個人面談にご協力いただき、ありがとうございました。19日(金)で1学期が終了いたします。

7月11日(火)

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 午前中、4年生が美術館鑑賞のために練馬区立美術館に出かけました。春に申請を出したところ、貸し切りバス2台の送迎付きで実施することができました。
 練馬区立美術館は、中村橋の駅の近くにあります。毎年1月に、連合書写展や連合図工展の会場になっているため、よく訪れる場所です。しかし、普段行っている美術展として足を運ぶのは、私にとっては今回が初めてのことでした。と言うよりも、美術館に行くこと自体がとても久し振りのことでした。大学生の頃、海外の有名な美術館から運ばれてきた絵画展を見に行った覚えがあります。長い行列の先にあったゴッホやモネの作品を見て、「これぞ本物!」と感動しました。その後は、仕事柄、子ども達の作品展はよく見てきましたが、本格的な美術作品の鑑賞をする機会がありませんでした。
 美術館に到着後、学芸員の方から今回の美術展「植物と歩く」の説明を聞きました。館内は3つの展示室に分かれていて、プロローグ「植物の観察」から1章「花のうつろい」、2章「雑草の夜」に分かれています。それぞれの見どころを話してもらいました。また、学芸員の方が作ったワークシートが配られ、そこに書かれた花の名前を探しながら鑑賞したり、心に残ったことをメモするようにとの指導がありました。(写真上)
 「植物の観察」では、今話題の牧野富太郎の植物画や、実際の植物標本が展示されていました。牧野富太郎の植物画は、1枚の紙に花や茎、葉の形、さらには地下の根や球根の様子まで、全てが描かれています。ヒガンバナの作品を見てびっくりしました。あのヒガンバナ独特の花の形とおしべ・めしべが、滑らかな曲線で芸術的に描かれているのです。また、球根から伸びる根の絡みぐあいも、植物画でありながら一つの芸術に見えてくるから不思議でした。
 当時の牧野富太郎は、自分の絵が後世で、まさか美術館(それも自身が住んでいた練馬区の)に飾られるとは思ってもいなかったでしょう。同じプロローグの部屋には、水彩画で描かれた植物画がいくつかありました。子ども達は、「写真みたいだね…」と話していましたが、私にとっては写真よりもリアルで立体的に見えました。
 「花のうつろい」の展示室では、様々な色鮮やかな花の絵が並んでいました。油彩で描かれたバラやヒマワリなどの力強い絵もあれば、日本画風の優しい色合いの絵もありました。(写真中)また、最初に学芸員さんが紹介してくれた「ミズバショウ」をモチーフにした絵もありました。説明を聞いてから実物を見たので、ミズバショウが抽象的なデザインとして変化した絵の数々を興味深く見ることができました。
 他にも、メゾチントやリトグラフなど、様々な技法を使って描かれた作品を見ていく楽しさも味わえました。子ども達から、「作品によっていろいろな表現があった」、「作者それぞれに特徴のある描き方があることが分かった」という感想がありました。まさにその通りで、だから絵は面白いのです。旭町小では、今年の11月に展覧会があります。一人一人の個性を発揮する場が展覧会です。4年生の子ども達にとって、すばらしい鑑賞機会になりました。(写真下)
 今日は、展示室の鑑賞とバックヤード見学を30分ずつ、クラスを交代して実施しました。バックヤード見学では、美術館の地下にある作品倉庫を見せてもらいました。大型の金庫のような扉を開けると、たくさんの美術作品が箱に入って並んでいました。一年中一定の温度と湿度が保たれた、厳重な保管庫になっていました。
 今回の「植物と歩く」の美術展は、先週の日曜日から始まり、8月25日(金)まで開催されています。今日は平日にもかかわらず、多くの一般客が来ていました。近くにお出かけの際は、ぜひ訪れてみてください。(大人500円、小学生は無料です。)

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