ようこそ、練馬区立田柄小学校ホームページへ!  〜「わくわく・どきどき」の学びを目指して〜

5月9日(木) その2

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 6年生は、算数の時間に「円の面積」の学習をしています。円の面積=半径×半径×円周率(3.14)と覚えてしまうのは簡単なことです。しかし、どのようにこの公式ができたのかということを考えさせることが重要です。それは、算数の学習の難しさであると同時に、楽しさでもあるからです。
 円をたくさんの半径で切り取ると、細長い二等辺三角形(厳密には、底辺は円の弧であり、曲線です)がたくさんできます。それらを互い違いに組み合わせると、長方形ができます。長方形の面積は、「縦×横」・・・縦にあたる部分は「円の半径の長さ」であり、横にあたる部分は、「円周の半分の長さ」です。円周=直径×3.14とすでに習っているので、「円周の半分の長さ」=「直径×3.14÷2」・・・数式を並び替えて「直径÷2×3.14」・・・直径の半分は半径なので、長方形の横の長さは結局、「半径×3.14」となります。ゆえに、円の面積を長方形の面積に置き換えると、「半径×半径×3.14」の公式が導かれるということになります。
 こういう考え方を理解し、「おおぉぉぉ〜」と思える子は、数学的な頭脳の持ち主です。理数系の道が開けてくるでしょう。学校には、円の面積説明器という一年で一回だけ活躍する教具があります。円をばらばらに開いて組み合わせると、長方形になることが分かります。(写真上)
 6年3組が、「炒り卵」の調理実習をしていました。登校する時に、卵が入った手提げを大事そうにそっと持ってきていました。
 まず、一人ずつ卵を割って、お椀に入れました。「卵を割ったのは初めて」という子がいました。(なるべくいろいろなことを経験させてあげてください。)次に、軽く塩・こしょうで味をつけてかき混ぜます。そして、フライパンに油をひき、卵とバターを入れてからかき混ぜます。きれいな黄色い炒り卵の完成です。(写真中)今日から、三色丼の一色は子どもに任せるようにしましょう。
 今日はこれだけの試食でしたが、子ども達にとっては大切なご馳走のようでした。
 出張から帰ってきたら、2年3組の子ども達が野菜の苗を植え付けていました。生活科の学習で、一人一鉢ずつ野菜を育てるようです。野菜は4種類あり、ミニトマトとナス、ピーマン、シシトウです。自分で育ててみたい野菜を選び、苗を注文したようです。ついこの間までサクラ草を育てていた青い鉢が、今度は家庭菜園のようになりました。
 野菜は、収穫する喜びを味わうことができます。シシトウができたら、炒めて食べると思いますが、辛い野菜であるということは知っていたのでしょうか…。
 ホームセンターなどで、野菜の苗がたくさん出回っています。野菜の種類にもよりますが、畑がなくてもプランターなどで手軽に家庭で栽培することができます。ただし、草花と違い、高さのある深いプランターが適しています。ということで、2年生は牛乳パックを切り開いて鉢の周りに敷き、土がたっぷり入るように工夫していました。(写真下)

5月9日(木) その1

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 バラの美しい季節になりました。午前中、出張で区役所まで自転車で出かけました。途中で咲いているバラの数々に、思わず目が行きました。バラの魅力はたくさんありますが、花色や花の形が豊富であることがその一つにあります。「赤いバラ」といっても、いろいろな「赤」があり、そして花びらの形は様々です。
 田柄小には、校庭の花壇にピンク系のバラがいくつか植わっています。連休明けから咲き始めました。校庭で長なわに取り組む子ども達を応援するかのように、風に揺れていました。(写真上)
 体育朝会で行った長なわ記録会では、クラスごとに練習をしてから、5分間の記録タイムが始まりました。どのクラスからも、一斉に大きなかけ声や跳んだ回数を数える声が聞こえてきました。長なわ記録会は、各学期に1回ずつあります。今回は比較する記録がないものの、修了の笛の合図とともに歓声が沸き上がりました。きっと、クラス全員でがんばったという気持ちの表れだったのでしょう。
 給食の時間に、運動委員会の児童から各クラスの記録発表が放送で流れました。次回の記録会に向けて、クラスの目標ができました。
 昨日から、視力検査が始まりました。昨日の6年生に続いて、今日は5年生が保健室で検査を受けていました。視力を測定する機械を使い、養護教諭と担任が、2か所で一斉に行っていきます。(写真下)
 学校での検査は、簡易検査です。A(1.0が見える)、B(0.7が見える)、C(0.3が見える)、D(0.3が見えない)の4段階で判定します。視力が悪かった場合は、眼科で詳しく検査をしてもらうように用紙が渡されます。勉強や読書の環境か、ゲームやテレビの環境か・・・視力低下の原因を考えることも大切です。
 私は、昔から視力は抜群に良い方でした。(視力は、遺伝も関係していると思います。)しかし、管理職となり、パソコンに向き合う仕事環境からか、視力の低下を実感しています。それだけではなく、手元がよく見えない系のメガネも必要になってきました。大人も子どもも、日頃から目を大切にしたいものです。

5月8日(水) その2

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 明日の体育朝会は、今年度第1回目の「長なわ記録会」をします。昨日から、休み時間に長なわを手にけやき広場や中庭に出て、猛練習する様子が見られるようになりました。(写真上)
 低学年から高学年まで、気合いの入ったかけ声が聞こえ始めると、自分のクラスも負けまいとさらに気合いが入っていくようです。校長目線で見ていると、子ども達は意識していなくても、先生同士が張り合っているように感じました。上学年の先生は、下学年には負けたくないという気持ちをもつものです。あるいは、同学年のクラスに負けたくないと…。クラスの記録を伸ばすことが目的なので、勝ち負けではないと子ども達には指導しています。しかし、大人でも他のクラスと比べたくなるのは当然の成り行きなのかもしれません。
 昼休みが最後の練習と思っていたら、5校時の終わりに帰りの支度をして外に出て、長なわの練習を始めたクラスがありました。他のクラスも負けじと、すぐにランドセルを持って出てきました。・・・明日の体育朝会は、全校児童と先生達の気合いが一つになり、熱い闘いが期待できそうです。
 5校時に、けやきルームの授業観察を行いました。小集団指導(と言っても2人ですが)の授業でした。前半は、連休中のことを伝えるスピーチをしました。発表のめあてを確認してから、一人ずつ前に出てスピーチをしました。けやきルームでは、聞くことや話すことの訓練としてスピーチをよく行っています。
 後半は、児童2人と先生2人の4人で、「ブロックス」というゲームをしました。(写真下)様々な形のピースを一人ずつ順番に並べていくゲームなのですが、結構大人でもハマってしまうもののようです。以前テレビでも紹介され、単純そうで奥深い戦略がかくされているゲーム内容が話題になりました。
 本来は、自分の番でピースが置けなくなったら負けになります。けやきルームの指導では、ゲームに勝つことが目的なのではありません。今日の学習では、「協力して楽しくゲームをしよう」というめあてで行っていました。自分のピースだけでなく、相手のピースの置き方にも注目させ、教えてあげながらゲームを進めていました。

5月8日(水) その1

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 今日から、1学期の授業観察が始まりました。校長と副校長とで、先生方の授業の様子を1時間ずつ見に行くことを「授業観察」として、年間3回位置付けています。普段も少しずつ各教室を回って授業の様子を見ていますが、指導案を基に1時間分の授業をきちんと見るようにするのが「授業観察」です。子ども達の様子を把握するためでもありますが、教員の指導力向上に役立てる目的が第一にあります。授業後の面談を通じて、授業改善を図っていきます。
 1校時は、6年3組の体育の授業を見ました。校庭で「短距離走・リレー」を中心とした陸上運動を指導していました。4チームに分かれて、バトンパスの練習を中心に授業が行われました。チーム内のバトンの渡し方がうまくいくことで、リレーのタイムが縮むとともに、リレー競技の楽しさが倍増します。バトンを渡す側と受け取る側のタイミングを何度も試しながら、バトンゾーンを有効に使って練習を繰り返していました。
 最後に、4チーム対抗でリレーのタイムを計りました。どのチームも練習の成果が発揮され、スムーズなバトンパスでゴールすることができました。(写真上)担任の先生から、今日のタイムの発表がありました。どのチームも前回を上回る記録だったようです。「さらにタイムを縮めるにはどうするか」・・・バトンの渡し方やバトンゾーンの使い方をさらに考え、次回の練習につなげていくことでしょう。
 中休みに、美化・環境委員会の児童と一緒に、サクラ草の鉢土の片づけ作業をしました。(写真下)1か月前の入学式後、学校のサクラ草の鉢(約200鉢)をあおぞら農園に移動しました。すっかり地上部は枯れた状態になっていました。毎年、学校の鉢土はリサイクルしてまた使うようにしています。畑の奥に鉢の中身をあけて、枯れ枝や根っこを取り除き、培養土を山積みにしておきます。夏にサクラ草のポット苗を作る際には、この培養土を再度使うようにしています。
 さて、今年度のサクラ草ですが、来週中に種まきを始める予定でいます。現在、私の家で育てているサクラ草を親株として、種を採取しているところです。
 昨日、けやき広場の花壇にあったサクラ草やパンジーを抜き取り、片づけをしました。何人かの子ども達が近寄ってきて、不思議そうに見ていました。まだ咲いているサクラ草やパンジー(と言っても、終わりかかっている株です。)を雑草のように抜き取っているのですから、「もったいない」「かわいそう…」と子どもなら思うのでしょう。でも、来週には夏用の花の苗が届いて、すぐに植え付けなければなりません。
 女の子がそっと話しかけてきました。「うちのサクラ草、連休中に枯れちゃいました。」・・・サクラ草は、暖かくなると自然に枯れてしまう一年草です。もうこの時期のサクラ草は、とっくに終わりにして良いのですが、その子にとっては申し訳ないことをしてしまった感覚だったのかもしれません。とても優しい気持ちのある子だなと思いました。

5月7日(火)

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 長い連休が終わりました。「久し振りに学校に来た!」という気持ちは、子ども達も先生達も同じようでした。連休明けの登校の様子を調べてみると、病気で欠席した子は全校で2人だけでした。多くの子が元気に登校できて良かったと思います。さぞかし保護者の方々も、3食の食事の用意が大変な毎日だったと思います。(教職員の家庭も同様…)
 さて、連休を境に「令和」の時代が始まるとともに、5月に入りました。1年生は、今日から5時間授業が開始になりました。入学してちょうど1か月が経ち、だいぶ学校にも慣れてきました。ひらがなは、「し」や「つ」のように、一画で書くひらがなから順に練習してきています。今日は、国語のひらがなの学習で、「か」を習っていました。
 算数の学習では、1〜10までの数字を学んでいます。(写真上)ひらがな同様に、数字の書き順も大切な学習です。「8」や「9」の書き方を間違えて覚えて入学してきている子を時々見かけます。一度間違えて覚えてしまったものを直すのは、とても大変なことです。2年生以上でも、分数の書き順や「÷」の記号など、算数の時間にも必ず正しい書き方を最初に指導するようにしています。
 1年生が体操着で授業をしているのは、心臓検診があったからです。1年1組の隣の会議室を使い、一人ずつ心電図の測定がありました。健診センターの職員の方々の説明を聞いてから、静かに検診を受けていました。
 体育館で、6年2組がシャトルランの測定を行っていました。(写真中)8種目ある体力テストの一つです。20mの距離を一定の合図音に合わせて往復することを繰り返し、持久力を計測します。2人一組で計測するのですが、さすがに6年生は毎年行ってきているだけに記録の仕方は慣れているようでした。
 担任の先生が盛んに「区の平均は60回だよ〜」と声をかけていたのですが、あっという間に終わってしまう(あきらめてしまう?)子が見られました。毎年体力テストの分析をすると、この持久力が田柄小の課題になっています。
 最後まで残った子は、平均を大きく上回る「81回」の記録でした。サッカーで体を鍛えている子のようでした。学校では、体育の時間だけで持久力を高めるのはとても難しいことです。休み時間は、積極的に外遊びをするように声をかけています。ぜひ、学校外の時間帯(放課後や休みの日など)の運動量を各家庭でも考えてみてください。スポーツ団体に入ってくださいというのではなく、外遊びの奨励という意味です。
 5,6校時に、6年1組が調理実習を行っていました。6年生になって最初の調理実習でした。「炒めて朝食のおかずを作ろう」という学習で、「小松菜とベーコンの油炒め」を作っていました。昨年度一年間、しっかり調理実習を学んできただけに、とても手際の良い実習が行われていました。(写真下)
 フライパンがあれば、さっと油で炒めることで、手軽に朝食の一品を作ることができます。また、炒めることで野菜のかさを減らし、たっぷり栄養を摂ることにもつながります。高学年では家庭科の授業があるので、家でも調理を任せてみてはどうでしょうか。
 昔は、土曜日の午前中に授業があるのが普通でした。私の母親は、高学年になった頃から働きに出るようになりました。毎週土曜のお昼は、自分達(兄弟)で食事を用意して食べることになっていました。と言っても、カレーを温めるか、チャーハンや焼きそばを作るかぐらいの調理です。チャーハンの材料は全部切ってあり、フライパンで具材を炒め、ご飯を入れて炒め、さらに調味料で味付けをして・・・といった具合です。ガスコンロの火を使うことを任せてもらえたことは、子どもながらにとても嬉しいことでした。そして何よりも、後々大学生となり、都会に出て一人暮らしをするうえで、大いに役立つことになったのです。

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