ようこそ、練馬区立田柄小学校ホームページへ!  〜「わくわく・どきどき」の学びを目指して〜

11月13日(水)

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 6年生が、パンジーの植え付け作業を行いました。今年も、地域で花き農家をされている吉田照男さんにお願いし、苗の植え付けの仕方を指導していただきました。
 吉田さんには、パンジーの苗(100株)と培養土を持ってきていただきました。子ども達は、グループで協力しながらパンジーの苗をていねいにプランターに植え替えました。黄色、白、オレンジ、紫色と、色とりどりのパンジーの苗から4株を選び、各グループで1つのプランターに植えていきました。(写真上)
 今後しばらくは、けやき広場の日当たりの良い場所で育てていきます。3月の卒業式の日には、自分たちの花道を彩ることになるパンジーです。吉田さんからは、水やりと花がら摘みが大切であるという話もしていただきました。卒業後の4月の入学式まで、しっかり花が咲き続けるように管理をしていきたいと思います。
 パンジーの種は、8月下旬がまき時です。細かい種をていねいに苗床にまき、出てきた芽をビニールポットに植え付けていきます。ハウス内で大切に育て、2か月ほどで出荷する苗に仕立てていくのは、さすがにプロの農家の技術です。毎年吉田さんが持ってきていただくパンジーは、根がしっかり回っていて、がっしりとした丈夫な苗です。また、花色もとても鮮やかです。冬〜春に楽しむ草花は、暖かいうちに植え付けて根をしっかり張らせることが大切です。パンジーは冬の寒さにも強いので、これからの時期になくてはならない園芸品種です。
 1年生の展覧会立体作品のタイトルは、「わくわくキャッスル」です。ペットボトルと粘土を使って、すてきなお城を作りました。いよいよ仕上げの段階に入り、今週はお城の住人の製作に取りかかっています。
 先日、光が丘公園に行って拾ってきたどんぐりが役に立ちました。ペットボトルキャップの上に、どんぐりを2つボンドでくっつけ、ペンで顔を描くと、かわいらしいウサギができ上がりました。(写真中)ティーパーティウサギとして、お城の周りをにぎやかに飾るようです。
 また、先週土曜日のお腹元気教室でもらったヤクルトの容器を使って、人形作りにも挑戦していました。きっと展覧会の1年生の立体作品の台には、お城とともにたくさんの人形やウサギたちが一緒に飾られるはずです。
 2年生の教室では、昨日の町たんけんでお世話になったお店に、お礼の手紙を書いていました。(写真下)昨日は、各グループが見学を終えて戻ってきてから、それぞれの場所での様子を伝え合っていました。パンフレットをもらったり、試食をさせてもらったりした場所もあったようでした。2年生の子ども達が来るからと、前もって様々な準備をしておいていただけたようです。
 そんな地域の方々に子ども達ができることとして、お礼の手紙をしっかり書きました。これも生活科「町たんけん」として、大切な学習の一つです。

11月12日(火) その2

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 2校時の後半から3校時にかけて、2年生の「町たんけん」がありました。先週は、クラスごとにそれぞれの見学場所があるところを歩き、子ども達の意欲を高めてきました。また、昨日から今日にかけては、クラスで何度もあいさつや質問の仕方を練習していました。(そのずっと前から、学年の先生達は見学先に連絡をとって打ち合わせをするなど、準備に余念がありませんでした。)そのように、たっぷりと準備をしてきただけあり、どのグループも生活科のめあてに沿ったきちんとした見学をすることができました。
 郵便局に動物病院、ドラッグストアにパン屋さんと、自分たちの住んでいる田柄の地域には、実にたくさんのお店や施設があります。2年生の生活科では、地域の様々な人たちと進んでかかわる力を身につけることをねらいとして、町たんけんの学習を行っています。
 学年全体で16か所を設定し、保護者の方々の協力もあり、安全に見学を行うことができました。私も自転車で何か所かを回り、子ども達の様子を見てきました。教室での練習とは違い、緊張気味に質問をしている表情がとても印象的でした。一方の見学先では、普段目にすることができない部分まで、子ども達のためにと詳しく教えていただくことができました。パン屋さんでは、石窯の中でパンが焼けていく様子を見せてもらうことができました。また、学校近くのコンビニでは、店長さんが親切に秋の新しい商品の説明をしてくれていました。(写真上)
 2時過ぎに、田柄幼稚園から10名の子ども達がミッキー池にやってきました。「ぜひ、園児たちにザリガニ釣りを」ということで、以前から話をいただいていました。釣り竿とエサをしっかり用意して準備万端、さっそく釣り糸を池の中に沈めていきました。
 寒くなってきたのでザリガニの反応はどうかと心配しましたが、すぐに池の中から赤いハサミが見え始めました。一人の子が釣り上げると、引率してきた先生達も一気に気持ちが高ぶり、声が大きくなってきました。次々と水槽の中にザリガニが集まってきました。
 校庭の体育が終わった子ども達が様子を見に来て、釣り方のコツを教えてあげていました。(写真下)まだ釣れていなかった子にもなんとか1匹を・・・という思いで、私も夢中になってザリガニのいそうな場所を指示してあげました。たくさん釣れたので、半分以上はまた池に逃がしてあげ、大小5匹のザリガニを幼稚園に持ち帰っていきました。しばらく幼稚園で、大切に飼育してもらいます。
 きっと今頃、10名の園児たちは、ザリガニを釣ったことを得意げにいろいろな人に話していることでしょう。

11月12日(火) その1

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 4年生の展覧会立体作品は、「ベコベコメリーゴーランド」です。1学期に、首を振る仕掛けの張り子の動物を作りました。そして、2学期に入ってからその動物の上に乗る人形を製作しました。色塗りも含めて、かなり長い期間をかけて作った作品です。
 いよいよ全員の作品がそろったところで、今日は作品鑑賞会を行っていました。クラスの友達の作品を見て回りながら、印象に残ったところを見つけていきます。展覧会当日は、家庭科作品も含めると1200点もの作品が会場に並びます。今日は、図工の時間を利用して、身近なクラスの友達の作品を鑑賞し合う時間をとりました。
 鑑賞カードには、「グランプリ」「きれいで賞」「アイデア賞」「とくべつ賞」を選んで書けるようになっています。360度の様々な角度から友達の作品を鑑賞し、それぞれの良いところを見つけて記録していました。(写真上)
 展覧会の児童鑑賞日では、子ども達は会場内で2回全校の作品を見る機会があります。初日(21日(木))は、クラスごとに1時間ずつ鑑賞する時間があります。また、2日目(22日(金)午前)は、たてわり班の兄弟学年同士のペアで鑑賞をします。
 6校時に、6年生と教職員とで、展覧会の会場準備を行いました。展示台として使う椅子や卓球台、ひな壇などを、先生達の指示で協力して並べました。さすがは6年生です。あっという間のお手伝いで、予定よりも早めに終えることができました。(写真下)
 昨年度の後半から6年生は、学校行事があるたびにこのようなお手伝いをしてきました。再来週の展覧会の会場片付けは、5年生が行うことになっています。そろそろこういう立場を次の最高学年に譲る頃となってきました。
 今日から体育館開放が中止となり、先生達による展覧会の準備が続きます。

11月11日

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 今日から、5年生のあいさつ運動が始まりました。今週一週間、5年生の子ども達が正門側と東門側に分かれ、交代制で行います。5年生は、1学期(6月)にもあいさつ運動を行っています。
 早朝は激しい雨が降る時間帯もありましたが、子ども達が登校する頃にはすっかり雨があがり、気持ちよくあいさつを交わす様子が見られました。(写真上)11月は「ふれあい月間」ということもあり、あいさつの指導にまた力を入れていきます。
 登校指導をしていて、最近よく声をかけるのが、「ポケットから手を出しなさい」という言葉です。今日の全校朝会では、そのことを基に話をしました。・・・
 「なぜ、ポケットに手を入れたままではいけないのか」・・・けがをしないようにという安全のための理由は、多分ほとんどの子が考えたと思います。しかし校長先生は、もっと大切な理由があって「ポケットに手を入れたままではいけない」と考えています。分かりますか?
 例えば、校長先生がこういう態度で全校朝会のお話をしていたらどうでしょう。(上着のポケットに手を突っ込んだまま話をして見せる。)あるいは、こういう態度でみなさんに話をしていたらどう感じるでしょうか。(ズボンのポケットに手を突っ込んだまま話をしてみせる。)今、ポケットに手を入れたままお話をしてみました。「校長先生らしくないな」とか、「せっかくいいお話をしているのに聞きたくないな」と思われる態度です。
 これと同じことが、みなさんの登校の態度にも言えるのです。たとえ元気な声で「おはようございます」と言ったとしても、ポケットに手を入れたままあいさつをしていたら、相手にあいさつの気持ちが伝わりません。忘れ物をしたので、「教科書を忘れてきました。」と先生に伝えたとします。ポケットに手を入れて「教科書を忘れてきました。」と言ったら、先生はどう感じると思いますか? ちっともこの子は忘れ物をしたことを反省していないなと思われてしまいます。
 人は、見た目がとても大切です。校帽をかぶっていない子や、首にかけたままの子、あるいは手に校帽を持って歩いてくる子は、その態度だけでいろいろなふうに思われています。「だらしない子だな」と思われているかもしれません。あるいは、「きまりを守らない子だな」と判断されているかもしれません。よく、うわばきのかかとを踏みつぶしてはいている子を見かけます。それだけで「だらしない子だな」とか、「なんでも面倒くさがりな子ではないか」と思われているでしょう。あるいは、「ものを大切にしない子だな」と受け取られているかもしれません。
 よく、「人は見た目で判断してはいけない」と言われますが、校長先生はその逆の考えです。人は、見た目がとても大切です。相手に対する態度や姿勢は、そのまま相手の心に伝わっていきます。
・・・今の子ども達の服は、いかにも手を入れてくださいと言わんばかりのところにポケットがついています。ポケットに手を入れたままあいさつをしたり、大切な話をしたりということがないように、家庭でも意識してみてください。
 3年生は、算数の時間に「重さのたんいとはかり方」の学習に入りました。今日はその導入として、ものさしに紙コップをぶら下げて作った「てんびん」を使い、ものの重さを調べる活動をしました。てんびんを使うと、どちらが重いかということが一目で分かります。さらに、「どちらがどれだけ重いか」ということを知ることもできます。
 今日の授業では、鉛筆や消しゴムが1円玉何個分の重さと等しいかを調べていました。(写真中)1円玉という単位量を使うことで、全てのものの重さを比較することができます。今後は、1gや1kgの単位を知り、はかりを使って重さを調べていきます。
 明日、2年生は「町たんけん」に行きます。クラスごとに見学に行くお店や施設をグループ分けして準備してきました。今日は、見学の際に質問する内容を話し合うとともに、あいさつの仕方を練習しました。
 見学場所によっては、一般のお客さんが買い物をしている場合もあります。そういう時のわきまえがどの程度できるのか、担任の先生は気が気でないのでしょう。グループごとに先生の所に呼び、何度もあいさつと態度の練習をしていました。(写真下)

11月9日(土)

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 今日は、11月の第二土曜学校公開日でした。休み時間も含め、1校時から3校時まで、様々な子ども達の学校での様子を参観していただきました。
 2校時に、体育館において、6年生のキャリア教育の授業がありました。今回の取り組みは、以前からPTAおやじの会の皆さんとの間で話をする中から生まれ、実現した授業です。段ボールハウス作りや星空観察会等で活躍してくださっている田柄小のおやじの会の皆さんは、普段はそれぞれいろいろな仕事をされています。田柄小のおやじの会は、他校に自慢できるすばらしいチームワークがあります。きっとそれは、おやじの会の皆さん各自の仕事が充実しているからであろうと、改めて感じた1時間でした。
 6年生は、毎年卒業を前にして、将来に向けて夢を抱く「キャリア教育」を総合の学習に位置付けています。今日の授業は、その学習の第一歩として、身近な人たちがどんな仕事に就き、どのような働き方をしているのかを知る良い機会になりました。
 授業は、体育館を6つのブースに分け、それぞれの職業を紹介する講師の方々に入っていただきました。子ども達は、あらかじめ自分が調べたい職業を選択し、前半と後半で2か所に行って話を聞くことになっていました。6つのブースには、消防士、公務員、自動車関連、看護師、保育士、IT関連企業の職業の方々にゲストティーチャーとして入っていただきました。
 仕事の様子だけでなく、自身がどんな思いで仕事に取り組んでいるか、そして仕事の大変さややりがいを含めて子ども達に熱く語っていただきました。どの子も真剣な眼差しで話を聞くとともに、しっかり心に留めながら学習をすることができました。(写真上)
 子ども達にとって漠然としていた「仕事」という概念が、少しずつ具体的に見えてきたことでしょう。おやじの会の皆様、そして今回講師としてご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
 3校時は、同じ体育館で1年生の「おなか元気教室」がありました。乳酸菌飲料の会社に依頼した出前授業で、1年生用に分かりやすい内容で指導をしていただきました。
 食べ物の行方についてのお話では、模型を使って胃や小腸、大腸について説明をしていました。小腸の長さが6mもあることに、みんなびっくりしていました。また、お腹に住んでいる菌には「良い菌」と「悪い菌」がいることや、お腹に住んでいる菌が100兆個もいることにもびっくりしました。(その重さが1kgと知って、私もびっくりしました…)
 子ども達がお腹博士となるために、「早寝、早起き、朝ご飯、朝うんち」をみんなで宣言しました。(写真中)1年生は、9月の計測の保健指導で、養護教諭からうんちの話を聞いています。それに関連した内容が出てきたこともあり、どの子もよく理解して聞けていたようでした。最後に、全員に乳酸飲料が配られ、ニコニコ顔でいただきますをしました。
 午後は、同じく体育館でPTA主催の「たがらっ子ファミリーコンサート」が開催されました。PTA会長さんを中心に、「子ども達のために音楽的な催しができないだろうか…」という強い思いから、今回初めて開催される運びになりました。(たまたまおやじの会のキャリア教育の授業と同じ日になりましたが、田柄小のPTAはすごいですね!)
 演奏していただいたのは、「ウィンドアンサンブル BANdBE〜バンビ〜」の皆さんでした。7月には、練馬文化センター大ホールでクラシック&ポピュラーコンサートを行っています。また、保育園や児童館などでも演奏活動を行っている団体です。
 ルパン三世のテーマやパプリカ、ディズニーメドレーなど、親しみやすい選曲で、誰もが楽しめるコンサートになりました。(アンコールは、ドラえもん♪)パプリカでは、演奏に合わせて思わず子ども達が踊り始めました。また、指揮者コーナーでは、ちびっ子指揮者の腕の振り方に合わせて田柄小の校歌を演奏していただきました。田柄小PTAの新たな歴史の第一歩として、すばらしいファミリーコンサートになりました。(写真下)

11月8日(金)

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 東京都教育委員会は、6月、11月、2月を「ふれあい月間(いじめ防止強化月間)」と定めています。田柄小でも、これをいじめ根絶の指導強化月間とし、児童へのアンケートを実施するとともに、必要な児童への面談や、アンケートに対応した組織的な指導を行います。
 1校時に1年生の教室で、いじめのアンケート調査を実施していました。いじめアンケートの用紙は、練馬区で統一したものが使われています。低学年は、難しい言葉が出てくることもあり、担任の先生がやさしい言葉に直しながら設問を読みあげて実施します。(写真上)
 具体的に友達からされて困っていることや、心配なことが書かれていた場合は、必ず担任の先生が確認をして対応していきます。いじめに関する指導は、早期に発見して指導することが欠かせません。アンケート用紙から見えてこない部分がむしろ心配です。学校では言えずに、家の人にだけ話をするという内容もあるかもしれません。そのような場合は、すぐに学校に知らせていただければと思います。
 4年生は、展覧会の平面作品として、2種類の作品から1つを選んで展示します。「おとぎの世界」と「新時代へ」という作品です。1,2校時に、4年3組が「新時代へ」の作品の仕上げをしていました。
 今年は、5月から新元号の「令和」が始まりました。もし、自分が新たな時代の元号を考えたら…と想定し、漢字二文字の新元号を考案しました。そしてその元号を木版画で表現し、今日は印刷した紙の裏から特殊なインクを使い、文字の部分を染め上げていきました。(写真中)
 白黒で表現される木版画が、様々な色を使ってカラーになることで、グンと作品が引き立って見えてきます。さらに、制作した子ども本人の写真を台紙に一緒に貼ることで、とてもインパクトのある芸術作品に仕上がっています。ぜひ展覧会会場で、4年生の作品に注目してください。
 今日の6校時は、11月の委員会活動日でした。美化・環境委員会の子ども達には、年間に何回か花壇やサクラ草の手入れの仕事を任せています。今日は、パンジーとサクラ草の苗の植え付けを行いました。
 今回購入したパンジーの苗は、40株です。黄色を中心にした花色を選びました。けやきの木の周りは、6年生が担当しました。シャベルで土を耕し、パンジーの苗をていねいに植え付けました。また、サクラ草の苗(先月、全校児童が一人一鉢植え付けましたが、大量に苗があまりました。)もたくさん植えました。きっと年明け頃から、パンジーと一緒にけやき広場を明るく彩ってくれることでしょう。(写真下)
 正門を入って左側の植え込みは、5年生が担当しました。サクラ草の苗をきちんと並べずに、ランダムに植え付けるように指示しました。こちらも、1月頃から赤・白・ピンクのサクラ草が咲き始め、正門から入ってきた人たちの目を楽しませてくれるはずです。
 私見ですが、今年はホームセンターに並ぶパンジーの品種が少ないように感じます。(台風の影響か…)パンジーやビオラの植え付けは、今のうちです。一度植えれば半年間も咲き続けるので、これほど重宝する草花はありません。また、寒さに強く、花色が豊富で安いのが特徴です。ぜひ、ご家庭でもお楽しみください。

11月7日(木)

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 展覧会が、2週間後に迫ってきました。図工作品や家庭科作品の仕上げに、どの学年もていねいに取り組んでいるところです。
 6年生の図工の立体作品は、「時をきざむもの」というタイトルになっています。ベニヤ板を電動のこぎりを使って自由な形に切り取り、自分でデザインした時計を製作してきました。色塗りも終わり、文字版が完成したところで、いよいよ最後の作業を行っていました。・・・時計の心臓とも言えるクオーツ時計と針の取り付けです。工作用のキットとして購入したもので、単三電池を入れると秒針が動き出すようになっていました。
 自分のオリジナルの時計をデザインし、苦労して作り上げてきた文字盤に、ついに命を吹き込んだ瞬間でした。(写真上)展覧会の会場に、6年生一人一人が作った時計が展示され、それぞれの時をしっかり刻んでいく様子をご覧いただけることと思います。
 5年3組の音楽の時間に、鑑賞教材を扱った指導が行われていました。5年生の音楽の教科書に、「世界の音楽」(いろいろな声や楽器の表現を楽しもう)というページがあります。DVD教材を使ってテレビに映し、いろいろな国の特徴的な音楽を鑑賞していました。歌い方や発声の仕方、響き方を聞くだけでなく、民族衣装や国土・建物の様子など、世界に様々な音楽が存在することを学ぶことができました。
 スイスの「ヨーデル」は、ヨーロッパのアルプス山麓の牧童が仲間と呼び交わすのに使用した、独特の裏声がもとになっています。アルプスの山々の風景がとてもきれいに映っていました。
 次は、ブルガリアの民族音楽「ブルガリアン・ヴォイス」の響きでした。(写真中)ブルガリア地方の伝統的な女声合唱で、独特なハーモニーがとても印象的です。喉から絞り出すような喉声と、それが何層にも折り重なる神秘的な響きが魅力です。
 日本でこのブルガリアン・ヴォイスが一時ブームになりました。30年ほど前のこと、CMで使われたのがきっかけだったと思います。(その後も様々なCMで使われ続けています。)また、リオオリンピックの閉会式で、「君が代」のアレンジで使われたことも話題となりました。
 その他に、西アフリカのセネガルの「語りとゴリの演奏」や、イラクの「ウードの演奏」など、様々な国の音楽を鑑賞することができました。どの国にも、昔から必ず音楽が受け継がれてきています。「日本で普段聞きなれている音楽だけが『音楽』ではない」ということを知る機会になりました。
 5年生は、理科の時間に「流れる水のはたらき」の学習をしています。川の水などの「流れる水」にどのような働きがあり、水の量が増えた場合の変化などを調べていきます。今日は、あおぞら農園の土を使い、川のモデルを作ってペットボトルの水を流しながら実験を行っていました。(写真下)
 本物の川を見に行って調べるのが一番ですが、学校ではこのようなモデル実験でしか確かめることができません。それも、なるべく大きな川のモデルを作って水を流すことができればよいのですが、難しいところです。それなりに「水のはたらきで削れていくしところ」「土がたまっていくところ」、そして「土が運ばれている様子」を見ることができました。
 10月の台風被害から、もうすぐ1か月が経とうとしています。流れる水のはたらきがどれだけ大きな力があり、被害をもたらしたかということは、子ども達もニュースで目にしたはずです。この単元の最後には、大雨や台風による土地の変化についても学習します。

11月6日(水)

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 2年生は、来週火曜日に生活科の授業で、町たんけんに出かけます。自分たちの住んでいる地域の様子を調べる学習です。今日は、自分たちが調べに行くお店や施設の場所を確認するために、クラスごとに地域を歩いてきました。(写真上)
 町たんけんは、学年全体で16の場所に分かれて調べに行きます。それぞれのお店や施設に5〜6名の子ども達が行き、見学させていただく予定です。当日は、保護者の方々にも引率等のお手伝いを頼んであります。
 当日の担任の目が届きやすいように、クラスごとに方面が分かれています。1組は学校近隣から北西方面、2組は学校の南東〜南西方面、3組は駅方面となっています。今日はクラスごとに回ったので、同じクラスの友達がどのあたりの施設を調べるのかをおおよそ知ることができました。
 来週の見学当日までに、調べてきたいことや質問事項、あいさつの仕方を練習していきます。地域に関心をもち、進んで調べることができるように指導します。
 4年生が、吉田さんの畑に行って、かぶの種まき体験を行いました。毎年4年生は、吉田さんの畑にある大きなビニールハウスを使い、かぶの種まき体験をさせていただいています。種まきは、3年生の時に大根栽培で経験しています。そこで4年生では、種まきをするだけでなく、土づくりをするところも含めた「農業体験」として指導していただきました。
 まず、一輪車(通称「ねこ」)に堆肥を積み、ビニールハウスまで運びました。大きなスコップを使うのも、一輪車で運ぶのも初めてという子が多かったと思います。運んだ堆肥を手作業でハウス内の土に撒いた後は、トラクターで耕すところを見学しました。
 続いて吉田さんは、機械を使ってビニールマルチを敷いていきました。たくさん穴の開いたビニールマルチが、真っすぐきれいに敷かれていく様子を見学しました。
 かぶの種は、マルチの穴一つに対して2粒ずつまきまきた。植える深さや土のかけ方など、一つ一つにやり方やコツがあることが分かりました。クラスごとに違う品種のかぶの種をまきました。1組は「スワン」、2組は「白馬」、3組は「スーパー白盃(はくはい)」という品種でした。どれも小さな丸い粒状の種です。種の入ったフィルムケースを手に、耕したばかりのふかふかの土にていねいにまいていきました。(写真中)
 水やりは、吉田さんが今晩行うそうです。そして、収穫まではその1回の水やりのみとのことでした。(やたらに水をたくさんやらない方が、おいしく育つそうです。)また、ビニールハウス内で育つので、今後は農薬を一切使わずに済むということでした。かぶは、種まきから収穫まで約3か月かかります。「時々、かぶの成長の様子を見においで…」と声をかけていただきました。
 5校時に、6年2組の体育の研究授業がありました。陸上運動の「走り高跳び」の授業を体育館で行い、全教員で研修を深めました。
 昨年度まで田柄小では、走り高跳びは校庭で行っていました。しかし今日は、体育館内で行えるように場を設定していました。さらに、子ども各自の課題に合わせた練習場所を用意した授業でした。(写真下)
 「助走からの踏み切り」と「空間動作」、「着地」のそれぞれのポイントをていねいに指導し、全員がはさみ跳びでバーを越すための指導・手だてが行われていました。
 今日は、毎回研究講師としてお越しいただいている土屋先生の他に、教育指導課から指導主事の先生にもご指導をいただくことができました。秋の深まりとともに、田柄小の体育の校内研究も深まりつつあります。

11月2日(土)

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 2校時に、4年1組の子ども達がバケツを使って砂を運んでいました。4年生は社会科の時間に、「玉川兄弟と玉川上水」の学習をしています。玉川上水は、江戸時代につくられた江戸幕府のための上水道です。羽村から多摩川の水を引き入れ、四谷までの43kmを玉川兄弟が中心となって工事にあたりました。
 その工事は、多摩川沿いの農民たちも一緒に加わり昼夜を通して続けられ、なんと8か月余りで完成したそうです。現代のような重機のない頃に、人々の力だけで成し遂げた工事は、想像以上のものであったはずです。
 当時の工事の様子を表した絵では、鍬(くわ)を振り上げ、もっこで土を運んでいる様子が描かれています。実際に土がどれだけ重いものか、子ども達に体験させるために校庭の砂場に行きました。砂をバケツに入れてかついでみると、2人がかりでも重くて大変なことが実感できました。(写真上)
 その他にも、わずかな傾斜をつけながら43kmの上水路をつくるには、高度な測量の技術が必要だったはずです。そして、自分たちの私財を投げうってまで上水の完成をめざした玉川兄弟の熱意にも感服します。
 今日は、10月12日(土)にできなかった道徳授業地区公開講座がありました。2校時は低学年、4校時は高学年の道徳の授業公開を行いました。道徳の授業は、「導入」、「資料提示」、「展開(資料内容についての発問)」、「終末(先生の説話など)」という流れで行われます。
 資料提示では、教科書を先生が読んだり、紙芝居形式で示したり、ICT機器を使って提示したりと、学年の実態に応じて使い分けています。(写真中)道徳の授業では、資料内容から自分の生活場面に置き換えて一般化していくことが重要です。今後も道徳の時間を中心に、子ども達の心を耕していきます。
 3校時は、体育館で保護者対象の講演会を行いました。講師として多賀 義治先生をお迎えし、「家庭教育」をテーマとした話をしていただきました。多賀先生は、元中央区の小学校長をされていた他、大学の講師としても様々なところで講演会を行われています。
 講演会という堅いイメージではなく、子育てのポイントを具体的に分かりやすくお話ししていただく機会となりました。「まずは子どもを認めてあげること」という話では、「そうだね」と共感する受けとめが重要であることを教えていただきました。また、「ほめ上手や叱り方のポイントについての話」では、先生達にも伝えなければ…と思いながら聞かせていただきました。(写真下)
 最後に、自らの年齢について話されていました。会場の皆さんも私もびっくりでした。私の母親に近いお歳で、こんなに精力的にご活躍されているということに、ただ驚くばかりでした。大先輩の校長先生に見習い、私自身も精進しなければ…と感じた次第です。

11月1日(金)

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 1年生の教室で、アサガオのつるを使ったリース作りが行われていました。昨日1年生は、生活科見学で光が丘公園に行き、たくさんのどんぐりや落ち葉を拾ってきました。以前アサガオの鉢を片付け、つるを束ねておいたリースに、どんぐりや落ち葉をボンドでつけて飾りました。(写真上)
 また、リボンやモールを用意してきた子もいて、次第にきらきらと輝くリースに変身していきました。ハロウィンが終わり、これからクリスマスに向けた飾りが街で見られるようになっていきます。1年生の教室では、一足早く12月を迎えたような気持ちになります。
 校庭で、5年2組がハードル走の練習をしていました。先日は6年生のハードル走の様子をお伝えしましたが、5年生も同じ時期に取り組んでいます。ハードル走は、障害物(ハードル)をどのように跳び越え、いかに速くゴールするかを競い合う種目です。そのためには、なるべく低い位置でハードルを跳び越えることや、ハードルの間隔を考えた踏み切りなどが大切になってきます。
 指導の途中で、担任の先生がハードル走の見本を見せていました。(写真中)前足をまっすぐ前方に出し、きれいなフォームで跳んでいました。ゴールした後、子ども達から拍手がなかったのが不思議なくらいのすばらしいお手本でした。
 学校の先生は、子ども達の前でお手本を見せることが大切です。体育の授業では、上手に跳べる子を見本とする場合もありますが、時々先生がお手本を見せると効果的です。まず、子ども達の先生を見る目が変わります。「さすがは先生だなぁ」という気持ちが子ども達の心に入り、指導者として改めて尊敬の念をもって見られるようになります。さらに、上達のためのコツを詳細に伝えることができます。特に体育では、瞬間的な体の感覚を教えるのは難しいものです。先生自ら行うお手本は、子ども達の技能向上を大きく手助けすることにつながります。
 私もサクラ草の指導の際は、全17学級にまず植え替えのお手本を実際にやってみせました。口で話をしただけでは植え替えのコツは伝わりません。
 同じく、5年生の体育の話題をもう一つ・・・体育館では、5年1組が跳び箱運動を行っていました。開脚跳びに加えて、台上前転の技を練習する時間でした。(写真下)
 跳び箱の授業は、8時間扱いで計画をしています。感覚づくり(1時間)、開脚跳び(3時間)、台上前転(3時間)、発表会(1時間)となっています。そして、毎回跳び箱の学習カードを活用しています。授業の終わりに振り返りを書くために、カードと筆箱を用意して体育館に行くようにしています。
 そのカードを見ると、担任の先生が毎回子ども達が書いた振り返りの一つ一つに、赤ペンでコメントを入れていることが分かります。「次は、手の位置を意識してがんばろう」、「着地もぴったり決まっていたよ」、「しっかりポイントを意識していたね」というように、個々の児童への励ましやアドバイスが書いてありました。子ども達の意欲を高めるとともに、次の練習時間に目標をもたせることにもつながっています。

 明日は、第一土曜日ですが授業日です。年度当初の予定では、5年生の岩井移動教室が昨日から明日まで、2泊3日で行うことになっていました。しかし、以前お伝えしたように台風の被害で施設がしばらく使えなくなり、1月に下田方面に振り替えて移動教室を実施することになりました。
 そこで11月2日(土)は、給食の食材購入の関係もあり、計画通り授業日としています。(5日(火)は、その分の振替休業日です。)道徳授業地区公開講座を振り替えて実施することにしましたが、10月の第二土曜日が休校になったことで設定した授業日ではありません。(9/18付のプリントでもお知らせいたしました。)

10月31日(木)

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 午前中は、1年生の生活科見学の引率があり、光が丘公園に行ってきました。生活科の学習「あきとともだちになろう」では、秋の公園の様子を見たり、落ち葉や木の実を集めて遊んだりする活動をします。
 1年生は、5月31日に同じ光が丘公園に遠足に行っています。ちょうど5か月前のことでした。その時は、公園の遊具で遊んだり、芝生広場でクラス遊びをしたりして楽しみました。今回は、公園の入り口に着くなり各自ビニール袋を持ち、「秋さがし」をしながら歩きました。まだそれほど冷え込みがないためか、公園の木々の紅葉は始まったばかりの色合いでした。それでも子ども達は、変わった色や形の葉っぱに興味をもち、ビニール袋に入れていきました。
 公園奥の林の中に着き、時間をとって秋探しをしました。そこは、どんぐりがたくさん落ちている場所で、ちょっと場所を変えるだけで様々な種類のどんぐりを集めることができました。(写真上)
 学年の先生が、「生き物や木になっている実など、学校に持ち帰ることができないものは、校長先生にカメラで撮ってもらいましょう〜。」なんてことを言ったから大変です。・・・その後、次から次へと「校長先生!」と呼ばれ、林の中を行ったり来たりすることになりました。
 きのこ類や大きなジョロウグモ、あげくの果てはムカデ(まだ小さかったのですが、ちゃんとしたムカデでした。)まで、見つけなくてもいいようなものまで子どもはよく見つけてくるものです。子どもの目線はすごいものだと改めて感じました。どんぐりの帽子の違いにしろ、葉っぱの穴の開き方にしろ、「不思議だな。おもしろいな。」と思うことが次から次へと出てきました。
 学校に持ち帰ったビニール袋の中身は、一人一人いろいろでした。どっさりとどんぐりを入れて帰ってきた子もいれば、遠慮気味に少ししか入っていない子もいました。今後、持ち帰った落ち葉やどんぐりは、あさがおのリースの飾りやおもちゃの材料に使っていきます。
 5年3組の子ども達が、稲の脱穀ともみすりの体験をしていました。先日刈り取って干しておいた稲を持ち寄り、まずは稲穂からもみ(お米の実)をはずす「脱穀」の作業をしました。そして次は、そのもみから玄米を取り出す「もみすり」の作業です。機械を使わずに行う方法として、すり鉢に入れて硬いボールですりつぶすというやり方があります。結構力を入れてグイグイとすりつぶし、息を吹きかけるともみ殻が吹き飛び玄米が残ります。(写真中)
 みんなで苦労の末、やっと玄米までになりました。お米のありがたみ、一粒一粒の大切さが少しずつ子ども達に伝わってきました。
 5校時に、3年生が隣の吉田さんの畑に行き、大根の収穫体験をさせてもらいました。種まきをしたのが9月4日、間引きに行ったのが3週間後の9月25日のことでした。そして今日の収穫は、種まきから約8週間後にあたります。品種にもよりますが、2か月弱で大きな大根がを収穫することができました。(「夏つかさ」という大根でした。)
 折れないように真っすぐ上に引き抜くのですが、大根が大きくてなかなか抜けないので苦労していました。青々と茂った葉っぱをかき分け、青首の部分をしっかり持って力を込めました。「スポン!」という音はしませんが、本当にそういう音がしてもいいくらいの感触を味わいました。(写真下)
 さあ、3年生の各家庭では、今日の夕食にどんな料理で大根を味わうことができたでしょうか。もちろん、葉っぱも捨てずに食べられます。「大根は捨てるところがありません。」…吉田さんのいつもの言葉です。

10月30日(水)

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 1校時に、6年3組で作文メモを考えていました。いよいよ卒業文集として書く作文の内容を考える時期になりました。小学校6年間の中から、一番心に残る思い出を残そうと、一人一人がまず何について書くのかを考えていたようです。(写真上)
 今までの卒業アルバムの中から、参考となる作文のコピーを読んでいた子もいました。「文は人なり」・・・限られた文字数ですが、普段書いている作文とは重みがずいぶん違います。一生自分の手元に残るものであり、一生同級生全員の家庭に残るもの、そして学校にも…。よくよく考えて書いてほしい卒業文集です。
 1年生の算数の時間に、「かたちあそび」の学習をしていました。各自が家からいろいろな形の立体を持ってきて、机の上に並べました。箱の形をしたものや円筒形、サイコロのような形のものまで、クラス全員が持ち寄ると様々な形や大きさの立体が集まります。
 1年生では、まだ「立体」という言葉は指導しません。身の回りの箱や筒、ボールなどを使って、積んだり転がしたりする遊びや、形を写し取ったりする遊びをします。そして、そういう活動を通じて、図形の特徴に気づかせていきます。
 教科書12ページの写真を参考にして、保護者の方がいろいろな立体を用意してくださったのでしょう。細長い円筒形のチョコレートの入れ物の写真が教科書にあるのですが、なぜかクラス内で多くの子が持ってきていました。(昔からある懐かしいチョコレートです。おはじき形のカラフルな・・・)ジュースの空き缶の写真も載っていたので、アルミ缶を持ってきた子もいました。(ビールの空き缶でしたが、同じ立体です)
 それらの箱を紙の上に置き、鉛筆で箱のふちをなぞると、いろいろな大きさの四角や丸を書き写すことができます。そして、それらを組み合わせて、乗り物や動物の絵を描いていきました。(写真中)
 6年生は、国語の時間に「やまなし」という物語文を学習しています。宮沢賢治が書いた物語です。他の学年同様に、「やまなし」もずっと以前から国語の教科書に取り上げられてきた教材です。
 物語は、2匹のカニの兄弟の会話から始まります。「クラムボンはわらったよ。」「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」・・・宮沢賢治の独特な世界観が詰まった作品で、その面白さが味わえるかどうかは、指導する先生の悩みどころでもあります。
 題名の「やまなし」は、実際にある落葉樹の木の実です。物語の後半に出てきて、いかにも熟していい香りがしてくる果実のように描かれていますが、実際は地味な木の実のようです。担任の先生が、インターネットで検索した「やまなし」の写真を見せて、子ども達にイメージをもたせていました。(写真下)
 話は飛びますが・・・先日、映画「蜜蜂と遠雷」を見てきました。4人のピアニストが、国際ピアノコンクールに挑む姿を描いた作品でした。そのコンクールの2次審査の課題曲が、宮沢賢治の「春と修羅」をインスピレーションして書かれた曲という設定になっていました。この映画の原作が有名な文学賞をとっただけあり、そういうところも実によく考えられています。さらに、今回映画化するにあたり、「春と修羅」のピアノ曲とカデンツァ(4人の性格を考えて、4様に作曲したとか)を作曲家に依頼して作り上げたそうです。(その実際の演奏も、4人のピアニストを使って音を録ったそうです)超絶技巧のすばらしい音楽に仕上がっていました。ピアノを弾く人や、クラシック好きの人は楽しめる映画でした。

10月29日(火)

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 小学校の算数の授業の中で、「かけ算」はどのように始まるのでしょうか?
 たし算とひき算は、1年生の1学期に習います。かけ算は、2年生のちょうど今頃、下巻の教科書に入ったところで習うことになります。1つ分の数が決まっていて、そのいくつ分かにあたる大きさを求める場合にかけ算が使われます。・・・例えば、一皿に3個ずつみかんがあり、それが4皿分であれば、合計は12個になります。こういう時に新しく「かけ算」を使うということを知らせ、「3×4=12」と式に表すことを指導します。
 言葉の式では、「1つ分の数×いくつ分=全部の数」となります。最初のうちは、この言葉の式に数字をあてはめ、具体物(おはじき)を使って実際に数えながら答えを求めていきます。(写真上)
 かけ算の立式が分かると、2年生はすぐに「九九」の学習に入ります。誰もが通る道です。何度も何度もお経のように唱えながら覚えていくことになります。
 1年生は、国語の時間に「知らせたいな、見せたいな」という学習をしています。家の人に学校のことを伝えるために題材を決め、よく観察して作文に表すという、「書く」ことを中心にした学習です。
 今日は雨だったので、教室の中で観察をしていました。その題材になったのが、うさぎとカメとザリガニでした。うさぎは、飼育小屋からショコラをケージの中に入れて連れてきました。久し振りにたくさんの視線を浴びて、ちょっと緊張気味のショコラでした。形や大きさ、手触りなども作文メモに書いていました。(写真中)
 2年生の教室で、展覧会の共同作品を作っていました。共同作品は、学年ごとに分担して取り組んでいきます。展覧会の会場を彩るディスプレイに使われるなど、素材の持ち味を生かして制作しています。
 2年生は、カラービニール袋に新聞紙をつめて膨らませ、巨大なきのこを作りました。(写真下)展覧会当日に、これらの共同作品がどのように飾られることになるのか楽しみです。
 今日は、一日中雨が降っていたため、いくつかのことが中止になりました。まず、3年生の大根の収穫です。吉田さんから連絡があり、あさって木曜日の5校時に延期になりました。
 もう一つは、田柄幼稚園の園児たちのザリガニ釣りです。今日の午後、田柄幼稚園から10名ほどの園児が来て、ミッキー池でザリガニ釣りをする予定でした。
 10時頃、幼稚園から2人の先生が釣竿を手にやってきました。ザリガニ釣りの実地踏査でした。ザリガニのいそうなところを教えてあげると、2人ともすぐに釣り上げて大喜びしていました。ミッキー池のザリガニたちは、いつでも準備万端で園児たちを待っています。

10月28日(月)

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 今日は、久し振りに全校朝会がありました。運動会後の今月1日(火)以来、4週間振りのことでした。(7日(月)は、5年生の稲刈りがあり、副校長が話をしたため)
 以前から話をしたくてうずうずしていた、ラグビーワールドカップのことを話しました。
・・・(初めの方は省略)今まで、「ラグビーは、体の大きいがっしりとした人達の集まりで、力と力がぶつかり合う、激しいスポーツ」と思っていました。しかし、今回のワールドカップの日本戦をずっと見てきて、それだけではない、ラグビーというスポーツのすばらしさを感じました。もちろん、体が大きくて、スクラムを組んで相手の動きを止める役割の選手もいます。一方で、ボールを素早く味方にパスを出したり、圧倒的な速さでトライを奪ったりする選手、あるいはキックが得意な選手と、一人一人の役割や個性がしっかりまとまり、一つのチームとして成り立っているところにすばらしさを感じました。
 今回のラグビーワールドカップで戦った日本チームのスローガンは、「ONE TEAM(=ワンチーム)」でした。試合に出ていた選手を見ると、いろいろな国の人達が集まって1つのチームができていたことが分かります。「日本チームとして戦いたい」という思いで、文化や国境を越えてすばらしいチームができたのです。
 もうすぐ11月を迎え、ちょうど一年間の学校生活の半分が終わろうとしています。みなさんのクラスや学年は、1つのチーム(ワンチーム)となっていますか? 全員が同じ方向を向いて、同じ思いで協力し合っているでしょうか? ラグビーの日本チームのように、お互いが信頼し合い、仲間意識をしっかりもち続けるクラスや学年であってほしいと思います。・・・
 子ども達の話の聞き方を見ていて分かりました。ほとんどの子が、今回のラグビーの試合をテレビで見ていたはずです。昨日は、ゴルフやフィギュアスケート、そしてF1と、様々なスポーツが行われていました。それらのスポーツ観戦から学べることがたくさんあるものです。
 3,4校時に、4年生が体育館で聴導犬の学習を行いました。毎年、聴導犬のチャンプくんと一緒に松本さんが来校し、授業をしてくださいます。体育館に松本さんとチャンプくんが入ってくると、子ども達から「わぁ、かわいい!!」という声が上がりました。トイプードルは私も飼っていますが、誰が見てもかわいい犬種です。(一般的に…)
 ところが、チャンプくんの背中には、「聴導犬」と書かれた立派なハーネスがついています。厳しい訓練を行い、聴導犬になることができた犬しかこのハーネスをつけることができません。見た目はごく普通のかわいいトイプードルですが、耳の聞こえない松本さんのために日々働く聴導犬です。私たちは、普段全ての音が聞こえているので気がつきません。しかし、音が聞こえないということは、どれだけ不安で大変な生活をしいられることでしょうか。
 松本さんの話の途中で、チャンプくんの仕事の様子を実際に見せていただきました。タイマーが鳴ると、まずタイマーの場所を探しに行きます。次に、松本さんを探しに行き、飛びついて音が鳴っていることを伝えます。そして、タイマーがあるところまで松本さんを案内します。(写真上)・・・チャンプくんは、これらのことを仕事としてやっているのではなく、「ゲームとして楽しんでいる」と松本さんは話されていました。音がしたことを伝えることでご褒美がもらえるので、仕事中のチャンプくんのしっぽは確かにプルプルと震えていました。
 しかし、場合によっては音を伝えて松本さんの命を守る役割もしているのですから、聴導犬の役割は重要です。全国で35万人いる聴力障害の人に対して、たった67頭しか聴導犬がいないという話がありました。その原因は、聴導犬に対する理解不足であると言います。盲導犬や介助犬と同じく、多くの施設やお店で受け入れてもらえるように、松本さんは日々活動されています。
 1年生は、今週木曜日に生活科見学で光が丘公園に出かけます。どんぐりなどの木の実を拾い、秋の公園の様子を楽しんできます。生活科の教科書には、様々な色の落ち葉や木の実の種類が載っていました。(写真中)どんぐりの仲間にも、細長いものや丸いものがあり、いろいろな木の実の名前があることが分かりました。袋いっぱいに木の実を集めてこようと、1年生はやる気満々です。
 教育アドバイザー訪問があり、5校時のけやきルームの授業を参観していただきました。今年度初任者として着任した先生に対する指導・助言を、1学期に続いて行っていただきました。
 けやきルームは、今日から後期の指導が始まりました。新しく小集団指導のメンバーが変わったこともあり、まず後期のめあてを子ども達が決めました。そして、授業の後半は「狩歌」というゲームを行いました。「かるた」のように札を取っていくのですが、歌を聴きながら出てきた歌詞の言葉を探すゲームでした。(写真下)

10月25日(金)

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 1年生は、図工の時間にお城の制作に取りかかっています。展覧会の立体作品として出品する「わくわくキャッスル」という作品です。
 毎週、図工の時間に少しずつ取り組んできました。ペットボトルを3本つなげ、紙粘土で周りをおおいながらお城の形ができてきました。さらに、家から持ち寄った飾りを取り付けることで、自分独自のお城ができ上がりつつあります。てっぺんに旗を立てたり、ビーズやモールをくっつけて、すてきなお城になってきました。
 今日は、絵の具で色を塗りました。(写真上)でこぼこしたところに色を塗るのに苦労していた子も、きれいな色に自分のお城が彩られ、とても満足そうな表情でした。
 5年生は、展覧会に向けて、家庭科作品にも取り組んでいます。2学期に入ってからミシンの使い方を学習し、トートバック作りに励んできました。展覧会での作品名は、「マイオリジナルバック」です。いよいよそのトートバックも、仕上げの段階が見えてきました。
 ミシンを使ってカラフルな色合いのトートバックができたところで、フェルトを使って飾りをつけていきます。「マイオリジナル」だけあり、サッカーやピアノなど、自分の個性をバックの飾りに込めて表現するようです。
 今日も3人の保護者の方々が家庭科室に入り、担任の両腕以上の働きで支援してくださっていました。(写真中)
 6校時のクラブの時間に、科学・宇宙クラブの子ども達に出前科学実験教室がありました。夏休みにも科学実験教室でお世話になったディレクトフォースの皆さんによる実験教室でした。クラブの子ども達は、3人ずつ8班に分かれて座り、10名の方々に懇切ていねいに指導をしていただきました。(写真下)
 今回の実験テーマは、「光の花を咲かせよう」でした。光の進み方について、様々な実験を通して調べていく内容でした。真っすぐ進む光は、鏡でその進む方向が変わります。また、水に入ると光は曲がります。さらに反射や屈折の他にも、ある限界を超えると光が全反射する現象が起こります。・・・
 まず、線香の煙の中をレーザーポインターの光を使って反射の様子を調べました。また、水の中を通ると真っすぐだった光が曲がる(屈折する)様子も確かめました。お風呂の中で自分の指が短く見えたり、コップに入れたストローが曲がって見えたりするのが「光の屈折」です。光は、1秒間に地球を7周半するほど速いスピードがあります。しかし、水の中では少し遅くなり、それが「屈折」という現象であると説明してもらいました。
 全反射を調べるために、U字型のチューブの中に水を入れ、レーザーポインターの光を片側から入れてみました。曲がったチューブの中で全反射が繰り返されると、真っすぐ進むはずの光が曲がったチューブの片側まで届くことが分かりました。この現象を身の回りで応用しているのが、光ファイバーです。内視鏡や光通信に利用されています。(内視鏡の実物も見せてもらいました。)
 最後に、光ファイバーを利用した「光の花」を作りました。下から光を当てると、曲がった細い管の中を光が通り、先端が光る仕組みになっています。(今日の実験のお土産として、全員が持ち帰りました。)
 ディレクトフォースの皆さんは、かつて様々な企業で研究や製品開発に携わってこられた方々です。今日の授業で大先生として全体指導をされた方は、某大手企業で研究をされてきたそうです。その難しい内容を小学生にも楽しく学ばせたいという思いで、田柄小の子ども達に指導をしていただきました。先日、ノーベル賞の発表があり、今年もまた日本人の受賞者が生まれたばかりです。いつか、「田柄小の卒業生がノーベル賞受賞!」の知らせがあるかもしれません。

10月24日(木)

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 2年生は、国語の時間に「お手紙」の物語文を学習しています。「お手紙」は、ちょっぴりわがままで自分勝手ながまくんと、心優しいかえるくんのほのぼのとした友情を描いたお話です。友達に関心をもち始めている2年生の子ども達にとって、身近で分かりやすく、楽しい物語になっています。
 国語の学習では、「場面の様子や登場人物の気持ちについて、想像を広げて読むことができる」ことを指導目標にしています。学習のまとめとして、2年1組ではグループごとに役割を決め、音読発表会を行っていました。がまくん役やかえるくん役、そしてナレーター役(セリフ以外の部分を担当)に分かれ、頭にはそれぞれの役のお面をかぶって行いました。(写真上)
 2年生に物語の登場人物の気持ちを考えさせるには、お面をかぶらせてセリフを言わせるのが一番の方法です。すっかりがまくんやかえるくんになりきって、上手に音読発表会が行えていました。
 5年生は、算数の時間に「分数のたし算とひき算」の学習をしています。今日は、「分数と小数が混じった加減計算」について考えていました。2/5+0.3を計算するには、分数を小数に直す方法と小数を分数に直す方法とがあります。分数を小数に直すには、「分子÷分母」を計算します。2/5=2÷5=0.4となります。しかし、必ずしも割り切れて小数で全てを表すことができるとは限りません。2/3=2÷3=0.666・・・です。これらのことから、分数と小数が混ざり合った計算では、分数にそろえて計算した方が正確に求められるということを学びます。(写真中)
 5年生では、分数の約分や通分も学習しました。内容がより難しくなりつつあります。
 3,4校時に、4年生を対象にしたオリ・パラ教育「車椅子陸上」の授業がありました。パラリンピックの車椅子の陸上競技の選手として、7回も出場した永尾 嘉章(ながお よしふみ)選手を迎えて、4年生に授業をしていただきました。永尾選手は、2004年のアテネパラリンピックの4×400mリレーで、銅メダルを獲得されています。(最後に、その銅メダルも見せていただきました。)
 まず、パラリンピックの各競技のすばらしさについての話がありました。「車椅子マラソンでは、42.195kmを1時間20分で走り切ること」、「目が見えない人の100m走は、10秒台が世界記録であること」など、障害があってもこれだけできるということを教えていただきました。
 次に、100mを走る時に使用するレース用の車椅子を実際に見せていただきました。(写真下)軽い力で車輪が前に進み、直線を速く走る仕組みになっています。ルームランナーにその車椅子を乗せ、永尾選手が全力でこいだところ、スピードメーターが50.6km/hを記録しました。見ると両手は分厚い筋肉の塊でした。両腕の力だけで車輪を回し、全力で疾走する100m走の競技は、どれだけ迫力のあるものだろうと思いました。
 その後、子ども達がスピード計測に挑戦したり(最高で13.5km/hでした)、車椅子でのリレー体験をさせてもらったりしました。
 最後に子ども達に貴重な講演をしていただきました。5歳で車椅子の生活になったこと、小・中学校時代は全てをあきらめた生活をしていたこと、高校時代の先生のすすめで車椅子陸上の練習を始めたこと・・・子ども達は、一つ一つのエピソードをしっかりと心に刻みながら聞いていました。
 永尾選手からは、目標をもち、あきらめない心の大切さを教えていただきました。パラリンピックに出場したいという目標や、メダルをとりたいという強い思い、そして怪我を乗り越えて出場した大会の様子など、30年以上にわたる選手生活の根底となっていた部分を教えていただけた2時間でした。

10月23日(水) その2

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 朝読書の時間に、1,3,5年生の各教室で本の読み聞かせがありました。図書ボランティアとして、たくさんの保護者の方々に今回もご協力をいただいています。(写真上)
 読み聞かせをしていただく保護者の方を取り囲むように子ども達が座り、わくわくしながら絵本の挿絵を見つめ、聞き入っていました。絵本の楽しさは、お話の内容はもちろんですが、ページをめくった時の「絵」にあります。低学年の子は、思わず「うわぁぁぁ…」という声をあげてしまう子もいます。それくらい絵本の威力は絶大です。
 本の選び方が重要ですが、高学年でも絵本の読み聞かせはいいものです。一人で本の世界に没頭できるのも読書の楽しさですが、一つのお話をみんなで共有し合うことも本の楽しみ方といえます。「子どもにもっと読み聞かせをしてあげればよかったな。」と後から思うものです。小学生の子どもがいる「今」が大切です。
 4年生が屋上に上がって、真っ青な空を見上げていました。(写真中)今日は、雲一つない快晴で、澄み切った秋空が広がっていました。
 4年生は、理科の時間に「月の動き」の学習をしています。月を見るなら夜・・・と考えがちですが、昼間に出ている月もあります。ちょうど今は、下弦の月が昼間見えています。朝は、南の空のかなり高い位置にあります。4年生は、月が時間とともにどのように動いていくのかを調べていきます。
 来週末、11月に入ると三日月になり、夕方西の空に見えるようになります。さらにその次の週には半月になり、夕方南の空に現れます。時間とともにどのように動いていくのか、今後も興味をもって夜空を見上げてほしいと思います。
 5校時に、2年1組の体育の研究授業がありました。体育館で「体つくりの運動遊び」の授業でした。体育館に「おすもうランド」や「ひっぱりランド」、「わっしょいランド」の場を設定し、様々な力試しの運動ができるように工夫した授業でした。
 「わっしょいランド」では、布の上に友達を乗せて引っ張る「魔法のじゅうたん」や、水の入ったペットボトルを引っ張る「わっしょいボトル運び」が用意されていました。また、子ども達はそれらの道具を使い、さらに工夫した遊びを考えながら運動していました。(写真下)
 腰を落として、全体重をかけて押したり引いたりということは、なかなか普段の生活の中では経験ができないことです。体育の年間計画の中にこのような運動(低学年では「運動遊び」)を取り入れ、体育科を通じて子ども達の体力向上を目指していきます。
 体育の授業が終わり、子ども達は汗びっしょりで教室に戻っていきました。

10月23日(水) その1

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 今年も読書旬間の時期に合わせて、「おはなしコンチェルト たんぽぽの会」の皆さんによる絵本の読み聞かせと生演奏の公演がありました。
 田柄小では4年目の公演となります。毎年10月の読書旬間の時期に合わせて、洗足学園音楽大学の学生の皆さんに来ていただいています。たんぽぽの会は、国語教育を専門とされている安藤先生を中心とした、洗足学園音楽大学の公認サークルです。毎年、川崎市や東京都を中心に、いろいろな学校をまわって絵本の世界の楽しさを伝えるための活動をしています。
 今年も、様々な楽器や作曲を専門とする学生達が、新たなレパートリーを用意して本校を訪れてくれました。3校時は低学年、4校時は高学年向けにプログラムが組まれ、体育館に集まった子ども達を、すばらしい絵本と音楽の世界に導いてくれました。
 最初に、トロンボーンとピアノで、「A列車で行こう」が演奏されました。今年も、様々な楽器を用意して学生が来てくれました。各回とも、プログラムの最後に楽器の紹介もしてもらいました。フルートやホルン、クラリネットはどの子もよく知っていましたが、トロンボーンは初めて目にした子が多かったようです。
 低学年の部では、「てぶくろ」、「おおきなかぶ」、「ずーっとずっとだいすきだよ」の3つのお話を楽しみました。また、高学年の部では、「さんねん峠」、「でんでんむしのかなしみ」、「ちいさなちいさな めにみえないびせいぶつのせかい」というプログラムで行われました。スクリーンの絵と朗読に音楽が加わると、子ども達の心は一気にお話の世界に引き込まれていきます。
 「おおきなかぶ」では、かぶを抜くために、孫や犬、猫、ねずみ役の先生達が登場し、子ども達は大喜びでした。「うんとこしょ、どっこいしょ」のリズム打ちとかけ声で子ども達も参加し、やっと大きなかぶが抜けました。
 高学年の最後のプログラム「ちいさなちいさな…」は、たんぽぽの会にとって新しく制作したもので、今日が初演ということでした。高学年の子ども達にとって、とても興味深い内容の絵本であり、他の物語とは違った良さがありました。きっとたんぽぽの会の皆さんは、他の学校でも自信をもってこの作品を上演することができると思います。
 また、「でんでんむしのかなしみ」は、先日4年生の国語教材として紹介した「ごんぎつね」の作者である新見南吉の作品でした。こういう作品も新見南吉が書いていたのか…と、驚きました。朗読につけた音楽がぴったり合っていました。(音を入れずに、朗読のみにした部分も良かったと思います。)
 読書旬間は、来週末まで続きます。たんぽぽの会の公演をもとに、すてきな絵本との出会いを今後も期待したいと思います。

10月21日(月)

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 4年生は、国語の時間に「ごんぎつね」の物語文の学習をしています。4年生の国語の教科書に、かなり昔からずっと取り上げられてきている新美南吉の名作です。場面を追ってごんの心の変化を学習していくと、火縄銃で撃たれてしまう最後の場面では、子ども達の心に響くものが残ります。また、教科書の挿絵がとても印象的で、美しく描かれています。(写真上)
 今月に入り、各学年とも国語で様々な物語文の学習を行っています。1年生は「くじらぐも」、2年生は「お手紙」、3年生は「ちいちゃんのかげおくり」、4年生は「ごんぎつね」、5年生は「大造じいさんとガン」6年生は「やまなし」です。どれもそれぞれの学年の子ども達に合った内容であり、じっくりと読解を深めていきたい物語文です。秋の読書旬間中でもあります。子ども達にとって、心に残る本との出会いを期待しています。
 5年生は、社会科の時間に「工業生産を支える人々」の学習をしています。1学期から2学期にかけて、農業や水産業の学習を通じて日本の産業について学んできました。そこでいよいよ、日本の工業生産についての学習です。
 工業では、自動車工場で車がどのように生産されているのかを中心に学習します。オートメーション化された大量生産の様子を知るとともに、たくさんの関連工場が一体となって自動車の生産を支えていることを学んでいきます。
 以前、都内の小学校5年生の社会科見学として、群馬県太田市にある自動車工場に多くの学校が行っていました。しかし、バスでの移動が遠いことから、食品工場や別の見学(放送体験等)に変更する学校が増えてきました。かなり昔になりますが、東村山に自動車工場があった時は、見学に行く時間がかからず、とても便利でした。
 自動車工場内の見学コースでは、「プレス→溶接→塗装→組み立て→検査」のラインに沿って歩いて回ることができます。そして、音やにおい、温度など、五感を通して感じ取れる貴重な体験をすることができます。教室では、NHKの映像資料を映しながら学習を進めていました。(写真中)
 余談ではありますが・・・台風19号の影響で、部品メーカーの関連工場が浸水し、太田市の自動車工場は、一時操業を中止しているそうです。
 4年生は、算数の時間に「およその数の表し方」の学習をしています。「概数について理解し、目的に応じて概数を用いたり、四則計算の見積もりをしたりすることができるようにすること」がねらいです。
 まず、単元の最初には、四捨五入について学習しました。「およそいくつ」という概数の考え方は、小学生の発達段階とともに身についてくる概念です。また、単元の後半では、目的に応じて和や差の概数を利用した計算の仕方を学びます。決められた金額で買い物をしなければならない時は、多めに見積もって計算をする場合があります。算数は、実際の生活場面に生かされるものであることが重要です。さらに、概数の考え方は、金額や個数、人数、重さ、時間にも必要になる考え方です。今後も、日常生活で使える算数となるように指導していきます。(写真下)

10月20日(日)

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 田柄小の校庭や体育館を会場に、今年も「ふるさと練馬まつり 第七地区祭」が開催されました。朝からお囃子の音に誘われて、たくさんの地域の方々や子ども達が集まりました。
 もちつきの会場や野菜販売のテント前には、開会式前からたくさんの人達が並びました。地域の畑で採れた新鮮な野菜が、次々と売れていきました。また、恒例のミニSLが校庭の中央を走り、子ども達と一緒に大人も乗車して楽しむ姿が見られました。
 ポップコーンや揚げパン、フランクフルトのおいしそうな香りも漂ってきました。田柄小おやじの会のお店では、恒例の2種類の揚げパンを大忙しで作っていました。
 田柄中学校の吹奏楽部や、田柄第二小学校太鼓クラブの演奏もあり、会場は大いに盛り上がりました。子ども神輿では、田柄小の子ども達もたくさん参加して会場を練り歩きました。
 地区祭を通じて、日頃子ども達が様々な学習でお世話になっている方々とお会いすることができました。地域の方々の支えがあっての学校であることを改めて実感しました。

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