6月8日(木)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 八木節は、群馬県と栃木県にかけて愛されている民謡です。もともとは樽を打ってリズムを取り、笛で軽やかな旋律を奏でる軽快な民謡として広まりました。群馬県や栃木県では、たいていどこの学校でも運動会に八木節を踊ると言われています。また、近年ではロック調の八木節もあり、ソーラン節と同様に現代風なアレンジで親しまれています。それだけに、旭町小のマーチングで八木節を演奏するのは、運動会にぴったりな気がします。 日本の代表的な作曲家である外山雄三は、日本の様々な民謡を集めて「管弦楽のためのラプソディ」を作曲しました。N響が1960年に海外公演をする際のアンコール曲として作られた曲でした。7分ほどの曲ですが、「あんたがたどこさ」から始まり、「ソーラン節」、「炭坑節」…と続き、後半は「八木節」で一気に盛り上がります。小中学生向けの音楽鑑賞教室でも、アンコール曲として後半の八木節の部分を演奏することがあります。 4年生は、国語の時間に「一つの花」(今西 祐行 作)の物語文を学習しています。この物語は、昔から4年生の国語の教科書で扱われてきました。読めば読むほど悲しみが伝わってくる内容です。戦争がはげしかった頃を舞台にした話で、食べ物がなく、欲しいものが手に入らなかった時代背景を理解させながら、登場人物の気持ちを読み取らせていきます。 「食事やおやつなど、ゆみこが欲しがっても、おかあさんは十分に与えることができません。それでもおかあさんは、「一つだけね」と自分の分をゆみこに分けてあげるので、いつのまにか、「一つだけ」という言葉がゆみこの口癖になってしまいました。…とうとう体の弱いおとうさんにも赤紙がきて、別れの時間が迫ってきました。ゆみこはまた、「ひとつだけちょうだい。」とぐずります。おとうさんは、ポツンと咲いていたコスモスの花をゆみこに持たせます。「ひとつだけのお花、大事にするんだよ」という言葉を最後に、そのまま帰らぬ人になりました。 戦場での様子が描かれているわけではないのに、当時の生活の様子や戦争のやるせなさがよく伝わってくる物語です。「一つの花」という題名について、4年生の子ども達はどれだけ理解することができたでしょうか。(写真中) 6年生の武石移動教室が、1週間後に迫ってきました。6年生の移動教室に向けた準備や学習が進められています。班の中の役割分担が決まり、係ごとに学年で集まり、準備をしている姿を見かけます。レク係は、初日の夜に行うキャンプファイヤーの計画を立てているようです。あさっての公開日には、2校時に体育館でキャンプファイヤーの学年練習をします。ぜひご覧ください。 また、総合の学習の時間に取り組んでいる「武石調査隊」にも熱が入ってきました。各自が移動教室に向けたテーマを決めて調べ学習を行い、タブレットを使ってスライドにまとめていきます。区のしおりを参考にして、武石で見られる動物について調べている子がいました。宿舎の周りは山に囲まれ、標高の高いところです。シカを始めとした野生動物がたくさんいます。畑の周りには柵が設けてあり、動物が入らないようにしているほどです。来週、実際に野生の動物に出会うことができるかもしれません。(写真下) 昨日の夕方、外部指導員や同行看護士さんにも集まっていただき、引率職員の打ち合わせを念入りに行いました。学校から用意していく荷物も、校長室前の廊下に並び始めています。 |
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