4月25日(火)いただいた兜飾りを箱から出してみてびっくりしました。畳の台座に立派な屏風も付き、組み立てるととても大きなものでした。これは高いだろうなと、ついつい値段のことを考えてしまうほどです。 程よい高さのテーブルを持ってきて、南校舎の階段付近の踊り場(1年2組の教室前)に設置することにしました。低学年から高学年まで、子ども達が一番よく目にするところです。1校時の授業中に、主事さんとそっと準備をしました。休み時間になって、誰が最初に気がついて、いったいどんな反応をするのだろうと、わくわくしながら見守りました。 最初に気づいたのは、一番近くの教室から出てきた1年2組の子でした・・・しかし、一瞬目が点になったものの、そのままトイレに行ってしまいました。次に、2年1組の子ども達が気づき、兜の前に集まってきました。「令和5年4月 寄贈 旭町保育園 様」という表示をつけたので、保育園から譲り受けたことを説明しました。 最近は、これほど立派な兜飾りを個人の家で置いているところは少ないかもしれません。こいのぼりなども含めて、コンパクトに飾ることができるものが主流になってきています。兜は、武将にとって最も大切な頭の部分を保護するものであり、男の子の健やかな成長を祈るお守りとして飾られることが多いです。大谷選手を始め、エンゼルスのホームラン後のパフォーマンスに兜が使われていることもあり、子ども達は「かぶってみたい」と盛んに話していました。(写真上) 2年生は、算数の時間に「たし算のしかたを考えよう」という学習をしています。たし算の筆算について初めて学習する単元です。先週までは、2位数+2位数の繰り上がりのない筆算を学習していました。今週からは、繰り上がりのある筆算を学んでいます。問題文は、35円のドーナツと29円のグミを買った代金を求めるものでした。(29円のグミという設定が微妙ですが、算数ではよくあることです。) 筆算をしていくと、一の位同士のたし算をして5+9=14、そして十の位同士の計算に「14」の「10」が繰り上がるため、十の位に1をたす(繰り上げる)ことになります。ノートのマス目を使い、位をしっかりそろえて書かせるようにしていました。また、定規を使って線を引くことも大切にしています。正しく計算する力を身につけさせるためにも、まずノートに筆算をきれいに書くことから指導しています。 筆算とはいえ、繰り上がりのある1けた同士の暗算(1年生での既習事項)がすらすらとできないと時間がかかります。まだ指を使って計算している子が何人かいるようですが、次第に慣れてくるでしょう。(写真中) 昨日、主事さんが校内にバラの花を飾っていました。中庭に咲き始めたピンクや赤のバラを切り花にして、受付前の花瓶に挿しました。また、校長室にも花瓶に生けて持ってきてもらいました。切り花にすると、1輪の花がとても大きいことにびっくりします。そして、赤もピンクも、いい香りがすることに気づきました。 中庭はあまり人が入らないところなので、せっかくきれいに咲いている花々がとてももったいなく感じる時があります。切り花で楽しむことで、より多くの人たちに見てもらえるので、きっとバラの花も喜んでいるはずです。 4校時に、3年2組が理科の学習で中庭にやってきました。池のオタマジャクシに後ろ足がはえてきたことを発見し、大騒ぎになりました。(写真下) 中庭全体を観察していると、いろいろなチョウチョが訪れることが分かります。モンシロチョウの他にも、アゲハチョウやツマグロヒョウモンがよくやって来ます。中庭の畑にキャベツ苗が植えてあり、すでにモンシロチョウの卵が産みつけられていました。アゲハチョウは、ミカンの木などの柑橘系の葉に卵を産みます。ツマグロヒョウモンは、スミレやパンジーに産卵することが多いです。チョウたちはよく自分好みの植物がある場所を知っているなと感心してしまいます。 |
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