2月28日(水)2組で行っていたのは、「『すき』からうまれた『そらまめくん』」という授業でした。「個性の伸長」について学ぶ授業でした。「そらまめくん」シリーズの絵本の作者である「なかや みわ」さんについてのお話です。なかやさんは、子どものころから「思い浮かべること」と「絵を描くこと」が好きでした。それを生かして絵本作家になったそうです。 授業の導入として、子ども達を集めて「そらまめくんの ぼくのいちにち」という絵本の読み聞かせをしました。そらまめくんシリーズは、子ども達みんなが大好きな絵本です。すぐに本の世界に入り込んでいきました。 今日の学習が、この絵本の作者のなかやさんであることを伝え、続いて教科書の資料を読みました。(写真上)教科書の最後のページに、「自分の好きなことをするのは、とても楽しいことです。好きなことをすると、力がわいてきます。」というなかやさんのメッセージが書いてあります。このことを受けて、子ども達に「自分の好きなこと」や「その時の気持ち」をワークシートに書かせていきました。そして、クラスの友達と自分の好きなことを紹介し合う活動を行い、得意なことや好きなことを伸ばしていこうとする気持ちへと高めていきました。 1年生は、国語の時間に「ずうっと、ずっと、だいすきだよ」という物語教材の学習をしています。1,2学期にも物語教材がいくつかありましたが、今回の「ずうっと、ずっと、だいすきだよ」は、ちょっと違った内容です。主人公の「ぼく」と犬の「エルフ」との楽しかった思い出だけでなく、エルフが老いて死んでいく様子、さらには後日談までが描かれています。そのため、子ども達がこの物語に接すると、「温かい気持ち」や「悲しい気持ち」など、様々な感じ方をしていきます。 「ずうっと、ずっと、だいすききだよ」のクライマックスは、「エルフ」が死んでしまい、家族みんなで悲しむ場面です。「みんな泣いて、肩を抱き合った。」と書いてありながら、続けて「ぼくだって、悲しくてたまらなかったけど、いくらか気持ちが楽だった。」と書かれています。ここで、「なぜ、ぼくは『気持ちが楽だった』のだろう?」という疑問がわいてきます。「大好きなエルフが死んでしまったのに、悲しくないのはおかしい。」と子ども達は考えるでしょう。 この物語の最後に、こう書いてあります。「だって、毎晩エルフに『ずうっと、大好きだよ。』って、言ってやっていたからね。」・・・今までぼくは、エルフにできることは全部できたから、家族より後悔の気持ちがないということが分かります。ただし、これは決してエルフが死んでしまって悲しくないということではありません。(写真中) またまた1年生の話題です。5校時に、視聴覚室に学年全員が集まり、副校長先生の授業がありました。来週月曜日に行われる幼稚園・保育園との交流会に向けて、オリエンテーションが行われていました。当日は、2校時に旭幼稚園と、さらに3校時には旭町保育園と旭町第二保育園の年長さんを迎えて交流会を予定しています。 もうすぐ2年生になる心構えから、交流会を楽しみにやってくる子ども達を温かく迎えられるように話をしました。そして、各自が実行委員になり、自分の役割りをしっかり果たせるように計画していくことを指導しました。 実行委員は、3種類あります。「体育館で、園児たちと一緒に遊ぶことを計画する実行委員」、「1組の教室で行う、旭町小クイズを考える実行委員」、「2組の教室で1年生にならせてあげる実行委員(ランドセルを背負わせてあげたり、道具箱の中を説明したりします。)」の3つです。全員がどこかの実行委員に所属し、みんなで計画を立てていくことになりました。 実行委員として活躍するのは初めての子ども達です。さあ、どんな交流会になるか、今からとても楽しみです。子ども同士で話し合うので、ああでもないこうでもないと、なかなか決まらないこともあるでしょう。しかし、それが子ども達にとって大切な経験です。幼保小の交流会は、園児たちのためでもあり、1年生の子ども達の学習の場でもあります。 なぜ、この授業に副校長先生がかかわったかというと・・・特別活動の専門であるからです。管理職も自分の専門分野を中心に授業に入り、教員の指導力向上にかかわるようにしています。(写真下) |
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