6月5日(月) その1![]() ![]() ・・・学校でよく見かける場面です。A君が先生に言いました。「先生、トイレ!」…すかさず先生が言いました。「先生はトイレではありません。」今度は、Bさんが先生に言いました。「先生、消しゴム!」…すかさず先生が言いました。「先生は消しゴムではありません。」何が間違いなのか分かりますか? 2人とも、単語だけで話をしていて、きちんと文章で会話していないところが間違いなのです。 A君の「先生、トイレ」という言葉では、トイレに行きたいのか、あるいはトイレはどこですかと聞いているのかが分かりません。きちんと文章で、「先生、トイレに行って来てもいいですか。」あるいは「先生、トイレの場所はどこですか。」と話をしなければなりません。では、Bさんの「先生、消しゴム!」はどうでしょう。消しゴムを忘れたことを伝えるのであれば、「先生、消しゴムを忘れてきました。」と言うべきですし、消しゴムが見当たらないなら、「先生、消しゴムがなくなりました。」と話すべきです。 次に、授業中に発表する時のことを考えてみましょう。先生が問題を出したり、先生が聞いたりしたことで「あっ、分かった!」という時は、進んで手を挙げて発表していますよね。では、発表する時の話し方はどうでしょうか。例えば、「みなさんが通っている学校は、何という学校ですか?」と先生が質問しました。名前を呼ばれて、返事をして立ちました。さあ、どう答えますか? 「旭町小学校。」でいいでしょうか。気がついた子がいると思います。「旭町小学校です。」と答えるのが正しい話し方です。では、第2問です。旭町小学校は、何区にあるでしょう? 「練馬区です。」と「〜です。」をつけて答えるのが正解です。授業中に発表する時は、「〜です。」あるいは「〜と思います。」のように、文末に「です。」や「ます。」をつけて話をするようにします。 6年生は、国語の時間に「話し言葉と書き言葉」の学習をしましたよね。普段、友達との会話では、話し言葉がほとんどであると思います。しかし、授業中の発表や委員会活動で全校の前で発表する時などは、書き言葉で話す必要があります。授業の中で、あるいは学校の先生など大人の人に対して話す場合には、きちんと相手に話ができなければなりません。そのためにも、相手に話をする時は、まず何をどうしたいのかをしっかり文章で話すようにします。そして、話す言葉の最後に「〜です。」や「〜ます。」をつけて話すことを心がけましょう。 さて、先週木曜日から6月に入りました。毎年6月は、練馬区全ての学校で「ふれあい月間」に位置付け、いじめを絶対に許さないという姿勢で取り組みます。いじめは、身近なところから起こります。人をからかったり、仲間外れにしたり、悪口を言ったりということから大きないじめに発展します。自分達の周りに、いじめやいじめにつながるようなことはないでしょうか? 「人に言われて嫌なことは言わないこと」「人にされて嫌なことはしないこと」、いじめは心の問題であり、なかなか目に見えにくいものです。もし、心配なことや困っていることがあったら、必ず学校の先生や相談室の先生、あるいは家の人に話をするようにしてください。 旭町小では、明日からあいさつ運動が始まります。あいさつを進んで行う子は、人をいじめたりしません。明るい心、正しい心を広めていくためにあいさつ運動があります。自分から進んであいさつをして、旭町小学校があいさつでいっぱいの学校になるようにしていきましょう。・・・ 続いて、代表委員会の児童から、明日から始まるあいさつ運動についての連絡がありました。今月は、5年生の子ども達もあいさつ運動を行う予定ですが、まずは代表委員会が3日間実施します。(写真) 6月4日(日)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 開会式の後、まず自転車に乗る時のルールや点検の仕方、走行時の交通安全に関する指導を警察の方々に行っていただきました。自転車は左側通行であることや、歩行者を優先することなど、自転車に乗るうえで必要なルールやマナーを学びました。 次に、実際に校庭につくられたコースを使って、自転車走行のお手本を見せてもらいました。駐在所の袖山さんや都の自転車検定に出場する3名の子ども達の模範走行をみんなで見学しました。 そして、いよいよ自転車の技能訓練が始まりました。子ども達一人一人の実技試験がありました。安全確認をしているか、一時停止しているか、歩道内では車道側を走っているかなど、細かい採点が行われていました。 閉会式では、高得点をとった3人の子ども達が表彰されました。また、参加した子ども達にも、光が丘警察から参加賞が配られました。 第六地区委員会の皆様や光が丘警察の方々を始め、PTAのお手伝いの皆様、ボランティアの小中学生も参加していただき、運営を支えていただきました。どうもありがとうございました。 6月2日(金)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 教科書には、長音の入った言葉を使った唱え歌が載っています。「まほうの ほうきで そら とぶ おばさん げんきに たいそう おばあさん」・・・「おばさん」と「おばあさん」の言葉を比べると、「あ」が入るか入らないかの違いですが、人物的には大きな違いがあります。「ば」の後に「あ」を入れると、「ば」の音を伸ばして発音することになります。(写真上) 長音にはきまりがあり、ア列の長音はア列の仮名に「あ」を添えることになっています。(おかあさん等)同様に、イ列の長音はイ列の仮名に「い」を添えます。(おにいさん、おじいさん等)ウ列の長音はウ列の仮名に「ウ」を添えます。(くうき、ふうせん等) では、エ列の長音はエ列の仮名に「え」を添えるかというと…確かに「おねえさん」はそうなりますが、他は必ずしもそうなりません。「せんせい」であって、「せんせえ」は誤りです。「せんべい」も「せんべえ」ではありません。 さらに例外があるのが、オ列の長音です。基本的には、オ列の長音はオ列の仮名に「う」を添えます。(おとうさん、おはよう等)しかし、オ列の長音には例外が多く、「おおかみ、こおり、とおい、おおい」など、「お」を添える場合が存在します。だから日本語は難しいと言われるわけです。 今日は、1〜4年生の新体力テスト・シャトルランを行う日でした。当初は校庭で行う計画でしたが、雨のため体育館で実施しています。また、それぞれの学年に、5,6年生がクラスごとに分担して計測の補助に入りました。1校時は、4年生がシャトルランを行い、4年2組の子ども達が補助をしました。走者1名に対して、20mのラインの両側に4年生がそれぞれつき、時間内にラインを通過したかどうかを判定してあげていました。 シャトルランは、体力テストで持久力を測定する種目です。コロナ禍で子ども達の体力低下がよく言われていますが、マスクを着け続けた3年間で一番低下したのは持久力かもしれません。20mの間隔を、音源に合わせて行ったり来たりしていきます。1分ごとにテンポが速くなり、何回往復できたかを記録します。 旭町小では、昨年度は5,6年生のみ実施していました。コロナ禍で実施していなかった学年がほとんどだったので、1年生はもちろんですが、2〜4年生は初めての挑戦でした。4年生の全国平均は、男子が41回、女子が32回です。男子の中には、60回を超える記録を出した子が何人かいました。(写真中) 6年生は、国語の時間に「話し言葉と書き言葉」の学習をしています。「話し言葉」は、口語とも言い換えられる、カジュアルな表現の言葉を指します。それに対して、「書き言葉」とは、文語とも言い換えられ、主に文章を書くときに使われる言葉のことを指します。 2組では、話し言葉を書き言葉に言い換える問題に取り組んでいました。話し言葉とそれに対応する書き言葉を並べてみると、正式な手紙や作文に書き表すべき書き言葉がはっきりとしてきます。「ちょっと」→「少し」、「いろんな」→「いろいろな」、「ちゃんと」→「きちんと」・・・普段何気なく使っている話し言葉ですが、書き言葉としての表現の仕方をきちんと理解しておく必要があります。(写真下) この他に、よく言われる「『ら』抜き言葉」や「『い』抜き言葉」も話し言葉に含まれています。『ら』抜き言葉の代表の「食べれる」は、書き言葉では「食べられる」です。また、「見ている」を「見てる」、「食べている」を「食べてる」など、「〜している」を「〜してる」と表現することを、『い』抜き言葉と言います。子どもならずとも、大人も平気で使ってしまいやすい言葉ではないでしょうか。 6月1日(木)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ボールは、1号のソフトボールを使うことになっています。少年野球を習っている子にとっては、普段手にしている軟式ボールよりもだいぶ大きく感じるでしょう。また、低学年の子にとっては、大きいだけでなく、重く感じられたかもしれません。全国平均では、1年男子8.3m、女子5.6m、6年男子25.4m、女子15.2mとなっています。他の体力テストと比べて、男女差が大きい種目です。 ソフトボール投げは、単純にボールを遠くに投げるだけですが、慣れていないと難しいことだらけです。ボールの握り方や離すタイミングなどがよく分からずに、「もっと上手く投げられたはずなのに…」と悔しい思いをする子が多いです。ボールの握り方は、わしづかみにせずに、人差し指と中指が真上で、親指を真下にして上下から挟むようにします。また、ステップを入れて投げなければ距離が出ません。手と足の動きのバランスは、まさに経験があるかないかの違いが大きく出ます。今の時代は、どこに行っても石を投げると怒られるし、公園で硬いボールを投げるのも禁止されている状況です。まずは、子ども達がボールを投げる環境を整えてあげることが先決なのかもしれません。(写真上) 1,2校時に、5年1組が調理実習を行っていました。5年生は、家庭科の時間に、「ゆでる調理をしよう」という学習をしています。教科書には、青菜のおひたしやゆで卵と一緒に「ゆでいも」が紹介されています。今回は、じゃがいもをゆでて塩を振って食べる「ゆでいも」の調理に挑戦しました。 まず、じゃがいもをよく洗ってから、包丁で芽を取りました。芽には有害物質が含まれているので、包丁の角で欠くようにして取り除きます。その後、じゃがいもを4等分に切り分けます。5年生は、包丁を使うのが初めてなので、扱い方や持ち方、手の添え方等の指導を念入りに行っていました。今回は、新じゃかを用意したため、皮をむかずに使っていましたが、家庭では皮のむき方もぜひやらせてみてください。(写真中) じゃがいもを切り分けたら、水の入った鍋に入れ、ゆでていきます。時々竹串で火の通りを確認し、ちょうどよいかたさにゆで上がったところで取り出します。塩を振って食べただけですが、じゃがいもの味がしっかり伝わるおいしさが味わえました。 5年生は、先週学校の田んぼを使って田植えを行いました。続けて今週は、バケツ稲の田植えを行っています。バケツ稲に使う種もみは、JAから送ってもらいました。脱脂綿に水を含ませ、種もみから芽が出る様子を教室で確認してきました。芽出しをした苗と先週の残りの苗を使って、バケツ稲の栽培に挑戦していきます。 まず、バケツに畑の土を入れ、水を含ませてドロドロにします。(田んぼで言うと、「しろかき」の状態)苗を植え付け、水を2〜3cm入れて完成です。今日の2組の様子を見ていると、土の量が少ない一方で、欲張って苗が多すぎないだろうかという心配はありましたが、今後順調に育っていくように願っています。(写真下) バケツ稲は、一人ずつに責任をもたせて管理する良さと、置き場所を変えることができるという利点があります。また、田んぼがない都市部の学校では、バケツ稲に頼るしかありません。バケツ1つでお茶碗1/3程度のお米が穫れると言われています。秋にどれだけ収穫できるか楽しみです。 |
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