ようこそ、練馬区立田柄小学校ホームページへ!  〜「わくわく・どきどき」の学びを目指して〜

7月5日(金)

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 1年生の教室から「うんとこしょ、どっこいしょ。」という元気の良い声が聞こえてきました。国語の時間に「おおきなかぶ」の物語を学習しているところでした。(写真上)
 「おおきなかぶ」は、昔から1年生の国語の教科書で扱われている教材です。「言葉のまとまりや響きに気をつけて音読をすること」が学習のめあてになっています。繰り返しの表現が何度も出てくるところや、最後にねずみが加わることでやっとかぶが抜けるところなど、とてもおもしろいお話です。この「おおきなかぶ」は、もともとはロシア民話を日本語に訳したものです。そう言われると、挿し絵の人物や服装に、なんとなくロシアの雰囲気が感じられます。
 「あまい、あまい、かぶになれ。」を読む時は、最初の「あまい」を強く読むか、後の「あまい」を強く読むか、あるいは両方とも強く読むかで、感じ方が違ってきます。(「おおきな、おおきな、かぶになれ。」も同様に…)1年生の音読とはいえ、つきつめていくと奥が深いものです。
 一方、5年生の国語の授業では・・・「広がる、つながる、わたしたちの読書」という学習をしていました。「自分が読んで良かったと思う本を友達にすすめよう」という学習です。
 今日は、本をすすめるための方法について学んでいました。本屋さんに行くと、新しく出た本をたくさんの人に読んでもらうために、様々な工夫が見られます。本を紹介するポスターが貼ってあったり、お店の人のおすすめの本にポップ(手書きのカード)が飾られていたりします。また、新刊の本には本の帯がついていて、内容やおすすめの文章が書かれています。5年生の子ども達も、本屋さんに行った時のことを思い出しながら、どんな紹介の仕方があるのかを考えていました。(写真中)
 これから夏休みにかけて、読書の課題が各学年に出されます。「夏休みの宿題=読書」というのは、昔から夏休みの課題の定番となっています。自分の好きな本にたくさん出会える機会、そして時間がもてるようにさせてあげたいものです。夏休み明けには、毎年読書感想文を書いて、学年代表作品を区のコンクールに応募しています。
 あさっては7月7日ということで、七夕にちなんだ給食が献立になっていました。1年生の教室では、一人一人が七夕の願い事を短冊に書きました。1年生の願い事には、どんなものが書かれていたでしょうか・・・。
 どのクラスも一番多かったのが、将来の職業についての願い事です。「サッカー選手になれますように」、「保育士さんになれますように」、「ドーナッツ屋さんになれますように」…1年生なりに、めざす職業をしっかりもっているのですね。「プールで泳げるようになりますように」…今の時期ならではの願い事です。「ザリガニにまた会えますように」…先日、ザリガニ釣りをしたことが、よっぽど印象に残っているのですね。どの願い事も、かなえてあげたいものばかりです。(写真下)

7月4日(木) その2

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 3年生は、理科の時間にゴムの力でものを動かす実験をしています。実験セットとして、ゴムの伸び縮みを利用して進む自動車を購入しました。今日は体育館に行って、どれだけ進むかを試していました。(写真上)
 発射装置には、ゴムをどれだけ伸ばしたかが分かるように目盛がついています。3年生になって初めて理科の授業が始まり、1学期中は植物や昆虫を育てる学習内容がほとんどでした。ようやく「実験する理科」としての単元になりました。
 3年生の理科の学習では、「比べて確かめる」ということが基本になっています。あるものごとの性質を調べるために、2つのことを比べて確かめるようにします。今回の実験では、ゴムを長く伸ばした時と、短く伸ばした時との違いを比べるようにします。
 一方、4年生の理科は、「関係づけて考える」ことをねらいとしています。理科の時間に「とじこめた空気や水」の学習をしています。空気の性質を実験で調べてから、水の場合はどうだろうか…と、関係づけてものごとを考えていくようにしていきます。
 4年生も、実験セットを購入して学習を進めていました。最初に、ビニール袋に閉じ込めた空気の感触を確かめる実験をします。今までは、学校で用意したビニール袋を使うことが多かったのですが、今回購入したセットには、一人ずつ専用のビニール袋がついていました。空気を入れた後、もれないようにビニールの口をふさぐ器具がついていて便利にできています。(写真中)教材会社も年々開発が進んでいるなと思いました。
 午前中は、時折激しい雨になりました。午前・午後と予定されていた水泳指導は、全て中止になりました。元気アップタイムも中止になり、休み時間には外遊びができず・・・子ども達にとって、梅雨の雨は活動が制限されてしまうものです。
 しかし一方で、雨の日だからこそできる学習もあります。1年生は、雨の日の様子について生活科で学習をします。傘をさし、長靴をはいて外に出てきました。中庭のあじさいの花のところで止まり、かたつむりはいないかなとみんなで探しました。水たまりの様子や、木の葉についたしずくも、子ども達にとっては雨の日の貴重な発見です。(写真下)

7月4日(木) その1

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 午前中に、5年生の学力調査がありました。毎年東京都で行っている調査で、都内全ての小学校5年生(中学校は2年生)対象に実施しています。朝の時間を使って意識調査を行い、1校時から4校時までは国・社・算・理の4教科の学力テストを実施しました。(写真上)
 意識調査は、各教科に対する興味・関心を聞く内容や、家庭での生活についての質問内容で構成されていました。家庭での学習時間や読書の時間、朝食を食べているか、家の人と学校での出来事を話しているか・・・中には、「自分のことを大切な存在だと感じていますか」という質問もありました。自己肯定感を問う内容です。日本人は、他の国と比べて自己肯定感が低いと言われます。学校と家庭の教育を通じて、自分のことが大好きと思える子ども達を育てていく必要があります。
 テストが全て終わり、ホッとして給食準備をしていた子ども達に聞いてみました。各教科とも得意不得意があるので、難しかったと感じた子もいれば、比較的簡単だったという子も見られました。どのクラスからも聞かれたのは、社会科が難しかったという声です。問題文が多かったことや、繰り返し読まないと問題で聞いていることが理解できなかったという感想が聞かれました。どの教科にも共通して、「読み解く力」が必要になるということでしょうか…。
 都の調査は、各学校で採点した後、夏休み中にいつも結果が公表されます。5年生は、来年度6年生になってすぐに、全国学力調査も控えています。
 6年生が、音楽の時間に指揮者に挑戦していました。ブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」を聴きながら、リコーダーの掃除棒を手に、2拍子のリズムを振っていました。(写真下)強弱やテンポ変化の激しい曲なのでリズムがつかみやすく、子ども達はすっかり指揮者気分でした。
 ワークシートを見ると、「指揮者にできることは何だろうか?」と書かれていました。指揮者は、唯一音を出す楽器を持たない存在です。その代わり、音楽全体をつくりあげる役割があり、音のバランスや強弱、テンポの全てを担っています。ベートーヴェンの交響曲第5番(いわゆる「運命」交響曲)の第一楽章の出だしの聴き比べもしたようです。小澤征爾、カラヤン、ベーム、ジュリーニの指揮者名が書いてありました。クラシック好きの方は分かると思いますが、指揮者によって解釈が違い、同じ曲でも演奏が全く違います。(それが、クラシックを聴く楽しみの一つでもあります。)
 今回の鑑賞教材の学習を機に、クラシック音楽に興味・関心をもつ子が出てきたらいいなと思いました。ちょうど自分がクラシック音楽を好きになったのは、小学校6年生の時でした。ウィーン・フィルがカール・ベームの指揮で来日公演をしていた時のことです。その頃買ってもらったラジカセを通じて、FM放送を聴いていました。同行していたムーティの指揮(今は巨匠の域に入った世界的に有名な指揮者のムーティがまだ無名だった頃、ベームと一緒に来日公演をしていたのです。)で、ドヴォルザークの「新世界」交響曲を聴いたのがきっかけでした。カセットテープに録音して、何度も聴きました。以来、音楽鑑賞が自分の趣味の一つになりました。それは、たまたまラジカセから流れてきた曲が心に留まったのがきっかけだったのです。

7月3日(水)

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 1年生は、算数の時間に「10より大きい数」の学習をしています。今まで1年生は、1から10までの数を数えたり、たし算やひき算の学習をしてきました。そこで今度は、13や16のように10よりも大きな数について学んでいきます。
 13個のおはじきがあった場合、子ども達はどのように数えるでしょうか。一つずつ「1,2,3・・・13」と数える子がいる一方で、「2,4,6・・・」と2つずつ数えていく子もいます。(写真上)
 10を超える数を数える場合、10をひとまとまりにして「10のまとまりと10に満たない端数がいくつ」という意識をもたせることが大切です。つまり、「10と3で13」、「10と6で16」というとらえ方を一般化させ、20までの数についての理解を図っていくようにします。
 3年生の教室では、作文用紙に向かう子ども達の姿が見られました。「1学期にがんばったこと」を振り返り、作文に書き表す授業でした。最初はなかなか筆が進まない様子でしたが、1学期にあった出来事を思い返しながら書き始めていました。(写真中)
 3年生になってがんばった学習のことを振り返る子もいれば、係や当番の仕事をがんばった子、忘れ物をしないように毎日がんばった子と、いろいろです。そして、当然のことながら、その中からまだできていないことも見つかります。それが2学期に向けた課題ということになります。
 夏休み前の最後の登校日である19日(金)に、1学期の終業式があります。児童代表の言葉は、3年生が担当します。学年の先生達は、子ども達に書かせた作文の中から代表の子を選ぶのでしょう。どんな作文が選ばれるか楽しみです。
 1年生の図工の時間に「カラフルTシャツ」を作りました。出来上がったTシャツに名札をつけて、洗濯ものを干すように、教室の窓側に飾りました。(写真下)
 先週の図工の時間に、絵の具を使って線を描く学習をしました。いろいろな色の絵の具を使って線を描き、すてきな模様を作りました。今日は、その画用紙を生地にしてシャツの形に切り取り、ポケットやボタン、リボンなどをつけてカラフルTシャツに仕上げました。子ども達一人一人の作品のアイデアもすばらしいですが、こういう図工作品を考えた先生のアイデアもすばらしいなと思いました。教室が一気に明るくなった気がします。

7月2日(火)

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 今日は、4年生の社会科見学がありました。3クラスがバス2台に分かれて乗り、虹の下水道館と中央防波堤の見学に行きました。
 今週は雨マーク続きの天気予報でしたが、結局一日中雨にあうことなく、見学をすることができました。学校を出発し、中台から首都高に入りました。今日は比較的道路が空いていて、予定通りに虹の下水道館に着きました。UFOのような形をした建物の5階が見学施設になっています。まず、グループに分かれて「レインボーガイドツァー」を行いました。それぞれのグループに担当の係の人がつき、館内を詳しく説明してもらえるガイドツアーです。
 家の中で毎日使われている水が、排水管を通ってどのように下水道として集められているのか。下水道をきれいな水に変えるための施設は、どのような仕組みになっているのか。・・・小学生に分かりやすく説明をしてもらいました。
 全国の市町村ごとに、マンホールのデザインにはいろいろなものがあります。(最近は、「マンホールマニア」と呼ばれる人達の趣味の一つにもなっているそうです。ご当地のマンホールの写真を撮るために、全国を訪れている人もいるとか…。)東京都のマンホールについて、実物を見ながら説明を聞きました。東京のマンホールには、ソメイヨシノとイチョウ、そしてユリカモメが図案化されています。(それぞれ、東京都の花と木、鳥です。)言われてからよくよく見ると、マンホールのデザインの美しさが分かるような気がしてきました。これからは、道路にあるマンホールに注目してみようと思いました。(写真上)
 この虹の下水道館の建物自体は、「有明水再生センター」です。つまり、下水道をそのまま海に流すのではなく、きれいな水に変えるための施設です。午前中の見学の後半は、下水道をきれいな水に変えている地下にある施設を見学に行きました。(ここは、見学の申し込みがなければ、絶対に入れないところです。)
 「下水道をきれいな水へ」・・・簡単に説明するならば、微生物の働きを使って水をきれいにしています。微生物が汚れを分解するまでには時間がかかります。(汚水が処理されるまで、20時間かかります。)また、大量の水を処理するために、広大な敷地が必要です。地上部分は公園やテニスコートになっていますが、その地下部分に下水処理場があることが分かりました。(写真中)
 お弁当は、7階の展望広場で食べました。ちなみに、この7階には大きな体育館があり、たくさんの人が利用しているようでした。(隣には、温水プールの施設もあります。)
 午後は、中央防波堤に行き、ごみの最終埋立地の見学をしました。各バスに説明員の方が乗り、中央防波堤の敷地内にバスで入りました。さながら、サファリパークのバスに乗って動物を見に行くような気分です。一般車が入れないゲートをくぐると、高さ30mの広大な丘が見えてきました。長年にわたりごみをサンドイッチ工法で埋め立ててできた山です。この辺り一面が、昔は海であったわけです。バスは、一気に一番高いところまで上がりました。ごみを埋め立ててできた丘ですが、かつて(30〜40年前頃)よくテレビで見た、ごみに群がる鳥の姿はありません。もちろん嫌な臭いも一切無しです。今は、きれいに焼却されて残った灰のみを埋立地に持ってきています。また、粗大ごみや不燃ごみも、細かく裁断されるとともに、極力活用できる資源が取り除かれてから埋立地に運ばれてきています。
 見晴広場でバスを降り、隣に広がる「新海面処分場」を見ながら説明を聞きました。(写真下)この調子で埋め立てを進めていくと、あと50年で新海面処分場もいっぱいになるそうです。そして、それ以上はもう、東京湾にごみの処分場をつくることはできません。子ども達が60歳になるまでに、このごみ問題を解決するしかありません。
 たくさん学ぶことができた社会科見学でした。学校だよりの7月号巻頭に、環境問題に関する内容を載せました。4年生の子ども達が、今日の見学から何を感じ、どう自分達の生活に活かしていくのか…期待したいと思います。

7月1日(月)

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 子ども達が登校する頃から雨が降り始めました。今週は、6年生があいさつ当番として玄関前に立ち、あいさつ運動に率先して取り組んでいきます。今日は、傘をさしながらあいさつを交わしていました。
 全校朝会は、体育館で行いました。先週の5年生の保健の授業から、「心の発達」についての話をしました。最初に、「自分の心がどこにあるか、指で示してください。」と話しかけたら、やはり低学年のほとんどの子が、自分の胸に手を当てていました。
 ・・・人間の心は、感情や社会性、思考力など、様々な働きがかかわり合ってできています。「感情」は、「うれしい」とか「悲しい」、「きれいだな」と感じる心です。「社会性」は、友達と仲よくしたり、他の人のことを思いやったりする心を言います。思考力は、物事に対して筋道を立てて考える力を言います。例えば、ザリガニをつるためにはどうしたらいいかなと考えたり、忘れ物をしないようにするための方法を考えたりするのが思考力です。
 みなさんの心は、1年生から2年生、そして3年生と、学年が上がるにつれて日々発達してきています。体が大きく成長してくるだけでなく、心も成長しています。例えばこんな例があります。A君は、低学年の時にいやなことがあると、すぐに泣いていました。ところが今では、きちんと自分から先生に話をして解決するようになりました。また、Bさんは、低学年の時に自分の好きなことしかせずに、嫌いな勉強は全くやろうとしませんでした。ところが今では、苦手な学習にもがんばろうと取り組むようになりました。一人一人の心の発達のスピードは違います。何か気に入らないことがあるとすぐに怒ったり、いらいらしたりしている子も、大人になるまでに少しずつ心が発達していきます。
 では、どのようなことをしたら人の心は成長するのでしょうか? 勉強をしたり読書をしたりすることで、思考力が高まります。ルールを守って遊びや運動をすること、そして当番の仕事に取り組むことから、社会性が身につきます。さらに、いろいろな友達とかかわりをもつことで、感情が豊かになっていきます。・・・結局これら全ての活動は、学校生活の中で行われていることです。学校でいろいろな勉強をしたり、係の仕事があったり、休み時間に友達と遊んだり、そしてまたある時は先生に叱られたり・・・それら全てが心の発達に欠かせないことであると言えます。大人の心に近づいていくために学校生活があります。それだけに、学校に登校してくるということは、とても大切なことなのです。・・・
 1年生の国語の時間に、「たからものをおしえよう」という学習をしていました。「話すこと・聞くこと」の学習です。自分で大切にしているもの(宝物)を持ち寄り、友達に紹介することで「話す力」を身につけさせます。また、グループで友達の発表を聞き合うことで、「聞く力」を高めていきます。
 子ども達は、各自いろいろな宝物を持ってきていました。1年生だけに、ぬいぐるみやおもちゃを持ってきていた子が多く見られました。また、飼っているカブトムシや猫を宝物として紹介した子もいました。猫はさすがに学校に持ってくることができないので、猫の写真を見せながら発表していました。(写真上)
 2年生の生活科では、「いきものはかせになろう」という学習をしています。一人ずつ興味をもった生き物を選び、本を使って調べていく学習です。今回の学習のために、学年で光が丘図書館の団体貸し出しを利用しました。生き物に関する本をたくさん借りることができました。
 2年生の子ども達にとっては、チョウやテントウムシ、ダンゴ虫などが身近な生き物かもしれません。確かにそういう生き物を選んだ子がたくさんいました。一方で、図鑑の写真を見るだけでも尻込みしそうな生き物を選んだ子もいました。ミミズ、ダニ、どんぐり虫(どんぐりの中に産み付けられた卵から出てくるゾウムシの幼虫です)、ゴキブリ・・・。「関心をもってくれてありがとう」と、それらの生き物から感謝されているかもしれません。(写真中)
 3年生は、保健の授業で「毎日の生活と健康」について学習をしています。一日の生活の仕方を考え、生活のリズムに合わせた食事や運動、睡眠が大切であることを学びます。(写真下)十分な睡眠がとれているかどうかや、適度な運動をしているか、食事をバランスよく食べているか…など、これから40日以上にわたる夏休みを前に、大切な学習になりました。
 午前中、4年生は雨のために水泳を中止にしましたが、午後は6年生がプールに入っていました。水温は25度あり、みんな元気に泳いでいました。

6月28日(金)

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 4年生は、来週火曜日に社会科見学に出かけます。バスで東京都下水道局の施設「虹の下水道館」に行きます。その見学前の事前指導用に、アウトリーチキットの貸し出しを利用しました。虹の下水道館に申し込むと、教材やワークシート、映像資料をひとまとめにしたトランクが届きます。各クラスでそのキットを使って、見学に行く前に下水道の学習をしました。
 4年生の社会科で扱う水の学習は、おもに水道水ができるまでの部分です。下水道(水再生センター)は、生活排水や工業廃水をきれいな水に変えて川や海に戻す仕組みです。大きなイラストマップを教室に広げ、給水管や下水道管のサンプルや水のサンプル、下水道に流れてきたもののサンプルなどを見せながら、水が再生されていく経路を学びました。(写真上)
 4年生の理科「電気のはたらき」では、実験セットを使って学習を進めてきました。実験キットを使い、乾電池のつなぎ方を変えた時の豆電球の明るさの違いや、モーターの回転の仕方などを調べてきました。最後に学習のまとめとして、電池の回路を使ったおもちゃ作りをします。実験キットでは、車を走らせたりプロペラを回したりすることができるようになっています。説明書を見ながら、どの子も一生懸命組み立てをしていました。(写真中)そして、組み立てが終わった子から、教室の後ろで車を走らせて競争をして遊びました。
 子どものうちから、このように説明書を見てものを組み立てるという経験をたくさんさせるようにしたいものです。昔、男の子はプラモデルを組み立てるのが大好きでした。値段が高いプラモデルほど部品の数が多く、時間がかかったものです。その分、完成した時の喜びはとても大きく、戦車がゆっくりとキャタピラを動かして前に進んだ時の感動はいつまでも心に残るものです。
 体育館で、5年3組の体育の授業がありました。中央に長いマットを並べ、クラスの子ども達が取り囲むように座っていました。一人ずつマットの連続技を披露する発表会の最中でした。今月の上旬に5年3組は、マット運動の研究授業がありました。側方倒立回転を中心に、様々な練習場所を用意して取り組んだ授業でした。その後、水泳指導も始まったため、なかなか体育の授業を継続してとることができなかった部分がありました。しかし、子ども達ががんばって取り組んできたマット運動ということもあり、個々の成果を発表し合う時間はとても大切です。
 回転技や開脚前後転、補助倒立など、各自が練習してきた技を組み合わせて、緊張の面持ちで発表していました。そして、多くの子が5年生になって初めて練習した「側方倒立回転」にも挑戦していました。伸ばした足がまっすぐ上を通り、きれいに技がきまっている子がいて、大きな拍手が起こりました。(写真下)
 今日は、1,2校時に6年生、3,4校時に1年生の水泳指導がありました。他学年は、もう2回目の水泳指導になりますが、6年生は今年初めての水泳の授業でした。6年生は、9月の連合水泳記録会に向けて、すぐに出場種目を決めたり、目標タイムを定めたりしていかなければなりません。今後は夏休みの水泳指導も含め、積極的に参加するとともに、体力・気力の向上に結び付けられるように期待しています。

6月27日(木)

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 今朝は、体育館で音楽朝会がありました。この時期にふさわしい「にじ」を全校で歌いました。伴奏は音楽委員会の児童が行いました。また、今回の曲は、振り付けを入れて体全体を動かして歌うようにしました。ステージに音楽委員会の子ども達が上がり、お手本となって動きを教えました。
 「にじ」は、幼稚園や保育園でもよく歌われていますが、改めていい曲だなと思いました。テレビドラマで園児たちが歌う場面や、チャリティコンサートなどでも歌われて広まった曲のようです。雨が上がって空に虹がかかった瞬間に出会えるのは、年に何回あるでしょうか? 一方、実際の虹の景色ではなく、ふっと明るい希望がわいてくる瞬間というものは、私たちの日常にたくさんあってほしいものです。
 2年生が図工の時間に、「くっつきマスコット」の作品づくりに取り組んでいました。紙粘土と磁石が入ったセットを用いて、自分で考えた楽しいマスコットを自由に作る工作です。紙粘土は、「Kクレイ」という紙粘土を使っています。きめが細かく、絵の具を混ぜて色を付けることもでき、小学校の図工の時間に最近よく使われるようになりました。
 1校時に見に行くと、製作に向けたアイデアスケッチの紙を見ながら、一生懸命粘土をこねていました。絵の具を混ぜ込み始めると、真っ白だった粘土が様々な色に染まっていきます。お寿司やアイスクリーム、いちごを作った子がいましたが、本物の色に近づいてくると、とてもおいしそうに見えてきました。(写真上)
 形が出来上がったら、粘土に磁石を埋め込みます。2校時にまた見に行ったら、予定通りに出来上がった子が次々と見せてくれました。粘土と一緒に、がんばった子ども達の手のひらも、絵の具の色できれいに染まっていました。
 6年生の教室で、アンケート調査をしていました。練馬区で作成して送られてきた「いじめ アンケート」を使った調査です。(写真中)区内小中学校の全学年の児童・生徒が、今月中にアンケートを行うことになっています。毎年6月と11月、2月は「ふれあい月間」に位置付けられています。「ふれあい月間」は、いじめ防止強化月間でもあります。その期間に必ずアンケート調査をすることになっているので、年間3回、この調査をすることになります。
 アンケートの内容は、「冷やかしやからかい、悪口、いやなことを言われていないか」「無視や仲間外れにされて、いやな思いをしていないか」「ぶつかられたり、たたかれたり、蹴られたりしていないか」等の項目があります。その他、SNSを使ったいじめに対する項目もあります。「はい」に丸をつけた場合は、具体的にいつからどのようにいじめにあっているかを書きます。
 アンケート後は、一つ一つ担任が事実確認をするとともに、校内のいじめ対策委員会で検討し、いじめの事案となったものは区に報告することになっています。学校で課題となるのは、このアンケート調査で見えてこない部分です。ぜひ各ご家庭でもお子さんから聞き取りをしていただき、心配な点は学校に相談するようにしてください。
 1年生は、算数の時間に「のこりはいくつ ちがいはいくつ」という学習をしています。10より小さい数の引き算の学習です。どういう時に引き算を使うか、そして引き算の式の表し方、さらには計算で答えを求める力を伸ばしていく学習です。
 教室に入ると、引き算の式をノートに書き写し、計算の習熟を図っているところでした。どの子も両手の指を使い、引く数の分だけ指を折りながら答えを求めていました。(写真下)今はまだ、数字を順番の数として認識している段階です。(5の次は6で、その次は7…という具合に)それがだんだんと、まとまりとして数をとらえられるようになってきます。(「☆☆☆☆☆」を見て、1,2,3,・・・と数えるのではなく、すぐに5と言える)計算の練習を積んでいくことで、徐々に指を使わなくても答えが求められるようになります。指を折りながら数えている姿が、見ていてかわいいものですが…。

6月26日(水) その2

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 6年生の家庭科の学習として、「手洗いによる洗濯の実習」を行っていました。洗いおけに洗剤を規定量入れ、一人ずつ衣類を入れて手でもみ洗いをしました。洗ったのは、昨日一日着ていたTシャツなどの衣類です。洗いおけの中が真っ黒になるほど汚れがついていた子もいて、子どもよりも先生の方がびっくりしていました。
 手もみ洗いをした後は、水を何回か取り換えながらすすぎ洗いをしました。水をよくしぼって、陰干しするところまでが実習です。どの子も自分がいつも着ている衣類だけに、とてもていねいに扱っていました。洗濯ものを手洗いしていた昔の人の苦労が、少し分かったようでした。(写真上)
 家庭科の教科書には、洗濯ものの干し方(しわを伸ばして形を整えて干す)や、洗濯ものを取り込んでたたみ整理すること(必要があればアイロンをかけ、決まった場所にしまう)まで書かれています。今はもちろん洗濯機がきれいに洗ってくれますが、洗濯ものをきちんと干したり取り込んでしまうところは、子ども達にやらせてみてください。
 5年生の教室で、保健の授業がありました。3年生以上では、体育の学習の中に保健の授業が含まれています。そして、年間に指導する保健の授業時数が決められています。5年生は、1学期の保健の時間に、「心の発達」について学習しています。(写真下)
 「人の心は、どこにあるでしょう?」と聞かれて、心臓の辺りに手を当てる子が多いものです。確かに、「心」がつく「心臓」という臓器があります。あるいは、よくイラストに人の胸のあたりにハートマークが描かれたりもします。しかし、実際に人の心の働きをつかさどっているのは、「脳」です。
 授業では、まず「心がどのように発達してきたのか」を考えました。今の自分を、赤ん坊の頃と比較させてみると分かりやすいものです。「感情」・・・そのまま出していた感情が、上手にコントロールできるようになるとともに、複雑で豊かなものになってきました。「社会性」・・・約束やきまりを守ったり、他の子を思いやる気持ちが育ってきました。「思考力」・・・物事を筋道立てて考えられるようになってきました。5年生では、まだまだ完全にこれらの心が育ったとは言えませんが、幼児期に比べたらずいぶん成長したことが分かります。
 授業の後半は、「心はどんなことを通して発達するのか」について考えました。つまり、さらに大人の心に成長するためには、何をしたらよいかということです。多くの人とのかかわりや、自然や動物にふれる体験、遊びやスポーツを通じて、そして学習や読書・・・つまり、毎日の学校生活の中でがんばることが人の心を発達させるということです。
 先生達は、まず何よりも学校に登校することを勧めます。様々な理由があるかもしれませんが、家に閉じこもっていては、心が発達していきにくいからです。学校でいろいろなトラブルはつきものですが、そういう経験も心が発達していくためには必要なものなのです。

6月26日(水) その1

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 3年2組で、書写(毛筆)の学習をしていました。3年生から初めて毛筆を学習し、道具の扱い方や筆の持ち方まで、一つずつていねいに指導を受けてきました。前回の横画に続いて、今日は縦画の書き方の学習を行いました。そして、横画と縦画を生かして、漢字の「土」に挑戦しました。
 毛筆の指導の際に、教員がよく使うのが「水黒板」です。筆に水をつけて書くと、灰色の板の部分に真っ黒な筆の跡がつきます。「とめ、はね、はらい」などの筆の扱い方を子ども達にお手本として見せるには、水黒板が最適です。(写真上)
 私も担任の頃は、書写の指導で必ず水黒板を使っていました。ただし、水黒板を使うには、毛筆の技量を高めておく必要があります。また、黒板に立てかけた状態で書かなければならないので、そのための練習も欠かせません。よく前日の夕方、教室で水黒板に向かって練習をしました。
 水黒板の良さは、しばらくすると乾いて消えることです。お手本として書いたとしても、なかなか思うようには書けないものです。でも時間がたてば消えてしまうので、失敗しても気が楽ではあります。
 6年生の外国語の授業を見に行きました。今までの「外国語活動の時間」では、ALTの先生の発音に合わせて会話をしたり、ゲームをしたりという活動が中心でした。来年から始まる「教科としての英語」では、読むことと書くことが加わります。すでにその移行段階として、少しずつそのような学習が今年度から入ってきています。
 今日の授業では、英語を使って自分を紹介するカードを書いていました。「I like〜」や「I can〜」を使い、自分の好きなものやできることを紹介する英文を考えました。すると、担任の先生が和英辞典を手に、子ども達の間に入って教えていました。子ども達が書こうとした英語のスペルを教えてあげるために、辞書を引いていたのです。(写真下)
 和英辞典を見たのは、何十年振りかのことです。きっと6年生の先生も、教員になったばかりの時は、まさか学校で辞書を引いて英語のスペルを調べることになるとは思っていなかったでしょう。英語の免許をもって小学校の教員になったわけではありませんが、来年度から必然的に、小学校の先生達は「教科としての英語」を指導することになります。

6月25日(火) その2

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 1年生が生活科の時間に育ててきているアサガオが、ぐんぐん成長してきました。だいぶつるが長く伸びてきたので、支柱を取り付ける頃になりました。毎年各会社で開発してくる教材は、より使いやすいようにと改良が重ねられています。今年の1年生が購入したアサガオの支柱は、広げたり折り畳んだりするのが簡単で、子どもでも扱いやすくできています。ブラ鉢の四隅に支柱を差し込み、すぐにセットすることができました。(写真上)
 伸びてきたつるは、支柱の囲みの中に入れておきました。アサガオは、自然につるを支柱に絡ませながら成長していきます。先週の土曜日が「夏至の日」でした。アサガオは単日植物なので、これから花芽がどんどんつき始めます。きっと夏休みに入る前には、色とりどりのアサガオの花が楽しめるはずです。
 夏休み前に、保護者の方々にアサガオの鉢を家庭に持ち帰ってもらうことになります。アサガオは、夏の直射日光をそれほど必要としません。水切れしやすい植物なので、午前中に数時間陽が当たるだけで十分です。
 6年生は理科の時間に、「体のつくりとはたらき」の学習をしています。吸った空気のゆくえ(呼吸のはたらき)についてや、食べ物のゆくえ(消化のしくみ)について学んでいます。今日は、ご飯が口の中で唾液と混ざり、どのような変化が起きるのかを実験していました。
 チャックがついたビニール袋を2つ用意し、片方にはご飯粒と唾液、もう片方にはご飯粒と水を入れます。ビーカーに40度のお湯を入れ、両方の袋を温めます。(口の中を再現する為に、体温に近くする)また、途中でビニール袋をよくもみます。(口の中でよく噛んでいる状態を再現するため)しばらくしてから、ヨウ素液を数滴加えて反応を調べます。
 水を加えたものは、米のでんぷんに反応して青紫色に変化します。一方、唾液を混ぜたものは、紫色の反応がうすく、でんぷんが少なくなったことが分かりました。(正確には、でんぷんが別のもの(糖)に変わった。)(写真下)
 昔から、「よく噛んで食べなさい」と言われてきたのは、食べ物を消化しやすくするための言い伝えです。食べ物を細かくするとともに、唾液と良く混ぜることで消化が良くなります。ご飯を口に入れ、しばらく噛んでいると甘みを感じるようになります。唾液のはたらきで、でんぷんが糖に変わったからです。
 今日は、梅雨の貴重な晴れ間になりました。3,4校時に、3年生が元気よくプールに入っていました。

6月25日(火) その1

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 3年生の算数「計算のしかたをくふうしよう」の単元では、暗算のやり方を自分なりに考える学習をしています。2位数+2位数、あるいは2位数−2位数の計算が、暗算ですぐに答えが求められるように学習していきます。(写真上)
 暗算は、数の感覚を磨いたり、活用したりするのに適した学習です。低学年までは、具体物(おはじきなど)を使って、直接数の操作をしてきました。中学年では、数字を見ただけで数の大きさを判断したり、数の分解ができるようにしていきます。
 今日は、まず「54−38」の暗算の仕方を考えました。・・・自分なら、どのような暗算をするでしょうか? 頭の中で筆算を書いて行ったとしたら、「14−8=6」と「40−30=10」で16という答えが求まります。あるいは、十の位から先に引くと、「50−30=20」そして「24−8=16」となります。(私は、いつもこのやり方です)
 また、54を50と4に分けて考えると…「50−38=12」さらに、「12+4=16」となります。一方、38を30と8に分けて考えたら、「54−30=24」さらに「24−8=16」となります。ここまでの考え方は、どこかで繰り下がりのある引き算が含まれることになります。
 では、こういう考え方はどうでしょう。38を40とみて、「54−40=14」、2つ多く引いたから、「14+2=16」…なるほど、ですね。こういうふうにすぐ考えられる人は、算数的なひらめきのあるタイプなのでしょうか。どのやり方が良いというのではなく、自分のやり方で間違えなく、そしてすばやく暗算ができれば良いのです。
 子どもの頃、東京の親戚の家に遊びに行くと、ボーリング場によく連れて行ってもらいました。その頃のボーリング場は、現在の自動計算とは違います。ボールを投げるたびに、倒れたピンの数を自分で紙に書き込み、点数を計算しなければなりませんでした。スペアやストライクをとった時の計算の仕方を、親戚のおじさんから教えてもらいました。計理士をしていたおじさんの暗算がとても速くてびっくりしました。
 5年生の社会科では、「食糧生産を支える人」の学習をしています。まず、毎日の食事で使われている農産物が、どこから届いているのかを調べることになりました。あるクラスで、先生が「野菜がどこから届けられているか、どうやって調べたらいいでしょう?」と聞いたら、「インターネットで調べます。」と答えた子がいました。さすが、時代だなと思いました。確かに、何でもインターネット、まずはインターネットで、という時代ではあります。5年生の先生としては、スーパーに行くなり、商品のパッケージや段ボールの産地名を調べるなり、自分の足を使って調べる活動を考えさせたかったのです。
 3組では、新聞に入ってくる折込チラシを使い、野菜や果物の産地を白地図に記入させていました。(写真下)今は、野菜も果物も、そして鮮魚や精肉も、必ず産地を明記することになっています。産地は、消費者がその商品を選ぶ際に考慮する重要な項目となっています。
 白地図に記入して調べてみると、日本の各地で様々な食糧が生産され、運ばれてきていることに気がつきます。また、外国からも多くの食糧が輸入されていることが分かりました。

6月24日(月)

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 全校朝会は、雨のために体育館で行いました。朝会の話の前半は、5年生が先週一週間、あいさつ当番をがんばっていた様子について話しました。後半は、今が旬の野菜の話題から、「好き嫌いをしないで食べよう」という、食育に関する話をしました。
 ・・・6月の下旬となりました。今、この時期に畑でとれる野菜に、どのようなものがあるか知っていますか? 給食の時間に、放送で毎日の献立についてお知らせが流れます。よく聞いていると、どんな野菜がとれているのかが分かります。最近の給食のメニューに使われた野菜で紹介されたのは、キャベツやきゅうり、そして玉ねぎです。それらの野菜は、学校の隣の吉田さんの畑でとれて給食室に届けられているというように放送されていました。田柄小の給食に使われている野菜の多くは、毎朝近くの畑でとれた新鮮なものが届いています。とてもありがたいことですね。
 学校の給食は、栄養士さんが献立を考え、給食主事さん達が毎日一生懸命作ってくださっています。栄養のバランスを考えて、そして全体の彩りが良くなるようにと、いろいろな食材が使われて作られています。食べ物の好き嫌いをせずに、きちんと食べているでしょうか。国語や算数の学習で難しい問題があっても、最後まで努力しなければならないのと一緒で、少しずつでも苦手な食べ物に挑戦していくことが大切です。あるいは、体育の時間に、苦しくても最後まで走り切らなければならないのと一緒で、きちんと食べようとがんばっていくことが大切です。逆に考えるならば、給食で苦手なものにがんばることができる子は、学習や運動にもがんばる心が育っていくのです。
 これから夏にかけて、2年生が育てているナスやトマト、ピーマンなども旬の野菜となります。また、毎年7月には1年生がトウモロコシ、2年生が枝豆の収穫に吉田さんの畑に行きます。そして、その日の給食として、全校児童で味わうことになります。新鮮な野菜のおいしさを知り、好き嫌いのない食生活をめざしていきましょう。・・・
 栽培技術が進歩した現在は、旬が感じられないほど、一年中同じように野菜がスーパーに並んでいます。しかし、本当の野菜のおいしさを味わうには、その野菜の旬の時期のものを食べるのが一番です。今は、ちょうどじゃがいもの収穫の時期で、「新じゃが」が出回っています。そして、「新たまねぎ」の時期でもあります。
 先週、私の家の近所の方から、どっさりと採れたての玉ねぎをいただきました。「こんなにどうやって食べよう…」と思いましたが、スライスしてドレッシングをかけるだけで「オニスラサラダ」が簡単に味わえます。いくらでも食べられるほどおいしいので、しばらくは毎日の食卓に上がるでしょう。給食は、生野菜が出せないため、さっとボイルしたものを工夫してサラダにしたりしています。いろいろな野菜のおいしさを子どものうちから分かるようになってほしいものです。(ちょうど今日の給食も、吉田さんの畑から直送されたキャベツときゅうりを使っていました。)
 1年生の教室から、「おむすびころりん、すっとんと〜ん」と元気な音読の声が聞こえてきました。「おむすびころりん」は、昔話に興味をもたせるとともに、リズムの良い言葉の繰り返しを楽しむ教材です。1年生の各教室では、グループで協力して音読をする「音読発表会」を開いています。(写真上)一人で読むところや、みんなで読むところなどを工夫して、楽しい発表会になりました。
 4年生は、雨の中を歩いて、光が丘消防署の見学に行ってきました。ホールでは、消防署の職員の仕事について詳しく話を聞くことができました。夜中でも火災や救急搬送があるので、24時間勤務の職員が交替制で働いているそうです。仮眠の時間があっても、緊急連絡があった場合には起きてすぐに出動します。子ども達が説明を聞いている最中にも、急病人の連絡が入り、救急車がサイレンを鳴らして出動していきました。
 後半は、外で行われていた訓練の様子を見学しました。実際の火災に合わせた想定での訓練で、とても真剣に行っている様子が伝わってきました。(写真中)
 3年生のカイコがほとんど繭になりました。子ども達が手に取って振ってみると、コロコロと音がします。中にさなぎが入っていることが分かりました。(写真下)繭を作っている糸を伸ばすと、1500m以上にもなると知って、子ども達は驚いていました。
 観察が終わると、学年分の繭をまとめて理科室の冷蔵庫に保管しているそうです。常温のところでは、すぐに成虫が出てきてしまうからです。繭の中のさなぎには、もうしばらくじっとしていてもらう予定でいます。

6月21日(金) その2

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 4年生は、理科の時間に「電気のはたらき」の学習をしています。各自の実験セットを使い、乾電池をつないでモーターを回転させます。今日は、1組で電池のつなぎ方による違い(直列つなぎと並列つなぎ)の実験をしていました。
 大型ディスプレイに実物投影機をつなぐと、子どもと同じものを使った操作を、クラス全員に分かりやすく示すことができます。(写真上)田柄小では、多くの先生達がこのような機器を使用して、子ども達の理解が進むように授業の工夫をしています。しかし、機器の数が限られているため、各階で使用する時間を調整しながら使わなければならないのが現状です。
 他区に比べると、練馬区は教室のICT環境が大変遅れています。そこで、ようやくこの夏休み中に、全小中学校に対して一斉に、ICT環境が整うことになりました。小学校では、全ての教室(特別教室も含めて)に、実物投影機と大型ディスプレイ、そして指導者用端末(ノートパソコン)が配備されます。
 配置されるからには、それらを効果的に授業の中で使用していかなければなりません。きっと、2学期の公開日や保護者会の時には、教室内の環境が様変わりした様子をご覧いただけると思います。
 6年生は、国語の授業で「学級討論会をしよう」という学習をしています。相手の意図を聞き取り、自分の主張を伝える学習です。話し合うテーマは、子ども達の身近な問題について取り上げます。そのテーマは、どちらが正しいというものではなく、それぞれの意見が出やすいものを考えます。
 討論会では、肯定派と否定派に分かれてチームをつくり、「最初の主張」を伝え合います。それを受けて相談タイムを設け、「質疑応答」のやり取り、さらに相談タイムの後に「最後の主張」で終わります。相手(討論会を聞く側のチームもあり)を納得させる話し方や理由付けが重要になります。
 今日、2組で取りあげたのは、「学校にキッズ携帯やスマートフォンを持ってきて良いか」というテーマでした。不審者が出たら写真を撮ることもできるという肯定派の意見がありました。また、学校では先生達がいるので必要ないと主張する否定派の意見もありました。(写真下)
 「おいしいものは、先に食べるべきか後に食べるべきか」というテーマで討論会をしても、結構盛り上がるものです。夜中のテレビ番組で、ディベートを行っている場面を見かけますが、小学生のうちから「話すこと・聞くこと」の力を身につけておくことが大切です。

6月21日(金) その1

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 4年生の国語の授業で、「新聞を作ろう」という学習をしています。インタビューをして調べたことをもとに、新聞にまとめるという学習です。朝休みに、校長室にさっそくインタビューに来た子がいました。「校長先生は、どんな犬種が好きですか?」たくさん話をしたくなる質問内容でした。「トイプードルです。トリミングをして、いろいろな姿を楽しめる犬の種類だからです。また、他の犬種はみんな似たような顔つきなのに、トイプードルは一匹ずつ顔が全然違うからです。」・・・まだいくらでも話したかったのですが、インタビューを基に新聞づくりをするという学習なので、終わりにしました。
 中休みには、4年生の他のクラスの子が4人でインタビューに来ました。「田柄小のキャラクターは、どうやってできたのですか?」…これも良い質問でした。「校長先生が田柄小に来る前の宮野校長先生が考えたキャラクターです。田柄小に関係のある3つのキャラクターでできています。カメ吉は、ミッキー池のカメです。けやきちゃんは、玄関前のけやきの木です。ター坊は、『たがらっこ』からラッコをイメージして作ったそうです。」校長室の中にある歴代の校長先生の写真を見せながら話をしました。4年生の新聞づくりを楽しみにしていたいと思います。
 1校時に、3階の音楽室から子ども達の歌声が聞こえてきました。4年2組の音楽の授業で、「エーデルワイス」を歌っていました。音楽室に入ると、子ども達の前でベースを弾く西村先生の姿が…。(写真上)これぞTT(ティームティーチング)という名の協力授業です。
 「エーデルワイス」は、ミュージカルの「サウンドオブミュージック」の挿入歌です。聞くところによると、音楽の授業でギターの弾き語りの話をしたところ、子ども達から「西村先生はギターが弾ける」という声が上がり、ゲストティーチャーとして参加することになったそうです。
 西村先生は、今年度高学年(5,6年生)の理科専科を担当していますが、4年生各クラスに週1時間ずつ書写の指導もしています。児童とのかかわりを深めるためにも、このような取り組みは効果的です。
 5年生は、家庭科の授業で裁縫の基本を学んでいます。今日は、5年3組が「なみ縫い」に挑戦していました。昨日のザリガニ釣り同様、先生がお手本を示すことはとても大切です。子ども達を前の方に集め、なみ縫いの方法や注意点、コツをしっかり指導していました。
 子ども達と同じ大きさの練習布や針、糸を使うのでは分かりづらいので、教師用の教材を使っていました。(写真下)針は、畳屋さんで使うような大きさです。なみ縫いが終わり、裏で玉止めをしたとたん、子ども達から拍手が起こりました。玉止めがとてもきれいにできていたこともありますが、本物よりも大きな見本針でできたことへの拍手のようでもありました。

6月20日(木)

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 今週は、5年生が朝のあいさつ運動を行っています。曜日ごとに当番を決め、東門側と正門側に分かれ、一週間で学年全員が取り組めるようにしています。田柄小では、ほんの十数分間で全校の登校が終わります。集団登校であるだけに、遅刻してくる子はほとんどいません。
 あいさつ当番として、登校してくる子ども達を迎える側になってみると、気がつくことがいろいろあるはずです。それは、きちんと目を見てあいさつをしてくる子のすがすがしさであったり、気持ちの良いあいさつとはどういうものかということであったりします。5年生にとって、今後の自分自身のあいさつがすばらしいものになるようにつなげていってほしいと思いました。
 1年生が、あおぞら農園で種まきをしていました。(写真上)フウセンカズラとコスモス、綿の花の3種類の種をまきました。綿は、私たちの服やタオルなど、古くから身近な繊維として親しまれています。ただ、その元となる植物が栽培されている姿を見たことのある子は少ないかもしれません。綿の花は、花後に種ができると、その周りにふかふかの白い綿毛がつきます。そして、その綿毛を集めると、繊維製品を作ることができます。
 1年生は、生活科の学習として栽培していきます。秋に実ができてから、収穫した綿を使って、次の学習へと結び付けていけるように育てていきます。
 2校時の後半に、避難訓練がありました。今月の訓練は、不審者対応の避難訓練でした。不審な人物が校内に入ってきた場合を想定し、児童の安全を確保するとともに、教職員が連携して警察に通報するという内容です。
 授業中に副校長先生の放送が突然入りました。次の指示があるまで教室で静かに待つようにという内容で、教職員にはどこに不審者が侵入したかを伝える「暗号」になっています。各教室では、ドアを閉め、児童の安全を確保します。子ども達には全く見えていませんが、この間にどのようなことが行われていたのかというと・・・「マスクをした不審者役の先生が児童玄関から入ってきて、校内をうろうろします。それに気づいた主事さんが声をかけ、不審な人物であると判断し、近くの先生に伝えます。すぐに職員室にいる副校長先生に伝わり、校内放送を入れるとともに、警察に連絡をします。手の空いている職員がさす股を持ってかけつけ、応接室に誘導する。」・・・という設定でした。今年の不審者役の先生はとても穏やかで、すんなりと応接室に入ってくれました。(写真中)
 警察が来て不審者が確保されたという仮定で職員の訓練は終了し、全校児童を体育館に集めました。今日の訓練の概要を伝えるとともに、最近全国で突発的な事件・事故が多発していることを話しました。突然車が衝突してきたり、刃物を持った人が暴れたりするというニュースが、非常に多くなっています。防ぎようがないというものもありますが、命を守るために可能なことはしなければなりません。まずは校内に不審者が入ってきた場合には、先生達でできる限りのことをするので、放送の指示や近くの先生の言うことに従うようにと話をしました。
 3,4校時に、1年3組がミッキー池でザリガニ釣りをしていました。竿に結んだタコ糸の先には、スルメがつけてあります。友達と順番に竿を持ち、ザリガニが釣れるのを待ちました。
 スイレンの葉っぱの陰から真っ赤なハサミが見えると、「いたいた!」と喜び勇んでそちらの方に竿を差し伸べます。でも、子ども達はすぐに竿を上げてしまうので、なかなかザリガニを釣り上げることができませんでした。
 最初に釣れたのは、担任の先生でした。(写真下)やっぱり何事も教師がお手本を見せるということは、とても大切なことであり、子どもへの指導に絶大な効果をもたらします。大きなザリガニを釣り上げてみせると、子ども達のやる気がさらに盛り上がってきました。
 結局、クラス全員で、大小さまざまなサイズのザリガニを十数匹釣り上げることができました。ザリガニは、5校時に子ども達の観察カードのモデルとなりました。そしてその後は、またミッキー池に戻されました。ホッとしたザリガニたちでしたが、明日また別のクラスが釣り上げることになるかもしれません。

6月19日(水)

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 今日は、1年生が1,2校時に、4年生が3,4校時に水泳指導を行いました。1年生にとっては、小学校での水泳指導は初めてのことです。スイミングに通っているという子が多いようですが、保育園や幼稚園での水遊びを経験しただけの子どもにとっては、小学校の25mのプールはとても大きく感じたことでしょう。
 着替えから整列、プールでの約束など、一つ一つていねいに指導を受けてから、いよいよ水に入ることになりました。・・・しかし、その前にやるべきことが…。プールに入る前に、シャワーで体を洗わなければなりません。先生がシャワーの栓を開けると、勢いよく上からも横からもシャワーが飛び出してきます。水泳の帽子をとって、頭や体をこすりながらどしゃ降りのシャワーの雨を通らなければなりません。今年の1年生の子ども達は、それほど戸惑うこともなく、シャワーを浴びることができたようでした。(写真上)
 一昔前の学校のプールは、シャワーの前に腰洗い槽と呼ばれる場所がありました。薬品を入れたお風呂のようなもので、腰までつかってからシャワーを浴びることになっていました。薬品と言っても、プールに入れる塩素を通常よりも濃くしたものです。アレルギー対応などを考慮し、今はシャワーをしっかり浴びることでプールに入れるようになりました。また、プール後の洗眼も今は強制ではありません。
 5年生の理科の授業では、メダカの卵の観察をしています。先月から次々と卵が産みつけられ、小さなビニール袋に入れて何日目の卵かを記録してあります。双眼実態顕微鏡や解剖顕微鏡を使ってのぞいてみると、目がはっきりとできあがってきている様子や、心臓や血液の動きが手に取るように分かります。(写真中)
 卵の周りにたくさんの毛のようなものが生えていることにも気がつき、子ども達が質問してきました。メダカは、普段は流れのある川や池に生息しています。水草に卵がしっかりくっついて、流されないようにするための仕組みであるということが分かりました。
 6年生の家庭科の授業では、「夏を涼しくさわやかに」という学習をしていました。(写真下)家庭での暮らし方を学ぶのが家庭科の学習です。これから蒸し暑い夏がやってきますが、普段自分の家でどのように暑さに対する工夫をしているのかを考えてみました。
 今はエアコンや扇風機などの電化製品が中心になりますが、それらに頼らなくても様々な工夫があります。家の中の風通しを考えたり、日除けの工夫、水をまくということもよく行われています。また、服装を考えることも大切です。さらに、着るものの素材や色合いで涼しさを変えることできます。
 今後は、エアコンの設定の仕方や快適に過ごすための衣類の着方について詳しく学んでいきます。

6月18日(火) その2

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 中休みの終わりに、1年1組の子が、「ヤゴがトンボになりそうです!」と教えに来てくれました。教室に向かうと、水中から出てきたヤゴが棒につかまり、今まさにトンボに変化している最中でした。(写真上・・・黄色い円の中です)
 2週間前にプール清掃がありました。ヤゴを捕まえるために、プールの水を全部抜かずに少し残しておいてもらいました。いくつかのクラスでつかまえたヤゴを容器に入れて飼っています。1年1組では、先日も1匹トンボになったようで、みんなで逃がしてあげたそうです。
 今回は、珍しく子ども達が学校にいる時間帯に羽化が始まりました。普通、ヤゴは日没後に水の中から出てきて、明け方羽化するようです。その方が敵に襲われる危険が少ないためでしょうか。教室ではそのような危険はないと思ったのか、昼間安心して羽化に至ったのかもしれません。まだ羽はやわらかそうで、体全体が青みがかった白い色をしていました。
 給食が終わり、元気アップタイムが始まった頃、また教室に行ってみました。羽をしっかり広げ、立派なトンボになっていました。(写真下)ほんの数時間でこのような変化をとげる、生命の神秘を感じました。1年生の子ども達にとっても、貴重な体験ができました。
 子どもの頃に見た、セミとアゲハの羽化を思い出しました。夏休みのラジオ体操に行く途中、アブラゼミの幼虫の背中から青白い成虫が出てきているのを発見しました。ラジオ体操が終わってすぐにその場所に行ってみると、少しずつセミの羽が伸びてくるところでした。
 アゲハチョウは、正式にはキアゲハです。にんじん畑にいた幼虫をビンの中で飼っていました。明け方、母親に起こされてビンの中を見ると、さなぎから成虫が出てくるところでした。少しずつ変化していくチョウを、息をひそめてじっと見つめていました。・・・子どもの頃に見たこのような記憶は、しっかり脳裏に残っているものです。

6月18日(火) その1

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 3年生の教室で、先月から飼っていたカイコが、繭を作り始めました。土日のうちに一つ繭が出来上がっていたようです。今朝教室に行ってみると、さらにもう一つの繭を作っている最中でした。繭の壁はまだ薄く、中で幼虫が動いている様子がよく見えました。(写真上)
 卵から生まれたばかりの1か月前は、虫眼鏡で見ないと分からないくらい小さな幼虫でした。毎日学校の桑の木から新鮮な葉を摘んできて、カイコにたっぷり与えて育ててきました。体の大きさとともに、フンの大きさも大きくなってきました。
 きっと他の幼虫も次々と繭を作ることでしょう。今後、繭をどうするかを考えておかないと、すぐに成虫が出てきてしまいます。さあ、3年生はカイコの繭をどのように利用するのでしょうか。
 いよいよ今年度の水泳指導が始まりました。3,4校時は3年生、5,6校時は5年生がプールに入りました。
 3年生が水泳指導をしている様子を見に行くと、水温は24度でしたが、プールサイドの気温は30度近くを指していました。シャワーの水はまだ冷たく感じたようですが、プールの中はとても気持ちよさそうでした。(写真下)
 昨日、田柄スイミングとの打ち合わせがありました。来月、高学年の水泳指導の時間に、田柄スイミングのコーチに来ていただき、平泳ぎを中心に指導をしていただけることになりました。これは、昨年度から実施している地域連携事業として行います。今日の3年生の水泳指導でも、地域の方に指導補助として入っていただいています。

6月17日(月)

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 今週から水泳指導が始まります。全校朝会は「プール開き朝会」として、体育館で行いました。最初に、6年生の武石移動教室の様子を伝えた後、水泳指導について全校児童に話をしました。
 ・・・今日から水泳指導が始まります。水泳は全身運動として、体全体の筋肉を使い、体力がたくさんつきます。また、それだけでなく水の中での安全な身の守り方を学ぶ大切な学習でもあります。毎年、夏の海や川で水の事故で亡くなる人が何百人といます。必ずしも泳ぎが得意であれば水の事故にあわないというわけではありませんが、少しでも泳ぐ技術を身につけていれば自分の命が助かることにつながります。
 暑い日にプールに入ることができるととても気持ちのよいものです。しかし、一歩間違えると命にかかわる大変な事故にもつながりかねません。体育の授業の中でも、一番危険が伴う勉強であることを覚えておいてください。ですから、常に指導される先生方の話をしっかり聞き、水泳の約束をきちんと守ることが大切です。安全に気をつけ、水泳の学習に進んで取り組み、体力をしっかりつけられるようにがんばりましょう。・・・
 続いて、児童代表の言葉は、2年生が担当しました。ステージ上で、はっきりとした口調で水泳の学習に対する目標を堂々と述べていて、とても立派でした。さらに感心したのは、原稿用紙を手にしていながら、一度も見ないで発表していたことです。全校児童はもとより、体育館にいた先生達全員がそう思ったはずです。(写真上)2年生の先生に聞いたら、学年全員が水泳の学習に向けた作文を書き、その中から代表を選んだということでした。
 今日はまだ水泳指導を行った学年はありませんでしたが、1年生は各クラスで水泳の事前指導をしていました。プールバックの中から水着や帽子、タオルを出して、どのように使うのかを指導していました。また、実際に水着に着替える練習も行っていました。
 南校舎1階に、「校長先生より」という掲示板があります。(保健室の向かい側の掲示板です)最近の行事の写真資料を作ったので、今朝、全面的に貼り替えをしました。新しく掲示したのは、「5年生の田植え」と「ふれあい大相撲」、「6年生の武石移動教室」の写真です。
 休み時間に、さっそく廊下を通る子ども達が立ち寄って見ていました。特に5年生にとっては移動教室が初めてなので、どんな様子なのかと興味深げに見入っていました。(写真中)ちなみに、今年の5年生の移動教室は、10月31日〜11月2日の2泊3日で、千葉県の岩井に行く予定です。
 5年生の国語の教科書に、「古典の世界」という単元があります。小学校の国語の授業では、日本古来の文学に親しみをもたせる内容が盛り込まれています。学年の発達段階に合わせて、3年生から古典や文語文に少しずつ触れられるように、教科書に登場してきます。
 5年生のこの単元は、2時間扱いではありますが、それぞれの古典の内容にかかわる絵巻物の挿し絵を入れながら、かなり詳しく引用しています。「今は昔、竹取の翁といふものありけり。」で始まる「竹取物語」の冒頭部分。「祇園精舎の鐘の声、」で始まる「平家物語」の冒頭部分。「つれづれなるままに、」で始まる「徒然草」。「月日は百代の過客にして、」で始まる「奥の細道」。・・・多分、保護者の皆様は、中学校で習ったのではないでしょうか。今は、5年生の国語の教科書に掲載されています。ただ、古典に親しむという目標なので、言葉の響きやリズムを味わったり、様子を想像したりしながら音読するという学習です。内容を詳しく学習し、文法を学ぶわけではありません。
 1組では、「平家物語」の冒頭部分の暗唱を宿題に出していたようです。一人ずつ前に出て、「祇園精舎」から「ひとへに風の前の塵に同じ。」までを覚えられたか、発表させていました。(写真下)子ども達は、何度か繰り返し音読するうちにすぐに覚えてしまうものです。一度覚えておくと、きっと中学、高校での古典の学習の時に役立つことでしょう。

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