「わくわく・どきどき」の学びを目指して

5月14日(火)

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 サクラ草の種まきをしました。先月、サクラ草の花は終わったばかりですが、今年の秋から全校児童で育てていくための苗作りは、今からスタートです。サクラ草の種は、とっても細かく、一株からたくさんとれます。今年も、栽培していた鉢からとった種と、インターネットを使って購入した種とをまいて育てることにしました。
 場所は、中庭の日陰(校長室前から中庭に出る扉近く)です。育苗箱に赤玉土を入れ、細かい種を均等になるようにバラバラバラ…とまきました。朝休みに外に出てきた子ども達にも少し手伝ってもらいました。(写真上)種がとても小さいので、みんなびっくりしていました。毎日ジョーロで水やりをして、乾かさないように管理をすると、2週間ほどで芽が出てくる予定です。
 蒸し暑くなる夏前にある程度大きくしておくことがコツです。大きくと言っても、2か月経っても1〜2センチほどにしかなりません。しかし、夏の暑さが苦手なので、苗が小さいと一晩で溶けてしまうことがあります。とにかくなるべく涼しく、風通し良く管理するようにしなければなりません。後は、ノラ猫がやって来て、トイレ代わりに入りこまないように気をつけます。
 1校時は、理科専科の授業観察に行きました。今年度から高学年の理科は専科教員が指導することになったので、理科室が整備されてきれいになりました。また、理科室に元々置いてあったテレビと拡大提示装置が、いつも有効活用されるようにもなりました。
 5年生の理科では、植物の発芽の条件について学習しています。温度の条件を変える実験では、室内と冷蔵庫内とで比較実験をしました。今日は、発芽に空気が必要かどうかを調べる実験について考えました。空気がない状態をどのように設定するかというのは、一工夫が必要です。真空状態が作れれば別ですが・・・さあ、5年生の理科では、どのように空気がない場合の発芽実験をすることになったでしょう。
 2校時と3校時は、初任者研修の一環として、教育アドバイザーの先生に来ていただき、授業観察を行いました。2校時は、1年2組の国語の授業でした。1年生は、「はなのみち」という物語の学習をしています。場面ごとの絵を比べながら、登場してくる動物たちの気持ちを考え、発表し合う授業でした。くまさんやうさぎさん、ことりのお面を先生が用意し、役割が決まった子は、それをかぶりながら動物が考えたことを発表します。(写真中)
 1年生の今の段階ではノートに文章を書くことができないので、教科書を読むこと(音読)と、考えを発表し合うことが中心の授業を展開しなければなりません。子ども達が集中できるようにと、様々な工夫をして授業に臨む低学年の先生達の苦労が伝わってきました。
 3校時は、4年2組の教室で算数「角の大きさの表し方を考えよう」の授業でした。2つの三角定規を組み合わせると、いろいろな角度をつくることができます。自分で考えて作った角度について、式を立てて計算したり、説明を考えたりしてから発表し合いました。
 授業の中では、自分で考える時間や作業をする時間、隣の子と意見交流をする時間、そして発表し合う時間と、様々な活動を教師が意図的に取り入れていく必要があります。さらに、考える時間では、子ども達の間を先生が移動しながら個別に指導すること(机間指導)も大切な指導技術となります。(写真下)
 初任の先生方は、授業後、教育アドバイザーの先生から別室で授業についての指導を受けました。どんなに年数を重ねても、なかなかうまくいく授業をするのは難しいものです。若手もベテランも、日々子ども達と向き合いながら研鑽の毎日であることは共通しています。

5月13日(月) その2

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 2校時は、2年3組の算数の授業観察をしました。たし算の筆算の学習もそろそろ単元の終わりに近づき、今日は練習問題を行う時間でした。前半は文章問題を読んで立式し、筆算を書いて答えを求めました。後半は、12問ある教科書の計算問題を、各自がノートに書き写して解いていきました。ずいぶん個人差があることに気がつきました。一の位に繰り上がりがある2桁の筆算なので、たし算に時間がかかる子がいるのかと最初は思いました。よくよく教室内を見て回ると、それよりも「取り組み姿勢での個人差」が大きいようでした。ノートを開けて書き始めるまでに時間がかかっていたり、教科書の問題を見てノートに筆算を書くだけで時間がかかる子もいました。習熟度別の算数の指導は、本校では3年生以上で行っていますが、2年生でも必要であることは明らかです。
 4校時は、4年1組の国語の授業を見に行きました。説明文「大きな力を出す」の導入の授業でした。各学年で様々な説明文を学習しますが、4年生にとっては今年度最初の説明文の教材です。段落ごとに要点をまとめ、説明文全体の構成を考える…という授業は、だれもが子どもの頃に繰り返し行ってきたことでしょう。
 最初に担任の先生が範読をしました。次に、子ども達が音読をします。音読には様々な方法があり、授業の中で各教員が工夫して指導しています。4年1組で行われていたのは、「全員立って片手で教科書を持ち、もう一方の手で文字を追いながら小さな声で音読する」という方法でした。(写真上)
 物語文も同様ですが、国語の時間には繰り返し教科書を音読することが重要です。音読の宿題が出されている学年が多いと思いますが、しっかり声に出して読むことが「音読」になります。読み方がぎこちない子は、最初のうちは教科書を指で追うようにさせても良いので、確実に文字が読めるようにすることが大切です。
 5校時は、5年3組の社会科の授業観察をしました。「日本の地形と気候」の学習で、日本が6つの気候区分に分かれていることと、それぞれの気候区分の特徴を学習します。授業では、それぞれの気候区分の中から、6つの都市の気温と降水量を表すグラフが提示されていました。グラフの特徴から、どの気候区分のものかを考えさせていました。(写真下)
 日本海側の気候の代表として、新潟県上越市のグラフが出てきました。(私の故郷です。)冬に雪がたくさん降るため、冬の降水量が多くなる特徴があります。大雪に見舞われて大変な思いをした記憶は、ずっと心の中に残っています。いくら時間をかけて説明したとしても、あの大変さは経験した人でなければ絶対に分かりません。
 上越市(旧高田市)は、海岸から10キロと離れていない平野部ですが、昔から大雪で有名なところでした。里雪型の気圧配置になると、地形の関係で一晩で1m以上雪が積もることがたびたびありました。自分が子どもの頃は、今のように除雪されていなかったため、降った雪は全てを埋め尽くしたままでした。中学生になると大屋根(2階の屋根)に上って雪下ろしをしました。家の周りの雪が2階をはるかに超える高さにまでなった年を何度か経験しました。それでも毎日学校に通い、大人はみんな歩いて仕事に行っていたのです。

5月13日(月) その1

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 久し振りの全校朝会となりました。今日は、新しい年号の「令和」について、最初に紹介をしました。・・・「令和」という二文字は、日本で最も古い歌集である「万葉集」から選ばれました。そして、その意味は、「春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように一人ひとりが明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込め、決定した。」と言われています。・・・朝会が終わってから、南校舎1階の掲示板に「令和」の言葉の由来について貼っておいたところ、たくさんの子ども達が集まってきました。(写真上)
 1か月前に新元号が発表になったばかりの時は、ほとんどの人達の予想に反した漢字が使われたこともあり、少し戸惑いがありました。しかし、もうすでに「令和元年」が全ての書類で使用されるようになり、すっかり国民に定着した感じがします。連休中に盛んに報道されたお祝いムードが、新元号の定着にプラスに作用したところもあるのでしょう。
 全校朝会の話の後半は、「外に出て運動をしよう」という内容を伝えました。・・・5月に入り、とてもさわやかな気候が続くようになりました。一年の中でも、学習にも運動をするにも、とても適した季節です。特に、外に出て運動をすることは、体をじょうぶにし、健康な毎日を過ごすためにとても大切なことです。運動することや、体を動かして遊ぶことの多くは、体力を高めると同時に、友だちとの関係を深めて、お互い仲よく過ごすことにもつながります。「天気の良い日は、外で遊びましょう。」とよく言われるのは、そういう理由があるからです。
 今月は、体育の時間などを使って体力テストの測定があります。様々な運動能力をバランス良く高めていくためには、体育の時間にいろいろな運動に力いっぱい取り組むこと、そして普段から外遊びを進んで行うことが大切です。・・・紫外線の強さを感じる頃となりましたが、外遊びの大好きな子ども達になるように声をかけていきましょう。
 今日は、5校時まで授業がありましたが、3校時以外は全て授業観察で各教室に行っていました。1校時は、4年3組の国語の授業観察でした。3年生では国語辞典の使い方を学習しますが、4年生では漢字辞典の使い方を指導することになっています。漢字辞典を使うと、漢字の読み方や部首、画数、使い方など、様々な情報を得ることができます。それだけに、いろいろな辞典の引き方があるので、使いながら覚えていくことが重要です。(写真下)
 国語辞典も同様ですが、ネット社会になり、漢字辞典を手にする機会がほとんどなくなってきています。漢字の成り立ちや書き順についても調べることができること、そして何よりも子どもの語彙力を高めるために、漢字辞典をしっかり使えるようにさせていきたいものです。

5月10日(金)

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 新年度の学校生活が始まってから1か月が経ち、席替えをしたクラスがあちらこちらで見られます。子ども達にとっては、わくわくドキドキ、そして楽しみな席替えです。
 今日は、2年2組で席替えがありました。席替えと同時に、生活班のメンバー構成も新しくなります。このクラスでは、4人組の生活班になっていました。カードが配られ、4人それぞれの役割分担を話し合って決めていました。(写真上)
 まずは、「班長」です。当然のことながら、リーダーとなる子どもが必要です。(大抵は、どの子もみんな競って班長に立候補します。)他の役割分担には、「集め長」、「配り長」、「ヘルプ長」と書いてありました。集めたり配ったりという役割は分かりましたが、「ヘルプ長」は何でしょう? 近くの子に聞いてみたら、誰かが休んだらその子の役割を代わりにやってあげたり、大変そうな時に助けてあげたりするのが「ヘルプ長」とのことでした。なるほど、と思いました。
 低学年〜中学年では、4人グループが生活班としてちょうど良い人数と言われています。授業中に班で話し合って意見をまとめたりする時に、グループ活動をします。来年度からの学習指導要領の柱となる「対話的で主体的な・・・」にあたる部分は、今までも小学校では学習中に当然のごとく行われてきていたわけです。
 生活科や理科の学習で外に観察に出た場合、班ごとにまとまって活動するようにさせます。安全管理の点からも、班ごとの活動を教師は意図して使います。他にも、給食を一緒に食べたり、掃除や給食の当番をしたりするのも班活動の一つとすることがあります。学校生活のあらゆる場面を通じて、自分の役割を果たす責任感や友達との協調性を高められるように指導しています。
 3年生の教室では、2週間後の離任式に向けた手紙の準備をしていました。(写真中)手紙を書く学年は、離任された職員にかかわりが深かった学年を優先して決めています。3年生は、2年生の時に指導していただいた図工の先生に向けて全員が作文を書きます。昨年度指導していただいたことへの感謝の気持ちを伝えるとともに、3年生になってがんばっていることも手紙に書くようにしていました。
 我々教職員にとって、教えた子ども達が元気にがんばっている姿を知ることが、学校を離れて何よりもうれしいものです。
 今日は、3校時と4校時に授業観察をしました。3校時は、5年1組の家庭科の授業でした。家庭科室で、お茶の入れ方の調理実習を行いました。お茶の葉をたくさん入れすぎた班があり、かなり濃いお茶を渋そうに飲んでいる姿が見られました。ちょうど良い濃さでお茶を入れる練習が家庭でもできると良いのですが・・・先日もお伝えしましたが、煎茶を家で飲んだことがないという子どもが多いようです。急須の持ち方を先生が教えていましたが、初めて手にした子がたくさん見られました。
 4校時は、4年1組の音楽の授業を見に行きました。箏を使った授業で、今日初めて子ども達が手に爪をはめて音を出してみました。(写真下)箏の演奏技術だけでなく、準備や片づけ、そして姿勢や礼儀(演奏の前と後、箏に向かって礼をする)についても学習しています。次の授業では、「さくら さくら」に挑戦するようです。

5月9日(木) その2

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 6年生は、算数の時間に「円の面積」の学習をしています。円の面積=半径×半径×円周率(3.14)と覚えてしまうのは簡単なことです。しかし、どのようにこの公式ができたのかということを考えさせることが重要です。それは、算数の学習の難しさであると同時に、楽しさでもあるからです。
 円をたくさんの半径で切り取ると、細長い二等辺三角形(厳密には、底辺は円の弧であり、曲線です)がたくさんできます。それらを互い違いに組み合わせると、長方形ができます。長方形の面積は、「縦×横」・・・縦にあたる部分は「円の半径の長さ」であり、横にあたる部分は、「円周の半分の長さ」です。円周=直径×3.14とすでに習っているので、「円周の半分の長さ」=「直径×3.14÷2」・・・数式を並び替えて「直径÷2×3.14」・・・直径の半分は半径なので、長方形の横の長さは結局、「半径×3.14」となります。ゆえに、円の面積を長方形の面積に置き換えると、「半径×半径×3.14」の公式が導かれるということになります。
 こういう考え方を理解し、「おおぉぉぉ〜」と思える子は、数学的な頭脳の持ち主です。理数系の道が開けてくるでしょう。学校には、円の面積説明器という一年で一回だけ活躍する教具があります。円をばらばらに開いて組み合わせると、長方形になることが分かります。(写真上)
 6年3組が、「炒り卵」の調理実習をしていました。登校する時に、卵が入った手提げを大事そうにそっと持ってきていました。
 まず、一人ずつ卵を割って、お椀に入れました。「卵を割ったのは初めて」という子がいました。(なるべくいろいろなことを経験させてあげてください。)次に、軽く塩・こしょうで味をつけてかき混ぜます。そして、フライパンに油をひき、卵とバターを入れてからかき混ぜます。きれいな黄色い炒り卵の完成です。(写真中)今日から、三色丼の一色は子どもに任せるようにしましょう。
 今日はこれだけの試食でしたが、子ども達にとっては大切なご馳走のようでした。
 出張から帰ってきたら、2年3組の子ども達が野菜の苗を植え付けていました。生活科の学習で、一人一鉢ずつ野菜を育てるようです。野菜は4種類あり、ミニトマトとナス、ピーマン、シシトウです。自分で育ててみたい野菜を選び、苗を注文したようです。ついこの間までサクラ草を育てていた青い鉢が、今度は家庭菜園のようになりました。
 野菜は、収穫する喜びを味わうことができます。シシトウができたら、炒めて食べると思いますが、辛い野菜であるということは知っていたのでしょうか…。
 ホームセンターなどで、野菜の苗がたくさん出回っています。野菜の種類にもよりますが、畑がなくてもプランターなどで手軽に家庭で栽培することができます。ただし、草花と違い、高さのある深いプランターが適しています。ということで、2年生は牛乳パックを切り開いて鉢の周りに敷き、土がたっぷり入るように工夫していました。(写真下)

5月9日(木) その1

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 バラの美しい季節になりました。午前中、出張で区役所まで自転車で出かけました。途中で咲いているバラの数々に、思わず目が行きました。バラの魅力はたくさんありますが、花色や花の形が豊富であることがその一つにあります。「赤いバラ」といっても、いろいろな「赤」があり、そして花びらの形は様々です。
 田柄小には、校庭の花壇にピンク系のバラがいくつか植わっています。連休明けから咲き始めました。校庭で長なわに取り組む子ども達を応援するかのように、風に揺れていました。(写真上)
 体育朝会で行った長なわ記録会では、クラスごとに練習をしてから、5分間の記録タイムが始まりました。どのクラスからも、一斉に大きなかけ声や跳んだ回数を数える声が聞こえてきました。長なわ記録会は、各学期に1回ずつあります。今回は比較する記録がないものの、修了の笛の合図とともに歓声が沸き上がりました。きっと、クラス全員でがんばったという気持ちの表れだったのでしょう。
 給食の時間に、運動委員会の児童から各クラスの記録発表が放送で流れました。次回の記録会に向けて、クラスの目標ができました。
 昨日から、視力検査が始まりました。昨日の6年生に続いて、今日は5年生が保健室で検査を受けていました。視力を測定する機械を使い、養護教諭と担任が、2か所で一斉に行っていきます。(写真下)
 学校での検査は、簡易検査です。A(1.0が見える)、B(0.7が見える)、C(0.3が見える)、D(0.3が見えない)の4段階で判定します。視力が悪かった場合は、眼科で詳しく検査をしてもらうように用紙が渡されます。勉強や読書の環境か、ゲームやテレビの環境か・・・視力低下の原因を考えることも大切です。
 私は、昔から視力は抜群に良い方でした。(視力は、遺伝も関係していると思います。)しかし、管理職となり、パソコンに向き合う仕事環境からか、視力の低下を実感しています。それだけではなく、手元がよく見えない系のメガネも必要になってきました。大人も子どもも、日頃から目を大切にしたいものです。

5月8日(水) その2

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 明日の体育朝会は、今年度第1回目の「長なわ記録会」をします。昨日から、休み時間に長なわを手にけやき広場や中庭に出て、猛練習する様子が見られるようになりました。(写真上)
 低学年から高学年まで、気合いの入ったかけ声が聞こえ始めると、自分のクラスも負けまいとさらに気合いが入っていくようです。校長目線で見ていると、子ども達は意識していなくても、先生同士が張り合っているように感じました。上学年の先生は、下学年には負けたくないという気持ちをもつものです。あるいは、同学年のクラスに負けたくないと…。クラスの記録を伸ばすことが目的なので、勝ち負けではないと子ども達には指導しています。しかし、大人でも他のクラスと比べたくなるのは当然の成り行きなのかもしれません。
 昼休みが最後の練習と思っていたら、5校時の終わりに帰りの支度をして外に出て、長なわの練習を始めたクラスがありました。他のクラスも負けじと、すぐにランドセルを持って出てきました。・・・明日の体育朝会は、全校児童と先生達の気合いが一つになり、熱い闘いが期待できそうです。
 5校時に、けやきルームの授業観察を行いました。小集団指導(と言っても2人ですが)の授業でした。前半は、連休中のことを伝えるスピーチをしました。発表のめあてを確認してから、一人ずつ前に出てスピーチをしました。けやきルームでは、聞くことや話すことの訓練としてスピーチをよく行っています。
 後半は、児童2人と先生2人の4人で、「ブロックス」というゲームをしました。(写真下)様々な形のピースを一人ずつ順番に並べていくゲームなのですが、結構大人でもハマってしまうもののようです。以前テレビでも紹介され、単純そうで奥深い戦略がかくされているゲーム内容が話題になりました。
 本来は、自分の番でピースが置けなくなったら負けになります。けやきルームの指導では、ゲームに勝つことが目的なのではありません。今日の学習では、「協力して楽しくゲームをしよう」というめあてで行っていました。自分のピースだけでなく、相手のピースの置き方にも注目させ、教えてあげながらゲームを進めていました。

5月8日(水) その1

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 今日から、1学期の授業観察が始まりました。校長と副校長とで、先生方の授業の様子を1時間ずつ見に行くことを「授業観察」として、年間3回位置付けています。普段も少しずつ各教室を回って授業の様子を見ていますが、指導案を基に1時間分の授業をきちんと見るようにするのが「授業観察」です。子ども達の様子を把握するためでもありますが、教員の指導力向上に役立てる目的が第一にあります。授業後の面談を通じて、授業改善を図っていきます。
 1校時は、6年3組の体育の授業を見ました。校庭で「短距離走・リレー」を中心とした陸上運動を指導していました。4チームに分かれて、バトンパスの練習を中心に授業が行われました。チーム内のバトンの渡し方がうまくいくことで、リレーのタイムが縮むとともに、リレー競技の楽しさが倍増します。バトンを渡す側と受け取る側のタイミングを何度も試しながら、バトンゾーンを有効に使って練習を繰り返していました。
 最後に、4チーム対抗でリレーのタイムを計りました。どのチームも練習の成果が発揮され、スムーズなバトンパスでゴールすることができました。(写真上)担任の先生から、今日のタイムの発表がありました。どのチームも前回を上回る記録だったようです。「さらにタイムを縮めるにはどうするか」・・・バトンの渡し方やバトンゾーンの使い方をさらに考え、次回の練習につなげていくことでしょう。
 中休みに、美化・環境委員会の児童と一緒に、サクラ草の鉢土の片づけ作業をしました。(写真下)1か月前の入学式後、学校のサクラ草の鉢(約200鉢)をあおぞら農園に移動しました。すっかり地上部は枯れた状態になっていました。毎年、学校の鉢土はリサイクルしてまた使うようにしています。畑の奥に鉢の中身をあけて、枯れ枝や根っこを取り除き、培養土を山積みにしておきます。夏にサクラ草のポット苗を作る際には、この培養土を再度使うようにしています。
 さて、今年度のサクラ草ですが、来週中に種まきを始める予定でいます。現在、私の家で育てているサクラ草を親株として、種を採取しているところです。
 昨日、けやき広場の花壇にあったサクラ草やパンジーを抜き取り、片づけをしました。何人かの子ども達が近寄ってきて、不思議そうに見ていました。まだ咲いているサクラ草やパンジー(と言っても、終わりかかっている株です。)を雑草のように抜き取っているのですから、「もったいない」「かわいそう…」と子どもなら思うのでしょう。でも、来週には夏用の花の苗が届いて、すぐに植え付けなければなりません。
 女の子がそっと話しかけてきました。「うちのサクラ草、連休中に枯れちゃいました。」・・・サクラ草は、暖かくなると自然に枯れてしまう一年草です。もうこの時期のサクラ草は、とっくに終わりにして良いのですが、その子にとっては申し訳ないことをしてしまった感覚だったのかもしれません。とても優しい気持ちのある子だなと思いました。

5月7日(火)

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 長い連休が終わりました。「久し振りに学校に来た!」という気持ちは、子ども達も先生達も同じようでした。連休明けの登校の様子を調べてみると、病気で欠席した子は全校で2人だけでした。多くの子が元気に登校できて良かったと思います。さぞかし保護者の方々も、3食の食事の用意が大変な毎日だったと思います。(教職員の家庭も同様…)
 さて、連休を境に「令和」の時代が始まるとともに、5月に入りました。1年生は、今日から5時間授業が開始になりました。入学してちょうど1か月が経ち、だいぶ学校にも慣れてきました。ひらがなは、「し」や「つ」のように、一画で書くひらがなから順に練習してきています。今日は、国語のひらがなの学習で、「か」を習っていました。
 算数の学習では、1〜10までの数字を学んでいます。(写真上)ひらがな同様に、数字の書き順も大切な学習です。「8」や「9」の書き方を間違えて覚えて入学してきている子を時々見かけます。一度間違えて覚えてしまったものを直すのは、とても大変なことです。2年生以上でも、分数の書き順や「÷」の記号など、算数の時間にも必ず正しい書き方を最初に指導するようにしています。
 1年生が体操着で授業をしているのは、心臓検診があったからです。1年1組の隣の会議室を使い、一人ずつ心電図の測定がありました。健診センターの職員の方々の説明を聞いてから、静かに検診を受けていました。
 体育館で、6年2組がシャトルランの測定を行っていました。(写真中)8種目ある体力テストの一つです。20mの距離を一定の合図音に合わせて往復することを繰り返し、持久力を計測します。2人一組で計測するのですが、さすがに6年生は毎年行ってきているだけに記録の仕方は慣れているようでした。
 担任の先生が盛んに「区の平均は60回だよ〜」と声をかけていたのですが、あっという間に終わってしまう(あきらめてしまう?)子が見られました。毎年体力テストの分析をすると、この持久力が田柄小の課題になっています。
 最後まで残った子は、平均を大きく上回る「81回」の記録でした。サッカーで体を鍛えている子のようでした。学校では、体育の時間だけで持久力を高めるのはとても難しいことです。休み時間は、積極的に外遊びをするように声をかけています。ぜひ、学校外の時間帯(放課後や休みの日など)の運動量を各家庭でも考えてみてください。スポーツ団体に入ってくださいというのではなく、外遊びの奨励という意味です。
 5,6校時に、6年1組が調理実習を行っていました。6年生になって最初の調理実習でした。「炒めて朝食のおかずを作ろう」という学習で、「小松菜とベーコンの油炒め」を作っていました。昨年度一年間、しっかり調理実習を学んできただけに、とても手際の良い実習が行われていました。(写真下)
 フライパンがあれば、さっと油で炒めることで、手軽に朝食の一品を作ることができます。また、炒めることで野菜のかさを減らし、たっぷり栄養を摂ることにもつながります。高学年では家庭科の授業があるので、家でも調理を任せてみてはどうでしょうか。
 昔は、土曜日の午前中に授業があるのが普通でした。私の母親は、高学年になった頃から働きに出るようになりました。毎週土曜のお昼は、自分達(兄弟)で食事を用意して食べることになっていました。と言っても、カレーを温めるか、チャーハンや焼きそばを作るかぐらいの調理です。チャーハンの材料は全部切ってあり、フライパンで具材を炒め、ご飯を入れて炒め、さらに調味料で味付けをして・・・といった具合です。ガスコンロの火を使うことを任せてもらえたことは、子どもながらにとても嬉しいことでした。そして何よりも、後々大学生となり、都会に出て一人暮らしをするうえで、大いに役立つことになったのです。

4月26日(金) その2

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 4年生は、算数の時間に「角の大きさ」の単元に入りました。今日は、分度器を使って角度を測る最初の授業でした。子ども達にとって、新しい道具の使い方を習うのは、わくわくするものです。真新しい分度器の向きを考えながら、正しい角度を測る方法を学んでいました。
 子ども達が用意してきた分度器は、大きさや中心の位置、目盛の表示の仕方がそれぞれ違います。それを一人の先生が教えるのですから、細かく机間指導しながら一人一人を見てあげる必要があります。(写真上)
 今後は、180度を超える角度の測り方や、分度器を使った角の書き方についても学習していきます。
 5年3組が、家庭科の学習で「お茶の入れ方」の実習を行いました。5年生になり、初めての調理実習でした。まず、人数分の水を量ってやかんに入れ、お湯を沸かしました。次に、急須に茶葉(1人分は2g)を入れ、お湯を注ぎます。1分間蒸らしてから、湯飲みに注いでいきます。子ども達は、慣れない手つきながらも均等の分量、そして同じ濃さになるように気を配りながら注いでいました。(写真下)
 同じ班の子と簡単なお菓子(ポン菓子)をつまみながら、お茶を飲みました。熱いお茶に慣れてない子ども達は、なかなか飲めなくて大変だったようです。子どもにとっては「苦い」「渋い」お茶ですが、お客様をおもてなしする心づかいの一つとして家庭科で指導しています。
 各家庭での様子を聞いてみると、「熱いお茶は、おばあちゃんの家で飲んだことがある」と話していました。一昔前と違い、「お茶」と言って想像するのは、「ペットボトルのお茶」の時代です。急須やお茶の葉を用意していない家庭が増えてきているかもしれません。
 と言っている私も、断然に冷たいお茶派です。家でも校長室の冷蔵庫でも、一年中ペットボトルのお茶を常備しています。急須を使って熱いお茶も飲みますが、一時期、健康に良いということで、茶葉を粉にする家電製品を購入しました。濃厚なお茶とともに、茶葉を残すところなく飲めるので、いかにも体に良さそうです。機械の手入れがめんどうで、今は家のどこかで眠っています。

4月26日(金) その1

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 1校時に、3年生のリコーダー講習会がありました。音楽室に学年全員が集まり、リコーダー協会から派遣された講師の先生に指導をしていただきました。
 3年生は、昨年度までは鍵盤ハーモニカを主に使っていました。リコーダーは、3年生になってから初めて習う楽器です。そして小学校では、これから卒業するまでの4年間、ずっと使用する楽器でもあります。リコーダーの持ち方や姿勢、息の出し方など、今日はリコーダーを上手に吹くための大切なポイントを中心に、指導していただきました。
 毎年3年生への講習会があり、様々な講師の方に指導していただいています。いつも子ども達と同じリコーダーを手に、いとも簡単にきれいな音を出して演奏を聴かせてくれます。(写真上)そして、手のひらぐらいの小さなリコーダーから、抱えるように持って吹く大きなリコーダーまで、どんな大きさでも自由自在・・・その姿は、魔法使いのようにさえ思えました。簡単に吹くことができそうに見えたリコーダーでしたが、しかし実際は、低いドの音を出すのさえも苦労する練習が待っています。
 1年生の体育の時間に、反復横跳びの練習をしていました。(写真下)来月の下旬に、全校で一斉に行う「新体力テスト」の日があります。反復横跳びは、全8種目あるうちの一つに入っています。
 中央のラインからスタートし、左右のラインを踏むように素早く横に行ったり来たりするのですが、この動きをするのは1年生にとってはとても難しいものです。(教えるのも難しい…)20秒間の記録をいきなり測定しても正確なテストにならないので、何度か練習をして本番の日を迎えるようにしていきます。

4月25日(木)

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 今朝は、東門の前で登校の様子を見守りました。登校してきた子ども達の何人かが駆け寄ってきて、カエルについて教えに来ました。よくよく聞いてみると、登校中の道路上に、車に引かれたカエルがいたとのこと・・・。子ども達にとっては、大事件です。
 一方、5年生の男の子が、両手に飼育ケースをかかえながら登校してきました。カナヘビが5匹ぐらい入っていました。後でその子の教室に行ってみると、他の子が持ってきた飼育ケースもあり、大きなカナヘビが1匹入っていました。光が丘公園でつかまえてきたそうです。カナヘビは生きた虫などを食べるので、飼育するには毎日のエサのことも考えてあげなければなりません。
 季節の移り変わりとともに、生き物がたくさん見られる時期になりました。明日配布する学校だより5月号(巻頭言)に、生き物に関することを書きました。ぜひ、一読ください。
 3年生の算数の時間は、今日から「時こくと時間のもとめ方」の学習に入りました。(写真上)時計の読み方(時刻)については、1年生の時から算数の時間に学習してきています。2年生では、時刻に加えて時間の概念を習います。1日は24時間であることや、1時間は60分であることを学習してきました。
 3年生では、時間についてより深く理解するための学習をします。「8時40分に出発して、30分間歩くと何時何分に着いたことになりますか。」という時刻を求める問題や、「9時50分に出発して10時10分に着いたら、かかった時間は何分ですか。」という時間を求める問題について考えていきます。また、「分」よりも短い単位として、「秒」についても習います。
 3年生としては、なかなか時間の感覚がもてていない子が多いのではないでしょうか。普段から、「1時間30分後に夕食を食べる」とか、「20分間ゲームをしたら終わり」というように、時間の感覚を意識させていくことが大切です。
 4年生は、これから理科の学習でツルレイシを育てていきます。「ツルレイシ」というのは、一般には「ゴーヤ」(あるいは「ニガウリ」)と呼ばれている野菜と同じ仲間です。「ツルレイシ」から、食用に品種改良されたものを「ゴーヤ」と呼ぶようです。気温が高くなると成長が著しいため、4年生の理科の教材として利用されています。同じように、「ヘチマ」を扱っている教科書もあります。
 今日は、ツルレイシの種を全員に配り、形や大きさを観察していました。(写真中)ゴールデンウィーク中から、ホームセンターに野菜の苗が出回り始めます。今の時期は、キュウリやトマト、ナス、ピーマンといった夏野菜が中心です。田柄町会には、ところどころ区民に開放している農園があります。きっとあさってから始まる連休を利用して、野菜の苗を植え付ける様子が見られることでしょう。
 3,4校時に、1,2年生の「学校探検」がありました。生活科の学習に位置付けていますが、それぞれの学年で目的は大きく異なります。学校の施設に興味を持つことを中心とする1年生に対し、2年生は1年生を案内するとともに、分かりやすく説明をすることをねらいとしています。そして、共通の目標は、同じグループの仲間と仲良く交流活動を楽しむことです。
 校長室にもいくつかのグループがやってきました。2年生の子が先頭になり、1年生の手を引きながら、おそるおそる部屋の中に入ってきました。子ども達にとっては、目移りするほどにぎやかな校長室なだけに、少しびっくりしたようでした。たくさんある鉢花や、かわいらしいぬいぐるみや犬の写真に目が釘付けになっていたので、歴代の校長先生の写真があることを教えてあげました。上を見上げながら、何人の校長先生の写真があるかを一生懸命数えていました。(写真下)

4月24日(水) その2

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 4年生の教室で、書写(毛筆)の授業がありました。お手本として書いた文字は、「左右」の二文字です。「筆順と字形の関係」についての学習でした。漢字は、正しい筆順に従って書くと、字形が整えやすくなるようにできています。(整っていない文字を書く人は、だいたい書き順がいい加減な場合が多いものです。)
 『左』と『右』は、筆順の違いが字形の違いとして表れている典型的な例として扱われます。まず、それぞれの「横画」と「はらい」の長さの違いについて、お手本をよく見て考えさせます。そして、筆順との関係について気付かせていきます。『左』の一画目は横画です。一方、『右』の一画目は左はらいです。(両方とも1年生で習う漢字ですが、書き順の違いに4年生になって初めて気がつく子がいます!)
 『左』と『右』では、一画目と二画目の長さがお互いに違うので、結果的に外形も異なります。普段鉛筆で書く時にはなかなか気がつかないものですが、改めて毛筆のお手本を見ると、その違いがはっきりと見えてくるものです。(写真上)
 明日の3,4校時に、低学年の学校探検(生活科の学習です)があります。今日は、5校時に2年生が体育館に集まり、リハーサルを行いました。明日の学校探検では、2年生が1年生をリードして学校内を案内します。始めの会と終わりの会は、体育館で行います。今日のリハーサルでは、並ぶ場所や実行委員の司会などを練習していました。(写真下)
 一年前の今頃は、2年生に手を引かれて校内を回っていた子ども達も、今度は案内をする側です。明日のがんばりに期待しています。

4月24日(水) その1

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 けやき広場に、大小2台の消防車が入ってきました。1,2校時に、2年生の「はたらく消防写生会」がありました。消防署の方々にあいさつをした後、画用紙いっぱいに大きく絵を描くようにと、学年の先生から話がありました。
 写生会が始まると、子ども達が消防車をぐるりと取り巻くように座り、夢中になって描きだしました。最初は、うすだいだい色のクレヨンを使い、大まかな輪郭から描いていきました。そして、いよいよ次は、赤いクレヨンの出番です。いつもより画用紙が大きいので、赤色のクレヨンがどんどん小さくなっていきました。(写真上)
 絵が完成した頃にまた見に行くと、子ども達の手は真っ赤になっていました。手のひらだけでなく、足や顔までクレヨンがついていた子もいました。体育朝会があった日だったので、体育着のまま写生会を行いました。白い体操着が少し汚れてしまいましたが、洋服でなくてよかったかもしれません。
 3,4校時は、教室に戻って絵の仕上げをしました。細かいところまで描き込んだり、絵の具で背景を塗ったりしました。とても迫力のある絵が完成しました。
 ところで、先ほど輪郭を「うすだいだい色のクレヨン」と書きました。昔は、「はだいろ」という言い方のクレヨンでした。現在は、どこの会社もこの言い方は使っていません。クレヨンだけでなく、絵の具や色鉛筆も、「うすだいだい」あるいは「ペールオレンジ」という名前になっています。もう20年近く前になりますが、差別的表現になりかねないという理由から変更されたということです。
 4年生の音楽の時間に、箏を使った授業をしていました。音楽の教科書に、「歌唱共通教材」というものがあるのをご存知でしょうか? どこの会社の教科書にも載せて、必ず指導するように指定されている歌が「歌唱共通教材」です。現在の教科書では、4年生の歌唱共通教材は、「さくらさくら」、「もみじ」、「とんび」、「まきばの朝」の4曲です。選ばれている基準は、「我が国で長く歌われ親しまれている歌曲のうち、我が国の自然や四季の美しさを感じ取れるもの又は我が国の文化や日本語のもつ美しさを味わえるもの」・・・ということのようです。
 今日の4年生の授業では、「さくらさくら」を取り上げて指導していました。田柄小には箏が何台かあるので、今後は子ども達にその弾き方を指導していくようです。まずは先生が見本を示して演奏していました。箏は、流派によって指先につける爪の形が違うそうです。子ども達は真剣に見入っていました。教師がお手本を見せるということは、とても大切なことです。(写真下)

4月23日(火)

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 1年生の教室で、仲間づくりのゲームをしていました。「まほうのあくしゅで ともだちになろう」という題名が書かれたカードを手に、教室内を移動していきます。クラスの友達と出会ったら、お互いの名前を紹介し合い、握手をします。カードには、クラス全員の名前が書いてあるので、自己紹介をし合った友達の名前に印をつけていきます。たくさんの○印がついたカードを得意そうに見せてくれた子がいました。(写真上)
 入学して2週間が経ち、30人近くいるクラスの友達の名前を、1年生はどのくらい覚えているものなのでしょうか? 同じ幼稚園や保育園だった子の名前は分かっていても、自分の席の近くの子ぐらいしかまだ知らないのが1年生です。クラスにたくさんの子がいて、それぞれがお互いに仲良くなるためには、まず全員の名前を覚えることです。今日一日だけでいろいろな子と握手ができて、友達との距離がぐっと縮まったようでした。
 2年生が、図工の時間にだるまの絵を描いていました。(写真中)黒板に貼ってある様々なだるまの写真やイラストを見ながら、クレヨンを使って画用紙いっぱいに描いていました。なぜだるまの絵なのでしょう・・・絵の指導の様子を見て、ようやく理解できました。
 まず、クレヨンでうすく輪郭を描かせます。画用紙いっぱいの大きさになるように、おおよそ全体が入るようにします。その後、赤い色を塗り込んでいったり、細かい部分を描き足していくようにします。いきなり細かいところから描き始めると、どうしても小さな絵になってしまいやすいものです。
 明日は、「はたらく消防写生会」があります。けやき広場に消防車がやって来て、2年生全員で消防車の絵を描きます。今日は、その練習としてだるまの絵を描いていたというわけです。同じ赤いクレヨンを、明日はたくさん使うことになるでしょう。
 今年度1回目の「田柄元気アップタイム」がありました。給食が終わってから、掃除と昼休みの時間を合わせてたっぷり30分間、全校児童が一斉に運動をする時間として位置付けています。毎月1〜2回程度ですが、子ども達の体力向上を目指して取り組んでいます。また、クラスの仲間同士のかかわりや、担任の先生と子ども達とがかかわりを深める時間にもなっています。
 校庭や体育館はもちろん、中庭やけやき広場、バスケットコート、屋上も使って、17学級全ての運動場所を確保しています。(1年生は、次回から参加です。)
 南校舎の屋上では、6年3組が「バンブーダンス」に取り組んでいました。竹の棒を使ってリズムよく棒の間に足を入れていきます。屋上から竹の棒がぶつかり合う音が響いていました。
 「バンブーダンス」は、もともとはフィリピンやタイで行われていた民族舞踊のようです。体育の学習や運動会の表現リズムとしても、昔からよく取り入れられてきました。リズムに合わせて自分の身体を動かすことができるようにする運動です。慣れてくると、テンポを速くすることでさらに難しい動きを身につけさせることもできます。リズムに合わせて身体を動かす遊びは、子どもたちの発達支援においてとても重要だと言われています。

4月22日(月) その2

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 保健室で聴力検査がありました。今日は2年生、明日は5年生、あさっては3年生、木曜日が1年生の検査日になっています。(4,6年生以外が実施)
 オージオメーターという機会を使い、片耳にヘッドホンのようなものをあてて、音が聞こえたら手を挙げます。小さな音が聞こえるかどうかを調べる検査なので、さすがに保健室で順番を待っている子ども達は、おとなしくしていました。つい立てで仕切りがしてあり、男子と女子を2台の機械を操作して同時に行っていました。(写真上)
 全員が終わってから、私も機会を耳に当てて、音を聞いてみました。学校の健診では、高い周波数の音(ピーという音)と、低い音(ボーという感じの音)の2種類が聞こえているかを検査します。結局、左右の耳とも2種類ずつの音は聞こえましたが、なんとなく高い音が片側だけ小さく聞こえたように感じました。多分、「長年の仕事の影響」プラス「老化」によるものと思われます。担任時代は、よく大きな声を出していました。(教師が大声を出すのは、指導力が足りない証拠です。)大きな声を出す癖は、現在も相変わらずです。3月に6年生に授業をした時や、全校朝会の話が終わるたびに、自分の声の大きさをいつも反省します。いつも何となく大きな声で話をしてしまうのは、耳の衰えのせいなのでしょうか。自分では、性格からくるものと思っていたのですが…。
 3年生の理科の時間に、モンシロチョウの卵の観察をしていました。春休み中に、キャベツの苗をプランターに植えたところ、モンシロチョウがたくさん卵を産み付けにきていました。虫メガネを使ってよく見ると、キャベツの葉の裏に黄色い小さな卵が確認できました。(写真下)
 中には、小さな小さな青虫が卵からかえり、葉っぱを食べ始めているところも見られました。今後は、飼育ケースに入れて、モンシロチョウになるまで観察を続けていきます。プランターに植えたままのキャベツであればそのままで良いのですが、葉をちぎって飼育ケースに入れたものは、時々新鮮なキャベツに取り換えてあげる必要があります。今週末から10連休になるので、世話をどうするかが心配の種です・・・。

4月22日(月) その1

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 月曜日の朝は全校朝会で始まりますが、今日は委員会紹介集会を体育館で行いました。各委員会の委員長(6年生)が、全校児童に分かりやすく委員会の仕事内容について発表しました。1年生も、今日から全校児童と一緒に集会に参加していました。
 集会後、体育館に6年生だけ残りました。何か神妙な話か…と思っていたら、あさって行う「体育朝会」の練習でした。毎年、1回目の体育朝会では、整列の基本動作についての指導があります。そして、6年生が全校児童の前で見本を見せることが恒例となっています。
 まず、「気をつけ」と「休め」の姿勢。そして「前へならへ」では、両手の指先を伸ばして地面と水平に手をまっすぐに上げることがポイントとなります。さらには、「まわれ右」と「行進」をメインに体育朝会で全校に指導をします。「まわれ右」は、右足を斜め後ろに下げてから、かかととつま先を軸にして180度回り、右足を左足に引きつけて完了です。これを「1,2,3」の3段階で行い、全員がそろうとかっこ良く見えます。6年生は何度か練習し、サッとそろうようになりました。(写真上)
 「行進」は、左足から始め、ももをしっかり上げて手を振ること。最後は、「全体、とまれ!」の合図で、「1,2」(左、右)でピタッと止まることが重要です。ここまでできれば、あさっては6年生の息がぴったりとそろい、かっこいい姿を全校児童の前で見せることができるでしょう。6年生にとっては、9月の運動会(組体操?)にも通ずる大切な集団行動になります。
 2校時の後半に、今年度最初の避難訓練がありました。地震が発生した時の訓練で、事前指導を十分に行った「予告あり」で行いました。1年生の教室の様子を見ていたら、緊急放送の指示に従い、きちんと机の下にもぐって頭を隠していました。その後の放送で、防災頭巾をかぶって全校児童が校庭に避難を始めました。(写真下)
 小学校の避難訓練では、「お(押さない)・か(駆けない)・し(しゃべらない)・も(戻らない)」を指導します。毎月1回避難訓練を位置付けていますが、命にかかわる指導です。どの教員も子ども達に避難の仕方を徹底させるために、毎回真剣に訓練に取り組めるように、厳しく指導しています。
 熊本の地震から、すでに3年が経過したことになります。先日、ニュースを見ていたら、熊本城の復旧作業がだいぶ進んでいることが紹介されていました。今年の秋には、部分的に一般公開が始まるようです。阪神淡路大震災や、東日本大震災もそうですが、壊れたものを再建する人間の力はすごいなと思います。しかし一方で、震災による心の中の痛みは消えることはありません。

4月19日(金)

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 1年生は、今日から道徳の授業が始まりました。道徳は、一昨年度までは「道徳の時間」でしたが、昨年度からは道徳という「教科」になりました。ですから、道徳の時間に使う本は、副読本と呼ばれる冊子から教科書となり、各自に配布されています。(写真上)
 最初に担任の先生から、「道徳は、心について勉強する時間です。」という話がありました。道徳の授業では、教科書の読み物資料を使って進めることが多いのですが、1年生の道徳の教科書の最初の方は絵のみです。まだひらがなを一つ一つ習っている段階でもあるので、お話を読んで考えるのではなく、絵を見て考える授業になります。
 今日は、「がっこうだいすき」というページの3つの絵から、学校生活の様々な場面について話し合いました。授業をしている場面、休み時間に遊んでいる場面、そして掃除をしている場面の絵です。文字がないだけに、教員側が逆に指導しにくい授業と言えるかもしれません。小学校に入って2週間が経ち、学校にはたくさんの人がいることや、いろいろな時間があることが、1年生なりに少しずつ分かってきました。どの時間もみんなで一緒に過ごし、楽しい時間であることに気づかせる授業でした。
 今日も午前中、出張に出かけました。今週は暖かい日が続き、街のあちこちで、様々な花が開花し始めていることに気がつきました。ハナミズキやツツジ、場所によってはフジの花も咲き始めています。学校のソメイヨシノはすっかり散ってしまいましたが、今は八重桜が満開に咲いています。(写真中)
 田柄小には、1本だけ八重桜の木があります。どこの場所の写真か分かるでしょうか? 写真の右側にプールのフェンス、左端に築山が少し写っています。ということは・・・校庭の南西側にある民家との境目に、八重桜の木があります。学校の八重桜は、濃いピンク色の花です。
 4年生が、理科の時間に植物の観察に来ていました。1年間を通じて観察する自分の木を決めるために、校庭の周りをぐるっと歩いていました。花が終わったソメイヨシノや、昨年度新たに植えてもらったシダレザクラを選んだ子もいました。また、プール脇には果樹園があり、カキやスモモ、リンゴ、ウメの木などが植わっています。中庭にもアンズを始めいろいろな木があるので、四季を通じて観察していくことができます。
 ちなみに、写真の正面に写っている平屋の建物をご存知でしょうか? 旧学童クラブの建物です。今は校庭の東側に、ひろば室と一緒になった立派な建物がありますが、昔はプールの奥の方に学童の建物がありました。現在は、机・椅子などの倉庫として利用しています。
 5校時に、5年生が学年全体で50m走のタイム計測をしていました。十分な準備運動とスタート練習をした後、4人ずつ直線コースを走りました。今回の50m走は、体力テストの一環として記録をとっています。5年生になり、走り方にも高学年らしさが少し見られるようになってきました。(写真下)

4月18日(木) その2

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 2年生は、算数の時間に「たし算のひっ算」の学習をしています。2ケタ+2ケタの筆算で、繰り上がりがない場合のたし算です。まず、具体物を操作して、十の位同士と一の位同士それぞれをたしたものが答えになることを確かめます。そこで、計算に便利な「筆算」を習います。位をそろえて書くことや、一の位から順に計算することを習いました。これから繰り上がりが出てきたり、引き算になったり、けたが増えたりと、全ての筆算の基本になる学習です。正しく書けているかどうかを、担任の先生が一人ずつていねいにノートを見て回っていました。(写真上)
 1年生は、国語の時間に書写(硬筆)の学習もします。書き方の教科書を使って、今日初めて書写の授業がありました。最初に、鉛筆の持ち方が出てきます。教科書の見開きのページを開けると、左手を置く位置と、右手に鉛筆を持つ持ち方の絵が描いてあります。(教科書に左利きの子への対応がないのが残念です…。)(写真下)
 鉛筆は、もう先週から毎日使っていますが、教科書には持ち方の順が書いてあります。(1)えんぴつつまんで (2)もちあげて (3)すうっとたおして なかゆびまくら (4)きちんとじょうずにもてたかな・・・「中指まくら」というところが大事です。鉛筆を持ってみてください。親指と人差し指とでつまむと思いますが、中指の第一関節にのせて字を書くはずです。
 私は仕事柄、目の前の人の鉛筆(ペン)の持ち方がとても気になることがあります。郵便局や銀行の窓口で、あるいはファミレスで注文した時のウェイトレスのペンの持ち方をついつい観察してしまいます。「なんじゃこれは!」という持ち方の子(思わず大人でも子ども扱いしたくなります)がいるものです。正しい鉛筆の持ち方は、一生モノです。

4月18日(木) その1

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 今日は、6年生の「全国学力・学習状況調査」の日でした。全国の小学校で、6年生が同じ問題用紙に向かいました。国語と算数、そして意識調査の3種類を、3校時までかけて実施しました。(写真上)
 何年か前から、毎年この時期に6年生に対して行っている調査ですが、今年から変更になった部分があります。まず、今までは国語も算数もAとBの2種類のテストがありました。知識力を問うA問題と、知識の活用を問うB問題がありました。国語と算数のそれぞれに2種類のテストをするので、午前中4時間をかけて行っていました。ですから、今回は45分ずつ、国語と算数の問題に向かうだけで済みました。
 ただし、今年の問題用紙を見ると、今までのB問題の形式が中心に出題されていたので、難しさは変わらなかったようです。テストが終わってホッとした子ども達に聞いてみました。・・・ほとんどの子から、「文章を書き出す問題が難しかった」(国語)という声を聞きました。問題文を読んで解答用紙に書き出す問題がいくつかあり、字数制限(○字〜○字の間に収める)があることも大変だったようです。また、いつも学校で受けるワークテストとは違い、解答用紙が別になっていて、そちらに記入していかなければなりませんでした。「テスト」というより「試験」という感じのする調査に、きっと戸惑った子が多かったことでしょう。
 もう一つの違いは、解答用紙に名前と番号を書くだけでなく、自分専用のQRコードのシールを貼りつけるようになっていたことです。きっと今まで、学校番号や出席番号が記入されていなかったり、間違えて書いてしまう子がいたからなのでしょう。
 3校時は、意識調査に答えていました。全部で58の質問があり、学習に対する関心・意欲や、普段の生活状況について聞く質問紙となっていました。「朝食を食べているか」、「同じくらいの時刻に寝ているか」、「同じくらいの時刻に起きているか」・・・学習成果との相関を調べるのでしょう。また、読書についてや地域行事に参加しているかどうかを聞く質問もありました。そして、今日の問題に対して、「最後まで解こうと努力したか・途中であきらめてしまったか」を聞く問いもありました。
 結果は夏頃に公表されると思います。6年生の保護者には、個別の結果が後日渡されます。学校では、結果を分析して今後の指導に生かしていきます。
 それにしても、全国に何万といる6年生の解答用紙を集めて、記述式の問題形式の採点をする人達の苦労は計り知れないものがあります。
 3年生の図工の時間が、今週から始まりました。3年生以上は、図工室に行って専科の先生に指導してもらいます。絵の具の使い方を学習する「色のキャンディー」という学習をしていました。まず、パレットに絵の具を出したり、色を混ぜたりする方法の指導がありました。そして、2色を混ぜて様々な色を作り出しました。何色と何色を混ぜてどんな色ができたのかを○枠の中に塗っていきます。そうすると、たくさんのおいしそうなキャンディーが出来上がります。(写真下)
 絵の具で描く楽しさは、色の混ぜ合わせ方で無限の色を作り出すことができるところにあります。

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