10月31日(木)1年生は、5月31日に同じ光が丘公園に遠足に行っています。ちょうど5か月前のことでした。その時は、公園の遊具で遊んだり、芝生広場でクラス遊びをしたりして楽しみました。今回は、公園の入り口に着くなり各自ビニール袋を持ち、「秋さがし」をしながら歩きました。まだそれほど冷え込みがないためか、公園の木々の紅葉は始まったばかりの色合いでした。それでも子ども達は、変わった色や形の葉っぱに興味をもち、ビニール袋に入れていきました。 公園奥の林の中に着き、時間をとって秋探しをしました。そこは、どんぐりがたくさん落ちている場所で、ちょっと場所を変えるだけで様々な種類のどんぐりを集めることができました。(写真上) 学年の先生が、「生き物や木になっている実など、学校に持ち帰ることができないものは、校長先生にカメラで撮ってもらいましょう〜。」なんてことを言ったから大変です。・・・その後、次から次へと「校長先生!」と呼ばれ、林の中を行ったり来たりすることになりました。 きのこ類や大きなジョロウグモ、あげくの果てはムカデ(まだ小さかったのですが、ちゃんとしたムカデでした。)まで、見つけなくてもいいようなものまで子どもはよく見つけてくるものです。子どもの目線はすごいものだと改めて感じました。どんぐりの帽子の違いにしろ、葉っぱの穴の開き方にしろ、「不思議だな。おもしろいな。」と思うことが次から次へと出てきました。 学校に持ち帰ったビニール袋の中身は、一人一人いろいろでした。どっさりとどんぐりを入れて帰ってきた子もいれば、遠慮気味に少ししか入っていない子もいました。今後、持ち帰った落ち葉やどんぐりは、あさがおのリースの飾りやおもちゃの材料に使っていきます。 5年3組の子ども達が、稲の脱穀ともみすりの体験をしていました。先日刈り取って干しておいた稲を持ち寄り、まずは稲穂からもみ(お米の実)をはずす「脱穀」の作業をしました。そして次は、そのもみから玄米を取り出す「もみすり」の作業です。機械を使わずに行う方法として、すり鉢に入れて硬いボールですりつぶすというやり方があります。結構力を入れてグイグイとすりつぶし、息を吹きかけるともみ殻が吹き飛び玄米が残ります。(写真中) みんなで苦労の末、やっと玄米までになりました。お米のありがたみ、一粒一粒の大切さが少しずつ子ども達に伝わってきました。 5校時に、3年生が隣の吉田さんの畑に行き、大根の収穫体験をさせてもらいました。種まきをしたのが9月4日、間引きに行ったのが3週間後の9月25日のことでした。そして今日の収穫は、種まきから約8週間後にあたります。品種にもよりますが、2か月弱で大きな大根がを収穫することができました。(「夏つかさ」という大根でした。) 折れないように真っすぐ上に引き抜くのですが、大根が大きくてなかなか抜けないので苦労していました。青々と茂った葉っぱをかき分け、青首の部分をしっかり持って力を込めました。「スポン!」という音はしませんが、本当にそういう音がしてもいいくらいの感触を味わいました。(写真下) さあ、3年生の各家庭では、今日の夕食にどんな料理で大根を味わうことができたでしょうか。もちろん、葉っぱも捨てずに食べられます。「大根は捨てるところがありません。」…吉田さんのいつもの言葉です。 10月30日(水)今までの卒業アルバムの中から、参考となる作文のコピーを読んでいた子もいました。「文は人なり」・・・限られた文字数ですが、普段書いている作文とは重みがずいぶん違います。一生自分の手元に残るものであり、一生同級生全員の家庭に残るもの、そして学校にも…。よくよく考えて書いてほしい卒業文集です。 1年生の算数の時間に、「かたちあそび」の学習をしていました。各自が家からいろいろな形の立体を持ってきて、机の上に並べました。箱の形をしたものや円筒形、サイコロのような形のものまで、クラス全員が持ち寄ると様々な形や大きさの立体が集まります。 1年生では、まだ「立体」という言葉は指導しません。身の回りの箱や筒、ボールなどを使って、積んだり転がしたりする遊びや、形を写し取ったりする遊びをします。そして、そういう活動を通じて、図形の特徴に気づかせていきます。 教科書12ページの写真を参考にして、保護者の方がいろいろな立体を用意してくださったのでしょう。細長い円筒形のチョコレートの入れ物の写真が教科書にあるのですが、なぜかクラス内で多くの子が持ってきていました。(昔からある懐かしいチョコレートです。おはじき形のカラフルな・・・)ジュースの空き缶の写真も載っていたので、アルミ缶を持ってきた子もいました。(ビールの空き缶でしたが、同じ立体です) それらの箱を紙の上に置き、鉛筆で箱のふちをなぞると、いろいろな大きさの四角や丸を書き写すことができます。そして、それらを組み合わせて、乗り物や動物の絵を描いていきました。(写真中) 6年生は、国語の時間に「やまなし」という物語文を学習しています。宮沢賢治が書いた物語です。他の学年同様に、「やまなし」もずっと以前から国語の教科書に取り上げられてきた教材です。 物語は、2匹のカニの兄弟の会話から始まります。「クラムボンはわらったよ。」「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」・・・宮沢賢治の独特な世界観が詰まった作品で、その面白さが味わえるかどうかは、指導する先生の悩みどころでもあります。 題名の「やまなし」は、実際にある落葉樹の木の実です。物語の後半に出てきて、いかにも熟していい香りがしてくる果実のように描かれていますが、実際は地味な木の実のようです。担任の先生が、インターネットで検索した「やまなし」の写真を見せて、子ども達にイメージをもたせていました。(写真下) 話は飛びますが・・・先日、映画「蜜蜂と遠雷」を見てきました。4人のピアニストが、国際ピアノコンクールに挑む姿を描いた作品でした。そのコンクールの2次審査の課題曲が、宮沢賢治の「春と修羅」をインスピレーションして書かれた曲という設定になっていました。この映画の原作が有名な文学賞をとっただけあり、そういうところも実によく考えられています。さらに、今回映画化するにあたり、「春と修羅」のピアノ曲とカデンツァ(4人の性格を考えて、4様に作曲したとか)を作曲家に依頼して作り上げたそうです。(その実際の演奏も、4人のピアニストを使って音を録ったそうです)超絶技巧のすばらしい音楽に仕上がっていました。ピアノを弾く人や、クラシック好きの人は楽しめる映画でした。 10月29日(火)たし算とひき算は、1年生の1学期に習います。かけ算は、2年生のちょうど今頃、下巻の教科書に入ったところで習うことになります。1つ分の数が決まっていて、そのいくつ分かにあたる大きさを求める場合にかけ算が使われます。・・・例えば、一皿に3個ずつみかんがあり、それが4皿分であれば、合計は12個になります。こういう時に新しく「かけ算」を使うということを知らせ、「3×4=12」と式に表すことを指導します。 言葉の式では、「1つ分の数×いくつ分=全部の数」となります。最初のうちは、この言葉の式に数字をあてはめ、具体物(おはじき)を使って実際に数えながら答えを求めていきます。(写真上) かけ算の立式が分かると、2年生はすぐに「九九」の学習に入ります。誰もが通る道です。何度も何度もお経のように唱えながら覚えていくことになります。 1年生は、国語の時間に「知らせたいな、見せたいな」という学習をしています。家の人に学校のことを伝えるために題材を決め、よく観察して作文に表すという、「書く」ことを中心にした学習です。 今日は雨だったので、教室の中で観察をしていました。その題材になったのが、うさぎとカメとザリガニでした。うさぎは、飼育小屋からショコラをケージの中に入れて連れてきました。久し振りにたくさんの視線を浴びて、ちょっと緊張気味のショコラでした。形や大きさ、手触りなども作文メモに書いていました。(写真中) 2年生の教室で、展覧会の共同作品を作っていました。共同作品は、学年ごとに分担して取り組んでいきます。展覧会の会場を彩るディスプレイに使われるなど、素材の持ち味を生かして制作しています。 2年生は、カラービニール袋に新聞紙をつめて膨らませ、巨大なきのこを作りました。(写真下)展覧会当日に、これらの共同作品がどのように飾られることになるのか楽しみです。 今日は、一日中雨が降っていたため、いくつかのことが中止になりました。まず、3年生の大根の収穫です。吉田さんから連絡があり、あさって木曜日の5校時に延期になりました。 もう一つは、田柄幼稚園の園児たちのザリガニ釣りです。今日の午後、田柄幼稚園から10名ほどの園児が来て、ミッキー池でザリガニ釣りをする予定でした。 10時頃、幼稚園から2人の先生が釣竿を手にやってきました。ザリガニ釣りの実地踏査でした。ザリガニのいそうなところを教えてあげると、2人ともすぐに釣り上げて大喜びしていました。ミッキー池のザリガニたちは、いつでも準備万端で園児たちを待っています。 10月28日(月)以前から話をしたくてうずうずしていた、ラグビーワールドカップのことを話しました。 ・・・(初めの方は省略)今まで、「ラグビーは、体の大きいがっしりとした人達の集まりで、力と力がぶつかり合う、激しいスポーツ」と思っていました。しかし、今回のワールドカップの日本戦をずっと見てきて、それだけではない、ラグビーというスポーツのすばらしさを感じました。もちろん、体が大きくて、スクラムを組んで相手の動きを止める役割の選手もいます。一方で、ボールを素早く味方にパスを出したり、圧倒的な速さでトライを奪ったりする選手、あるいはキックが得意な選手と、一人一人の役割や個性がしっかりまとまり、一つのチームとして成り立っているところにすばらしさを感じました。 今回のラグビーワールドカップで戦った日本チームのスローガンは、「ONE TEAM(=ワンチーム)」でした。試合に出ていた選手を見ると、いろいろな国の人達が集まって1つのチームができていたことが分かります。「日本チームとして戦いたい」という思いで、文化や国境を越えてすばらしいチームができたのです。 もうすぐ11月を迎え、ちょうど一年間の学校生活の半分が終わろうとしています。みなさんのクラスや学年は、1つのチーム(ワンチーム)となっていますか? 全員が同じ方向を向いて、同じ思いで協力し合っているでしょうか? ラグビーの日本チームのように、お互いが信頼し合い、仲間意識をしっかりもち続けるクラスや学年であってほしいと思います。・・・ 子ども達の話の聞き方を見ていて分かりました。ほとんどの子が、今回のラグビーの試合をテレビで見ていたはずです。昨日は、ゴルフやフィギュアスケート、そしてF1と、様々なスポーツが行われていました。それらのスポーツ観戦から学べることがたくさんあるものです。 3,4校時に、4年生が体育館で聴導犬の学習を行いました。毎年、聴導犬のチャンプくんと一緒に松本さんが来校し、授業をしてくださいます。体育館に松本さんとチャンプくんが入ってくると、子ども達から「わぁ、かわいい!!」という声が上がりました。トイプードルは私も飼っていますが、誰が見てもかわいい犬種です。(一般的に…) ところが、チャンプくんの背中には、「聴導犬」と書かれた立派なハーネスがついています。厳しい訓練を行い、聴導犬になることができた犬しかこのハーネスをつけることができません。見た目はごく普通のかわいいトイプードルですが、耳の聞こえない松本さんのために日々働く聴導犬です。私たちは、普段全ての音が聞こえているので気がつきません。しかし、音が聞こえないということは、どれだけ不安で大変な生活をしいられることでしょうか。 松本さんの話の途中で、チャンプくんの仕事の様子を実際に見せていただきました。タイマーが鳴ると、まずタイマーの場所を探しに行きます。次に、松本さんを探しに行き、飛びついて音が鳴っていることを伝えます。そして、タイマーがあるところまで松本さんを案内します。(写真上)・・・チャンプくんは、これらのことを仕事としてやっているのではなく、「ゲームとして楽しんでいる」と松本さんは話されていました。音がしたことを伝えることでご褒美がもらえるので、仕事中のチャンプくんのしっぽは確かにプルプルと震えていました。 しかし、場合によっては音を伝えて松本さんの命を守る役割もしているのですから、聴導犬の役割は重要です。全国で35万人いる聴力障害の人に対して、たった67頭しか聴導犬がいないという話がありました。その原因は、聴導犬に対する理解不足であると言います。盲導犬や介助犬と同じく、多くの施設やお店で受け入れてもらえるように、松本さんは日々活動されています。 1年生は、今週木曜日に生活科見学で光が丘公園に出かけます。どんぐりなどの木の実を拾い、秋の公園の様子を楽しんできます。生活科の教科書には、様々な色の落ち葉や木の実の種類が載っていました。(写真中)どんぐりの仲間にも、細長いものや丸いものがあり、いろいろな木の実の名前があることが分かりました。袋いっぱいに木の実を集めてこようと、1年生はやる気満々です。 教育アドバイザー訪問があり、5校時のけやきルームの授業を参観していただきました。今年度初任者として着任した先生に対する指導・助言を、1学期に続いて行っていただきました。 けやきルームは、今日から後期の指導が始まりました。新しく小集団指導のメンバーが変わったこともあり、まず後期のめあてを子ども達が決めました。そして、授業の後半は「狩歌」というゲームを行いました。「かるた」のように札を取っていくのですが、歌を聴きながら出てきた歌詞の言葉を探すゲームでした。(写真下) 10月25日(金)毎週、図工の時間に少しずつ取り組んできました。ペットボトルを3本つなげ、紙粘土で周りをおおいながらお城の形ができてきました。さらに、家から持ち寄った飾りを取り付けることで、自分独自のお城ができ上がりつつあります。てっぺんに旗を立てたり、ビーズやモールをくっつけて、すてきなお城になってきました。 今日は、絵の具で色を塗りました。(写真上)でこぼこしたところに色を塗るのに苦労していた子も、きれいな色に自分のお城が彩られ、とても満足そうな表情でした。 5年生は、展覧会に向けて、家庭科作品にも取り組んでいます。2学期に入ってからミシンの使い方を学習し、トートバック作りに励んできました。展覧会での作品名は、「マイオリジナルバック」です。いよいよそのトートバックも、仕上げの段階が見えてきました。 ミシンを使ってカラフルな色合いのトートバックができたところで、フェルトを使って飾りをつけていきます。「マイオリジナル」だけあり、サッカーやピアノなど、自分の個性をバックの飾りに込めて表現するようです。 今日も3人の保護者の方々が家庭科室に入り、担任の両腕以上の働きで支援してくださっていました。(写真中) 6校時のクラブの時間に、科学・宇宙クラブの子ども達に出前科学実験教室がありました。夏休みにも科学実験教室でお世話になったディレクトフォースの皆さんによる実験教室でした。クラブの子ども達は、3人ずつ8班に分かれて座り、10名の方々に懇切ていねいに指導をしていただきました。(写真下) 今回の実験テーマは、「光の花を咲かせよう」でした。光の進み方について、様々な実験を通して調べていく内容でした。真っすぐ進む光は、鏡でその進む方向が変わります。また、水に入ると光は曲がります。さらに反射や屈折の他にも、ある限界を超えると光が全反射する現象が起こります。・・・ まず、線香の煙の中をレーザーポインターの光を使って反射の様子を調べました。また、水の中を通ると真っすぐだった光が曲がる(屈折する)様子も確かめました。お風呂の中で自分の指が短く見えたり、コップに入れたストローが曲がって見えたりするのが「光の屈折」です。光は、1秒間に地球を7周半するほど速いスピードがあります。しかし、水の中では少し遅くなり、それが「屈折」という現象であると説明してもらいました。 全反射を調べるために、U字型のチューブの中に水を入れ、レーザーポインターの光を片側から入れてみました。曲がったチューブの中で全反射が繰り返されると、真っすぐ進むはずの光が曲がったチューブの片側まで届くことが分かりました。この現象を身の回りで応用しているのが、光ファイバーです。内視鏡や光通信に利用されています。(内視鏡の実物も見せてもらいました。) 最後に、光ファイバーを利用した「光の花」を作りました。下から光を当てると、曲がった細い管の中を光が通り、先端が光る仕組みになっています。(今日の実験のお土産として、全員が持ち帰りました。) ディレクトフォースの皆さんは、かつて様々な企業で研究や製品開発に携わってこられた方々です。今日の授業で大先生として全体指導をされた方は、某大手企業で研究をされてきたそうです。その難しい内容を小学生にも楽しく学ばせたいという思いで、田柄小の子ども達に指導をしていただきました。先日、ノーベル賞の発表があり、今年もまた日本人の受賞者が生まれたばかりです。いつか、「田柄小の卒業生がノーベル賞受賞!」の知らせがあるかもしれません。 10月24日(木)国語の学習では、「場面の様子や登場人物の気持ちについて、想像を広げて読むことができる」ことを指導目標にしています。学習のまとめとして、2年1組ではグループごとに役割を決め、音読発表会を行っていました。がまくん役やかえるくん役、そしてナレーター役(セリフ以外の部分を担当)に分かれ、頭にはそれぞれの役のお面をかぶって行いました。(写真上) 2年生に物語の登場人物の気持ちを考えさせるには、お面をかぶらせてセリフを言わせるのが一番の方法です。すっかりがまくんやかえるくんになりきって、上手に音読発表会が行えていました。 5年生は、算数の時間に「分数のたし算とひき算」の学習をしています。今日は、「分数と小数が混じった加減計算」について考えていました。2/5+0.3を計算するには、分数を小数に直す方法と小数を分数に直す方法とがあります。分数を小数に直すには、「分子÷分母」を計算します。2/5=2÷5=0.4となります。しかし、必ずしも割り切れて小数で全てを表すことができるとは限りません。2/3=2÷3=0.666・・・です。これらのことから、分数と小数が混ざり合った計算では、分数にそろえて計算した方が正確に求められるということを学びます。(写真中) 5年生では、分数の約分や通分も学習しました。内容がより難しくなりつつあります。 3,4校時に、4年生を対象にしたオリ・パラ教育「車椅子陸上」の授業がありました。パラリンピックの車椅子の陸上競技の選手として、7回も出場した永尾 嘉章(ながお よしふみ)選手を迎えて、4年生に授業をしていただきました。永尾選手は、2004年のアテネパラリンピックの4×400mリレーで、銅メダルを獲得されています。(最後に、その銅メダルも見せていただきました。) まず、パラリンピックの各競技のすばらしさについての話がありました。「車椅子マラソンでは、42.195kmを1時間20分で走り切ること」、「目が見えない人の100m走は、10秒台が世界記録であること」など、障害があってもこれだけできるということを教えていただきました。 次に、100mを走る時に使用するレース用の車椅子を実際に見せていただきました。(写真下)軽い力で車輪が前に進み、直線を速く走る仕組みになっています。ルームランナーにその車椅子を乗せ、永尾選手が全力でこいだところ、スピードメーターが50.6km/hを記録しました。見ると両手は分厚い筋肉の塊でした。両腕の力だけで車輪を回し、全力で疾走する100m走の競技は、どれだけ迫力のあるものだろうと思いました。 その後、子ども達がスピード計測に挑戦したり(最高で13.5km/hでした)、車椅子でのリレー体験をさせてもらったりしました。 最後に子ども達に貴重な講演をしていただきました。5歳で車椅子の生活になったこと、小・中学校時代は全てをあきらめた生活をしていたこと、高校時代の先生のすすめで車椅子陸上の練習を始めたこと・・・子ども達は、一つ一つのエピソードをしっかりと心に刻みながら聞いていました。 永尾選手からは、目標をもち、あきらめない心の大切さを教えていただきました。パラリンピックに出場したいという目標や、メダルをとりたいという強い思い、そして怪我を乗り越えて出場した大会の様子など、30年以上にわたる選手生活の根底となっていた部分を教えていただけた2時間でした。 10月23日(水) その2読み聞かせをしていただく保護者の方を取り囲むように子ども達が座り、わくわくしながら絵本の挿絵を見つめ、聞き入っていました。絵本の楽しさは、お話の内容はもちろんですが、ページをめくった時の「絵」にあります。低学年の子は、思わず「うわぁぁぁ…」という声をあげてしまう子もいます。それくらい絵本の威力は絶大です。 本の選び方が重要ですが、高学年でも絵本の読み聞かせはいいものです。一人で本の世界に没頭できるのも読書の楽しさですが、一つのお話をみんなで共有し合うことも本の楽しみ方といえます。「子どもにもっと読み聞かせをしてあげればよかったな。」と後から思うものです。小学生の子どもがいる「今」が大切です。 4年生が屋上に上がって、真っ青な空を見上げていました。(写真中)今日は、雲一つない快晴で、澄み切った秋空が広がっていました。 4年生は、理科の時間に「月の動き」の学習をしています。月を見るなら夜・・・と考えがちですが、昼間に出ている月もあります。ちょうど今は、下弦の月が昼間見えています。朝は、南の空のかなり高い位置にあります。4年生は、月が時間とともにどのように動いていくのかを調べていきます。 来週末、11月に入ると三日月になり、夕方西の空に見えるようになります。さらにその次の週には半月になり、夕方南の空に現れます。時間とともにどのように動いていくのか、今後も興味をもって夜空を見上げてほしいと思います。 5校時に、2年1組の体育の研究授業がありました。体育館で「体つくりの運動遊び」の授業でした。体育館に「おすもうランド」や「ひっぱりランド」、「わっしょいランド」の場を設定し、様々な力試しの運動ができるように工夫した授業でした。 「わっしょいランド」では、布の上に友達を乗せて引っ張る「魔法のじゅうたん」や、水の入ったペットボトルを引っ張る「わっしょいボトル運び」が用意されていました。また、子ども達はそれらの道具を使い、さらに工夫した遊びを考えながら運動していました。(写真下) 腰を落として、全体重をかけて押したり引いたりということは、なかなか普段の生活の中では経験ができないことです。体育の年間計画の中にこのような運動(低学年では「運動遊び」)を取り入れ、体育科を通じて子ども達の体力向上を目指していきます。 体育の授業が終わり、子ども達は汗びっしょりで教室に戻っていきました。 10月23日(水) その1田柄小では4年目の公演となります。毎年10月の読書旬間の時期に合わせて、洗足学園音楽大学の学生の皆さんに来ていただいています。たんぽぽの会は、国語教育を専門とされている安藤先生を中心とした、洗足学園音楽大学の公認サークルです。毎年、川崎市や東京都を中心に、いろいろな学校をまわって絵本の世界の楽しさを伝えるための活動をしています。 今年も、様々な楽器や作曲を専門とする学生達が、新たなレパートリーを用意して本校を訪れてくれました。3校時は低学年、4校時は高学年向けにプログラムが組まれ、体育館に集まった子ども達を、すばらしい絵本と音楽の世界に導いてくれました。 最初に、トロンボーンとピアノで、「A列車で行こう」が演奏されました。今年も、様々な楽器を用意して学生が来てくれました。各回とも、プログラムの最後に楽器の紹介もしてもらいました。フルートやホルン、クラリネットはどの子もよく知っていましたが、トロンボーンは初めて目にした子が多かったようです。 低学年の部では、「てぶくろ」、「おおきなかぶ」、「ずーっとずっとだいすきだよ」の3つのお話を楽しみました。また、高学年の部では、「さんねん峠」、「でんでんむしのかなしみ」、「ちいさなちいさな めにみえないびせいぶつのせかい」というプログラムで行われました。スクリーンの絵と朗読に音楽が加わると、子ども達の心は一気にお話の世界に引き込まれていきます。 「おおきなかぶ」では、かぶを抜くために、孫や犬、猫、ねずみ役の先生達が登場し、子ども達は大喜びでした。「うんとこしょ、どっこいしょ」のリズム打ちとかけ声で子ども達も参加し、やっと大きなかぶが抜けました。 高学年の最後のプログラム「ちいさなちいさな…」は、たんぽぽの会にとって新しく制作したもので、今日が初演ということでした。高学年の子ども達にとって、とても興味深い内容の絵本であり、他の物語とは違った良さがありました。きっとたんぽぽの会の皆さんは、他の学校でも自信をもってこの作品を上演することができると思います。 また、「でんでんむしのかなしみ」は、先日4年生の国語教材として紹介した「ごんぎつね」の作者である新見南吉の作品でした。こういう作品も新見南吉が書いていたのか…と、驚きました。朗読につけた音楽がぴったり合っていました。(音を入れずに、朗読のみにした部分も良かったと思います。) 読書旬間は、来週末まで続きます。たんぽぽの会の公演をもとに、すてきな絵本との出会いを今後も期待したいと思います。 10月21日(月)今月に入り、各学年とも国語で様々な物語文の学習を行っています。1年生は「くじらぐも」、2年生は「お手紙」、3年生は「ちいちゃんのかげおくり」、4年生は「ごんぎつね」、5年生は「大造じいさんとガン」6年生は「やまなし」です。どれもそれぞれの学年の子ども達に合った内容であり、じっくりと読解を深めていきたい物語文です。秋の読書旬間中でもあります。子ども達にとって、心に残る本との出会いを期待しています。 5年生は、社会科の時間に「工業生産を支える人々」の学習をしています。1学期から2学期にかけて、農業や水産業の学習を通じて日本の産業について学んできました。そこでいよいよ、日本の工業生産についての学習です。 工業では、自動車工場で車がどのように生産されているのかを中心に学習します。オートメーション化された大量生産の様子を知るとともに、たくさんの関連工場が一体となって自動車の生産を支えていることを学んでいきます。 以前、都内の小学校5年生の社会科見学として、群馬県太田市にある自動車工場に多くの学校が行っていました。しかし、バスでの移動が遠いことから、食品工場や別の見学(放送体験等)に変更する学校が増えてきました。かなり昔になりますが、東村山に自動車工場があった時は、見学に行く時間がかからず、とても便利でした。 自動車工場内の見学コースでは、「プレス→溶接→塗装→組み立て→検査」のラインに沿って歩いて回ることができます。そして、音やにおい、温度など、五感を通して感じ取れる貴重な体験をすることができます。教室では、NHKの映像資料を映しながら学習を進めていました。(写真中) 余談ではありますが・・・台風19号の影響で、部品メーカーの関連工場が浸水し、太田市の自動車工場は、一時操業を中止しているそうです。 4年生は、算数の時間に「およその数の表し方」の学習をしています。「概数について理解し、目的に応じて概数を用いたり、四則計算の見積もりをしたりすることができるようにすること」がねらいです。 まず、単元の最初には、四捨五入について学習しました。「およそいくつ」という概数の考え方は、小学生の発達段階とともに身についてくる概念です。また、単元の後半では、目的に応じて和や差の概数を利用した計算の仕方を学びます。決められた金額で買い物をしなければならない時は、多めに見積もって計算をする場合があります。算数は、実際の生活場面に生かされるものであることが重要です。さらに、概数の考え方は、金額や個数、人数、重さ、時間にも必要になる考え方です。今後も、日常生活で使える算数となるように指導していきます。(写真下) 10月20日(日)もちつきの会場や野菜販売のテント前には、開会式前からたくさんの人達が並びました。地域の畑で採れた新鮮な野菜が、次々と売れていきました。また、恒例のミニSLが校庭の中央を走り、子ども達と一緒に大人も乗車して楽しむ姿が見られました。 ポップコーンや揚げパン、フランクフルトのおいしそうな香りも漂ってきました。田柄小おやじの会のお店では、恒例の2種類の揚げパンを大忙しで作っていました。 田柄中学校の吹奏楽部や、田柄第二小学校太鼓クラブの演奏もあり、会場は大いに盛り上がりました。子ども神輿では、田柄小の子ども達もたくさん参加して会場を練り歩きました。 地区祭を通じて、日頃子ども達が様々な学習でお世話になっている方々とお会いすることができました。地域の方々の支えがあっての学校であることを改めて実感しました。 10月18日(金)向かい合ってあいさつをしてから、1年生がサクラ草の説明をしました。1週間前の植え替え作業で私が説明した話を基に、呼びかけ形式で教えてあげていました。今年もサクラ草の苗を120株用意して持っていきました。代表児童から幼稚園の先生に受け取っていただきました。(写真上) その後校庭に移動し、いろいろな遊具や鉄棒、長なわなどを使って一緒に遊びました。幼稚園の子ども達は、いきなり広い校庭に来てびっくりしたようでしたが、すぐに打ち解けて楽しく遊ぶ様子が見られました。築山やうんてい、ジャングルジムなどの遊具に長い行列ができていました。 来週月曜日は、就学時健診があります。田柄幼稚園からも本校の学区の子が健診を受けに来ることでしょう。また、2月には近隣の保育園も含めて交流会をする予定です。お互いに大きくなった姿を見せ合う場となることでしょう。 6年生の理科「水溶液の性質」では、二酸化炭素が水に溶けるかどうかを実験で調べます。目に見えない気体である二酸化炭素が水に溶けたかどうかは、どうやったら調べることができるでしょうか? ペットボトルに水を半分ほど入れ、二酸化炭素を吹き込みます。(理科室には、二酸化炭素や酸素、窒素の実験用気体があります。)ボンベからシュッと二酸化炭素を吹き入れ、すぐにキャップをします。(写真中)水と二酸化炭素が入ったペットボトルを激しく振ると・・・ペットボトルがへこみました。 大人の感覚からすると、「ペットボトルがへこんだから、二酸化炭素が水に溶けた」という結論がすぐに出てきます。しかし、子どもにとってはそれはとても難しい思考です。4年生の「ものの温度と体積」の実験では、空気が温まるとふくらみ、冷やされると縮むことを、ペットボトルを使って実験しています。今回の実験では、ペットボトルがへこんだことを中の気体(二酸化炭素)が縮んだととらえていた子もいたようです。 ペットボトルの中の水に石灰水を入れると白く濁るため、そこで「二酸化炭素が水に溶けた」ということは証明することができます。しかし、子ども達は実験で確かめたことが、「分かっているようで実際は分かっていない(理解していない)」ということを、教員が分かっていなければなりません。 6校時は、クラブ活動の時間でした。4年生以上の子ども達が、自分で希望したクラブに一年間所属して活動しています。クラブ活動の時間が月に1〜2回と、昔に比べてかなり少なくなってしまったのが残念ですが、子ども達はとても楽しみにしています。 今年度新しくできたクラブに、「DIY・クラフト クラブ」があります。図工室で活動しています。ものづくりが好きな子ども達が集まっていて、今はグループごとにクラフト粘土で家具を作ることに挑戦しているようでした。みんなで決めた家の中の図を基に、手分けをして様々な家具や遊び道具などを作っていました。(写真下) 家庭科室では「手芸・調理クラブ」、図書室では「マンガクラブ」が活動していました。それぞれの作品づくりに取り組む姿に、趣味に没頭する楽しさがあふれていました。 10月17日(木)本時は、「慣用句」についてその意味を知るとともに、使われ方を学習する内容でした。「竹をわったよう」「手に取るよう」「水を打ったよう」「きつねにつままれたよう」・・・どれもよく聞く慣用句ではありますが、その正しい意味は、国語辞典で調べてみて分かるものが多いです。 興味・関心をもたせるために、「先生からの挑戦状」という形でプリントを子ども達に配布していました。中に問題が書かれたプリントが一枚ずつていねいに折ってあり、表には「挑戦状」という文字が印刷されていました。挑戦状をもらった子ども達から、「おぉぉ〜」という声とともに、「先生、がんばったね。」というささやきも聞かれました。アドバイザー訪問の授業ということで、担任の先生が張り切って授業の準備をする姿勢は、子ども達にしっかり伝わるものです。 2年生は、図工の時間に「すてきなぼうし」作りに取り組んでいます。展覧会用の立体作品としての制作です。アイデアスケッチをする段階から、自分の頭の大きさに合わせた型紙作り、そしていよいよ帽子に飾りをつけて仕上げていく段階に入りました。 帽子は、いろいろな場面でかぶるものです。登下校で使う校帽もあれば、体育の時にかぶる赤白帽もあります。また、日差しをよける麦わら帽子もあれば、お出かけ用のおしゃれな帽子、王様がかぶる帽子、パーティ用の帽子、さかなクンの帽子・・・形も色も様々な帽子があります。そこで、自分がかぶりたいすてきな帽子を考え、工作用紙や色画用紙などを使って製作しています。 帽子につける飾りは、各自家から持ち寄った材料を使っています。きれいなリボンやポンポンをつけて飾ったり、動物の目・鼻をつけたりと、どれも個性的なものばかりです。(写真中) 5年生が、ミッキー池で育てていた田んぼの稲刈りを行いました。(写真下)運動会の練習に集中していた頃、早朝からたくさんのスズメが来ていることに気がつきました。きれいにもみ殻だけ残して中身の玄米を食べ、次第に友達を呼んでくるようにもなりました。運動会前に5年生の先生達があわてて網をかけたので、それ以降のスズメの被害はまぬがれました。 次に困ったのが台風です。台風が来る前に稲刈りをする予定が、鎌の用意が間に合わず、今日の稲刈りになりました。5校時に稲刈りをした1組と3組は、さらに途中からまさかの雨が降り始めました。・・・それでもなんとか稲刈りは終わり、スズランテープでしばった稲は、しばらく校内で乾燥させる運びとなりました。 天候に左右される農作業の大変さを感じ取った稲刈り体験でした。 10月16日(水)授業は、「たしざん」の学習で、繰り上がりのあるたし算の方法を考えさせる内容でした。問題文から、「3+9」の式を立て、どうやって計算をしたらよいかを考えました。たす方の数「9」を分解して10のまとまりをつくる考えが子ども達から出されました。「3は、あと7で10。9を7と2に分ける。3と7で10。10と2で12。」・・・答えは「12」になります。同じように、たされる数の「3」を1と2に分けて考える方法も子ども達から出てきました。 教育アドバイザーの先生だけでなく、何人かの先生達が参観に来ていましたが、子ども達はいつも通り元気よく手を挙げて学習をしていました。(写真上) 6年生は、体育の時間に、校庭でハードル走の学習をしています。先日は、ハードル走で行う40mのタイム測定をしていました。障害物(ハードル)がない状態でのタイムを計測しておき、ハードル走のタイムがそれに近くなるように目標をもたせて練習をします。 1年前、5年生の時にもハードル走を行っていました。ハードルのぎりぎりの高さをねらい、スピードを落とさずに走ることができるように練習を繰り返していました。(写真中) 今日は、2年1組、3年2組、5年2組の植え替え作業の指導をしました。どの学年も、毎年同じようにサクラ草の植え替えをしてきているので、上手に行うことができました。 5年生は、自分用の鉢を植え替えた後、学校用のサクラ草の鉢の植え替えもします。学校用の鉢は、全部で200個近くあります。毎年5,6年生が植え替え作業をして育て、卒業式や入学式の式場を飾っています。(写真下) サクラ草の花色は、白・ピンク・赤が基本の色です。苗の状態で花色をおおよそ見分けることができます。根本近くが赤っぽい色をしている苗は、ピンクや赤色の花が咲きます。根本付近まで緑色の苗は、たいてい白い色の花が咲きます。 ビニールポットに苗を植え付ける時に、1本ずつ植えたものもありますが、数本まとめて1つのポットに入れたものもあります。それがたまたま白と赤が混ざると、花が咲いたときに1つの鉢に花色が混ざって咲くことになります。そんな変わり咲きも楽しめるように苗を用意してあります。 10月15日()今朝通った駅から学校までの道路では、田柄公園脇のキンモクセイが一番強い香りを放っていました。昨日、雨の中をエンゼル保育園の子ども達が運動会を行っていた公園です。一斉にオレンジ色の小さな花が咲き、強い香りを道行く人達に振りまいていました。 田柄小にもキンモクセイの木があり、示し合わせたかのように同時に花が咲きました。校庭やけやき広場にもキンモクセイの木がありますが、正門を入った両側にも植えられています。登校してきた子ども達が、思わず立ち止まって深呼吸したくなるほどのいい香りが漂っていました。(写真上) 今年は残暑が長かったせいか、キンモクセイの開花がかなり遅れました。普段の年よりも、1〜2週間遅かったのではないかと思います。もしかしたら、大きな台風が近づいていることを知り、今週まで開花をがまんしていたのかもしれません。 3週間にわたる秋の読書旬間がスタートしました。この3週間は、集会がある日以外は「朝読書」として15分間、本に親しむ時間をとります。(写真中)また、9月から本の電算化のために一時閉鎖していた図書室が使えるようになりました。各クラスで図書の時間として、積極的に利用するようにしていきます。 学校では、学年ごとに光が丘図書館の団体貸し出しも利用しています。また、教室内の学級文庫と合わせて、多くの本を手にする環境整備を心がけています。あとは、本を読む「時間の確保」が課題となるでしょうか…。家庭でテレビがずっとついたままの状態であったり、際限なくゲームをさせているようでは、読書には取り組めません。まず大人が率先してメディアを断ち、書物を読む姿勢を見せられるかどうかが重要になります。どのご家庭でも、すばらしい読書の秋となりますように。 4年生は、図工の時間に「イントゥー・ザ・ニューワールド」という作品に取り組んでいます。「漢字二文字を選び、新元号を作ろう」という木版画の作品です。「令和」という新元号が発表されて半年が経ちました。日本国中が、すっかりその漢字にも、またその響きにも慣れました。4年生の子ども達は、どんな元号を考えたでしょうか。自分の名前の漢字を使ったり、漢字の響きや意味、形にこだわって一生懸命考えたようです。 彫刻刀は、4年生で初めて使います。9月から何回か図工の授業があり、丸刀や三角刀の使い方を練習してきました。(写真下)さらに、版画は印刷すると鏡のように反対になるため、漢字二文字を裏から写して板に書かなければなりません。苦労の連続でどのような元号が生まれるか・・・楽しみにしていたいと思います。 10月11日(金)リースにつける飾りとして、ドングリや松ぼっくりが必要になります。1年生は、今月末に生活科見学で光が丘公園に行きます。きっと、リースを飾るための材料をたくさん拾ってくることができるはずです。 1年生は、昨日の1組に続いて、3組と2組がサクラ草の植え替え作業を行いました。3校時に2組の子ども達が植え替えを始めた頃から、雨が降り始めました。途中でやめることもできずに困りましたが、逆に雨が降り始めたことで子ども達が猛スピードでがんばって、素早く植え替えを終わらせることができました。(ちょうど体育着を着ていたので、教室に戻ってすぐに着替えをさせました。) 6年生は、理科の時間に「水溶液の性質」の学習を行っています。6年生の理科の学習の中でも、最も科学的な思考が必要であるとともに、実験の技能が求められる単元です。それだけに子ども達にとって興味・関心の集まる実験が続く内容になっています。 今日は、3つの試験官に入った謎の液体の正体を探る実験を行っていました。液体の正体は、食塩水と炭酸水、アンモニア水のいずれかであることは分かっていますが、どれも無色透明な液体で区別がつきません。それぞれの水溶液の特徴を利用して調べていく必要があります。 アンモニア水は、強い刺激のある臭いが特徴となっています。また、食塩水を蒸発させると結晶が出てくることは、4年生で学習済みです。臭いを確かめたり、蒸発皿に入れて熱したりすることで、水溶液の正体を探ることができました。(写真中) 理科室では、目に入ると危険な物質を扱う時には、「保護メガネ」をつけて実験を行うようにしています。この保護メガネは、単に安全性を高めるだけでなく、真剣に実験に取り組ませるためにも必要なものです。また、「実験中は、全員が立ち上がって行う」ということも理科の学習時の基本として指導しています。 5年生の教室で、子ども達が真剣な表情で折り紙に挑戦していました。(写真下)今月の21日にある、来年度入学する児童のための「就学時健診」に使うペンダントを作っているところでした。毎年健診に来た子どもの首にかけ、受付番号が一目で分かるようにしています。また、5年生一人一人が新1年生に向けたメッセージもペンダントの裏に書かれています。平仮名だけで、分かりやすく簡単なメッセージを考え、書き添えました。 今まで5年生は、健診当日の案内役や係としてお手伝いをしていましたが、今年から職員のみで行うことにしました。5年生が新1年生の姿を見るのは、来年度4月の入学式、最高学年となって張り切って新年度を迎えた頃になります。「どんな子が自分の作ったペンダントを首にかけてくれるだろうか」、「自分の作ったペンダントを見て、小学校を楽しみにしてくれるだろうか」と、それぞれに思いを馳せていました。 ※メール配信やプリントでお伝えしました通り、明日は台風の影響を考えて臨時休校といたします。練馬区の判断による一斉臨時休校です。土曜公開は午前授業ではありますが、教員の出退勤に困難を生ずる可能性があるということも考慮しての判断ではないかと思います。学校は、全日機械警備となりますので、ご承知おきください。 10月10日(木)発表会には担任の先生も招待し、一緒に聞いてもらいました。(写真上)専科の時間に時々担任の先生が入ることで、自分の教室では見られない子ども達の姿を発見することができます。 発表会では、指導している先生にとっては大切な子ども達の評価の場ともなります。一人一人の音や指使いを見て記録をしていました。先日、中間・期末テストを廃止した都内の中学校のことがテレビで紹介されていました。中学校では長年当たり前として行われていた「定期考査」ですが、それをなくしたということです。しかし、全くテストがなくなったというわけではなく、単元ごとのテストを実施しているとのことでした。 小学校も同じです。単元ごとにワークテストがあり、それ以外にも漢字テスト等が行われています。さらに評価に関しては、テストだけでなく、提出物や普段の授業内での発言やノートの記載などの全てが入ります。音楽の授業では、今日のような発表会もそうですが、普段の指導の中で様々な評価が行われています。 サクラ草の植え替えの時期になりました。今年も全校で、サクラ草の一人一鉢栽培を行います。植え替え作業のトップバッターは、1年1組でした。2校時に中庭に集まり、植え替えの仕方を指導しました。 1年生にとっては初めてのサクラ草です。花が咲く時期や花の色(赤や白、ピンク)について話をしてから、植え替えのお手本を示しながら指導しました。1年生は、チューリップの球根と一緒に(サクラ草の苗と隣同士にして)植え付けます。1年生にとっては、ビニールポットから苗をはずすところが一番の難関です。指導した通りに、友達と協力して上手に植え替えをしていました。(写真中) サクラ草は、12月頃から花が見られるようになります。一方のチューリップは、3月中下旬に咲く予定です。チューリップだけを植えた場合、ずっと地上部分が何もない状態なので、水やりを忘れてしまいがちです。その点、サクラ草が一緒に植えてあると、1年生はせっせと毎日水やりを欠かせません。 今月中に、全17学級の植え替えを指導する予定です。(5,6年生は、自分用以外に学校用の200鉢も…)今年も順調に苗の準備が整ったので、学校がたくさんのサクラ草で彩られるようにがんばります。 5年生の理科の時間に、「台風と天気の変化」についての学習をしています。夏から秋にかけて次々と日本に近づいてくる台風については、子ども達にとっても関心のある気象現象です。(写真下) 5年生の授業では、「台風によって天気がどのように変わるか」ということや、「台風はどのように動くだろうか」ということについて考え、資料を使って調べていきます。1学期の「天気の変化」の単元では、天気は西から東に移っていくということを学習しました。しかし台風は、日本のはるか南の海上で発生してから北上し、やがて東側に進路を変えていく場合が多いです。台風による天気の変化は、その進路によって大きく天候が変わるということになります。しかし、台風が東側に進路を変えるのは、偏西風の影響であるわけで、結局天気が西から東に変わっていくということと同じ原理ではあります。 台風19号の進路が気がかりになってきました。明日、土曜日の対応についてお知らせする予定です。 10月9日(水)体育館での撮影が終わった後は、写真屋さんに校長室に来てもらい、私の写真を撮ってもらいました。卒業アルバムのクラス写真の前のページに校長の写真が載ります。今日は、長袖のワイシャツと上着を久し振りに着てきました。もちろん、ネクタイも…です。かしこまってカメラに向かったら、「少し笑ってください。」と言われました。 1校時からは、6年生の教室に写真屋さんが行き、授業風景を撮影しました。普段の授業のように…と言いながらも、子ども達の背中はいつもよりピンと伸びていました。(写真上)今週月曜日は、個人写真も撮っています。どんな笑顔で一人一人の写真が撮れたか楽しみです。 2校時から4校時まで、3年生が氷川台にあるスーパーマーケット「サミット」の見学に行きました。(地下鉄で2駅で着きました。)毎年田柄小の3年生が社会科の学習でお世話になっていますが、今年もとても丁寧に説明をしていただきました。売り場の様子はもちろんですが、バックヤードの様子も見せていただき、「こんなふうになっているのか…」とびっくりすることばかりでした。 鮮魚・精肉のバックヤードでは、新鮮な魚や肉をさばいて包装していました。サミットは、環境問題に積極的に取り組んでいるスーパーです。トレーを使ったパック詰めをせず、なるべくごみが出ないように工夫しているそうです。(写真中) また、「保鮮庫」という野菜や果物を一時的に入れて新鮮さを保つ部屋に入らせてもらいました。市場から運ばれてきた野菜や果物を6〜8度の保鮮庫に入れることで、シャキッと新鮮な状態になるそうです。地下1階の食品売り場では、もうすでにたくさんの人が買い物に来ていました。いつも自分たちが買い物について行っているスーパーとの違いを感じながら見学をしました。お惣菜のコーナーや、サラダ&フルーツのコーナーでは、調理をしているところがすぐ目の前に見えるように、ガラス張りになっていました。 見学が終わり、最後にお店の方に質問に答えていただきました。「仕事をしていてうれしいことや大変なことは何ですか?」という質問では、「同じサミットの店舗同士で競争し合っています。売り上げが一番になった時は、とてもうれしいです。大変なのは、立てた目標に売り上げが達しなかった時です。」と答えていただきました。 また、商品が売れるようにするための工夫として、「見やすい、取りやすい、選びやすい」の3つの視点で商品を置くようにしているということも話していただきました。すばらしい工夫がいっぱいのサミット氷川台店へ、ぜひ買い物に行ってみてください。 5校時に、4年2組の体育の研究授業がありました。先週から学年で取り組んできた「タグラグビー」の授業でした。(写真下)先週、この授業が始まったばかりの頃に比べて、ずいぶんゲームらしさが表れ、子ども達の動きがよくなってきていました。 授業が終わってから、全教員で協議会があり、先生達の間で熱い意見が交わされました。今回も、講師の土屋先生にていねいなご指導をいただきました。今は、日本中で世界ラグビーの話題で盛り上がっているところです。4年生もタグラグビーを機に、子ども達の運動熱を盛り上げていきたいと思います。 10月8日(火)張り切りすぎて怒鳴るようなあいさつをしていた子がいたので、注意をしました。確かに大きな声というのも大切ですが、応援団ではないので怒鳴る必要はありません。あいさつをされた相手にとって、気持ちよく感じられるのが「すばらしいあいさつ」です。 昨日は、5年生が稲刈り体験に行き、ところどころであいさつをする場面がありました。(バスの運転手さんへ、稲刈りを指導していただいた方々へ、カントリーエレベーターの説明をしていただいた方へ…)今日は2年生が光が丘図書館に生活科の見学に行きました。明日は3年生がスーパーマーケットの見学に行きます。それぞれ、相手の気持ちを考えた、心のこもったあいさつができるように指導していきたいと思います。 3年生は国語の学習で、ローマ字を習います。朝モジュールの時間に、ローマ字表を見ながら練習をしていました。「あき」→「aki」、「すし」→「susi」、「なつ」→「natu」など、ローマ字に書き表すことを繰り返すうちに母音や子音のきまりが分かってくるものです。(写真中) 今は、街のあちこちにローマ字があふれています。交差点の地名や駅名の表示、食品のパッケージなど、自然にローマ字が目に入ってきます。国語の時間に習い、興味・関心をもつことで、子ども達はすぐに読み方を覚えてしまうはずです。3年生以上は、総合的な学習の時間等で、パソコン室を利用する機会が多くなります。もうすでに、パソコンがなければ仕事ができないという時代になってしまいました。ローマ字を覚えることでキーボードの入力も素早くできるようになり、パソコンの操作においても大切な言語となります。 1年生は、そろそろアサガオの株を片付けて、サクラ草の苗とチューリップの球根を植え付ける予定でいます。チューリップの球根は、一人1個ずつ植え付けます。子ども達に花色の希望を取り、赤やピンク、黄色、白などの球根を買いそろえました。 球根を手にした子ども達は、頭の先から後ろの方まで興味深げに観察をしていました。(写真下)玉ねぎみたいな、そしてニンニクのようなチューリップの球根は、ずっしりと重さも感じられました。チューリップの球根がきれいな花が咲かせる頃には、1年生はもう2年生になる直前です。この球根のように、一人一人が春に向けて伸びていってほしいなと思いました。 10月7日(月)昨日の埼玉県は、午前中に雨が少し降りました。雨でぬれた状態では稲刈りが難しいため、心配しながら今日の日を迎えました。しかし、朝から時折青空が見え、思っていたよりも天気が良くなりました。田んぼの中は、昨日の雨がすっかり乾き、稲刈り日和になりました。バスが圏央道の川島インターを降りると、ところどころでコンバインが動いている光景を見ることができました。今日の夜から雨の予報があり、どこの農家も稲刈りの機会をうかがっていたようです。天候に大きく左右される農業の大変さを、改めて感じさせられました。 5年生が同じ学習田で田植えをしたのは、4か月前の6月4日のことでした。田んぼに着くと、底なし沼のような泥に足を取られながら、小さな苗を植え付けた時のことを思い出しました。その稲がすっかり大きく成長し、稲穂がたわわに実り、あたり一面が黄金色に輝いて見えました。 二松さんから稲刈りの方法を指導していただき、2人一組になって作業を一斉に始めました。鎌を持った子が稲を一つかみ刈り取り、もう一人に手渡します。受け取った子は、田んぼの畔の上に向きをそろえて置いていきます。これを交代しながら何度も繰り返し、汗だくになりながら目標とする位置まで刈り取りました。(写真上) 次は、コンバインの稲刈りの様子を見学しました。二松さんが運転するコンバインは、ものの5分ほどで子ども達が刈った稲と同じ量を刈り取っていきました。コンバインは、まるでバリカンのようでした。稲を刈りながら進み、もみの部分だけをため込み、稲わらは細かく砕いて田んぼに撒いていきました。後からコンバイン1台の値段を聞いて納得しました。田植え機もそうでしたが、機械化のおかげでどれだけ農家の人たちが楽になったことでしょう。(写真中) 川島町の平成の森公園に移動してお昼を食べた後は、カントリーエレベーターを見学させてもらいました。カントリーエレベーターは、穀物の倉庫です。川島町で作られている米が集まり、乾燥・貯蔵・精米される場所となっています。やはり、今日は稲刈り日和だったようで、刈り取られたばかりの米(もみ殻がついた状態で)が農家の軽トラで次々と運ばれてきていました。 巨大な建物の一角に、大きなビルに匹敵するサイロが12棟建っていました。一つのサイロに250トン貯蔵されているということだったので、とてつもない量の米が生産されていることが分かりました。また、精米場では、もみ殻を取って玄米にし、さらに白米にしていく工程を説明してもらいました。(写真下)精米する過程で、品質の悪い米粒などは、機械を通してきちんと分別されています。それらは、家畜のえさとして利用されるそうです。また、玄米から白米にする過程では、米ぬかが出ます。米ぬかは、漬物用に使われたり、肥料として利用されます。もみ殻や稲わらは、田んぼの土に混ぜて肥料になるということも聞きました。結局、田んぼに実った稲は、全てが有効に利用されているわけです。 さて、今後5年生は、今日体験し学習したことを基に、学校で育てているミッキー池の稲の収穫に臨んでいきます。また、米々プロジェクトを続けていき、一年間の米学習をまとめて発表会を開きます。12月には、今日お世話になった二松さんと吉田さんをお招きし、その成果を見ていただく予定です。 ※今週後半には、島村農園さんでとれたお米が田柄小の給食で使われることになっています。練馬区内で、新米を学校給食で提供している学校は、本校だけのことと思われます。 10月4日(金)5年2組では、道徳の教科書にもある「千羽づる」という資料を使い、「正直、誠実」についての授業が行われていました。5年生の保護者の方は、教科書を見ていただけると分かりますが、この資料は漫画のように絵と吹き出しだけで構成されています。担任の先生は、パソコンにこれらの絵を全て取り込み、電子黒板に大きく映しながら資料提示をしていました。(写真上) 入院した友達のお見舞いのために、みんなで千羽鶴を作ることにしました。そこで、明日までに全員が30羽ずつ鶴を折ってくることになりました。しかし洋子は、家に帰ってから楽しいことに気を取られ、鶴を折らずに学校に行きました。みんなが折り鶴を持ち寄っていたので、「急に熱が出て…」とうその言い訳をしてしまいました。みんなは心配して、手分けして洋子の分の鶴を折り上げ、約束通りお見舞いに行きました。・・・ ついうそをついてしまうということは、誰もが経験のあることです。そして、うそを言ったことで気まずい思いをした経験もあることでしょう。逆に、正直に伝えてホッとした経験も・・・道徳の授業は面白いなと思います。来週の土曜日は、学校公開日・道徳授業地区公開講座があります。各クラスの道徳の授業をぜひご覧ください。 4校時は、1年1組の体育の授業観察に行きました。校庭の南側で、走・跳の運動遊び「とびとび遊び」の授業でした。前方や上の方に跳んだり、連続して跳んだりする運動に進んで取り組むこと、そして安全に気を付けて運動することをねらいとしています。 子ども達は、川跳びやケンパー跳び、ゴム跳びのいろいろな場を使って、楽しく運動に取り組んでいました。朝、登校する時に雨が降っていたため、長靴で登校してきた子がいました。赤や黄色、水色のカラフルな長靴で運動をがんばる子が何人か見られました。(写真中) 校庭の南側にあるバックネット脇(幼稚園との通用門がある付近)に、キンモクセイの大きな木があります。枝をよく見ると、ところどころから小さなとげの様なものが出始めていました。これがキンモクセイの花芽です。これが膨らみ、小さなオレンジ色の花を咲かせます。多分来週中には、あのいい香りが漂ってくることでしょう。 5校時は、6年2組の社会科の授業観察がありました。単元名は、「新しい時代の幕開け」・・・江戸時代の終わりから明治維新にかけて学ぶ単元です。横浜の街の様子を描いた絵と、同じ場所の30年後の写真とを提示し、どのように町の様子が変化したのかを考えました。建物や服装、道路など、いたるところに西洋文化の影響が現れてきたことが分かります。 教室の真ん中、一番後ろの席が空いていたので、座って授業観察をしてみました。子どもの目線で授業を聞いていたら、一緒に授業を受けているようで楽しくなってきました。まず、子ども達の歴史に対する関心の高いこと…先生が前時までの歴史クイズを出すと、「I know!」と次々と手を挙げて答えていました。また、6年生になってくると大きな子が多く、一番後ろの席は黒板が見えにくいということもよく分かりました。(写真下) |
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