12月4日(月) その2![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() この説明文では、分かりやすい基本三部構成(はじめ・中・終わりの三部構造)になっています。さらに、序論の内容が結論部に含まれる「双括型」の説明文となっているため、子ども達にも分かりやすい構造です。そして、筆者の主張である「固有種がすむ日本の環境をできる限り残していかなければならない」ということを伝えるために、日本の固有種の多さとその理由、そして日本の固有種の現状が事例として取り上げられています。 説明文の前半では、「アマミノクロウサギ」を例に、イギリスよりも日本の方が固有種が圧倒的に多い秘密について説明しています。さらに、大昔に大陸とつながっていた頃の図を使い、日本に固有種が多くなった理由を分かりやすく説明しています。 1組では、説明文の終わりの10〜11段落についての読み取りを行っていました。ここでは、「ニホンカモシカ」を取り上げて説明をしています。ニホンカモシカは、乱獲のために一時は絶滅したのではないかと心配されました。そこで天然記念物に指定すると、今度は逆に全国で増え始めてきました。その結果、天然林がニホンカモシカに食害されるという被害が深刻になってきています。筆者は、固有種を守るということは、その環境を保全することが必要であると説いています。(写真上) 近年、クマの出没がよくニュースになっています。クマと人間との住み分けができていたはずの日本の山の環境が、どこか崩れてきているのではないかと思います。 今日の全校朝会で、「繰り返し続けること」として1年生の算数について取り上げました。繰り下がりのあるひき算の学習を、毎日繰り返し解いてがんばっていることを話しました。今日も1年生の各教室では、計算カードを使って繰り下がりのあるひき算の練習をどの子もがんばっていました。 計算カードを使った遊び方については、教科書83ページにも載っています。2人組でカードを1枚ずつ出し合い、答えが大きい方が勝ちとなるゲームです。ひき算の式が書いてある側を上にしてカードを出し合うのですが、まず自分のカードの答えを計算することができなければ勝負になりません。まだひき算の答えを出すのに時間がかかっている子が多いようです。中には、カードの裏をちらちらと見て相手に注意されていた子もいました。今後も繰り返し学習していくことが必要なようです。(写真中) 3年生に「しょう油もの知り博士の出前授業」がありました。3年生は、国語の時間に「すがたをかえる大豆」という説明文を学習しました。また、総合の学習の時間に、大豆についての調べ学習にも取り組んでいるところです。大豆を使って作られているしょう油について詳しく勉強するために、毎年この出前授業を申し込んでいます。 家庭科室で、1クラス1時間ずつ授業を受けました。しょう油の原料は、大豆と小麦と塩です。そして、さらに大切なのが、それらを発酵させるための「麹菌」の存在です。発酵させていく段階で、麹菌が乳酸菌になり、さらに酵母菌へと変わっていくそうです。そこでアミノ酸のうま味成分が生まれてきます。800年以上も歴史がある日本のしょう油が、今世界で最も注目される調味料であるのは、この「うま味成分」が含まれているところにあります。(写真下) 授業の後半では、「出来上がったばかりのもろみ」と「もろみを絞った生醤油」、そして「売られているしょう油」(生醤油を火入れして菌を殺したもの)の味見をさせてもらいました。昔は、「ガラスの入れ物に入った真っ黒な液体」というイメージのしょう油でしたが、最近は酸化しないための容器で売られているものが主流になっています。生醤油に近いきれいな赤橙色のしょう油が、そのまま家庭の食卓で味わえるようになりました。 |
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