4月7日(木) その2年度当初に、各担任がクラスの子ども達に必ず伝えることがあります。それは、「どういう時に先生は怒るよ」あるいは、「先生は、こういうことには厳しいからね」という話です。 4年1組では、「物を大切にしない時」そして「命を大切にしない時」に厳しくするという話をしていました。自分も同感です。物を大切にする人は、物の気持ちを考える思いやりのある人です。ですから、物を大切にする心は、人をも大切にする心につながります。(3月の学校だよりにも書きました。) 危険なことをしたり、相手をたたいたりけったり、そして傷つく言葉を言ったりすることも命を大切にしているとは言えません。学校だけでなく、家庭での教育にも当てはまる指導の大原則です。(写真上) 5年2組では、「先生は、平等ではないことがあります」ということについて説明していました。(写真中)平等ではないとは、どういうことでしょうか? 子ども達に話していたのは、「いつも平等が良いということではなく、公平さを保つことが重要である」ということでした。 では、「平等」と「公平」は、どう違うのでしょうか? 「平等」とは、「みな等しいこと」を言います。大勢で食べ物を分ける時に、体格や体調は考えずに、とにかく同じ分量に分け与えるのが「平等」です。それに対して「公平」は、「全てのものを同じように扱うこと」という意味です。「平等」が個々の状況の差などを考えないのに対して、「公平」はそうしたものを踏まえた上で、全員が同じような結果を得られるようにすることを指します。先の食べ物の例えで言えば、個々の年齢や体調などの要素を考慮して、それぞれに合わせた量を配ることが、「公平」にあたります。 つまり、「先生は、平等ではないことがあります」というのは、「一人一人違いがあるということを認めた指導をします」ということです。最近、教育界では「合理的配慮」という言葉がキーワードになっています。これは、平等性を重要視したものではなく、公平性を具現化したものです。 各教室では、係や当番の活動について話があり、さっそく係のメンバーを話し合って決めていました。また、5,6年生は新しく始まる委員会活動に向けて希望をとりながら人員を決めていました。集団内の各自の役割が決まり、明日以降はその責任を意識しながら仕事に取り組むことになります。 自己紹介のカードや、1学期のめあてを書く活動も、多くのクラスで行われていました。また、それをもとにして、自己紹介のスピーチをしていた教室も見られました。1学期のめあてとして、どんなことを書いたでしょうか。(写真下)・・・明日から始まる保護者会に合わせて、教室に掲示します。ぜひ、学校説明会&保護者会にお越しください。 |
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