1月26日(金)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 自然災害と言えば、元旦に起こった能登半島地震からもうすぐ4週間が経とうとしています。教科書には阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震の写真が載っていますが、来年度以降の教科書には今回の震災の情報が加わるかもしれません。毎日のようにニュースで、避難生活や復興に向けた様子が報道されているので、5年生の子ども達にとっても関心の強い学習内容になりそうです。 教科書に載っている自然災害は、地震の被害だけではありません。雲仙岳の噴火(1990年)や広島での大雨による土砂崩れ(2018年)、台風の大雨による茨城県の鬼怒川の氾濫(2015年)などが紹介されています。それぞれとても甚大な被害があった自然災害で、私の記憶の中にもはっきりと残っているものばかりです。今後は、そのような自然災害の多い日本で、暮らしを守るためにどのような取り組みが行われているのかを調べていきます。(写真上) さらに今の季節は、大雪による被害が日本海側の地方を中心に起こっています。私は新潟県上越市の出身なので、冬は雪との闘いの生活を経験してきました。3〜4年に一度大雪の年があり、今から考えるととよくあのような大雪の中で生活してきたものだと思います。たいてい1月末の今頃は、1週間雪が降り続きました。一晩に1m以上雪が降る日もありました。雪の重みで自分の部屋の戸が開かなくなったこともあったほどです。ですから、子どもの頃から屋根に上がって雪下ろしをするのが当たり前の生活でした。不思議なことに、それでも学校が休みになることはありませんでした。雪国の人々は、辛抱強く生活していたのです。 4校時に、1年1組の授業観察がありました。算数の「ひろさくらべ」という学習をしていました。今まで1年生は、1学期に「どちらがながい」という単元で、長さを比較する学習をしてきました。また、2学期には、「どちらがおおい」という単元で、水のかさを比べる学習をしてきています。「ひろさくらべ」は、4年生の面積の単位につながる学習です。広さは、他の量と異なって2次元的な広がりがあるため、子どもにとって理解しにくい面があります。そこで、具体物を通して広さの概念を理解させていくことが大切になります。 まず教科書には、「なにを くらべて いるのかな」と書かれていて、2つの場面の絵があります。1つは、レジャーシートを広げた子どもが、どちらが広いのかを比べようとしています。もう1つの絵は、2つのお皿があり、「できるだけたくさんのせたいな」という吹き出しが書いてあります。シートやお皿の大きさ(広さ)を比べる学習であるということを理解させていきます。(写真中) 次に、どうしたら広さを比べられるのかを考えさせます。子ども達からは、「2つをかさねてみればいい」という考えが出てきました。端と端をそろえて重ね合わせ、「はみ出した部分が多い方が大きい」ということが分かりました。 では、形も大きさも違う長方形があったとして、重ねてもはみ出す部分が2か所ある場合はどうしたらよいでしょうか。教科書には、同じ大きさのタイルを並べて広さを比べる方法が紹介されています。任意単位で比べるという方法です。長さやかさを比べた時にも、これと同じような考え方をしてきています。 5校時に、6年2組の授業観察がありました。保健体育の授業で、「喫煙の害」についての学習をしていました。6年生は、2学期と3学期に保健体育の授業があり、年間を通じて「病気の予防」について学習をしていきます。 「なぜ20歳未満の喫煙が禁止されているのか」ということや、「タバコにはどのような害があるか」という設問では、タブレットのオクリンクの機能を使って意見を出し合いました。子どもなりに、タバコの害についてよく知っているようでした。「歯が汚れる」「肺が汚れる」「がんになる」「運動能力が低下する」など、健康に良くないことがたくさん予想できました。 実際に、タバコを吸う人と吸わない人とで、がんによる死亡率がどのくらい違うのかを先生が資料を示しました。こう頭がんで32.5倍、肺がんで4.5倍も差があるそうです。(写真下) また、タバコの害では、副流煙についても十分に知識を得ておくことが重要です。火が付いたタバコの先から出る煙(副流煙)には、吸い込む側の煙より何倍ものタールやニコチンが含まれています。この受動喫煙については、初めて知ったという子が多かったようです。 授業の最後に感想を書かせると、「絶対にたばこは吸いたくないと思いました。」と書く子が多いものです。その気持ちをずっともち続けてほしいものです。他に6年生の保健の授業では、飲酒の害と薬物乱用の害についても学習していきます。 |
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