4月28日(金)の献立切り干し大根とは、大根の乾燥品のことです。秋の終わりから冬にかけて収穫した大根を細切りにし、広げて天日(てんぴ)干(ぼ)しします。太陽の光を浴びることで糖化(とうか)されて甘味が増し、栄養価も増します。 同量の大根と比べると、骨や歯を丈夫にするカルシウムは15倍、貧血を予防する鉄分は32倍、代謝を促進するビタミンB1・B2は10倍にもなります。また、食物(しょくもつ)繊維(せんい)も豊富で、おなかの中で膨(ふく)らんで少量でも満腹感(まんぷくかん)が得られます。 4月27日(木)の献立アスパラガスにはグリーンアスパラ(緑)とホワイトアスパラ(白)がありますが、その違いは太陽の光を浴(あ)びて育ったかどうかです。陽(ひ)の光をいっぱい浴(あ)びて育ったグリーンアスパラはホワイトアスパラよりもたくさん栄養をふくんでいます。 栄養のひとつ、アスパラギンにはつかれの回復を早めたり肌(はだ)をきれいにしてくれたりする効果が期待できます。アスパラガスは地面から空に向かってまっすぐ伸(の)びていくので、上へ上へと成長するパワーがたくさんつまった栄養(えいよう)豊富(ほうふ)な野菜です。 4月26日(水)の献立ひじきは海藻(かいそう)の一種で、日本全国の海でとれます。日本の家庭料理に欠かせない存在で、古くは縄文時代から食べられていたそうです。旬(しゅん)は春先で、この時期を過ぎると葉が硬くなってしまうため多くは乾物として流通しています。 栄養価がとても高いことでも知られていて、カルシウムは牛乳の約12倍、食物(しょくもつ)繊維(せんい)はごぼうの約7倍、マグネシウムはアーモンドの約2倍もふくまれています。ひじきの煮物は食べづらい、という人もご飯に混ざっていると食べやすいですね。 4月25日(火)の献立チヂミは水で溶いた小麦粉にニラや玉ねぎなどの野菜、魚介、キムチなどを混ぜ、鉄板の上で薄(うす)く焼いて作ります。韓国(かんこく)ではチヂミという言葉は釜山(ぷさん)の方言で、実際は「プッチムゲ」や「ジョン」という名前で呼ばれているそうです。給食では鉄板で焼くことができないので、すりおろしたじゃがいもに玉ねぎやにらなどの具材を混ぜたものを丸く成形して油で揚げています。揚げることでカリカリになり、食べやすく人気のある献立です。 4月24日(月)の献立ミートグラタンには、ペンネマカロニという種類のマカロニを使っています。ペンネはその形がペン先に似ていることから名付けられました。マカロニには他にも様々な形があり、シェルマカロニやABCマカロニ、カールマカロニなどが仲間です。 うどんやそうめんもマカロニと同じ小麦製品ですが、その違いは小麦粉の種類にあります。うどんやそうめんは中力粉、中華麺は強力粉、マカロニやスパゲティはデュラム小麦のセモリナ粉がよく使われます。同じ小麦製品でもいろいろな種類があっておもしろいですね。 4月21日(金)の献立今日の魚は春〜夏が旬の「あじ」です。日本では昔からよく食べられ、「味がよい」ということからこの名前がつけられたと言われています。あじは背中の皮が青い青魚の一種で、さばやいわし、さんまの仲間です。ただ、青魚の仲間の中では脂肪分が少なく、さっぱりした味が特徴です。刺身にしたり、塩焼きにしたり、天ぷらにしたりなどいろいろな調理方法で楽しむことができます。今日は衣をつけて揚げたあじフライにしました。 4月20日(木)の献立四川豆腐の四川とは、中国の地域の名前です。四川料理といえば辛い料理が有名ですが、給食の四川豆腐はしょうゆ味で味つけした豆腐料理で、辛みはおさえてあります。 給食では成長期の皆さんの栄養のために、カルシウムや鉄を豊富に含む大豆・大豆製品をよく出すようにしています。今日も1人130gの豆腐を使っています。そのままの形の大豆が苦手という人も、豆腐や厚揚げ、油揚げ、きなこなど大豆の加工品を食べてしっかり栄養をとれるようにしたいですね。 4月19日(水)の献立たけのこは春を代表する味覚です。その名前の通り竹の芽の部分のことで、竹になる手前の段階で食べるものをいいます。たけのこが柔らかくておいしいのは土からでてきてわずかな期間(10日間ほど)です。土から頭をだすかださないかぐらいのときが一番食べ頃で、それ以上たつと皮が一枚一枚自然とはがれ落ち、固い竹に成長します。 今日の果物は柑橘類の『なつみ』です。なつみは柑橘類のなかでも旬が遅く、4月〜6月の春が旬の果物です。作られている量も少なく、この特別な甘さから、高級かんきつ類として扱われています。 4月18日(火)の献立今日のドーナッツは薄力粉、白玉粉、絹ごし豆腐、砂糖、ベーキングパウダー、卵、牛乳、小松菜を混ぜ合わせたものを丸めて油で揚げました。白玉粉と豆腐が入ることでもちもちした食感になっています。 給食では野菜を入れたデザートも出します。今日は小松菜を入れました。甘いデザートに入れることで野菜の味はほとんど感じません。家でもデザートを食べることはよくあるかもしれませんが、給食では楽しみと同時に栄養も取れるデザートも出していきたいと思います。 4月17日(月)の献立今日のれんこん入り生揚げバーグには、豚ひき肉、生揚げ、レンズ豆、ひじき、れんこんの5つの食材を入れ、上には大根おろしのソースをかけています。このハンバーグ1つで豆類、豆製品、藻類、野菜、肉類と、普段食べづらい食材をしっかりとることができます。 れんこんはビタミンC、カリウム、食物繊維を多くふくみます。れんこんを切ってしばらく置くと切り口が変色してきますが、この変色をおこす成分はタンニンという名前で、殺菌作用や抗酸化作用で老化やがんの予防効果も期待されています。 4月14日(金)の献立※今日の果物はせとみの予定でしたが、今年は終わりが早かったと八百屋さんから連絡があり、清見オレンジに変更になりました。 清見オレンジは日本の温州みかんと外国のトロビタオレンジをあわせてできた新しいかんきつ類です。みかんの甘味とオレンジの香りを受け継いで、果汁が多く甘い果実になりました。 清見という名前は最初に作られた静岡県清水市にある清見潟と清見寺というお寺からつけられたそうです。清見オレンジはその甘くおいしい果肉から、他のかんきつ類の交配にも使われています。 4月13日(木)の献立今日は春〜初夏が旬のかつおを使った献立です。この時期に出回るかつおは「初がつお」(のぼりがつお)と呼ばれ、脂肪が少なく、エネルギーが控えめなのが特徴です。逆に秋に出回る「戻りがつお」は脂ののりがよく、高エネルギーです。どちらもビタミンB群が多くふくまれます。 かつおには特有のくさみがありますが、今日のようにしょうがと合わせたり一度揚げたりすることでくさみをとることができます。甘辛い味がごはんとも合いますよ。 4月12日(水)の献立はちみつはハチが花の蜜から採取したもので、自然界で一番甘い蜜といわれています。80%が糖分、20%が水分で、ビタミンやミネラルなどの栄養もたくさんふくみます。昔から体にいい食べ物としてよく食べられているほか、ケガの治療やうがい薬、口内炎の治療などにも使われてきました。 給食のはちみつトーストはバターとはちみつそれぞれ大さじ1/2ほどを混ぜて食パンに塗り、オーブンで焼いています。自宅でもトースターを使って簡単にできるのでぜひやってみてください。 4月11日(火)の献立今日は1年生の入学と2・3年生の進級をお祝いして、ちらし寿司と桜の形の2色のかまぼこを入れたすまし汁にしました。春のちらし寿司は春が旬のかき菜をちらしています。かき菜はブロッコリーやキャベツ、白菜などと同じアブラナ科の野菜です。ほろ苦い味が特徴です。 豚肉のかりんと揚げは下味をつけた豚肉、さつまいも、大豆を揚げて、甘辛いたれにからめています。食べやすく、おいしい献立です。 4月10日(月)の献立ご入学・ご進級おめでとうございます。10日より今年度の給食がスタートしました。1年生は大泉中で初めての給食ですね。 今年度も毎日給食と一緒に『献立ひとくちメモ』を発行します。その日の献立・食材の豆知識や、行事に関わる食のお話をのせていく予定です。各教室でモニターに映したりなどして活用してもらえるとうれしいです。また、教室には盛りつけの仕方がのっている教室掲示用の献立表を配っています。配膳するときにはまず献立表を見て、どのお皿になにを盛るのか確認をしてから盛りつけましょう。 |
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