランプは使用していません。安全性や火力、簡易な点から、カセット式の実験用コンロにとって代わられました。ということは、現在はほとんど小学校でマッチが使われていないということになります。
 3年生にとっては、今までマッチを手にすることも、実物を見たこともないという子がほとんどだったでしょう。今の時代を考えると、一般家庭におけるマッチの需要はほぼゼロです。今日は、どの子にとってもマッチをする初めての経験になりました。
 先生の見本を見た後、グループごとに一人ずつ火をつけてみました。(写真下)怖がってなかなかつけられない子や、すぐに手を放してしまう子など、必ずマッチをする最初の頃は、似たようなことが起きるものです。何事も経験して上手になるものですが、今後実際に七輪を使う実習以外でマッチを使うのは、一体いつの日になることやら・・・。

2月26日(火) その1

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 今週に入り、各学年とも6年生を送る会の練習に熱が入ってきました。送る会のプログラムの中には、「各学年からの出し物」があります。それぞれの学年の持ち時間は5分程度ではありますが、短い時間でどれだけ印象に残る出し物にできるかが見所でもあります。また、毎年どの学年も大変工夫を凝らした内容になり、当日お互いの学年の発表を見合うのが楽しみでもあります。
 体育館が使える時間を考えながら、学年で練習する日程を合わせて練習に取り組んでいます。今日は1校時に3年生、2校時に4年生が学年練習を行いました。3年生は、元気よく歌をうたったり、ボディーパーカッションで6年生にエールを送ります。最初に何人かが前に出て劇をする導入部分もあり、構成が良く考えられていました。(写真上)
 4年生は、6年生が入場する際の音楽として、「さんぽ」を演奏します。昨日と今日は、その学年合奏の練習もしていました。そして学年の出し物は、まず気合の入ったエールから始まります。さらに学年全員で群読を取り入れ、6年生への応援メッセージとしてリズムに合わせて行います。さらにダンスと・・・、大変盛りだくさんな内容でした。(写真下)常にきびきびと動く4年生の姿を見せることで、「4月から高学年の仲間入り」を意識した出し物をめざしているようです。

2月25日(月)

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 登校時にパラパラと雨が降ったように感じましたが、全校朝会は校庭で行うことができました。今日の朝会では、「場の雰囲気を感じ取れる子に」という話をしました。
・・・先週の音楽朝会や、1年生が行った保育園との交流会でのことです。何も言われなくても、みんな静かになって会を始めることができました。「これから音楽朝会や交流会が始まるから静かにしよう」と、その場の雰囲気をしっかりと感じ取っていたからです。
 このように「場の雰囲気を感じ取る」ということは、学校生活の中でよくあることです。朝の会で日直が前に立った時や、給食の当番の子がみんなの前に立った時など、言われなくても次にどんなことが行われるのかは感じ取れます。全員がその場の雰囲気を感じ取ることができれば、いつもさっと全員が静かにそろいます。
 では、その場の雰囲気を感じ取れるようになるには、どうしたらよいのでしょう。それは簡単です。大勢の人が集まった場所では、いつも周りのことを気にしていることです。そして、常に前にいる先生の方をしっかり見ていることです。違うことをしていたり、隣の子とおしゃべりしていたりすると、気がそれてしまい、その場の雰囲気を感じ取ることができません。・・・
 「教員が口にしてはいけない言葉」というのがあり、それは「静かにしなさい」という言葉であると言われます。どの先生も、クラス全員をすばやく注目させ集中させるために、4月から指導を積み重ねてきました。今年度の学校生活は残り1か月となりましたが、それぞれの先生達が発する雰囲気を感じ取り、行動に移せる子になってほしいものです。
 雨の予報はどこへやら・・・。外で体育を計画していたクラスは、予定通り行うことができました。最近の5,6年生の体育は、校庭でサッカーの授業を行っています。
 得意な男子ばかりが活躍しそうですが、そうならないようにチームを決めたりルールを考えたりさせて指導しています。みんな積極的に動いて、ボールに向かっていきます。(写真上)
 6年生と会食をしていると、小さい頃からサッカーを続けてきた子は、「将来はサッカー選手になりたい!」という夢を語ります。また、中には「サッカーの監督やコーチになりたい」、「サッカーの審判になりたい」という子もいます。一昔前に比べてサッカー人口が増えたのか、それとも地域性なのか、野球派をはるかにしのぐ勢いです。最近は、バスケットボールやバトミントン、テニス、卓球などを習っている子も多くなってきました。6年生と会食をしていると、いろいろなスポーツを習っていたり関心があったりすることがうかがえます。
 2年生は、算数の時間に「分けた大きさのあらわし方をしらべよう」という学習をしています。小学校で初めて習う「分数」の学習です。(写真中)2年生では、同じ大きさに分けた1つ分を、もとの大きさの二分の一といい、1/2と書くことを習います。同じように、1/4も習います。(現在の2年生ではこの2つの分数だけですが、再来年の教科書から1/3も習うことになります。)
 2年生で間違えやすいのは、どの1/2も同じ大きさであるととらえてしまいやすいことです。8cmの1/2は4cmですが、10cmの1/2にあたる長さは5cmです。この場合の1/2という分数が、ものの割合を示しているという考え方は、2年生にとっては難しいのでしょう。
 けやきルームでは、5,6校時に「6年生の卒業を祝う会」を行っていました。小集団指導として、今までけやきルームでかかわりのあった仲間同士で調理を行いました。作っていたのは、フルーツ白玉です。まず、粉をこねて白玉だんごを作りました。次に、ももの缶詰やキュウイフルーツを切って盛り付けました。(写真下)けやきルームで指導を受けるのは、各自週に1日なので、今年度の指導日は残りわずかです。それぞれの成果と課題をはっきりさせて、次年度へとつなげていきます。

2月22日(金) その2

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 3年生は、理科の時間に「じしゃくのふしぎを調べよう」という学習をしています。豆電球の実験セットと一緒に磁石のセットも購入しています。実験セットの中には、いろいろな形をした磁石が入っていて、様々な遊びを試しながら磁石の不思議を見つけていきます。
 磁石の力は、目に見えないだけに不思議がたくさん潜んでいます。磁石に引きつけられるものと引きつけられないものを調べたり、N極とS極の仕組みについても学習します。さらに、2つの極が方位を示す性質や、鉄を磁石に変えることができる性質など、不思議がいっぱいの学習内容です。
 自分が小学生の時(多分、3年生だったと思います)、担任の先生が棒磁石を教室の前の方につるしました。何度磁石を指ではじいても、N極とS極が同じ方向で止まるので、とても不思議に思いました。「地球全体が磁石になっている」というその後の先生の説明が、とても信じられませんでした。
 今日は、砂場に行って「砂鉄集め」をしていました。(写真上)磁石をビニールで覆って砂の中に入れると、黒い砂鉄がくっついてきます。これも子どもの時に不思議に思いました。「こんなに土の中にたくさん砂鉄があるなら、鉄をたくさん作ることができるのに…」と、子どもながらに考えたものです。
 2,3校時に、1年生と保育園の園児との交流会がありました。近隣の3つの保育園から、来年度小学校に入学する年長さんを招いて行われました。体育館ではじめの会をしてから、ペアを組む子どもにドラえもんペンダントをプレゼントしました。1年生の子ども達が折り紙を折って、裏にメッセージを書いたペンダントです。「がっこうはたのしいところだよ。」「きゅうしょくはとてもおいしいよ。」「やすみじかんにあそぼうね。」・・・鉛筆をにぎって一生懸命書いたメッセージは、まだ読めない子がいたかもしれませんが、その思いは園児たちにしっかり伝わったように感じられました。
 次に、それぞれの教室に移動し、学校紹介をしました。1年生にとっては、先週からグループで練習を積んできた、大切な発表の場でもありました。給食のことや勉強のこと、休み時間について・・・○×クイズや劇で楽しく発表していました。保育園の子ども達にとって、「すごいお兄さん、お姉さんだ…」と感じてもらえたことでしょう。それは、園児たちが椅子にしっかりと座って前を向いて聞いていた、その姿勢から感じ取ることができました。
 次に、机の中に入っている道具箱を出し、教科書や文房具類を見せながら紹介をしました。(写真下)1年生の先生に聞いたら、道具箱の整理整頓を今朝行わせたそうです。そのため、いつもよりちょっときれいな机の中になっていました。
 中休みの時間になり、校庭の遊具のところに案内しました。田柄幼稚園の子ども達とは何度か遊びましたが、保育園の子ども達が学校の遊具で遊ぶのは初めてのことです。築山やジャングルジムが、あっという間に子ども達でいっぱいになりました。3校時の途中まで、たっぷり遊ぶ時間をとってありました。しかし、休み時間終わりのチャイムや3校時始まりのチャイムが鳴るたびに、1年生の子ども達はかけ足で教室に戻ろうとしていました。「まだ遊んでいいんだよ」と先生に言われて、また遊具の方に引き返していました。いかに普段チャイムと同時に、すぐに遊びをやめて教室に戻るということが体に染みついているかが分かりました。
 1年生は、来週火曜日に田柄幼稚園の園児と交流会を行います。内容を少し変えての交流会を予定しています。今日の交流会のがんばりを生かして、また一段と張り切って臨むことでしょう。

2月22日(金) その1

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 4年生の教室で、花のアーチを作っていました。一週間後の「6年生を送る会」の入退場に使う花のアーチは、4年生が担当になっています。卒業式の門出送りにも使い、続けて入学式の時にも、そして1年生を迎える会、・・・さらには離任式と、3月〜5月にかけて花のアーチは大活躍します。
 お花紙を5枚重ねてジグザグに折り、中央を留めてから一枚ずつていねいに開いていくと、ふわっと開いた花が完成します。アーチをくぐる様々な人たちの思いを考えながら、一花ずつていねいに作っていました。(写真上)
 理科室で、5年生が「ふりこの動き」の実験をしていました。いよいよ、5年生の理科で習う最後の単元です。今日の授業は、学習全体の導入の実験でした。この単元では、ふりこが往復する時間が、どのような条件に関係しているのかを調べていきます。
 実験用のふりことして、糸にプラスチックカプセルをおもりとして取り付けたものを使っていました。(写真下)実験スタンドにつるすので、糸の長さを自由に変えられるようになっていました。また、カプセルの中におもりを何個入れるかで、重さを自由に変えることもできます。さらに、振れ幅は手を放す高さで変えることができます。
 CDでリズムのはっきりとした音楽を流しながら実験をしていました。音楽のリズムに合った振幅になるように、ふりこを調節することが今日の実験テーマでした。班ごとに糸の長さやふりこの重さ、振れ幅を変えながら、何度も試していました。ふりこの振れ幅が、何をどうすることによって速くなったり遅くなったりするのか、少しつかめてきた子がいたようです。
 次回からさらに正確な実験を通じて、ふりこの振幅のきまりを見つけていきます。

2月21日(木)

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 昨日は、練馬で18.6度まで気温が上がりました。一方、今日は、気温はそこそこあったものの、北風が冷たく感じられた一日でした。晴れや雨の日が周期的に移り変わるようになり、本格的な春が近づいてきていることを感じさせます。
 写真上は、東門から登校する子ども達の様子です。先日の学校説明会で、あいさつのことについて話をしました。学校評価の保護者アンケートで、「あいさつがきちんとできていない子がいる」という声が今年も見られました。一年間を通じて、正門と東門の前に日替わりで立ち、毎日子ども達とあいさつを交わしています。今年度始めの1学期の頃は、どちらかというと正門から入ってくる子ども達の方が、あいさつがよく聞こえてきていました。ところが、2学期の途中から東門から入ってくる子ども達の声もよく聞こえるようになってきました。
 あいさつは、登校班ごとに様々です。登校班の列の前の方に元気の良い子がいると、班全体のあいさつが良くなるようです。学校説明会でもお伝えしたように、ぜひ各ご家庭でもしっかりとあいさつができるように声をかけてあげてください。そして、近所の子ども達にもあいさつの指導をよろしくお願いします。
 今朝は、体育館で音楽朝会がありました。来週の「6年生を送る会」で歌う「語りあおう」を全校で合唱しました。6年生が学芸会で演じた思い出の曲でもあります。後ろのギャラリーには、「おめでとう」の花文字が飾られています。いよいよ送る会が近づいてきたという雰囲気になってきました。
 音楽朝会後、2年生はそのまま体育館に残り、送る会の学年の出し物を練習しました。ホワイトボードに貼られた台本には、「63匹のねこ リベンジの巻」と書いてありました。どうやら、学芸会で2年生が演じた「11匹のねこ」をアレンジした出し物を行うようです。(写真中)2年生らしい元気の良い出し物になるように、練習を重ねていくことでしょう。
 午前中は、区役所に出張で出かけていました。戻ってきてすぐに校内の各教室を見に行きました。4年3組では、道徳の教科書にある「おじいちゃんの ごくらくごくらく」という資料を使って授業をしていました。(写真下)
 道徳の内容項目の「生命尊重」に関する資料です。「ぼく」は、おじいちゃんのことが大好きでした。いつも一緒にお風呂に入ると、「ごくらくごくらく」とおじいちゃんが言っていました。温泉に行く約束をしてくれたおじいちゃんの具合が悪くなり、お風呂に入浴剤を入れて温泉気分を一緒に楽しみました。しかし、その後おじいちゃんは病気で亡くなってしまいます。・・・身近な人の死を通じて、命を大切にしていこうとする心情を育てる資料です。
 道徳の教科書には、どの学年にも必ず生命尊重に関する資料が載っています。道徳が今年度から「特別な教科 道徳」となったのは、全国でいじめの問題が広がったことがきっかけでした。親切や友情、自然愛護など、道徳で学ぶことはたくさんありますが、特に生命尊重は、教科化された道徳にとって大切な指導内容と言えます。

2月20日(水)

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 1年生の教室では、保育園と幼稚園の子ども達を迎えて行う交流会の準備が進められています。あさっては保育園との交流会があり、来週の火曜日は幼稚園との交流会を行います。ともに、4月から小学校に入学する年長さんを迎えて行う交流会なので、小学校の様子を分かりやすく紹介してあげなければなりません。クラスごとに、学校のいろいろな場面の紹介グループを作って練習をしているようです。授業のことを紹介するグループや、休み時間について、給食について・・・と、1年生なりに考えていました。
 今日は、発表の仕方を話し合い、グループごとに練習をしていました。○×クイズを出したり、劇で演じてみせたりもするようです。(写真上)学校にいる時は、自分達が一番下の学年です。1年生にとっては、年下の子ども達に接する大切な交流の場となります。そして、4月から2年生に進級するという気持ちを高めるためにも重要な経験となることでしょう。
 2校時に、全校一斉にたてわり班の教室に移動して、お別れ給食会の準備を行いました。「6年生を送る会」がある来週の金曜日の給食の時間は、たてわり班の教室で会食をします。1年生から5年生が、一年間たてわり班をリードしてくれた6年生に対して、「お別れ給食会」を開きます。6年生の卒業をお祝いするとともに、この一年間の感謝の気持ちを込めて行います。
 それぞれのたてわり班の教室を回ってみると、5年生が張り切って司会をする姿が見られました。(この時間、6年生は体育館で出し物の練習をしていました。)給食を食べた後、休み時間に行う遊びを話し合ったり、給食会に6年生を迎えるための準備を分担して進めたりしていました。
 学年ごとに用意するものが決められています。1年生は、当日のあいさつ(「いただきます」と「ごちそうさまでした」)を担当します。あいさつの前に、自分達のたてわり班の6年生に対する言葉も言います。5年生に教えてもらいながら、作文用紙にそのセリフを書き出していました。(写真中)
 2年生は、6年生が座る場所に置く名札を、3年生は招待状、4年生はランチマットを作る担当です。5年生がそれぞれの学年の子ども達にやさしく語りかけてあげていました。たてわり班は、田柄小では今年度が初めての試みでした。「自分達の班の6年生のために…」という気持ちが、より一層異学年交流の絆を深めることでしょう。
 5校時に、体育館で6年生の学年練習がありました。(写真下)「6年生を送る会」の出し物の練習です。呼びかけや合奏を行うためのひな壇に立つ位置を、音楽専科と学年の先生達で調整して決めていました。今日はまだ楽器を用意していませんが、次回の学年練習から本格的に合奏の音合わせをしていくはずです。

2月19日(火)

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 2年生が、図工の時間にカッターを使った作品づくりに取り組んでいました。小学校では、2年生の図工の時間にカッターナイフの使い方を初めて学習します。
 今日の作品は、「かげをつくろう」という題名でした。まず、カッターナイフを使って画用紙に形を切り抜きます。次に、カラーセロハンを貼り付け、窓にかざして色のついた影を楽しみます。2年生は、先週まで製作していた「まどをひらいて」という作品で、初めてカッターナイフの使い方を習いました。何度か使っているうちに、子ども達はだいぶ使い方に慣れてきたようです。(写真上)
 カッターナイフは、全て学校で買いそろえてあるものを使わせています。昔は、家庭からカッターナイフを用意させたものでしたが、安全面のことを考えて普段子ども達が手にしないようにさせています。自分が子どもの頃は、カッターや肥後守(「ひごのかみ」と読みます。折りたたみ式のナイフのことです。)を子どもが持っているのは普通のことでした。鉛筆を削ったり、いたずらして木を削ったりしていました。当然けがをすることも多々ありましたが、おかげで手先は器用になったと思います。
 一度全国で事件が起きると、あれもダメ、これも危険と、禁止事項が増えていきます。しかし、危険が伴うものだけに、安全に使えるように経験させていくことも必要です。
 来月、セレクト給食の日が予定されています。AまたはBの献立を選ぶことができるのがセレクト給食です。子ども達に説明をし、どちらか一方をあらかじめ選んでおき、人数を把握しておくように連絡がありました。ご飯と豚汁、果物は共通ですが、Aは「鶏肉の照り焼きとコーヒー牛乳」、Bは「魚のカラフル焼きといちご牛乳」の違いがあります。2年1組では、Aの献立に手を挙げた子がたくさんいました。(写真中)
 「肉にするか、魚にするか」を考えた子もいれば、「コーヒー牛乳か、いちご牛乳か」で考えた子もいたようです。とにかく担任の先生は、だれがどちらを選んだのかをはっきりと記録しておかなければなりません。何週間か経ってから、どちらを選んだか覚えていない子や、実物を見て「やっぱりこっちがいい…」と思ってしまう子が出てきてしまうからです。選択肢はAとBの2つだけですが、子ども達にとっては楽しみなセレクト給食です。(自分は、魚で選んでBにします。)
 3,4校時は、6年生各クラスに「ことわざの授業」がありました。毎年10月に「おはなしコンチェルトたんぽぽの会」でお世話になっている安藤先生による出前授業でした。安藤先生は、洗足学園音楽大学の講師をされる前は、中野区の小学校の校長をされていました。そして、国語の大家の先生でもあります。
 「学校で使いたいことわざ」というテーマでの授業でした。ことわざと四字熟語、慣用句とは、はっきりとした区切りがないそうです。昔(万葉の頃)から様々なことわざが使われてきています。全部で6万種類ものことわざがあるそうです。
 一般になじみがあることわざは、いろはカルタに使われています。最初に、そのいろはカルタを面白おかしくパロディにしたものをいくつか紹介してもらいました。「鬼に金棒」⇒「鬼に綿棒」、「猫に小判」⇒「猫にかばん」、「犬も歩けば棒にあたる」⇒「犬も歩け!」(写真下)ペットブームで犬をかわいがり過ぎ、歩かせずに抱っこしている人を見かけます。何とも今風で、笑えるカルタでした。
 授業では、ことわざが3つ示され、それぞれ学校のどの教科に使えることわざであるかを子ども達に考えさせました。「好きこそものの上手なれ」・・・図工や体育、音楽の授業場面を考えた子もいました。同じように、「失敗は成功のもと」、「百里の道は九十九里を半ばとす」だったら…と考えていくと、学校の様々な授業場面が思い当たります。
 ことわざは、日常生活のよくある出来事を簡潔に言い当てたものです。それだけに、日頃の学校生活場面で考えさせると、いろいろなことわざが当てはまることが分かります。今日の授業を通じて、ことわざがより身近なものに感じられてきました。

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