12月11日 いいこと日記さて、いよいよ2学期も残り2週間になりました。11月は、1ヶ月間「もみじの読書月間」でたくさんの本に触れ、すてきな本に出会ったと思います。北町小学校では、これまでも朝読書の時間があったり、読み聞かせの時間があったり、年に2回の読書月間があったりと、たくさん本にふれる機会があります。校長先生もいろいろなすてきな本と出会ってきました。 先日、こんな本に出会いました。「小さなことにくよくよしない88の方法」という本です。くよくよしないで明るく過ごせたらうれしいですよね。その本の中に「いいこと日記」のすすめが書かれていました。私たちはつい、嫌なことや怒りたいことに気持ちがいってしまいがちです。でも、見方を変えると、何といいことがたくさんあることでしょうか。ほとんどのことがいいことなのです。あまりにもいいことが多いので当たり前だと思って感謝の気持ちが薄れ、いいことに気付かなくなっているのではないかと考えさせられました。 その本には、 今日、順調に進んだことを数えてみよう。たとえば、こうだ。 いいこと日記 1 今朝も元気で目を覚ますことができた。 2 家族全員が今日も健康に一日を迎えられた。 3 時間に余裕をもって出社できた。 4 仕事の電話もたくさんかかってきたし、プロジェクトも順調に進んでいる。… 略 とあったので、校長先生も自分に置き換えて、数えてみました。まだ今日が始まったばかりなのにたくさん数えられますよ。 「目覚まし時計が狂わずにちゃんと時刻通りに鳴って、ぱっと目が覚めた。」 「起きたら、いつものように新聞が郵便受けに入っていた。」 「ガスコンロでお湯を湧かすことができ、美味しいコーヒーをいただくことができた。」 「駅の駐輪場のおじさんに挨拶をしたら、いつも元気ですねとほめてくれた。」 「電車が時刻表通りに到着し出発して、何事もなく東武練馬駅に着いた。」 「北町小学校の先生方も無事に出勤している。」 「シェリー先生と笑顔でgood morningの挨拶ができた。」 ほら、どんどん見つかります。いろいろなことがうまくいって、にこにこしていられることは何とすばらしいことでしょうか。これがラッキーでなければ、何をラッキーというのでしょうか。今、この朝会の校長先生の話を聞いてくれている人は、すばらしくラッキーなのです。いいことを数えると心が豊かに安定します。心が豊かに安定すると幸せになれます。 さあ、みなさんも今日学校から帰ったら、いいことを数えてみてください。そして「いいこと日記」を書いてみましょう。たくさん見つかることでしょう。 12月4日 おもいやり算『人権』とは、人間が人間として生まれながらにしてもっている権利のことです。いいかえると、自分と他の人の命と気持ちを大切にしていくことです。 今年の人権週間での目標は、 「みんなで築こう 人権の世紀 〜考えよう相手の気持ち 未来につなげよう 違いを認め合う心〜」です。 一人一人が人権を大切に考えるとともに、他人の人権にも十分気をつけて行動をすることができるように、相手の気持ちを考え、思いやることの大切さを考えたいと思います。 以前、テレビやラジオ放送の広告や新聞の広告に、『おもいやり算』というものが紹介されたことがあります。それは人を笑顔にする算数です。 +「たす」 たすけあうと大きな力に −「ひく」 ひきうけると喜びが生まれる ×「かける」 声をかけると一つになれる ÷「わる」 いたわると笑顔は返ってくる 困っていたり、悩んでいたり、人の心の中は見えにくいけれど、この『おもいやり算』を使うと、小さな優しさで、きっと気持ちは通じ合うはずです。一人一人の心づかいが、大きな答えになるはずです。 11月28日 継続は力なり毎日の生活でもめあてをもって過ごすことは、とても大切なことです。 そこで、覚えてほしいのが「継続は力なり」という言葉とその意味です。 この言葉の意味は2つあります。 一つ目の意味は、「めあてを達成するためには、続けることが大切である」ということです。めあてを決めただけでは、それは希望であり、目標です。希望を叶え、目標を達成するためには、努力の積み重ねが必要です。努力というものは、自分でめあてを意識していないとなかなかできるものではありません。めあてを達成するためには、「欠かさず、休まず続けましょう」という意味です。 ところでみなさん、ここに1枚の紙があります。この紙の厚みが分かるでしょうか?手を離すと、ひらひらしながら落ちていってしまうこの紙の厚みです。さあ、どれくらいでしょうか?薄すぎてちょっと分かりにくいですね。 努力というものも、1回や2回ではこの紙の厚みのようなものです。しかし、500回続けたらどんなことが起きるでしょうか?それをこの紙で観察してみましょう。 ここに紙を500枚用意しました。これなら500枚分の厚さが分かるでしょう。この厚さは、約4.5センチメートルあります。紙1枚では測ることもできないくらい薄い紙でも500枚集まると測れる厚さになります。努力も同じことです。1回や2回の努力ではなかなか結果は見えてこないけれど、100回、200回と続ければ必ず結果が見えてきます。ぜひ、めあてが達成できるように努力を続けてください。 二つ目の意味は、「努力を続けることそのものに価値がある」ということです。自分でめあてや目標を決めても、それが自分の生活に活かされていない人が少なくありません。決めたことを実現しようと努力することそれ自体にも、すばらしい価値があるのです。「継続」とは、3日や5日のことではありません。目標が達成できるまで続けることです。目標によっては、最初の目標が達成された後も、さらに新しい目標を決めて努力を続ける場合もありますね。 そのよい例が、9月にもお話しした大リーグで活躍しているイチロー選手です。 イチロー選手は、小学校の時から、「いつかは大リーグでプレーしたい。」と夢をもち、希望をもって努力を欠かさず続けたといいます。それを実現した今も、さらに新しい目標を自分で決めて努力を続けていると聞きました。イチロー選手は、こんなことも言っています。 「努力を続けられるということそれ自体が才能です」と。 みなさん。継続することで、「努力という才能」を身に付けてください。 継続は「力」になるのです。目標を達成する「力」になるだけでなく。自分の人間としての可能性を広げてくれる「力」になるのです。 「継続は力なり」という言葉を大切にしていきましょう。 11月20日 3つのレベルの「感謝の心」それでは、今日のお話です。11月23日は、勤労感謝の日です。今日は、「感謝の心」のレベルについてお話しします。 「感謝の心」には、3つのレベルがあると言われています。 レベル1 何かをしてもらったときに「ありがとう」と感謝できる心 「感謝しなさい! 感謝しなさい!」と言ってもすぐにできるものではありません。次のような振り返りを時間をかけてやってみましょう。 ア 自分が人にお世話になったことを思い出してまとめよう。 ・家族より ・祖父母より ・先生より ・友達より ・他の人より イ 人のために自分が取り組んだことをまとめよう。 ・家族へ ・祖父母へ ・先生へ ・友達へ ・他の人へ 改めて自分の生活を振り返ってみると、いかに「人にお世話になったこと」が多いかが分かります。周りの人たちのおかげで今があるのです。そのことが理解されれば、「感謝の心」は自然と出てきます。 レベル2 あって当然、当たり前と思っていることに感謝できる心 あって当然な食事や水、家や服、学校やいろいろなお店、当たり前のように学校に通い、勉強をして、友達と遊んで…、そんな毎日に感謝する心です。 レベル3 自分に降りかかる困難や問題点にさえ感謝できる心 自分に降りかかる困難や問題点に「ありがとう」は、なかなか言えません。困難や問 題点に立ち向かっていくことは、最も重要なことです。これは大人でも難しいことです。叱られたり注意されたり、失敗したりしたときに、「ありがとう」と言える感謝の 心を大切にしていきましょう。どんな困難に出会おうと、どんな問題が起きようと、感 謝の心で強く立ち向かっていく人間になってほしいと願っています。 さあ、あなたはどのレベルの「感謝の心」が身に付いていますか? 11月13日 「差別」の反対の言葉みなさんは友達を差別したことはありませんか。少しだけ仲間と違っているからといって、ちょっと力が弱いからといって、少し行動が遅いからといって、差別したことはありませんか。差別意識は、いじめにつながります。いじめは、相手の心をグサグサと突き刺し、引き裂いてしまいます。こんな悲しくて嫌なことはありません。 ところで、「差別」の反対の言葉は何だと思いますか。差別の反対の言葉は、「えこひいきをしないこと」「公平にすること」と思っていたら、そうではなくて、「尊敬という言葉ですよ」とある方が教えてくれました。「差別」の反対は、「尊敬」だというのです。どういう意味かさっそく考えてみました。 「尊敬」という言葉は、辞書には「他人の人格・行為などを尊び敬うこと」とありました。難しくてよくわかりませんでした。そうしたら、偶然、ラジオ放送の中で、外国から来た人が、「わたしの国では、尊敬は相手のことを大切にすることです。まずは、あいさつをすることだと教えられています。」と語っていました。 挨拶は、相手を尊敬することの第一歩です。でも、相手の人を大切にするのですから、人に言われる前に挨拶をしなければ意味がありません。みなさんは、挨拶をする時、相手の人を尊敬する気持ち、相手を大切にしようとする気持ちで接していますか。自分から先に頭を下げて笑顔で挨拶をしていますか。 人は一人では生きていくことはできません。たくさんの人に支えられ、生かされているのです。周りとの人間関係をよくして、楽しい生活をしていくためには、相手の人を大切にする思いを行動として表すことが大切です。そのためのポイントとなるのが挨拶です。明るく気持ちのよい挨拶が交わされる学校は、差別やいじめが生まれにくいのです。 10月の挨拶運動の時は、学校中に挨拶の花が咲いていました。挨拶運動ではなくても、いつでも北町小学校中に挨拶の花が咲き、みんなが笑顔になれるといいですね。 11月6日 いじめについて考える練馬区では、毎年「練馬区いじめ一掃プロジェクト」に取り組んでいます。この取組は、練馬区からいじめをなくし、子供たちみんなが明るく楽しい生活が送れるように、みんなでいじめについて考え、いじめを防止しようとする気持ちを育てようというものです。北町小でも、「いじめ防止シンボルマーク」の募集をするとともに、11月1日から11月30日までの1ヶ月間、「ふれあい月間」として、北町小学校がよりよくなるように、代表委員会でスローガンのリニューアルと「自分のいいところを発見しよう」という取組を提案してくれました。新しいスローガンは、みなさんからたくさんいただいたので、今一生懸命に、代表委員会でまとめているところだそうです。どんなスローガンになるか楽しみですし、北町小学校のみなさんのいいところがたくさん掲示されることも楽しみです。 さて、「いじめ」とてもいやな響きの言葉です。言葉もいやですが、いじめ自体も大嫌いです。 「いじめ防止対策推進法(いじめ防止法)」という新しい法律が、平成25年6月に法案が成立し、その年の9月28日から使われるようになりました。 しかし、この「いじめ防止法」が成立したからといって、いじめがすぐになくならないかもしれません。でも、いじめは絶対にしてはいけないことなのだということが、少しずつたくさんの人に広がっていってほしいと思います。それが、いじめをなくす大切な一歩に繋がるからです。 学校は、たくさんの子供たちが集まり、たくさんのことを学び合う場所です。だから、学校での生活は、楽しいことばかりではなく、友達と意見がぶつかり合ったり、誤解されたり、けんかになったりすることもあります。がんばってもなかなかうまくいかなかったり、いらいらしたりすることもあるでしょう。こんないろいろ大変なことがある中で、みなさんには自分の力で乗り越えていく力も身につけてほしいと思っています。 北町小学校では、いじめがあるのでしょうか。校長先生は、学校からいじめをなくしたいと本気で考えています。いじめられている子がいたらその子を全力で守ります。 ですから、みなさんも、「いじめは、しない、させない、許さない」という強い意思をもつとともに、人に対しての思いやりの心を忘れないでほしいと思います。 10月30日 さすが6年生!と読書の秋一つ目の話、「さすが6年生! 第2弾」です。10月26日に「北町インターンシップ」が行われました。19回目を迎える北町小独自の行事で、毎年6年生が北町小の周りのお店や会社で職場体験をするのです。それぞれのお店、会社で役割を与えられて、緊張しながらも真剣に仕事をしている姿は、さすが6年生という感じでした。私たちがいろいろな人に支えられていることを実感し、感謝の気持ちをもつことができたと思います。これからも卒業まで、さすが6年生という姿が見られることを期待しています。 二つ目の話は、「読書の秋」についてです。 10月27日から11月9日まで読書週間です。北町小も、この読書週間に合わせて、11月1日から12月1日まで、「もみじの読書月間」を実施します。週に2〜3日間、北町小学校図書館には、学校図書支援員の島尻朋子先生が来てくださっています。保護者ボランティアのみなさんによる読み聞かせも続けて行いますが、もみじの読者月間中は、先生方による読み聞かせや高学年のみなさんが下学年のみなさんに読み聞かせも行います。 さて、5月にも「青葉の読書月間」に合わせて、一生に読める本の話をしました。「人間の一生で読める本の数は、限られているので、読む1冊1冊を大切にしましょう。」という話をしました。覚えているでしょうか? 今日はもう一度、本を読むことのよさをお話ししようと思います。 人は、外の世界との関わりをもって学ぶことで、初めて人間になると言われています。赤ちゃんの時は、親との親密な関わりから始まり、小、中学校と進むにしたがって、多くの人と出会い、様々な体験、経験をして、自分自身ができあがっていきます。 しかし、どんなにがんばってみても一人の人間が生活する範囲は限界があります。出会う人や行くことができるところ、体験も限られてしまいます。そんな限界をなくして、いろいろな新しい世界に連れて行ってくれるのが読書です。本の中では、昔でも、今でも、未来でも、どの時代へも行くことができます。別な人でも、動物でも、魚でも、何にでも変身することができます。本の中ではできないことはありません。 最後に校長先生のお薦めの本をいくつか紹介します。 「まほうよりもすごいもの」 さえぐさ ひろこ 作 ⇒まほうつかいのジョジョさんの「スープラプイ」というおまじない 「おしゃべりな たまごやき」 寺村 輝夫 作 ⇒王さまシリーズの第2巻 「へわって すてきだね」 安里 有生 作 ⇒6歳の男の子が書いた詩 「ルドルフとイッパイアッテナ」 斉藤 洋 作 ⇒黒猫のルドルフと土地のボス猫との愉快なノラ猫生活のお話 もし、みなさんが読んでおもしろかったなあと思った本があったら、校長先生に紹介してください。待っています。 10月16日 「あいさつのお話」突然ですがコンビニエンスストアーのクレーム(お客さんからの文句)で一番多いのは何だと思いますか? あるコンビニチェーンのクレーム(文句)の多い順は、…… 1位 店員さんのあいさつや態度(53%) 2位 商品について(17%) 3位 店内の清潔さなど(9%)なんだそうです。「品物が無い」とか「賞味期限が切れている」などの商品に関するクレームが多いのではなく、「店員さんが挨拶をしない」「挨拶をしているが挨拶がぶっきらぼう」といった挨拶に関してのことが圧倒的に多いそうです。 コンビニって、よい品物が揃っている、24時間営業をしているとかではなく、実はお店の人がいかにちゃんと挨拶できるかで、よい店、悪い店が決まってしまうのですね。 そのコンビニチェーンで決めている店員さん用の正しい挨拶の仕方というものがあります。では、その一部を紹介しますね。 〈正しい挨拶のポイント〉 〇〇〇〇コンビニエンスストアー 1 心をこめる 2 正しい形 3 元気が良い 心がこもっていれば、形はどうでもいいと考えるのは間違いです。本当に相手のことを思い、心がこもっていれば、自然と形が整うものです。ただ正式な形を知らないと、いくら心をこめたところで、相手に伝わらないこともあります。また心をこめて、正しい形で挨拶したとしても、やはり元気な挨拶でなければいくら正しい形を知っていたとしても価値が半減してしまいます。 しかし、ただ元気とは、…大きな声を出すということではありません。TPO(Time時間 Place場所 Occasion場合)に合わせた元気のよさを表現するように意識してください。 みなさんの中には、「挨拶なんて・・・」と軽く思っている人はいませんか? ある有名な会社の社長さんが言っていました。『社員が「おはようございます。」と挨拶できない会社は、絶対収益が上がりません(儲かりません)。挨拶ができていないのに収益が上がっている(儲かっている)会社があったら教えてほしい。』実は、大人になってこそ挨拶は最も重要なことなんです。 さあ、北町小のみなさんは挨拶はできていますか? 先週1週間はあいさつ運動週間で、北町中学校の生徒会のみなさんと北町小の代表委員のみなさんが、一緒に毎朝校門で挨拶をしてくれました。みなさんも明るく元気に心を伝えようとあいさつをしっかりやってくれました。挨拶は人として必ずやらなければいけないことの一つです。挨拶は大人になってから急にできるようにはなりません。挨拶をすると、お互いにとてもよい気持ちになることを、それはすばらしいことであることを、これからもずっと感じてほしいのです。いつでもどこでもみなさんの元気で明るく心のこもった挨拶がたくさん交わされることを願っています。 9月25日(月) 努力することの大切さイチロー選手は、日本ではもちろん、アメリカのメジャーリーグにおいても、数々の記録を打ち立て、2010年、平成22年には、日米通算3500本安打、10年連続200本安打の大記録を打ち立てるなど、今や日本だけでなく、世界のイチローとして活躍している選手です。 なぜ、イチロー選手は、このような大記録を達成することができたのでしょうか。「天才だから」「もともとそういう素質があったから」などと、多くの人は思っているのではないでしょうか。確かにこれだけの活躍ぶりを見ると、天才という言葉がふさわしいように思われますね。 2004年、平成16年、イチロー選手が262本のヒットを打ち、不滅の記録といわれていたメジャー年間最多安打の記録を84年ぶりにぬりかえた時のことです。彼はあるインタビューに対して、「小さなことを重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道だと思うのです。」と語り、さらに、「努力をせずに何かできるようになる人のことを『天才』と言うのなら、僕はそうではない。努力した結果、何かができるようになる人のことを『天才』と言うのなら、僕はそうだと思う。」と言ったそうです。 このように、イチロー選手は、目標を達成するために、厳しい練習を怠ることなく、毎日の努力や積み重ねを大切にしているのです。しかも、彼の素晴らしいところは、一つの記録を達成するとそれに満足するのではなく、次の目標を掲げ、それに向けて努力し続けていることです。 私たちは、人生をよりよく生きるためにも、夢や希望をもつことが大切です。しかし、夢や目標を実現することは、そう簡単なことではありません。しかし、だからといって、決してあきらめるのではなく、イチロー選手のように、常に努力することを忘れないように、夢や目標の実現に向けてがんばってほしいと思います。みんなが常にがんばるえもんでいられるように応援しています。 9月11日 「トビウオになる」さて、今日のお話は、「トビウオ」です。 「トビウオ」は、名前の通り空を飛ぶことができる魚です。 最高で、高さ10メートル。校舎を超える高さです。飛ぶ距離は、約400メートル。北町小の校庭から東武練馬の駅くらいまであります。魚なのにすごいですね。魚とは思えない不思議なパワーをもっています。 しかし、こんなすごい能力をもつ「トビウオ」も急にそんなに高く遠くまで飛び上がれるわけではありません。 水面の下を、時速70キロになるまで、泳いで、泳いで、泳いで………、走り幅跳びのような助走をつけて、それから一気に飛び上がるのです。 みなさんも、2学期の学習、遠足や移動教室、宿泊学習、さらには、学芸会に向けて自分の力をしっかり発揮して、「がんばるえもん」になって飛び上がるために、このトビウオのように「水面の下」で準備して、じっと力をためながらスピードを上げていきましょう。 このじっくりの時が大切なのです。このじっくりの心が必要なのです。だれでも簡単には飛び上がれませんから、今、飛び立つための準備をしっかりしていきましょう。こつこつやっていく毎日の努力が大切です。力をじっくり、しっかりためていきましょう。 9月4日「北町小学校の誕生日をみんなでお祝いしよう」北町小学校は、今から65年前の昭和27年9月1日に開校しました。子供たちは614名で、先生方主事さん方は、31名でスタートしたそうです。 今年、北町小学校は、65歳になります。その65年間という時間は、どんな長さになるのか表してみました。1年間をこの30センチメートルの物差しの長さだとすると、北町小学校の65年間のあゆみは、こんな長さになります。(巻き年表を広げる。) 65年間という時間は、とても長いですね。現在北町小学校の一番大きなお兄さん、お姉さんの6年生でさえ、生まれてから、まだ11年か12年しか経っていないのですから。 この65年間の間に、北町小学校を卒業した子供は、10173名です。もしかしたら、みなさんのお父さんやお母さんで北町小の卒業生の人もいることでしょう。神宮副校長も北町小学校の卒業生の一人です。 さて、みなさんは、「おかげさま」という言葉を聞いたことがありますか?「お元気でしたか。」「ええ、おかげさまで。」という会話を聞いたことがあるでしょう。 「おかげさま」の「かげ」という言葉の意味の一つに、「表面に現れないもの」という意味があります。自分の知っている人だけではなく、表面に現れない、目に見えない様々な人や物のお世話になっていることに「お」と「さま」を付けて「おかげさま」といいます。 例えば「給食を食べること」ができるのは誰のおかげでしょう?朝からずっと準備をして給食を作ってくださっている給食室の調理の方々がいます。それだけではありませんね。みなさんが給食をおいしく食べてもらえるように、毎日一生懸命になってお米や野菜を作ってくださっている皆さんの目に見えない人たちもいます。 目に見える人だけでなく、見えない「かげ」の力によっても、自分は支えられているのですね。きっと見えない「かげ」の力の方が見えている力よりも何倍も何十倍も何百倍も大きいと思います。 「今こうして北町小で勉強できるのも、10173名の卒業生の皆さんのおかげなんだ!」 「そうか、自分が生きているのは、世の中のいろいろなたくさんの方々のおかげなんだ!」 そのことに気付くことができたら、その感謝の気持ちをまずは、周りの人々にお返ししてみましょう。「ありがとうございます。」と笑顔で心を込めて言うのもいいかな。そうすることで、感謝の気持ちが周りの人に伝わり、みんなの心が温かくなると思います。 明日の9月5日は、北町小学校の開校記念日をみんなでお祝いしながら、いつまでも「おかげさま」という感謝の気持ちを大切にしていきましょう。 2学期始業式 「人の幸せを心から願い、人の不幸を悲しむ」さて、2学期スタートの校長先生の話は、この二人のお話です。のび太君としずかちゃんですね。 第25巻の「のび太の結婚前夜」というお話の中の出来事です。のび太君としずかちゃんはやがて大人になって結婚します。のび太君は本当にしずかちゃんと結婚できるのか心配で、ドラえもんにお願いしてタイムマシンで未来を見に行きます。そしてこっそり見たのは、結婚式の前の日、しずかちゃんがパパに「結婚してうまくやっていけるか心配だわ。」と話しているところでした。その時しずかちゃんのパパはこう言いました。 「大丈夫だ。あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。人間にとって一番大事なことなんだ。彼なら間違いなく君を幸せにしてくれると僕は信じているよ。」しずかちゃんのパパは、のび太君のことをそう話したんです。 校長先生はみなさんに、のび太君のように、「人の幸せを心から願い、人の不幸を悲しむ人」になってほしいと思っています。友達に対しても、様々な人たちに対しても、思いやりをもって取り組んでほしいです。 2学期は、82日あります。その82日間にはいろいろな学習もいろいろな行事もあります。ぜひ、みなさんの心にこの言葉を深くとめておいて取り組んでほしいです。 7月20日 がんばるえもんになった1学期 今年は「○○の夏!」1年生、毎朝水やりをして、きれいな朝顔をたくさん咲かせました。ひらがなも、カタカナも書けるようになりました。たし算やひき算もできるようになりました。 2年生、いつも笑顔で外に出て友達と仲良く元気に遊んでいました。1年生に対しては、優しいお兄さんお姉さんになりました。 3年生、みんなで協力して、素直に何でもがんばっていました。クラスが一つになった時のエネルギーには、圧倒されっぱなしでした。 4年生、あいさつ名人が多い学年です。元気で気持ちのよいあいさつでいっぱいになりました。社会科見学では、北町小学校の看板を背負って、しっかり見て、聞いて、感じて学んできました。 5年生、委員会活動、クラブ活動では、高学年の顔と動きで頼もしかったです。運動会での北町ソーランの踊りは、みんなの心が一体になった高学年らしい動きで、力強さがみなぎっていました。 6年生、軽井沢移動教室では、あきらめない6年生、素直な6年生、仲間思いの6年生の姿を見せてくれました。運動会、登校班、たて割り班活動での活躍もとてもすてきでした。さすが最高学年という活躍がいろいろなところで見られました。 すまいる学級は、光が丘公園の遠足、岩井の宿泊学習では長い距離を歩いたり、自然の中でいろいろなことにチャレンジしたりしました。苦しいこともありましたが、最後まであきらめずがんばり、みんな笑顔になりました。 たくさんの人ががんばるえもんになった1学期でした。 そんな、がんばった「いちがっき(1学期)」とこれからはじまる「なつやすみ(夏休み)」を折句にして表現してみました。 いろいろなことに ちからいっぱい がんばった つまずいたこともあったけど きっとそれがちからになるよ なにかめあてをきめて つづけて やってみよう すてきなじぶんが みつかるよ ぜひ、みなさん一人一人が1学期と同じように、めあてをもって42日間の夏休みを過ごしてほしいと思います。夏休みが終わって、9月1日には2学期の学習がすぐ始まります。ですから、夏休みは2学期に繋がる大事な期間なのです。 そして、夏休みの終わりには、ぜひ今年の自分の夏休みに題名を付けてみましょう。「真っ黒になった夏休み」「たくさん本を読んだ夏休み」「挑戦!の夏休み」など、「○○の夏休み」「○○な夏休み」というように題名を付けて、9月に校長先生に教えてください。 では、長い夏休み、元気で。 7月10日 「さすが 6年生!」校長先生は、6年生と4日間、一つ屋根の下で寝食を共にしていたので、6年生のことがよく分かりました。その中で、さすが!6年生だなと感じたことが3つあったのでみなさんにお話をします。 1つめは、「あきらめない6年生」ということです。1日目の暑い中での天丸山・浅間牧場ハイキングも二日目の霧と雨の中の池の平湿原ハイキングもとても長い距離の歩きでしたが、誰一人途中であきらめて歩かなくなる子がいませんでした。全員が最後まで歩ききりました。あきらめないで頑張った先には、必ず幸せが待っていることを実感できました。 2つめは、「素直な6年生」ということです。うまくいかなかった時や失敗してしまった時、先生の指導を素直に受け入れ、がんばろうとする姿がたくさん見られました。なかなかうまくいきませんでしたが、「こうやるといいのではないかな。」とアドバイスをすると、新しいめあてをもってチャレンジしていました。 3つめは、「仲間思いの6年生」だということです。友達のことや周りの人のことを考えてアドバイスをしたり、励ましてあげたりしていました。自分だけが笑顔になるのではなく、周りの人すべてが笑顔になるように考えて、声をかけ、関わることができました。 これからも6年生が、一人一人の力を一つに合わせて、この北町小学校のリーダーとして北町小学校をぐいぐいぐいと引っ張っていってくれることでしょう。 6月26日 「おはようございますの『ございます』」さて、今日のお話は、朝みんなが言っている「おはようございます」です。 俳優さんや歌手などの芸能人や放送関係者は、昼でも夜でも、その日初めて会う人には、「おはようございます」とあいさつをします。おもしろいですね。これってどうしてでしょうか? 誰かと出会ったときのあいさつには、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」などがありますが、「おはよう」だけには、相手を大事にする意味がある「ございます」が付きます。 そこで芸能界では、相手(お客様)を大事にするという思いを込めて「おはようございます」を朝、昼、夜いつも使うようになったと言われています。(松竹芸能の先々代の社長さんが提案したと言われているそうです。) では、どうして「おはよう」だけに、「ございます」を付けるようになったのでしょう? それは、「歌舞伎(かぶき)」から来ていると言われています。 「歌舞伎(かぶき)」って、聞いたことがあるでしょうか? 400年位前から始まった日本の伝統的なお芝居です。派手な衣装とお化粧が特徴です。 テレビや本で見たことがある人がいるかもしれませんね。 さて、歌舞伎の役者さんは、派手なお化粧とか衣装の準備に時間が掛かるので、かなり早めに劇場(芝居小屋)に入場したそうです。 その際、劇場の「楽屋番(がくやばん)」と呼ばれる裏方さんが、この役者さんたちに対して、いつも「お早うございますね。」と声をかけていました。 これは、『出番までまだ時間があるのに、お早いお着きでございますね。ご苦労様でございます。』という意味です。 元々この言葉には、「あいさつ」というよりも、むしろ「気遣い」の気持ちが含まれていたのですね。 そして、この「お早うございますね」が、いつしか「おはようございます」に変化したと言われています。 みなさんも、「おはようございます」を相手のことを大事にするあいさつとして、心を込めてあいさつをしてみましょう。 6月19日 水となかよくなろう実は、校長先生は大学1年生まで、泳ぐことができませんでした。だから、今日は自分自身の経験から、みなさんに「水遊び」や「浮く・泳ぐ運動」、「水泳」を学習するのに大切にしてほしいことをお話ししたいと思います。 一番大切にしてほしいことは、「水となかよくする」ということです。まず、水にやさしくすることです。水の中で楽しく笑顔で運動できるといいですね。それから、よく考えて運動することも大切です。 具体的には、3つあります。 1つは、めあてをもつことです。「体調に気を付けて、毎回入るようにする」とか、「もぐれるようにする。」とか、「25mおよげるようにする。」とか、「息継ぎをできるようにする。」とか、一人一人が今年は、何をどんなふうにがんばるのか、具体的なめあてをもちましょう。 2つめは、そのめあてを達成するためのポイントを考えることです。「早寝、早起き、朝ご飯」や「水の中で息をしっかり吐く。」「力を抜く。」「手のかきと足のけりのタイミングを合わせる。」など、自分で考えたり、友達にアドバイスをしてもらったり、先生に教えてもらったりしながら、ポイントをはっきりさせて挑戦してみましょう。 3つめは、安全に気を付けることです。せっかく、自分のめあてを達成できても、約束を守らず、けがをしてしまったり、病気になってしまったりしたら、めあてを達成するどころか、水の中に入ることさえできなくなってしまします。自分の安全だけではなく、まわりの友達の安全にも気を配ってあげましょう。 「水となかよくする」ことを大切にしながら、めあてをもって、できるようになるためのポイントを考えて、安全に気を付けながら、水遊び、浮く・泳ぐ運動、水泳に取り組んでいきましょう。 6月12日 「かたつむり」みなさんは、雨の日には外で遊べなかったり、プールには入れなかったりして残念ですが、この時期の雨は「恵みの雨」といって、作物や生き物を育てます。雨が降って喜んでいる草花や生き物がいます。かたつむりもそうです。 今日のお話は、「かたつむり」です。中国人のリューユイという人が作った「かたつむり」という詩を読みます。最後にみなさんに考えてもらうところがあるので、よく聞いていてください。 かたつむり リューユイ かたつむり おかしいな 目玉がつのの上にある おかしくない おかしくない ( ) ★ え? どうしておかしくないのでしょう。 おかしくない おかしくない 目玉が上ならよく見える ★ なるほど、その通りですね。 かたつむり おかしいな おうちをしょって歩いてる おかしくない おかしくない ( ) ★ さて、今度はどうでしょう。 おかしくない おかしくない てきにあったらもぐり込む ★ ちゃんといいことがあるんですね。おかしいと思っている方がおかしいのかもしれません。 かたつむり おかしいな お腹がそっくり足になる おかしくない おかしくない ( ) ★ もう考えてみましたか? おかしくない おかしくない 足が大きけりゃ安全だ ★ さて、最後の連です。 かたつむり のろいなあ 動かないのとおんなじだ のろくたって のろくたって ( ) ★ 最後の文をあなたならどう続けるか考えてみましょう。 ヒントを一つ。さいごに「いいんだよ」ということばでしめくくられています。 のろくたって のろくたって ( ) いいんだよ では、もう一度最初から続けて読みます。答えは、今日の給食の時間にお話ししますので、お楽しみに。 6月5日 「心は形 形は心」さて、今日の校長先生のお話は、その『心』のお話です。みなさんの『心』は、どこにあると思いますか? 胸のあたりかな、おでこの辺りかな、それとも目の辺りかな。きっとそれぞれに「ここ!」と思うところがあるでしょうね。 では、その心は見えると思いますか?「見えるわけがないよ。」と思っている人がいるかもしれませんが、校長先生は見えると思います。心は形になって現れてくるのです。 例えば、靴の脱ぎ方です。 みなさんの靴箱を、校長先生はいつも見ています。すると、きちんとかかとを揃えてしまってある靴があるかと思うと、かかとが離ればなれだったり、右と左が逆さになっていたり、裏返しになっていたり、中には床に落ちていたりしている靴もあります。 黙ってそれらを見ていると、靴を脱いだときのその子の心の様子が、校長先生には伝わってきます。きちんと揃ってしまっている靴からは、「この子は、ていねいに揃えようという気持ちをもって靴をしまったんだな。気持ちが落ちついているな。」と分かります。 その反対に、揃っていない靴からは、「この子は、誰かとけんかでもして嫌な思いで帰ってきたのかな。」とか、「ほかのことに気をとられていたな。あわてていたんだなあ。」などが伝わってきます。 その時の『自分自身の思い』が『心』となって、『靴の脱ぎ方』という『形』になって現れるのです。 学校の靴箱での靴のしまい方、家の玄関での靴の脱ぎ方、トイレのスリッパの脱ぎ方など、どれも一つ一つ考えてみると同じようなことが言えます。 では、もし、隣の靴箱の友達の靴が揃っていなかったら、どうしましょう? その時は、黙ってそっと揃えてあげましょう。きっと、その心は相手に伝わり、「ありがとう」の心にこだますると思います。そして、自分自身の心も温かくふくらませます。 心は形、形は心です。 5月30日 「一生のうちに読める本は…」本校の取組に先立って、全国では4月23日の「子ども読書の日」をスタートにして5月12日までの約3週間は、「こども読書週間」でした。 1959年(昭和34年)に始まった、「こども読書週間」。もともとは、5月5日の「こどもの日」を中心とした2週間(5月1日〜14日)でしたが、2000年から、今の4月23日の「子ども読書の日」から5月12日になったということです。今年の「こども読書週間」の標語は、『小さな本の大きなせかい』でした。 小さい時から本を読む楽しさを知っていることは、とても大切なことです。北町小でも朝読書を推進していて、1週間のうち金曜日の朝の10分間は、本を読むことになっていますね。読書週間も年に2回実施しています。秋にはもみじの読書月間を実施します。みなさんは、今どんな本を読んでいますか?これまで読んだ本で一番好きな本は何ですか?小さい頃に読んだ本で心に残っている本は、一生の宝物になります。 校長先生は、これまでいろいろな本を読んできましたが、今思い出してみると何冊かの大切な本との出会いがありました。いくつか紹介します。 小学校の頃よく読んだのは、江戸川乱歩の怪人二十面相シリーズです。怪人二十面相と明智小五郎の対決に胸を躍らせて読んでいました。このシリーズで推理小説のおもしろさを知って、次にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズをたくさん読みました。 それから、とにかくいろいろな本を読んできました。大人になってから、絵本もよく読みました。(「はらぺこあおむし」「まほうよりもすごいもの」) 以前、校長先生の友達と「一生のうちに何冊本を読めるか」という話をしたことがあります。1年間は365日で、だいたい52週間くらいです。1週間に1冊として、1年間で約50冊、10年間で500冊です。50年読み続けても2500冊にしかなりません。一説によると、年間7万冊以上の本が出版されるということです。そう考えると、人が誕生して亡くなるまでの間に読める本は、限られていることがよく分かります。 だから、読む1冊1冊の本を大切にしたいものです。もしかしたら、みなさんの中には、どの本を読んだらいいか分からないという人がいるかもしれませんね。そういう人は、ぜひ北町小学校の図書館に行ってアドバイスをもらってください。 本の中では、昔でも、今でも、未来でも、どの時代へも行くことができます。日本でも、外国でも、宇宙でも、どこへでも行けます。別な人でも、動物でも、魚でも、何にでも変身することができます。本の中では、できないことはありません。 さっそく本を読みたくなってきませんか? 5月22日(月) 本気で取り組む運動会が一日一日近づいてきて、みなさんが本気になってきました。やることが分かってきて本気になってきました。演技することが楽しくなって本気になってきました。上手になって本気になってきました。うまくいかずに気合いを入れられて本気になってきました。「とてもいい動きだね。」とほめられて本気になってきました。 本気になってきたことは、みなさんの声で分かります。みなさんの動きで分かります。みなさんの表情、特に目で分かります。 この本気が、運動会当日まで続くには、本気の裏側にある自分のめあてをもう一度しっかり、はっきり見つめて取り組んでいきましょう。 5月27日の運動会本番にみなさんの一番の本気の姿が見られることを楽しみにしています。 |
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