1月10日(水)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 1組では、机を後ろに下げて、まずみんなでこま回しに挑戦してみました。学校には、生活科の学習用にたくさんのこまが用意してあります。中には初めて挑戦する子もいたようです。最初にポイントとなるのが紐のかけ方です。こまにしっかり巻きつけなければなりません。そして、こまの持ち方と回し方のコツがあります。何度もやりながら覚えることと、上手な人のお手本を見ながら学ぶことが一番の上達法になります。 毎年1年生に、こま回しの達人が現れます。とっても上手な子がいて、みんなの前でこまを回し、回ったこまを紐ですくい取って手のひらにのせる技(手のっけ)を披露していました。クラスの友だちから大拍手です。(写真上) その後、みんなでこま回しの練習をしている時も、紐のかけ方をいろいろな子に教えてあげていました。さなかせら「こま回しの先生」です。聞いてみると、区民館に行ってこま回しを覚え、家でもたくさん練習をしてきたそうです。得意技があるということはとてもすばらしいことです。1組では、こまの次にみんなであやとりにも挑戦しました。あやとりの時にもその子が大活躍だったようで、「6段はしご」の技を軽々とやって見せていました。 来週金曜日に、5年生に方言の授業があります。その時に講師として来ていただく説(せつ)先生は、こま回しの達人です。昨年、5年生への授業が終わってから1年生の教室に行き、こま回しの指導をしていただきました。きっと今年も1年生に指導していただけると思います。お楽しみに…。 4年1組で、「花さき山」の物語を使った道徳の授業がありました。「花さき山」は、斎藤隆介が書いた物語として有名です。(滝平二郎が切り絵を担当した絵本は、特に有名です。)「感動、畏敬の念」を指導する資料として、4年生の道徳の教科書に載っています。(写真中) 「畏敬の念」とは、美しいものや気高いものに感動する心をもつことです。道徳の授業の中でも、これを指導するのはとても難しいものです。「感動」を教えるには、感動させるのではなく、感動を生む心について考えさせなければなりません。「なぜ心が動くのか」、あるいは「なぜ美しいと思うのか」、その本質的な部分を考えていく活動が道徳になります。 花さき山に咲いている花は、村の人がやさしいことをしたら咲きます。そしてその優しさとは、「あやの妹への優しさ」と「双子のお兄ちゃんの弟への優しさ」でした。共通するものは、「人を思う心」であると気づかせ、自分の生活の中で人を思う心がはたらく時について考えさせていきます。 3,4校時に、6年生を対象として「笑顔と学びの体験活動プロジェクト」が行われました。これは、東京都で進めている取り組みで、昨年度までは「子供を笑顔にするプロジェクト」として実施されていたものです。今年度は名称を変更し、スポーツや芸術分野等、様々な体験活動を都内の小中学生に届けようということで行われています。そこで旭町小では、パラスポーツの「ゴールボール」を体験するプロジェクトを行っていただくことになりました。 ゴールボールは、視覚に障害のある人を対象に考えられた球技で、パラリンピック特有の種目になっています。1チーム3人の選手が、鈴の入ったボールを転がすように投げ合い、相手ゴールにボールを入れて得点を競う競技です。今日は、パラリンピックにも出場された2人の選手に来ていただき、講演会とゴールボールの体験を行いました。 浦田 理恵選手は、2008年の北京大会から2020年東京パラリンピックまで出場されました。ロンドンパラリンピックでは金メダル、東京パラリンピックでは銅メダルを獲得されています。また、工藤 力也選手は、東京パラリンピックで5位入賞の他に、2年前にアジア大会で優勝されています。 後半は、3人1組で行うゴールボールを実際に体験しました。目隠しのゴーグルを着けると、真っ暗で何も見えません。足元のライン(紐を埋め込んだテープなので、手や足の感覚で分かるラインになっています。)を頼りに、ボールを投げる方向を考えなくてはなりません。また、守る側は、ボールが転がった時の音を聞き分けて体を倒し、ゴールにボールが入らないようにブロックをします。(写真下) 実際にゴールボールを体験することで、視覚に障害がある方々の苦労や、もっている感覚を研ぎ澄ますことの大切さが分かってきました。お2人とも、成人してからほとんどの視覚を失われています。目が見えなくなった時の絶望感は、計り知れないものがあったことでしょう。しかし、そこからゴールボールと出会い、「できない」ではなく「どうしたらできるか」と考えたそうです。「無理と思うのではなく、やってみなければわからない」と、常に挑戦することが大切であると語っていただきました。 |
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