個人面談にご協力いただき、ありがとうございました。19日(金)で1学期が終了いたします。

6月7日(水) その1

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 6年生は、算数の時間に「分数のわり算を考えよう」という学習をしています。1年生の算数の時間から、学年が上がるにつれて「+、−、×、÷」の四則計算を学習してきました。さらに、小数や分数を習うたびに、整数と同じようにそれぞれの四則計算ができることも学習してきています。その最後になるのが、「分数÷分数」の計算です。
 分数を分数で割るということは、日常的にはあまりないことです。「2/5÷3/4」の式になる問題文を考えることができるでしょうか? 6年生で出てくるのは、「3/4デシリットルで2/5平方メートルの壁を塗ることができるペンキがあります。1デシリットルでは、何平方メートルの壁を塗ることができますか?」という問題です。普通、小数で表すような数字を無理やり分数で表しているので、あまり現実的ではない問題と言えます。もうここまでくると、「小学校の算数の時間は、りんごの絵が出てくるような具体物の問題でなければならない」ということは必要ないのではないかと思ってしまいます。
 実際、6年生の教室の黒板を見ると、ぎっしりと数式のみが並んでいます。6年生の算数が、より一層中学校の数学に近づいてきたように感じました。(写真上)
 1年生が生活科で育てているアサガオの葉が、たくさん出て茂ってきました。毎朝欠かさずに水やりをしている鉢を移動して、じっくり観察しながらカードに絵を描いていました。最初に出てきた双葉と違う葉(本葉)の形に気づいた子がたくさんいました。
 ある子が、自分の鉢を持つのを嫌がっていました。理由を聞いてみると、「だって、いもむしがいるかもしれないもん。」と言っていたので、葉っぱを全て裏返して点検してあげました。それでもしばらくは、鉢を持つのをためらっていました。アサガオを育てることから、少しずつ虫の存在にも興味をもてるようになるといいなと思います。
 観察が終わった子から、支柱立てをしました。アサガオセットについてきた折り畳み式の支柱を取り付け、これから伸びてくるつるが巻きついていけるように準備をしました。これから気温の上昇とともに、アサガオがぐんぐんと成長していくことでしょう。(写真下)

6月6日(火)

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 3年生の毛筆による書写の指導が始まりました。真新しい習字セットを机の上に用意し、早く筆を手にしたいのを我慢して、先生の説明を聞いていました。これから小学校で4年間使っていく道具なので、準備や片付けの方法まで、きめ細かな約束をきちんと指導しておく必要があります。書写の教科書にも、用具の名前から机上の準備の仕方、書き終えた半紙の片付け方など、多くの説明が記載されています。
 また、書く時の姿勢から筆の持ち方やひじの高さ(毛筆の場合は、特に重要です)まで、様々な説明が続きます。筆は、人差し指をかける「1本がけ」か中指も添える「2本がけ」で持ちます。軸の下から1/3位のところを持ち、常に半紙に対して垂直に立てておくことがポイントになります。(写真上)
 まずは、半紙に横画をたくさん書きながら、筆と腕の使い方を練習しました。墨汁を十分に含ませていなくてかすれたり、筆が寝てしまい線が太くなったりと、なかなか思うように書けないものです。何度か練習の末、横画を2本引いて「二」の作品を仕上げることができました。
 1,2組とも、数名ずつ左利きの子がいました。教員が参考にする指導書には、「左利きの児童への対応」が載っています。毛筆の筆の運びから、「右手で書くように指導するのが望ましい。」と記されています。さらに、「ただし…」とあり、「…本人と保護者の意志を尊重することが大切である。」と書いてあります。
 書道教室などで習う場合は、右手で書くように指導があるでしょう。(実際、私の子どもも、書道教室では右手で筆を持つように直されました。)しかし、学校での毛筆の指導は、月に1回程度しかありません。それだけの時間で右手にするというのは難しいでしょう。私は右利きですが、左手で文字を書くように言われてすぐにできるとは思えません。
 3年生は、理科の時間に「植物の育ち方」の学習をしています。5月に、学年の畑にオクラやダイズ、ヒマワリ、ホウセンカ、マリーゴールドの種をまきました。1組の子ども達が、タブレットを手に、その後の様子を観察していました。タブレットのカメラで写真を撮り、成長の様子を記録していきます。(写真中)
 それぞれ芽が出て生育してきてはいるものの、まだ小さいものが多い状況です。先週の大雨の影響で、畑の土がかなり削られてもいました。さらに、桜の木が茂ってきたこともあり、日当たりがもう少しの場所でもあります。なんとか今学期中に花が見られると良いのですが…。
 5種類の中でも、ダイズは比較的よく生育していました。7月頃に白い小さな花をつけ、その後枝豆が実ります。ダイズが実をつけて、未熟の状態で収穫するのが「枝豆」です。そのままにしておき、茶色く枯れた頃にさやを割ると「大豆」を収穫することができます。(ちょうど今日の給食に「大豆のかりんとう」が出ていました。)
 5,6校時に、6年2組の調理実習がありました。「炒める調理で 朝食のおかずを作ろう」という実習でした。栄養のバランスを考えた「いろどり炒め」に挑戦していました。教科書には、「にんじん、ピーマン、たまねぎ、ハム」を使った例が載っています。それを参考に、4人グループで話し合い、材料を持ち寄って実習に臨んでいました。
 グループごとに様々な材料を用意したレシピを考え、アイデア満載のいろどり炒めを作っていました。ベーコンとにんじんを中心に、キャベツやもやし、たまねぎを組み合わせたグループが多く見られました。(写真下)中には、じゃがいもとサツマイモ、きゅうりの組み合わせのグループもありました。
 出来上がったグループの子が、「校長先生も食べますか」と炒めたばかりの野菜をお皿に入れて持ってきてくれました。玉ねぎとピーマン、ベーコンに入り卵が入り、とてもいろどりの良い炒め物でした。新玉ねぎを使っていたようで、甘味があっておいしかったです。卵を使っていたのもすばらしいアイデアでした。
 6年生は、昨年度も家庭科で調理実習を経験してきているだけに、準備から片付けまでとても手際よく行っていました。炒める調理ができれば、様々な料理に応用することができます。ぜひ家庭でも、子ども達にフライパンを使わせていきましょう。

6月5日(月) その2

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 4年生は、算数の時間に「角の大きさ」の学習をしています。角の大きさについての学習は、4年生で初めて習う内容です。分度器の正しい使い方や目盛りの読み方について学習をするとともに、三角形のかき方についても学んでいきます。2年生でものさし、3年生でコンパス、4年生で分度器というように、算数の時間では様々な道具の正しい使い方をそれぞれの学年できちんと指導していきます。
 分度器も他の道具と同様に、使い慣れるまでにとても時間がかかります。大人が思っているほど子どもの角度に対する感覚は未発達な部分があるため、ていねいに指導することが欠かせません。
 特に分度器を扱う際の難しさは、目盛りの合わせ方と読み方にあります。角の頂点を分度器の中心に合わせ、同時に角度の一方の直線を0度に重なるようにする必要があります。それがいつも同じ向きに角度があるわけではなく、様々な方向に分度器を動かしながら使っていく必要があります。今日は、180度を超える角度の測り方についての学習をしていました。(写真上)
 いろいろな分度器が売られていますが、透明なものを用意するように指導があったと思います。目盛りの読み方等を指導するために、できれば全員同じものを一括購入した方が良いくらいです。「学校は持ち物の指定について、細々としばりが多い」と思われるかもしれませんが、一度指導する側に立ってみると分かります。一人ずつ違ったタイプの道具を持っていると、それぞれに対応した説明が必要になります。今回、子ども達が用意した分度器の大きさはいろいろでしたが、それだけでも指導が大変そうでした。ご理解いただければと思います。
 2年生が、図工の時間に中庭に出て絵を描いていました。「外でかくって 気持ちいいな」という題名で、旭町小の中庭や玄関前の植物からお気に入りを見つけて、それを絵に表すという学習でした。2年生は、1か月前に「消防写生会」を行う予定でしたが、雨のために中止になってしまいました。外で絵を描く楽しさをぜひ味わわせたいということもあり、今きれいに咲いている旭町小の花々を題材に絵を描くことにしました。
 画板に画用紙を挟み、クレヨンとシートを持って外に出てきました。今、中庭では、アジサイやユリの花が見頃を迎えています。アジサイもユリも、それぞれ特徴のある花姿や葉の形をしています。よく観察しながら、クレヨンを使って思い切りよく絵に表していきました。(写真中)後で図工室に戻ってから、様々な色のクレパスを使って色を塗っていく技法を先生から教えてもらっていました。続きは、来週以降になりそうです。
 ところで、旭町小の中庭は、現在「ユリ園」として毎日次々ときれいな花が咲き誇っています。白や黄色の他に深みのある赤など、子どもの背丈以上になるスカシユリがたくさんあります。そして、主事さんによって、切り花として校内のあちこちに飾ってもらっています。
 5月の中旬から、4週間にわたる教育実習が始まっています。その実習も、いよいよ残り1週間となりました。5年1組を中心に教育実習を行っていて、今週の金曜日には実習の成果として研究授業が予定されています。今日は、隣の2組に入り、研究授業で行う予定の国語の授業実践に取り組んでいました。
 また、4校時には、2組で道徳の授業の実習も行っていました。教員にとって、道徳の指導技術を本格的に学ぶのは、教員になってからという場合が多いです。実習期間中、実際に授業実践を積むことは、貴重な経験になったはずです。
 授業は、「道案内」という教科書の資料を使い、「親切、思いやり」の内容項目について考えさせていきました。・・・2人の男の子たちは、道に迷っているおばあさんを見かけます。どうしようか考えた結果、行先までの地図を書いて渡してあげました。「やっぱり、いいことをした後は気持ちがいいなぁ。」と2人は喜びました。しかしその後、先ほどのおばあさんがまた迷っている光景を目にします。中学生3人が声をかけると、おばあさんは地図をもらったものの、字が小さくて見えなかったようでした。そこで中学生たちは、「私たちがご案内します。一緒に行きましょう。」と言って、おばあさんと歩き出したのでした。・・・(写真下)
 2人の男の子たちの行動は、とても親切な気持ちで対応していました。地図を書いて渡したことは、十分に評価されるべきですが、相手がお年寄りであるというところの配慮が足りませんでした。しかし、5年生にとっての「親切」としては十分な気もするのですが…。

6月5日(月) その1

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 全校朝会は、校庭で行いました。「きちんと話をしよう」というテーマで、全校児童に話をする時に大切にしたいことを中心に伝えました。
・・・学校でよく見かける場面です。A君が先生に言いました。「先生、トイレ!」…すかさず先生が言いました。「先生はトイレではありません。」今度は、Bさんが先生に言いました。「先生、消しゴム!」…すかさず先生が言いました。「先生は消しゴムではありません。」何が間違いなのか分かりますか? 2人とも、単語だけで話をしていて、きちんと文章で会話していないところが間違いなのです。
 A君の「先生、トイレ」という言葉では、トイレに行きたいのか、あるいはトイレはどこですかと聞いているのかが分かりません。きちんと文章で、「先生、トイレに行って来てもいいですか。」あるいは「先生、トイレの場所はどこですか。」と話をしなければなりません。では、Bさんの「先生、消しゴム!」はどうでしょう。消しゴムを忘れたことを伝えるのであれば、「先生、消しゴムを忘れてきました。」と言うべきですし、消しゴムが見当たらないなら、「先生、消しゴムがなくなりました。」と話すべきです。
 次に、授業中に発表する時のことを考えてみましょう。先生が問題を出したり、先生が聞いたりしたことで「あっ、分かった!」という時は、進んで手を挙げて発表していますよね。では、発表する時の話し方はどうでしょうか。例えば、「みなさんが通っている学校は、何という学校ですか?」と先生が質問しました。名前を呼ばれて、返事をして立ちました。さあ、どう答えますか? 「旭町小学校。」でいいでしょうか。気がついた子がいると思います。「旭町小学校です。」と答えるのが正しい話し方です。では、第2問です。旭町小学校は、何区にあるでしょう? 「練馬区です。」と「〜です。」をつけて答えるのが正解です。授業中に発表する時は、「〜です。」あるいは「〜と思います。」のように、文末に「です。」や「ます。」をつけて話をするようにします。
 6年生は、国語の時間に「話し言葉と書き言葉」の学習をしましたよね。普段、友達との会話では、話し言葉がほとんどであると思います。しかし、授業中の発表や委員会活動で全校の前で発表する時などは、書き言葉で話す必要があります。授業の中で、あるいは学校の先生など大人の人に対して話す場合には、きちんと相手に話ができなければなりません。そのためにも、相手に話をする時は、まず何をどうしたいのかをしっかり文章で話すようにします。そして、話す言葉の最後に「〜です。」や「〜ます。」をつけて話すことを心がけましょう。
 さて、先週木曜日から6月に入りました。毎年6月は、練馬区全ての学校で「ふれあい月間」に位置付け、いじめを絶対に許さないという姿勢で取り組みます。いじめは、身近なところから起こります。人をからかったり、仲間外れにしたり、悪口を言ったりということから大きないじめに発展します。自分達の周りに、いじめやいじめにつながるようなことはないでしょうか? 「人に言われて嫌なことは言わないこと」「人にされて嫌なことはしないこと」、いじめは心の問題であり、なかなか目に見えにくいものです。もし、心配なことや困っていることがあったら、必ず学校の先生や相談室の先生、あるいは家の人に話をするようにしてください。
 旭町小では、明日からあいさつ運動が始まります。あいさつを進んで行う子は、人をいじめたりしません。明るい心、正しい心を広めていくためにあいさつ運動があります。自分から進んであいさつをして、旭町小学校があいさつでいっぱいの学校になるようにしていきましょう。・・・
 続いて、代表委員会の児童から、明日から始まるあいさつ運動についての連絡がありました。今月は、5年生の子ども達もあいさつ運動を行う予定ですが、まずは代表委員会が3日間実施します。(写真)

6月4日(日)

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 青少年育成第六地区委員会育成部主催の「自転車交通安全教室」が、校庭を使って行われました。朝から真夏を思わせる強い日差しの中、光が丘警察や第六地区委員会の方々が集まり、準備を進めていただきました。
 開会式の後、まず自転車に乗る時のルールや点検の仕方、走行時の交通安全に関する指導を警察の方々に行っていただきました。自転車は左側通行であることや、歩行者を優先することなど、自転車に乗るうえで必要なルールやマナーを学びました。
 次に、実際に校庭につくられたコースを使って、自転車走行のお手本を見せてもらいました。駐在所の袖山さんや都の自転車検定に出場する3名の子ども達の模範走行をみんなで見学しました。
 そして、いよいよ自転車の技能訓練が始まりました。子ども達一人一人の実技試験がありました。安全確認をしているか、一時停止しているか、歩道内では車道側を走っているかなど、細かい採点が行われていました。
 閉会式では、高得点をとった3人の子ども達が表彰されました。また、参加した子ども達にも、光が丘警察から参加賞が配られました。
 第六地区委員会の皆様や光が丘警察の方々を始め、PTAのお手伝いの皆様、ボランティアの小中学生も参加していただき、運営を支えていただきました。どうもありがとうございました。

6月2日(金)

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 1年生は、国語の時間に「おばさんと おばあさん」という学習をしています。長音(長く伸ばす音)について学習する単元です。「ケーキ」をひらがなで表すとどうなるでしょうか? 「けーき」は誤りです。ひらがなでは、伸ばす記号「ー」が使えません。「けえき」と表記します。
 教科書には、長音の入った言葉を使った唱え歌が載っています。「まほうの ほうきで そら とぶ おばさん げんきに たいそう おばあさん」・・・「おばさん」と「おばあさん」の言葉を比べると、「あ」が入るか入らないかの違いですが、人物的には大きな違いがあります。「ば」の後に「あ」を入れると、「ば」の音を伸ばして発音することになります。(写真上)
 長音にはきまりがあり、ア列の長音はア列の仮名に「あ」を添えることになっています。(おかあさん等)同様に、イ列の長音はイ列の仮名に「い」を添えます。(おにいさん、おじいさん等)ウ列の長音はウ列の仮名に「ウ」を添えます。(くうき、ふうせん等)
 では、エ列の長音はエ列の仮名に「え」を添えるかというと…確かに「おねえさん」はそうなりますが、他は必ずしもそうなりません。「せんせい」であって、「せんせえ」は誤りです。「せんべい」も「せんべえ」ではありません。
 さらに例外があるのが、オ列の長音です。基本的には、オ列の長音はオ列の仮名に「う」を添えます。(おとうさん、おはよう等)しかし、オ列の長音には例外が多く、「おおかみ、こおり、とおい、おおい」など、「お」を添える場合が存在します。だから日本語は難しいと言われるわけです。
 今日は、1〜4年生の新体力テスト・シャトルランを行う日でした。当初は校庭で行う計画でしたが、雨のため体育館で実施しています。また、それぞれの学年に、5,6年生がクラスごとに分担して計測の補助に入りました。1校時は、4年生がシャトルランを行い、4年2組の子ども達が補助をしました。走者1名に対して、20mのラインの両側に4年生がそれぞれつき、時間内にラインを通過したかどうかを判定してあげていました。
 シャトルランは、体力テストで持久力を測定する種目です。コロナ禍で子ども達の体力低下がよく言われていますが、マスクを着け続けた3年間で一番低下したのは持久力かもしれません。20mの間隔を、音源に合わせて行ったり来たりしていきます。1分ごとにテンポが速くなり、何回往復できたかを記録します。
 旭町小では、昨年度は5,6年生のみ実施していました。コロナ禍で実施していなかった学年がほとんどだったので、1年生はもちろんですが、2〜4年生は初めての挑戦でした。4年生の全国平均は、男子が41回、女子が32回です。男子の中には、60回を超える記録を出した子が何人かいました。(写真中)
 6年生は、国語の時間に「話し言葉と書き言葉」の学習をしています。「話し言葉」は、口語とも言い換えられる、カジュアルな表現の言葉を指します。それに対して、「書き言葉」とは、文語とも言い換えられ、主に文章を書くときに使われる言葉のことを指します。
 2組では、話し言葉を書き言葉に言い換える問題に取り組んでいました。話し言葉とそれに対応する書き言葉を並べてみると、正式な手紙や作文に書き表すべき書き言葉がはっきりとしてきます。「ちょっと」→「少し」、「いろんな」→「いろいろな」、「ちゃんと」→「きちんと」・・・普段何気なく使っている話し言葉ですが、書き言葉としての表現の仕方をきちんと理解しておく必要があります。(写真下)
 この他に、よく言われる「『ら』抜き言葉」や「『い』抜き言葉」も話し言葉に含まれています。『ら』抜き言葉の代表の「食べれる」は、書き言葉では「食べられる」です。また、「見ている」を「見てる」、「食べている」を「食べてる」など、「〜している」を「〜してる」と表現することを、『い』抜き言葉と言います。子どもならずとも、大人も平気で使ってしまいやすい言葉ではないでしょうか。

6月1日(木)

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 昨日と今日の2日間かけて、校庭で新体力テストの「ソフトボール投げ」が行われました。ソフトボール投げの正しい計測のために、いくつかルールが決められています。まず、直径2mの円を描き、円の中心から投球方向に向かって、中心角が30度になるように直線を2本引きます。そして、その間に同心円弧を1メートル間隔に描いておきます。(この30度の間隔にボールが落ちなければ「ファール」として記録になりません。)投げる時は、円内から行い、投球中や投球後に円を踏んだり、越したりしたら記録になりません。直径2mの円内だと、ステップを1歩とる程度になります。2回実施して、よい方の記録をとります。
 ボールは、1号のソフトボールを使うことになっています。少年野球を習っている子にとっては、普段手にしている軟式ボールよりもだいぶ大きく感じるでしょう。また、低学年の子にとっては、大きいだけでなく、重く感じられたかもしれません。全国平均では、1年男子8.3m、女子5.6m、6年男子25.4m、女子15.2mとなっています。他の体力テストと比べて、男女差が大きい種目です。
 ソフトボール投げは、単純にボールを遠くに投げるだけですが、慣れていないと難しいことだらけです。ボールの握り方や離すタイミングなどがよく分からずに、「もっと上手く投げられたはずなのに…」と悔しい思いをする子が多いです。ボールの握り方は、わしづかみにせずに、人差し指と中指が真上で、親指を真下にして上下から挟むようにします。また、ステップを入れて投げなければ距離が出ません。手と足の動きのバランスは、まさに経験があるかないかの違いが大きく出ます。今の時代は、どこに行っても石を投げると怒られるし、公園で硬いボールを投げるのも禁止されている状況です。まずは、子ども達がボールを投げる環境を整えてあげることが先決なのかもしれません。(写真上)
 1,2校時に、5年1組が調理実習を行っていました。5年生は、家庭科の時間に、「ゆでる調理をしよう」という学習をしています。教科書には、青菜のおひたしやゆで卵と一緒に「ゆでいも」が紹介されています。今回は、じゃがいもをゆでて塩を振って食べる「ゆでいも」の調理に挑戦しました。
 まず、じゃがいもをよく洗ってから、包丁で芽を取りました。芽には有害物質が含まれているので、包丁の角で欠くようにして取り除きます。その後、じゃがいもを4等分に切り分けます。5年生は、包丁を使うのが初めてなので、扱い方や持ち方、手の添え方等の指導を念入りに行っていました。今回は、新じゃかを用意したため、皮をむかずに使っていましたが、家庭では皮のむき方もぜひやらせてみてください。(写真中)
 じゃがいもを切り分けたら、水の入った鍋に入れ、ゆでていきます。時々竹串で火の通りを確認し、ちょうどよいかたさにゆで上がったところで取り出します。塩を振って食べただけですが、じゃがいもの味がしっかり伝わるおいしさが味わえました。
 5年生は、先週学校の田んぼを使って田植えを行いました。続けて今週は、バケツ稲の田植えを行っています。バケツ稲に使う種もみは、JAから送ってもらいました。脱脂綿に水を含ませ、種もみから芽が出る様子を教室で確認してきました。芽出しをした苗と先週の残りの苗を使って、バケツ稲の栽培に挑戦していきます。
 まず、バケツに畑の土を入れ、水を含ませてドロドロにします。(田んぼで言うと、「しろかき」の状態)苗を植え付け、水を2〜3cm入れて完成です。今日の2組の様子を見ていると、土の量が少ない一方で、欲張って苗が多すぎないだろうかという心配はありましたが、今後順調に育っていくように願っています。(写真下)
 バケツ稲は、一人ずつに責任をもたせて管理する良さと、置き場所を変えることができるという利点があります。また、田んぼがない都市部の学校では、バケツ稲に頼るしかありません。バケツ1つでお茶碗1/3程度のお米が穫れると言われています。秋にどれだけ収穫できるか楽しみです。

5月31日(水)

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 1,2年生の給食の様子を見に行きました。今日のおかずは、「魚の豆田楽焼き」でした。子ども達に聞いてみると、「魚が好き」という子がたくさんいました。「1番ではないけど、好き」という子もいました。子どもにとっての1番は、やっぱりハンバーグなどの肉類なのでしょうか。(写真上)
 今日の魚は、サバを使っています。サバの不漁や外国での需要が増えた関係で、サバの高騰が報道されています。「庶民の味方のサバ缶が、簡単に手に入らなくなる時代が来るのではないか」とも言われているほどです。サンマに続いてサバが高級魚になりつつあります。サバだけでなく、他の食材も値上げラッシュの中、毎日の給食を決められた予算でやりくりするのはとても大変なことです。栄養士さんを中心に、給食を提供してくださっている職員のみなさんに感謝しかありません。
 ところで、写真(上)は、1年2組の給食風景です。5月8日(月)から練馬区の感染症ガイドラインが全て撤廃されたため、コロナ禍前の学校生活が戻りました。まだ一部で、コロナ禍3年間の習慣がそのままになっている取り組みが残っています。まず、子ども達の座席配置です。小学校では、隣り同士が机を合わせるようにして、2人組で座るようにすることが多いです。低学年ではすでに机を合わせるようにしていますが、他の学年も今後は机の配置を考えるようにしていきます。ただ、高学年では、一人ずつ机を離していた方が授業に集中しやすいという考え方もあります。
 次に、給食時の机の並べ方です。現在も、まだ全員が前向きのまま食事をしています。黙食の必要はなくなり、大声でなければ(食事のマナーとして)友達と話をしながら食べてよいことになっています。来週からは、以前のようにグループこどに机を合わせ、対面で給食を食べるようにしていきます。楽しく会話をしながら食べるということも、食育の一つであると考えます。また、校内の冷水機も使えるように準備を進めているところです。(熱中症対策として、引き続き水筒も併用して使うようにはします。)
 昼休みが終わり、校庭から子ども達が昇降口に戻ってきました。玄関前には、四角い花壇があり、四季折々の花が楽しめます。5月は、背の高い青紫色の花が茂り、学校を訪れる人の目をひいていました。いろいろな人に(子ども達も含めて)この花の名前をよく聞かれます。最初のうちは、「デルフィニウム」かと思っていました。しかし、よくよく見るとデルフィニウムとはちょっと異なる形状だったので、調べてみました。「デルフィニウムに似ている」で検索すると、すぐに出てきました。「ラクスパー」という花です。デルフィニウムと同じキンポウゲ科の植物ですが、一年草と多年草の違いや葉の形などが違います。
 昨年のこぼれ種で増えたのか、花壇以外にも学校のあちこちに咲いていて、とてもきれいです。主事さんが、切り花にして時々校長室の花瓶に生けてくれています。目に鮮やかな青紫色の他に、白やピンクの株もあります。(写真中)
 今日から、新体力テストの取り組みが本格的に始まりました。50m走など、学年ごとに今まで取り組んできた種目もありますが、ソフトボール投げや立ち幅跳びなど、場所をきちんと確保して行う種目は今日から集中的に実施します。
 5校時に、6年2組が体育館で、反復横跳びの記録をとっていました。中央ラインに平行になるように、左右1m間隔で計3本のラインを用意します。中央ラインをまたいで立ち、スタートとともに、すばやくそれぞれのラインをまたぐか踏むかして、サイドステップを繰り返します。20秒間に何回できたかを計測します。
 反復横跳びは、敏しょう性を測定する種目です。記録を伸ばすコツは、重心を低くすることです。重心が低くなると、横のラインまで素早く足を動かすことができます。もうひとつのコツは、なるべく足だけを動かすようにして、身体の中心を大きく移動させないことです。足だけを動かすようにすれば、それだけ早く次の動きに移ることができます。
 小学校6年生の平均記録は、男子が46回、女子が44回です。どうだったでしょう。(写真下)

5月30日(火)

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 2校時に、1年2組の教室で、教育アドバイザー訪問の授業がありました。初任から3年次までの教員の研修として、年間に何回かアドバイザー訪問があります。授業観察を通じて指導や助言をしていただき、授業力向上に向けた研修の一つとして位置付けています。今年度も、前校長の道山先生が旭町小の担当アドバイザーとなり、ご指導をいただくことになっています。
 授業は、「リズムとなかよし」という音楽の学習が行われていました。「しろくまのジェンカ」を歌いながら、拍に合わせて体全体を使って様々に表現することを楽しむ授業でした。教科書の「しろくまのジェンカ」のページを開くと、とってもかわいらしい白くまたちが肩をつかんで一列になっている絵が描いてあります。そして、「たん・うん・たん・うん・たん・たん・たん・うん」というリズムが書いてあります。「しろくまのジェンカ」という題名だけあって、よくキャンプファイヤーの時にみんなで踊る「ジェンカ」とリズムが一緒なのです。前の人の方に両腕をかけ、「左・左・右・右…前・後・前・前・前」と動く「ジェンカ」です。
 最初は、みんなで手拍子をしながらリズムを確認し、さらに歌を歌いながらリズムを取りました。(写真上)次に、「ジェンカ」の曲で踊り方を練習し、最後には「しろくまのジェンカ」の曲でも踊ってみました。1年生は、歌うことも好きですが、体を動かすことも大好きです。教室を所狭しとぴょんぴょんと飛び跳ねながら、体を使って思う存分に音楽を楽しんでいました。
 その頃、1組では・・・いよいよ1年生の算数は、「あわせていくつ ふえるといくつ」の学習に入りました。たし算の学習単元です。今まで、一回り大きなワークブックのような教科書を使っていましたが、これからが本格的な算数の教科書になります。
 たし算は、2つの数量が合わさる場合や、数が増えていく場合に使います。まずは、「あわせて」の場合のお話から具体物(算数ブロック)を操作して、2つの数量が合併することを理解させていきます。絵を見ながら、「女の子は、金魚を3匹水槽にいれました。男の子は、金魚を2匹入れました。水槽の中の金魚は、合わせて何匹になりましたか。」という問題場面から、ブロックを使って「3と2を合わせると、5になる」ことを確認します。そして、このことを式と答えに表す方法を「3+2=5」と書くように指導します。(写真中)
 教科書には、「+」と「=」の記号の書き方(書き順)も示されています。式と答えが教科書に出てくるようになり、本格的な算数の学習がスタートした感じがします。
 2年生は、算数の時間に「長さをはかってあらわそう」という学習をしています。cmとmmの単位を習ってから、全員に30cmのものさしが配られ、目盛りの読み方を学習してきました。長さを測る道具として、「ものさし」と「定規」があります。同じような道具のように思えますが、「ものさし」は物の長さを測る道具で、「定規」は鉛筆やカッターをあてがって直線を引いたりカットしたりする道具として使われています。また、0の目盛りが途中からついているのが定規で、端に0があるのがものさしです。
 しかし、ものさしでも直線をきれいに引くことができます。教科書には、ものさしを使った正しい直線の引き方が写真入りで掲載されています。(1組では、直線の引き方を動画を使って学習していました。)まず、直線の端になる点を描き、ものさしでもう一方の端を測り取り、2つ目の点を描きます。次に、ものさしの目盛りのない方を使って2点に合わせ、鉛筆で直線を引きます。この場合、目盛りのついている方に鉛筆を当てないということが重要です。ついつい大人でも目盛りのついている方で線を引いてしまいがちですが、先ほどお伝えしたように、ものさしは長さを測るための道具です。目盛りの側を汚さないというのが基本なのでしょう。(鉛筆ならまだしも、ペンだと色がついてしまう。)
 それにしても、ものさしで直線を引く子ども達は、真剣そのものでした。点と点をものさしで合わせ、指先が白くなるほど力強くものさしを押さえて線を引いていました。(写真下)

5月29日(月) その2

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 6年生は、国語の時間に「たのしみは」という単元名で、短歌を作る学習をしています。教科書には、江戸時代の幕末期の国学者で歌人であった橘曙覧(たちばな あけみ)の短歌が紹介されています。全部で52首の連作短歌『独楽吟』(どくらくぎん)は、日常のささやかなたのしみを詠んだ短歌です。「たのしみは」で始まり、「時」で終わる形式が特徴になっています。
 6年生の教科書には、その中から2つの短歌が掲載されています。「たのしみは 妻子むつまじく うちつどい 頭ならべて 物をくふ時」…一家だんらんの食事が楽しい時であるというのは、まさに現代社会ではなおさらのことではないでしょうか。「孤食」という言葉があるくらい、大人ならずとも子ども達も、そういう食生活が問題視されてきています。「たのしみは 朝おきいでて 昨日まで 無かりし花の 咲ける見る時」…これは、私にとって大いに共感できる短歌です。朝、咲いたばかりの花を見つけた喜びは、自分の家の鉢植えでもそうですが、散歩していて見つけた草花でもうれしいものです。
 1組では、「たのしみは」で始まり、「〜時」で終わる短歌を自分なりに作ってみました。子ども達にとって、日常のちょっとした楽しみをどんな場面に見つけることができたでしょうか。廊下に作品を掲示していたので、その中から紹介します。(写真上)
 「たのしみは スラムダンクの 名場面 スリーポイントが スパっと入る時」…字あまりなので、文字を調整すると良くなりますが、3ポイントが決まって逆転した時の喜びが伝わってきます。「たのしみは メダカにえさを あげるふり 口をパクパク させている時」…メダカへの愛情を感じます。「たのしみは 兄弟ともに 踊ること テレビの前で 真似をする時」…解説には、宿題の合間に、弟と妹と3人で、「おかあさんといっしょ」を見ながらダンスを真似していることが書いてあります。ほのぼのとする光景が浮かびます。他には、ゲームやYouTubeを見ている時など、子どもならではの「たのしみ」について書かれたものが多く見られました。来週の学校公開の際に、ぜひご覧ください。「たのしみは 疲れて帰り 愛犬と テレビ見ながら ソファーで寝る時」(校長 作)
 一方、5年生は、国語の時間に「日常を十七音で」という学習をしています。俳句の構成や書き表し方について学び、自身で俳句を作る学習をしていきます。
 俳句も川柳も、五・七・五の17音でできていますが、俳句には必ず季語が含まれる約束になっています。1組では、夏の季語にどのようなものがあるのかを考え、みんなで黒板に書き出してみました。いきなり「俳句を作りましょう」と言われても、誰もがすぐに思い浮かべるのは難しいものです。まず、季語を考える中から日常の場面に結び付け、俳句の形にしていきます。(写真中)
 俳句を作る人たちは、「歳時記」という季語を集めた本を必ずもっています。それぞれの季節ごとに、季語となる言葉がたくさんあり、歳時記の中からすてきな季語と出会うところから俳句が生まれる場合があります。また、俳句の内容に合わせて季語を選ぶことも重要です。テレビで、俳句を査定する番組がありますが、季語の選び方一つで印象がずいぶん変わることに気づかされます。番組を見ながら、17音の奥深さをいつも感じています。
 1年2組の教室で、図工の授業がありました。折り紙を使って、アジサイの花を作る学習でした。折り紙で作るアジサイは、何種類かの方法があります。今回は、1年生でもできる比較的簡単な折り方で指導していきました。
 三角に折ってから、袋を開いて四角を作り・・・と、電子黒板に実際に折る様子を見せながら、一折りずつ順に教えていきます。すぐに、「どうやるの?」「わかんないよ〜」という声があがります。指導する先生は大変ですが、教室内では子ども同士で教えてあげる姿も見られました。(写真下)
 使った折り紙は、小さいタイプのものを使いました。出来上がりは、折り紙1枚でアジサイの花びら1つ分です。画用紙にアジサイの花を咲かせるには、同じものをたくさん折らなければなりません。1枚できたらクリアファイルにしまい、2枚目、3枚目…と折り続けていきました。来週は、今日折ったアジサイの花びらの他に、葉っぱを作って貼り絵にしていくのだと思います。完成する頃には梅雨入りしていて、ちょうど季節に合った掲示物ができそうです。

5月29日(月) その1

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 雨のため、全校朝会は体育館で行いました。今日は、「自分の名前を大切にしよう」という話をしました。
・・・校長先生の名前は、「清水 誠」と言います。苗字の「清水」も、名前の「誠」もよくある名前なので、同姓同名といって同じ名前の人と今まで何度か出会ったことがあります。高校生の頃、歯医者に行った時のことでした。待合室にいて、「清水さん、清水 誠さん」と呼ばれました。「はい!」と返事をして立ちあがったら、もう一人小さな男の子が「はい!」と元気よく返事をして診察室に向かいました。看護師さんがあわてて気がつき、「同じ名前の方でしたね。小さい子の方の清水 誠さんです。」と伝えてくれました。その時、初めて「同じ名前の人がいるんだ。」とびっくりしました。今お話ししたのは、高校生の時のことです。それから今まで、何人かの「清水 誠さん」に出会ったことがあります。そのたびに、「苗字も名前もよくある名前って、いやだなあ。」と感じていました。
 でも、ある時、こんな風に考えました。すばらしい名前だから、みんな同じように「誠」という名前をつけたのだろうと思ったのです。小さい頃、自分の親から「誠」という名前をつけた由来を聞いてみたことがあります。「誠」は、「誠実・うそをつかない・本当のこと」という意味があります。誰に対しても優しく正しい生き方をしてもらいたいと考え、名前をつけたそうです。校長先生は、自分の名前をとっても気に入っています。一生大事にしなければいけないなとも思っています。
 みなさんの名前も同じではないでしょうか。赤ちゃんとして生まれたばかりの時に、お父さんやお母さんから「こんな人に育ってもらいたい」という願いを込めて名前がつけられたはずです。一人一人の名前は、両親からもらった一番大切なプレゼントです。ですから、自分の名前というプレゼントを大切にしていかなければなりません。
 「名前を大切にする」ために、2つのことを話します。1つ目は、自分の名前をていねいに書くことです。プリントが配られたら、まず自分の名前を書くでしょう。図工の作品にも自分の名前を必ず書きます。学校生活の中で、名前を書かない日がないくらい、毎日のように自分の名前を書く機会があります。ていねいな字で書いているでしょうか? 名前をていねいに書くということは、学習にしっかり向かう姿勢でもあり、自分の名前を大切にすることにもつながります。
 「名前を大切にする」ためにすることの2つ目は、返事をしっかりするということです。自分の名前を呼ばれて、すぐに「はい!」と返事をしていますか? 病院で名前を呼ばれて返事をしなかったら、その人はいないと思われてしまいます。教室で出席を取っている時も、また学習中に先生に指名された時も、名前を呼ばれたらまず返事をすることが大切です。「はい!」という返事は、「自分はここにいます」という合図であるとともに、「その名前は、唯一私のことです。」という証であるのです。自分の名前を大切にしましょう。・・・

 子どもの頃、電話帳を開いて、自分の名前が何人も並んでいるのを見てびっくりしたものです。当時はパソコンで検索という手立てはありませんでしたが、ある時、明治時代の実業家に「清水 誠」という人物がいたことを知りました。日本でマッチの製造を行った人物として有名だったそうです。最近では、漫才師に同姓同名を見つけました。
 全校朝会では、保健・給食委員会からの連絡がありました。明日、ハンカチ・ティッシュ調べを行うそうです。毎日きちんと学校に用意してきているか、委員会の児童が各教室に行き、定期的に調査していくようです。(写真)

5月26日(金)

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 4年生は、理科の時間に「電池のはたらき」の学習をしています。3年生の時には、「電気の通り道」という学習があり、電気を通すものと通さないものがあることについて学んできました。4年生の理科では、電流の大きさや向きを変えた場合について、実験を通じて調べていきます。電流の大きさや向きは、電池の数やつなぎ方(電池の向き)を変えることで調べることができます。1組では、モーターにプロペラをつけて、電池の向きを変えるとどう変化するかということについて調べていました。(写真上)
 豆電球は、電池の+極と−極を変えても変化がなく、明かりがつきます。ところが、モーターは電池の向きを変えると回転する方向が変わることが分かりました。今後は、簡易検流計を使いながら、電池の向きによって電流の流れる方向が変わることを確かめていきます。
 2年前に、コロナ禍の影響でミニ四駆が再びブームになったようです。(家にいる時間が増えたため)ミニ四駆は、30年以上前から何度かブームになることがありました。ミニ四駆が登場するアニメが火付け役になり、プラモデルメーカーが各地で大会を開いて広まりました。子どもの時に夢中になった世代が大人になり、自分の子どもと一緒に楽しむことで、再びブームが起こっているようです。
 ミニ四駆を始め、様々なプラモデルで電池とモーターを触っていると、理科で習う電気の単元については理解が早いでしょう。逆に、そういうおもちゃで遊んだことがない子は、理科の実験を通じてたっぷりと経験させてあげることが大切です。
 1校時に、5年2組の道徳の授業観察がありました。「友のしょうぞう画」という資料を使った、「信頼・友情」に関する学習内容でした。幼なじみの和矢と章太が、離れ離れになっても互いのことを思う物語です。・・・主人公の和矢と章太は大の仲良しでしたが、章太は体の筋肉が縮むという難病にかかり、遠くの病院に療養に行くことになりました。2人は文通により友情を確かめ合っていたものの、いつしか章太から便りが途絶えてしまいました。和矢は章太の状況が分からないまま、勝手に章太が自分を裏切ったと考えるようになりました。しばらくして、テレビで院内学級展覧会が開かれていることを知った和矢は、母親と展覧会を見に行くことにしました。章太の作品には、「友のしょうぞう画」という作品名がつけられ、「おさななじみのKくんの顔です。」と書いてありました。自分の肖像画であることを知った和矢は、激しい感動と深い反省をおぼえつつ、真の友情を感じ取りました。・・・昔から繰り返し道徳の資料として使われてきただけあり、とても感慨深い物語です。(写真中)
 5年生の子ども達にとっては、友達とは「いつも身近にいる存在」ととらえていることでしょう。でも、お互いの距離が離れてしまっても、心は通じ合う友情が存在するということを理解させたいところです。
 4校時は、4年2組の授業観察がありました。国語の漢字の広場の学習場面でした。国語の教科書には、年間を通じて漢字の広場のページがところどころに配置されています。教科書に示されている漢字を使って短文を作る学習となっていて、既習漢字の復習を兼ねています。
 今回の漢字の広場は、絵を見て夏の楽しみをテーマに短文を作るという課題になっていました。海水浴や旅行、バーベキューの様子など、夏休みに向けての期待が高まる場面ばかりでした。夏祭りや水泳など、今年の夏はやっとコロナ禍を抜け、いつも通りの取り組みができそうです。(写真下)

5月25日(木) その2

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 3校時に、2年2組の授業観察がありました。「角がついた かいじゅう」という資料を使った道徳の授業でした。してよいことと、してはいけないことについて考える「善悪の判断」の内容でした。
 漫画を使った短い資料になっています。・・・のりお君が、家で飼っている犬を粘土で作りました。たくみ君は、それを怪獣だと思って角をつけてあげました。通りかかった女の子が「人の作ったものを勝手にいじっちゃだめ」と注意してきました。でも、たくみ君は、「かっこよくしてあげただけだ。」と言いました。そこへ、のりお君がやって来て、「ひどいよ」と悲しい顔をしました。・・・よかれと思ってしたことが、逆に相手を嫌な気持ちにしてしまうことは、日常的によくあるのではないでしょうか。自分の行いが、本当によいことなのかをよく考えて行動することの大切さについて、子ども達と話し合いました。(写真上)
 6校時も道徳の授業観察がありました。6年2組で、「子ども会のキャンプ」という資料を使った「よりよい学校生活、集団生活の充実」に関する学習でした。・・・6年生の明葉は、子ども会のキャンプで班長を任せられ、少し不安を感じながら参加します。キャンプ2日目に事件が起きました。食器を運んでいた3年生のむつみが石につまずき、カレーがこぼれてしまいます。明葉は、班長として周りから責められながらも、他の班からカレーを分けてもらいに回りました。班にもどった明葉は、むつみを諭し「わざとではなくても失敗は失敗として謝ろう」と、一緒に謝ります。周りから「一生懸命やっていたのだから、しかたがないよ」と励ます声が出され、やがてむつみにも笑顔が戻ります。そんな明葉に対しては、評価や感謝の言葉がかけられ、キャンプが小学校最後の夏休みのいい思い出として、明葉の心に残りました。・・・自分の役割りに責任をもち、正しく判断して行動に移すことが「役割を果たす」という結果につながります。
 どの子も、よく考えて自分の意見をまとめていました。また、友達の意見を聞いて、さらに自身の考えを深めていくのも道徳の授業では大切なことです。6年生は、3週間後に移動教室を控えています。それぞれの役割分担を担って準備していくことになります。2泊3日の宿泊学習が、小学校生活のすばらしい思い出に残るように、しっかり自分の役割を果たしてもらいたいと思います。(写真下)

5月25日(木) その1

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 1年2組の子ども達が、アサガオの観察をしていました。校庭にアサガオの鉢を持って移動し、観察カードに双葉の絵を描きました。種まきをしたのは、ちょうど2週間前のことでした。毎日欠かさずに水やりをして、4〜5日後には、かわいらしい芽が出てきました。今週に入って、さらに葉が大きくなり、ハート型の双葉がそろいました。
 昨日までは少し気温の低い日が続きましたが、これから夏に向かって暑い日が多くなってきます。それと同時に、アサガオもぐんぐん大きくなっていくことでしょう。双葉の間から、次に茂ってくる本葉が顔を出し始めている鉢もありました。(写真上)
 5年生は、学校の田んぼに裸足で入り、田植えの作業を体験しました。稲の苗は、毎年埼玉県の川越の農家から分けていただいています。力強く青々と伸びた苗の束から、3〜4本ずつ手でちぎり取って植え付けていきました。
 狭い田んぼなので、一人ずつの作業はほんの少し体験できる程度です。しかし、実際の田植えの感覚は、裸足になった足の裏からしっかりと感じ取ることができました。少し田植えをしただけで「腰が痛い…」と言っていた子がいました。農家の人たちの苦労を感じることができたようです。(写真中)
 苗を持った手を、しっかり泥の中に突っ込んで田植えをしなければなりません。手首まで泥水の中にいれるのが嫌なのか、苗の上の方をつまみ、置くようにして田植えをしていた子がいました。手を汚すという経験も、子どものうちにきちんとさせておきたいものです。
 2校時に、4年1組の授業観察がありました。社会科「わたしたちのくらしと水」の学習に入る最初の授業場面でした。
 まず、旭町小の水道の使用量がどれだけあるのかを、子ども達に示していました。4〜5月の2か月間で、1054立方メートル(1日あたり、約17000リットル!)もの水を使っていることが分かりました。次に、学校で何に水を使っているのかをみんなで考えてみました。全校児童が手を洗ったり、水を飲んだりします。トイレで使ったり、掃除をする時、花の水やり、スプリンクラーでも使っています。また、一番多く使われているのは、給食室での調理や食器の洗浄でしょうか。さらにこれからの時期は、プールで大量の水を使うことになります。(写真下)
 同様に、家庭で使われている水についても考えていきました。子ども達は、自分の家でもたくさんの水が毎日使われていることを感じ取りました。今後は、学校や家庭まで、どのように水が届いているのかを調べていきます。

5月24日(水) その2

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 3校時に、1年2組の授業観察がありました。算数の授業で、「なんばんめ」という学習をしていました。今までの算数の時間では、1〜10までのものの数を数える学習を中心に行ってきています。しかし、数には、順序を表す時にも用いられる場合があります。かけっこの1位、2位…や、前から何番目という場合の数字です。
 まず、この単元の最初の学習は、「前から3人」と「前から3人目」の違いを理解させる内容がありました。「前から3人」が3人全てを言うのに対して、「前から3人目」は3番目の1人を表しています。算数でありながら、国語の力も必要とされる学習です。
 続いて、「ばしょは どこかな」という学習があります。1列に並んだものを「前から何番目」、「後ろから何番目」というように言い表していきます。今日、2組で行っていた学習は、さらに平面(二次元)での位置を言い表す内容でした。教室の机の位置を「前から何番目で、左から何番目」というように言い表していきます。(教科書39ページ)
 この座標の考え方は、1年生にはとても難しい思考です。「前から…」という場合もあり、「後ろから…」とも言えるので、前後と左右からの位置で言い表す方法は、何通りかあります。また、列で見ていくことになるので、きっと大人が見る感覚とは違う困難さが1年生にはあるのでしょう。教科書の絵はかわいらしい動物の絵なのですが・・・。(写真上)
 4校時は、6年1組の授業観察に行きました。算数の「分数のかけ算を考えよう」の単元を学習していました。分数同士のかけ算は、分母同士と分子同士のかけ算で答えが求まることは前時に学習済みです。今日は、約分がある場合の計算方法について考えていきました。
 まず、子ども達の自力解決では、分母同士・分子同士のかけ算をしてから約分をする方法と、計算途中で約分をする方法が出されました。数が大きくなってくると、途中で約分をしてしまう方が簡単であることが分かります。さらに、3つの分数のかけ算の場合には分母分子がかなり大きくなってしまい、後から約分をするのが大変であることが分かりました。
 今年度も、全校で算数の校内研究に取り組んでいきます。昨年度から、課題解決のための計画を立ててから自分の考えを出すとともに、友達と考えを説明し合う交流タイムを実践しています。子ども達にもきちんとその方法が定着していて、すぐに教室内で意見交流が始まりました。同時に、6年生として真剣に学習に取り組む姿勢も感じられました。(写真下)

5月24日(水) その1

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 1校時に、2年生がグリンピースのさやむき体験を行いました。大きなかごにどっさりと入ったグリンピースがそれぞれの教室に届きました。最初に、栄養士さんからグリンピースの秘密についての話がありました。
 グリンピースは、サヤエンドウと同じ仲間です。というよりも、全く同じものです。確かに見た目も違うし、さやを食べるか実を食べるかという大きな違いがあり、全く違う種類のように思いがちです。しかし、昔は同じ種を使い、若いうちにサヤエンドウとして収穫し、一部をグリーンピース用に残して実を成熟させていました。今は品種改良が進んで、それぞれ専用の種を使っているようですが、それでもサヤエンドウを成熟させればグリーンピースになります。
 2年生も、あらかじめ紙を折って、グリンピースを入れる箱を用意していました。さやを縦に持ち、端の方を指で押すと「パチッ」と音がして割れ目ができます。さやを真っ二つに割ると、まん丸のグリンピースが行儀よく並ぶ様子を見ることができました。(写真上)
 先週は、1年生がソラマメのさやむきをしました。グリンピースのさやむきを2年生にしている理由は、子ども達の様子を見ているとすぐに分かります。グリンピースは丸いので、コロコロと転がってしまいます。どちらのクラスでも、さやむきに慣れてくるほどグリンピースを床に落とす子が増えていきました。2年生でもこれだけ大変なのですから、1年生には難しいでしょう。(集めたグリンピースは、給食室でよく洗って調理しています。)
 今日の給食は、グリンピースご飯でした。旬のグリンピースを生の状態から調理していたので、とてもおいしく感じられました。コロコロと転がるグリンピースに苦戦した2年生の子ども達は、さらにおいしく感じたことでしょう。
 2校時に、3年1組の授業観察がありました。道徳の「持ってあげる? 食べてあげる?」という教材を使った「親切、思いやり」について考える授業でした。「友達に親切にしましょう」という言葉は、小学校に入る前から言われてきているはずです。親切にすることはとても大切であり、当たり前のようにしてあげなければならないことであると、どの子もとらえています。しかし、友達に「してあげる」こと全てが、本当に親切と言えるのでしょうか?
 まず、電子黒板にスライドを映し、資料提示をしていきました。1つ目は、やさしい人になりたいと思っている「わたし」が、学校の帰りに友だちのランドセルを持ってあげる場面です。「重いからランドセルを持って。」と言われて自分の分の他にもう1つランドセルを持ちました。「よかった。みきちゃん喜んでくれた。ランドセル重いけど、優しい人になるために、がまん、がまん。」と言っています。(写真下)
 2つ目は、給食の場面です。たけし君が、「ナスを食べて。」と言ってきました。「私はナスが好きだし、たけし君はナスが嫌いだから、食べてあげれば2人ともうれしくなる。たけし君に優しくできてうれしいな。」と言っています。
 子ども達からは、「頼みごとを引き受けてあげることはいいことだと思う。」という考えや、「相手のためによくないと思う。」などの考えが出されました。相手の気持ちを考えない「お節介」や身勝手な押し付けに協力することは、親切とは言えないことに気が付いたようです。相手のことを考えた「本当の親切」について考えを深めました。

5月23日(火)

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 1校時に、4年1組の図工の授業観察がありました。「へんてこ山の物語」という題名の平面作品に取り組む授業でした。「へんてこ山」という言葉から、自分なりに想像を広げて物語を作り、並行してそれを絵に表していきます。図工の授業において、「思考力、判断力、表現力」を培うのにぴったりな教材です。
 授業では、画用紙とともに罫線の入った「物語シート」が配布されていました。自分で考えたへんてこな山が出てくるお話を、シートに文章でも書き込むようにします。例えば、「その山は、いつも怒っている山でした。」と書いたとしたら、山の色や形はどうしようかな? と考えて、絵に反映させていきます。自分の想像で絵を描いていきながら、考えついた物語によって新たに絵が加わったり、色の使い方が変わったりと、どんどん変化していく作品です。
 他の教科も同じですが、授業の始めにしっかり本時のめあてをもたせることが大切です。黒板には、板書カードできちんとめあてが提示されていました。また、絵の具の使い方についての指導も行われていました。パレットや水入れの基本的な使い方や、鉛筆の線が見えるように絵の具の濃さを調節すること、筆の使い方なども指導してから作品づくりに取りかかりました。(写真上)
 ところで、へんてこ山の「へんてこ」という言葉は、久し振りに聞いたような気がします。へんてこの「へん」は、漢字で「変」です。「変わっている」や「変だ」という意味に、接尾語の「てこ」(〜のようだ)をつけた言葉です。そのため、単に「変だ」というのではなく、少しかわいげがあり、親しみを込めた響きがします。4年生の子ども達から、どんなへんてこ山の物語が生まれるのか、作品の完成がとても楽しみになりました。
 2校時は、2年1組の授業観察に行きました。算数の「長さをはかってあらわそう」の学習でした。昨日は、1年生の長さの学習の復習として、テープを使った長さ比べをしている様子をお伝えしました。今日は、長さの共通の単位として「cm」があることを指導していました。(「cm」の書き順の指導もしました。)
 教科書の後ろの付録ページには、1cm目盛りの簡易物差しがついています。それを切り取り、0から15までの数字を書いて、手作り物差しを作りました。これを使えば、昨日の鉛筆の長さ比べも簡単です。きちんと数値で長さを比べることができました。
 続けて、教科書の練習問題にも取り組みました。2年生の保護者の方は、42ページの3番の設問をよく見てください。図を見ながら、クレヨンとクリップの長さを答える問題になっています。簡易物差しの「0」の位置に合わせてあるクレヨンは、簡単に「7cm」と答えが出ます。しかし、物差しの途中に置いてあるクリップの長さは、間違えている子が何人かいました。1cmずつの目盛りの数を数えずに、クリップにかかっている線の数を数えたのか、「4cm」と答えている子が多かったのです。教科書の問題は、どれも実によく考えて作られているものです。(写真中)
 3年生は、総合の学習の時間にカイコの飼育に挑戦しています。先週木曜日は、その日の朝、卵から孵化したばかりの「毛蚕(けご)」という段階の幼虫を観察していました。今日は、それから5日経った「2齢」と呼ばれる幼虫の観察をしました。
 1組では、各自にプリンカップに1匹ずつ分け入れて観察をさせつつ、テレビ画面には大きく拡大した姿も映し出していました。書画カメラで拡大しているので、人工のエサに幼虫が群がって動く様子を生々しく見ることができました。(写真下)
 幼虫は、脱皮をしながら大きくなっていきます。1回目の脱皮で脱いだ皮も確認できました。(先生が指をさしているところ)これからも定期的に観察し、幼虫が大きくなっていく様子を見守っていきます。体とともに、フンの大きさも変わっていくことに気がついていくでしょう。

5月22日(月) その2

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 2校時に、3年1組の授業観察がありました。国語の「もっと知りたい ともだちのこと」という「話すこと・聞くこと」の授業でした。この単元では、話し手が伝えたいことや自分が聞きたいことの中心を捉えるために、必要なことを質問しながら聞く活動を中心に行います。そしてさらに、自分の考えがもてるようになることをめざしていきます。今まで、友達と話す側と聞く側に分かれ、身近な話題について話すとともに、質問をしたりそれに答えたりする「トークタイム」の活動を行ってきました。
 今日、1組で行っていたのは、単元のまとめとして「きちんと伝えるために」というコラムを使った授業でした。「相手にきちんと伝えるために、落としてはいけないことを考えましょう」というテーマで、4コマ漫画で2つの話題が掲載されていました。
 1つは、犬を散歩させている女の人を見ていた2人の会話のすれ違いが描かれています。「あっ、かわいい。」と、一人は犬のことをかわいいと言いました。もう一人は、それを聞いて女の人の服がかわいらしいと思いました。…最初に、「あの犬、かわいいね。」と言っていれば、すれ違いにはならなかったはずです。(写真上)
 もう一つの話題もよくある光景です。「すぐにおいで〜。」と違う部屋から子どもを呼ぶ母親の声がします。部屋の中で工作をしていた男の子が、もう少しで完成しそうだから「はあい、すぐ行くよ。」と答えました。作品ができて10分後に行ってみると、アイスクリームが溶けてしまっていました。…最初に「アイスクリームがあるから、すぐおいで。」と言えばよかったことや、男の子が「あと10分くらいで行くよ。」と言っていれば、すれ違うことがなかったはずです。話す側の言葉不足によって行き違いが生じるということは、日常生活でよくあることではないでしょうか。
 2年生は、算数の時間に「長さをはかってあらわそう」という学習をしています。「長さ」の学習は、1年生の時にも行ってきました。その時は、直接比較(端をそろえて長さを比べる)や間接比較(テープに長さを写し取って比べる)の方法を学習してきました。2年生では、普遍単位としてcmやmmを指導し、ものさしの使い方を主に学習していきます。
 1組では、単元の導入として、教科書の3本の鉛筆の長さ比べから始めていました。1年生の頃の長さ比べのことを思い出し、鉛筆の長さをテープに写し取る方法で行っていました。テープを上手に使うと、どの鉛筆の長さがどれだけ長いかを正確に知ることもできます。テープをしっかり押さえながら、印をつけて正しく長さ比べをしようとがんばる姿が見られました。(写真中)
 4校時に、1年1組の授業観察がありました。国語の「かきとかぎ」という教材を通じて、濁点のあるひらがなについて理解させる学習場面でした。教科書には、サルが手に鍵の束を持っている絵が描かれています。そのページには、「さるの だいじな かぎのたば げんかん うらぐち まど とだな どれが どれだか わからない」という文が書いてあります。よく見ると、濁点(゛)がついているひらがながたくさん出てくる文章です。何度も音読を繰り返し、文の中から濁点のある言葉に気づかせていきました。また、濁点のある言葉探しをするなど、言葉遊びをする中から濁点への関心を高めていきました。(写真下)

5月22日(月) その1

校庭で全校朝会を行いました。「目で話を聞こう」というテーマで話をしました。
・・・先週の水曜日に、4年生の「ふれあい環境学習」がありました。練馬清掃事務所の方々から、ごみの分別の仕方やごみの行方などの話を聞きました。4年生全員の学習態度がとてもすばらしいなと思いました。それは、説明している方々のお話をきちんと聞いている姿勢から感じ取ることができました。
 今月は、校長先生と副校長先生とで、いろいろなクラスの授業を見に行っています。教室の後ろからみなさんの授業の様子を見ていると、話をしっかり聞いている子をすぐに見つけることができます。後ろ姿を見ただけで、先生の話をきちんと聞いているかどうかがちゃんと分かるものです。
 ところで、話を聞くの「聞く」という漢字は、このように書きます。(「聞」という漢字を見せながら)2年生で習う漢字なので、ほとんどの子は知っていますよね。門構えに「耳」と書いて「聞」という漢字になっています。このうち、「門」は、立ち上がった2人の直立した人間の側面を表した象形文字です。この2人の人間の間には「耳」がついていて、「響いてくる神の声をきく」というところからこの字ができたと言われています。確かにそう言われると、人と人とが会話をする間に耳があり、注意深く耳を通して話を聞くことから「聞」という字が生まれたように感じられます。
 先ほどの話に戻すと、授業中のみなさんの様子を見ていて、なぜ話を聞いているか聞いていないかが分かると思いますか? それは簡単です。授業をしている先生の方を見ているかどうかですぐに分かるのです。よく、「目で見て、しっかり話を聞きましょう。」と先生に言われることがあるでしょう。それには、2つの理由があります。まず、音がする方を向くことで、自分の耳にしっかり音が入ってくるからです。人間の耳は、その形から、自分の前の方から来る音が良く聞こえるようにできています。よそ見をしているのと、きちんと話し手の方を見ているのとでは、耳への音の入り方が違ってきます。
 「目で見て、しっかり話を聞く」ということのもう一つの理由は、話す人の目や表情から、大切な話の中身がしっかり入ってくるからです。例えば、テレビ番組を画面を見ないで音だけで楽しむ場合と、画面を見ながら音と一緒に楽しむ場合とでは、ずいぶん感じ方が違ってくることが分かります。人の動きや表情など、目から入ってくる情報は、耳からの音の情報とともにとても大切なものだからです。
 さあ、授業中は、話をしている先生や友達が発表する方を向き、相手の顔を見ながらしっかり話を聞くようにしましょう。きっと目で話を聞いていると、「この勉強では、ここが一番大事なんだ。」ということが分かってくるはずです。そう、勉強がよく分かり、できるようになるための第一歩は、きちんと話を聞くことから始まります。・・・

5月19日(金)

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 1年生の算数の授業で、「0というかず」の学習があります。1つもないことを「0」と表すことを理解させる学習です。教科書には、輪投げをしている場面の絵があります。輪が1つも入らなかったところに「0」という数字があり、その下に「れい」という読み方が書いてあります。
 「0」は、「ゼロ」という読み方もあります。「交通事故ゼロ」や「ごみゼロ運動」のように、何もない状態を「ゼロ」として使っています。一方の「れい(零)」は、「降水確率0(れい)%」のように使われています。「ゼロ」と「れい」は、英語の「ZERO」と漢字の「零」の違いもありますが、「ゼロ」が全く無いという意味で使われるのに対して、「れい」は「ほんの少し」という意味も込められています。
 2組では、「0」の書き順についての学習をしていました。(教科書にも書き順が載っています。)上からスタートし、反時計回りに書きます。ちなみに、「0」を下から時計回りにぐるりと書くのは、「〇(まる)」を書く時です。文章の最後に書く読点の「。」を、「0」(れい)の書き方で書く人が、大人でも結構います。あるいは、「ぱぴぷぺぽ」の半濁音の「゜」も同様です。学校での書き順指導は、漢字だけでなく数字や記号もしっかり身につけておく必要があります。(写真上)
 3校時に、5年2組の音楽の授業観察がありました。「ハロー・シャイニングブルー」という曲を教材として、自然からのメッセージを感じ取りながら歌うことをねらいとした授業でした。今日は、この曲に取り掛かる最初の授業場面だったので、歌を聞きながら歌詞の意味をとらえさせる展開でした。授業の終わりに、先生のピアノ伴奏で歌の練習もありました。次回からは、歌の後半を二部合唱で盛り上げていけるように指導していきます。(写真中)
 シャイニングブルーというタイトルだけあり、教科書にはすばらしい青空と青い海を背景に歌詞が書いてあります。2番の歌詞の中に、「コバルトに輝いた波が踊る…」という言葉が出てきます。子ども達からは、「コバルトって何ですか?」という質問が出されました。コバルトブルーは、顔料にあるコバルト青が示す、強く明るい青色のことです。自然界の中で、本物のコバルトブルーの空や海の色を、ぜひ子ども達に見せてあげたいものです。こればかりは、言葉や写真などでは本来の色彩の感動は到底伝わらないでしょう。
 5年生は、社会科の時間に「自然条件と人々のくらし」から、暖かい地方のくらしについての学習をしています。日本で暖かい地方と言えば、沖縄県です。沖縄県の気候の特色やくらしの工夫、産業の特色などを学んでいきます。ちなみに、沖縄地方は昨日、梅雨入りの発表がありました。
 1組では、沖縄県の家屋の写真を見て、建物の特徴から気候や人々のくらしについて考えていました。沖縄県は、台風の通り道となる場所に位置しています。昔からの家屋は、石垣に囲まれた平屋が多く、台風に備えた造りになっています。(写真下)
 春休みに、石垣島や西表島に行ってきました。やはり旅行で実際に現地に行ってみると、その土地のくらしの様子がよく分かるものです。「石垣やいま村」では、昔ながらの町並みを再現したテーマパークのようになっていました。赤瓦屋根の民家を移築してあり、家の中まで見学できる場所でした。また、辺りの植物の様子からも、年間の気温がずいぶん違うことが容易に想像できました。百聞は一見に如かず…です。

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