ようこそ、練馬区立田柄小学校ホームページへ!  〜「わくわく・どきどき」の学びを目指して〜

7月11日(木) その2

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 4年生が理科の授業で育てているツルレイシ(ゴーヤ)が、ぐんぐんと伸びてきました。あおぞら農園に設置してある棚の上まで広がり、黄色い花がたくさん咲き始めていました。また、すでにおいしそうな実ができている様子も見ることができました。(写真上)
 4年生の理科の観察では、気温が高くなるにつれて植物の成長がどのように変化するのかを調べています。5月に苗を植えたばかりの頃と比較しながら観察を続けています。
 午前中、1年生が吉田さんの畑に行った時に、緑のトンネルをくぐってトウモロコシ畑に出ました。その「緑のトンネル」は、アーチ状に仕立てたゴーヤのトンネルでした。すでにたくさんの実がついていました。また、かぼちゃも同じように立体的に栽培していて、空中にたくさんのかぼちゃがぶら下がっていました。今年は夏らしい暑さがなく、野菜の生育にも影響しそうです。夏野菜にとっては、本格的な暑さが待ち遠しいことでしょう。
 5,6校時に、一週間前に延期した6年生の「田柄スイミングのコーチによる水泳指導」がありました。少し肌寒い陽気でしたが、参加した子ども達は元気よくあいさつをして指導を受けていました。
 田柄スイミングの上野さんから3人のコーチが紹介され、平泳ぎの練習を3グループに分けて指導していただきました。(写真下)子ども達にとっては、平泳ぎの足の動かし方が一番つまずきやすく、なかなか学校の水泳指導だけでは上達しません。スイミングスクールで毎日子ども達を教えているコーチのみなさんは、ポイントをつかんでてきぱきと指導されていました。また、一人一人の課題をすぐに見極めて、個別にアドバイスをしていただきました。
 コーチのみなさんからは、6年生にとって小学校最後の水泳となる記録会に向けてがんばるようにとエールの言葉を最後にいただきました。来週の天気もはっきりしない日が続きそうですが、夏休みの水泳指導を含めて、6年生全員がしっかり目標に向かってがんばってほしいと思います。

7月11日(木) その1

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 今朝は、雨が降っていませんでしたが、1年生の子ども達の何人かが長ぐつで登校してきました。(ビニール袋に入れて長ぐつを持ってきた子もいました。)今日は、1年生のトウモロコシ収穫体験がありました。毎年1年生が吉田さんの畑でトウモロコシを収穫し、その日の全校の給食として調理してもらっています。
 軍手とビニール袋を手に、吉田さんの畑に向かいました。トウモロコシは、1本の株から1つしか収穫できません。一番上の方に実った大きなトウモロコシをもぎ取る方法を教えてもらいました。また、たくさんのひげがついたトウモロコシほど、たくさんの実がつまっているということも教えてもらいました。
 畑の奥に進んでいくと、辺り一面トウモロコシが整然と植えられている場所に着きました。子ども達の背丈からすると、広大なジャングルに入り込んだようだったでしょう。順番にトウモロコシを2つずつ収穫し、ビニール袋に入れました。
 1本のトウモロコシがとても大きくて重いので、1年生にとっては帰り道が大変だったようです。やっとの思いで教室まで戻った後は、トウモロコシの皮むきの作業をしました。中から黄色いトウモロコシの粒々が見えてくると、子ども達はとてもうれしそうでした。細かいひげまでていねいに取り、クラスごとに大きなかごに入れました。山盛りに集まったトウモロコシから、甘い香りが漂ってきました。
 今年は、「プレミアムスイート」という品種でした。1年生が収穫したトウモロコシは、すぐに給食室に運ばれ、ゆでてもらいました。おとといの枝豆と同じく、給食の時間前から甘い香りが北校舎に広がってきました。
 給食の時間の様子を見に行くと、真っ先にトウモロコシにかぶりついている子がたくさんいました。とても甘いトウモロコシに、大満足の笑顔でした。ちょうど前歯が生え変わる時期なので、トウモロコシにかぶりついた拍子に歯が抜けた子がいました。周りの子ども達が、「おめでとう〜」と言って拍手をしてあげていたのが微笑ましかったです。

 今回の収穫体験の様子には、取材が入りました。「ねりまホットライン」の方々が来て、子ども達の収穫体験の様子や、給食でおいしそうに食べているところ、また先生や栄養士さん、子ども達へのインタビューなどを映像に収めていました。
 今日の様子は、ケーブルテレビJ:COM東京(区の事業やできごとなどを紹介する情報番組内)で放映されるそうです。(15分番組の中の5分間くらいという話でした。)8月1日〜15日の1日3回放送(午前9時、正午、午後8時)される予定です。また、その頃の区のホームページやユーチューブでも見ることができるそうです。

7月10日(水)

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 6年2組で書写(毛筆)の授業をしていました。「読みやすい紙面構成を考えよう」という学習で、用紙に合った文字の大きさと配列を考えて書く題材でした。
 お手本の文字は、「さみだれを あつめて早し 最上川」という松尾芭蕉の俳句です。用紙は、いつもの習字半紙の半分の大きさです。普段の毛筆作品ではわき役の「小筆」が、今日は主役になりました。3行に分けて書く、真ん中の「あつめて早し」の6文字分がちょうど入る文字の大きさを考えなければなりません。これは大人でも難しいことです。(「担任の先生も書いてみればいいのに…」とクラスの子ども達は思っていたかもしれませんが、口には出しませんでした。)
 その他にも、行の中心をそろえたり、字間をそろえること、ひらがなよりも漢字を大きめに書くことなどに気をつけなければなりません。さらに、慣れない小筆で書くのですから…。普段の毛筆の授業の方が、ずっと書きやすく感じたことでしょう。(写真上)
 3年生は、国語の「『ありがとう』を伝えよう」の単元で、手紙の書き方について学習をしています。郵便局からいただいた、官製はがきの書き方のテキストを使い、はがきの宛先や自分の住所、そして通信面の書き方について学習していました。(写真中)
 あらかじめ学年だよりで伝えてあったので、田舎の親戚の方や出身幼稚園の園長先生宛の住所を家の人から教えてもらってきていました。年賀状を出したことがある子もいたようですが、表面の宛先は多分今まで家の人が書いていたのでしょう。実際のはがきと同じ大きさの練習用紙に、郵便番号や住所、名前を書いていました。難しい漢字を書いたり、ひらがなで書くと長くなったりして、はがきの大きさに収めるのが大変そうでした。
 また、肝心の通信面は、「暑中おみまいもうしあげます。」という言葉だけ書いてあり、2行目からは自分で考えなければなりません。「どんなことを伝えようかな?」と上を見上げていた子が多かったようです。
 来週、3年生各クラスに高松郵便局の方に来ていただき、手紙の書き方の指導がある予定です。すてきな暑中見舞いのはがきが書けるように、学習を続けていきます。
 5年生は、家庭科の授業で裁縫の学習を重ねてきました。なみ縫いやかがり縫いなど、いろいろな縫い方を練習してきたことを利用して、フェルトを使った小物作りに挑戦しています。(写真下)
 紙に設計図を書くことから始め、必要なフェルトを用意し、ボタンや飾りをつけるところまでイメージして製作に取りかかりました。ひと針ひと針に心を込めて、どんな作品ができるか楽しみです。
 4月から始まった家庭科の授業を生かして、夏休み中に自由研究として裁縫作品に挑戦してみるのも良いでしょう。2学期には、展覧会用の作品にも取り組むことになります。

7月9日(火)

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 1校時に、2年生の枝豆収穫体験がありました。毎年この時期に、学校の隣の吉田さんの畑にうかがい、収穫体験をさせていただいています。
 長ぐつをはき、手には軍手をはめて、青々と枝豆やトウモロコシが育っている畑の中に入りました。吉田さんから枝豆のもぎ方(根っこから葉っぱの方向にさやを引っ張る)を教えていただき、いよいよ収穫体験の始まりです。給食室では、すでに大釜でお湯を沸かして待っているということで、すばやく収穫しなければなりません。
 2本ずつ植わっている枝豆の根元をつかみ、力を入れて引き抜きました。なかなか抜けなくて苦戦している子もいましたが、しりもちをつきながらもがんばりました。次は、広げた新聞紙の上でさやを取っていきます。収穫できた枝豆は、はかりの上に乗せたケースの中に集められました。2年生みんなで力を合わせて、全部で16kg以上収穫することができました。(写真上)
 吉田さんから、根粒菌の話もしていただきました。引き抜いた枝豆の根っこには、たくさんの「こぶ」がついています。マメ科の植物は、土の中の根粒菌が根につき、空中の窒素を固定して栄養分を生成します。もともと地中に根粒菌は存在しますが、枝豆の種をまく時に根粒菌をまぶしてあげているそうです。
 4月29日にまいた種が、約3か月で収穫できるまでになりました。品種名は、「湯上がり娘」という枝豆でした。収穫して2〜3時間で全校の給食として味わうことができました。枝豆特有の香りと味わいがあり、採れたてを楽しめる幸せを感じました。
 最近は、スーパーで売られている枝豆は、さやだけになった状態のものがほとんどです。本来ならば、根っこごと引き抜いた枝についたままの枝豆を買って味わいたいものです。昔は、枝豆のさやを取るのが子どものお手伝いの一つになっていました。
 あさっては、1年生がトウモロコシの収穫体験をします。トウモロコシの甘い香りが畑に漂ってきていました。
 2年生は、算数の時間に「時計を生活に生かそう」という学習をしています。学習の導入として、担任の先生が時計の本の読み聞かせをしていました。「何時何分」の時計の読み方はすでに習っていますが、2年生のこの時期では、まだ十分に時計を読めていない子もいます。「とけいのほん2」の絵本では、短い針と長い針がさす時間の読み方を、ちびとのっぽが教えてくれていました。(写真中)
 しかし、2年生の今回の学習はその次です。今まで習ってきた時刻に対して、今度は「時間」についての学習をします。「9時に家を出て、9時15分にバスに乗りました。家を出てからバスに乗るまでの時間は何分ですか。」というように、時刻と時刻の間のことを「時間」ということを理解させます。また、1時間=60分であることや、1日の中に午前と午後があり、同じ時刻の読み方が2回出てくること、そして1日=24時間であることを学びます。
 2年生の教科書では、これらの学習内容が2時間扱いになっています。日々の生活の中で時計を読ませたり、「ゲームはあと10分間で終わりにしようね。」という声かけから、時間の感覚をつかませていくことが大切です。
 5,6校時に、6年1組の調理実習がありました。「カラフル焼きそば」に挑戦していました。6年生は、今まで炒める料理を学習してきました。野菜を炒めた学習を生かし、1学期最後の調理実習として焼きそば作りを行いました。
 キャベツとにんじん、ピーマン、もやし、ベーコンが入り、とても彩りの良い焼きそばに仕上がっていました。(写真下)
 「今度の日曜日のお昼は任せてね!」と言えるようになったか・・・ぜひ、6年生の各家庭でやらせてみてください。

7月8日(月) その2

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 放課後に希望者が参加する「地域未来塾」がありました。昨年度からスタートした地域連携事業の一環で、算数のプリントを使い、子ども達への補習的な学習支援をしていただいています。今年度はすでに6月から始まっていて、今回は2回目の未来塾でした。
 今年も2年生と3年生対象に募集を行いました。2年生は、5校時が終わった後の6校時の時間帯、3年生は6校時が終わった後の放課後の時間帯を使って行っています。場所は、2年生は学習室(南校舎2階)ですが、3年生は人数が多く、さらに3階の算数室も使っています。
 指導者は、地域連携事業でコーディネーターをしていただいている森田さんを中心に、今日は6名の方々に来ていただきました。地域連携事業では、この未来塾の他にも、低学年の遠足の引率や、水泳指導の補助も行っていただいています。
 今日は、2年生は2けたのたし算、3年生は3けたのたし算・ひき算を行いました。問題を解き終わった子から丸付けをしてもらい、合格した子から帰るようにさせています。プリントの問題は既習内容なので、スラスラとできてほしいところですが、中にはまだ指を折りながら計算している子もいます。月に1〜2回程度の未来塾ですが、少しでも子ども達の学力と学習意欲の向上につながればという思いで続けていきます。

7月8日(月) その1

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 久しぶりに校庭で全校朝会を行いました。今日は、よくカレンダーでも見かける有名な言葉についての話をしました。
 ・・・「失敗は恥ずかしいことではない。恥ずべきは、そこから立ち上がらないことだ。」作家の三浦綾子さんの言葉です。だれもが日々いろいろな失敗をします。肝心なのは、その失敗から学び、再びがんばろうとする心のもち方であるということを意味しています。
 みなさんは小さい時から、「かけっこをして転んでしまったら、すぐに立ち上がって走りなさい」と言われてきたでしょう。転んでしまったのは仕方のないことです。でも、そこであきらめてしまうのではなく、最後までがんばろうとする気持ちが大切なのです。様々なスポーツでも同じです。自分がしてしまったミス(エラー)はもう仕方のないことです。気持ちを切り替えて次のプレーに集中できるかどうかが大切になります。
 「失敗は恥ずかしいことではない。恥ずべきは、そこから立ち上がらないことだ。」これは、スポーツのことだけではありません。学習に対しても言えることです。学期末となり、どこのクラスでもいろいろなテストが行われている頃です。先週あるクラスで、戻ってきたテスト用紙の間違えを赤鉛筆で直して、先生にまた丸をつけてもらっている姿を見かけました。あるいは、計算ドリルの答え合わせで間違えた問題を見直し、できるまでもう一度やり直しをしている子もいました。答えが違っていて×をつけたままだったら、それはかけっこで転んで立ち上がらないのと同じことです。間違えたところを正しく直すことが、学習においても大切なことなのです。
 「失敗は恥ずかしいことではない。恥ずべきは、そこから立ち上がらないことだ。」最後に、生活面でもこの言葉が大切であるということについてお話をします。学校の先生達は、いろいろな場面でみなさんに注意をします。話を聞く場面でおしゃべりをしていたら、注意されるのは当たり前です。当番の仕事をしないでいたら、注意されるのは当たり前です。そして、注意されてすぐに直せばよいものを直さなかったとしたら、みなさんの先生方は厳しく叱るはずです。それは、一度目の注意で失敗を直そうとしなかった…一度転んで立ち上がろうとしなかったから、先生は厳しく叱ったのです。
 先生方は、日頃の学校生活の中で、みなさんの行いを良くしようと思って注意を与えています。せっかく指導しているのに、失敗を取り返そう、立ち直ろう、誤りを直そうとしなければ、さらに厳しく叱るしかありません。先生に厳しく叱られた時、自分自身の行動を振り返ってみてください。一度注意をされたら、きちんと自分の行いを直していたでしょうか? あるいは、同じことを何度も注意されていなかったでしょうか?
 「失敗は恥ずかしいことではない。恥ずべきは、そこから立ち上がらないことだ。」学習面も生活面も、だれもが間違えたり注意をされたりすることがあります。大切なのは、すぐに間違えを直すこと、すぐに正しい行動に移すことです。・・・
 全校朝会の話の内容について、教室で指導している学級があります。どんな内容であったかを紙に書かせているそうです。掲示板に、「失敗は恥ずかしいことではない…」の言葉や、全校朝会で話した原稿を掲示したところ、休み時間に何人かの子が見に来ていました。(写真上)話の意図は伝わっていたようですが、聞いたことを書くというのは、高学年でも難しいようです。このような取り組みをしているクラスがあると思うと、今後はますます分かりやすい内容で、伝わりやすいように話をしなければいけないなと思いました。
 4年生の保健の学習「大人に近づく体」で、養護の先生が一緒に授業を行っていました。(写真中)大人に近づくと、どのような体の変化が出てくるかということについて学んでいました。昔は高学年で指導していた内容ですが、今は4年生で学習することになっています。
 思春期の体の変化について知るとともに、その変化には個人差があることを学びます。また、男女の体の違いが著しくなることから、お互いを思いやる気持ちを大切にさせていきます。
 5年生は、社会科の時間に「米作りのさかんな地域」について学習をしています。資料集では、庄内平野の米作りについて詳しい写真や資料が載っています。(写真下)夏休みに、北陸地方や東北地方に行った際は、ぜひ子ども達に米作りをしている平野を見せてあげてください。見渡す限り田んぼが広がっている光景を目にすることで、日本の主食が「米」であることが分かるでしょう。
 5年生が川島町に田植え体験に行ってから、1か月が経ちます。昨日田んぼの写真を撮ってこようと思いましたが、雨のために断念しました。来週には、5年生の各クラスに写真を見せてあげようと思います。

7月5日(金)

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 1年生の教室から「うんとこしょ、どっこいしょ。」という元気の良い声が聞こえてきました。国語の時間に「おおきなかぶ」の物語を学習しているところでした。(写真上)
 「おおきなかぶ」は、昔から1年生の国語の教科書で扱われている教材です。「言葉のまとまりや響きに気をつけて音読をすること」が学習のめあてになっています。繰り返しの表現が何度も出てくるところや、最後にねずみが加わることでやっとかぶが抜けるところなど、とてもおもしろいお話です。この「おおきなかぶ」は、もともとはロシア民話を日本語に訳したものです。そう言われると、挿し絵の人物や服装に、なんとなくロシアの雰囲気が感じられます。
 「あまい、あまい、かぶになれ。」を読む時は、最初の「あまい」を強く読むか、後の「あまい」を強く読むか、あるいは両方とも強く読むかで、感じ方が違ってきます。(「おおきな、おおきな、かぶになれ。」も同様に…)1年生の音読とはいえ、つきつめていくと奥が深いものです。
 一方、5年生の国語の授業では・・・「広がる、つながる、わたしたちの読書」という学習をしていました。「自分が読んで良かったと思う本を友達にすすめよう」という学習です。
 今日は、本をすすめるための方法について学んでいました。本屋さんに行くと、新しく出た本をたくさんの人に読んでもらうために、様々な工夫が見られます。本を紹介するポスターが貼ってあったり、お店の人のおすすめの本にポップ(手書きのカード)が飾られていたりします。また、新刊の本には本の帯がついていて、内容やおすすめの文章が書かれています。5年生の子ども達も、本屋さんに行った時のことを思い出しながら、どんな紹介の仕方があるのかを考えていました。(写真中)
 これから夏休みにかけて、読書の課題が各学年に出されます。「夏休みの宿題=読書」というのは、昔から夏休みの課題の定番となっています。自分の好きな本にたくさん出会える機会、そして時間がもてるようにさせてあげたいものです。夏休み明けには、毎年読書感想文を書いて、学年代表作品を区のコンクールに応募しています。
 あさっては7月7日ということで、七夕にちなんだ給食が献立になっていました。1年生の教室では、一人一人が七夕の願い事を短冊に書きました。1年生の願い事には、どんなものが書かれていたでしょうか・・・。
 どのクラスも一番多かったのが、将来の職業についての願い事です。「サッカー選手になれますように」、「保育士さんになれますように」、「ドーナッツ屋さんになれますように」…1年生なりに、めざす職業をしっかりもっているのですね。「プールで泳げるようになりますように」…今の時期ならではの願い事です。「ザリガニにまた会えますように」…先日、ザリガニ釣りをしたことが、よっぽど印象に残っているのですね。どの願い事も、かなえてあげたいものばかりです。(写真下)

7月4日(木) その2

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 3年生は、理科の時間にゴムの力でものを動かす実験をしています。実験セットとして、ゴムの伸び縮みを利用して進む自動車を購入しました。今日は体育館に行って、どれだけ進むかを試していました。(写真上)
 発射装置には、ゴムをどれだけ伸ばしたかが分かるように目盛がついています。3年生になって初めて理科の授業が始まり、1学期中は植物や昆虫を育てる学習内容がほとんどでした。ようやく「実験する理科」としての単元になりました。
 3年生の理科の学習では、「比べて確かめる」ということが基本になっています。あるものごとの性質を調べるために、2つのことを比べて確かめるようにします。今回の実験では、ゴムを長く伸ばした時と、短く伸ばした時との違いを比べるようにします。
 一方、4年生の理科は、「関係づけて考える」ことをねらいとしています。理科の時間に「とじこめた空気や水」の学習をしています。空気の性質を実験で調べてから、水の場合はどうだろうか…と、関係づけてものごとを考えていくようにしていきます。
 4年生も、実験セットを購入して学習を進めていました。最初に、ビニール袋に閉じ込めた空気の感触を確かめる実験をします。今までは、学校で用意したビニール袋を使うことが多かったのですが、今回購入したセットには、一人ずつ専用のビニール袋がついていました。空気を入れた後、もれないようにビニールの口をふさぐ器具がついていて便利にできています。(写真中)教材会社も年々開発が進んでいるなと思いました。
 午前中は、時折激しい雨になりました。午前・午後と予定されていた水泳指導は、全て中止になりました。元気アップタイムも中止になり、休み時間には外遊びができず・・・子ども達にとって、梅雨の雨は活動が制限されてしまうものです。
 しかし一方で、雨の日だからこそできる学習もあります。1年生は、雨の日の様子について生活科で学習をします。傘をさし、長靴をはいて外に出てきました。中庭のあじさいの花のところで止まり、かたつむりはいないかなとみんなで探しました。水たまりの様子や、木の葉についたしずくも、子ども達にとっては雨の日の貴重な発見です。(写真下)

7月4日(木) その1

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 午前中に、5年生の学力調査がありました。毎年東京都で行っている調査で、都内全ての小学校5年生(中学校は2年生)対象に実施しています。朝の時間を使って意識調査を行い、1校時から4校時までは国・社・算・理の4教科の学力テストを実施しました。(写真上)
 意識調査は、各教科に対する興味・関心を聞く内容や、家庭での生活についての質問内容で構成されていました。家庭での学習時間や読書の時間、朝食を食べているか、家の人と学校での出来事を話しているか・・・中には、「自分のことを大切な存在だと感じていますか」という質問もありました。自己肯定感を問う内容です。日本人は、他の国と比べて自己肯定感が低いと言われます。学校と家庭の教育を通じて、自分のことが大好きと思える子ども達を育てていく必要があります。
 テストが全て終わり、ホッとして給食準備をしていた子ども達に聞いてみました。各教科とも得意不得意があるので、難しかったと感じた子もいれば、比較的簡単だったという子も見られました。どのクラスからも聞かれたのは、社会科が難しかったという声です。問題文が多かったことや、繰り返し読まないと問題で聞いていることが理解できなかったという感想が聞かれました。どの教科にも共通して、「読み解く力」が必要になるということでしょうか…。
 都の調査は、各学校で採点した後、夏休み中にいつも結果が公表されます。5年生は、来年度6年生になってすぐに、全国学力調査も控えています。
 6年生が、音楽の時間に指揮者に挑戦していました。ブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」を聴きながら、リコーダーの掃除棒を手に、2拍子のリズムを振っていました。(写真下)強弱やテンポ変化の激しい曲なのでリズムがつかみやすく、子ども達はすっかり指揮者気分でした。
 ワークシートを見ると、「指揮者にできることは何だろうか?」と書かれていました。指揮者は、唯一音を出す楽器を持たない存在です。その代わり、音楽全体をつくりあげる役割があり、音のバランスや強弱、テンポの全てを担っています。ベートーヴェンの交響曲第5番(いわゆる「運命」交響曲)の第一楽章の出だしの聴き比べもしたようです。小澤征爾、カラヤン、ベーム、ジュリーニの指揮者名が書いてありました。クラシック好きの方は分かると思いますが、指揮者によって解釈が違い、同じ曲でも演奏が全く違います。(それが、クラシックを聴く楽しみの一つでもあります。)
 今回の鑑賞教材の学習を機に、クラシック音楽に興味・関心をもつ子が出てきたらいいなと思いました。ちょうど自分がクラシック音楽を好きになったのは、小学校6年生の時でした。ウィーン・フィルがカール・ベームの指揮で来日公演をしていた時のことです。その頃買ってもらったラジカセを通じて、FM放送を聴いていました。同行していたムーティの指揮(今は巨匠の域に入った世界的に有名な指揮者のムーティがまだ無名だった頃、ベームと一緒に来日公演をしていたのです。)で、ドヴォルザークの「新世界」交響曲を聴いたのがきっかけでした。カセットテープに録音して、何度も聴きました。以来、音楽鑑賞が自分の趣味の一つになりました。それは、たまたまラジカセから流れてきた曲が心に留まったのがきっかけだったのです。

7月3日(水)

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 1年生は、算数の時間に「10より大きい数」の学習をしています。今まで1年生は、1から10までの数を数えたり、たし算やひき算の学習をしてきました。そこで今度は、13や16のように10よりも大きな数について学んでいきます。
 13個のおはじきがあった場合、子ども達はどのように数えるでしょうか。一つずつ「1,2,3・・・13」と数える子がいる一方で、「2,4,6・・・」と2つずつ数えていく子もいます。(写真上)
 10を超える数を数える場合、10をひとまとまりにして「10のまとまりと10に満たない端数がいくつ」という意識をもたせることが大切です。つまり、「10と3で13」、「10と6で16」というとらえ方を一般化させ、20までの数についての理解を図っていくようにします。
 3年生の教室では、作文用紙に向かう子ども達の姿が見られました。「1学期にがんばったこと」を振り返り、作文に書き表す授業でした。最初はなかなか筆が進まない様子でしたが、1学期にあった出来事を思い返しながら書き始めていました。(写真中)
 3年生になってがんばった学習のことを振り返る子もいれば、係や当番の仕事をがんばった子、忘れ物をしないように毎日がんばった子と、いろいろです。そして、当然のことながら、その中からまだできていないことも見つかります。それが2学期に向けた課題ということになります。
 夏休み前の最後の登校日である19日(金)に、1学期の終業式があります。児童代表の言葉は、3年生が担当します。学年の先生達は、子ども達に書かせた作文の中から代表の子を選ぶのでしょう。どんな作文が選ばれるか楽しみです。
 1年生の図工の時間に「カラフルTシャツ」を作りました。出来上がったTシャツに名札をつけて、洗濯ものを干すように、教室の窓側に飾りました。(写真下)
 先週の図工の時間に、絵の具を使って線を描く学習をしました。いろいろな色の絵の具を使って線を描き、すてきな模様を作りました。今日は、その画用紙を生地にしてシャツの形に切り取り、ポケットやボタン、リボンなどをつけてカラフルTシャツに仕上げました。子ども達一人一人の作品のアイデアもすばらしいですが、こういう図工作品を考えた先生のアイデアもすばらしいなと思いました。教室が一気に明るくなった気がします。

7月2日(火)

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 今日は、4年生の社会科見学がありました。3クラスがバス2台に分かれて乗り、虹の下水道館と中央防波堤の見学に行きました。
 今週は雨マーク続きの天気予報でしたが、結局一日中雨にあうことなく、見学をすることができました。学校を出発し、中台から首都高に入りました。今日は比較的道路が空いていて、予定通りに虹の下水道館に着きました。UFOのような形をした建物の5階が見学施設になっています。まず、グループに分かれて「レインボーガイドツァー」を行いました。それぞれのグループに担当の係の人がつき、館内を詳しく説明してもらえるガイドツアーです。
 家の中で毎日使われている水が、排水管を通ってどのように下水道として集められているのか。下水道をきれいな水に変えるための施設は、どのような仕組みになっているのか。・・・小学生に分かりやすく説明をしてもらいました。
 全国の市町村ごとに、マンホールのデザインにはいろいろなものがあります。(最近は、「マンホールマニア」と呼ばれる人達の趣味の一つにもなっているそうです。ご当地のマンホールの写真を撮るために、全国を訪れている人もいるとか…。)東京都のマンホールについて、実物を見ながら説明を聞きました。東京のマンホールには、ソメイヨシノとイチョウ、そしてユリカモメが図案化されています。(それぞれ、東京都の花と木、鳥です。)言われてからよくよく見ると、マンホールのデザインの美しさが分かるような気がしてきました。これからは、道路にあるマンホールに注目してみようと思いました。(写真上)
 この虹の下水道館の建物自体は、「有明水再生センター」です。つまり、下水道をそのまま海に流すのではなく、きれいな水に変えるための施設です。午前中の見学の後半は、下水道をきれいな水に変えている地下にある施設を見学に行きました。(ここは、見学の申し込みがなければ、絶対に入れないところです。)
 「下水道をきれいな水へ」・・・簡単に説明するならば、微生物の働きを使って水をきれいにしています。微生物が汚れを分解するまでには時間がかかります。(汚水が処理されるまで、20時間かかります。)また、大量の水を処理するために、広大な敷地が必要です。地上部分は公園やテニスコートになっていますが、その地下部分に下水処理場があることが分かりました。(写真中)
 お弁当は、7階の展望広場で食べました。ちなみに、この7階には大きな体育館があり、たくさんの人が利用しているようでした。(隣には、温水プールの施設もあります。)
 午後は、中央防波堤に行き、ごみの最終埋立地の見学をしました。各バスに説明員の方が乗り、中央防波堤の敷地内にバスで入りました。さながら、サファリパークのバスに乗って動物を見に行くような気分です。一般車が入れないゲートをくぐると、高さ30mの広大な丘が見えてきました。長年にわたりごみをサンドイッチ工法で埋め立ててできた山です。この辺り一面が、昔は海であったわけです。バスは、一気に一番高いところまで上がりました。ごみを埋め立ててできた丘ですが、かつて(30〜40年前頃)よくテレビで見た、ごみに群がる鳥の姿はありません。もちろん嫌な臭いも一切無しです。今は、きれいに焼却されて残った灰のみを埋立地に持ってきています。また、粗大ごみや不燃ごみも、細かく裁断されるとともに、極力活用できる資源が取り除かれてから埋立地に運ばれてきています。
 見晴広場でバスを降り、隣に広がる「新海面処分場」を見ながら説明を聞きました。(写真下)この調子で埋め立てを進めていくと、あと50年で新海面処分場もいっぱいになるそうです。そして、それ以上はもう、東京湾にごみの処分場をつくることはできません。子ども達が60歳になるまでに、このごみ問題を解決するしかありません。
 たくさん学ぶことができた社会科見学でした。学校だよりの7月号巻頭に、環境問題に関する内容を載せました。4年生の子ども達が、今日の見学から何を感じ、どう自分達の生活に活かしていくのか…期待したいと思います。

7月1日(月)

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 子ども達が登校する頃から雨が降り始めました。今週は、6年生があいさつ当番として玄関前に立ち、あいさつ運動に率先して取り組んでいきます。今日は、傘をさしながらあいさつを交わしていました。
 全校朝会は、体育館で行いました。先週の5年生の保健の授業から、「心の発達」についての話をしました。最初に、「自分の心がどこにあるか、指で示してください。」と話しかけたら、やはり低学年のほとんどの子が、自分の胸に手を当てていました。
 ・・・人間の心は、感情や社会性、思考力など、様々な働きがかかわり合ってできています。「感情」は、「うれしい」とか「悲しい」、「きれいだな」と感じる心です。「社会性」は、友達と仲よくしたり、他の人のことを思いやったりする心を言います。思考力は、物事に対して筋道を立てて考える力を言います。例えば、ザリガニをつるためにはどうしたらいいかなと考えたり、忘れ物をしないようにするための方法を考えたりするのが思考力です。
 みなさんの心は、1年生から2年生、そして3年生と、学年が上がるにつれて日々発達してきています。体が大きく成長してくるだけでなく、心も成長しています。例えばこんな例があります。A君は、低学年の時にいやなことがあると、すぐに泣いていました。ところが今では、きちんと自分から先生に話をして解決するようになりました。また、Bさんは、低学年の時に自分の好きなことしかせずに、嫌いな勉強は全くやろうとしませんでした。ところが今では、苦手な学習にもがんばろうと取り組むようになりました。一人一人の心の発達のスピードは違います。何か気に入らないことがあるとすぐに怒ったり、いらいらしたりしている子も、大人になるまでに少しずつ心が発達していきます。
 では、どのようなことをしたら人の心は成長するのでしょうか? 勉強をしたり読書をしたりすることで、思考力が高まります。ルールを守って遊びや運動をすること、そして当番の仕事に取り組むことから、社会性が身につきます。さらに、いろいろな友達とかかわりをもつことで、感情が豊かになっていきます。・・・結局これら全ての活動は、学校生活の中で行われていることです。学校でいろいろな勉強をしたり、係の仕事があったり、休み時間に友達と遊んだり、そしてまたある時は先生に叱られたり・・・それら全てが心の発達に欠かせないことであると言えます。大人の心に近づいていくために学校生活があります。それだけに、学校に登校してくるということは、とても大切なことなのです。・・・
 1年生の国語の時間に、「たからものをおしえよう」という学習をしていました。「話すこと・聞くこと」の学習です。自分で大切にしているもの(宝物)を持ち寄り、友達に紹介することで「話す力」を身につけさせます。また、グループで友達の発表を聞き合うことで、「聞く力」を高めていきます。
 子ども達は、各自いろいろな宝物を持ってきていました。1年生だけに、ぬいぐるみやおもちゃを持ってきていた子が多く見られました。また、飼っているカブトムシや猫を宝物として紹介した子もいました。猫はさすがに学校に持ってくることができないので、猫の写真を見せながら発表していました。(写真上)
 2年生の生活科では、「いきものはかせになろう」という学習をしています。一人ずつ興味をもった生き物を選び、本を使って調べていく学習です。今回の学習のために、学年で光が丘図書館の団体貸し出しを利用しました。生き物に関する本をたくさん借りることができました。
 2年生の子ども達にとっては、チョウやテントウムシ、ダンゴ虫などが身近な生き物かもしれません。確かにそういう生き物を選んだ子がたくさんいました。一方で、図鑑の写真を見るだけでも尻込みしそうな生き物を選んだ子もいました。ミミズ、ダニ、どんぐり虫(どんぐりの中に産み付けられた卵から出てくるゾウムシの幼虫です)、ゴキブリ・・・。「関心をもってくれてありがとう」と、それらの生き物から感謝されているかもしれません。(写真中)
 3年生は、保健の授業で「毎日の生活と健康」について学習をしています。一日の生活の仕方を考え、生活のリズムに合わせた食事や運動、睡眠が大切であることを学びます。(写真下)十分な睡眠がとれているかどうかや、適度な運動をしているか、食事をバランスよく食べているか…など、これから40日以上にわたる夏休みを前に、大切な学習になりました。
 午前中、4年生は雨のために水泳を中止にしましたが、午後は6年生がプールに入っていました。水温は25度あり、みんな元気に泳いでいました。

6月28日(金)

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 4年生は、来週火曜日に社会科見学に出かけます。バスで東京都下水道局の施設「虹の下水道館」に行きます。その見学前の事前指導用に、アウトリーチキットの貸し出しを利用しました。虹の下水道館に申し込むと、教材やワークシート、映像資料をひとまとめにしたトランクが届きます。各クラスでそのキットを使って、見学に行く前に下水道の学習をしました。
 4年生の社会科で扱う水の学習は、おもに水道水ができるまでの部分です。下水道(水再生センター)は、生活排水や工業廃水をきれいな水に変えて川や海に戻す仕組みです。大きなイラストマップを教室に広げ、給水管や下水道管のサンプルや水のサンプル、下水道に流れてきたもののサンプルなどを見せながら、水が再生されていく経路を学びました。(写真上)
 4年生の理科「電気のはたらき」では、実験セットを使って学習を進めてきました。実験キットを使い、乾電池のつなぎ方を変えた時の豆電球の明るさの違いや、モーターの回転の仕方などを調べてきました。最後に学習のまとめとして、電池の回路を使ったおもちゃ作りをします。実験キットでは、車を走らせたりプロペラを回したりすることができるようになっています。説明書を見ながら、どの子も一生懸命組み立てをしていました。(写真中)そして、組み立てが終わった子から、教室の後ろで車を走らせて競争をして遊びました。
 子どものうちから、このように説明書を見てものを組み立てるという経験をたくさんさせるようにしたいものです。昔、男の子はプラモデルを組み立てるのが大好きでした。値段が高いプラモデルほど部品の数が多く、時間がかかったものです。その分、完成した時の喜びはとても大きく、戦車がゆっくりとキャタピラを動かして前に進んだ時の感動はいつまでも心に残るものです。
 体育館で、5年3組の体育の授業がありました。中央に長いマットを並べ、クラスの子ども達が取り囲むように座っていました。一人ずつマットの連続技を披露する発表会の最中でした。今月の上旬に5年3組は、マット運動の研究授業がありました。側方倒立回転を中心に、様々な練習場所を用意して取り組んだ授業でした。その後、水泳指導も始まったため、なかなか体育の授業を継続してとることができなかった部分がありました。しかし、子ども達ががんばって取り組んできたマット運動ということもあり、個々の成果を発表し合う時間はとても大切です。
 回転技や開脚前後転、補助倒立など、各自が練習してきた技を組み合わせて、緊張の面持ちで発表していました。そして、多くの子が5年生になって初めて練習した「側方倒立回転」にも挑戦していました。伸ばした足がまっすぐ上を通り、きれいに技がきまっている子がいて、大きな拍手が起こりました。(写真下)
 今日は、1,2校時に6年生、3,4校時に1年生の水泳指導がありました。他学年は、もう2回目の水泳指導になりますが、6年生は今年初めての水泳の授業でした。6年生は、9月の連合水泳記録会に向けて、すぐに出場種目を決めたり、目標タイムを定めたりしていかなければなりません。今後は夏休みの水泳指導も含め、積極的に参加するとともに、体力・気力の向上に結び付けられるように期待しています。

6月27日(木)

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 今朝は、体育館で音楽朝会がありました。この時期にふさわしい「にじ」を全校で歌いました。伴奏は音楽委員会の児童が行いました。また、今回の曲は、振り付けを入れて体全体を動かして歌うようにしました。ステージに音楽委員会の子ども達が上がり、お手本となって動きを教えました。
 「にじ」は、幼稚園や保育園でもよく歌われていますが、改めていい曲だなと思いました。テレビドラマで園児たちが歌う場面や、チャリティコンサートなどでも歌われて広まった曲のようです。雨が上がって空に虹がかかった瞬間に出会えるのは、年に何回あるでしょうか? 一方、実際の虹の景色ではなく、ふっと明るい希望がわいてくる瞬間というものは、私たちの日常にたくさんあってほしいものです。
 2年生が図工の時間に、「くっつきマスコット」の作品づくりに取り組んでいました。紙粘土と磁石が入ったセットを用いて、自分で考えた楽しいマスコットを自由に作る工作です。紙粘土は、「Kクレイ」という紙粘土を使っています。きめが細かく、絵の具を混ぜて色を付けることもでき、小学校の図工の時間に最近よく使われるようになりました。
 1校時に見に行くと、製作に向けたアイデアスケッチの紙を見ながら、一生懸命粘土をこねていました。絵の具を混ぜ込み始めると、真っ白だった粘土が様々な色に染まっていきます。お寿司やアイスクリーム、いちごを作った子がいましたが、本物の色に近づいてくると、とてもおいしそうに見えてきました。(写真上)
 形が出来上がったら、粘土に磁石を埋め込みます。2校時にまた見に行ったら、予定通りに出来上がった子が次々と見せてくれました。粘土と一緒に、がんばった子ども達の手のひらも、絵の具の色できれいに染まっていました。
 6年生の教室で、アンケート調査をしていました。練馬区で作成して送られてきた「いじめ アンケート」を使った調査です。(写真中)区内小中学校の全学年の児童・生徒が、今月中にアンケートを行うことになっています。毎年6月と11月、2月は「ふれあい月間」に位置付けられています。「ふれあい月間」は、いじめ防止強化月間でもあります。その期間に必ずアンケート調査をすることになっているので、年間3回、この調査をすることになります。
 アンケートの内容は、「冷やかしやからかい、悪口、いやなことを言われていないか」「無視や仲間外れにされて、いやな思いをしていないか」「ぶつかられたり、たたかれたり、蹴られたりしていないか」等の項目があります。その他、SNSを使ったいじめに対する項目もあります。「はい」に丸をつけた場合は、具体的にいつからどのようにいじめにあっているかを書きます。
 アンケート後は、一つ一つ担任が事実確認をするとともに、校内のいじめ対策委員会で検討し、いじめの事案となったものは区に報告することになっています。学校で課題となるのは、このアンケート調査で見えてこない部分です。ぜひ各ご家庭でもお子さんから聞き取りをしていただき、心配な点は学校に相談するようにしてください。
 1年生は、算数の時間に「のこりはいくつ ちがいはいくつ」という学習をしています。10より小さい数の引き算の学習です。どういう時に引き算を使うか、そして引き算の式の表し方、さらには計算で答えを求める力を伸ばしていく学習です。
 教室に入ると、引き算の式をノートに書き写し、計算の習熟を図っているところでした。どの子も両手の指を使い、引く数の分だけ指を折りながら答えを求めていました。(写真下)今はまだ、数字を順番の数として認識している段階です。(5の次は6で、その次は7…という具合に)それがだんだんと、まとまりとして数をとらえられるようになってきます。(「☆☆☆☆☆」を見て、1,2,3,・・・と数えるのではなく、すぐに5と言える)計算の練習を積んでいくことで、徐々に指を使わなくても答えが求められるようになります。指を折りながら数えている姿が、見ていてかわいいものですが…。

6月26日(水) その2

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 6年生の家庭科の学習として、「手洗いによる洗濯の実習」を行っていました。洗いおけに洗剤を規定量入れ、一人ずつ衣類を入れて手でもみ洗いをしました。洗ったのは、昨日一日着ていたTシャツなどの衣類です。洗いおけの中が真っ黒になるほど汚れがついていた子もいて、子どもよりも先生の方がびっくりしていました。
 手もみ洗いをした後は、水を何回か取り換えながらすすぎ洗いをしました。水をよくしぼって、陰干しするところまでが実習です。どの子も自分がいつも着ている衣類だけに、とてもていねいに扱っていました。洗濯ものを手洗いしていた昔の人の苦労が、少し分かったようでした。(写真上)
 家庭科の教科書には、洗濯ものの干し方(しわを伸ばして形を整えて干す)や、洗濯ものを取り込んでたたみ整理すること(必要があればアイロンをかけ、決まった場所にしまう)まで書かれています。今はもちろん洗濯機がきれいに洗ってくれますが、洗濯ものをきちんと干したり取り込んでしまうところは、子ども達にやらせてみてください。
 5年生の教室で、保健の授業がありました。3年生以上では、体育の学習の中に保健の授業が含まれています。そして、年間に指導する保健の授業時数が決められています。5年生は、1学期の保健の時間に、「心の発達」について学習しています。(写真下)
 「人の心は、どこにあるでしょう?」と聞かれて、心臓の辺りに手を当てる子が多いものです。確かに、「心」がつく「心臓」という臓器があります。あるいは、よくイラストに人の胸のあたりにハートマークが描かれたりもします。しかし、実際に人の心の働きをつかさどっているのは、「脳」です。
 授業では、まず「心がどのように発達してきたのか」を考えました。今の自分を、赤ん坊の頃と比較させてみると分かりやすいものです。「感情」・・・そのまま出していた感情が、上手にコントロールできるようになるとともに、複雑で豊かなものになってきました。「社会性」・・・約束やきまりを守ったり、他の子を思いやる気持ちが育ってきました。「思考力」・・・物事を筋道立てて考えられるようになってきました。5年生では、まだまだ完全にこれらの心が育ったとは言えませんが、幼児期に比べたらずいぶん成長したことが分かります。
 授業の後半は、「心はどんなことを通して発達するのか」について考えました。つまり、さらに大人の心に成長するためには、何をしたらよいかということです。多くの人とのかかわりや、自然や動物にふれる体験、遊びやスポーツを通じて、そして学習や読書・・・つまり、毎日の学校生活の中でがんばることが人の心を発達させるということです。
 先生達は、まず何よりも学校に登校することを勧めます。様々な理由があるかもしれませんが、家に閉じこもっていては、心が発達していきにくいからです。学校でいろいろなトラブルはつきものですが、そういう経験も心が発達していくためには必要なものなのです。

6月26日(水) その1

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 3年2組で、書写(毛筆)の学習をしていました。3年生から初めて毛筆を学習し、道具の扱い方や筆の持ち方まで、一つずつていねいに指導を受けてきました。前回の横画に続いて、今日は縦画の書き方の学習を行いました。そして、横画と縦画を生かして、漢字の「土」に挑戦しました。
 毛筆の指導の際に、教員がよく使うのが「水黒板」です。筆に水をつけて書くと、灰色の板の部分に真っ黒な筆の跡がつきます。「とめ、はね、はらい」などの筆の扱い方を子ども達にお手本として見せるには、水黒板が最適です。(写真上)
 私も担任の頃は、書写の指導で必ず水黒板を使っていました。ただし、水黒板を使うには、毛筆の技量を高めておく必要があります。また、黒板に立てかけた状態で書かなければならないので、そのための練習も欠かせません。よく前日の夕方、教室で水黒板に向かって練習をしました。
 水黒板の良さは、しばらくすると乾いて消えることです。お手本として書いたとしても、なかなか思うようには書けないものです。でも時間がたてば消えてしまうので、失敗しても気が楽ではあります。
 6年生の外国語の授業を見に行きました。今までの「外国語活動の時間」では、ALTの先生の発音に合わせて会話をしたり、ゲームをしたりという活動が中心でした。来年から始まる「教科としての英語」では、読むことと書くことが加わります。すでにその移行段階として、少しずつそのような学習が今年度から入ってきています。
 今日の授業では、英語を使って自分を紹介するカードを書いていました。「I like〜」や「I can〜」を使い、自分の好きなものやできることを紹介する英文を考えました。すると、担任の先生が和英辞典を手に、子ども達の間に入って教えていました。子ども達が書こうとした英語のスペルを教えてあげるために、辞書を引いていたのです。(写真下)
 和英辞典を見たのは、何十年振りかのことです。きっと6年生の先生も、教員になったばかりの時は、まさか学校で辞書を引いて英語のスペルを調べることになるとは思っていなかったでしょう。英語の免許をもって小学校の教員になったわけではありませんが、来年度から必然的に、小学校の先生達は「教科としての英語」を指導することになります。

6月25日(火) その2

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 1年生が生活科の時間に育ててきているアサガオが、ぐんぐん成長してきました。だいぶつるが長く伸びてきたので、支柱を取り付ける頃になりました。毎年各会社で開発してくる教材は、より使いやすいようにと改良が重ねられています。今年の1年生が購入したアサガオの支柱は、広げたり折り畳んだりするのが簡単で、子どもでも扱いやすくできています。ブラ鉢の四隅に支柱を差し込み、すぐにセットすることができました。(写真上)
 伸びてきたつるは、支柱の囲みの中に入れておきました。アサガオは、自然につるを支柱に絡ませながら成長していきます。先週の土曜日が「夏至の日」でした。アサガオは単日植物なので、これから花芽がどんどんつき始めます。きっと夏休みに入る前には、色とりどりのアサガオの花が楽しめるはずです。
 夏休み前に、保護者の方々にアサガオの鉢を家庭に持ち帰ってもらうことになります。アサガオは、夏の直射日光をそれほど必要としません。水切れしやすい植物なので、午前中に数時間陽が当たるだけで十分です。
 6年生は理科の時間に、「体のつくりとはたらき」の学習をしています。吸った空気のゆくえ(呼吸のはたらき)についてや、食べ物のゆくえ(消化のしくみ)について学んでいます。今日は、ご飯が口の中で唾液と混ざり、どのような変化が起きるのかを実験していました。
 チャックがついたビニール袋を2つ用意し、片方にはご飯粒と唾液、もう片方にはご飯粒と水を入れます。ビーカーに40度のお湯を入れ、両方の袋を温めます。(口の中を再現する為に、体温に近くする)また、途中でビニール袋をよくもみます。(口の中でよく噛んでいる状態を再現するため)しばらくしてから、ヨウ素液を数滴加えて反応を調べます。
 水を加えたものは、米のでんぷんに反応して青紫色に変化します。一方、唾液を混ぜたものは、紫色の反応がうすく、でんぷんが少なくなったことが分かりました。(正確には、でんぷんが別のもの(糖)に変わった。)(写真下)
 昔から、「よく噛んで食べなさい」と言われてきたのは、食べ物を消化しやすくするための言い伝えです。食べ物を細かくするとともに、唾液と良く混ぜることで消化が良くなります。ご飯を口に入れ、しばらく噛んでいると甘みを感じるようになります。唾液のはたらきで、でんぷんが糖に変わったからです。
 今日は、梅雨の貴重な晴れ間になりました。3,4校時に、3年生が元気よくプールに入っていました。

6月25日(火) その1

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 3年生の算数「計算のしかたをくふうしよう」の単元では、暗算のやり方を自分なりに考える学習をしています。2位数+2位数、あるいは2位数−2位数の計算が、暗算ですぐに答えが求められるように学習していきます。(写真上)
 暗算は、数の感覚を磨いたり、活用したりするのに適した学習です。低学年までは、具体物(おはじきなど)を使って、直接数の操作をしてきました。中学年では、数字を見ただけで数の大きさを判断したり、数の分解ができるようにしていきます。
 今日は、まず「54−38」の暗算の仕方を考えました。・・・自分なら、どのような暗算をするでしょうか? 頭の中で筆算を書いて行ったとしたら、「14−8=6」と「40−30=10」で16という答えが求まります。あるいは、十の位から先に引くと、「50−30=20」そして「24−8=16」となります。(私は、いつもこのやり方です)
 また、54を50と4に分けて考えると…「50−38=12」さらに、「12+4=16」となります。一方、38を30と8に分けて考えたら、「54−30=24」さらに「24−8=16」となります。ここまでの考え方は、どこかで繰り下がりのある引き算が含まれることになります。
 では、こういう考え方はどうでしょう。38を40とみて、「54−40=14」、2つ多く引いたから、「14+2=16」…なるほど、ですね。こういうふうにすぐ考えられる人は、算数的なひらめきのあるタイプなのでしょうか。どのやり方が良いというのではなく、自分のやり方で間違えなく、そしてすばやく暗算ができれば良いのです。
 子どもの頃、東京の親戚の家に遊びに行くと、ボーリング場によく連れて行ってもらいました。その頃のボーリング場は、現在の自動計算とは違います。ボールを投げるたびに、倒れたピンの数を自分で紙に書き込み、点数を計算しなければなりませんでした。スペアやストライクをとった時の計算の仕方を、親戚のおじさんから教えてもらいました。計理士をしていたおじさんの暗算がとても速くてびっくりしました。
 5年生の社会科では、「食糧生産を支える人」の学習をしています。まず、毎日の食事で使われている農産物が、どこから届いているのかを調べることになりました。あるクラスで、先生が「野菜がどこから届けられているか、どうやって調べたらいいでしょう?」と聞いたら、「インターネットで調べます。」と答えた子がいました。さすが、時代だなと思いました。確かに、何でもインターネット、まずはインターネットで、という時代ではあります。5年生の先生としては、スーパーに行くなり、商品のパッケージや段ボールの産地名を調べるなり、自分の足を使って調べる活動を考えさせたかったのです。
 3組では、新聞に入ってくる折込チラシを使い、野菜や果物の産地を白地図に記入させていました。(写真下)今は、野菜も果物も、そして鮮魚や精肉も、必ず産地を明記することになっています。産地は、消費者がその商品を選ぶ際に考慮する重要な項目となっています。
 白地図に記入して調べてみると、日本の各地で様々な食糧が生産され、運ばれてきていることに気がつきます。また、外国からも多くの食糧が輸入されていることが分かりました。

6月24日(月)

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 全校朝会は、雨のために体育館で行いました。朝会の話の前半は、5年生が先週一週間、あいさつ当番をがんばっていた様子について話しました。後半は、今が旬の野菜の話題から、「好き嫌いをしないで食べよう」という、食育に関する話をしました。
 ・・・6月の下旬となりました。今、この時期に畑でとれる野菜に、どのようなものがあるか知っていますか? 給食の時間に、放送で毎日の献立についてお知らせが流れます。よく聞いていると、どんな野菜がとれているのかが分かります。最近の給食のメニューに使われた野菜で紹介されたのは、キャベツやきゅうり、そして玉ねぎです。それらの野菜は、学校の隣の吉田さんの畑でとれて給食室に届けられているというように放送されていました。田柄小の給食に使われている野菜の多くは、毎朝近くの畑でとれた新鮮なものが届いています。とてもありがたいことですね。
 学校の給食は、栄養士さんが献立を考え、給食主事さん達が毎日一生懸命作ってくださっています。栄養のバランスを考えて、そして全体の彩りが良くなるようにと、いろいろな食材が使われて作られています。食べ物の好き嫌いをせずに、きちんと食べているでしょうか。国語や算数の学習で難しい問題があっても、最後まで努力しなければならないのと一緒で、少しずつでも苦手な食べ物に挑戦していくことが大切です。あるいは、体育の時間に、苦しくても最後まで走り切らなければならないのと一緒で、きちんと食べようとがんばっていくことが大切です。逆に考えるならば、給食で苦手なものにがんばることができる子は、学習や運動にもがんばる心が育っていくのです。
 これから夏にかけて、2年生が育てているナスやトマト、ピーマンなども旬の野菜となります。また、毎年7月には1年生がトウモロコシ、2年生が枝豆の収穫に吉田さんの畑に行きます。そして、その日の給食として、全校児童で味わうことになります。新鮮な野菜のおいしさを知り、好き嫌いのない食生活をめざしていきましょう。・・・
 栽培技術が進歩した現在は、旬が感じられないほど、一年中同じように野菜がスーパーに並んでいます。しかし、本当の野菜のおいしさを味わうには、その野菜の旬の時期のものを食べるのが一番です。今は、ちょうどじゃがいもの収穫の時期で、「新じゃが」が出回っています。そして、「新たまねぎ」の時期でもあります。
 先週、私の家の近所の方から、どっさりと採れたての玉ねぎをいただきました。「こんなにどうやって食べよう…」と思いましたが、スライスしてドレッシングをかけるだけで「オニスラサラダ」が簡単に味わえます。いくらでも食べられるほどおいしいので、しばらくは毎日の食卓に上がるでしょう。給食は、生野菜が出せないため、さっとボイルしたものを工夫してサラダにしたりしています。いろいろな野菜のおいしさを子どものうちから分かるようになってほしいものです。(ちょうど今日の給食も、吉田さんの畑から直送されたキャベツときゅうりを使っていました。)
 1年生の教室から、「おむすびころりん、すっとんと〜ん」と元気な音読の声が聞こえてきました。「おむすびころりん」は、昔話に興味をもたせるとともに、リズムの良い言葉の繰り返しを楽しむ教材です。1年生の各教室では、グループで協力して音読をする「音読発表会」を開いています。(写真上)一人で読むところや、みんなで読むところなどを工夫して、楽しい発表会になりました。
 4年生は、雨の中を歩いて、光が丘消防署の見学に行ってきました。ホールでは、消防署の職員の仕事について詳しく話を聞くことができました。夜中でも火災や救急搬送があるので、24時間勤務の職員が交替制で働いているそうです。仮眠の時間があっても、緊急連絡があった場合には起きてすぐに出動します。子ども達が説明を聞いている最中にも、急病人の連絡が入り、救急車がサイレンを鳴らして出動していきました。
 後半は、外で行われていた訓練の様子を見学しました。実際の火災に合わせた想定での訓練で、とても真剣に行っている様子が伝わってきました。(写真中)
 3年生のカイコがほとんど繭になりました。子ども達が手に取って振ってみると、コロコロと音がします。中にさなぎが入っていることが分かりました。(写真下)繭を作っている糸を伸ばすと、1500m以上にもなると知って、子ども達は驚いていました。
 観察が終わると、学年分の繭をまとめて理科室の冷蔵庫に保管しているそうです。常温のところでは、すぐに成虫が出てきてしまうからです。繭の中のさなぎには、もうしばらくじっとしていてもらう予定でいます。

6月21日(金) その2

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 4年生は、理科の時間に「電気のはたらき」の学習をしています。各自の実験セットを使い、乾電池をつないでモーターを回転させます。今日は、1組で電池のつなぎ方による違い(直列つなぎと並列つなぎ)の実験をしていました。
 大型ディスプレイに実物投影機をつなぐと、子どもと同じものを使った操作を、クラス全員に分かりやすく示すことができます。(写真上)田柄小では、多くの先生達がこのような機器を使用して、子ども達の理解が進むように授業の工夫をしています。しかし、機器の数が限られているため、各階で使用する時間を調整しながら使わなければならないのが現状です。
 他区に比べると、練馬区は教室のICT環境が大変遅れています。そこで、ようやくこの夏休み中に、全小中学校に対して一斉に、ICT環境が整うことになりました。小学校では、全ての教室(特別教室も含めて)に、実物投影機と大型ディスプレイ、そして指導者用端末(ノートパソコン)が配備されます。
 配置されるからには、それらを効果的に授業の中で使用していかなければなりません。きっと、2学期の公開日や保護者会の時には、教室内の環境が様変わりした様子をご覧いただけると思います。
 6年生は、国語の授業で「学級討論会をしよう」という学習をしています。相手の意図を聞き取り、自分の主張を伝える学習です。話し合うテーマは、子ども達の身近な問題について取り上げます。そのテーマは、どちらが正しいというものではなく、それぞれの意見が出やすいものを考えます。
 討論会では、肯定派と否定派に分かれてチームをつくり、「最初の主張」を伝え合います。それを受けて相談タイムを設け、「質疑応答」のやり取り、さらに相談タイムの後に「最後の主張」で終わります。相手(討論会を聞く側のチームもあり)を納得させる話し方や理由付けが重要になります。
 今日、2組で取りあげたのは、「学校にキッズ携帯やスマートフォンを持ってきて良いか」というテーマでした。不審者が出たら写真を撮ることもできるという肯定派の意見がありました。また、学校では先生達がいるので必要ないと主張する否定派の意見もありました。(写真下)
 「おいしいものは、先に食べるべきか後に食べるべきか」というテーマで討論会をしても、結構盛り上がるものです。夜中のテレビ番組で、ディベートを行っている場面を見かけますが、小学生のうちから「話すこと・聞くこと」の力を身につけておくことが大切です。

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