3月22日 修了式みなさんはこの1年間、大変よく頑張ってきました。たくさんのがんばるえもんが生まれました。その様子は、学年だよりや学級だより、それに北町小のホームページにも載っていますので、保護者や地域のみなさんにも伝わっていると思います。 さて、校長先生はこの1年間、全校朝会では1学期の始業式、終業式、2学期の始業式、終業式、3学期の始業式を合わせて、38回話をしてきました。今日で39回目になります。みなさんはどんな話を覚えているでしょうか?「あいさつ名人」、「手と手を合わせる」、「心は形 形は心」「さすが、6年生」「一秒の言葉」、「継続は力なり」、「立春に卵が立つ?」、「冬の桜の美しさ」、「正しい答えと優しい答え」、「自分一人の力ではない」、「痛み止めの言葉」等々。 いろいろな話をしてきましたが、その話の内容をまとめると、二つのことを話してきたことになります。 一つは、「がんばるえもんになろう」ということです。 自分の得意なこと、自分の好きなことを一生懸命にがんばりましょう。得意なこと、好きなことなら続けてやっていけるでしょう。さらに、苦手なことにも思い切って挑戦しましょう。結果ではないのです。失敗してもいいのです。うまくいかなくてもいいのです。続けてやっていくときっと何かに気付くでしょう。きっとできるようになるでしょう。これからの長ーい人生を見据えて、今を一生懸命に生きていってほしいということをお話ししてきました。 二つ目は、「周りの人のことを考え、大切にする」ということです。 あいさつをする。友達を大切にする。感謝をする。ありがとうの言葉を大切にする。絆について考える。思いやりの心をもつ。人に優しく、自分に厳しくする。という様々な周りの人に対する行動です。人は一人では生きていけません。周りの人とかかわって、周りの人と一緒に生きていきます。常に自分の周りの人のことを考え、大切にしていってほしいという思いをお話ししてきました。 校長先生の思いがみなさんに伝わっていたらうれしいです。 みなさんは、どのお話を覚えているか、どのお話が心に残っているか、ぜひ校長先生に教えてください。 最後にこの1年お世話になった先生方、職員のみなさん、お家の方、地域のみなさん、そして友達、すべての人に「ありがとうございました!」という気持ちを込めて、みんなで大きな拍手をしましょう。 修了、おめでとう! 3月12日 痛み止めの言葉をさて、高熱が出れば病院で解熱剤をいただいたり、強い痛みには痛み止めの薬をもらったり、痛み止めの注射をしてもらったりします。でも、病気ではなく、辛いときや苦しいとき、悲しいときなどに効く薬はあるのでしょうか。 私は、中学生時代は野球部に所属していて、毎日夕方遅くまで練習をしていました。でも時には、エラーをしたり三振をしたりしてうまくいかないときもありました。 そんな時、普通は「何をやっているんだ!」と怒られるわけですが、私が所属していたチームは決してそんなことはなく、仲間から「ドンマイ、ドンマイ」と言われました。野球はチームプレーですから、一つのエラーやミスをお互いが責め合っていたら、決してチームとしてまとまらないという考え方からでした。 私は、その後、野球以外の時でも、失敗してくじけそうになったときや苦しいときなど、「ドンマイ、ドンマイ、次はうまくやってみせるぞ!」と自分に言い聞かせ、自分を励ましながら過ごしてきました。つまり、「ドンマイ、ドンマイ」という痛み止めの言葉を自分で自分にかけてきたのです。 3学期も学校に来る日数は、1年生から4年生は8日、5,6年生は9日です。4月からの新しい学校、新しい学年への不安や、どうやってがんばるえもんとしてまとめていけばいいのかという苦しみを感じることがあるでしょう。そんな時に、みなさんは自分を勇気づける痛み止めの言葉をもっていますか。 私は、こんな言葉をもってほしいと思います。 「ドンマイ、ドンマイ」 「リラックス、リラックス」 「ハクナ マタタ」 「何とかなるさ」 「ピンチはチャンス」 「明けない夜はない。止まない雨はない。」 「明日は明日の風が吹く」 「努力は裏切らない」 「苦しいときこそ上り坂」などです。 人間、いくらくよくよしても前には進みません。そういうときこそ、自分に効く痛み止めの言葉を使って乗り切ってほしいと思います。必ずあなたに効く痛み止めの言葉が必ずあるはずです。ぜひ、自分に効く痛み止めの言葉を見付けて、元気に明るく過ごしていきましょう。そして、辛いとき苦しいときに効く痛み止めの言葉を求めている人があなたたちの周りにもいるはずです。ぜひ、痛みに効く言葉であなたの周りの人たちも、明るく元気に、そして笑顔にしてあげましょう。 3月5日 植物期間雪国では、積もった雪や湖の氷が溶け始め、その溶け出した水が流れる「ちょろちょろ」というせせらぎの音が耳に届くと、春を感じる人が多いそうです。 私が最も春を実感するのは、柔らかな風が吹く中で、タンポポ、スミレを皮切りに、菜の花、桜というように、目にも鮮やかな花々が咲き始める光景を目にする時です。次から次へといろいろな花が咲き競う、そんな春を楽しめるのは私たち日本人だけだとも言われています。 ところで、植物が生長できる温度、つまり芽が出て伸び始める温度は何度だと思いますか。それは、一日の平均気温が5度以上であるといわれています。 このように、植物が生長できる平均気温5度以上の日が継続する日数を、植物学上、「植物期間」といいます。 日本は南北に長い島国です。南の九州地方は2月のうちに「植物期間」に入るのに対して、寒さの厳しい北海道は4月になってからということになります。したがって、1年の「植物期間」が、九州では320日以上もあるのに対して、北海道は200日程度しかありません。 日本の稲の「植物期間」は約140日、みかんは約230日必要とされています。ということは、「植物期間」が200日しかない北海道では、230日必要なみかんは育たないということが分かります。このように植物は、その生長期間が温度によって決められてしまうので、生長できない場所もあるのです。 もうすぐ、いろいろな植物が芽を出す季節です。6年生にとっての春は「卒業」、1年生から5年生にとっての春は、「進級」、まさに成長する季節ですね。 植物は、その生長期間が温度などによって決められてしまいますが、みなさんの成長を決めるものは何でしょうか。私は、みなさんの成長を決めるもの、それはみなさん自身の努力、がんばり、意志、意欲、心がけ……。つまりみなさんの「心」が決めるのだと思います。 これからも自分自身を成長させるために、努力し、がんばって、相手を思いやって、心を豊かにしていきましょう。 |
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