9月12日(火)実際にホタルを見たことがあるという子が多かったようです。旭町小の近くで、ホタルを見ることができる場所があるでしょうか? 天然のホタルが自生する場所は、街灯の届かない静かできれいな水辺です。川底に砂や砂利があり、餌となる巻貝の一種のカワニナがいる緩やかな清流に多く棲みつきます。さらに、周囲には産卵できる水苔と、さなぎになるための土草がある場所でなければなりません。都会では、なかなかこういう条件に恵まれた場所は少ないのではないでしょうか。 ホタルの生涯は、約1年です。そのほとんどが幼虫期で、生まれてから10か月間は水の中に生息しています。さなぎになるために陸に上がり、土の中で40〜50日間を過ごします。そしてやっと成虫として飛び立ちますが、羽化して10日ほどでその一生を終えます。そんなホタルの生育について話を聞くと、ますます自然を大切にしようという気持ちになるものです。 2校時に、教育アドバイザー訪問の授業観察がありました。若手の教員を育成するために行われている取り組みです。今日は、教育アドバイザーの道山先生(前任の校長先生です)に3年2組の国語の授業を見ていただきました。 3年生は、国語の時間に「山小屋で3日間すごすなら」という学習をしています。「子ども探検隊として、3日間山小屋で過ごすことになりました。普段子どもだけではできないことをして、自然とふれあうなら、どんな物を持って行きたいですか?」という問いかけがあり、持ち物のきまりとして、「食料、水、着替え以外のもので、グループで5つまで持っていけます。」という条件です。 グループ内で話し合いをして意見をまとめる「対話」の学習です。グループごとに話し合い、どんな意見を出し合い、上手に話し合いをまとめることができたでしょうか。「星を見たいから望遠鏡を持っていこう」、「みんなで楽しむために、花火を持っていこう」、「虫を捕まえるなら虫取り網が必要だよ」…と、いかにも自分たちで山小屋に泊まるかのような気持ちで話し合いが進んでいきました。どのグループも、活発に話し合い活動が行われ、上手に意見を出し合っていました。普段からよく話し合い活動に取り組んでいることがうかがえました。(写真中) 2年1組で、夏休みの自由研究の発表会を行っていました。欠席していた子を待っていて、今日までかかってしまったようです。クラスごとに自由研究にも個性が出るもので、発表を見ているとおもしろいなと思います。2年1組は、割りばしでっぼうや戦国時代の武将について調べた研究、レゴを使った作品がたくさん見られました。 子ども達の作品や研究の中から、いくつかを紹介します。・・・「友だちの名前を調べてみた」…日本人の名前(苗字)に着目し、どんな名前が多いのかを調べました。1位が佐藤、2位が鈴木、3位が高橋のようです。さらに、クラスの友だちの名前が全国で何位なのかを模造紙にまとめました。全国でも珍しい名前の子がいたようです。「万華鏡」…ペットボトルを利用して、小さな鏡を3枚組み合わせて作ってありました。さらに、説明が難しいのですが、万華鏡の中に入れるオブジェクト(キラキラと動く模様)はカセット式になっていて、いろいろなパーツを取り替えて楽しめるようになっています。覗くたびに新しい出会いがある万華鏡です。「宇宙にある惑星」…太陽系の惑星の模型を作りました。実物の惑星の大小比にしているので、地球が小さくて木星や土星が大きいことがよく分かります。色も上手に塗ってありました。(写真下) |
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