12月12日(火)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 1学期末には、「おむすびころりん」の学習がありました。日本の昔話について学び、読書の世界を広げる学習でした。今回は外国の昔話として、「おかゆのおなべ」という話が教科書に載っています。・・・食べ物に困っていた女の子が、森の中で不思議なお鍋をもらいます。「おなべよ 煮えろ」と言うと、おかゆが出てきて、「おなべよ 止まれ」と言うまでおかゆが出続けます。ある日、お母さんが「おなべよ 煮えろ」と言っておかゆを出したものの、それを止める呪文を知らず、お鍋からおかゆが町中にあふれ出してしまいました。・・・これは、グリム童話の一つで、「使い方を知らない物を勝手に使うと、とんでもない事になる」という教訓を含んだお話です。 教科書では、他に外国の昔話として、イソップ童話の「北風と太陽」や「ライオンとネズミ」、イギリスの童話「ジャックと豆の木」の本などが紹介されています。子どもに絵本の読み聞かせを続けることは、自己肯定感を築いたり、社会性を高めたりするために大切な習慣であると言われています。その中でも、昔話や童話を子ども達に積極的に勧めているのは「人としてどう生きていくべきか」という道徳的な意味合いが物語に含まれているからです。「人に優しくしなければならない」とか、「思いやりの心をもたなければならない」と口で言われるよりも、一つの物語を見聞きすることの方が、はるかに子ども達に浸透していきます。 とはいえ1年生にとっては、外国にもいろいろな昔話があり、楽しそうだなと思って読書の幅が広がっていくのが何よりです。(写真上) 今月の体育の授業では、跳び箱を使っている学年が多く見られます。1年生は、体育館での体育の時間に、「跳び箱遊び」の学習をしています。1,2年生では、正式には「跳び箱を使った運動遊び」という領域で指導しています。踏み切りや手のつき方、跳ぶ姿勢などの技能に関しては、器械運動の「跳び箱運動」となる3年生から指導することになります。 1年生は、たくさんの跳び箱を使った「遊びの場」を設け、学年全員で行うようにしています。跳び箱を使った運動遊びは、支持、回転、手足での移動などの基本的な動きができるように、様々な場を用意することが大切です。そうすることで、子ども達の中から遊び方を工夫したり、友達に伝えたりする学習も生まれてきます。跳び箱に上がって飛び降りたり、手をついてまたいだり、さらには跳び越したりと、どの子も生き生きと遊ぶ様子が見られました。(写真中) とかく高学年になるにつれ、跳び箱に対する恐怖心から跳ぼうとしない子が見られるようになるものです。低学年のうちからたっぷり遊ばせることで、跳び箱は楽しいという意識を持たせていくことが重要です。 5,6校時に、6年2組が調理実習を行っていました。「まかせてね 今日の食事」という学習における「焼きそば(または焼きうどん)作り」の調理実習でした。先週まで、グループごとに計画を立ててきました。栄養のバランスを考えた食事ということで、焼きそば(焼きうどん)に入れる具材を検討し、材料を分担して持ち寄りました。 材料を切る子やフライパンを熱して準備をする子と、調理作業もきちんと協力して行っていました。2組は、焼きそば派がほとんどでしたが、焼きうどんに挑戦していたグループもありました。うどんをサッとゆでてから、手際よくフライパンに入れていました。(写真下) 出来上がったグループから試食を始めましたが、ついさっき給食を食べたとは思えないほどの食欲でした。やはり自分たちで作った料理は格別です。ぜひ、土日の昼食や冬休み中に、今回調理実習で体験したことを家庭でもやらせてみてください。 6年生のこういう姿をどこかで見たような…と考えてみたら、1学期の武石移動教室のことが思い浮かびました。初日に鷹山牧場に行き、すぐにバーベキュー体験がありました。牧場の方々の指導のもと、野菜や肉をみんなで焼いて食べました。ちょうど半年前の思い出ですが、そういう経験があって友達と協力する調理が上達したわけです。 |
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