6月20日(火)例えば、「44+29」の計算を暗算で行うには、どのようにしたらよいでしょうか? いろいろな考え方・やり方があります。例えば、十の位同士と一の位同士をそれぞれたして、「40+20=60、4+9=13、60+13から73」と求める方法。29は、あと1あると30になるので、44を43と1に分けて考え、「43+30から73」と求める方法。さらには、44は、あと6で50になるので、29を23と6に分けて考え、「50+23から73」と求める方法。・・・多様な考え方で暗算ができるように学習していきます。(写真上) 暗算を練習すると、学力の向上に結び付きます。この場合の「学力」とは、算数の計算力だけではありません。全ての教科にわたる学習への集中力とねばり強さが高まります。さらに、学習には「効率化」も大切です。いかに効率よく勉強をしていくかという頭の回転のよさは、暗算の力を高めることから生まれていきます。 1年生は、算数の時間に「のこりはいくつ ちがいはいくつ」という学習をしています。たし算の学習単元が終わり、今度はひき算の学習に入りました。2組では、教科書の絵に合わせてブロックを操作し、取り除いた残りに注目していることを体感させていました。(写真中) 「金魚が5匹います。2匹すくいました。残りは3匹になりました。」という絵を見て、言葉で言いながらブロックを動かします。そこから「5−2=3」の書き表し方を伝え、ひき算であることを教えていきます。 ひき算には3種類あり、算数用語で「求残、求補、求差」と呼んでいます。先ほどの問題文は「求残」の場合のひき算です。「金魚が5匹います。赤い金魚は2匹です。黒い金魚は何匹ですか。」という場合の「5−2=3」は、「求補」のひき算です。また、「赤い金魚が5匹います。黒い金魚は2匹います。どちらが何匹多いですか。」という場合の「5−2=3」は、「求差」のひき算になります。今回学習するひき算の学習単元では、この3パターンが出てきます。ひき算はとても奥が深く、1年生にとってはとても難しい内容です。 3年生は、体育の時間に保健の学習をしています。体育に保健領域が入ってくるのは、3年生からです。最初に、「かけがえのない健康」という学習を通じて、健康の概念や重要性を学んでいきます。さらに、健康に過ごすために心がけなければならないことについて学習していきます。 子ども達に「健康ですか?」と聞くと、「病気をしてないから健康!」や「けがをしていないから健康!」と答えます。そこで、体だけでなく、心も調子のよい状態であることが本当の健康であるということを教えます。続いて、心も調子がよい状態(心の健康)とは・・・と考えさせます。「睡眠がしっかりとれていて、朝気持ちよく起きることができたかどうか」「朝食をおいしく食べられたかどうか」「友達と話すのが楽しいかどうか」「集中して勉強ができているかどうか」…これら全てができていて、病気やけががない場合に「健康である」と言えます。ワークシートにチェックを入れながら、自分自身の体と心の健康について考えさせていきました。(写真下) |
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