12月16日(月)・・・先週の持久走記録会では、どの学年も最後までしっかり走る姿が見られました。当日、最後まで走り切りゴールした時には、どんな気持ちを味わうことができたでしょうか。 「練習の時は、いやだなあとか、つらいなと思っていたけれど、本番でしっかり走り通すことができて良かった」と感じることができた子は、心が強くなった証拠です。 だれだって、いつも楽な生活をしていたいと考えるものです。でも、そういう気持ちが広がっていくと、あれもいやこれもいや、あれもめんどくさいこれもめんどくさい…と、全てにがんばりのきかない子どもになってしまいます。勉強に集中できなかったり、宿題をきちんと行えなかったりという子は、心を強くしなければなりません。 持久走月間は終わりましたが、1月からはなわとび月間が始まります。来月からは、なわとびのいろいろな技に挑戦しながら、また心を丈夫にしていきましょう。 その前に、2学期の学校生活が、残りわずかになりました。学期末のまとめの学習やテストが行われている頃です。持久走記録会でのがんばりを活かして、学習にもねばり強く取り組んでいきましょう。・・・ 各学年から代表児童が1名ずつステージに上がり、1,2年生には「完走賞」、3〜6年生には「記録証」(計測したタイムが書いてあります)を渡しました。代表に選ばれた子達は、持久走月間を通じて努力してきた子ども達なのでしょう。緊張しながらも、賞状をうれしそうに受け取っていました。(写真上) その6人の中でも、代表で6年生の男の子に打ち合わせなしのインタビューをしました。ものすごいスタートダッシュとともに、最後まで全力で走りぬいた子です。マイクを向けると、絶対に1位になろうと決めて走ったと言っていました。持久走記録会は速さを競うものではありませんが、トップを走る子ども達にとっては、順位を気にしながら当日を迎えていたようです。 記録会の閉会式ではありましたが、サクラ草の管理についても全校児童に話をしました。10月に植え替えをしてから2か月が経ち、どの学年も順調に成長してきています。今やるべき作業として、鉢の中の枯れ葉や落ち葉を取り除くことと、水やりと愛情をたっぷりあげることを伝えました。 2年生の子のサクラ草を筆頭に、最近になってもう花が咲き始めているものがあります。中心の葉をかき分けてみると、中の方につぼみが上がってきているのが分かります。(まだ全体の1割弱ですが…)・・・と話をしたところ、休み時間になると、さっそく自分のサクラ草の場所にたくさんの子が集まってきていました。最近忘れがちだった水やりをたっぷりとし、言われた通りに枯れ葉を取り除いていました。(写真中)きっと年明けの1月には、もっとたくさんの子ども達のサクラ草が開花し始めるはずです。 1年生の生活科「かぞくにこにこだいさくせん」では、自分ができる家のお手伝いについて計画を立てました。そして、実際に自分の家でそのお手伝いをやってみました。今日は、まずその報告会を行っていました。(写真下) 記録したカードには、「おふろそうじ」「トイレそうじ」「ゴミだし」「せんたくものたたみ」などが絵と一緒に書かれていました。中には、「おやつのようい」をした子もいました。ポテトチップスをこぼさないようにお皿に乗せたりしたそうです。きっと来週木曜日から始まる冬休みには、さらにいろいろなお手伝いを通じて家族の一員としてがんばることでしょう。 12月14日(土) その2今回は、まず西の空に見えていた金星と土星をすぐに見てもらうために、校庭に設置した天体望遠鏡を使った観測からスタートしました。次第に空が真っ暗になり、目も慣れてくると、肉眼でも多くの星が見えるようになってきました。スバルやアンドロメダ星雲、白鳥座の二重星(アルビレオ)、さらには球状星団まで、次々と望遠鏡にとらえた星々を見せていただきました。 後半は体育館に入り、双子座流星群が今晩よく見えるということや、部分日食が26日に見られるという話を聞きました。また、星に関するクイズもしていただきました。 最後に、おやじの会特製の豚汁が振るまわれました。すぐに長い行列ができ、子どもも大人も熱々でおいしい豚汁に大満足でした。 12月14日(土) その1開会式では、「持久走に取り組むことで、心が丈夫になる」ということについて話をしました。 ・・・田柄小学校では、毎年この時期に持久走月間に取り組み、その成果を確認するために持久走記録会を行っています。そもそも持久走は、どういうねらいがあって行う運動なのでしょうか? きっと中には「疲れるからいやだなあ」とか、「苦しくなるからいやだなあ」と感じている子がいるのではないでしょうか? 持久走は、まさにそういう気持ちを克服するための運動であると言えます。速さを競い合う他の運動とは違い、自分自身の心に打ち勝つための運動なのです。ですから、単に身体能力を高めたり、呼吸機能を高めたりするだけでなく、心を丈夫にする運動と言ってもいいでしょう。 持久走をがんばった子は、運動面だけでなく、いろいろなところでのがまん強さが身についてきます。こうして黙って話を聞くことも、がまん強さが関係しています。また、苦手な勉強にもがんばろうとする気持ちや、好き嫌いをせずに体の健康を考えて食事をすること、そして人の行いを許してあげることもがまん強さの一つです。 さあ、持久走は自分の心との戦いです。苦しくなっても自分のペースで最後まで走り切るがんばりに期待をしています。・・・ 開会式が終わってから、5年生から順に校庭に出て記録会を行いました。3年生以上の学年は、今まで何度か体育の時間に学年合同で自分の記録を計ってきました。おおよその目標とするタイムを各自がしっかりともって、今日の記録会に臨んでいたようです。 子ども達の気迫のすさまじいこと…。スタートとともに、猛ダッシュで1周目を駆け抜けていく子がいました。そして、その先頭に歯を食いしばってついていく子ども達も…。途中で苦しくなってペースを落としながらも、最後までしっかり走り通した子ども達には、友達や先生、保護者の方々からたくさんの拍手がわき起こりました。苦しさを乗り越えるがんばりを、学校生活の様々な場面で今後も経験させてあげることが大切であると感じました。 12月13日(金)4年生の書き初めは、「流れる星」です。書き初めに選ばれる文字は、それぞれの学年のめあてに沿ったものがうまくあてはめられています。4年生では、『「折れ」「折り返し」「結び」の筆づかいに注意して書く』ということがめあてとなっています。4文字全ての文字に、「折れ」や「折り返し」があり、それぞれ筆づかいがポイントになります。 今日は、いつもの半紙に2文字ずつ練習していく段階でした。(写真上)次回は書き初め用の用紙を使い、全体のバランスを考えて書く練習をしていきます。 6年生は、国語の時間に「狂言 柿山伏」の学習をしています。日本の伝統的な言語文化を楽しむことや、自分の思いが伝わるように音読をすることをねらいとした単元です。柿山伏は、日本の古典芸能である狂言のうちのひとつです。山伏という権威のある者に対する風刺が込められた作品で、小学生にも比較的分かりやすい内容です。しかし、狂言独特の言葉や言い回しが出てくるので、教科書の文面だけでは理解しがたいところがあります。 そこで授業では、NHKの「おはなしのくにクラシック」という番組を子ども達に見せながら進めていました。番組では、狂言を実演とテキスト朗読を交えて紹介していました。仕草による表現や、独特のオノマトペなど、狂言の面白さが分かりやすく紹介された内容でした。(写真中) 5年生は、1学期から総合の学習の時間に、「米米プロジェクト」に取り組んできています。明日の公開日に合わせて、各教室でクラス発表会を行う予定です。グループごとに「お米」についてテーマを設定して調べ、まとめてきたことを発表します。今日は、その練習を行っていました。(写真下) 来週水曜日には、田植え体験や稲刈り体験でお世話になった、二松さんと吉田さんをお招きし、学年発表会を予定しています。その時は、各クラスから代表グループが発表することになっています。今年はどんな発表があり、また発表のための工夫があるか楽しみです。 12月12日(木)今年の6年生は、一人半ページずつ作文を書きました。下書きを繰り返し、家の人に内容を確認してもらってから、いよいよ清書用紙に取りかかりました。鉛筆ではなく慣れないペンで清書をするため、かなり時間がかかっていたようです。失敗したところは、先生に修正液で1か所ずつ直してもらいます。(写真上) 一生の思い出として残る文集に、6年生の子ども達はどんなメッセージを書き記したことでしょう。個人の作文の他に、クラスごとに寄せ書きのページもあります。また、教職員のページもあり、私のところにも原稿依頼が来ていました。(もらった直後にすぐ作成して、6年生の先生に提出してあります。)卒業アルバムは、卒業式の前日までに6年生の子ども達の手に渡る予定です。 1年生が、持久走記録会の練習をしていました。学年合同で校庭に出て、本番通りに校庭大回りのコースを4周(約800m)走りました。子ども達は赤白の2人組に分かれ、お互いの記録をとるようにしていました。ペアの子が走った周回をチェックするカードを持ち、間違いなく4周走ったかどうかを確認できるようになっています。(写真中) 最初に勢いよく走りすぎて、後で苦しくなってくる子がまだたくさんいるようです。最初から最後まで同じ速さで走ることができるように、あと2日間練習を続けます。 5年生は、算数の時間に「四角形と三角形の面積」の学習をしています。最初に平行四辺形の面積について学習しました。平行四辺形は、長方形の面積に置き換えることができるため、「底辺×高さ」という公式を導き出すことができました。次に、三角形の面積について学習しました。同じ大きさの三角形を2つ合わせると平行四辺形になることから、「底辺×高さ÷2」という公式を作ることができました。 そして今日は、台形の面積の求め方についての学習をしまた。子ども達は、今まで習った様々な図形に置き換えて考えていきます。台形を対角線で区切って2つの三角形の面積の和と考えたり、細かく区切って長方形の面積にしたりすることもできます。また、同じ大きさの台形を2つ合わせると平行四辺形になることから、「平行四辺形の面積÷2」という考え方も出てきました。(写真下) 実は、この考え方がとても重要で、台形の面積の公式「(上底+下底)×高さ÷2」に結びついていきます。算数の面白さを子ども達が感じられるように指導していきます。 12月11日(水)今までは、「長い針がいくつのところにいったら…」と伝えていましたが、この学習が終わったら、細かな時刻で示すことができます。また、時計の文字盤が5目盛りおきに数字が書いてあることを利用して、すばやく時刻が言えるようにもしていきます。 教室では、模型の時計を動かしながら、時刻がすらすらと言えるように学習していました。(写真上)最近は、デジタル表示の時計が多くなってきていますが、長針と短針で示された時計の読み方がしっかりできるように練習していきます。(しかし、この単元は2時間扱いです。日常的に時計を読む練習をしていくことが大切です。) 1校時に、2年生が体育館に集合し、明日の音楽朝会の練習をしていました。明日の音楽朝会は、2年生と3年生がそれぞれ学年で練習してきた歌や合奏を発表する内容になっています。 2年生は、「あわてんぼうのサンタクロース」をみんなで元気よく歌います。なかなか学年全体の音楽を発表する場がないので、全校児童にとってもそれぞれの学年のがんばりを知る良い機会になることでしょう。ひな壇に立って歌う一人一人の表情が、きりっと引き締まって見えました。(写真中) 5校時には、3年生が体育館練習を行っていました。クリスマスの時期に合わせたリコーダー合奏と歌の練習をしていました。明日の音楽朝会でのがんばりに期待したいと思います。 音楽室では、5年生が鑑賞教材のDVDを見ていました。オーケストラの楽器を紹介するDVDでした。木管楽器から金管楽器、打楽器、弦楽器の順で、さらに細かく一つ一つの楽器の音色や音の出し方について説明をする内容でした。 このDVDに登場している進行役は、朝岡 聡さんでした。元テレビ朝日のアナウンサーで、現在はフリーアナウンサーとして活躍されている方です。5年生は、来週木曜日に練馬区連合音楽鑑賞教室に行きます。練馬文化センターで、東京都交響楽団の演奏を聴いてきます。その時の進行役も朝岡 聡さんの予定です。 朝岡アナウンサーは、昔からクラシック音楽に詳しいことで有名な方です。来週、練馬文化センターでどのような解説をしてくれるのか、とても楽しみです。 12月10日(火)読書が好きな子でも、伝記の分野はあまり読まないという子が多いのではないでしょうか。自らの生活を犠牲にしてまでも共同体の人々の生活や命を守ろうとした浜口 儀兵衛の生き方は、子ども達に強く訴えかける部分があります。 この国語の教科書に書かれている浜口 儀兵衛は、戦前の国定教科書にも載ったほど有名な人物です。儀兵衛の功績は、「稲むらの火」という題名で、道徳の副読本(現在は教科書)にも長らく扱われてきています。儀兵衛は、津波の危険を知らせるために、刈り取ったばかりの稲の束(稲むら)にとっさに火をつけました。消火のために高台にかけつけた多くの人たちが、津波の被害による難を逃れ、命が助かったという話です。東日本大震災後、再び儀兵衛の功績が脚光を浴び、防災学習としても扱われるようになりました。 ところで、5年1組で長文の伝記を学習するにあたり、まず行っていたのが意味調べでした。国語辞典を引きながら、難しい言葉の意味を調べていきました。(写真上)児童用の国語辞典がクラスの人数分用意してあり、次々と語句を調べました。教科書ではひらがなで書かれていた「いっこう」を調べていた子が、同音異義語として辞書に「一向」「一行」「一考」とあることに気がつきました。「そういう場合は、教科書の文脈に合わせてそれぞれの意味を当てはめてみるんだよ。」と教えてあげようとしました。しかし、子ども達の国語辞典に目をやり、困ったことが・・・。文字が細かくて読めなかったのです。リーディンググラスは校長室です。(自分では、老眼鏡とは呼ばずに、「リーディンググラス」と名付けています。)そろそろいつも持ち歩くことが必要であることを自覚させられました。 2年生の教室では、国語の「おもちゃの作り方」の学習からいよいよ実際に自分たちでおもちゃを作ってみる段階に入りました。家庭から身近な材料を用意してきたようで、紙コップや割りばし、毛糸など、各自で必要とするものが机の上に並べてありました。中には、納豆の空き容器もありました。匂いがなくなるように、家の人がていねいに洗ってくれたのだと思います。(写真中) こういう活動をしている時の子ども達の表情は、とても明るくキラキラと輝いて見えます。実際に行ったおもちゃ作りを通じて、今後は作り方の説明を文章にしたり、生活科で1年生におもちゃランドを開いたりしていきます。 再び5年生、今度は3組の社会科の学習です。2学期は、日本の工業について学習をしてきました。今日は、日本の工業地帯・工業地域の特色について、様々な資料を基に学習を進めていました。(写真下) 昔、誰もが習った覚えがあると思います。「〇〇工業地帯(あるいは地域)」という名称・・・社会科の学習内容は、年々データが移り変わっていきます。私たちが習った時代とは違った名称(特に、工業地域)が教科書や資料集に載っています。 ともあれ、社会科の学習で大切なのは、資料から何をどう読み取るかです。それぞれの工業地帯の生産額や、工業の特徴(金属や機械、繊維、食品の割合等)をまとめていきます。 12月9日(月)また、近くにラジカセを置き、軽快な音楽を流しながらあいさつ運動を行っていました。(写真上)登校してきた子ども達は、いつもと違ったあいさつ当番の様子に刺激を受けていたようです。年間を通じて、様々な手立てであいさつの指導をしていくことが大切です。各ご家庭でも、そして登校班の集合場所でも、引き続き子ども達のあいさつの仕方を見て、適切な指導をよろしくお願いいたします。 今朝の全校朝会では、最初に2学期の残り2週間半でやっておきたいことについて話をしました。1つは、大掃除です。学校内のすみずみまできれいにして冬休みを迎えるようにします。2つ目は、書き初めの練習です。お手本をよく見ながら書くことと、心を落ち着かせて書くことについて伝えました。 そして、朝会の話の後半は、人権にかかわる話をしました。 ・・・国際連合は、世界人権宣言の採択を記念して、明日12月10日を「人権デー」と定めています。それに合わせて日本では、毎年12月4日から10日までの一週間を「人権週間」と位置付けています。人権というのは、「人間が人間らしく生きる権利で、生まれながらに持っている権利」です。だれにとっても大切なものであり、日常の思いやりの心によって守られなければならないものです。とりわけ、子どもであるみなさんにとっては、「命を大切にすること」、そして「みんなと仲良くすること」が人権を守ることになります。全校児童がいじめ防止に向けたポスターを作りました。「いじめは絶対にいけないこと」という気持ちをもって作成することができたでしょうか。 人権を守るということでは、日常生活の中で暴力をなくしていくことも大切です。友達に対して手や足が出てしまい、先生に指導されている子をときどき見かけ、とても残念な気持ちになることがあります。どんな理由があっても、相手をたたいたりけったりということをしてはいけません。相手に暴力をふるうことは、何の解決にもなりません。子どもの社会もそうですが、大人の社会でも暴力は絶対にいけないことです。 もし、友達からの暴力について困っていることがあったら、先生方や家の人、相談室の先生など、必ず大人の人に話をするようにしてください。また、大人からの暴力で困っていたら、各クラスでアンケート調査を行うので、そこに記入するようにしてください。温かな言葉でいっぱいの、そして毎日が笑顔でいっぱいの田柄小になるように、みんなで努力していきましょう。・・・ 暴力についてのアンケート調査は、毎年この時期に東京都全体で行っているものです。低学年用(1〜3年生)と高学年用(4〜6年生)のアンケート用紙になっています。暴力についての記載があった場合には、管理職が直接本人から聞き取りをして対応することになっています。 2年生は、先月から算数の時間にかけ算九九の学習をしてきました。全ての段が終わり、毎日声に出して唱えながら暗記するように指導してきました。小学校2年生にとって、かけ算九九を全て覚えるのは、かなり大変なことです。しかし、この段階でつまずくと、3年生で学習するかけ算やわり算が理解できず、その後の算数の学習に大きく影響することになります。(写真中) また、学校の授業では、かけ算の概念を中心に授業を行うため、九九の暗記にそれほど時間をかけることができません。どうしても家庭でのサポートが必要です。2年生では、家庭学習強化週間として、先週から宿題の取り組みに力を入れてきました。今後は、冬休み中の宿題も含めて九九を繰り返し確認し、確実に定着するようにご協力ください。 昔から言われていますが、子ども達が苦手とする九九の段は、「6・7・8」の段です。特に、「6×8(8×6)」、「7×6(6×7)」、「7×8(8×7)」あたりの九九でしょうか。確かに自分も、よく子どもの頃に間違えてしまったことがありました。繰り返しになりますが、2年生で九九をしっかり覚えておくかどうかで、今後の算数の理解が大きく違ってきます。一つの分かれ道と言えます。 今週土曜日に、持久走記録会があります。学年ごとに校庭で周回コースを走る様子を保護者の方々にも参観していただきます。持久走記録会のために、今日の中休みから全校児童が校庭に出て、5分間走に取り組んでいます。低学年と高学年で周回するコースを二重にとり、音楽が鳴っている5分間は続けて走るようにします。(写真下) 全校朝会では、担当の先生から持久走についての話がありました。「姿勢よく、走るフォームを大切にすること」、「息を大きく吐き、呼吸を整えながら走ること」、「腕を軽く振るようにすること」・・・同じペースで長い距離を走ることができるように、各学年の先生達も一緒に走りながら指導していきます。 12月6日(金)今日は、「1〜4の4枚のカードから2枚を選び、2桁の整数をつくる場合、どんな整数ができるか」や、「メダルを続けて3回投げたら、表と裏の出方にはどんな場合があるか」という問題に取り組みました。教科書には、付録として1〜4の数字のカードや、コインの形をした表と裏が印刷してあるカードがついてきています。実際にそれらのカードを操作しながら、どんな場合があるのかをノートに書き出していきます。(写真上) 「落ちや重なりがないように調べる」というところが重要です。順序良く、並べるきまりを考えながら書き出すことができるかどうかがポイントになります。そのために、記号化してノートに書き出したり、樹形図で表したりすることを学びます。 4年生の理科「もののあたたまり方」の学習では、まず金属の温まり方について実験をしてきています。金属は、熱せられたところから順に温まるということが分かりました。 今日は、水の温まり方についての実験をしていました。試験官に水を入れ、カセット式こんろで熱します。試験官を斜めにして、底の部分を熱した場合と上の方を熱した場合について確かめました。(写真中) 試験管の中の水の温まり方を調べるために、示温テープを貼ったガラス棒を使います。示温テープは、温度が上がると色が変わる仕組みになっています。テープの黄色い色が50度を超えるとオレンジ色になることから、試験管内の水の温まり方が分かります。また、おがくずを入れたビーカーを熱することで、対流が起きる実験も行います。 これらの実験から、水は金属とは違い、熱せられて温まった水が上の方に行き、次第に全体が温まっていくということが分かりました。 3,4校時に、オリンピック・パラリンピック教育の一環として、4〜6年生を対象とした「あすチャレ・ジュニアアカデミー」が開催されました。講師として、パラ・アスリートの馬島 誠 選手にお越しいただきました。(写真下) 馬島さんは、最初はパラ・アイスホッケーの選手として活躍されていました。2006年トリノと2010年バンクーバーの2回、パラリンピックに出場されています。バンクーバーで銀メダルをとった時のカナダ戦の様子が途中で映し出されました。元々アイスホッケーは激しいスポーツですが、パラ・アイスホッケーも同様にぶつかり合いのある競技です。 馬島さんは、大学生の時に障害をもち、車椅子の生活になったそうです。パラ・アイスホッケーと出会い努力を重ねてきました。しかし、なかなか代表選手として選ばれない日々が続いたのち、何年か経ってやっと気がついたことがあったといいます。それは、「他喜力(たきりょく)」・・・仲間や友だち、他の人を喜ばせる力が大切であるということでした。「頑張る」ということが、自分だけの努力であれば、いつか限界がきてしまいます。「顔晴る(がんばる)」という人を笑顔にする気持ちと、「感謝」する気持ちを基にして、仲間を喜ばせることにつなげていくことが大切であると教えていただきました。 後半は、視覚障害や聴覚障害についての話とともに、グループワークを通じて学習しました。目を閉じてじゃんけんをしたり、ジェスチャーや口話だけで言葉を伝える活動をすることから、障害のある人への接し方を学びました。 現在、馬島さんは、パラ・パワーリフティングの選手として活躍されています。来年のパラリンピック東京大会を目指して、毎日努力しているそうです。今年の大会で160kg(日本新記録)を持ち上げた腕は、隆々とした筋肉がついていました。 最後に、子ども達一人一人に銀メダルを持たせていただきました。ずっしりと重い銀メダルには、馬島さんの努力と人柄がつまっているように感じられました。 12月5日(木)べじふるセンターは、谷原交差点近くのガスタンクの向かい側にあります。昔から青果市場としてこの場所にあったようですが、16年前にリニューアルオープンするにあたり、区民から名称を募集して「べじふるセンター」になったそうです。ちなみに、野菜(ベジタブル)と果物(フルーツ)を組み合わせて「べじふる」という名前がつきました。 最初に、2階にある研修室でビデオを見てから説明を聞きました。毎日100トンもの野菜や果物が全国から集まって来るそうです。それを昼間は13人、夜は3人の職員で対応しているというから驚きです。 見学の後半は、すでに競りが終わっている場内をグループごとに見て回りました。様々な野菜や果物が積まれている通路を通り、どこから運ばれてきた品物かを調べました。外国産の野菜や果物もたくさんありました。 次に、バスで練馬区役所に移動しました。エレベーターで一気に20階の展望台に上がり、東西南北に見える景色を調べました。雲一つない晴天と空気が澄んでいたことが幸いし、お金を取られてもいいくらいのすばらしい景色を見ることができました。(区役所なのでもちろん無料です)11時頃でしたが、富士山がくっきりと見えました。また、都内のビル群はもとより、埼玉新都心や横浜のランドマークタワーなど、遠くの建物が手に取るように分かりました。 毎年、田柄小の校舎を3年生の子ども達と探します。まず、平和台のライフを目安にして、愛宕神社の森らしきものを見つけます。その裏の建物が田柄小ですが・・・「あれかな〜」という見当まではつくものの、はっきりとは分かりません。学校の屋上からは区役所がはっきり見えるのに、不思議なものです。 最後に、石神井公園にある「ふるさと文化館」に行きました。会議室を借りてお弁当を食べてから、学年全体でまとまって見学をしました。まず、文化館の隣にある「旧内田家」の見学をしました。練馬区にあった古民家を移築した建物で、中に入って昔の生活の様子を学ぶことができます。外には手押しポンプ式の井戸があり、土間には大きなかまど、居間にはいろりや大黒柱が見えます。私の母親の実家がこのような家だった記憶があるので、少し懐かしい気もしました。 次に、文化館の2階の展示室を案内してもらいました。練馬大根の産地として、昔からたくあん漬けが盛んに行われていた様子が展示されています。また、昔の道具がたくさん展示されているところや、昭和30年代の暮らしが再現されているコーナーにも行きました。自分の生まれた頃の時代にタイムスリップしたかのような場所で、毎年ここに子ども達を連れてきて説明してあげるのが密かな楽しみになっています。 3年生にとって、バスに乗って行く社会科見学は初めての経験でした。見学メモをしっかりとり、積極的に質問をしている子がたくさんいました。また、出発式や帰校式も含め、学年でのまとまりが感じられた社会科見学になりました。 12月4日(水)先月は、同じく国語の時間に、「しかけカードの作り方」の学習をしました。その時は、展覧会の招待状をしかけカードにして、家の人にプレゼントしました。今回のおもちゃ作りは、生活科の学習につなげていく予定です。3学期に、1年生を招待しておもちゃで遊んでもらう「おもちゃランド」を開きます。その時には、1年生の前で材料や作り方、そして遊び方の説明をします。 小学校では、このように様々な教科を関連付けて指導する場面がたくさんあります。1つの教科で学んだことを他教科でも生かすことで、学びが何倍にもなります。さらに、指導時間の効率化にもつながることになります。それだけに教員は、自分の担当学年の全教科にわたる年間指導計画をしっかり把握しておかなければなりません。 2年生は、光が丘図書館の団体貸し出しを利用して、工作に関する本をたくさん借りてきました。子ども達は、その本の中からどのおもちゃを作ろうかと、わくわくしながら考えていました。(写真上) 家庭科室で、6年2組が調理実習をしていました。先週計画を立てた、自分たちでおかずを1品作る実習でした。教科書では、3つの料理が紹介されていました。その中からグループごとに料理を選び、材料を手分けして持ち寄りました。2組では、「ジャーマンポテト」か「野菜のベーコン巻き」を選んだグループがほとんどでした。 また、教科書の作り方を参考にしながらも、食材を工夫して作っている様子も見られました。野菜のベーコン巻きは、教科書では「にんじん、えのきだけ、インゲン豆」で紹介されていますが、インゲン豆の代わりに小松菜を使っているグループがありました。今の季節のことも考えると、ナイスアイデア!と言えます。 どちらの料理も、材料を切り分け、下茹でをしてからフライパンで炒めます。ジャガイモの皮むきを包丁でていねいに行っている子がいました。きちんと芽の部分を欠き取ることも忘れずに行っていました。(写真中) 昨日、6年生は社会科見学があり、小学校で最後のお弁当を持参して味わいました。お家の人の手作りのお弁当をとてもおいしそうに食べていました。そのお弁当のおかずの一つ一つに、手間と愛情が込められていることを調理実習を通じて感じてほしいものです。 1年生が、国語の時間に「ともだちにきいてみよう」という学習をしていました。「聞くこと・話すこと」の学習単元で、身近な人と会話を楽しむことをねらいとしています。今日はまず、隣に座っている子ども同士でインタビューの練習をしていました。「今、楽しいと思うことは何ですか?」と、まずは質問をします。相手の話を最後までしっかり聞き、その答えに続いて、さらに詳しく聞く質問をしていきます。(写真下) 会話をするには、お互いがしっかり向かい合って行うことが大切です。相手の顔を見ながら話をするのはもちろんですが、話を聞く側もそのようでなければなりません。会話が乏しいとか、会話が成り立たないと言われる昨今です。きちんとお互いが顔を合わせて会話をする基本を1年生のうちから指導していきます。 11月29日(金)先日、学力学習状況調査の結果とともに、体力調査の結果も学校だよりでお伝えしました。体力調査は5月下旬に実施したものですが、今年度も「立ち幅跳び」の記録が全体的に平均よりも下回った結果となりました。田柄小では、毎年なぜかこの種目だけ大きく平均に届いていません。 走り幅跳びは、両足でその場から踏み切る立ち幅跳びとは違います。しかし、手や足の振り上げがポイントとなる点では共通しています。今日の授業は、幅跳びの最初の時間であったため、まずは片足で踏み切り、両足で着地する練習をしました。先日までハードル走を行っていたため、片足で着地する子が多く見られました。 後半は、幅跳びの踏み切りと着地に焦点を絞り、グループごとにお互いの跳び方を見合いながら練習をしていきました。跳び方の上手な子が見られるようになると、徐々に周りの子ども達の跳び方が良くなっていきます。体育の授業では、「お互いを見合う・伝え合う」ということが、全体の技能を高めていくことにつながります。(写真上)今後は、踏み切りのリズムや空中姿勢など、段階を重ねて指導することを通じて記録を伸ばしていきます。 1年生は、生活科の時間に「かぞくにこにこ大さくせん」という学習をしています。(写真中)この学習は、「家族について関心をもち、進んで調べるとともに、自分のできる役割に取り組む」ということを目的としています。「自分の役割を考えて取り組む」のは、おもに冬休みの宿題になると思います。まずは、「自分の家族がいつもどんなことをしているのか」を調べることから始まります。 1年生の子ども達は、学校に登校している間に、自分の家族一人一人がどこで何をしているのかということは意外と知らないものです。特に、洗濯や掃除、買い物などの家事を行っている家の人の姿は、学校にいる間にうかがい知ることはできません。(家でずっとテレビを見たり、ゲームをしているとは思っていないでしょうが…) そこで、家族一人一人の一日の過ごし方について調べます。もし、ご家庭でお子さんからインタビューをされたら、いかにいろいろな仕事があるのかを話してあげてください。そして大切なのは、それらの仕事(あるいは家事)が、全て家族みんなのために行っているということを話してあげてください。 そこから子ども達は、「自分に何かできることはないだろうか…」と考えさせる学習へと発展させていきます。生活科の学習は、家族の一員としての自覚をもたせる学習でもあります。 2年生の生活科では、町たんけんについてまとめた内容を紹介し合う発表会を行っていました。今週は、4年生が総合の学習の発表会を行っていましたが、2年生もそれぞれのクラス内で発表会がありました。(写真下) 町たんけんに行ったのは、先々週の火曜日のことでした。その後、グループごとに見学したことをまとめ、発表内容を考えて役割分担し、練習を繰り返してきました。2年生の段階では、発表原稿をみんなの前で読むことが中心になります。それでも緊張して声が小さくなる子がいます。「調べたことをまとめ、みんなに分かりやすく発表する」という学習は、これからもたくさん経験して上手になっていきます。さらに、他のグループの発表を聞くことから、次の発表への意欲と自信につながっていきます。 11月28日(木)今日の体育朝会は、各学期に1回ずつ行われる「長なわ記録会」でした。この日のために、クラスみんなで練習をがんばってきました。しばらくクラスごとに練習をしてから、5分間の記録会がスタートしました。1年生は、大波小波を一人ずつ跳びます。2年生以上は、なわを回して8の字跳びで跳んだ合計回数を記録とします。5分間、どのクラスからも気合の入ったかけ声と跳んだ回数を数える声が聞こえてきました。(写真上) 高学年の中には、短めに持ったなわをすごい勢いで回して跳んでいたクラスがありました。記録を上げるためには、速くなわを回して間を空けずに跳び続けることが重要になってきます。しかし、一度なわにひっかかると大きなロスにもなります。なわの回し方とともに、なわを跳ぶ全員の気持ちが一つになることが記録を伸ばす一番のポイントであると言えます。 給食の時間に、今回の記録の発表がありました。まずは、跳んだ回数の多かったクラスのベスト3です。・・・1位・5年2組(496回)、2位・6年1組(392回)、3位・5年3組(380回)でした。次は、1学期の記録と比較して増えた回数のベスト3です。・・・1位・5年2組(+249回)、2位・4年3組(+135回)、3位・4年1組(+107回)でした。放送で発表するたびに、校内のあちこちから歓声が聞こえてきました。 5年生は、算数の時間に「速さ」の学習をしています。昨年度までは、6年生で学習していた内容でした。来年度から新学習指導要領による指導内容となり、教科書が新しくなります。そして、来年度から「速さ」の学習は、5年生の「単位量あたりの大きさ」の単元に続いて指導することになっています。ということは、今年の5年生から「速さ」の学習をしておかなければ、学習せずに小学校を卒業してしまうことになります。逆に、5年生から6年生の指導内容になる「分数のかけ算とわり算」は、現在の5年生の教科書には載っていますが、6年生になってから習うことになるので、今回は指導しません。・・・これらを「移行措置」と呼び、他教科でも教科書が改訂になる時によく行われている措置です。 ところで、「速さ」の学習は、毎年6年生の算数の中でも難関なものの一つでした。同じ「単位量あたりの大きさ」という考え方から5年生で指導することになったのだと思いますが、子どもにとっての難しさは変わりません。「速さ=道のり÷時間」の公式を使って時速や分速、秒速を求めればよいのですが、単位の換算を理解していなければつまずきが生じます。また、道のりを求めたり、時間を求めたりする問題もあり、別な公式を使う必要性も出てきます。さらに、スピードの「速さ」だけでなく、仕事量の速さ(例・・・1時間に90枚印刷する機械と、12分間に20枚印刷する機械は、どちらが速いか)についても学習します。がんばれ、5年生。(写真中) 4年生は、理科の時間に「ものの温度と体積」や「もののあたたまり方」の学習をしています。4年生の理科の学習の中でも、理科室を使うとともに、「実験をしている」という実感が一番もてる単元です。空気や水、金属の熱膨張や温まり方を調べるため、火を使う実験が続きます。一昔前までは、必ずアルコールランプを使って実験をしていました。ところが、教科書を見ていただくと分かりますが、火を使う実験は全て「実験用ガスこんろ」を使うことになっています。 アルコールランプについては、教科書にその使い方のみ掲載されています。5,6年生の理科でも実験用ガスこんろを使うことになっているため、4年生でアルコールランプを指導しなければ、今後ずっとマッチを擦ることも経験しないことになってしまいます。 そこで、マッチの擦り方とアルコールランプの扱い方を全員が体験できるように、1時間かけてていねいに指導をしていました。今の時代、マッチを擦ることさえどこの家庭でも行われていないのではないでしょうか。(ライターやチャッカマンはあっても、マッチは見ません)どの子も初めてということもあり、恐々とマッチに火をつけていました。 また、かつてアルコールランプは理科実験の必需品でしたが、すっかり影が薄くなってしまいました。ついた炎が、なんとなく寂し気に見えました。(写真下) 11月27日(水)6年生は、家庭科の時間に「まかせてね 今日の食事」という学習に入りました。展覧会の裁縫作品「ウォールポケット」の製作がしばらく続きましたが、今度は調理の学習です。 6年生の家庭科の調理では、ゆでたり炒めたりする料理を学習してきました。今度はそれを応用して、おかずを作る実習を行います。教科書には、「野菜のベーコン巻き」、「青菜とにんじんとちくわのごま風味」、「ジャーマンポテト」の3つの料理の作り方が詳しく載っています。 今日は、それぞれの料理の作り方を動画で子ども達に見せて、実習に向けたイメージをもたせるようにしていました。「野菜のベーコン巻き」は、にんじんやインゲンを切り、ゆでてからベーコンに巻きます。それをフライパンで炒めて味をつけます。包丁の使い方や切り方、ゆでたり炒めたりする際の手順など、動画を通して見ると気がつくことがたくさんありました。(写真上) 「青菜と・・・」の料理は、小松菜を下ゆでしてから調理していました。また、「ジャーマンポテト」もじゃがいもをゆでてから玉ねぎやベーコンと一緒に炒めます。どの料理も、栄養のバランスと彩りが考えられています。今後は、グループごとにどのおかずを作るのか、そして材料の準備などの計画を立てて調理実習に備えていきます。 先週後半から、毎日のように雨が降っています。今日は、2校時から小雨が降り始めてきました。1年1組は、校庭で体育を予定していたようでしたが、急遽けやき広場に変更して実施していました。 学校のシンボルツリーとなっているけやきの木は、こういう時にとても便利な働きをしてくれます。小雨程度であれば、木の下は雨宿りができるスペースがあります。無事になわとびや長なわの練習を行うことができました。(写真中) 明日の朝は、体育朝会があります。クラスごとに長なわの記録会を行う予定です。先々週あたりから、休み時間や体育の時間を使ってクラス練習をしているところです。明日の朝までに雨がやみ、今年度2回目の記録会ができるように願っています。ちなみに、雨が降ったのは2校時の時間帯だけでした。3,4校時は、いろいろなクラスが外に出て、明日の体育朝会に向けた練習に取り組んでいました。 今週、4年生の各クラスにおいて、総合の学習で取り組んできた「共に生きる」の発表会が行われています。今日は、2,3校時に4年1組の発表会がありました。9つのグループが障害者理解についてテーマを決めて調べてきたことを発表していました。 10月に、パラリンピックの陸上選手の授業や聴導犬の授業がありました。それだけに、パラリンピックについてや介助犬について調べたグループがたくさんあったようです。また、分かりやすく伝えるために、ペープサートを使ったりパソコンに取り込んだ資料を使って発表していたグループもありました。 中でも感心したのは、介助犬についてのパンフレットを手作りして配っていたグループです。(パンフレットの原稿を作成し、印刷したものを全員に配布していました。)調べたことが自分の頭の中できちんと理解できていなければ、このようなまとめはできません。発表を聞いていたクラスの子ども達からたくさんの拍手をもらっていました。(写真下) 4年生の各クラスの発表会が終わったら、クラスの代表グループを選出し、3年生の前で発表会を開く予定とのことでした。 11月26日(火) その2何のために5年生がこの仕事を任せられているのか、そしてどういう気持ちでこの役割を果たさなければならないのかを、最初に学年全員でしっかり確認をしてから作業が始まりました。進んで仕事に取り組む姿勢こそ高学年らしさであり、最高学年をめざす心構えでもあります。作業が始まると、どの子も積極的に仕事をしていました。(写真上) テーブルや椅子、台を片付けた後、いろいろな場所にしまってあった跳び箱やマットを運び込む仕事にも熱心に取り組みました。体育館がすっかり元通りになり、5年生の子ども達自身もいつも以上の達成感を感じることができたようでした。 6年生は、午後から田柄中学校に行き、部活動体験を行ってきました。田柄中学校には、16もの部活動があります。事前に希望をとり、全員が2つの部活動の体験をさせてもらいました。 この時期に部活動を行っているのは、中学1,2年生です。学校に着くなり、すれ違う中学生たち全員が次々と「こんにちは!」と元気よくあいさつをしてきました。学校を出発した頃までは元気が良かった6年生でしたが、一歩中学校の中に入ると、なぜか静かになっていました。 最初に体育館で全体会がありました。生徒会の人たちが司会をして、体験内容の説明をしてくれました。1年前は逆の立場にいた生徒も、制服を着てすっかり生徒会の一員として立派にその役目を果たしていました。田柄中学校の校長先生のお話では、6年生の背中がいつもよりピンと伸びていたように感じました。 部活動体験が始まると、次第に6年生の緊張が和らいできたようでした。どの部活動でも、手取り足取り優しく教えてくれる先輩の姿が光りました。きっと6年生の子ども達には、「1,2年前まで一緒の学校にいた人たちが、とっても立派なお兄さんお姉さんになった…」と映ったことでしょう。(写真中・下) 田柄中学校では、この日のために6年生用の活動内容を用意したり、自分たちの活動を取りやめて対応してくれたりしたようです。そんな中学生の優しさを4か月後の希望へとつなげていってほしいと思いました。また、小学校での明日からの毎日を今まで以上に大切に過ごしてほしいとも思いました。 11月26日(火) その1今日は、朝から会場の片づけが進められていきました。平面作品を吊るしていたワイヤーや天井から吊っていた共同作品は、主事さんと図工専科の先生が中心となってはずしていきました。各自の立体作品や家庭科の作品は、クラスごとに会場に行って自分の作品を搬出しました。 2年生の立体作品「ぼくのわたしの すてきなぼうし」は、自分の頭のサイズに合わせて作ってあります。どの子も自分でかぶりたい帽子を作ったので、さっそく頭にのせて教室まで運んでいきました。(写真上) それぞれの学年とも、今週中に作品を家庭に持ち帰ると思います。子どもの思いがたっぷり入った作品です。ご家庭でもぜひ大切にしてください。とは言っても、展覧会以外にも年間を通して子どもの作品類はたくさんあります。いつまでも家の中に取っておくのは難しいことでしょう。そこで、ビデオや写真に残しておくことをお勧めします。お子さんに作品を持たせ、工夫したところを説明する様子を動画に録れば、すてきなビデオレターとして、お正月に親戚の方々に見せることができます。 1年生の教室では、一人ずつ作品を手に、写真撮影を行っていました。(写真中)担任の先生にとっても、ていねいにたっぷりと時間をかけて指導した思い出の作品になりました。 5年生は、家庭科の時間に「マイオリジナルバッグ」を製作しました。体育館のステージに展示してあった作品です。5年生になって家庭科の学習が始まり、裁縫道具を使って挑戦した初めての大作でした。また、2学期に入ってからミシンの使い方を習い、どの子も苦戦しながら仕上げた作品です。 教室に持ち帰った後、クラスの友達同士で作品を鑑賞し合う時間をとりました。バッグのデザインだけでなく、縫い方まで細かく見ながら、友達の作品の良いところを見つけてカードに記録をしていました。(写真下) 11月23日(土) その2カメラを手に、保護者の方々が一生懸命お子さんの作品を探している様子を見かけました。作品によっては、上の高い位置にあったり、床に近い下の方にあったりと、鑑賞しにくい場所に展示することになってしまいました。展示スペースと児童数の関係から難しいところもありますが、次回(2年後)に向けて検討を重ねていきます。 また、事前に予想していた以上に気温が低くなりました。2年前は2月の開催のために石油ストーブを使いましたが、今回は安全面を考えて使用しませんでした。ご了承ください。 今日は、全校5校時で下校しました。放課後、家の人と一緒に展覧会会場を訪れた子ども達がたくさんいました。家の人の手を引き、自分の作品の前まで案内していた表情は、とてもいい笑顔でした。作品を一生懸命作った時のことを、ひとつひとつ伝えていたようです。子どものがんばりを受けとめ認めてあげることが、明日からの力になっていきます。ぜひ各ご家庭で展覧会の取り組みについて話題にしていただき、お子さんをたくさん褒めてあげてください。 11月23日(土) その1教科書では、いろいろな乗り物について、「どんな仕事をするのか」ということと、「そのためにどんなつくりになっているのか」ということが書かれています。説明文を何度も読みながら、それぞれの自動車の「仕事」と「つくり」について書かれている部分をノートに書き出しながら読み取っていきました。 教科書の内容が一通り終わったところで、この単元のまとめとして、自分で調べた乗り物の図鑑を作る学習をしていきます。1年生は、光が丘図書館の団体貸し出しを利用して、乗り物に関する本をたくさん用意しました。それらの本を見ながら自分で興味をもった乗り物について調べ、仕事とつくりを説明する文章を考えていきます。(写真上) 乗り物の本には、工事現場で働く車から災害救助で活躍する車まで、大人が見ていても飽きないような車がたくさん載っていました。きっと全員の作品が集まったら、クラスのすばらしい乗り物図鑑が出来上がることでしょう。 2年生では、国語の時間に自分で考えた「あったらいいなこんなもの」の発表会を行っていました。自分で考えた便利な道具の絵を見せながら、どんな便利な道具で、どのように使うのかということについて、一人ずつ発表していました。 子どもの発想はとても豊かです。道具には、自分で考えた名前がついています。「いつでも食べれーる」「ごはんをどんどん」・・・好きな食べ物が、いつでもどっさり出てきそうです。「動物になりきり薬」・・・1錠飲むと、好きな動物に1時間変身できるそうです。自分の好きな動物と会話ができます。飲みすぎると人間に戻ることができなくなるとか…。「じゅうたんドコデモ」「スピード1びょう」・・・好きな場所に素早く移動できる道具です。やはり子ども達も「どこでもドア」的な道具があったらいいなと考えるのでしょう。 この単元は、「話すこと・聞くこと」の学習です。原稿を見ないできちんと発表していた子がいました。また、発表が終わるたびに、多くの子が進んで手を挙げて質問や感想を言うことができました。(写真中) 3年生の算数「円と球」の学習では、コンパスの使い方を練習しています。今日は、コンパスを使っていろいろな大きさの円を描き、模様をつくる学習をしていました。どの子も真剣な表情でコンパスを扱っていました。(写真下) コンパスは、3年生で初めて使い方を習います。どんな道具も、自分で何度も使ってみることが上達への近道です。最初のうちは、中心がずれてなかなかきれいな円が描けなかったりするものですが、次第にきれいな円を引くコツがつかめるようになってきます。正確な作図のためには、手先の器用さも重要です。手指をしっかり使い、動かし方を工夫して上達していってほしいものです。 11月22日(金)それぞれの学年でどのように鑑賞させるかということは、あらかじめペアとなる学年の先生同士で集まり、計画を立てて指導してきました。例えば、4年生は「田柄の美術館 会場チケット」を用意し、ペアとなる2年生の子ども達にプレゼントしていました。チケットは色が塗ってあるだけでなく、折り紙で作った飾りを貼るなど、工夫されていました。 1年生はクイズラリーを楽しみながら会場を回り、6年生の子ども達からスタンプを押してもらっていました。事前に先生が用意して、会場のあちこちに展覧会に関するクイズを貼っておいたようです。いろいろな作品を見て回れるように、クイズの内容が考えられていました。 教室に戻ると、それぞれのクラスで振り返りの時間をとっていました。一緒に鑑賞した相手の子に渡す「メッセージカード」を書き、作品の感想を伝えていました。このように、意図的にペア鑑賞を行うことで、他学年の作品にもしっかり興味をもって鑑賞することができるようにしています。 ところで、今回の展覧会のテーマは、「タガラ イン ワンダーランド(TAGARA IN WONDERLAND)」です。このテーマには、展覧会委員長(図工専科の先生)の展覧会に向けた強い思いが込められています。「田柄小学校の子ども達の創造力で、展覧会会場を一つのテーマパークのようにしてしまおう」という考えから、このテーマを設定したそうです。そして、展覧会に訪れた人たちが、遊園地を訪れる時のワクワクした気持ちになるようにしていきたいという思いも込められています。共同作品として、大きなきのこがあったり、くらげが吊るしてあったり、大観覧車があったり、はたまたエレクトリカルファンタジー(6年生が作ったランプ)の部屋があったりもしました。「展覧会の会場全体が一つの作品となっている」というところにも注目していただければと思います。 午後から保護者鑑賞の時間となり、雨にもかかわらず多くの保護者の方々に足を運んでいただきました。明日も一日展覧会を開催しています。どうぞご予定ください。 11月21日(木) その2どの学年も、探検ボードに挟んだ鑑賞カードと鉛筆を手にして会場を回っていました。カードには、自分で気に入った作品を見つけて、「グランプリ」「きれいで賞」「アイデア賞」「とくべつ賞」を書き込む欄があります。低学年の子ども達は、やはり高学年の作品に真っ先に目を奪われていたようです。5年生の「パイレーツオブ田柄」という船の作品や、6年生の「時をきざむもの」という時計の木工作品が人気のようでした。また、3,4年生にとっては、高学年の家庭科作品に興味をもった子が多く見られました。自分達も早く家庭科の授業を受けてみたいなという思いを抱いたことでしょう。 5,6年生にとっては、田柄小で最後の展覧会となりました。会場に着くと、まずはすぐに自分の作品を探していました。展覧会に出品したどの作品も、いつもの図工や家庭科の時間で作る何倍もの時間をかけて制作してきました。それだけ自分の思いがつまった作品になったことでしょう。小学校を卒業しても、「あの時にこういう作品を作ったなあ」という記憶として、ずっと心に残ってほしいと思います。 |
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