「わくわく・どきどき」の学びを目指して

5月31日(木) その2

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 養生期間が長らく続いていた芝生が、子ども達に開放されました。休み時間はもちろんですが、田柄元気アップタイムの時間にも子ども達に人気の場所となっています。
 今日の元気アップタイムでは、5年1組と4年2組が芝生で運動を楽しむ順番にあたっていました。どちらのクラスも、ごろごろと転がったり相撲をとったりと、芝生の上ならではの運動をたっぷりと楽しむことができました。(写真上)
 芝生の感触というのは、とても心地のよいものです。コンクリートや校庭の土とは違った温かさが、足の裏から感じられてきます。多くの学校では、校庭の隅にかつて芝生があった場所があり、そこはすでに跡形もなく消えてしまっている場合がほとんどです。区や都で緑化事業として予算化されたものの、管理を学校任せにするので、すぐに芝生がダメになっていってしまいました。
 田柄小でこれだけ青々と芝生が維持できているのは、主事さん方が熱心に手入れをしてくれているおかげです。芝生の緑が目に入るだけで、いったいどれだけの子ども達の心を穏やかにしてくれていることか・・・毎週月曜日に行っている全校朝会では、朝礼台が芝生の前にセットされます。私の話を聞く子ども達の目に、芝生の緑が自然に入り込んでいるわけです。
 6校時に委員会活動がありました。明日の金曜日と今日の時間割りを入れ替えたのは、明日5年生の田植え体験があるからです。委員会活動は、全校の先生がそろった日でないとできません。
 ところで、今日の委員会活動の時間を利用して、美化・環境委員会の子ども達にサクラ草の鉢をきれいに洗ってもらいました。(写真下)全部で200鉢ある白い6号鉢は、今年度で3年目を迎えました。きれいに洗って毎年大切に使っていきます。学校用のサクラ草は、いつも10月に5,6年生に植え替えをしてもらっています。そのサクラ草の苗ですが・・・連休明けの週に種まきをしてから3週間ほど経過しました。現在、細かな芽が出始めたところです。毎日乾かさないように水やりをしています。これから蒸し暑い夏になりますが、それをどう乗り越えることができるかが勝負です。

5月31日(木) その1

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 5年生は、家庭科の時間に裁縫セットの使い方についての学習をしています。真新しい裁縫セットの一つ一つには、ていねいに小さく名前が書いてありました。針の数を必ず数えて確認し、毎回針一本でも無くさないように気をつけるということが指導されていました。(写真上)
 昨日の3年生の習字道具もそうですが、初めて扱う道具の正しい使い方を習うということは、とても大切なことです。安全のために守る注意や、道具を長持ちさせるための管理のし方など、最初に習ったことは大人になっても身についているはずです。
 2年生が生活科の学習でミニトマトの苗を植え付けてから、3週間近くが経ちました。最近は、気温の上昇とともにぐんぐんと伸びてきて、黄色い小さな花を次々と咲かせています。中には、緑色の小さな実がつきはじめている苗もありました。子ども達が植えたミニトマトは、2品種の苗に分かれていました。きっとこれから、赤や黄色の実へと色づいていくはずです。
 今日は、昨年アサガオの栽培で使った支柱を取り付ける作業を行っていました。(写真下)トマトは、苗の時からトマト特有の香りがしてきます。青くさい香りと爽やかな香りは、トマトそのものを感じさせてくれます。子ども達の活動が終わった後も、しばらく中庭に香りが漂っていました。

5月30日(水) その2

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 4校時に、体育館で6年生がキャンプファイヤーの練習をしていました。軽井沢移動教室は、来週月曜日から3泊4日で行く予定です。総合の学習の時間に、各自が軽井沢移動教室に関するテーマをもって調べ学習もしています。さらに、それぞれの係児童が担当する仕事を準備しているところです。
 「遠き山に日は落ちて」の曲が体育館から聞こえてきました。行ってみると、学年の大きな輪をつくり、キャンプファイヤー係の子ども達がマイクを持って司会をしていました。また、火の神から火を分けてもらうセレモニーの練習もしていました。(写真上)火の神様から、いろいろな種類の火を分けてもらうようです。
 キャンプファイヤーは、初日(4日(月))の夜に予定されています。天候に恵まれ、たくさんの星が見える下で行えることを願っています。
 5校時は、4年1組で今年度第2回目の研究授業がありました。(写真下)道徳の「言わなきゃ」という資料を用いた授業でした。自分の考えを「言わなきゃ」と思いながら言えない時というのは、誰にでも経験があるものです。自分自身で正しいと思ったことは、しっかり意見として表に出し実行に移していく力は、とても大切なことです。
 道徳の授業は、人間の心の葛藤を自身のこととして振り返りるための時間です。かといって、それによってすぐに自分の生活が変わるというわけではありません。しかし、学習したことがどこかで心に残っていて、いつか変容に結びつく・・・それが道徳の授業です。

5月30日(水) その1

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 2年生が図工の時間に、「ねんどで迷路」という作品に取り組んでいました。粘土板にビー玉が転がっていくように、粘土で壁を作っていました。すべり台やトンネルを作ったりと、子ども達の工夫は無限に広がっていきます。
 何事も、考えることと実際にやってみることとは、違いが出てくるものです。でき上がってからビー玉を実際に転がしてみると、粘土にくっついてしまってうまく転がらないということが分かってきました。また、友達と粘土板を合体させて、大きな迷路を作っていたグループもありました。(写真上)
 図工の作品は、出来上がりを展示して見てもらうことも楽しみの一つですが、粘土の作品は時間が来たらくずして片づけなければなりません。でも、きっと子ども達の心の中に立派な作品として残ったことでしょう。
 5年生の教室では、下田移動教室のしおりを配っていました。すでに移動教室のグループや各自の役割分担も決まり、係ごとの活動が少しずつ始まっているところです。しおりには、2泊3日の予定が細かく書かれていたり、持ち物や食事のメニューなども載っています。綴じ終わったしおりを見ながら、移動教室がますます楽しみになってきたようでした。(写真下)
 昨日の夕方、6年生と5年生の両方の移動教室の職員打ち合わせ会を行いました。それぞれの移動教室に、外部指導員の先生も引率に入っていただきます。移動教室の行程や、職員の準備、配慮事項などを確認しました。子ども達にとっては楽しい移動教室ではありますが、その陰には引率する職員の並々ならぬ苦労と準備と配慮があります。

5月29日(火)

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 今日は、午前中に体力・運動能力テストを全校で行いました。1,2校時は1,3,6年生、3,4校時は2,4,5年生の時間でした。6年生は1年生と、そして5年生は2年生とペアになって測定を手伝ってあげました。
 8時半からさっそく6年生が校庭に出て、ソフトボール投げを先に行っていました。ソフトボール投げのラインは、昨日の夕方のうちに先生達ですでに引いてありました。今日全校で行ったのは、ソフトボール投げの他に反復横跳びと立ち幅跳び、上体起こしでした。(それ以外の種目は、体育の時間に計測しています)毎年2学期の後半に、全校の結果を区の平均と比較しながら分析し、学校だよりとしてお知らせしています。田柄小は、毎年ソフトボール投げと立ち幅跳びの結果が低い傾向にあります。
 6年生のソフトボール投げの様子を見ていると、「物を投げる」という動作がぎこちない子が多いように感じられました。男子の少年野球や女子のキャッチバレーに入っている子は、ボールを投げることに慣れているので、ボールを持つ右手だけでなく、左手の動かし方もスムーズでした。一方、上体を使わずに効き手だけで投げる子は、普段あまり投げる運動や経験が少ないのかもしれません。
 確かに、公園ではかたいボールでのキャッチボールが禁止されていたり、池や川に行っても石を投げようとすると叱られてしまうし・・・ということが影響しているのかもしれません。
 校庭の芝生がとても良い状態になってきました。今朝も主事さん達が芝刈り機できれいに整備していました。もうすぐ養生期間が終わり、子ども達の遊び場として開放します。芝を刈った後に、たくさんのムクドリがやってきてエサをついばんでいました。(写真上)
 4年生は、理科の時間に「電池のはたらき」の学習をしています。3年生の3学期に豆電球に明かりをつける実験は経験済みです。4年生になると、モーターを回す実験をします。モーターは、乾電池の向きによって回る方向が変わります。電流計を使って、電気の流れ方を学習します。また、2本の乾電池を使って、直列や並列のつなぎ方についても実験していきます。
 昨年度までは、続けて光電池のはたらきについても指導していましたが、2年後の教科書から6年生で教える内容になります。そこで、今年から4年生では光電池について学習をしないことになっています。(学習指導要領の移行措置です。)
 1組では、今日初めて実戦セットの中味を開けていたようでした。こういう実験セットは、子ども達がわくわくして取り組むものです。中身を確認したり、導線を長さに切り分けたりしていました。(写真中)最終的には、モーターで動く車を製作するキットになっているようです。説明書を見て自分の力で組み立てるという経験も大切なことです。
 3年生は、昨年度末にサクラ草を植えて持ち帰った鉢を用意して、ホウセンカの種まきをしていました。(写真下)ホウセンカの種は、とても小さな丸い形をしています。一人3粒ずつまいていました。3年生の理科では、ヒマワリやホウセンカの種をまき、成長の様子を観察していきます。学校の裏にあるあおぞら農園では、昨年度のこぼれ種から育ったのか、ヒマワリがあちこちから伸びてきています。

5月28日(月)

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 全校朝会で、「忘れ物をしないために」という話をしました。昔から小学生の学校生活において、「忘れ物をしないようにする」ということは、永遠の課題のようになっています。
 忘れ物が多い子もいれば、忘れ物がほとんどない子もいます。どういうところに違いがあるのでしょうか? 「忘れ物をしないようにする」という目標を立てたとしても、そのために何をするかということを実行していかなければ、一向に忘れ物は減りません。
 そこで今日の全校朝会では、忘れ物をしないために行うべきことを伝えました。まずその第一は、連絡帳をきちんと書くということです。「きちんと」というのは、先生が黒板に書いたように正しく書き写すことであり、さらにていねいな文字で書いた方が忘れ物を減らすことにつながります。次に、連絡帳を見て明日の準備をするということです。連絡帳に書いて覚えているから大丈夫…と思って家で準備をしていると、いつか失敗をします。
 そして最も大切なことは、持ち物を教科ごとに整頓して用意するということです。例えば、国語の教科書、国語のノート、漢字のドリル、漢字のノート…というように、国語の時間に必要なものだけをまずそろえます。それから次の教科で必要なものをそろえる…というやり方です。時間割りの順番にそろえていくのを面倒くさがり、バラバラに用意していくと、たいていそこで忘れる物が出てきます。最後に、前の日のうちに明日の準備をするということも大切です。登校前にあわてて用意をしているようでは、忘れ物につながってしまうからです。
 忘れ物を減らすということは、勉強ができるようになるための第一歩です。大切な物を忘れてしまい、「しまった! 困ったなぁ」と感じなければ、次にまた忘れ物を繰り返すことになるでしょう。忘れ物をした時に、本当に困ったと感じる心が何よりも重要です。
 2校時に、4年2組の国語の授業観察に行きました。「よりよい話し合いをしよう」という単元の最初の授業でした。自分の考えを相手に分かりやすく伝えるためには、どのように話したらよいかを学んでいました。昔から、小学校の授業では、視聴覚機器を有効に活用することで子ども達の学習意欲を高めてきました。今日の授業でも、先生が用意した動画で話し方の見本を見せることで、子ども達の気づきにつながっていきました。(写真上)
 4校時は、6年2組の算数の授業を見に行きました。6年生は、分数のかけ算の学習をしています。今日の学習では、面積や体積を求める場合でも、分数のかけ算を使うことができるかについて学んでいました。日常生活の中で「分数×分数」を行うことはなかなかありません。同様に、「分数÷分数」の式になる問題文も今後6年生で習うのですが、あまり現実的ではありません。中学校のように数式のみで考えていいレベルです。授業では、分数倍した時の面積図を考えることで、面積や体積を求める場合にも分数のかけ算が成立することを確かめていました。(写真中)
 3年生の理科の時間に、モンシロチョウの幼虫の観察をしていました。(写真下)鉢植えのキャベツに産みつけられた卵から青虫がかえり、2〜3センチほどに成長してきました。今後、さなぎや成虫へと変化していく様子を毎日楽しみに観察していくことでしょう。教室の後ろには、カイコの幼虫も飼育されていました。柑橘類の葉にはアゲハチョウが卵を産みます。また、ニンジンの葉にはキアゲハの幼虫が育ちます。チョウになるまでを飼育していく経験を小学生の時期に体験させてあげたいものです。

5月25日(金)

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 2校時に、2年1組の授業観察に行きました。(写真上)4校時には2年2組の授業観察があり、どちらのクラスも道徳の授業が行われ、「がんばれアヌーラ」の資料を使った内容でした。多摩動物園にいるゾウのアヌーラが病気になり、仲間の2頭のゾウが両側から何時間も支え続けたというお話でした。2年生の道徳の授業では、生命尊重として指導します。
 学年の2人の担任は、来月行う道徳の研究授業に向けて、今から準備を進めているようでした。同じ指導案を使って授業を行い、授業観察を通して指導法を深めていこうというねらいのようでした。同じ指導案でも、教材の提示の仕方や発問のし方、子どもの考えの取り上げ方で、ずいぶん授業内容が変わってくるものです。
 アヌーラは、2頭のぞうに助けてもらっただけでなく、飼育員さんの看護や全国から届いた励ましの手紙など、様々な支えで元気を取り戻しました。道徳の授業の後半では、資料の内容から自分の生活に振り返ります。熱を出した時にお母さんに看病してもらったり、病院に連れて行ってもらったりしたことをワークシートに書いている子がいました。
 また、2年生では友達の考えを交流し合う活動を意図的に入れるように工夫していました。(写真中は2組の様子です)今後、他の学習活動にも生かしていけると思いました。
 3校時は、5年2組の授業観察に行きました。理科の授業で、インゲンマメの種子を使った発芽に必要な条件を調べる学習をしていました。5年生の理科では、「比較対照実験」の考え方が様々な単元を通して出てきます。その最初となるのが今回の実験です。
 発芽に必要なものとして、「光、水、空気、適温」が予想として出てきたのでしょう。1週間前にそれぞれの条件を変えて用意し、実験をしていました。今日は、それらの条件下でのインゲンマメがどうなったのか、実験結果をまとめていました。(写真下)
 光や水を与えないという条件は、暗い箱の中に入れたり水を与えなければよいのですが、「空気のない状態」を調べるには、どうしたらよいでしょう・・・5年の理科では、水の中に種をしずめることで、空気のない状態としています。また、適温が必要かどうかは、冷蔵庫の中に入れた種と比較します。
 子ども達は、発芽には光が必要だろうと考える子が多いのですが、暗い箱の中に入れておいたインゲンマメは、ちゃんと発芽してきていました。ただし、もやしのように白っぽく、ひょろりと長く伸びていました。(成長に必要な条件を考える時のヒントになります。)ほとんどの種は、土の中にうめてから発芽してくることを考えれば、光は発芽に関係ないことが想像できます。

5月24日(木)

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 体育館で、集会委員会の子ども達による「間違いさがし集会」がありました。体育館の舞台上で短い劇が行われ、1回目の劇と2回目の劇とで、どこが変わったか(間違いか)を見つける集会でした。田柄小では初めての内容であり、また舞台上で演じていた集会委員会がしっかりと劇に取り組んでいたこともあり、とても盛り上がりました。(写真上)
 子どもにとって劇を演じるという行為は、わくわくとする喜びが得られるものです。低学年の国語や道徳の授業では、よく「劇化・動作化」を取り入れて登場人物の気持ちを考えさせたりすることがあります。先生がお面を手作りで用意してあげると、どの子も前に出て劇をやりたくて、伸び上がって手を挙げるものです。今年は、学芸会がある年です。11月の学芸会に向けて、劇を演じることの楽しさを様々なところで味わわせていきたいと思います。
 2校時から6校時まで、体育館を使ってセーフティ教室がありました。午前中は、光が丘警察のスクールサポーターの方々から低・中学年に指導をしていただきました。(連れ去り防止と、犯罪(万引き)防止の指導)DVDを視聴したり、ロールプレイを通じて学びました。万引き防止のDVDでは、子ども達がそのリアルな再現映像に、真剣に見入っていました。小学生が友達に誘われて万引きをしてしまうシーンでは、きっとどの子も「万引きは絶対にしてはいけないのに・・・」と感じていたはずです。
 4校時は、保護者対象のセーフティ教室として、ネットトラブルについての話がありました。(写真中)子どもを取り巻くネット環境は、年々低年齢化するとともに、様々なトラブルが報告されるようになってきています。SNSルールをしっかり決めた、各家庭での管理が大切であることが再三話題になっています。5校時には、5年生対象の情報モラルに関するセーフティ教室がありました。NTTの方々に来ていただき、指導がありました。ラインやメールでのトラブルや、個人情報をSNSで伝えてしまうことへの危険性について学習しました。
 6校時は、6年生への薬物乱用に関するセーフティ教室がありました。薬物に手を出してしまう人は、どんな人が多いか・・・という問いに、子ども達から「芸能人」という声が聞こえました。しかし実際には職業は関係なく、夢や目標を失っている人が、知り合いから誘われて…ということが多いそうです。6年生では、これからも保健の授業で、薬物依存の害について学習する機会があります。
 5校時に、2年1組の音楽の授業を実習生が行っていました。(写真下)昨日は、初めての授業実践として国語の授業を行ったそうです。今日は、鍵盤ハーモニカの練習や、「小さなはたけ」の歌の指導を行いました。小学校の教員は、様々な教科の指導ができなければなりません。3週間の実習中にいろいろな教科を指導しながらも、指導技術とともに児童理解を深めてほしいと思います。小学校の先生は、1年生から6年生までを指導できなければなりません。

5月23日(水)

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 今日は、1年生の遠足の日でした。お昼過ぎから雨の予報があり、天候が非常に心配でしたが、予定通り実施することにしました。遠足の予備日は来週の月曜日になっており、その月曜日も今のところ雨の予報が出ています。なんとかお弁当を食べるところまでできれば…という思いで出かけたら、実際にその通りになりました。
 学校を出発し、目的地の光が丘公園に向かって歩きました。ところどころ新緑のすがすがしい光を浴びながら進んでいきました。すでに街のあちこちには、アジサイが咲き始めていました。
 光が丘公園に着いてまず最初に向かった場所が、「ちびっこ広場」です。様々な遊具があり、1時間たっぷりと遊ぶことができました。すべり台やブランコの他にターザンロープやスパイダーロープがあり、小学生に人気の遊び場になっていました。ターザンロープでは、子ども同士で協力してロープを次の子に渡してあげる姿が見られました。また、スパイダーロープでは、ゆらゆらと揺れるロープにつかまりながら、恐る恐る上を目指す子もいれば、するするとてっぺんまで登って余裕で手を振っていた子もいました。
 芝生広場に移動してお弁当を広げた頃から、ぽつりぽつりと雨が降り始めてきました。頃合いを見て木陰に移動し、お弁当とおやつの続きを食べました。クラスごとに集合写真を撮り、芝生広場での遊びは断念して、早めに学校に戻ることにしました。(その後、教室でゆっくり過ごし、5校時で下校しました。)
 学校に着いてから、体育館に一度集合して終わりの会を行いました。暑さを感じないで過ごすことができ、また全ての行程が行えなかったにもかかわらず、帰り道で「つかれちゃった〜」と言っている子が何人かいました。秋には生活科の学習で、どんぐりを拾いにまた光が丘公園に行くことがあるかもしれません。体力をしっかりつけておくことが大切であると思いました。また、集団での行動の仕方を、今後もきちんと身につけていけるように指導していきます。

5月22日(火)

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 1校時に、4年1組の図工の授業を見に行きました。4年生は、図工の時間に「名前版画」の製作に取り組んでいます。自分の名前をデザインしたものが、すでに板に裏返しになるように写してありました。今日は、いよいよ彫刻刀で彫る作業です。(4年生にとっては、初めて彫刻刀を使います。)
 まず、全員で丸刀の使い方を習いました。刃物を扱うので、注意事項をしっかり聞いて取り組みました。彫刻刀は、学校で全員分が用意されています。図工の時間に一番けがが多いのが、彫刻刀を使う版画の授業です。必ず両手を彫刻刀に添えて持つようにすればけがはほとんどありません。ところが、夢中になっているうちに片手で彫刻刀を扱い、左手にけがをする・・・ということが起きてきます。
 今日は初めてだったので、板の裏側を使って丸刀の扱い方を練習しました。(写真上)彫刻刀と板の角度が大きすぎて、刃が深く入ってしまう子が見られました。また、丸刀の刃の向きを逆にして持っていた子が何人か見られました。少しずつ削っていくうちに、彫刻刀の扱い方が分かってきたようでした。
 2校時は、3年2組の国語の授業を見に行きました。「春の楽しみ」という言葉集めの単元の学習でした。国語の教科書には、「春のうららの 隅田川・・・♪」で有名な滝廉太郎の「花」の歌詞が載っていました。先生がCDを流し、「この歌を知っている人?」と聞いたら、手を挙げたのはほんの数人でした。こういう日本の有名な曲も、音楽の時間に習わない限り、子ども達は知らないまま育っていってしまいます。
 国語の授業では、「花見」に関連する言葉を集める学習を行いました。(写真中)教科書に「さくら月」という言葉が出てきました。3月を「弥生(やよい)」と呼んでいますが、他の呼び方も様々あり、その一つが「桜月」です。ちなみに、他にも「花月(かげつ)」や「花見月(はなみづき)」、「夢見月(ゆめみつき)」があります。現在小学校の国語の教科書には、どの学年にも日本の伝統的な言語文化に関する内容が盛り込まれています。お子さんの教科書をぜひ開けてみてください。
 4校時は、音楽室で4年2組の授業を見に行きました。「エーデルワイス」の歌とリコーダー練習を中心に授業が行われていました。(写真下)「エーデルワイス」も、昔から誰もが知っている曲です。アメリカのミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の挿入歌として、そして昔から音楽の教科書に載っていたのではないでしょうか。日本語で歌詞がつけられていて、最初の「エ〜デルワ〜イス エ〜デルワ〜イス♪」のところだけは何年経っても忘れていません。(その後に続く歌詞は覚えてませんでしたが…)
 ちなみに、エーデルワイスとは、ヨーロッパの山岳地帯に生育する山野草の一種です。白い小さな花が咲くようです。4年生の音楽の教科書に、『サウンド・オブ・ミュージック』の写真とともに載っていました。

5月21日(月) その2

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 絶好の遠足日和に恵まれ、2年生の遠足が予定通り行われました。行き先は、板橋区にある東京大仏と赤塚植物園、赤塚城址公園の3か所でした。2年生にとっては遠足にちょうど良い距離で、学校から1時間ほどのところにあります。
 最初に行った東京大仏は、赤塚の乗蓮寺というお寺の中にあり、板橋十景にも選ばれています。奈良・鎌倉に続く日本3大仏と言われているほど、座っている大仏さんの中では有名なところです。
 東京大仏の魅力は大仏だけではなく、その仲間たちもまた魅力的です。至る所に石造物群があり、その中でも「がまんの鬼」は特に有名です。いかにも必死にがまんしているという表情で座っています。
 赤塚植物園は、その乗蓮寺のすぐ隣にある広い植物園です。4月から5月にかけて様々な花が咲いていてきれいなのですが、今年はどの花も開花が早く、バラも終わりかけの頃でした。それでも子ども達は事前学習で多くの植物の名前を予習していたこともあり、とても意欲的に見学していました。特にグループ行動で植物名のビンゴを楽しむ場所では、プレートを探しながら園内を回って楽しむことができました。緑いっぱいの野外植物園の中は、たくさんの鳥のさえずりも聞こえてくるすばらしい場所でした。
 城址公園に移動してクラス写真を撮ってから、お弁当を食べました。もうみんなお腹がペコペコのようでした。広い原っぱで元気よく遊ぶ2年生の様子を見ていると、子どもは遊びの天才だなあとつくづく思いました。長なわだけ用意していったのですが、ボールなど他に何も道具がなくても、原っぱという自然を生かして子どもは自然に何らかの遊びを見つけるものです。草花をつんだり、草相撲を楽しんだり、虫をつかまえたり、走り回ったりと、もっともっと遊ぶ時間をとってあげたいほどでした。
 田柄小から歩ける距離にこんな素晴らしい遠足コースがあります。ぜひ家族でも利用してみてください。

5月21日(月) その1

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 2年生の遠足の日でしたが、全校朝会をいつも通り校庭で行い、その後9時頃学校を出発しました。
 全校朝会では、先週金曜日の子どもまつりと昨日の段ボールハウスづくりについての話をしました。どちらも子ども達の発想の豊かさと、創造力が生かされたすばらしい内容になりました。
 さらに話を現代社会の技術革新に目を向け、後半は次のように話をしました。・・・AIと呼ばれる人工知能の開発により、今まで人間が行ってきたことのほとんどがコンピューターにとって代わられる世の中になりつつあります。乗り物の自動運転が可能になったり、AIが将棋や囲碁のプロ棋士に勝つようになったりしています。そのようなことから、AIがいつか人間を超えるのではないかとさえ言われています。
 確かに近い将来、多くの仕事がもっと自動化され、人間の就く仕事が少なくなっていくのは確実でしょう。しかし、コンピューターが人間を超えられない分野、つまり人間でなければできないことがいくつかあります。その一つに、ものを生み出す創造力があります。子どもまつりで、どうしたら楽しいお店になるだろうかと考えたことや、段ボールハウス作りで、こんな家があったらいいなと考えた自由な発想など、これらはAIの技術がいくら進んでもできないことです。
 学校では他にも、図工の時間に絵を描いたり工作を作ったり、国語の時間に作文を書いたりといった、「自分の考えをふくらませ、自由に思い描く学習」がたくさんあります。道徳の時間でも、自分の考えを発表し合ったりワークシートに書いたりする時があります。それらは全て、AIには決してまねのできないことなのです。・・・
 全校朝会では、今日から3週間教育実習を行う2名の先生の紹介がありました。緊張した面持ちで朝礼台に上がり、自己紹介をしていました。自分もはるかかなたの大昔、こんな場面があったなあと思い返しながら見ていました。
 実習生の1人は2年1組を中心に、そしてもう1人は養護教諭の実習なので、保健室を中心に教育実習を行います。すばらしい先生をめざしてがんばってほしいと思います。教職をめざす志を固める大切な3週間になることでしょう。われわれ教員はだれもが通ってきた道であり、全面的に2人の教育実習を支援していきたいと思います。

5月20日(日) その2

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 2時間かけて、子ども達は夢中になって段ボールハウスづくりに取り組みました。審査のために、それぞれの作品への思いを聞きながら体育館をまわりました。
 今年もいろいろな家ができていて、賞を決めるのに苦労しました。本物の家らしく柱をしっかりと立てて作ったものや、家の中のつくりに凝ってキッチンやテーブルなどを上手に作った家もありました。また、船の形の家やお弁当屋さんを作ったグループもあり、子どもらしい発想がどのグループにも生かされていました。
 自分が子どもの頃、空き地で「基地づくり」をしたことを懐かしく思い出しました。田舎に住んでいたため、空き地はそこらじゅうにあり、子どもの頃の定番の遊びでした。どこかから廃材を調達してきては、友達とこっそりと基地づくりに励んだものです。でき上がってひっそりと身を隠した時の喜びが、今日の様子を見て、なんとなくよみがえってきました。体育館で、狭い段ボールハウスの中に潜り込んで微笑んでいた子ども達も、きっと同じ思いだったはずです。
 全員で片づけをしてから、おやじの会特製のカルピスとポップコーンが配られました。準備から運営、そして片付けまで、おやじの会の皆様に大変お世話になりました。また、ご協力いただいた保護者の皆様、どうもありがとうございました。

5月20日(日) その1

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 PTAおやじの会主催の「段ボールハウスづくり」が開催されました。
 今年もたくさんの段ボールが体育館中央に山積みにされ、子ども達を待ち構えていました。近年、段ボールを大量に集めるのが困難になっている中、おやじの会の皆さんが子ども達のためにと、あちこちから集めてきていただきました。
 開会式の後、いよいよ段ボールハウスづくりの開始です。大きな段ボールもあれば、小さな段ボール、様々な形のものと、手にした段ボールの形を基に、子ども達は発想を広げていきます。窓やえんとつをつけたり、キッチンや郵便受けを作ったりと、細部にもこだわった子どもならではの世界ができ上がっていきました。
 今日は、たくさんの保護者の方々が一緒に参加されていました。手伝っているうちに大人も夢中になり、創造する楽しさを味わっていたようでした。

5月18日(金)

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 今日も暑い一日になりました。さらにその暑さに拍車をかけたのが、全校で行った「子どもまつり」です。
 今年はクラスごとにお店を準備してきました。学級会を開いて、どんなお店にするかを話し合ったり、役割分担を決めたりしました。そして、必要な材料を持ち寄り、道具の用意を進めてきました。
 1年生は、6年生とペアを組んで校内を回りました。代表委員会による放送が入り、開会式が校内に流れた後、前半がスタートしました。すぐに校舎のあちこちから歓声が聞こえ始めました。
 全校の学級数(16)のお店がありましたが、それぞれの学年やクラスの特色が生かされ、とても工夫されたゲームが用意されていました。また、あらかじめ希望調査の段階でお店の内容が調整されていたため、学校全体でとてもバラエティーに富んだお店ができ上がっていました。多分、子ども達は次はどんなお店かなと、わくわくしながら各教室を訪れていたはずです。(写真上・中)
 それぞれのお店でのゲームには、ルールが決められていました。お店の準備をしながら、子ども達なりに実際にやってみながら決めたルールなのでしょう。何回ずつ投げることにしようとか、的にあたったら何点にしようとか、さらには低・中・高学年で難易度を変えたりと、よく考えられていました。また、実際に子ども達がゲームをしている時に、下学年の子に優しくしてあげる場面がたくさん見られました。クラスごとのお店になったとしても、校内で一斉に子どもまつりが始まれば、結局様々な学年の子ども達とのかかわりが生じてきます。そういうかかわりの中から培われる心情が大切なのだろうと感じました。
 昼休みに、環境・美化委員会の子ども達と花の苗を植えました。けやきの木の周りの花壇と、正門の入口〜北校舎脇の花壇にかけて、全部で30株の苗を植え付けました。植えたのは、「サフィニア」の花の苗です。赤や白、紫、黄色など、様々な色を植え付けました。
 サフィニアは、某酒造メーカーの研究所で生まれた品種です。もう何年も前になりますが、最初にパープル色の花が出てきて、一面にびっしりと咲いた様子を見た時にはみんなびっくりしたものでした。毎年新品種が出されるようになり、夏の花壇やプランターにもってこいの花となりました。暑さに強く、雨にもじょうぶです。
 間を空けて植えてあり、ちょっとさみしい感じがしますが、1か月後には花壇をおおいつくすように広がってたくさんの花が見られる予定です。植え付けていると、1年生の子ども達が近寄ってきました。植え替え作業をしていることがうらやましく感じていたようでした。(写真下)

5月17日(木)

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 昨日は、5年生の道徳の研究授業がありました。次回の研究授業は、2週間後の30日(水)にあります。4年1組で道徳の研究授業を行う予定です。(当初の予定では3年3組でしたが、変更になりました。後日、4年1組には、きちんとプリントで5時間授業になることをお伝えします。)
 すでに4年生の先生達が、次回の研究授業に向けて準備を進めています。今日の1校時には、4年2組で道徳の授業を行い(事前授業)、学年の先生方がその様子を見にきていました。「『正直』50円分」という資料を使った授業でした。(写真上)
 道徳の授業は、資料の中に出てくる人物の心の変化をつかむとともに、「自分だったらどうするだろうか」とか、「自分も似たような経験がないか」ということを考える時間です。また、道徳の授業は、同じ資料でも学級の子ども達によって出てくる考え方が違ってきます。今日の事前授業を基に、研究授業に向けて検討を重ねていきます。
 6年生は、来月の4日(月)から3泊4日で軽井沢移動教室に行きます。昨年度の岩井移動教室の経験を生かし、さらに充実した宿泊学習となるように事前の準備をしっかりと行っていきます。そのためにも、総合の学習の時間を使い、各自が興味をもった内容をテーマとして、調べ学習に取り組みます。区のしおりを見ながら、軽井沢移動教室の行き先や体験内容について確認をしていました。(写真中)
 軽井沢は、東京と気候が違ったり、めずらしい植物や動物がたくさん見られます。また、地形や火山の特徴(浅間山の噴火の歴史)や、軽井沢のおみやげなど、調べたいテーマがたくさん見つかりそうです。
 いよいよ明日は、子ども達が楽しみにしている「子どもまつり」の日です。午前中、1校時から4校時まで使って、全校児童で楽しむ特別活動の時間です。今日の5校時や6校時には、各クラスで明日のための準備を進めていました。クラス内で自分達のお店のリハーサルをして、実際にどのようにお客さんを案内したらよいかを確かめ合っていました。リハーサルでありながら、すっかり自分達が用意したゲームに夢中になっていたクラスがありました。(写真下)

5月16日(水)

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 6年生が家庭科の時間に、「あづま袋」作りに取り組んでいました。(写真上)あづま袋というのは、一枚の風呂敷や布を簡単に縫い合わせて、袋状にしたものです。風呂敷のように包み方に悩むこともなく、使っていない時には小さくたためて邪魔にならないというメリットもあります。江戸時代の頃から西洋のかばんの便利さを参考にして、風呂敷や手ぬぐいを縫い合わせて作った、日本の知恵が詰まった袋と言えます。
 6年生は、昨年度の家庭科の授業で、ミシンの使い方や三つ折り縫い、そしてアイロンのかけ方をすでに習っています。それらを応用して今回の学習に取り組んでいました。布の柄を自分で工夫し、張り切って製作していました。完成が楽しみです。
 今週月曜日に、5,6年生の移動教室の保護者説明会がありました。6年生は3泊4日で軽井沢へ、そして5年生は2泊3日で下田に行きます。各家庭で準備してもらうものもありますが、学校で子ども達が事前に準備しておかなければならないこともたくさんあります。
 まず子ども達にとって大切なのが、グループ決めです。今日は、5年生の教室で班分けについて話し合っていました。(写真中)移動教室では、行動班と生活班の2種類の班をつくって活動します。行動班は昼間の活動が中心で、ハイキングやレクレーションをする時のグループです。男女混合になるように決めています。また、生活班はおもに宿舎での部屋の過ごし方にかかわるグループで、男女別の分け方になっています。
 5年生は、今回の下田移動教室が初めての宿泊学習になります。下田の宿舎は、2段ベッドがズラリと並んだフロアになっているので、生活班を決めても結局学年全員でひとつの部屋に泊まるのと同じような感じです。しかし、それでも子ども達にとって班の構成メンバーは、3日間を共に過ごす重要な要素の一つになります。真剣に話し合って決めていました。
 5校時に、5年3組の道徳の研究授業がありました。子ども達にとって身近な委員会活動を扱った資料を使い、集団の中での自分の役割について考える授業でした。今日の授業では、心の状態を表す心情円を使って、場面ごとに登場人物の気持ちを考えていました。(写真下)授業が終わった後の研究協議会を通じて、講師の先生からたくさんのことをご指導いただきました。

5月15日(火)

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 タイザンボクの花が開き始めました。タイザンボクの木は、けやき広場の郵便受けの隣にあります。けやきの木と向かい合うようにどっしりと構えた大きな木です。タイザンボクの花は、直径30センチになるくらい大きな白い花です。あまりにも大きな木で、上の方で花が咲いているために気づきにくいのですが、4年生の教室の窓からはよく見えます。
 1校時に、1年2組の授業観察に行きました。算数の「なんばんめ」の授業でした。数字は、物の個数を表すだけでなく、順序や位置を表す時にも使います。前時に行った「前から何番目、後ろから何番目」という言い方に続き、今日は「上から何番目、下から何番目」、さらに「左から何番目、右から何番目」という言い方について学びました。くだものの絵を使い、楽しく学習することができました。(写真上)
 3校時は、3年1組の道徳の授業を見に行きました。「たった一言」という資料を使い、正しいと思うことに対して勇気をもって行おうとする心について考えました。(写真中)「こうしてあげたら喜ぶだろうな」と心では思っていても、なかなかそのことを実際に声に出し行動に移す勇気は難しいものです。
 道徳と言えば、明日は5年3組の道徳の研究授業があります。今年度も各学年1回ずつ研究授業があり、その第1回目が明日の授業です。講師の先生にお越しいただき、校内全ての教員で授業力の向上をめざします。
 今日の給食に揚げパンが出ました。今年度初めての揚げパンだったので、1年生にとっては小学校で初めて味わう献立になりました。昔からどの学校でも給食の人気メニューの一つで、「給食=(イコール)揚げパン」と言えるほどの歴史的メニューです。
 1年生の教室に行ってみると、みんな喜んで揚げパンを味わっていました。(写真下)揚げパンの時は、食べるために紙ナプキンが1枚ずつ配られるのですが、どうしても手や口の周りに砂糖がついてしまいます。パンを食べるたびに、ぺろぺろとあちこちをなめ回していました。今日は、口の周りに砂糖がついたまま帰った子もいたことでしょう。
 揚げパンと言えば、おやじの会・・・おやじの会と言えば、段ボールハウス・・・今度の日曜日(20日)13時から、体育館にておやじの会主催の段ボールハウス作りが開催されます。たくさんの参加をお待ちしています。

5月14日(月) その2

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 今日は授業観察として、まず3校時に1年1組の国語の授業を見に行きました。最初にひらがな「も」の練習をしました。先週、1年生の算数の時間に「0」(れい)の書き順を行っていた話をしましたが、ひらがなの書き順も重要です。昔、教育実習生が「も」を横画2本を先に書いていたので、指導したことがあります。小学校1年生で習うことを大人になるまでずっと間違えていたとは・・・それも教員になろうとする人がです。「たかが書き順」と思ってはいけません。そういう人に限って、他の事柄も違う覚え方であることが多いものです。
 さて、1年生の国語の授業では、次に教科書「はなのみち」の学習をしました。みんなで音読をしたり、「くまくんが、なにをしたか」について、場面ごとに読み取っていったりしました。(写真上)担任の先生は、45分の授業の中で、必要なものを必要な時だけ用意させていました。これは、子ども達に学習に集中させるためにとても大切なことです。クービーと筆箱を出したり、教科書を出して指定したページを開かせたり、教科書をしまわせて再度クービーを用意させたり・・・と、先生の指示でてきぱきと動けるようになったのは、この1か月の指導の成果であると感じられました。
 4校時は、4年3組の社会科の授業を見に行きました。4年生は、「わたしたちの東京都」を使って、ごみの始末と再利用について学習しています。昭和の初めから行われてきた東京湾の埋め立て地の変遷をテレビ画面に映し、埋め立て地がもう残りわずかな状況を知ります。(写真中)今後どのようにしたらよいかを子どもなりに考えていました。
 4年生は、7月に社会科見学で、中央防波堤の埋め立て地に実際に行く予定です。また、環境教育学習として、清掃局の方々から出前授業にも来ていただく予定です。
 5校時は、けやきルームの小集団指導の授業観察を行いました。前半は、一人ずつ連休中の出来事をテーマにして、スピーチを行いました。話すこともめあてをもって行わせますが、聞く側の態度も指導目標の一つになっていました。
 後半は、背中の文字あてゲームを通じて、コミュニケーションの指導を行いました。自分の背中に貼ってある言葉を当てるために、室内にいる先生方に質問をして考えていきます。(写真下)けやきルームでは、様々な活動を通じて、個々の課題に合った指導が行われています。

5月14日(月) その1

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 「鶏口牛後」・・・読み方は「けいこうぎゅうご」で、故事成語の一つです。今日の全校朝会では、ニワトリと牛のシルエットを使って、「鶏口牛後」についての話をしました。
 「鶏口牛後」は、「鶏口となるも牛後となるなかれ」ということで、「ニワトリの口になりなさい、牛のしっぽにはなってはいけないよ」という意味があります。つまり、「大きな組織に入って言いなりになるより、小さな組織だとしても上に立つ方がよい」ということを言っています。
 学校生活の中でたとえるならば・・・いつも学年やクラスで何かをするときに、言われるままに最後からついていく子が見られます。自分はこうしたいという考えもなく、ただみんながしているから自分もしようという気持ちで後からくっついていく子です。(これが「牛のしっぽ」)逆に、グループで話し合う時や係を決めたりする時に、真っ先に班長に立候補したり、進んでみんなをリードしたりして意見を言う子がいます。(これが「ニワトリの口」)
 あるいは、中休みの終わりのチャイムが鳴り、真っ先に遊びをやめて昇降口に向かっていく子は、「ニワトリの口」のタイプの子です。一方で、校庭にほとんどの子がいなくなり、最後の方からやっと教室に向かっていく子は、「牛のしっぽ」タイプの子です。全校児童がニワトリの口をめざして行動したら、すばらしい学校になっていくことでしょう。南校舎1階の掲示板に、朝会で使った紙を掲示しました。(写真上)
 3年生の算数の学習では、「長いものの長さのはかり方」の学習をしています。2年生の頃までの1cmや1mの長さの単位から、もっと長い長さの10m、100m、1kmを習います。子ども達の生活の中では、短距離走の50mやプールの縦の25mという距離はよく出てきます。しかし、実際に巻き尺を伸ばして測ってみるて体感することが大切です。
 中庭に出て、30mをまず測りとっていました。教科書では、シロナガスクジラの大きさとして紹介されていました。(写真下)さらに巻き尺を継ぎ足し、40mも作りました。アルゼンチノサウルス(草食恐竜の一種)の大きさだそうです。どちらも中庭いっぱいに入るくらいの大きさと実感することができました。

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