2月6日(火)の献立はちみつはハチが花の蜜から採取したもので、自然界で一番甘い蜜といわれています。80%が糖分、20%が水分で、ビタミンやミネラルなどの栄養もたくさんふくみます。昔から体にいい食べ物としてよく食べられているほか、ケガの治療やうがい薬、口内炎の治療などにも使われてきました。はちみつの賞味期限はとても長く設定されていますが、はちみつの強力な殺菌効果のためです。おいしくて体にもいい、理想的な食品ですね。 2月5日(月)の献立2月4日は立春です。暦の上ではこの日から春になります。旧暦では立春が1年の始めの日とされていたため、決まり事や季節の節目はこの日が起点になっているものが多くあります。例えば八十八夜は、立春から数えて88日目のことで、春と夏を分ける日とされています。まだまだ寒い日が続いていますが、立春のころを寒さのピークとして、今後は寒さがやわらぎ徐々に春らしい陽気になっていきます。今日は立春のお祝いとして、「春を巻く」と書く春巻きを作りました。 2月2日(金)の献立明日は節分です。節分とは「季節を分ける日」という意味で、冬と春を分けている日です。この日には多くの家で豆まきが行われます。豆まきは鬼に豆をぶつけることで邪気を追い払い1年の健康を願うという意味があります。今日はその豆まきの豆にちなんで、おこわの中に大豆を入れました。 また節分には「柊鰯」(柊の小枝と焼いた鰯の頭を刺したものを玄関先に飾って魔除けとする)という習慣もあり、それにちなんでいわしを使った献立にしました。 2月1日(木)の献立高野豆腐は豆腐を凍らせ熟成させた後乾燥させた保存食です。冬に豆腐を屋外に放置してしまったことから偶然発見された製法といわれています。 名前の由来として、およそ800年前の鎌倉時代に高野山の僧侶によって作られたからという説が有力です。肉や魚などの動物性食品が一切禁止された中、日夜厳しい修行と勉学に励む若い僧侶のパワーを支える貴重なたんぱく源でした。また、保存もきくため、精進料理に欠かせない食材としてその後全国に広まっていきました。 1月31日(水)の献立今日は全国学校給食週間最終日、「埼玉県」の郷土料理です。 ゼリーフライは埼玉県行田市の料理です。その名前から、ゼリーを揚げたものだと思った人もいるかもしれませんが、おからとつぶしたじゃがいもを混ぜ、素揚げして作ります。形が小判型であることから『銭フライ』がなまって『ゼリーフライ』になったといわれています。 まゆ玉汁は埼玉県秩父市の料理です。秩父市では昔、蚕を育てて絹糸を生産していました。その名残から、白玉団子を蚕の繭に見立てて汁の中に入れたまゆ玉汁ができました。 1月30日(火)の献立今日は学校給食週間4日目、「中部地方」の郷土料理です。 ほうとうは山梨県の郷土料理です。平たい麺が特徴で、野菜と一緒に味噌仕立ての汁で煮込んで作ります。野菜はかぼちゃやねぎ、白菜などが多く使われます。給食でも煮込んで作りたかったのですが、時間がたつと麺が汁をすってしまうこと、配膳がしづらいことから別にしています。自分で汁をかけるか麺をつけて食べてください。 鬼まんじゅうは愛知県の郷土料理で、薄力粉で作った生地に角切りのさつまいもを加えて蒸して作ります。 1月29日(月)の献立今日は学校給食週間3日目、世界の料理イギリスです。 シェパードパイはミートソースにマッシュポテトをのせて焼いたイギリスの家庭料理です。小説『ハリーポッター』にも登場します。シェパードは羊飼いのことで、本来は羊の肉で作りますが、給食では豚肉を使いました。パイという名前ですがパイ生地は使っていません。 スコッチブロスは押し麦の入った麦のスープです。スコットランドのブロス(スープ)という意味で、その名前の通りイギリス北部のスコットランドの伝統的な料理です。 1月26日(金)の献立今日は学校給食週間2日目、東京都産の食材を使った料理です。 ムロアジのメンチカツのムロアジは、東京都の八丈島でとれたもので、昨日産地直送で届けられました。新鮮なムロアジを八丈島の女性漁業組合の方々がミンチにしてくれています。スープのムロ節はむろあじの節のことで、これを使ってだしをとります。糸寒天も東京都の島々でとれるテングサから作られたものです。 牛乳は東京でとれた「東京牛乳」です。 1月25日(木)の献立今日は給食開始時間が早く午後研究発表会があるため、学校給食週間の特別料理はおやすみです。 今日のサラダには水菜が入っています。水菜はおひたしや鍋に入れて食べることが多い葉物の野菜です。かぶやアブラナと同じ種類で、別名京菜ともよばれ、京野菜のひとつとしても知られています。昔は肥料を使わず水と土だけで栽培されていたことから「水菜」と呼ばれるようになったそうです。細い葉からはあまり想像できませんが、ビタミンCやβ-カロテン、食物繊維、ミネラルが豊富に含まれます。 1月24日(水)の献立1月24日〜30日は全国学校給食週間です。大泉中では全国の郷土料理や世界の料理、練馬産・東京都産の野菜を使った献立が登場します。今日のキムたくごはんには練馬区でとれた『練馬大根』を使って作ったたくあんが入っています。全国学校給食週間に関連した練馬区の事業で準備されたたくあんで、昨日の昼に糠がたくさんついたまま届いた新鮮なものです。 今日は豚ひき肉とキムチと一緒に炒めてごはんに混ぜました。キムたくごはんという名前もおもしろいですね。 1月23日(火)の献立今日のサラダはフレンチドレッシングサラダです。学校のサラダは衛生面の理由から生野菜ではなくすべてゆでています。ゆでることで量も減って食べやすくなります。ドレッシングも手作りで、今日のドレッシングはすりおろしたにんにく・玉ねぎに油、酢、塩こしょう、砂糖、粉からしを混ぜて作りました。おうちで食べるときは買ったドレッシングが多いかもしれませんが、手作りのドレッシングもおいしいですね。時間があるときはぜひおうちでも作ってみてください。 1月22日(月)の献立今日は大根の葉と根を両方使った献立です。大根は秋から冬が旬の野菜です。今日使っている大根は練馬区産の青首大根という種類で、スーパーなどでよく売られている首の付近が緑色をしている大根です。 ふりかけに使っている葉の部分はビタミンやミネラルが豊富で『緑黄色野菜』に分類され、ゆず大根に使っている根の部分は『淡色野菜』に分類されます。大根おろしにしたり、煮物にしたり、サラダにしたりと、いろいろな調理に使える便利な野菜です。 ※今日は大根葉が八百屋さんであまり手に入らなかったのでかぶの葉も足しました。 1月18日(木)の献立かぶは冬と春の2回旬がある野菜です。春の七草のひとつ、「すずな」はかぶの葉のことです。小かぶ・赤かぶなど全国で80種類以上あります。 かぶの白い根の部分は淡色野菜、葉の部分は緑黄色野菜に分類されます。今日はかぶの根と葉の両方を使っていますが、葉の部分にふくまれる辛味成分には血行をよくしたり体の中の老廃物を取り除いてくれたりする効果が期待できます。根の白い部分だけでなく葉もしっかり食べるようにしたいですね。 1月17日(水)の献立今日の給食は、ある3年生の生徒がリクエストのアンケートに書いてくれた献立です。多くの人が揚げパンや麺料理などを書いている中、「ごはん」「鮭の西京焼き」「豆腐とわかめのみそ汁」と書いてくれていて、ぜひこの願いを叶えてあげたい!と思い採用しました。 3年生は卒業とともに給食がなくなります。自分で食事を選ぶ機会が多くなり、和食を食べることが減る人もいるかもしれません。今後も家庭や給食で食べてきた和食を忘れず、自分から和食を選択する気持ちを持ってもらえればなぁと思います。 1月16日(火)の献立タンドリーチキンはインドの鶏肉料理です。ヨーグルト、塩こしょう、カレー粉などの香辛料に鶏肉をつけこんでオーブンで焼いて作ります。タンドリーチキンのタンドリーはタンドールという言葉からきていて、ヒンドゥー語で「壺の釜」という意味があります。 実際インドではこのタンドールという釜でタンドリーチキンを作っています。 今日のタンドリーチキンは塩こしょう、ヨーグルト、ケチャップ、ナツメグ、カレー粉、しょうゆにつけこんで焼きました。 1月15日(月)の献立1月15日は小正月です。昔の暦で1月15日はその年の最初の満月の日でした。小正月には1年の健康と豊作を願い、悪い気を払う赤い色の小豆を入れたおかゆ(小豆がゆ)を食べる習慣があります。給食では小豆を使った五穀ごはんにしました。 松風焼きは松が雨や風に耐えて長い寿命があるということからよくおせち料理に入れられます。豚ひき肉、人参、ねぎ、しいたけと卵、パン粉、味噌、その他調味料を混ぜ合わせて平たくして、ゴマやけしの実をかけ、焼いて作ります。 1月13日(土)の献立バミセリスープのバミセリは別名を「カッペリーニ」というそうめんのように細長いパスタのことです。今日のようにスープに入れるほか、冷製パスタにしたりサラダにしたりして使われます。 パスタは太さや長さによっていろいろな種類があり、よく食べられるスパゲティや、断面が楕円形のリングイネ、平たいフェットチーネ、長さの短いペンネやマカロニなどがあります。料理によっていろいろな使い分けができます。スーパーなどの売り場を見てみるとおもしろいですよ。 1月12日(金)の献立今日の小魚は国産のわかさぎが高価なため『スメルト』というわかさぎの仲間を使っています。カナダなど北の海でよくとれます。頭からしっぽまで丸ごと食べられるので骨を丈夫にするカルシウムをたくさんとることができます。淡泊な味なので天ぷらや南蛮漬け、マリネなどが合います。 1月11日(木)の献立今日のあんかけ焼きそばとおかしな目玉焼きは3年生のリクエストです。12月に給食委員が3年生全員にアンケートをとり、票数の多かったものを1〜3月の献立に取り入れています。今月は6品登場します。また、票数の少なかったものもたまに登場しているので、3年生は自分の投票した献立がでないか探してみてください。 おかしな目玉焼きは真ん中が桃の缶詰、周りのゼリーを牛乳寒天で作っています。卵はまったく使っていませんが、見た目は目玉焼きそっくりですね。 1月10日(水)の献立いよかんは冬〜春にかけて店頭に並ぶ果物です。国内ではミカンに次いで生産量の多い柑橘類です。いよかんの『いよ』は愛媛県がかつて『伊予の国』と呼ばれていたことに由来します。現在でも国内生産の9割が愛媛県で生産されています。皮はみかんより厚めでむきにくいですが手でむくこともできます。ジューシーで甘く香りもよいので人気の果物です。 いよかんは『いい予感』とかけて縁起のいい食べ物といわれています。新年からいよかんを食べて今年もいい年になるといいですね。 |
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