3月18日(月) その2作者の中村 桂子さんは、生物学者であるとともに、現在はJT生命誌研究館の名誉館長をされているそうです。この説明文は、教科書のために書き下ろされた文章で、「あなた」というのは「卒業を間近に控えた6年生の子ども達」を示しています。 前段では、様々な生き物のことが書かれています。アリやライオン、ミツバチを例に、「生きることに全力を尽くし、みんなが共に生きているのが生き物の世界である」ということを説明しています。それを受けて後段は、人間に目を向けて考えさせます。「人間も一生懸命生きることが大切だ」と述べ、技術を開発して資源を使い過ぎて自然を壊してきた歴史を振り返ります。そして、「これから生まれる人や生き物のことも考えて、生き生きと暮らせる社会を考えてほしいこと」や、「未来のことまで考えて生き方を探し、技術の使い方まで考えること」が、「今、あなたにしてほしいことである」と伝えています。また、人間の進化の過程で生まれた優しい心についても触れています。「その優しい心を、他の生き物や自然にまで広げることができるはずだ」と述べています。 ここ数年で、AIの技術がクローズアップされるようになりました。便利な反面、それを使う人間の「優しい心」が試されているような気がしてなりません。 1年1組の教室で、「Kahoot!」(カフート)というアプリを使ったタブレットの授業がありました。(2組は、先週行っています。)カフートは、ノルウェー生まれのアプリで、クラスで簡単にクイズ大会を開くことができます。クイズと言っても、学習用に使うので、例えば国語の漢字の読み方や送り仮名、筆順などについて出題して使っています。 参加者となるクラスの子ども達は、ゲームPINを入力することでクイズに参加することができます。クイズは基本的に4択問題で、早く答えるほどポイントが多く入ります。全ての問題を終えると、ベスト3の表彰イベントもあり、大いに盛り上がります。テレビのクイズ番組を教室で行うことができる…といった感じのアプリです。 また、クラスのみんなで協力して問題を解きながら楽しむこともできます。算数の計算問題が出題され、「すばやく答えを出した子が多いほど次のステージに進める」といったクイズ設定をすることもできます。 先月、校内の先生たちでカフートの使い方を研修し、いろいろな学年で使われるようになりました。事前に担任の先生が様々な問題を用意(確認しておく)ことが必要ですが、クラス全体が盛り上がること間違いなしです。(写真中) 3年1組の教室で、「地域のすてきを発信しよう」という発表会を行っていました。3学期に、総合の時間にタブレットを使ってまとめをしてきた学習内容です。 普段、自分たちが利用している学校の近くの施設や場所から、「地域のすてき」を見つけました。その場所の写真を利用して、初めてタブレットの「スライド」を使ってまとめを行ってきました。北地区区民館について発表した子がいました。区民館の中の様子や、どんな人たちが利用しているか、子ども達はどんなことができる場所か等、発表していました。また、成増のスキップ村や光が丘IMAについて発表したものもありました。買い物に便利な場所やフードコートの情報など、楽しいまとめになっていました。 光が丘図書館についての発表では、1回で15冊まで借りられることや、様々な種類の本があることを発表していました。「たくさんの種類の本があるので、ぜひ本でまったりしてください。」とまとめていました。(写真下) 今回、スライドでまとめをしたことで、タブレットの扱いに慣れることができました。ローマ字入力にも少し自信がついてきたようです。 |
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