3月11日(月) その21組の教室では、三角形のタイルを組み合わせて、教科書に描かれている黒いシルエットの図形を作る問題に挑戦していました。問題として提示された形を作るシルエットパズルの中で非常に有名なものに、「タングラムパズル」があります。正方形をいくつかに切り分けたものを使う木製のパズルで、よく旅館の部屋に置いてあります。また、子ども用にも「知育パズル」としてのタングラムが売られています。直角二等辺三角形や平行四辺形、正方形などでできた木片を組み合わせて、様々な形を作っていくパズルです。積み木やブロックと同様に、形の概念を体得させるためには、小さい頃からの図形遊びが大切なようです。(写真上) この単元では、次に数え棒を組み合わせていろいろな図形を作っていきます。図形を線でとらえさせ、「辺」の存在を意識させていきますが、1年生では図形への興味関心を高めることが第一の目的となっています。 4年生は、算数の時間に「考える力をのばそう」という学習をしています。算数の教科書にある「考える力をのばそう」は、今まで習った算数の力を使い、工夫して問題を解く「頭の体操」のような問題が掲載されています。「共通部分に着目して 図を使って考える」という題が、そのまま問題を解く「ヒント」になっています。 教科書には、「小プール1回と大プール2回を泳いで63m、小プール1回と大プール4回を泳いで113m」の2人の泳いだ距離から、大小それぞれのプールの長さを求める問題があります。1組では、グループで解き方を話し合い、考え方の図や式をみんなで考えていました。(写真中) 「X+2Y=63、X+4Y=113」という連立方程式を解けばよいのですが、小学校ではまだそれは習っていません。そこで、線分図を使って考えさせます。図を描いてみると、2人の差(113−63=50)は、大きいプール2回分の長さに当たるので、大きいプールは25mということがまず分かります。そこから小さいプールの長さ13mを求めます。 各学年の算数の教科書には、考える力をのばすための問題が載っています。大人にとっても頭の体操となりそうな「考える力をのばそう」は、3年生以上の算数の教科書に掲載されています。(6年生は、2学期末にあります。) 5年生が、岩井移動教室の様子をスライドにまとめ、4年生に向けて発表会を開いていました。2月の初旬に行った岩井移動教室から1か月が経ちましたが、5年生は総合の学習の時間を使って、実施後のまとめを行ってきました。4年生に向けて分かりやすい説明になるようにと、スライドの写真や文字、イラストを工夫して作ってきました。 それぞれの学年の1,2組がペアになり、4年の教室と5年の教室を使って同時進行で発表会を行いました。3校時と5校時で子どもを入れ替え、全てのグループの発表が聞けるようにしていました。 宿舎の部屋の様子が映し出されると、4年生から「いいな。きれいだな。」という声が聞こえてきました。4年生は、来年度になったら、10月下旬に2泊3日で移動教室が予定されています。長野県の武石(旧武石村、現在は上田市)に泊まる予定です。持ち物やおこづかいの情報も発表内容にあり、4年生の子ども達は興味津々な様子で聞いていました。(写真下) |
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