「わくわく・どきどき」の学びを目指して

6月6日(木)

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 今日は、梅雨入り前の貴重な晴れ間になるという予報でした。そして、30度越えの暑さにもなるようです。朝、正門前に、光が丘警察のスクールサポーターの方が巡回で見えていました。児童の登校の様子を見ていかれました。(写真上)
 決められた時間内に、集団登校で学校に来ている子ども達の様子を見ていただきました。学校周辺道路の交通量を考えると、集団登校の必要性を強く感じます。また、ガードレールなど、さらに安全性を高めるための設備の必要性も感じます。近隣の方々からも、警察に対してそのような要望が多数寄せられるそうです。しかし、道路の基準によって、そう簡単に設置できないのが現状のようです。
 昨日の下校時に、東門から帰る子ども達が道路に広がって歩いていて危険であるとの情報をいただきました。各学級で、再度交通安全の指導を徹底していきます。
 登校してすぐに、低学年の子ども達が中庭に出てきます。1年生はアサガオに、2年生は野菜の苗に、そして3年生はホウセンカの鉢に水やりをします。今日は気温が上がるので、朝と帰りの2回水やりをしないと足りないぐらいかもしれません。
 1年生のあさがおは、先週種をまいたばかりでしたが、もうすでに双葉が出て、次の本葉も出始めています。毎日自分のアサガオを観察しながら、日に日に伸びていく様子を感じ取っているようでした。(写真中)
 今日から朝の読み聞かせが始まりました。読み聞かせボランティアの保護者の皆様にご協力いただき、読書旬間中に毎年取り組んでいます。今日は、1,3,5年生の各クラスに入り、朝読書の時間に絵本の読み聞かせをしていただきました。(写真下)
 どの学年の子も、どんなお話が聞けるのだろうとわくわくしながら絵本の周りに集まっていました。読書は自分で本を読むことが基本ではありますが、読み聞かせの楽しさはまた別格です。そして、高学年の子ども達にも効果的であり、心に響く力をもっています。
 ボランティアで参加してくださった保護者の方々には、本を選んだり読む練習をしたりと、子ども達のために尽力していただきました。ありがとうございました。明日は、2,4,6年生の各クラスで読み聞かせがあります。
 先週金曜日に、「平日夜間および休日の電話対応について」という教育長名で書かれた文書を配布しました。17日(月)から区内の小中学校で一斉に開始する、電話機の応答メッセージ機能を使った対応のことが書かれていました。明日7日(金)には、田柄小の校長名でさらに詳細について記したプリントを配布します。(区から送られてきた統一書式なので、他校もほぼ一緒の内容で配られると思います。第二土曜の勤務時間の割り振りが各校で違うため、その部分のみ学校ごとの時間設定になります。)
 昨年度、電話機の工事が入りました。応答メッセージに切り替えができるように、全校の電話機の設定が行われました。その後、開始・運用に伴い、何度か区で検討することになりました。応答メッセージの設定時間を夕方何時にするのか、そして朝は何時に解除するのかということが主な検討内容でした。行うのであれば、区内の小中学校で統一されたものでなければなりません。最終的に、夕方は18時30分(中学校は19時)にセットし、朝は7時45分に解除するということに決まりました。
 学校の電話機にあるボタンを押すと、応答メッセージに切り替わります。(手動で行わなければなりません。)切り替わっている時間帯に電話をすると、1回コールの後、「本日の業務は終了しました。あらためておかけ直しください。」というメッセージが聞こえてきます。録音機能はありません。
 教員側も、家庭への連絡として夕方以降に電話することがありますが、なるべく18時頃までに済ませるようにいたします。なお、遠足や移動教室等で朝早くから電話連絡がありそうな場合は、7時45分より前に解除するようにします。
 今回の電話応答の対応は、「教員の働き改革の一環」とされています。しかし、実質の指導内容や指導環境が変わらない限り、働き方改革と言えるのかどうかは分かりません。

6月5日(水)

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 教育実習期間がわずかとなってきました。今日は、「一日実習」として、4年1組の全ての授業を指導する実習をしていました。小学校では、基本的に担任がクラスの全ての授業を行うことになります。給食の指導も含め、朝の会から帰りの会まで、学習時間外の指導を全部やってみると気がつくことがたくさんあり、勉強になるものです。教員は学習指導ももちろん重要ですが、生活指導や給食指導も大切な指導要素です。
 1校時は、算数のわり算の学習でした。「何倍かを求める時にもわり算を使う」ということを学ぶ授業でした。基にする量と比べられる量の関係は、5,6年生の算数の学習にも結び付く大切な内容です。子ども達自らが課題に取り組み、求め方を考えていく…という算数の学習にしていくことは、実習生にとって難しく、逆に勉強になったことでしょう。(写真上)
 2校時から4校時にかけて、4年生各クラスに、環境教育出前授業がありました。毎年、夏休みの科学実験教室でお世話になっている「ディレクトフォース」の方々による授業でした。
 ディレクトフォースは、一般企業で活躍されていた方々が、それぞれの専門分野を生かして、科学実験の指導をされている団体です。その方々の中から、環境問題に目を向け、社会科や総合的な学習の時間につながる出前授業を開発するチームが結成され、今回田柄小で授業をしていただくことになりました。
 今回の授業を計画するにあたり、以前相談がありました。専門的な知識を生かし、難しい内容をどう小学生に教えたら良いかという相談でした。「子どもに分かりやすく、そして興味をもたせるために、具体物や実験があると良い」という助言をしました。そこで今回は、45分の授業の中に、2つの実験を組み入れ、授業が構成されていました。
 ペットボトルの「ペット(PET)」とは、石油からつくったプラスチックの名称です。普段、ペットボトルの容器を再利用するために、分別して回収していることは子ども達もよく知っています。ところが、回収したペットボトルには、様々な不純物が混ざり、リサイクルする前にそれらを取り除かなければなりません。
 そこで1つ目の実験がありました。粉砕したペットボトル片に水を注ぐと、浮いてくる物質が出てきます。ポリプロピレンという物質です。それを取り除いてから、さらに食塩を入れて混ぜると、また浮いてくる物質があります。ポリスチレンという物質です。最終的に食塩水でも沈んでいるものがPETであり、再利用に使うことができるということでした。(写真中)
 2つ目は、PETが入った空き缶をアルコールランプで熱して、繊維を取り出すという実験でした。空き缶はモーターで高速回転しているので、缶の中で融けたPETが空き缶の無数の穴から糸状に飛び出し、空気に触れて冷えると繊維になるという仕組みでした。子ども達は、綿あめのように次々と出てくる繊維の様子にびっくりしていました。ペットボトルをリサイクルして、ワイシャツやネクタイが作られるという原理がよく分かりました。
 授業をしていただいた4名の方々は、とても研究熱心でした。いかに小学生に興味をもたせ、分かりやすく授業をするかという課題意識をもって臨まれていました。
 5校時に、5年3組の研究授業がありました。体育館で行うマット運動の授業でした。学年の先生方で考え、様々な場の工夫を行うとともに、学習カードを有効に使った指導でした。子ども達も、次第に技ができるようになっていく喜びを味わうことができたようです。今回も、講師の土屋先生からたくさんのご指導をいただきました。(写真下)

6月4日(火)

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 今年も田植えのシーズンになりました。田柄小学校では、毎年5年生が田植え体験を行うために、バスで埼玉県川島町まで出かけています。20年以上も前から続いている、田柄小の伝統行事の一つです。地元の農家の吉田さんのご協力のもと、今年も川島町の島村農園さんの田んぼで、田植え体験をさせていただきました。
 関越道から圏央道を乗り継ぎ、川島インターを降りてすぐのところにJA川島の農産物直売所があります。1時間弱で着きました。バスを駐車場に置かせてもらい、トイレを済ませ、身支度をして田んぼまで歩いていきます。(5分くらいです。)
 ちなみに、ここの農産物直売所は、ちょっとした立ち寄りポイントとしてお勧めです。私が住んでいる川島町なので、紹介させていただきます。新鮮な地元野菜や、生みたて卵が有名です。また、冬〜春はいちごが人気です。9時半の開店前に行列ができるほどです。町で力を入れている特産品が「いちぢく」です。ジャムを始めとした加工品も売られています。
 さて、田んぼに着いてから、さっそく島村農園の二松さんにご指導をいただきました。苗の植え方の説明を聞いてから、田んぼに足を入れることになりました。最初は、周りで跳ね回るカエル(緑色の小さいカエルがたくさんいます)やバッタに気をとられていた子ども達でしたが、田んぼに入ったとたんに足の感触の方が最大の関心事になりました。子ども達は、長いソックスを足袋(たび)代わりにして田んぼに入りました。泥の中に足が吸い込まれるように入り、片足ずつ抜きながらやっとの思いで次の一歩を踏み出します。
 やっとの思いで位置に着いてからが、田植え体験の始まりです。学年で一列になり、笛の合図で苗を一斉に植え、一歩下がって足跡を消し、また合図を待って植える…を繰り返していきました。苗を等間隔で植えるための長い紐は、毎年学校から準備していきます。一列植えるたびに紐をずらしていくのですが、その紐を両側から引っ張る先生達も大変です。吉田さんも田んぼの中に入って、子ども達に苗の植え方をていねいに指導して回られていました。
 手で植える田植えの後は、機械で植える現代の様子を見せてもらいました。田植え機が田んぼに入り、植え残した部分をぐるっと一周し、いとも簡単に苗が植え付けられていく様子を見学しました。(4人の子が選ばれ、田植え機に乗せてもらいました。)二松さんのご家族の方々にもお世話になり、田植え体験が無事に終了しました。
 午後は、バスで平成の森公園に移動してお昼を食べました。平成の森公園は、バラのトンネルで有名です。(バラは先月でほとんど終わり、代わって花ショウブが見頃を迎えていました。)川島町の小学生が利用することはあると思いますが、東京からわざわざこの公園にやって来る小学生は田柄小だけだと思います。
 ところで、今回植えた苗は、「彩のかがやき」という品種です。4か月後の10月7日に、今度は稲刈り体験でまたうかがう予定です。5年生は、いただいてきた苗を使って、これからは学校のミッキー池の田んぼで稲を育てていきます。
 川島町の島村農園さんのホームページに、今日の子ども達の様子を載せていただきました。ぜひ、そちらもご覧ください。

6月3日(月) その2

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 あさっての5校時に、5年3組の研究授業があります。5年生は、器械運動「マット運動」の学習を深めているところです。4年生までに学習した技に、新しく「側方倒立回転」を加えて、連続技として発表できるように練習中です。
 側方倒立回転は、手を高く上げてからマットに手をつき、足をまっすぐ伸ばして側転し、片足ずつ着地する技です。回転している時は、腰をまっすぐ高く上げ、足をピンと伸ばすところがポイントになります。さらにこの技ができた子は、発展技として「ロンダード」にも挑戦させていきます。側方倒立回転で、両手をつく時に体にひねりを加え、両足をそろえて着地する技です。
 4校時に5年1組では、教室でDVDの動画を見せながら指導をしていました。(写真上)体育では、お手本となる実際の動きを見ることが、体を動かす上で一番イメージしやすい指導になります。動画であれば、スロー再生して見せたり、途中で止めて説明することも可能です。
 そのイメージを生かし、5校時に体育館に行き、実際にマットを使って授業が行われました。あさって授業するのは3組ですが、同じ指導案で1組が指導する「事前授業」でした。校内研究では、担当するクラスだけでなく、同学年の他のクラスも一緒に授業を進めていくことで、教員の学びを深めていきます。体育館には、同学年の先生方や実習生が参観に来ていました。
 側方倒立回転をマスターするために、様々な練習場所が用意されていました。手や足をつく位置が示された練習場所や、足を高く振り上げさせるためにゴムひもを張った練習場所など、自由に練習課題に取り組めるようになっていました。(写真下)自分の体の動きは、なかなか自分自身では分からないものです。友達に見てもらったり、練習場所を工夫したりすることで上達させることができます。
 5年生は研究授業もありますが、その前に田植え体験が明日あります。今のところ天気は良さそうなのでホッとしています。

6月3日(月) その1

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 今日の全校朝会は、「目玉焼きの点数」という話をしました。
 ・・・先週、家庭科室で調理実習がありました。5年生はゆで卵、6年生は野菜炒めの調理実習でした。楽しそうに調理実習をしている様子を見て、校長先生が小学校6年生の時の目玉焼きを作る調理実習のことを思い出しました。熱したフライパンに油をひき、卵を慎重に割って入れました。やがて白身が固まり始め、「このくらいでちょうどいいかな」と思い、火を止めました。そして、フライ返しで、できた目玉焼きをお皿にのせました。同じ班の友達も、順番にフライパンを使って、次々と目玉焼きができあがりました。
 全員の目玉焼きができあがったところで、家庭科の授業を教えてくださっていた女性の先生が回って来られました。目玉焼きを見ながらノートに何かをメモしていました。先生は、一人一人の目玉焼きに点数をつけて、ノートに記録をしていたのです。友達がその先生のノートを見て、すかさず質問をしました。「先生、どうして僕のは3点で、清水君の目玉焼きは4点なのですか?」自分自身も、まさか目玉焼きに点数がつけられていることや、友達のものとどう差があるのかが分かりませんでした。すると、先生はこう説明してくださいました。「ほら、目玉焼きを横からこうやって見てごらん。清水君のは、きれいなきつね色に焼けています。あなたの目玉焼きは、少し黒く焦げているでしょう。」
 それまでは、楽しく協力して調理実習を行えばよいと自分では思っていました。しかし、先生はちゃんと全員の目玉焼きを見て、説明した通りにできあがっているかを採点していたのです。目玉焼きにも成績をつけているということに、その時初めて気がついたのでした。
 みなさんも普段の授業の中で、テストだけではなく、いろいろな場面で成績がつけられていることを覚えておいてください。ノートに書いた内容や、漢字ドリルに書き込んだ文字、授業中に発表したこと、リコーダーを吹いているその瞬間…全て先生方は、それらをきちんと評価して、1学期の成績に結び付けているのです。毎時間の授業への取り組みや、宿題をきちんと提出することが、いかに大切なことかが分かります。・・・
 当時、家庭科は隣のクラスの女性の先生に指導してもらっていました。その代わりに、自分の担任の男の先生は、隣のクラスの理科を教えていました。裁縫の授業では、縫い方を褒められたこともよく覚えています。とてもていねいに指導してくださる家庭科の先生の授業が大好きになりました。
 調理実習に関する話をした全校朝会が終わってすぐの1,2校時に、5年1組が家庭科室を使っていました。「カラフルコンビネーションサラダ」の調理実習でした。先月、ゆでる調理として「ゆで卵」を作りましたが、今度は野菜をゆでる調理に挑戦です。
 彩りを考えて、ブロッコリーやにんじん、キャベツを用意した班が多かったようです。野菜ごとにゆで加減が違ってくるので、タイマーで時間を計りながらゆでていました。また、フレンチドレッシングも手作りで挑戦し、酢やサラダ油を計量スプーンで量り取りながら作っていました。(写真上)
 1年生の教室では、図工の学習として、先週金曜日の遠足の絵を描いていました。遠足の時の様子を写した写真を黒板に貼り、遊具で遊んだり、お弁当を食べたり、芝生広場でみんなで遊んだりしたことを振り返ってから描きました。
 1年生の子ども達の絵は、のびのびとしていて見ていて気持ちの良いものです。たいてい1年生の絵には、まず本人自身が大きく描かれています。楽しかった遠足の様子を思い出しながら、クレヨンで力強く表現していました。(写真下)

5月31日(金)

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 今日は、1年生の遠足の日でした。光が丘公園まで行き、遊具で遊んだり、芝生広場で元気いっぱいに体を動かしてきました。
 晴天の日を「遠足日和」とは言うものの、強い日差しの下では子どもも大人もへとへとになってしまいます。今日は曇り空の一日で、子ども達が活動するにはとても過ごしやすい気候でした。お弁当を食べている途中で、急に厚い雲が広がり始め、わずかですが雨粒が感じられた瞬間がありました。一人の子がカッパを出して着始めると、次々とカッパを取り出す子が増えてきました。結局、またすぐに明るい空になり、カッパを着るほどの天候ではありませんでした。見回すと、可愛らしいカッパを羽織った子が多かったので、みんなの前で着てみたかったのかもしれません。
 光が丘公園までは、1年生の足でも30分かからずに行くことができました。明日から6月に入ります。光が丘公園に続く道路を歩いていると、季節の移り変わりを感じることができました。街路樹の緑は濃さを増し、アジサイの花が咲き始めていることにも気がつきました。
 ちびっこ広場に着いてから、まずクラス写真を撮りました。公園に着いてすぐの写真撮影だったので、きっと元気いっぱいの表情が写っているはずです。ちびっこ広場の遊具はたくさんあり、ターザンロープやスパイダーロープが子ども達に人気です。ターザンロープの前には、長い行列ができましたが、順番を守って楽しむことができました。また、スパイダーロープは、するすると高いてっぺんまですぐに上ってしまう子もいれば、下の方でおそるおそる横に移動することで満足していた子もいました。ロープを張って作られた遊具なので、当然揺れるのがつきものです。盛んに下の方にいる子が「ゆらさないで!」とは言うものの、上の方の子にとっては揺れるから面白いのでしょう。
 その他に、すべり台やブランコ、変わった形のうんていなど、楽しい遊具がたくさんありました。1時間たっぷりと遊ぶことができました。
 次に、芝生広場に移動し、お弁当の時間になりました。11時を過ぎた頃でしたが、すでに子ども達のお腹はぺこぺこの状態でした。公園内は、多くの学校が全校遠足で利用していましたが、芝生広場の一画を田柄小の場所として確保し、お弁当を食べる準備をしました。
 どの子も、おうちの方が心をこめて作ってくれたお弁当のふたを開ける瞬間が楽しみだったようです。友達のお弁当を見て、「わぁ、すごい!」と言う声が聞こえてきました。アニメのキャラクターを彩ったお弁当(いわゆる「キャラ弁」です…)があちらこちらで見られました。食べてこわしてしまうのがもったいないくらいの出来栄えでした。実際に、おかずだけ食べてなかなかご飯の方に手がつかない子もいたほどです。
 芝生広場では、クラスごとに遊んだり、学年全員でジャンケン列車をして遊んだりしました。たっぷり遊びすぎるほど遊んだので、少し疲れた子もいたようですが、みんな元気に学校まで帰ってきました。友達と楽しく過ごすことができ、来週からの学校生活がまた楽しみです。入学して2か月間の指導の成果を感じることができた遠足の一日でした。

5月30日(木)

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 2年生は、今月の図工の時間に「パクパクくん こんにちは」という作品に取り組みました。まず、色画用紙をやわらかくして体の部分を作ってから、目や鼻などの体のパーツを取り付けて、オリジナルモンスターを考えました。胴体部分は、ちょうど子ども達の片腕が入るように筒状になっています。腕を入れてパクパクくんを動かすと、腹話術の人形のように会話をすることができます。
 今日は、2年1組で作品の発表会をしていました。それぞれのパクパクくんにはポケットがついていて、いろいろなアイテムが入っています。一人ずつ前に出てパクパクくんを動かしながら、お話をしたりポケットの中身を紹介したりしました。(写真上)
 子どもの作品にはストーリーがあります。作品ができたら、どんなものを考えて作ったのかをじっくりと聞いてあげることが大切です。発表を聞いている子も、そして作品を紹介している子も、とても楽しそうでした。
 校庭の芝生の養生期間が終了しました。今日から柵がはずされ、中に入って遊ぶことができるようになりました。朝早くから、主事さん達が芝刈り機を動かしていました。きれいに刈られた後の芝生には、ムクドリがたくさんやって来ました。芝生にとって、ムクドリは小さな助っ人です。芝生の中の害虫をついばんで食べてくれます。芝刈りの音を聞きつけてやってくるのでしょうか。とても不思議なのですが、ちゃんとムクドリは芝刈りと同時にエサを求めてやって来ます。ムクドリは、口ばしがオレンジ色で体が茶色の少しほっそりした鳥です。たいてい群れで行動しています。
 今日の給食後は、「たがら元気アップタイム」の時間でした。クラスごとに体育館や中庭、校庭に行き、担任の先生と一緒に運動に取り組みます。芝生広場も大切な運動場所です。毎回2つのクラスが使用します。芝生なので、転がったり相撲をとったり、手押し車で競争をしたり(写真中)と、様々な運動に気持ち良く取り組むことができます。
 1年生の図工の時間に、はさみの使い方の学習をしていました。幼稚園や保育園でも使ってきた道具ではありますが、安全で正しい使い方を小学校でも指導していきます。学校で指導する刃物は、学年に応じて決められています。1年生ははさみ、2年生はカッター、3年生でのこぎり、4年生以上では彫刻刀や電動糸のこ、きりなどの扱い方を指導します。
 最初に、はさみで紙を細くまっすぐに切る練習をしました。はさみの刃を最後までパチンと合わせて切るのではなく、途中で止めて続きを切るようにしていくと、まっすぐのきれいな線で切ることができます。次に、色画用紙に描かれた曲線に沿ってはさみを入れていきました。線に合わせてきれいに切るには、はさみを持つ手ではなく、紙を持っている方の手を動かし、紙の向きを変えながら切るのがコツです。線からはみ出ないように、みんな真剣にはさみを動かしていました。(写真下)道具の使い方は、経験をたくさん積むことで身についていきます。手先の器用な子ども達に育ってほしいと思いました。

5月29日(水)

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 家庭科室で、6年2組が調理実習を行っていました。炒める料理として、「野菜炒め」を作っていました。黒板には、「いろどり炒め」と書かれていました。様々な色の野菜を使うことで、見た目にもこだわった野菜炒めを計画させてから実習を行ったようです。
 グループごとに食材を持ち寄って調理をしていました。玉ねぎやキャベツ、にんじん、もやし、ベーコンといった食材を用意した班が多かったようです。ベーコンの代わりにウインナーを使ったり、小松菜を入れた班もありました。また、紫キャベツを持ってきたグループもありました。確かに彩りを豊かにする効果はバツグンでした。(写真上)
 玉ねぎやにんじんの切り方は、班によって様々でした。家庭による違いか、子どもの考えの違いか…野菜を切る段階でお互いの意見を主張し合う場面が見られました。家庭科としては、食べやすさと見た目の美しさ、そして火の通りやすさを考えて切り方を工夫しなければならないのでしょう。ピーマンは縦? 横? 乱切り? 輪切り?・・・私の家では縦に切りますが、横に切っている班がいくつかありました。ピーマンは、切り方によって味と食感が変わるそうです。
 3年生の算数の時間は、「わり算」の単元に入っています。(写真中)1年生でたし算とひき算を習い、2年生でかけ算が出てきて、いよいよ四則計算の最後のわり算が登場です。
 わり算には、2つの種類があるのをご存知でしょうか。「クッキーが12個あります。3人で同じ数ずつ分けると、1人分は何個になりますか。」・・・これは、1人分の数を求めるわり算で、「等分除」と言います。「パイが12個あります。1人に3個ずつ分けると、何人に分けられますか。」・・・このように、何人に分けられるのかを求める時は、「包含除」というわり算になります。どちらも12÷3=4という計算ですが、わり算の意味合いが違います。
 おはじきを使って考えた場合、クッキーの問題は、まず3人に1個ずつ配り、次に2個め…と動かしていきます。パイの問題では、おはじきをまず3個移動して1人分をつくり、残りからまた3個移動させてもう1人分をつくり…と動かすはずです。この等分除と包含除の違いを理解しつつ、わり算の学習を進めていくことはとても大切なことです。
 4校時に、教育実習生が道徳の授業を行っていました。「目覚まし時計」という資料を使い、「節度・節制、自立」の内容について考える授業でした。(写真下)
 実習中に、一度は道徳の授業を経験させることが大切であると考えます。昨年度から、小学校では道徳が教科となりました。しかし、今はどうかわかりませんが、大学で道徳の指導について教わる機会が少ない(無い)のではないかと思われるからです。自分の経験から言うと、教師は自身が子どもの頃に教えを受けたように指導しやすい傾向にあります。道徳教育が重要視されてきた今、どの教員もきちんと道徳の指導をする力を身につけておく必要があります。
 今日の「目覚まし時計」という内容は、子どもにとってとても身近な話題です。主人公のリカは、進級祝いにもらった目覚まし時計をきっかけに「生活のきまり」をつくります。守ろうという気持ちが徐々に薄れ、とうとうある日、寝不足で全校朝会の時に気分が悪くなってしまいます。・・・目標だおれに終わるという自分の心の弱さは誰にでもあるものですが、自分でできることは最後まで自分でできるように続け、節度ある生活をしようとする態度を育てていきたいものです。

5月28日(火)

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 昨日までの暑さが一段落し、体力テストにはちょうど良い気候となりました。今日は、午前中に全学年が2時間ずつ体力テストを行いました。体育館では、立ち幅跳びと反復横跳び、多目的室では上体起こし、そして校庭でソフトボール投げの測定を行いました。また、6年生は1年生と、5年生は2年生とペアを組み、高学年が記録をとってあげたり測定場所に案内してあげたりする姿が見られました。
 校庭のソフトボール投げのラインは、昨日の夕方、先生達が汗びっしょりになって引いたものです。ボールを投げるサークルから1m間隔をメジャーで測り、最大45mまで弧を描くようにラインを引きました。
 6年生の男子のソフトボール投げでは、全国平均の25mを超える記録を出していた子がたくさん見られました。(最長記録は49mだったそうです!)ソフトボール投げは、直径2mのサークル内から投げます。ボールは1号ボールを使い、中心角30度の範囲に投げないとファールになります。全8種目ある体力テストのうちで、普段の経験が一番影響するのがソフトボール投げです。一人ずつの投げ方を見ただけで、ボールを投げる動作を普段からしているかどうかが分かるものです。(写真上)
 最近は、川や湖に行って小石を投げたりという経験ができない時代になってきました。また、どこの公園でも硬いボールは使用禁止となり、キャッチボールをする場所がなかなか見当たらないのが現状です。
 6年生は、国語の時間に「時計の時間と心の時間」という説明文を学習しています。今日は、その学習のまとめとして、説明文での筆者の考えに対する自分の考えを作文用紙にまとめていました。(写真中)各自の考えを基に、近々クラスで発表会を行うようです。
 国語の教科書に取り上げられる説明文は、それぞれの学年の発達段階に合ったものが採用されています。「時計の時間と心の時間」の説明文は、全体が6ページ程度ですが、具体的な実験例をいくつか取り入れながら、とても分かりやすい文章で書かれています。特に、「心の時間」という言葉が示すものが、6年生に伝わりやすい表現になっています。
 子どもの頃から、日曜日の夕方から月曜日の朝が早くやって来る気がしてなりませんでした。また、夏休みの後半は、毎日が過ぎていくのがとても早く感じられたものです。(こういう仕事柄、それは今も変わっていませんが…。)子ども達にとっては、「勉強をしている30分は長いのに、ゲームをしている30分はとても短く感じる。」と言うと分かりやすいでしょうか。こういう時間が「心の時間」です。
 自分もこの説明文に対する考えを作文に書くとしたら、「心の時間は、年齢とともに変わってくる」ということについて書きたいと思います。子どもの頃の1日の長さは、今と比べるとなんと長かったことでしょう。同じ「時計の時間」であったはずなのに…。人は、生きてきた時間の長さが基準になって「心の時間」があるのだと思います。10歳の子どもにとっての1日(24時間)と、80歳のお年寄りにとっての1日は、生きてきた分の長さの割合が違います。それが時間の感覚に影響するのでしょう。ゆっくりとした時間が流れていく・・・そういう日々を過ごしてみたいものです。
 6校時に、5年3組が「田おこし」の作業をしていました。田おこしは、田植えをする前の作業です。次の作業である「代(しろ)かき」でドロドロの土になるように、田んぼの土を細かくしておくことが大切です。土をしっかり掘り起して、晴天の日が続くと土を細かくしやすくなります。実際の田んぼではトラクターを使って行う作業ですが、学校の田んぼでは全て手作業です。(写真下)
 5年生は、ちょうど1週間後の6月4日(火)に、埼玉県川島町に行って田植え体験をしてきます。川島町は、私が現在住んでいる町なので、様子は良く分かっています。5月中に田植えをする農家が多く、ほとんどの田んぼで田植えが終わった頃です。(夜は、カエルの声が聞こえ始めました。)
 当日残った苗は、そのまま学校にもらってきて、ミッキー池の田んぼに植えることになります。早めに代かきまで済ませておかなければなりません。田植え体験が終わった翌日は、5年3組の研究授業もあり、忙しいさなかではありますが…。

5月27日(月)

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 今週からあいさつ運動が始まりました。今週一週間は、代表委員会の児童が正門側と東門側に分かれて、登校してくる子ども達に毎日元気よくあいさつの声かけをします。(写真上)
 毎年、学校評価において、「登校班での集合時など、子ども達の地域でのあいさつが十分にできていない」という声をいただきます。そこで、校内の生活指導部中心に、年間を通じで定期的にあいさつの声かけを子ども同士で行えるように計画を立てました。
 今まであいさつ運動の声かけ役は、いつも代表委員会が行っていました。今年度は、6月は5年生、7月は6年生、9月は4年生・・・と、毎月4〜6年生が交替であいさつ運動を行うことにしました。学校での取り組みとともに、各ご家庭や地域での指導も欠かせません。毎朝登校班の集合場所でのあいさつの様子を見ていただき、きちんと近所の子ども達がお互いに気持ち良くあいさつができるように指導してあげてください。よろしくお願いいたします。
 先週末から、真夏のような暑さが続いています。今朝の全校朝会は、校帽をかぶって行うようにしました。今日は、「低学年への優しさ」という内容の話をしました。先週の子どもまつりでは、6年生が1年生の手をつなぎ、校内のお店を案内してあげていました。学校では、このように異学年が一緒に活動する場面がたくさんあります。登校班やたてわり班活動では、特に上の学年が自分よりも小さな学年の子どもに優しくしてあげる必要があります。そこで、その「優しさ」とは、具体的に何をしてあげることを言うのかという内容の話です。
 ・・・登校班では、高学年の班長が時々後ろを振り返りながら学校まで歩いてくる姿をよく見かけます。きちんと低学年の子ども達が、いつも自分の班についてきているかどうかを見てあげること、そして危なくないかを見てあげることが、低学年への優しさです。また、登校班の先頭の班長がきちんとあいさつをするところほど、低学年の子ども達もあいさつが上手な班です。正しいお手本になる行動をすることが、そのまま低学年への優しさにつながっていると言えます。
 さらに大切なことは、言葉づかいです。低学年の子ども達に対して優しい言葉で話しかけてあげていたとしても、6年生同士や5年生同士の言葉が乱暴であったりしたら、その言葉を聞いた低学年の子はどう感じるでしょうか。
 明日は、全校で一斉に体力テストを行います。正しい測定ができるように、2つの学年がペアを組み、それぞれの体力テストの場所に移動していきます。上の学年の子は、自分より小さな学年の子に対し、安全に配慮してあげること、お手本となる行動をすること、そして言葉づかいに気をつけることを意識するようにしてください。・・・
 小学校では、学年差が大きい分、お互いに気をつけなければならないことが多くあります。しかし一方で、他学年から得られることも大きいものです。子どもが子どもを育む良さを、学校教育の中で大切にしていきたいと思います。
 4年生の理科では、「天気と気温」の学習があり、温度計の使い方を学びます。正しい気温を測る方法について、実際に温度計を使って学習していました。(写真中)直射日光を当てないようにして日陰で測ることや、正確な気温を測る高さ、目盛の読み方などを習います。
 気温と言えば・・・アメダスのデータによると、都内で最も気温が高かったのは、練馬の34.2度でした。先週のPTA総会の時に紹介した「熱中症計」(体育館内に設置済)を時々見に行っています。今日の2時の段階では、気温33.1度、湿度31パーセントで、WBGT値(熱中症指数)が25でした。5段階のうちの3段階「警戒」のランプが点滅していました。これは、「積極的に休憩をとり、水分補給をすること」となっています。
 先週、体育館に行く渡り廊下に「ミストシャワー」を取り付けました。今日は、一日中蛇口を開け、ミストを出した状態にしました。休み時間に校庭に出る際、ミストを浴びて一瞬ヒヤッとして子ども達が気づいたようです。(写真下)ほんの少しの暑さ対策ではありますが、今後も活用していきます。

5月24日(金) その2

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 午後から離任式がありました。昨年度末で退職されたり異動された教職員を迎えて、子ども達とお別れの式を行いました。
 本日は、離任された教職員のうち、5名の方々にお越しいただきました。体育館に入場すると、子ども達から歓声が沸き上がりました。お別れして2か月近く経ちますが、子ども達にとって学校の教職員は、心に残る大切な存在であるということを毎年この瞬間に感じます。
 本日欠席された7名の職員を含め、たくさんの離任職員へ、各学年から手紙を読む代表児童が選出されていました。一人ずつステージ上で手紙を読み、お世話になった教職員へ花束とともに手渡しました。
 欠席された職員への手紙は、私が代表で受け取りました。緊張しながら手紙を一生懸命読むその姿に、そして心のこもった手紙の内容のすばらしさに、代役である私にも子どもの気持ちがよく伝わってきました。
 全員で校歌を歌う時には、ステージ上にいらした大内先生に指揮をしていただくことにしました。体育館中にすてきな田柄小の校歌が響き渡り、離任された職員の方々と全校児童とで、思い出に残る大合唱になりました。
 最後に、花のアーチをくぐって退場です。中には、涙を流しながらお世話になった先生を見送る児童もいました。今後の学校行事を通じて、また成長した姿を見ていただけるようにがんばっていくことでしょう。
 児童が下校した後、PTA主催の歓送迎会が体育館で行われました。地域の皆様にもご参加いただき、楽しく会を進めることができました。ありがとうございました。

5月24日(金) その1

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 1校時に、算数少人数指導の視察がありました。練馬区の教育指導課から指導主事の先生が見え、6年生の算数の授業の様子を見ていただきました。(写真上)算数の少人数担当の教員が配置されている学校(ほぼ全校ですが…)に、毎年こういう視察が入ります。習熟度別できちんと加配教員を活用した指導が行われているかを確認するためです。
 本校では、6年生は3クラスを5人の教員(クラス担任と少人数担当教員、そして学力向上支援講師の5名)でコース別に指導をしています。今日は、分数のかけ算の学習でした。「分数×分数」の答えの求め方について考える時間です。普段の生活の中で、「分数倍する」ということはなかなかないことです。小学校では、数式だけで教えずに問題文から立式させるようになっています。そのため、今後習う「分数÷分数」の学習もそうですが、あまり現実的でないお話の問題文が出てきます。
 1年生の遠足が、いよい一週間後に迫ってきました。今日は、しおりが配布され、担任の先生から説明を聞きました。(写真中)1年生は、毎年光が丘公園に行き、ちびっこ広場で遊んだり、芝生広場でお弁当を食べ、クラス遊びなどをしたりしてきます。
 しおりには、遠足の約束や持ち物などが書いてあります。持ち物の中に、「お菓子」が書いてありました。「おやつ」のことです。さらに、カッコ書きで「ほんのすこし・たべられるだけ」と書かれていました。「お弁当をきちんと食べ終わってから、少し食べるお菓子を持ってくるんですよ…」と先生が説明していました。1年生にとっては、小学校に入って初めての遠足であり、また初めて校外に出る活動でもあります。まずは、天候に恵まれることを願っています。
 今日は、2校時に6年2組、3校時に6年3組の授業観察を行いました。2組の方は、「なれなかったリレー選手」という資料を使った授業でした。「節度・節制」について考える内容です。話の内容は・・・前日に夜遅くまでゲームに夢中になってしまい、寝不足のまま登校したら、リレー選手を決める短距離走でいいタイムが出せずに終わってしまいました。・・・誰にでも、「ああ、あの時こうしていれば…」と後から悔やむことはあるものです。
 教育実習生も、6年生の2クラスの道徳の授業を参観していました。(写真下)実習最初の今週は、校内の様々なクラスをまわり、たくさんの先生方の授業を見て勉強しました。来週からは、少しずつ4年1組の子ども達に学習指導をしていきます。

5月23日(木)

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 2校時に、1年生が50m走のタイムを計っていました。学年合同で行い、スターターとストップウォッチを持つ先生達とに分かれて行いました。50m走は、8種目ある体力テストの一つであり、すばやく走る力(走力)を調査するためのものです。
 入学してもうすぐ2か月近く経つ1年生は、休み時間や体育の授業を通じて徐々にたくましさを増してきました。スタートの合図とともに、力いっぱい腕を振って走り始めていました。(写真上)
 しかし、1年生のこの時期では、まっすぐに引かれたコース内を全力で駆け抜けるのはまだまだ難しい子もいるようです。(ゴールに行く前に息が上がってしまった子もいました。)秋の運動会までにさらに体力を高めて、走る力をつけていけるように指導していきます。
 今日は、5年生以外の各学年にセーフティ教室がありました。(5年生は、「情報モラル教室」として、7月に行います。)
 午前中は、光が丘警察の方々によるセーフティ教室でした。2校時は、3,4年生対象の「万引きの犯罪防止」に関する授業でした。DVDの中で友達に誘われて万引きをするシーンでは、どの子も息を飲んでスクリーンを見つめていました。
 3校時は、1,2年生対象の「連れ去り防止」に関するセーフティ教室でした。低学年の子ども達も、最初にDVDを見て学習をしました。知らない人に声をかけられ車に乗せられそうになった場面では、「ダメダメ…」とどの子も思わず声が出ていました。
 4校時は、保護者対象のセーフティ教室として、警察の方々から様々な話をうかがいました。14名の保護者の皆様に参加をいただきました。(写真中)「万引き」に関しては、まず親の財布からお金を盗むことがきっかけになるそうです。そして、学校の備品や友達の物品の盗み、店舗での万引きへとつながっていくそうです。
 SNSのトラブル・被害についても話がありました。「小学生には、携帯を買い与えるのではなく、貸し与えるという感覚でいなければならない」とのことでした。また、必ずフィルタリングをかけ、子どもが携帯を使って何をしているのかを常に保護者が把握することが大切であると説明がありました。
 5校時は、6年生対象に「薬物乱用防止教室」がありました。元薬物捜査官をされていた警察OBの方による指導でした。ちょうど昨日、芸能人が大麻所持で逮捕された事件があったばかりです。6年生の子ども達にとって、薬物の所持が大変な犯罪であることや、その怖さについて正しい知識をもたせることが重要です。今後、保健の授業でも学習するとともに、中学や高校でも繰り返し指導を受ける内容です。
 3,4校時に、5年3組が「ゆで卵」の調理実習をしていました。炒り卵に続いて、卵を使った調理実習の2回目でした。今日は、各自で卵のゆで時間を考え、思い思いに調理をしてみました。子ども達の予想は、お湯が沸騰してから「3分」「5分」「7分」「10分」「15分」・・・といろいろでした。時計を使って厳密に計りながら、卵を鍋から取り出し、殻をむいてみました。(写真下)
 半熟状態のものがほとんどでした。ゆでる時間によって白身や黄身の固まり方が異なるということが分かりました。また、料理によってもゆで時間を加減する必要があります。ゆで卵を使って、サラダやサンドイッなど、様々な利用の仕方があります。ちょうど良い固さ、そして黄身が真ん中にくる方法、さらには殻をむきやすくするためのコツなど、ゆで卵の調理だけで奥の深さがあるものです。家庭で一緒に調理をしながら教えてあげてください。

5月22日(水) その2

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 先週、2年生が野菜の苗を植え付けました。ミニトマトやナス、シシトウなどの苗が一人一鉢ずつ植えてあります。昨日の大雨と台風で、植えたばかりの苗の状態が心配でしたが、特に被害がなく済みました。
 今日は、2組の子ども達が中庭に出て、鉢に支柱を立てていました。(写真上)これから暑くなってくると、夏野菜の苗はぐんぐん大きくなってきます。特に実がつき始めると、その重さで倒れやすくなるため、支柱を立てておくことは欠かせません。
 昨日の大雨て鉢の中は十分に湿っていましたが、支柱を立てた後、子ども達はまたたっぷり水やりをしていました。
 5校時に、3年1組の体育の研究授業がありました。今年度最初の校内研究授業でした。連休明けから取り組んできた、「ティーボール」の授業を校庭で行いました。
 3年生は、先週ジャイアンツアカデミーのコーチ2人に来ていただき、バッティング授業をしてもらいました。ティーボールを打つことを中心に指導してもらったことを生かし、どの子もバットの振り方にずいぶん慣れてきたようでした。そして、何よりも野球のルールに関心をもち、生き生きと試合に向かっている姿が印象的でした。(写真下)
 打った子がベースを回ってくるのではなく、1塁方向に用意されたベルを鳴らしながら真っすぐに走っていきます。守りのチームがボールを取ってアウトを宣告するまでに、ベルをいくつ押せたかで点数が入るというルールになっていました。さらに、バットを円の中に置いてから走り始めるというルールにもなっていました。
 授業後、先生達が分科会に分かれて授業を振り返った後、研究協議会を行いました。また、講師の土屋先生からは、たくさんのご指導をいただきました。2週間後には、5年3組の研究授業が控えています。研究授業は、先生達がお互い切磋琢磨して指導に磨きをかけ、成長していく場です。時間を惜しまず研究に向かう田柄小の先生達の熱意を感じました。

5月22日(水) その1

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 今日は、1校時から4校時まで、授業観察で校内を回りました。
 1校時は、5年2組の図工の授業を見に行きました。「トランプ版画」の最初の授業でした。まず、トランプの絵札(J、Q、K)が配られ、そのデザインを見て気がついたことを書き出し、発表し合いました。トランプの絵札を見ると、いろいろなことに気がつきます。「上下逆さまにしても、同じ絵であること」「顔の向きや服の模様がいろいろであること」「それぞれ手に持っているものが違うこと」などです。
 今日は、実物のトランプをよく見ながら絵を描き写してみました。(写真上)とても細かな模様が入っていることが分かりました。
 今後は、自分で作りたいトランプのデザインを考え、木版画で表現していくようです。版画は何枚も同じ絵を印刷することができるので、上下に向きを変えて2回印刷すると作品が出来上がる予定です。子ども達が、どんなトランプを考えていくか楽しみです。
 2校時は、けやきルームでの小集団指導、3校時は2年1組の体育の授業、そして4校時は5年2組の国語の授業を参観しました。
 体育館で行われた2年1組の授業は、体力テストの種目を含めた様々な運動遊びが中心に行われていました。また、後半はボールを使ったいろいろな運動遊びも取り入れていました。低学年のうちに、ボールの扱いに慣れておくことは、とても大切なことです。(写真下)

5月21日(火)

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 今日は、子ども達が楽しみにしていた「子どもまつり」の日でした。どのクラスも、4月から学級会を開いて、どんなお店にするかを話し合い、使う材料を持ち寄って準備を進めてきました。
 毎年私が楽しみにしていることの一つに、新たな工夫を取り入れたお店を発見することがあります。今年も各クラスで知恵を出し合い、様々な工夫いっぱいの子どもまつりになりました。
 開会式は、全校放送によって代表委員が行いました。放送室から全校に語りかけながら、各クラスの熱気がなんとなく伝わってくるようでした。「では、子どもまつりをこれから始めます。3・2・1・スタート!」と言ったとたん、校内から「わぁ〜」という歓声が響き渡りました。
 子どもまつりは、クラスでお店番をする子と遊びに行く子に分かれ、前半と後半の時間制で入れ替わるようにしています。大人側から考えると、遊びに行く方が断然に楽しいと思うのですが、子ども達の中にはお店番をしている方が楽しいと思っている子がたくさんいます。自分達で考え工夫したお店に、たくさんの子が遊びに来て楽しんでいってくれるのがうれしいようです。各クラスを見て回ると、受付でスタンプを押す係の子も、ゲームの説明をする係の子も、得点を数えて賞状を出す係の子も、とても楽しそうにしている様子がよく伝わってきました。
 1年生は、今回が初めての子どもまつりでした。輪投げや箱積み、ボーリングのお店がありましたが、先生に手伝ってもらいながら、上手にお店を開いていました。また、遊びに行く子は、たてわり班の6年生が迎えに来てくれてペアになり、校内を回っていました。6年生が優しく案内してあげている様子が、とても微笑ましく感じられました。
 片づけが終わってから、4校時に子どもまつりの振り返りをしているクラスがたくさんありました。スタンプカードに貼ってもらった記録証や賞状を見ながら、他の教室で遊んだ内容を振り返り、感想を書いていました。来年はこんなことをしてみたいなという思いをすでに抱いている子もいたようです。このような特別活動は、子ども達の経験にアイデアをプラスして、さらにより良いものを築き上げていくというすばらしさがあります。

5月20日(月)

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 全校朝会の前半は、「看板がなくても」という話をしました。先週、2年生の遠足で行った板橋区立植物園でのことから話を始めました。
・・・植物園の中を歩いていると、いろいろな立札があることに気がつきました。「芝生の中に入ってはいけません」と書かれたものや、「植物をとらないでください」という看板もありました。こういう立札は、果たして必要なのだろうかと疑問に思いました。
 田柄小にも芝生があります。今は、このようにロープで囲ってあります。芝生は養生期間が必要で、きちんと芝が生えそろうまで、人が入り込まないようにしなければなりません。そのためにロープを張り、立ち入り禁止にしています。「芝生の中に入ってはいけません」という立札を作らなくても、田柄小の皆さんだったら中に入ってはいけないことぐらい分かりますよね。でも、ロープに寄りかかったり、ロープを引っ張ったりしている子を時々見かけるので、注意することがあります。ロープに力が加わると、立ててある杭が曲がってきてしまうのです。では、「ロープに寄りかかったり、引っ張ったりしないでください」という立札をつけた方が良いでしょうか? そういう注意書きがなくても、やってはいけないことを判断できる子であってほしいと思います。・・・
 駅も公園も、どこに行っても「〜してはいけません」とか「〜しないでください」といった禁止の貼り紙が目につきます。「そんなこと当たり前なのに」と思うのですが、それでも守れない人がいるから貼り紙や立て看板を作らざるを得ないのでしょう。
 おとといの土曜日に、埼玉県伊奈町にあるバラ園に行ってきました。埼玉県内随一と思われるほどすばらしいバラ園です。とにかくバラの種類が多いのと、株の管理が行き届いているバラ園です。当日は、「バラ祭り」期間となっていて、たくさんの人が訪れていました。やはりそこでも、立て看板が至る所にありました。「柵内に入らないでください」というのはまだ分かりますが、「株を引き抜かないでください」という注意書きがあるのにはびっくりしました。珍しい品種がたくさん植えてあるので、株ごと持って行ってしまう人がいる(いた)のでしょう。そのような心をもつ人がバラ園に来ること自体信じられませんが、そんな注意書きは必要なのかと思ってしまいました。
 全校朝会では、教育実習生の紹介もしました。今日から4年1組を中心に実習生が入りました。教員を目指してがんばっている大学4年生の学生です。元気よく全校児童の前で自己紹介をしました。(写真上)
 今週から3週間の教育実習は、来年度以降教員になってからもずっと心に残る記憶となるはずです。(ぜひ、そうなるようにしてもらいたいです。)それだけ学校生活の中から学ぶものが多い毎日でしょう。教員のだれもが、教育実習を通じて教師となる志を強くもち、現在に至っています。教職の楽しさや、やりがいが感じとれる3週間となるように、応援していきます。
 3年生の理科の時間に、カイコの観察をしていました。(写真中)子ども達が虫眼鏡でのぞいているシャーレの中に、一週間前に卵から生まれたばかりのカイコの幼虫が動いていました。まだ1センチにも満たない小さな幼虫です。カイコの餌はクワの葉です。毎日新鮮なクワの葉を摘み取って世話をしています。
 こんな小さな幼虫でも、新鮮なクワの葉の匂いはちゃんと分かる様です。しおれかかった葉の近くに新鮮な葉を置くと、すぐにそちらの方に移動して行くから不思議です。
 5校時は、先週の火曜日に続き、新規採用教員に対する教育アドバイザー訪問がありました。今日は、けやきルームで行われた授業を参観し、授業者への指導をしていただきました。授業はプレイルームを使い、体力テストのいくつかを個別に指導する内容でした。「立ち幅跳び」では、腕の振り方を教えると、マットにつけた全国平均の印の近くまで記録が伸びました。指導を受けた子が、運動への自信をもつことにつながる授業でした。(写真下)

5月19日(日)

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 午後から、PTAおやじの会主催の「段ボールハウスづくり」が開催され、たくさんの親子が集まりました。
 今年も体育館中央に大量の段ボールが山積みにされ、子ども達を待ちうけていました。これだけたくさんの段ボールを集めるのは大変なことであったと思いますが、それだけおやじの会の皆さんの「子ども達のために」という気迫がうかがえました。
 開会式の後、いよいよ段ボールハウスづくりの開始です。様々な形の段ボールを往復して運びながら、子ども達はいろいろな発想を広げて家を作り始めました。立派な柱を立てて屋根を作ったり、窓やえんとつをつけたり、郵便受けがあったりと、細部へのこだわりは子どもならではの世界です。
 2時間かけて、子ども達は夢中になって段ボールハウスづくりに取り組みました。審査のために、足の踏み場のない体育館をまわり、それぞれの作品を見ていきました。最初にいくつかのヒントを話しおいたので、カフェや犬、花のある家がたくさん見られました。いくつかのグループに賞が贈られましたが、どの作品も本当に夢があってすばらしいものばかりでした。片づけのために取り壊してしまいましたが、写真として、あるいは子ども達の心の中にずっと残るすてきな家になりました。

 今日は、たくさんの保護者の方々が一緒に参加されていました。子どもと保護者を含めて130名の参加があったそうです。ご参加いただけた保護者の皆様、どうもありがとうございました。
 全員で片づけをしてから、おやじの会特製のカルピスとポップコーンが配られました。準備から運営、そして片付けまで、おやじの会の皆様には大変お世話になりました。おやじの会は他校でも組織されていますが、こういう企画をしている学校は田柄小だけのはずです。

5月17日(金)

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 3年生各クラスに1時間ずつ、「巨人軍バッティング授業」がありました。読売巨人軍のジャイアンツアカデミーから2人のコーチに来ていただき、今週から始めたティーボールの打ち方を中心に指導をしていただきました。(写真上)
 ティーボールは、バッティングティーにボールを載せ、止まったボールを打つことからゲームが始まります。そのため、簡単にボールを打つことができるゲームルールになっています。現在「日本式ティーボール」は、学習指導要領に取り上げられているので、全国の小学校でも体育の授業でよく行われています。また、3年1組が来週水曜日の5校時に、ティーボールの研究授業を行う予定にもなっています。それもあり、ちょうど良い時期に指導をしていただけることになりました。
 バットを「合わせて」「引いて」「くるっ」という3段階で振り、ボールをミートする方法を習いました。ボールを思い通りに遠くに飛ばすことができるようになると、ゲームがより楽しく感じられるようになるものです。ティーボールでは、打ったボールがキャッチャーまで戻ってくるまでにどれだけ進塁できたかで得点を数えていきます。今日の授業では、バッターが打った後、バットをフラフープの中に置いたら「プラス1点」というルールにもなっていました。安全面を考え、バットの片づけを意識させるルールの工夫は面白いなと思いました。
 ジャイアンツアカデミーは、野球の指導を通じて子ども達の健全育成を図る目的で開催されています。2人のコーチ(芳川コーチ、住田コーチ)に話を聞くと、アカデミーでの指導の傍ら、学校を回って様々な授業も行っているとのことでした。また、2人とももちろん子どもの頃から野球に情熱を注いできたそうです。住田コーチは練馬区の出身で、中学生の時は野球部でがんばっていたとのことでした。芳川コーチは、育成選手として巨人軍に入団し、キャッチャーとして活躍した経験があるそうです。学校用に、2人のサイン色紙をいただきました。
 1年生の図工の授業で、粘土あそびをしていました。(写真中)ケーキやお菓子などの食べ物を作った子や、好きな動物を作った子もいました。粘土で作品を作りながら、子ども達はおしゃべりが止まりません。図工の造形あそびの際に、手と心が一緒に連動して作品を生み出していくことから生じる「おしゃべり」です。小さな子が、独り言のようにお話ししながらブロックやレゴを組み立てていくのと同じです。自分の世界があり、それを一生懸命形に表そうとする姿が、粘土あそびの活動を通して見ることができます。
 ところで、最近の油粘土は色が白く、図工の時間に使う「粘土」のイメージが全く変わりました。とても軽く、手触りがサラサラしていて嫌なにおいもありません。昔の粘土は、石鹸で何度手を洗っても、においやべたべたがなかなか取れなかったものでした。
 3年生が、理科の時間にホウセンカの種をまきました。ホウセンカの種は。小さな丸い種です。先生から種を手のひらに乗せてもらい、指先で穴を作ってそっとまきました。(写真下)ホウセンカは成長が速く、観察をしやすい植物です。7月頃には赤・白・ピンクなどの花が見られるようになるでしょう。
 3年2組では、今朝モンシロチョウが成虫になりました。教室の後ろのロッカーの上に、伸ばしたばかりの白い羽を広げた姿が見えました。午後、みんなで外に逃がしてあげるそうです。途中、連休をはさみましたが、無事に卵から幼虫、さなぎ、成虫と変わっていく様子を観察することができました。

5月16日(木)

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 今日は、2年生の遠足がありました。日差しが出ると暑く感じられたものの、日陰では涼しい風も吹き、気持ちの良い遠足日和になりました。2年生に進級して1か月半・・・どれだけ成長しただろうかと、期待を込めて遠足の引率を行いました。
 田柄小から最初の目的地の東京大仏までは、子ども達の足でも40分ほどで着きます。遠足としてはちょうど良い距離です。東京大仏は、乗蓮寺(じょうれんじ)というお寺の境内にあります。インターネットで調べると、「坐像で青銅製の鋳造大仏」という条件では、奈良と鎌倉に続いて3番目に大きい大仏とされています。(そんなすごいものがこんな近くにあったんだ…と思われるかもしれません。)同じ境内には、様々な石像があり、どれもとてもユニークなものばかりです。中でも、「がまんの鬼」という石像は、本当にがまんしているなという表情をしています。
 大きな大仏を見上げたり、子ども達にとっては怖そうな石像の一つ一つを見学したりしながら、疲れた体を一休みさせました。そして、乗蓮寺のすぐ隣にある次の目的地の「赤塚植物園」に向かいました。
 赤塚植物園は、四季折々の花が楽しめるようにレイアウトされ、たくさんの植物が植えられているところです。区立の植物園で、無料で開放されているのはとてもありがたいことです。
 園内の入口に大きな「ユリノキ」があり、ちょうど花が咲いている時でした。光が丘に「ゆりの木通り」がありますが、きっとそこのユリノキも今頃花が咲いているのかもしれません。
 個人的には、園内のバラ園に魅了されました。白いバラの名花「アイスバーグ」の見事なアーチを通ると、様々なバラの甘い香りが漂ってきました。バラ園では、花がらをつんだりして手入れをする人がいました。土日にたくさんの人が訪れるため、毎日しっかり管理をしているのだなと思いました。
 3つめの目的地「赤塚城址公園」では、広い原っぱで思いっきり駆け回ることができ、子ども達はとてもうれしそうでした。田柄小の校庭ぐらいの広さがある「原っぱ」は、今の東京にはなかなか見られません。きれいな芝生でもなく、土のグランドでもなく、いろいろな草が生い茂る「原っぱ」は、子どもが自由に遊びまわるのには最適の環境です。周りの森の緑と合わせ、グリーン一色に囲まれた中でたっぷり遊んだ時間が、このままずっと続いたらいいのになと思ったほどです。
 田柄小では、遠足の時だけが唯一「おやつ」を持ってきて良い日になっています。しおりには、「おやつ(すこし ガム・あめはなし)」と書いてありました。「少し」というのは、「食べきれる分だけ」ということで指導しています。
 子ども達の様子を見ていると、グミやチョコの他に、駄菓子を持ってきている子が多く見られました。お弁当の後に少し食べるおやつとして、駄菓子はちょうど良い量であり、また子どもにとって楽しいお菓子でもあります。駄菓子屋さんは少なくなりましたが、スーパーのお菓子売り場に駄菓子コーナーがあり、根強い人気なのが分かる気がしました。
 一日を通じて、昨年度1年生だった子ども達がずいぶん成長した様子を感じました。集合・整列や道路の歩き方、仲間との過ごし方のどれもが、たくましい2年生として見えました。

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