6月26日 「おはようございますの『ございます』」

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 先週の水曜日から2泊3日で、すまいる学級のみなさんと一緒に岩井宿泊学習に行ってきました。たくさんの自然に触れてすまいる学級のみなさんは、笑顔になって帰ってきました。来週の月曜日からは、6年生と一緒に軽井沢移動教室に行ってきます。6年生がいない間の4日間は、5年生が北町小学校のリーダーです。よろしくお願いします。
 さて、今日のお話は、朝みんなが言っている「おはようございます」です。
 俳優さんや歌手などの芸能人や放送関係者は、昼でも夜でも、その日初めて会う人には、「おはようございます」とあいさつをします。おもしろいですね。これってどうしてでしょうか?
 誰かと出会ったときのあいさつには、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」などがありますが、「おはよう」だけには、相手を大事にする意味がある「ございます」が付きます。
 そこで芸能界では、相手(お客様)を大事にするという思いを込めて「おはようございます」を朝、昼、夜いつも使うようになったと言われています。(松竹芸能の先々代の社長さんが提案したと言われているそうです。)
 では、どうして「おはよう」だけに、「ございます」を付けるようになったのでしょう?
 それは、「歌舞伎(かぶき)」から来ていると言われています。
 「歌舞伎(かぶき)」って、聞いたことがあるでしょうか?
 400年位前から始まった日本の伝統的なお芝居です。派手な衣装とお化粧が特徴です。
 テレビや本で見たことがある人がいるかもしれませんね。
 さて、歌舞伎の役者さんは、派手なお化粧とか衣装の準備に時間が掛かるので、かなり早めに劇場(芝居小屋)に入場したそうです。
 その際、劇場の「楽屋番(がくやばん)」と呼ばれる裏方さんが、この役者さんたちに対して、いつも「お早うございますね。」と声をかけていました。
 これは、『出番までまだ時間があるのに、お早いお着きでございますね。ご苦労様でございます。』という意味です。
 元々この言葉には、「あいさつ」というよりも、むしろ「気遣い」の気持ちが含まれていたのですね。
 そして、この「お早うございますね」が、いつしか「おはようございます」に変化したと言われています。
 みなさんも、「おはようございます」を相手のことを大事にするあいさつとして、心を込めてあいさつをしてみましょう。

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