12月11日 いいこと日記さて、いよいよ2学期も残り2週間になりました。11月は、1ヶ月間「もみじの読書月間」でたくさんの本に触れ、すてきな本に出会ったと思います。北町小学校では、これまでも朝読書の時間があったり、読み聞かせの時間があったり、年に2回の読書月間があったりと、たくさん本にふれる機会があります。校長先生もいろいろなすてきな本と出会ってきました。 先日、こんな本に出会いました。「小さなことにくよくよしない88の方法」という本です。くよくよしないで明るく過ごせたらうれしいですよね。その本の中に「いいこと日記」のすすめが書かれていました。私たちはつい、嫌なことや怒りたいことに気持ちがいってしまいがちです。でも、見方を変えると、何といいことがたくさんあることでしょうか。ほとんどのことがいいことなのです。あまりにもいいことが多いので当たり前だと思って感謝の気持ちが薄れ、いいことに気付かなくなっているのではないかと考えさせられました。 その本には、 今日、順調に進んだことを数えてみよう。たとえば、こうだ。 いいこと日記 1 今朝も元気で目を覚ますことができた。 2 家族全員が今日も健康に一日を迎えられた。 3 時間に余裕をもって出社できた。 4 仕事の電話もたくさんかかってきたし、プロジェクトも順調に進んでいる。… 略 とあったので、校長先生も自分に置き換えて、数えてみました。まだ今日が始まったばかりなのにたくさん数えられますよ。 「目覚まし時計が狂わずにちゃんと時刻通りに鳴って、ぱっと目が覚めた。」 「起きたら、いつものように新聞が郵便受けに入っていた。」 「ガスコンロでお湯を湧かすことができ、美味しいコーヒーをいただくことができた。」 「駅の駐輪場のおじさんに挨拶をしたら、いつも元気ですねとほめてくれた。」 「電車が時刻表通りに到着し出発して、何事もなく東武練馬駅に着いた。」 「北町小学校の先生方も無事に出勤している。」 「シェリー先生と笑顔でgood morningの挨拶ができた。」 ほら、どんどん見つかります。いろいろなことがうまくいって、にこにこしていられることは何とすばらしいことでしょうか。これがラッキーでなければ、何をラッキーというのでしょうか。今、この朝会の校長先生の話を聞いてくれている人は、すばらしくラッキーなのです。いいことを数えると心が豊かに安定します。心が豊かに安定すると幸せになれます。 さあ、みなさんも今日学校から帰ったら、いいことを数えてみてください。そして「いいこと日記」を書いてみましょう。たくさん見つかることでしょう。 12月4日 おもいやり算『人権』とは、人間が人間として生まれながらにしてもっている権利のことです。いいかえると、自分と他の人の命と気持ちを大切にしていくことです。 今年の人権週間での目標は、 「みんなで築こう 人権の世紀 〜考えよう相手の気持ち 未来につなげよう 違いを認め合う心〜」です。 一人一人が人権を大切に考えるとともに、他人の人権にも十分気をつけて行動をすることができるように、相手の気持ちを考え、思いやることの大切さを考えたいと思います。 以前、テレビやラジオ放送の広告や新聞の広告に、『おもいやり算』というものが紹介されたことがあります。それは人を笑顔にする算数です。 +「たす」 たすけあうと大きな力に −「ひく」 ひきうけると喜びが生まれる ×「かける」 声をかけると一つになれる ÷「わる」 いたわると笑顔は返ってくる 困っていたり、悩んでいたり、人の心の中は見えにくいけれど、この『おもいやり算』を使うと、小さな優しさで、きっと気持ちは通じ合うはずです。一人一人の心づかいが、大きな答えになるはずです。 |
|