2月16日(金)3年1組の教室では、「ねえ、どれがいい?」(ジョン・バーニンガム 作 松川 真弓 訳)という絵本の読み聞かせをしていました。絵本には、いろいろなタイプのものがあります。じっくり黙って聞くお話もあれば、ページをめくるたびに子ども達の反響がすごいものもあります。「ねえ、どれがいい?」は、断然に後者のタイプの絵本です。 「もしもだよ、きみんちのまわりがかわるとしたら…。どれがいい?」、そう言って男の子が提示するのは、3つの選択肢です。「大水に浸っている家」と、「大雪にうまっている家」と、「ジャングルに囲まれている家」です。どれも大変なことになっているようなので、どれがいいかと迷ってしまいます。他にも、ジャムだらけになるのと、水をかけられるのと、泥んこになるのと、どれがいいでしょうか。挙句の果てには、「ヘビにまかれる」のと、「サカナにのまれる」のと、「ワニにたべられる」のと、「サイのしたじき」とでは、どれがいいでしょうか? ついに子ども達は「え〜っ!」となります。 次々に「どれがいい?」と迫られますが、どれも究極の選択というか、ほぼ全部がイヤなものばかりという提案になっています。ですから、「どれがいい?」と聞いているところにこの絵本のおもしろさがあるのです。作者のユーモアが感じられる内容で、昔から読み聞かせでよく使われてきた絵本です。 「またまた ねえ、どれがいい?」という続編の絵本も出ているようです。きっと、ますます選ぶのに迷ってしまう選択肢が出てきて、子ども達が大いに沸く内容になっているのでしょう。写真は3年1組の様子ですが、お行儀が悪いのではなく、本に夢中になっている姿ととらえてください。(写真上) 1年1組で、図工の授業がありました。「1年間を振り返って、学校の思い出を絵に描こう」という学習でした。1年生としての学校生活を振り返り、学習や行事で心に残った場面を絵に表現します。描き始める前に、4月に入学した頃から最近の様子までを振り返り、どのような取り組みがあったかを、みんなで出し合いました。 全校遠足やこども動物園に行ったこと、光が丘公園にどんぐり拾いに行ったことなど、校外学習がありました。また、運動会や展覧会、プール、なわとび、昔遊びなど、たくさんの学校行事や学習で取り組んだ思い出もありました。 多くの思い出の中から1つ選んでクレヨンで描いていくのですが、なるべくいろいろな場面の絵ができるように、子ども達から希望をとって調整していきました。というのは、完成した絵は、4月から入学してくる新1年生に向けた掲示物として利用するからです。「今度旭町小に入ってくる1年生に、みんなの絵を見てもらうよ。学校で楽しいことがたくさんあるんだなと思ってもらえるように描こうね。」と、意欲づけをしてから画用紙を配りました。(写真中) 3年生は、国語の時間に「コンピュータのローマ字入力」という学習をしています。3年生は、9月にローマ字の学習を行ってきました。その時に学習したことを利用し、活用する力をつけるのが今回の学習です。ローマ字の学習が4時間扱いであったのと同様に、今回も2時間扱いと大変少ない指導時間です。ちょうど3年生では、様々な授業でよくタブレットを使っています。ローマ字入力に慣れることで、タブレットの操作がより素早くできるようになります。2組では、タイピングソフトを使って、みんなで楽しみながら練習をしていました。(写真下) ローマ字には、訓令式と呼ばれる日本式のローマ字と、ヘボン式のローマ字があります。ヘボン式は、日本語表記をラテン文字表記に転写する際の規則で、日本で最も多く用いられているローマ字です。しかし、国語の教科書では、訓令式を教えることになっています。簡単に違いをお伝えすると、訓令式では、「si(し)」「ti(ち)」「tu(つ)」と書きますが、ヘボン式では「shi」「chi」「tsu」と表記します。ただし、パソコンではどちらで入力しても大丈夫なようになっています。 困るのが、「じ」と「ぢ」を入力する場合です。「zi」でも「ji」でも「じ」と入力されます。「ぢ」を入力したい場合は、「di」と打たなければなりません。同様に、「づ」は「du」です。また、「を」は「wo」、「ん」は「nn」というルールも、ローマ字入力で覚えておく必要があります。 ちなみに…私は、30年前のワープロ世代の人間です。最初からひらがな入力で行ってきたため、現在もそのままです。(ひらがな入力でも、とても速いです!) |
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