12月8日(金)3年2組で読み聞かせがあったのは、「すごいね! みんなの通学路」という絵本でした。世界16か国の子ども達の通学風景を紹介した写真絵本です。「通学路」と言うと、旭町小の子ども達は「学校までの道路を歩いてくるもの」という感覚でいることでしょう。日本では、それがごく当たり前のことです。しかし、世界中の国々では、逆にそれがとても珍しいことなのです。 バスや車に乗って、遠いところから通っている子どもの様子はまだ理解できます。しかし、通学路に川がある国の子ども達は・・・カンボジアでは、自分たちで舟をこいでいます。インドネシアでは、ゴムボートの上からロープをたぐりながら進んでいきます。また、ネパールやコロンビアでは、張られたロープにぶら下がって渡っているから驚きです。さらには、危険な断崖絶壁を歩いて通う国も…。 他にも、水牛の背に乗ってほほ笑む女の子や、たらいに入った飲み水を重そうに頭に載せ、それでも笑顔を見せている男の子のページがありました。また、そんな世界中の通学風景の中、学校に通うことができずに泥だらけで働く少女の写真もあります。学校へ行けない、あるいは行く道のりに多くの危険がある子どもたちの存在を知ることで、自分たちの「当たり前」の幸せに気づかされました。(写真上) 3年生は、理科の時間に「電気の通り道」の学習をしています。豆電球の明かりをつけるために、乾電池と導線を使って配線の仕方を考えていきます。そして、豆電球の明かりをつけるためには、電池の+極と−極から出た導線が、豆電球を通って一つの輪になるように配線することが大切であると分かりました。(回路という言葉を教えます。) そこで1組では、「豆電球をソケットなしで明かりをつけるにはどうすればよいだろう」ということをテーマに実験を行いました。使うものは、ソケットをはずした豆電球と乾電池、導線2本です。いろいろな予想が出てきたつなぎ方を試していく中で、明かりがつくつなぎ方を発見した子ども達から声が上がりました。そして、教室内から次々と「わかった!」という声が聞こえるようになりました。 豆電球やソケットのつくりを教科書で確かめてみると、電球の中のフィラメントも含めて一つの通り道になっていることが分かります。豆電球の元の部分は金属でできていますが、ちゃんと+極と−極に分けて通電する箇所があります。(写真中) 4年生は、国語の時間に「冬の楽しみ」という学習をしています。季節ごとに日本の文化や伝統的な行事、季節を表す言葉などについて学ぶ学習単元です。教科書には、「行事は、地域によって行い方や時期が違います。あなたの地域の冬の行事に関する言葉を入れた、かるたを作りましょう。」と書いてあります。(写真下) そして、12月〜2月の冬の季節行事の名前が紹介されています。「冬至」、「大みそか」、「お正月」、「節分」といった季節行事の中に、「正月事始め」がありました。毎年12月13日は、「正月事始め」の日となっていて、「すす払い」などの正月の準備にとりかかる日とされています。もともと、12月13日は、「鬼宿日(きしゅくにち)」と呼ばれ、婚礼以外のことは全て吉とされていた縁起のよい日でした。今年の正月事始めは、来週の水曜日です。そろそろ大掃除に向けて準備をしていきたいですね。 教科書には、他に「かぼちゃ」、「年越しそば」、「おせち」、「雑煮」、「七草がゆ」などの食べ物に関する言葉も載っています。ちょうど今日の給食のニュースに、「年末年始には、多くの行事食があります。」と書いてあります。食べ物を通して、子ども達に年末年始をしっかり感じ取らせていきたいものです。 |
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