10月25日(水)布や持ち手の材料は、セット教材の見本の中から各自が注文して買いました。布の柄は、たくさんある中から好きなものを選んだようです。一枚の布を折り、ミシンを使って袋状にしてから、持ち手をつけて出来上がり・・・と、トントン拍子で今日まで来たわけではありません。ミシンの使い方にしろ、手縫いの部分にしろ、苦労の末にやっと完成が見えてきました。(写真上) 教科書には、トートバッグの他にクッションカバーやきんちゃくの製作が例として載っています。私も担任をしていた頃、トートバッグやナップザックの製作を指導したことがあります。子ども達は製作前の段階で、いろいろな飾りをつけたアイデアスケッチを描き、やる気満々で臨んでいました。しかし、段々フェルトを切って縫い付けていくのが面倒になって、中途半端なところでやめようとする子が出てきて大変な思いをしたことがあります。また、家庭科の授業は週に2時間なのですが、展覧会が近づいてくると時間が足りず、放課後に遅くまで残して一人ずつ指導したこともありました。 私が最初に旭町小に着任した時は、家庭科は専科の先生が指導していました。17学級以上の学校規模には、専科教員が1名加配されることになっています。旭町小はここのところ毎年12学級ですが、20年ほど前は17学級もある規模の大きい学校でした。その後、学級数が減ったことから、高学年の担任が家庭科を指導することになったのです。 展覧会の際には、トートバッグの縫い目にも注目してください。ミシン縫いの跡からも、一人一人の苦労が伝わってきます。 3年生が、社会科の時間に、学校の消防設備調べに取り組んでいました。3校時は、一斉に校内の廊下や教室を巡り、どこにどんな設備があるのかを調べました。 校長室のドアを開けたら、数人のグループの子ども達が探検ボードを手にキョロキョロとしていました。校長室をのぞかせてあげると、部屋の天井に熱感知器があることに気がつきました。子ども達の教室にもあるので、すぐに分かったようです。 せっかくなので、廊下にある消火栓の扉を開けて、説明をしてあげました。消火栓は、火災報知機と一緒に各階の廊下に2か所ずつあります。非常ベルを押すことで消火用のポンプが自動的に作動し、ホースを伸ばして散水することができます。(写真中) この他にも、消火器が廊下や特別教室に置いてあったり、避難はしごが設置してある教室があったりします。さらに、防火シャッターや防火扉も火災を防ぐための設備です。先週の光が丘消防署での見学を生かして、みんな熱心に調べていました。 5校時に、6年生の算数の研究授業がありました。「考える力をのばそう」という2時間扱いの単元の学習でした。図や表に表して、問題解決する能力を高めることを目標とした学習内容です。 「ある道路をほそうするのに、Aの機械では15日、Bの機械では10日かかります。A、Bの機械を同時に使うと、この道路をほそうするのに何日かかりますか。」という問題が提示されました。単元名に「全体を決めて」というサブタイトルがついています。道路の長さが分かっていないので、全体をどう見るかが大切になってきます。全体を30(m)と見て考える方法もあれば、全体を1と見て、部分を分数の割合で考える方法もあります。1と見る割合の考え方は、子ども達にとっては難しいのですが、教科書や指導書はそちらの考え方に導く方向になっています。 子ども達は、線分図を使いながらよく考えていました。また、校内研究で毎回積み上げてきた「ラウンドタイム」(子ども同士の意見交流の時間)をしっかり生かして考えを広めていました。(写真下) |
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