10月11日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 物語では、多くの「」(かぎかっこ)が出てきます。そして、体育の授業中の子ども達のセリフが生き生きと描かれています。音読を繰り返し、くじらぐもに呼びかけるように読めるように練習していきます。1組では、役割分担をしながら、楽しく読み合う活動が行われていました。(写真上) 「くじらぐも」の作者は、中川 李枝子(なかがわ りえこ)さんです。「ぐりとぐら」シリーズの作者でもあり、アニメ映画『となりのトトロ』のオープニングテーマ『さんぽ』の作詞をしたことでも有名な児童文学作家です。この「くじらぐも」は、教科書用に書き下ろした作品で、1971年から掲載されているそうです。ということは、もう50年以上も1年生の教科書に登場してきたことになります。 3校時に、図工の授業観察がありました。5年1組の「糸のこの寄り道散歩」という授業内容でした。「糸のこぎりで、長〜く寄り道して切ろう」というめあてで授業が始まりました。先週、一度糸のこぎりの機械を使って板を切っていたようですが、今回は一筆書きのように一枚の板に切れ込みを入れ続けていきます。糸のこの刃を入れたら、なるべく長い切り口になるようにしていかなければなりません。 まず、長く切るための工夫について考え、各自のタブレットに記録させていきました。タブレットは、図工の時間にもよく活用されています。今回は自分の考えを記録するために使いましたが、タブレットを使った作品づくりを行う場合もあります。 考えるにあたり、先生が糸のこで板を切る動画を見せていました。様々な方向に板の向きを変え、曲線を描きながら寄り道をしている動画で、子ども達への考えるヒントと意欲づけになっていました。(写真中) 4校時は、6年1組の道徳の授業観察がありました。「コスモスの花」という資料で、「友情・信頼」について考える授業内容でした。 主人公の「ぼく」には、北山君という友達がいます。北山君は、何事にも積極的な「ぼく」とは対照的で、クラスでは目立つことがない存在でした。全くタイプの違う2人でも気が合い、いつも一緒に過ごしていました。ある朝、コスモスを上手に生けた北山君に対して、クラスメイトの関心が集まりました。「ぼく」は、普段注目されることのない北山君が、みんなの関心を引いていることに対して、何となく気に入らない気持ちになってきました。「北山なんて…。」と、釈然としない思いを抱いてしまうようになりました。そんなある時、「ぼく」の耳に北山君を悪く言う声が聞こえてきました。すかさず「ぼく」は、思わず「やめろよ。」と声を出していました。・・・ 最初の発問は、「北山なんて…」という言葉には、「ぼく」のどんな気持ちが込められているでしょう? というものでした。子ども達から、すかさず「嫉妬」という言葉が出てきました。嫉妬心は、仲の良い友達だからこそ生まれるものです。(実は、ここが大切なのです。) 次に、主発問「なぜ、北山君に対する周りの発言に、『やめろよ。』と言ったのだろう。」について考えさせました。つまり、「ぼく」は、最初は北山君を批判していたのに、みんなが批判したら急に「やめろよ。」って、どういうことか…という命題です。他の場合に置き換えたなら…もし、一緒にサッカーをしている親友がレギュラーになり、自分はなれなかった場合、素直に祝福することができるでしょうか? 真の友情とは、相手のすばらしさを心から応援できることを言う…というのがこの資料の「正解」です。しかし、自分には無理です。嫉妬心が勝ってしまうでしょう。私はむしろ、ライバル心をもつことが真の友情であると言いたいです。(写真下) |
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