7月4日(火)の献立チリコンカンはメキシコに近いアメリカのテキサス州というところで作られた料理です。チリコンカンの「チリ」には「とうがらし」という意味があります。 ひき肉、玉ねぎを炒め、トマトややわらかく煮た豆、チリパウダー・オレガノ・クミンなどの香辛料を加えて煮込んで作ります。学校ではケチャップやトマトピューレを使って、辛味をおさえた味にしています。パンやナンにつけて食べることが多い料理ですが、今日はターメリックを入れて炊いたごはんにかけて食べました。 7月3日(月)の献立今日の魚は「かじき」です。かじきは鋭く伸びた上あごで舵木(船の舵をとる堅い板)を突き通すことから舵木通しと呼ばれ、それが縮まって「かじき」という名前になったと言われています。味にくせがなく、切り身に骨がないので魚が苦手な人にも食べやすいといわれています。タンパク質がとても多いので、成長期のみなさんやスポーツをする人にもおすすめです。またカルシウムの吸収をよくするビタミンDも豊富なので、牛乳などカルシウムの多い食材と一緒に食べると効果的です。 6月30日(金)の献立今日のほたてごはんにはベビーホタテという小さいサイズのホタテを使っています。本来のホタテ貝は2〜3年ほどかけて大きく育ちますが、ベビーホタテはホタテを成長させている養殖の段階で間引きされたもので、1年ほどで育ったもののことをいいます。形は小さいながらも、身は柔らかく、甘味があります。丸ごと食べられるため、サラダにしたり炒め物にしたりバター焼きにしたりなどいろいろな食べ方で食べられます。青森県産のベビーホタテは5〜6月の今が旬です。 6月29日(木)の献立親子丼は鶏肉を割り下などで煮て卵でとじ、ごはんの上にのせた料理のことです。「親子」という名前は鶏の肉と卵を使うことに由来します。発祥は諸説ありますが、1887年ごろに日本橋人形町にある軍鶏料理専門店「玉ひで」で、鶏鍋を食べていた客が鍋のシメに卵でとじてごはんと一緒に食べていたものを店で「親子丼」として販売するようになったのが始まりといわれています。 おからのロックケーキはおからを使ったデザートです。ケーキよりもクッキーに近いかもしれません。今日は1人2つです。 6月28日(水)の献立今日は人気の献立きなこ揚げパンです。揚げパンはコッペパンを油でさっと揚げてきなこやココアをまぶして作ります。 きなこは大豆を煎って皮をむいた豆を粉にして作られます。きなこはその色から『黄なる粉』がもとになってできた言葉です。粉にすることで消化がよくなり、大豆の栄養をしっかりとることができます。栄養がたくさん入っているのでプロのスポーツ選手も牛乳に溶かして飲むなどして積極的に食べている食品です。 6月23日(金)の献立今日6月23日は「沖縄慰霊の日」で、沖縄県が、沖縄戦が終戦した日にちなんで定めた記念日です。戦争が二度と起こることがないようにという平和への願いがこめられています。 今日は慰霊の日にちなんで沖縄の料理にしました。サーターアンダギーは沖縄県の揚げ菓子の一種です。沖縄の方言で「サーター」は砂糖、「アンダギー」は「アンダ」が油、「アギ−」が揚げるという意味があります。今日は普通の白砂糖の他に黒砂糖も混ぜて作りました。本場の味に近づいたでしょうか? 6月22日(木)の献立ムニエルは魚に小麦粉をまぶしてバターで焼くフランス料理です。ムニエルの「ムニエ」には粉屋という意味があり、粉をまぶすことで魚の栄養をのがさず焼くことができます。 ヒラメやカレイなどの白身魚で作ることが多いですが、今日は青魚のさばを使いました。粉の中にはカレー粉をまぜているので、青魚のくさみをとってくれます。さばはDHAやEPAが豊富で、学習能力を高めてくれたり血液をサラサラにしてくれたりする効果が期待できます。 6月21日(水)の献立今日は夏至です。夏至は1年のうちで昼間の時間が最も長い日のことです。今日は夏によく食べられる麺類、冷やし中華にしました。 果物はプラムです。プラムは別名すももとも呼ばれる、初夏から夏にかけてが旬の果物です。果汁はすこしすっぱいですがこのすっぱさはクエン酸やリンゴ酸という酸からきているもので、つかれの回復を助けてくれる効果があり、運動をしたあとなどに食べるのもおすすめです。また、食物繊維のペクチンやソルビトールという成分が腸内環境を整えてくれます。 6月20日(火)の献立のりのつくだには給食室の手作りで、きざみのりを調味料とよく煮て作りました。のりはぬるぬるするという意味の「ヌラ」からできた言葉で、水中の岩などについている藻類全体のことをいいます。 日本や韓国、中国などでは昔からよく食べられています。世界の他の国々ではあまり知られていませんでしたが、日本の『寿司』のおかげで他国でも有名になってきました。タンパク質や食物繊維、カルシウム、ビタミン、EPA、タウリンなどいろいろな栄養をふくんでいる栄養豊富な食材です。 6月19日(月)の給食今日は世界の料理献立「スペイン」です。 パエリアは、スペインのバレンシア地方で作られた野菜・魚介類・肉などを炊き込んだ米料理で、世界的に人気があります。パエリアにはバレンシア語で『フライパン』という意味があります。今日はえびやイカ、鶏肉などを入れて作りました。他にも、魚介類を入れたり貝類を入れたりなどさまざまな作り方があります。 主菜はスペイン発祥のスパニッシュオムレツ、スープはスペインの『トマト祭り』にちなんで白インゲン豆とトマトのスープにしました。 6月16日(金)の献立タンドリーチキンはインドの鶏肉料理です。ヨーグルト、塩こしょう、カレー粉などの香辛料に鶏肉をつけこんでオーブンで焼いて作ります。タンドリーチキンのタンドリーはタンドールという言葉からきていて、ヒンドゥー語で「壺の釜」という意味があります。 実際インドではこのタンドールという釜でタンドリーチキンを作っています。 今日はタンドリーチキンの味に焼いた鶏肉をカレーの中に入れました。牛乳も入っていて、いつもと少し違ったカレーになっています。 6月15日(木)の献立きすは6月が旬の白身魚です。小ぶりで白くきらきら光る美しい見た目が特徴です。日本各地の陸地に近い海に住んでいるため、よく釣りの対象としても人気があります。漢字では「鱚」(魚編に喜ぶ)と書き、「喜ぶ」という言葉からお祝い事やお正月料理としても人気があります。 脂肪が少なくくせのない味なので、刺身や塩焼きにするほか、今日のようにフライにしたり、から揚げや天ぷらにしたりなど、油と一緒に調理する食べ方もおすすめです。 6月14日(水)の献立はちみつトーストは食パンにバターとはちみつを混ぜたものを塗ってオーブンで焼いて作ります。はちみつはハチが花の蜜から採取したもので、自然界で一番甘い蜜といわれています。80%が糖分、20%が水分で、ビタミンやミネラルなどの栄養もたくさんふくみます。昔から体にいい食べ物としてよく食べられているほか、ケガの治療やうがい薬、口内炎の治療などにも使われてきました。はちみつの賞味期限はとても長く設定されていますが、はちみつの強力な殺菌効果のためです。おいしくて体にもいい、理想的な食品ですね。 6月13日(火)の献立今日の果物はメロンです。メロンは網目があるネットメロンと網目がないノーネットメロンにわけられ、赤い果肉の夕張メロン、黄緑色のアンデスメロンやプリンスメロン、白色のホームランメロンなどさまざまな種類があります。網目は、メロンが大きくなるにつれて外の皮が割れていき、その割れ目を埋めるために果汁がしみ出して固まることで自然とできあがります。きれいな網目のメロンほど値段が高くなっています。今日のメロンはアンデスメロンで、網目があり果肉が黄緑色をしています。 6月12日(月)の献立今日の魚は春〜夏が旬の「あじ」です。日本では昔からよく食べられ、「味がよい」ということからこの名前がつけられたと言われています。あじは背中の皮が青い青魚の一種で、さばやいわし、さんまの仲間です。 今日はあじにトマトソースとチーズをかけて焼く、少し変わった調理方法をしています。なぜ和風かというと、トマトソースの中に味噌やしいたけを使っているからです。めずらしい食べ方ですが、ご飯にも合いますよ。 6月10日(土)の献立今日のご飯はわかめご飯です。わかめは海藻の一種で、その大きさは2mほどにもなります。みなさんが目にするワカメは緑色ですが、加熱すると緑色になるのであり、もともとは褐色をしています。わかめには体に良い成分がたくさんふくまれていて、血圧を下げたり、血液をさらさらにしたり、肥満を予防してくれたりする働きが期待できます。 主菜はかつおです。かつおは初夏の『初がつお』と初秋の『戻りがつお』の年2回旬があります。今日は食べやすいよう揚げて甘辛いたれにからめています。 6月9日(金)の献立6月11日は「入梅」という日で、暦の上では梅雨入りの日とされています。梅の実が黄色く色づき、梅雨に入る頃を示します。実際の梅雨入りの日とは異なりますが、農家にとっては田植えの日を決める上でも梅雨の時期を知ることは重要でした。昔は今のように気象情報が発達していなかったため、江戸時代に目安として暦の上で入梅を設けたのがはじめとされています。 この日は梅を使った梅ちりめんごはんにしました。食欲が落ちるこの時期にさっぱりした梅を食べて元気に過ごしたいですね。 6月8日(木)の献立グラタンはフランスのドーフィネ地方が発祥の地といわれる、フランスの郷土料理から発展した料理です。オーブンなどで料理の表面を多少焦がすように調理する調理方法のことをいいます。同じような料理に「ドリア」がありますが、ドリアは中にご飯が入っていて、実は日本で生まれた料理です。 あしたばは東京都の特産品で、伊豆諸島の大島や八丈島でよく 採れます。『野菜の王様』と呼ばれるほど栄養価の高い野菜です。あしたばパンはそのあしたばを練り込んだ区指定の新しいパンです。 6月7日(水)の献立あじさいゼリーは6月〜7月の梅雨の季節に咲くあじさいの花をイメージしたゼリーです。下は牛乳、上はぶどうジュースで作りました。ぶどうゼリーはバットのふたに流し入れて固めた後、小さい四角に切り、牛乳ゼリーを入れたカップの上にのせました。ぶどうゼリーの小さい四角はあじさいの花びらを表しています。今日は紫色をしていますが、本物のあじさいの色は育つ場所の土壌の酸性度(pH)によっても変わるそうです。そろそろあじさいも咲き始める季節です。観察してみるとおもしろそうですね。 6月6日(火)の献立肉じゃがは日本の煮込み料理です。その起源は明治時代で、海軍大将の東郷平八郎がイギリスに留学したときに出会ったビーフシチューを気に入り、帰国後の艦上食(軍艦での食事)として作らせようとしたのが始まりだそうです。ビーフシチューと肉じゃがでは全然違いますが、船の上では赤ワインやデミグラスソース、バターがなく、その場にある調味料で試行錯誤して作られました。 肉じゃがは地域によって使う肉の種類が異なり、東日本では豚肉、西日本では牛肉が使われることが多いようです。 |
|