7月8日(月)〜12日(金)に個人面談があります。ご協力をよろしくお願いいたします。

12月18日(月) その1

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 校庭で全校朝会がありました。2学期最後の朝会として、「常識として覚えておきたいこと」という話をしました。
・・・だいぶ昔のことですが、学校の廊下でこんなことがありました。1組と2組の先生が、休み時間に廊下に出て話し合いをしていました。ある男の子が、先生と先生の間をかいくぐって通り抜けようとしました。ベテランの学年主任の先生がその子を引き止め、厳しくしかりました。「今ここで先生たちが話をしているところでしょう。なんでその間を通るのですか!」と激しい口調で怒りました。みなさんは、なぜこれがいけないことか分かりますか? 先生同士で話をしている場合は、その後ろを通るようにしなければなりません。「これは常識でしょ。」ということで、先生はその子をきつくしかったのです。
 「常識として覚えておきたいこと」は、日常生活の中でたくさんあります。例えば、給食でお代わりをしに来る子は、きちんと口の中の食べ物がなくなってから移動していますか。口にまだ食べ物が入ったまま、もぐもぐさせてお代わりをしに来ている子はいないでしょうか。教室の窓を開けて、大声で校庭にいる子に向かって話しかけている人はいませんか? 窓から外にいる人に話しかけるというのは、みっともないこととされています。
 では、これはどうでしょう。ポケットに手を入れて登校してきて、注意されました。なぜポケットに手を入れたまま登校してきてはいけないのでしょうか。「転んだら危ないから」でしょうか。確かにそれもありますが、一番の理由は「ポケットに手を入れたままあいさつをしない」というのが常識だからです。今、校長先生がポケットに手を入れたまま話をしていたら変な感じがするでしょう。同じように、ポケットに手を入れたまま人とあいさつをするということは、相手に失礼で常識外れの行動です。
 「常識」とは、当たり前のことを言います。日常生活の中で人としての常識を知り、一つ一つしっかり覚えていきましょう。
 ところで、11月はふれあい月間でした。いじめについて真剣に考え、いじめ防止ポスターを全校で募集しました。優秀作品を学校の代表として練馬区に送りました。ポスターを作成することも大切ですが、最も重要なのは、本当にいじめをしないということです。
 また、いじめにつながるようなことでなかったとしても、友達に対して手や足が出てしまい、先生に指導されている子を時々見かけることがあります。学校の先生方は、「どんな理由があっても、相手をたたいたりけったりしてはいけない」ということを基に指導しています。相手に暴力をふるうことは、何の解決にもなりません。
 もし、友達からの暴力について困っていることがあったら、先生方や家の人、相談室の先生など、誰でもよいですから伝えるようにしてください。また、もし大人からの暴力で困っていたら、今日配布するプリントを使って、必ず相談するようにしてください。3種類のプリントがあります。1つは「学校生活を楽しく過ごすために」というプリントです。大人からの暴力ということで、学校では先生方が大人ですので、こういうことはありませんかという手紙になっています。2枚目は相談窓口の連絡先、3枚目は相談したいことを書いてポストに投函できる手紙です。(実物を見せて説明する。)・・・
 続いて、今年度のジュニアリーダー養成講座に参加した2名の修了証授与を行いました。今年度は、5年生と6年生の男子1名ずつがジュニアリーダーに参加しました。一人ずつ、活動した内容の紹介と来年度に向けての参加を呼びかけてもらいました。(写真上)
 次に、保健委員会からハンカチ・ティッシュ調べの連絡がありました。2学期最後の調査があるようです。(写真下)

12月15日(金)

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 3年生は、国語の時間に「冬のくらし」という学習をしています。生活の中で冬らしさを感じる言葉についての語彙を増やしたり、身の回りで冬を感じたものについて文章に書き表したりする学習です。
 3年生の国語では、それぞれの季節に応じて「春のくらし」から「冬のくらし」までの単元があり、2時間扱いで1学期から学習をしてきています。ちなみに、2年生は「〇がいっぱい」、4年生は「〇の楽しみ」(〇には、春夏秋冬が入る)という季節の単元が同じようにあります。
 3年生の教科書には、まず「ゆき」という川崎 洋さんの詩が載っています。「はつゆき ふった こなゆき だった くつの下で きゅっきゅっとないた どかゆき ふった のしのし ふって ずんずん つもり ねゆきに なった べたゆき ふって ぼたゆき ふって ざらめゆきに なって もうすぐ 春だ」…この詩を太平洋側の子ども達に理解させるのは難しいことです。大人でも経験しないと分からないでしょう。(写真上)
 新潟生まれの私にとっては、この詩に出てくるどの雪も、とても身近なものとして育ちました。「ねゆき」は漢字で「根雪」と書きます。3年生の子ども達はいろいろ想像していたようですが、これこそ雪国で生活した人でないと分かりません。11月の下旬から雨が次第にみぞれ混じりになり、地面に雪が積もるようになります。しかしそれらの雪は、晴れた日や雨の日になると解けてしまい、また地面が見えてきます。それをしばらく繰り返した後、12月下旬に一度大雪の日がやってきます。するとその雪は全て解けずに残り、1月、2月と降り続く雪の土台となって残っていきます。それを「根雪」と言います。
 「どか雪」は「大雪」のことで、一晩で本当に1m以上積もる時があります。気温が低いと粉雪になりますが、日本海側では「べた雪」と呼ばれる湿った雪が降ることが多いです。「ぼた雪」も同様に湿り気が多く、雪の結晶がくっつき合って大きめの雪がぼたぼたと落ちてくるから「ぼた雪」です。2月に入ると、昼間のうちに表面が解け、翌朝の冷え込みでまた凍るを繰り返すようになってきます。そうするうちに、一度積もった雪の上の部分がまるでザラメのような氷の粒状に変わっていきます。これが「ザラメ雪」です。雪国にも晴れの日が少しずつ見られるようになってきた証拠で、待望の春が近づいてきたことを感じさせてくれます。
 今週月曜日の全校朝会で、「お手本をよく見よう」という書き初めの話をしました。2学期の学校生活も残すところ1週間余りとなり、どの学年もそろそろ書き初めの練習に取り組み始める頃になりました。
 今日は、4年2組が習字道具を用意して視聴覚室に行き、書き初めの練習をしていました。実はこの視聴覚室、旭町小ではとても便利な部屋となっています。まず、北校舎の1階にあり、静かな環境で集中して学習ができることです。そして何よりも、部屋が広く、フリースペースとして使える場所になっています。旭町小には、空き教室として多目的室やパソコン室(現在はパソコン類は撤去されています。)がありますが、どちらも普通教室と同じ広さです。書き初めの場合には、新聞紙を広げて一人分の場所を大きく使うため、視聴覚室はとても重宝します。
 4年生の書き初めは、「明るい心」を書きます。中心をそろえて書くとともに、漢字とひらがなの文字のバランスを整えて書けるように練習していきます。また、左側に書く、「学年と名前」も重要です。新聞紙を書き初め用半紙の大きさに切って用意したり、練習用に半紙を購入したりするとたくさん練習することができます。(写真中)
 1年生は、図工の時間に「ふわふわゴー」という作品を作りました。発砲トレーやカップ麺の容器に風が入る穴を開け、うちわであおぐと動き出す仕組みを利用した工作です。
 まず、家から持ってきた容器を手にしてみました。動物や乗り物など、動いて楽しそうなものに見立ててから、折り紙などで飾りをつけていきました。次に、風が入るための入口をはさみで切り開いて完成です。
 出来上がった子からうちわで風を送ってみました。うまく風が入口から容器の下に入ると、本当に「ふわふわゴー」と動き出します。子ども達のうちわのあおぎ方がいろいろなため、容器が浮き上がったりひっくり返ったりと、それはそれでとても楽しそうでした。(写真下)

12月14日(木)

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 4年生は、理科の時間に「ものの温度と体積」の学習をしています。理科室で行う実験内容が多い単元です。空気や水、金属の体積の変化に着目して、それらと温度の変化とを関係付けて調べることを目的とした学習を行います。さらに、様々な実験器具の扱い方の技能も身につけていきます。
 今日は、4年2組の子ども達が、「空気の温度と体積の変化」の実験を行っていました。試験管の中の空気が、温かくなった時と冷たくなった時とでどのように変化するのかを実験で確かめました。試験管の口に液体洗剤で膜をつけ、お湯の入ったビーカーや氷水の入ったビーカーに入れて実験しました。・・・試験管をお湯につけると、洗剤の膜がシャボン玉のように膨らんできました。逆に、氷水で冷やすと、膜が試験管の中に入っていきます。これらのことから、空気は温まると体積が増え、冷たくなると体積が減るということが分かりました。(写真上)
 続いて次の時間に、温度による水の体積の変化についても実験しました。水は、温度による体積の変化があるでしょうか? 試験管に水をなみなみと入れ、空気同様にお湯で温めたり氷水で冷やしたりしてみました。・・・空気ほど顕著ではありませんが、水も同様に温めると体積が増え、冷やすと減るということが確かめられます。この単元に入り、いかにも理科の実験という感じが高まってきました。子ども達の興味・関心も同様に高まってきたことでしょう。
 5年生は、理科の時間に「ふりこの動き」の学習をしています。振り子が1往復する時間は、どんな条件で変わってくるのだろうかということをテーマに、条件制御を考えながら実験をしていく単元です。振り子が振幅する時間が変わりそうな条件として、「振れ幅」や「糸の長さ」、「重りの重さ」が考えられます。その一つ一つについて、順に調べているところです。実験の方法は、調べる条件だけを変え、他の条件は同じにして行うことが重要です。そして、10往復する時間を計るとともに、何回か実験したデータを平均して比べていくようにします。
 1組では、振れ幅を変えて、振り子が往復する時間を調べていました。振り子を小さく振った場合と大きく振った場合とで、かかる時間に違いがあるでしょうか? 振幅が大きいほど時間がかかりそうですが、実際に実験をしてみると変わらないことが証明されます。ブランコで大きく振って10往復するのと、小さく10回振るのとでは、かかる時間は同じということになります。(写真中)
 先にあげた3つの条件のうち、1往復の時間が変わるのは1つだけです。これは、大人でも意外に多くの人が思い違いをしているのではないかと思われます。
 5校時に、2年2組で算数の研究授業がありました。「九九をつくろう」というかけ算の単元の終わりの方の授業場面でした。
 「かけ算は、九九を覚えて計算できれば大丈夫」と考えがちですが、それは間違いです。かけ算の学習で最も大切なのは、九九の暗記や計算だけではなく、かけ算の基本的な意味を知るところにあります。かけ算の基本的な意味とは、「一つ分の数」×「いくつ分」で「全体の量」が求まるというところにあります。
 今日の2組の授業では、並んでいるたくさんのチョコレートの数を、九九を使って様々な方法で答えを見つけるという問題に挑戦していました。子ども達は、縦の並びや横のまとまりに着目し、一つ分の数といくつ分を意識しながら求めていきました。
 そして、今日の研究授業での大きなポイントとなったのは、タブレットの活用でした。自分の考えをタブレットに書き込み、オクリンクの機能を使って先生に提出します。子ども達は数のまとまりを様々に考え、いろいろな解き方で発表していました。算数に限らず、今後もICTの活用がさらに広まっていくようにしていきます。(写真下)

12月13日(水)

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 1年生は、国語の時間に「日づけと よう日」という学習をしています。身近な日付と曜日を表す言葉について、語彙を豊かにすることをめざす単元です。
 教科書には、日付歌と曜日歌が載っていて、リズムよく繰り返し読みながら覚えられるようになっています。日付歌は、「一月一日 お正月。 二月二日は みんなで こたつ。 三月三日は ももの 花。」と続き、十月十日の次に、「十一月十一日 おちばひろい。 十二月二十日は、はやく こい こい お正月。」となっています。「ついたち ふつか みっか よっか いつか むいか なのか ようか ここのか とおか はつか」という読み方は、1年生にとって初めて聞いた子がいたかもしれません。「いちにち ににち さんにち・・・」と言っていた子が多かったことでしょう。これからは、その日の日付が出てくるたびに読み方を声に出しながら覚えていくようにすることが大切です。(写真上)
 ところで、「十四日」はどのように読みますか? 「じゅうよっか」がよく使われるので、「じゅうよんにち」と読むのは間違いのように感じられます。大人がそう読んだら笑われてしまいそうですが、正式には「じゅうよんにち」でも間違いではないようです。
 6年生は、理科の時間に「てこのはたらき」の学習をしています。今まで、てこのはたらきにより、重いものを小さな力で持ち上げられることを学習してきました。また、てこのはたらきでの「支点・力点・作用点」についても学習しました。
 1組では、生活に使われている道具の中から、てこのはたらきが使われているものについて考えていました。教科書には、ペンチや栓抜き、トング、くぎ抜き、空き缶つぶし器、ピンセットが写真入りで載っています。子ども達が持っているはさみもてこを利用した道具であるため、実際に紙を切って力の伝わり方を確かめていました。(写真中)
 他にも、穴あけパンチやホチキス、洗濯ばさみなどもてこの原理が使われている道具です。また、缶ジュースのプルタブも、よくよく見るとてこの原理を使ったつくりになっていることが分かります。
 5年生は、算数の時間に「面積の求め方を考えよう」という学習をしています。まず、この単元の最初に、平行四辺形の面積の求め方について学習をしました。平行四辺形を同じ大きさの長方形に形を変えることで、「底辺×高さ」の公式を導き出しています。それを受けて、次に三角形の面積の求め方について考えていきました。
 算数の学習で基本となるのは、「今まで習ったことを使って新しい学習を解決していく」ということです。面積の学習では、今まで正方形や長方形、平行四辺形の面積の求め方(公式)を習得してきました。新しく三角形の面積を求めるには、今まで面積の求め方を習った図形に変形できれば求められるということになります。
 求める三角形を切り分けて長方形にすることもできますが、合同な三角形を2つ重ねれば、平行四辺形の半分という見方もできます。平行四辺形の面積は「底辺×高さ」なので、それを半分にするため、「底辺×高さ÷2」という公式が導き出せます。(写真下)
 こういう学習を「算数のおもしろさ」として感じられる子は、今後伸びていく素質ありです。

12月12日(火)

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 1年生は、国語の時間に「むかしばなしを よもう」という学習をしています。1年生は、自分で本を読む機会がだいぶ増えてきました。この単元では、外国の昔話に親しみ、読んで感じたことを友達と共有し合います。また、外国の昔話には、いろいろなお話があるということを知るための学習でもあります。
 1学期末には、「おむすびころりん」の学習がありました。日本の昔話について学び、読書の世界を広げる学習でした。今回は外国の昔話として、「おかゆのおなべ」という話が教科書に載っています。・・・食べ物に困っていた女の子が、森の中で不思議なお鍋をもらいます。「おなべよ 煮えろ」と言うと、おかゆが出てきて、「おなべよ 止まれ」と言うまでおかゆが出続けます。ある日、お母さんが「おなべよ 煮えろ」と言っておかゆを出したものの、それを止める呪文を知らず、お鍋からおかゆが町中にあふれ出してしまいました。・・・これは、グリム童話の一つで、「使い方を知らない物を勝手に使うと、とんでもない事になる」という教訓を含んだお話です。
 教科書では、他に外国の昔話として、イソップ童話の「北風と太陽」や「ライオンとネズミ」、イギリスの童話「ジャックと豆の木」の本などが紹介されています。子どもに絵本の読み聞かせを続けることは、自己肯定感を築いたり、社会性を高めたりするために大切な習慣であると言われています。その中でも、昔話や童話を子ども達に積極的に勧めているのは「人としてどう生きていくべきか」という道徳的な意味合いが物語に含まれているからです。「人に優しくしなければならない」とか、「思いやりの心をもたなければならない」と口で言われるよりも、一つの物語を見聞きすることの方が、はるかに子ども達に浸透していきます。
 とはいえ1年生にとっては、外国にもいろいろな昔話があり、楽しそうだなと思って読書の幅が広がっていくのが何よりです。(写真上)
 今月の体育の授業では、跳び箱を使っている学年が多く見られます。1年生は、体育館での体育の時間に、「跳び箱遊び」の学習をしています。1,2年生では、正式には「跳び箱を使った運動遊び」という領域で指導しています。踏み切りや手のつき方、跳ぶ姿勢などの技能に関しては、器械運動の「跳び箱運動」となる3年生から指導することになります。
 1年生は、たくさんの跳び箱を使った「遊びの場」を設け、学年全員で行うようにしています。跳び箱を使った運動遊びは、支持、回転、手足での移動などの基本的な動きができるように、様々な場を用意することが大切です。そうすることで、子ども達の中から遊び方を工夫したり、友達に伝えたりする学習も生まれてきます。跳び箱に上がって飛び降りたり、手をついてまたいだり、さらには跳び越したりと、どの子も生き生きと遊ぶ様子が見られました。(写真中)
 とかく高学年になるにつれ、跳び箱に対する恐怖心から跳ぼうとしない子が見られるようになるものです。低学年のうちからたっぷり遊ばせることで、跳び箱は楽しいという意識を持たせていくことが重要です。
 5,6校時に、6年2組が調理実習を行っていました。「まかせてね 今日の食事」という学習における「焼きそば(または焼きうどん)作り」の調理実習でした。先週まで、グループごとに計画を立ててきました。栄養のバランスを考えた食事ということで、焼きそば(焼きうどん)に入れる具材を検討し、材料を分担して持ち寄りました。
 材料を切る子やフライパンを熱して準備をする子と、調理作業もきちんと協力して行っていました。2組は、焼きそば派がほとんどでしたが、焼きうどんに挑戦していたグループもありました。うどんをサッとゆでてから、手際よくフライパンに入れていました。(写真下)
 出来上がったグループから試食を始めましたが、ついさっき給食を食べたとは思えないほどの食欲でした。やはり自分たちで作った料理は格別です。ぜひ、土日の昼食や冬休み中に、今回調理実習で体験したことを家庭でもやらせてみてください。
 6年生のこういう姿をどこかで見たような…と考えてみたら、1学期の武石移動教室のことが思い浮かびました。初日に鷹山牧場に行き、すぐにバーベキュー体験がありました。牧場の方々の指導のもと、野菜や肉をみんなで焼いて食べました。ちょうど半年前の思い出ですが、そういう経験があって友達と協力する調理が上達したわけです。

12月11日(月) その2

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 1年生は、算数の時間に「どんなけいさんになるのかな?」という学習をしています。先週まで、繰り下がりのあるひき算の学習をしてきました。また、その前は繰り上がりのあるたし算の学習もしてきています。この単元では、繰り上がりや繰り下がりのあるたし算・ひき算の応用問題として、文章題から立式して計算をする学習に取り組みます。
 教科書には、見開きの2ページにわたり、動物園の絵が載っています。1問目は、オスとメスのライオンがいる絵の問題です。「おすのらいおんと めすのらいおんは、みんなでなんとういますか。」たてがみのあるオスのライオンは4頭、たてがみのないメスは7頭の絵が描いてあります。文章題から、「みんなで」という言葉に着目し、「これはたし算だ」と判断しなければなりません。続いて立式が「4+7」となり、繰り上がりのあるたし算の計算で「答え…11頭」となります。(写真上)
 2問目は、シマウマの問題です。「おやのしまうまと こどものしまうまでは、どちらがなんとう おおいでしょうか。」2量の違いを聞いているので「ひき算」を使いますが、これがひき算であると理解するのに時間がかかる場合がありそうです。1学期に、繰り下がりのないひき算の学習(「のこりはいくつ ちがいはいくつ」の単元)で学習済みではありますが…。
 さらに3問目は「しまに4わくると、しまにいるぺんぎんは なんわになりますか。」で、4問目は「はとがいます。6わとんでいくと、のこりはなんわになりますか。」という問題です。「来ると」は「増えたからたし算」、「飛んでいくと」は「減ったからひき算」とすぐに立式できるでしょうか。たし算やひき算の計算カードはできたとしても、こういう文章題で立式することができて算数の理解が本当に深まったことになります。どの学年でも、算数の文章題は一番の難関です。
 6年生は、国語の時間に「冬のおとずれ」という季節の言葉の学習をしています。四季に合わせて、二十四節気の言葉の意味を確かめ、短歌や俳句を音読する単元として教科書に載っている学習です。
 今年は、11月8日が「立冬」でした。その後、11月22日が「小雪」、そして先週木曜日の12月7日が「大雪」でした。大雪は、「寒気が増し、雪も激しくなってくる頃。この日を過ぎると、いっそう冬らしくなる。」と教科書に説明が書いてあります。ところが、今年は大雪を迎えても、全国的に暖かな日が続いています。今後は、「冬至」、「小寒」、「大寒」という二十四節気が続いていきます。
 1組では、冬の季語となる言葉を確認してから、今の季節にふさわしい俳句作りに取り組んでいました。季語は、季節ごとに実に多くの言葉があります。歳時記を見ると、「これもこの時期の季語になるのか…」と気づかされます。俳句の査定をする番組があり毎週見ていますが、とても勉強になります。ところで、6年生の子ども達はどんな俳句を詠んだことでしょう。(写真中)
 4年生は、社会科で玉川上水の学習をしています。東京都について学習をする中で、郷土の発展に尽くした人々の思いや苦労を学ぶために、玉川上水について調べてきました。
 玉川上水は、江戸時代に玉川兄弟が中心になって事業を進めました。現在の羽村市に取水堰があり、四谷までの43kmを結ぶ上水用の水路でした。水を流すには、傾斜がなければうまく流れません。現在のような測量の機器がなかった時代に、当時の技術を駆使して完成させた努力は並々ならぬものがあります。2組では、アニメ版の動画で当時の様子を学んでいました。提灯の明かりを灯して夜通し測量をしたことや、硬い岩盤の工事に苦労したことなどが描かれていました。(写真下)
 現在も東京都羽村市に行くと、多摩川から水を取り入れる取水堰が残っていて、近くに玉川兄弟の銅像が建っています。

12月11日(月) その1

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 全校朝会を校庭で行いました。書き初めの時期に合わせて、「お手本をよく見よう」という話をしました。(写真上)
・・・そろそろ今週から、書き初めの練習が始まります。冬休みが明けて3学期に入ると、また全校ですぐに書き初めを行います。そして、そこで書いた作品を校内書き初め展として展示します。また、各学級から代表児童を選び、練馬区全体の書き初め展にも出品することになります。いよいよ書き初めに向けてがんばる時期になりました。
 どの学年にも、冬休みの宿題として書き初めの宿題が出されます。そのためにも、まずは今学期中に書き初めの授業を通じて、きちんと練習をしておくことが大切です。1,2年生は鉛筆で書く「硬筆」、そして3年生以上は習字道具を使って書く「毛筆」による書き初めです。硬筆も毛筆も、書き初めを行う上で大切なことは、「お手本をしっかり見る」ということです。書き初めを行う時には、必ず左側にお手本を置き、筆を置く位置や文字の長さ、文字の太さなどを確認しながら書いていきます。一つの漢字を書くとしたら、その一文字を書くために、漢字の画数分お手本を見ることが必要になります。つまり、漢字の一画目を書くためにお手本を見て確認する…一画目が書けたら二画目を書くためにお手本を確認する…というように繰り返しお手本を見てから書いていくのです。書き初めを上手に書く人は、必ずお手本と自分が書く用紙を見比べながら、ていねいにゆっくりと書き進めていきます。自分の納得のいく文字がしっかり書けるように、がんばりましょう。
 さて、書き初めのお手本の話をしてきましたが、今度は「人のお手本」の話です。学校の中で、みなさんのお手本になる子どもと言ったら、誰になるでしょうか? まず、5年生や6年生の高学年の人達が学校全体でのお手本と言えます。この2学期を振り返ると、運動会での5,6年生の姿は、1年生から4年生までのみなさんの立派なお手本にふさわしい活躍でした。また、日頃の委員会活動やたてわり班活動、さらには登校班の先頭に立ってしっかりとあいさつをする姿も、常にお手本となっていることを忘れてはなりません。お手本となる高学年が、いつもそれにふさわしい行動をしていれば、いつか高学年になっていく子ども達もよくなっていくのです。
 お手本となる子どもは、5,6年生のみなさんだけではありません。各クラスの中にも、すばらしいお手本となる子がいるはずです。それは、進んで発表している子であったり、給食当番や日直の仕事をしっかり行っている子、先生が見ていないところでもきちんと掃除をしている子、あるいはいつも友達にやさしい子であったりします。自分達の身の回りには、たくさんの良いお手本となる仲間がいます。自分自身もそういう良いお手本になれるように、がんばっていくことが大切です。みんながそういう気持ちになれたら、きっとどのクラスも、どの学年も、そして旭町小全体も、もっともっと良くなっていくはずです。・・・
 続いて、読書感想文コンクールに応募した子ども達の表彰を行いました。代表で、入選した3年生の子に賞状を手渡しました。(写真下)

12月9日(土)

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 今日は、第二土曜学校公開日でした。また、道徳授業地区公開講座として、全学級の道徳の授業公開と講演会を行いました。
 1校時は、1〜3年生の道徳の授業公開がありました。道徳の授業内容(道徳では「内容項目」という言い方をします。)には、様々なものがあります。家族愛や生命尊重、勤労・公共の精神、国際理解…などなどです。実際、今日の道徳の授業も、各クラスでいろいろな教材を扱って授業が行われていました。
 道徳の内容項目には、「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」もあります。1校時では、3年1組で「ふろしき」という教材を使って伝統文化に関する道徳の授業が行われていました。
 ふろしきになじみのなかった主人公のゆう子が、きれいな布を見つけ、ふろしきであることを知ります。母から話を聞いて、実際に使ってみることでその良さについて身をもって知ることになりました。そして、他の日本の古いものの良さにも思いをはせていく・・・というお話です。3年1組では、実際に先生が用意したふろしきを使い、いろいろなものを包んでみました。教科書には、「重箱」、「大きなびん」、「キャベツ」の包み方が載っています。子ども達は、教科書やペットボトル、ボールなどを使って、ふろしきの使い方を実践していました。そこから日本の伝統文化の良さについて感じ取らせ、他にも日本独自の伝統的なものに目を向けさせていきます。(写真上)
 一方、3校時には、4〜6年生の道徳の授業公開がありました。同じく、日本の伝統文化の尊重に関する資料を扱った授業が2クラスありました。4年2組の「祭りだいこ」と5年2組の「曲げわっぱから伝わるもの」の授業です。
 「曲げわっぱ」とは、木のぬくもりが美しい日本が誇る伝統工芸品です。伝統や文化を守っていくために頑張っている人たちの心情に迫る道徳教材になっています。昔ながらの方法で曲げわっぱを作り続ける主人公を通して、伝統や文化を守っていくためには、何が必要なのかを考えさせていきました。(写真中)
 前後しますが、2校時は、道徳授業地区公開講座の講演会を体育館で行いました。講師として、元全国小学校道徳教育研究会会長で、現在大学の教授をされている生形 章 先生にお越しいただきました。「道徳科授業の特徴と 地域、家庭でできること」という演題で話をしていただきました。
 まず、「道徳の時間」から「特別の教科 道徳」という教科になった変遷について説明していただきました。道徳の授業は昔から週1時間行われてきましたが、平成30年の4月から「特別の教科」として位置づけられて授業が行われています。その大きな違いは、教科書を使い、評価を行うところにあります。以前は「副読本」と呼ばれる資料冊子を使っていました。また、通知表への評価は、5年前から記述式で始まりました。
 さらに、道徳科の学習の特徴として、(1)自分ごととして考える (2)押し付けない (3)話し合いをする (4)評価がある の4つを挙げ、それぞれが家庭教育にもつながることを話されていました。例えば、「自分ごととして考える」からは、けんかがあった時には、「もし自分がそんなふうに言われたら…」と考えさせるということです。「押し付けない」からは、「待つ、聴く、受けとめる」姿勢を大切にすること。「話し合いをする」では、家族で日頃から話し合う雰囲気をつくっておくこと。「評価」については、「他の子と比べない、よさを見つけて認め、褒める」ことの大切さについて話していただきました。(写真下)
 生形先生には、1,3校時に全クラスの道徳の授業を5〜6分ずつ参観していただきました。校長室に戻ってから、各先生方の良い点や改善点を指摘していただきました。さっそく先生方に伝えて、今後の道徳の授業改善に役立てていきたいと思います。

12月8日(金)

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 朝、1年生から4年生の各クラスに絵本の読み聞かせがありました。毎月1回、読み聞かせボランティアの方々に活動していただいています。今日も各クラスで様々な絵本が紹介されていました。
 3年2組で読み聞かせがあったのは、「すごいね! みんなの通学路」という絵本でした。世界16か国の子ども達の通学風景を紹介した写真絵本です。「通学路」と言うと、旭町小の子ども達は「学校までの道路を歩いてくるもの」という感覚でいることでしょう。日本では、それがごく当たり前のことです。しかし、世界中の国々では、逆にそれがとても珍しいことなのです。
 バスや車に乗って、遠いところから通っている子どもの様子はまだ理解できます。しかし、通学路に川がある国の子ども達は・・・カンボジアでは、自分たちで舟をこいでいます。インドネシアでは、ゴムボートの上からロープをたぐりながら進んでいきます。また、ネパールやコロンビアでは、張られたロープにぶら下がって渡っているから驚きです。さらには、危険な断崖絶壁を歩いて通う国も…。
 他にも、水牛の背に乗ってほほ笑む女の子や、たらいに入った飲み水を重そうに頭に載せ、それでも笑顔を見せている男の子のページがありました。また、そんな世界中の通学風景の中、学校に通うことができずに泥だらけで働く少女の写真もあります。学校へ行けない、あるいは行く道のりに多くの危険がある子どもたちの存在を知ることで、自分たちの「当たり前」の幸せに気づかされました。(写真上)
 3年生は、理科の時間に「電気の通り道」の学習をしています。豆電球の明かりをつけるために、乾電池と導線を使って配線の仕方を考えていきます。そして、豆電球の明かりをつけるためには、電池の+極と−極から出た導線が、豆電球を通って一つの輪になるように配線することが大切であると分かりました。(回路という言葉を教えます。)
 そこで1組では、「豆電球をソケットなしで明かりをつけるにはどうすればよいだろう」ということをテーマに実験を行いました。使うものは、ソケットをはずした豆電球と乾電池、導線2本です。いろいろな予想が出てきたつなぎ方を試していく中で、明かりがつくつなぎ方を発見した子ども達から声が上がりました。そして、教室内から次々と「わかった!」という声が聞こえるようになりました。
 豆電球やソケットのつくりを教科書で確かめてみると、電球の中のフィラメントも含めて一つの通り道になっていることが分かります。豆電球の元の部分は金属でできていますが、ちゃんと+極と−極に分けて通電する箇所があります。(写真中)
 4年生は、国語の時間に「冬の楽しみ」という学習をしています。季節ごとに日本の文化や伝統的な行事、季節を表す言葉などについて学ぶ学習単元です。教科書には、「行事は、地域によって行い方や時期が違います。あなたの地域の冬の行事に関する言葉を入れた、かるたを作りましょう。」と書いてあります。(写真下)
 そして、12月〜2月の冬の季節行事の名前が紹介されています。「冬至」、「大みそか」、「お正月」、「節分」といった季節行事の中に、「正月事始め」がありました。毎年12月13日は、「正月事始め」の日となっていて、「すす払い」などの正月の準備にとりかかる日とされています。もともと、12月13日は、「鬼宿日(きしゅくにち)」と呼ばれ、婚礼以外のことは全て吉とされていた縁起のよい日でした。今年の正月事始めは、来週の水曜日です。そろそろ大掃除に向けて準備をしていきたいですね。
 教科書には、他に「かぼちゃ」、「年越しそば」、「おせち」、「雑煮」、「七草がゆ」などの食べ物に関する言葉も載っています。ちょうど今日の給食のニュースに、「年末年始には、多くの行事食があります。」と書いてあります。食べ物を通して、子ども達に年末年始をしっかり感じ取らせていきたいものです。

12月7日(木)

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 6年生の音楽の時間に、全盲のピアニストの辻井伸行さんの映像を見ながら授業をしていました。6年生の音楽の教科書をめくると、表紙裏に2ページにわたって辻井伸行さんのことが紹介されています。
 辻井さんは、原因不明の病で視力を失うという障害をもって生まれてきました。幼い頃、ショパンの「英雄ポロネーズ」を聴くたびに足をバタバタさせて喜んでいた様子を見て、母親は音楽の才能を見い出しました。ピアノを指導する先生がつきっきりで毎日教えていましたが、目が見えないというハンディキャップを乗り越えてピアノを習得させるのは容易なことではなかったはずです。左手用と右手用の音階を、それぞれ別々のカセットテープに録音して聞かせながら音楽を覚えさせていったそうです。「楽譜があっても、本人には紙切れ同然だった」という言葉が衝撃的でした。
 音楽の才能を見出した母親もすごいですが、日々熱心にピアノの指導をした先生もすごいと思います。そしてさらに、本人の努力のすごさが重なりました。辻井さんは、2009年にヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで、日本人として初優勝して以来、国際的に活躍しているピアニストです。(写真上)
 同じく全盲のピアニストとして、梯 剛之(かけはし たけし)さんも有名です。12月号の学校だよりに、全盲のテノール歌手の新垣 勉さんのことを書きました。世界に目を向ければ、さらにたくさんの全盲の音楽家が活躍していることでしょう。視覚障害を乗り越え、音楽に才能を発揮してがんばっている人たちを見ていると、大きな勇気がもらえるような気がしてきます。また、そういう方々は、音楽が美しいだけでなく、人としての心が美しい人であると思います。
 3年生は、国語の時間に「すがたをかえる大豆」という学習をしています。この単元では、説明文の読み取りだけでなく、食べ物について興味をもったことを文章に書き表す活動もしていきます。
 2組では、グループごとに食品を選び、図書資料をもとに調べ学習をしていました。大豆がしょう油や豆腐に姿を変えていたように、他の食品も様々に姿を変えています。魚は、ちくわや干物、燻製などに、トウモロコシは、ポップコーンやコーンフレークなどに、という具合です。
 「米」について調べているグループがありました。炊けば「ご飯」、にぎれば「おにぎり」、蒸してつけば「餅」になります。他にも、「米酢」や「みりん」の原料になったり、粉にして「せんべい」や「団子」が作られています。秋田では、「きりたんぽ」にも…。調べた中から、自分で説明文に書き表していくところが大切な勉強です。「はじめ」、「中」、「終わり」の構成を考えて、どのように説明文にしていくでしょうか。(写真中)
 ところで、昨日のテレビ番組の中で、日本のお菓子が世界の人たちにどのように受け入れられるかが放送されていました。日本の代表的なお土産用のお菓子を3つの国の人に食べてもらい、順位を競いました。「せんべいは硬いからダメ」という国があったり、「あんこは好きじゃないわ」という国があったりと、日本人とは違った感覚なんだなと思いました。第一位になったのが、沖縄の「ちんすこう」だったのが意外でした。海外の人には、濃い目のはっきりした味つけが好まれるようです。
 5年生が書き初めの練習を始めました。5年生の書き初めの課題は、「新しい風」です。「風」という漢字のバランスが難しそうです。
 今日は、いつもの習字用半紙に書いて練習をしていました。今月中にどの学年も書き初めの練習を行うとともに、清書用紙にも挑戦していきます。そして冬休み中には、書き初めの練習と清書が宿題として課されます。冬休みならではの宿題と言えるでしょう。(写真下)
 3学期が始まると、すぐに全校で書き初めに取り組みます。校内書き初め展や区の書き初め展もあるため、この1か月間の練習がとても重要になります。来週の全校朝会は、書き初めについての話をしようと思います。

12月6日(水)

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 10月下旬、2年生が算数の時間に「かけ算」の学習に入ったことをお伝えしました。そこからかけ算九九の学習が始まり、5の段、2の段、3の段…と暗唱する段がどんどん増えていきました。今日は、2組で「九の段」の学習をしていました。これでいよいよ、全ての九九の段が終了することになります。最後に1の段の学習がありますが…。(写真上)
 2年生は、「九九れんしゅうカード」と「めざせ! かけ算マスター」の2つのカードを使って、家でも学校でも毎日九九の練習をしています。特にかけ算マスターになるには、4つの試練に合格しなければなりません。まずは、×1、×2、×3…と、順にゆっくり九九を唱えることができるかのテストがあります。次に、スラスラと10秒以内に唱えるテスト。そして、×9、×8、×7…と、上から順に言えるかどうかのテスト。さらには先生がランダムに出題する九九を言えるかどうかのテストです。
 どの子も練習を毎日行っているだけあり、だいぶ合格シールが増えてきたようです。毎時間、意欲的に先生のところに行って、九九の検定を受けている様子が見られます。
 全国的に、そして昔から九九の難関と言ったら「七の段」です。(続いて「八の段」、「六の段」でしょうか。)昨日、2年生の子に聞いてみたら、「ぼく、七の段を合格したよ。」と話していたので、試しにその場で言わせてみました。やはり、と言うべきか・・・「7×4=24」、「7×6=48」と、間違えやすいところをお手本のごとく間違えていました。合格しても、繰り返し練習していくことが大切です。
 6年生は、理科の時間に「てこのはたらき」の学習をしています。1組の子ども達が実際に道具を使い、てこの原理を確かめる実験をしていました。ビニールテープで目盛りをつけた棒と支柱、重りとなる砂袋を用意し、グループこどに実験に取り組みました。
 重い砂袋も、棒を使って持ち上げると、場合によってはかなり軽い力で持ち上げることができます。てこの学習で最も大切な3つの点、支点と力点、作用点について学びました。棒を支えているところが支点で、重りを吊るすところが作用点、棒を握って押し下げるところが力点になります。実験では、まず力点の位置を変えて試してみました。支点から近いところと遠いところとで、力点の位置が変わるだけでずいぶん持ち上げる力に違いが生じることが分かりました。(写真中)
 「シーソーと同じだ…」とつぶやいていた子がいました。その通りです。シーソーは、まさにてこの原理を使った道具です。人が乗る位置を変えることで、重い大人を軽い子どもが押し下げることができます。
 4年1組の子ども達が、バケツを使って砂を運んでいました。4年生は社会科の時間に、「玉川兄弟と玉川上水」の学習をしています。玉川上水は、江戸時代につくられた上水道です。現在の羽村市から多摩川の水を引き入れ、43kmも離れた四谷までの区間を通っていました。全て当時の江戸幕府のために、玉川兄弟が中心となって行った偉業でした。
 驚くべきことに、現代のような重機のない頃、人々の力だけで8か月余りで完成しました。玉川兄弟の計画のもと、多摩川沿いの農民たちも一緒に加わって、昼夜を通して続けられたそうです。
 4年生の教科書には、当時の工事の様子を表した絵が描かれています。鍬(くわ)や「もっこ」を使い、人々が土を運んでいる様子が載っています。そこで、実際に土がどれだけ重いものか、子ども達に体験させてみることにしました。砂をバケツに入れ、もっこのようにしてかついでみると、2人がかりでも重くて大変なことが実感できました。(写真下)

12月5日(火)

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 たびたび1年生の算数(繰り下がりのあるひき算)のことをお伝えしていますが、今日もその話題です。それだけ重要で奥が深いと思ってください。
 問題です。「16−7」・・・ご自身で、どのように答えの「9」を出したかをよく考えてみてください。1年生の算数では、最初に次のように教えてきました。「16を10と6に分ける。10から7をひいて3。その3に残った6をたして9。」算数ブロックを使って考えさせると、1の位の6から7がひけないということが大きな課題になります。「10の束からだったらひくことができる」ということで、この考え方の方が子どもにとって分かりやすいようです。ひいてからたして答えを求めるので、「減加法」という考え方です。(子ども達には、「ひいてからたす方法」と言っています。)
 一方、こう考える方法もあります。「16の一の位の6をまずひいてしまうと、7−6=1。残った10からあと1ひかなければならないから、10−1=9。」これは、ひいてからまたひくので、「減減法」と呼ばれる考え方です。(子ども達には、「ひいてからひく方法」と言っています。)
 最初の問いに戻り…みなさんはどのように考えたでしょうか? 私は「減減法」で普段計算しています。11−9とか、12−8などの時は、減加法が優先して答えを出しているかもしれません。しかし自分は、先に一の位の端数をかたずけて計算しているような気がします。
 1年生の段階では、減加法の方が分かりやすいため、そちらを主に指導するようになっています。ただ、減減法についても触れているページがあり、やり方を理解させることになっています。最終的には、自身のやりやすい方法で計算ができればよいことになっています。(写真上)
 2年生は、国語の時間に「冬がいっぱい」という学習をしています。冬を感じる言葉を自分の経験の中から探すことを目標とした学習です。また、冬を感じるものをカードにまとめて、説明する文章を書くことについても指導します。
 教科書には、冬を感じさせるものとして、「みのむし、せんりょう、つばき、さざんか、ひいらぎ、ゆず、はくちょう、すいせん、うめの花、まがも、はくさい、みかん」が載っています。さすがにこの時期なので、昆虫は「ミノムシ」だけが紹介されています。
 ミノムシは、ミノガ科の蛾の幼虫が越冬するために、枯れ枝などをまとっている状態を言います。最近はミノムシを見かけなくなった気がします。今の子ども達は、見たことがあるのでしょうか。
 1組では、教科書の例を参考に、冬を感じるものをカードに書き表していました。雪やクリスマスに関するものが多かったようです。(写真中)自分だったら、シクラメンでしょうか。先日、贈答用のシクラメンを求めて、隣町のガーデンセンターに行ってきました。
 3年生は、国語の時間に「短歌を楽しもう」という学習をしています。3年生以上の国語の時間に俳句と短歌を学習する単元がありますが、短歌について習うのは、3年生にとって今回が初めてのことです。
 まず、短歌が「五・七・五・七・七」の三十一音で作られていることや、情景や心情を込めた詩であることを学びました。教科書には、4首の短歌が載っています。良寛さんの句や、百人一首にある有名な2首(「奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の…」、「天の原 振りさけ見れば 春日なる…」)もありますが、私は断然に藤原 敏行の句が好きです。「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」・・・以前は高学年で指導した短歌でしたが、現在は3年生の教科書に出てきているのでびっくりです。3年生の段階では、文語調の短歌を音読したり、暗唱したりして楽しむことを中心に学習します。(写真下)
 8月の中旬、中庭でサクラ草の植え替え作業をしていた時のことでした。猛暑の中にも、微かに吹いてくる風を感じ、首筋を流れる汗を涼しくしてくれました。そんな時に、いつもこの句を思い出します。

12月4日(月) その2

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 5年生は、国語時間に「固有種が教えてくれること」という説明文の学習をしています。この説明文では、ところどころに「資料」として、図やグラフ、写真等が効果的に使われています。そのため、文章と図表との対応を読み取ったり、それらの資料の効果を考えたりすることを目的とした教材として学習展開をしていきます。そして、さらにその効果を自分の表現に生かすために、「書く」活動にも結び付けていきます。
 この説明文では、分かりやすい基本三部構成(はじめ・中・終わりの三部構造)になっています。さらに、序論の内容が結論部に含まれる「双括型」の説明文となっているため、子ども達にも分かりやすい構造です。そして、筆者の主張である「固有種がすむ日本の環境をできる限り残していかなければならない」ということを伝えるために、日本の固有種の多さとその理由、そして日本の固有種の現状が事例として取り上げられています。
 説明文の前半では、「アマミノクロウサギ」を例に、イギリスよりも日本の方が固有種が圧倒的に多い秘密について説明しています。さらに、大昔に大陸とつながっていた頃の図を使い、日本に固有種が多くなった理由を分かりやすく説明しています。
 1組では、説明文の終わりの10〜11段落についての読み取りを行っていました。ここでは、「ニホンカモシカ」を取り上げて説明をしています。ニホンカモシカは、乱獲のために一時は絶滅したのではないかと心配されました。そこで天然記念物に指定すると、今度は逆に全国で増え始めてきました。その結果、天然林がニホンカモシカに食害されるという被害が深刻になってきています。筆者は、固有種を守るということは、その環境を保全することが必要であると説いています。(写真上)
 近年、クマの出没がよくニュースになっています。クマと人間との住み分けができていたはずの日本の山の環境が、どこか崩れてきているのではないかと思います。
 今日の全校朝会で、「繰り返し続けること」として1年生の算数について取り上げました。繰り下がりのあるひき算の学習を、毎日繰り返し解いてがんばっていることを話しました。今日も1年生の各教室では、計算カードを使って繰り下がりのあるひき算の練習をどの子もがんばっていました。
 計算カードを使った遊び方については、教科書83ページにも載っています。2人組でカードを1枚ずつ出し合い、答えが大きい方が勝ちとなるゲームです。ひき算の式が書いてある側を上にしてカードを出し合うのですが、まず自分のカードの答えを計算することができなければ勝負になりません。まだひき算の答えを出すのに時間がかかっている子が多いようです。中には、カードの裏をちらちらと見て相手に注意されていた子もいました。今後も繰り返し学習していくことが必要なようです。(写真中)
 3年生に「しょう油もの知り博士の出前授業」がありました。3年生は、国語の時間に「すがたをかえる大豆」という説明文を学習しました。また、総合の学習の時間に、大豆についての調べ学習にも取り組んでいるところです。大豆を使って作られているしょう油について詳しく勉強するために、毎年この出前授業を申し込んでいます。
 家庭科室で、1クラス1時間ずつ授業を受けました。しょう油の原料は、大豆と小麦と塩です。そして、さらに大切なのが、それらを発酵させるための「麹菌」の存在です。発酵させていく段階で、麹菌が乳酸菌になり、さらに酵母菌へと変わっていくそうです。そこでアミノ酸のうま味成分が生まれてきます。800年以上も歴史がある日本のしょう油が、今世界で最も注目される調味料であるのは、この「うま味成分」が含まれているところにあります。(写真下)
 授業の後半では、「出来上がったばかりのもろみ」と「もろみを絞った生醤油」、そして「売られているしょう油」(生醤油を火入れして菌を殺したもの)の味見をさせてもらいました。昔は、「ガラスの入れ物に入った真っ黒な液体」というイメージのしょう油でしたが、最近は酸化しないための容器で売られているものが主流になっています。生醤油に近いきれいな赤橙色のしょう油が、そのまま家庭の食卓で味わえるようになりました。

12月4日(月) その1

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 校庭で全校朝会を行いました。「繰り返し続けること」というテーマで話をしました。
・・・学校には、繰り返し続けることがたくさんあります。1年生は、算数の学習として、繰り下がりのあるひき算の勉強をしています。繰り上がりのあるたし算の勉強の時もそうでしたが、1時間や2時間の学習で終わりというわけにはいかないですよね。繰り下がりのあるひき算について、算数ブロックを使って計算の仕方を考えました。そして、計算のやり方が分かった後も、教科書やプリント、ドリルの問題に繰り返し取り組んでいるところです。
 2年生は、先月からかけ算九九の学習が始まりました。5の段から始まり、2の段、3の段と続き、2学期中には全ての九九を覚えることになります。九九の練習カードや、かけ算マスターのカードを使って、学校でも家に帰ってからも毎日九九の練習を繰り返しがんばっています。3年生以上のみなさんは、この2年生の時期に九九を覚えることの大切さについて、よく分かっているはずです。かけ算九九をマスターしておかないと、3年生からの算数の学習に大きく影響してくるからです。校長先生も、そして旭町小の先生方も、さらにはみなさんの家の人たちも、小学校2年生の頃に何度も何度も九九を唱えて練習して身につけてきました。九九を暗記するということは、繰り返し何度も声に出して練習するしかありません。
 繰り返し続けることは、算数の勉強だけではありません。国語の音読や漢字練習も、1回で終わりということはないですよね。毎日のように繰り返し練習するから身についていくのです。国語の教科書の音読は、どの学年でもよく宿題になっていることでしょう。物語や説明文を新しく習いました。最初は、新しい漢字が出てきたり、どこで区切ってよいかが分からなかったりして、つっかえつっかえ読むことになります。しかし、毎日音読を繰り返すことで、スラスラと読めるようになります。
 体育の学習でも、マット運動の技を繰り返し練習したり、ボール投げを繰り返し練習したりして上手になっていきます。図工の学習でも、何本も釘を打ったり電動糸のこで板を切ったりして上手になっていきます。そう考えると、学校での勉強のほとんどが「繰り返し続ける」ことで身につく学習であると言えます。何事も、根気強く毎日毎日繰り返していくことが大切なのです。
 「繰り返し続ける」と言えば、サクラ草の管理も同じです。毎日、水と愛情をあげ続けていますか? 先週から花が咲き始めた鉢があります。4年生のSさんのサクラ草の鉢に、白いかわいらしい花が開き始めました。みなさんも毎日の管理を忘れずに続けていきましょう。・・・
 続いて、表彰を行いました。まず、練馬区の健やかカレンダーに応募して入選した子ども達への表彰です。たくさんの応募者の中から、旭町小では5名の作品が入選しました。代表で5年生の児童に賞状を渡しました。入選者の作品は、冬休み中に練馬区役所に展示されることになっています。(写真上)
 続いて、練馬区の「歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール」に応募した中から、入賞した2年生の児童の表彰を行いました。歯みがきをしている場面をポスターにした作品を描き、入賞しました。(写真下)

11月30日(木)

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 今日は、来年度入学予定の新1年生の健康診断を行う「就学時健診」がありました。そのため、3時間授業の後に給食を食べ、すぐに一斉下校になりました。私用があって遅れて学校に来たため、子ども達の授業の様子が見られませんでした。かろうじて写真を撮ることができたのが、給食の様子です。
 1年2組では、スパゲティミートソースをみんなパクパクと食べていました。子ども達は、給食のスパゲッティが大好きです。学校では今日のミートソースの他に、「ホワイトソース」や「きのこソース」、「練馬スパゲティ」が出る時があります。特に練馬スパゲティは子ども達に大人気です。大根おろしにツナを合わせたソースに絡めて食べるスパゲティで、練馬大根を使って作ることからこの名前になりました。
 今日、来月の献立表が配布されました。来週の月曜日(12/4)に「練馬スパゲティ」が出ます。スパゲティの日がこんなに近づいてあるのは、とても珍しいことです。来週の月曜日は、前日に区の引っこ抜き大会で収穫された練馬大根が全小中学校に配布されます。大量に大根を使うため、この日は練馬スパゲティになったというわけです。また、今日のスパゲティは、いつもよりかなり早く給食を出さなければならなかったというのが理由だと思います。
 毎月の献立表を見ていただくと分かりますが、麺類の日は月に1〜2回程度です。スパゲティもラーメンもうどんも、みんな子ども達の大好きなメニューです。しかし、麺に含まれているカロリーがかなり高いため、栄養のバランスを取るのが難しく、頻繁にメニューに上げるわけにいきません。
 今日の給食のニュースでは、スパゲティを食べる時のマナーについて書かれていました。お昼の放送を聞いて、フォークでくるくると巻いて上手に食べている子がいました。一方で、ざる蕎麦を食べるようにズルズルとすすっている子もたくさんいました。正直、私もスパゲッティはすすって食べてしまう方です。日本の文化的にすすって食べた方がおいしい感じがしますが、以後気をつけたいと思います。(写真上)
 ここからは、昨日撮った写真から授業の様子をお伝えします。5年生は、総合の学習の時間に、稲の栽培に取り組んできました。バケツ稲や学校の田んぼで育てた稲を今月収穫し、廊下に干しておきました。いよいよ脱穀ともみすりに挑戦です。
 脱穀は、稲穂から籾(もみ)を取る作業です。2組では、牛乳パックを用意し、稲穂をパックの口の部分でこそぎ落とすようにして籾を集めていました。この他にも、くしを使ったり、割りばしに挟んだりして脱穀する方法もあります。中には「手で取った方が早い」と言って、手作業をしていた子もいました。(写真中)
 脱穀の次は、籾すりです。籾殻を取り除き、玄米の状態にする作業です。これが一番大変な作業です。学校には、総合の学習用として、すり鉢と野球ボールが用意してあり、毎年この学習で使っています。籾殻をすり鉢に入れてからボールでこすりつけると、籾殻が少しずつ取れていきます。息を吹きかけて籾殻を飛ばすと、茶色い米粒の「玄米」が残ります。…と言いたいところですが、力加減によっては米粉になってしまった子もいたようです。今年の5年生の収穫時期がかなり遅かったこともあり、米の水分量がかなり少なかったのが原因かもしれません。(写真下)
 出来上がった玄米を大事にしまっていました。家に持ち帰って、白米に混ぜて炊いてみると少しは味わえるのではないでしょうか。1組は、本日実施しています。

11月29日(水)

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 5年生は、算数の時間に「速さ」の学習をしています。以前は6年生で学習していた内容でしたが、今回使っている教科書から5年生で習うことになりました。「単位量あたりの大きさ」について学習する中で、「速さ」を指導することになっています。
 「比べ方を考えよう」という単元で、まず初めに学習したのが、うさぎ小屋の面積や頭数が違う場合の混みぐあいの比べ方でした。1平方メートルあたりや1匹あたりの数字に換算して混みぐあいを考えました。次に、同じ考え方で人口密度の学習をしています。単位面積あたりの人口で比較することを学びました。
 今日2組で学習していたのは、走った距離と時間が異なる場合の2量の速さを比べる問題でした。1秒あたりの距離を計算するか、1mあたりに進んだ距離として比較するのかを考えさせました。今日の学習を受けて、今後は「単位時間あたりに進む道のりで速さを表すこと」を学んでいきます。(写真上)
 昔から「速さ」の学習は、小学校の算数の中でも難関なものの一つでした。同じ「単位量あたりの大きさ」という考え方から5年生で指導することになったのだと思いますが、子どもにとっての難しさは変わりません。「速さ=道のり÷時間」の公式を使って時速や分速、秒速を求めていけばよいのですが、単位の換算を理解していなければつまずきが生じます。また、道のりを求めたり、時間を求めたりする問題もあり、別な公式を使う必要性も出てきます。さらに、スピードの「速さ」だけでなく、仕事量の速さ(例・・・1時間に90枚印刷する機械と、12分間に20枚印刷する機械は、どちらが速いか)についても学習します。がんばれ、5年生。
 6年生は、家庭科の時間に「まかせてね 今日の食事」という学習に入りました。食品の組み合わせや環境への影響なども考え、家族が喜ぶ1食分の献立を立てて、食事作りについて考える学習をしていきます。
 献立を考える時は、主食や主菜、副菜の組み合わせを考えて、栄養バランスを整えることが大切です。今回は、焼きそばか焼きうどんを選び、どんな食材を入れると栄養バランスがとれる1品になるのかを考えさせていきます。
 1組の教室では、4人ごとのグループで話し合い、調理計画を立てていました。赤・黄・緑の食品から食材を選んでいきました。焼きそばも焼きうどんも、麺は黄色の炭水化物になります。赤はたんぱく質類ですが、食材を持ち寄る実習のため、肉類は加工食品から選ぶようにさせました。ソーセージやベーコンを選んでいたグループがほとんどでした。緑の食品は、グループによって様々でした。にんじんやもやし、キャベツの他に、玉ねぎやピーマンなど、彩りも考えていたグループがありました。
 他にも、黄色の食品からじゃがいも、赤の食品から卵を入れるグループもあるようです。(卵は、出来上がった焼きそばの上に目玉焼きにしてのせるようです。)タブレットを使って、どんな食材がどのように焼きそばや焼きうどんに使われているのかを調べながら計画を立てました。食材は、グループで手分けをして持ち寄ります。準備をよろしくお願いいたします。(写真中)
 サクラ草の花が咲きました。全校児童の鉢の中から、今年最初に花が咲いたのは、4年1組の児童のサクラ草でした。花色は白です。(写真下)
 4年生が植え替えをしたのは、10月20日でした。それよりも3週間前に植え替えた6年生よりも早く咲いたことになります。1株ずつの特質にもよるので、一概に早く植え替えれば早く咲くというわけではなさそうです。
 でも大丈夫です。どのくらいの子ども達が気がついているか分かりませんが、私が見た限りでは、同じ図書室前に置いてある4〜6年生のいくつかの鉢には、花芽がちゃんとついているものがあります。きっと来週の後半あたりから、「あっ、咲いた!」という声が聞こえてくることでしょう。全校で一番に咲いたサクラ草については、来週の全校朝会で紹介したいと思います。

11月28日(火)

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 6年生の音楽の時間に、鑑賞教材「交響曲第5番『運命』〜第一楽章」(ベートーヴェン作曲)の授業が行われていました。印象的な主題からいきなり始まる有名な交響曲なので、どの子も関心をもって聴いていました。
 6年生の鑑賞教材になっているこの曲は、オーケストラの楽器の響きを味わいながら、指揮者によって音楽表現に違いがある事を聴き取ることをねらいとしています。緊張したテーマと優しいテーマが交互に表れ、その構成の面白さや緊張を高めていくクレッシェンドの効果、フェルマータの効果が特徴的な曲でもあります。それだけに、指揮者による演奏の違いが表れやすい曲です。
 今日は2人の指揮者の演奏を聴き比べて、その違いを感じ取らせていました。2人の指揮者とは、カラヤンとバーンスタインです。どちらの指揮者も30年以上前に他界していますが、クラシック音楽を鑑賞する上では外せない20世紀の名指揮者です。視覚からの情報を入れないように、聴き比べは音だけで行いました。(写真上)
 カラヤンは、世界最高峰のオーケストラであるベルリン・フィルを指揮し、ゴージャスで流麗な響きが特徴です。綺麗この上ない響きといったところでしょうか。一方のバーンスタインは、少し「ため」のある演奏で、指揮者の思いが強く出ている感じがします。比較後、子ども達に気に入った演奏について聞いていました。1組の子ども達は、どちらかというとバーンスタインの方に多く手が挙がっていました。
 指揮者による演奏の違いは、クラシック音楽のおもしろさの一つでもあります。フルトヴェングラーやトスカニーニ、最近の演奏ではクルレンティスが指揮したCDを聴かせてあげたら、その違いにもっと驚くことでしょう。
 今回の鑑賞教材の学習を機に、クラシック音楽に興味・関心をもつ子が出てきたらいいなと思います。ちょうど自分がクラシック音楽を好きになったのは、小学校6年生の時でした。その頃買ってもらったラジカセを通じて、FM放送をよく聴いていました。きっかけは、当時来日していたウィーン・フィルが演奏した新世界交響曲を聴いたことでした。カセットテープに録音して、何度も聴きました。以来、音楽鑑賞が自分の趣味の一つになりました。
 3年生は、算数の時間に「重さのたんいとはかり方」の学習をしています。gやkgの単位について、さらには1kg=1000gであることを学習しました。また、実際にはかりを使い、その目盛りの読み方についても学習しています。子ども達にとっては、これが一番難しいところです。
 今日は、ランドセルの重さについて勉強していました。4kgまで量ることができるはかりを使い、目盛りを読む練習をしていました。ランドセルは、1kgを超える重さがあります。その場合には、〇kg〇gという表し方や、g単位だけで表すこともできます。ランドセルの中身を出して、はかりの上に恐る恐る載せてみました。意外や意外、ランドセルは1.5kgほどの重さでした。昔に比べて、ずいぶん軽くなったものです。(写真中)
 3年生のこの単元では、子どもなりに重さについてのおおよその概念を身につけさせておくことも必要です。筆箱はだいたい何gだろうか、国語辞典はどのぐらいの重さだろうかと、関心をもたせるようにしたいものです。
 4年生は、図工の時間に「レインスティック」の制作に取り組んでいます。レインスティックは、もともとはアフリカで生まれ、中南米にも広がっていった民族楽器の一種です。枯れた木にサボテンの針を刺し、中に入れた小石や雑穀がその針にあたりながら落ちることで、雨のような音が出る楽器です。
 4年生の授業では、大きなラップの芯のような素材を利用し、外側からたくさんの釘を打ち付けました。金づちを上手に使いながら、らせん状になるように無数の釘を打ち込んでいきました。筒の横から中を見ると、たくさんの釘が四方八方から伸びていて、空間に隙間が無いくらいになっていました。(写真下)
 最後にビーズを入れて、筒の両側を封印します。傾けると雨や波の音がする素敵なレインスティックが完成します。

11月27日(月) その2

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 4年生は、国語の時間に「短歌・俳句に親しもう」という学習をしています。小学校の国語の授業で、初めて短歌や俳句を習うのは3年生からです。3年生の1学期に俳句について学習し、2学期に短歌を習います。また、「短歌・俳句に親しもう」という単元は、4年生の1学期にもありました。今後、高学年でも繰り返し様々な短歌・俳句が教科書に出てくることになります。
 この学習では、易しい文語調の短歌・俳句を読む活動を通して、作品に表現されている風景を想像することを目標としています。音読を繰り返し、文語調の響きやリズムを読み味わうようにします。(写真上)
 教科書には、短歌と俳句がそれぞれ3句ずつ載っています。短歌の最初にあるのは、石川啄木の有名な句です。「晴れし空 仰げばいつも 口笛を 吹きたくなりて 吹きてあそびき」・・・現代語訳として、「晴れた空を見上げると、いつも口笛を吹きたくなって、それを吹いて遊んでいた。」と書いてあります。「あそびき」の『き』は、過去を表す助動詞です。
 さらに俳句では、正岡子規の「柿くへ(え)ば 鐘が鳴るなり 法隆寺」が載っています。正岡子規を知らなくても、この俳句は知っているという人が多いことでしょう。「柿くへば」であって、「柿くうと」としなかったことや、「鐘が鳴るなり」と二句切れになっていることなど、単純なようで奥が深い句として作られています。
 ところで、旭町小の南門のところに柿の木があります。今年は今までになく、たくさんの実がたわわにつきました。よく地域の方から、「あの実はどうするのですか?」と聞かれます。確かにそろそろ収穫した方が良さそうですね。
 6年生は、算数の時間に「順序よく整理して調べよう」という学習をしています。順列や組み合わせについて、落ちや重なりがないように、起こり得る場合を順序よく整理して調べる学習です。
 1組では、「1,2,3,4の4枚のカードのうちの2枚を選んで、2けたの整数をつくります。どんな整数ができますか。」という問題について考えていました。これは、順列についての問題です。落ちや重なりがないように調べるということから、全てを書き出したり樹形図を書いたりする方法で解いていきました。面倒くさいと思って計算で求めようとすると、間違える場合があります。まずは、順序よく書き出したり、図や表で書き表せるようにしていきます。(写真中)
 5年生は、理科の時間に「もののとけ方」の学習をしています。そろそろこの単元の締めくくりの実験に近づいてきました。今まで、食塩やミョウバンを使って、水に溶ける量や温度による溶け方の違いを調べてきています。今日は2組が、水溶液として溶かしたものの取り出し方についての実験をしていました。
 一度水に溶かした物質を再び取り出すには、どのようにしたらよいでしょうか? 1つは、水分を蒸発させる方法です。つまり、蒸発皿に水溶液を入れて熱することで結晶を取り出します。そしてもう1つは、水溶液を冷やし、溶解度を下げる方法です。ミョウバンは水には溶けにくかったものの、お湯にはたくさん溶かすことができました。そういう性質があるのであれば、ミョウバンが溶けている水溶液を冷やせば、結晶が出てくるはずです。
 氷水でビーカー内の水溶液を冷やしながらしばらくすると、底の方にミョウバンの結晶が現れてきました。ただし、溶解度が水とお湯であまり変化のない食塩については、この方法が使えません。(写真下)

11月27日(月) その1

 久しぶりに全校朝会がありました。今日は、朝会に続いて行われるクリーン運動に向けての話をしました。
・・・もうすぐ11月が終わります。暦の上では、もう冬になりました。先日、出張で光が丘公園の中を通った時、落ち葉を集めて掃除をしている方々を見かけました。また、落ち葉だけでなく、空き缶や吸い殻などのごみも集めていました。これらの取り組みをしている人たちは、仕事として掃除をしているのではありません。ボランティアとして働いている人達です。
 ボランティアというのは、自分でできることを進んでみんなのために働く活動のことをいいます。そして、一番大切なのは、無償で行うこと…つまり、お金をもらわずに行う活動であるということです。
 今日は、これからクリーン運動を行います。クリーン運動は、みんなで力を合わせて、学校や地域をきれいにするボランティア活動です。学年ごとに分担した場所の落ち葉やごみを拾います。みんなで行えば、たくさんの落ち葉やごみをあっという間に片付けることができます。
 一方で、普段は用務主事さんが一人で何倍も働いてきれいにしてくださっていることを忘れてはなりません。ですから、みんなで一斉に外に出てクリーン運動をしたことで終わりにしてはいけないのです。毎日行っている掃除の時間も大切にしていかなければなりません。ほうきや雑巾を使って、決められた当番の場所をいつもがんばって掃除をしているでしょうか。今日のクリーン運動を機会に、普段の掃除当番の取り組みも含めて、学校をきれいにしていく気持ちを高めていきましょう。・・・

11月24日(金)

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 1年2組では、生活科の学習として、どんぐりを使ったおもちゃ作りをしていました。1年生は、先月光が丘公園に行き、たくさんのどんぐりや松ぼっくりを拾ってきました。それらを使い、どんなおもちゃを作ることができるかを考え、必要な材料を用意してきました。(生活科の教科書にも、様々なおもちゃが紹介されています。)
 どんぐり迷路を作っている子がいました。箱の中に迷路を作り、ゴールまで箱を傾けながらどんぐりを転がしていくおもちゃです。どんぐりの転がり方が一定でないため、箱を傾けても思うように転がって行かないところに面白さがあります。(写真上)
 他にも、どんぐりを使った楽器(マラカス)やこま、飾り(ネックレス)を作っている子ども達がいました。工夫次第でいろいろな遊びが楽しめそうです。作りながら友達の作品に目が行き、子ども同士の交流も生まれていきます。自然のものを使って無限に遊べるのは、子どもならではのすばらしい力であると感じます。
 小さなどんぐりに、キリや千枚通しで穴を開けるのは、大人でも大変なことです。そんな時のために、旭町小には生活科の備品として、超便利な道具が用意されています。木の実専用の穴あけミニドリルです。1年生の子どもでも、ハンドルを回すだけで簡単に穴を開けることができます。
 3,4校時、4年生に聴導犬の出前授業がありました。区内にお住まいの松本さんと聴導犬のチャンプくんが来校し、障害者理解教育として授業をしていただきました。
 トイプードルの聴導犬チャンプくんが視聴覚室に入ってくると、子ども達から思わず「かわいい〜!」という声が上がりました。トイプードルは、誰が見てもかわいい犬種です。ところが、チャンプくんの背中には、ハーネスがついていて、立派な聴導犬です。厳しい訓練を受けて合格した犬しかこの聴導犬になることができません。見た目は普通のかわいいトイプードルですが、耳の聞こえない松本さんにとっての「耳」となっている犬です。
 松本さんからは、まず「聞こえないということはどういうことか」という話をしていただきました。私たちは、普段全ての音が聞こえているので気がつきませんが、日常生活の中で音が聞こえないと、どれだけ不安で大変な生活となることでしょう。音が聞こえない松本さんをサポートする力は、3つあると言います。1つは、人の力です。後ろから車が来るなどの危険なことがあったら、人に知らせてもらえます。しかし、いつも身近に人がついているわけにはいきません。そこで2つ目として、機械や道具の力があります。インターホンが鳴ったら光で教えてもらったり、目覚まし時計は振動で知らせてくれたりします。しかしそれでも、松本さんにとって完全なものではありません。そこで3つ目として、聴導犬の力があります。いくつかの音を教え、松本さんに知らせるように訓練してあります。
 授業では、実際にキッチンタイマーやインターホンが鳴った時の様子を見せてもらいました。タイマーが鳴ると、チャンプくんはまずタイマーの場所を探しに行きます。次に、松本さんを探し、飛びついて音が鳴っていることを伝えます。そして、タイマーがあるところまで松本さんを案内していきます。
 チャンプくんは、これらのことを仕事としてやっているのではなく、「ゲームとして楽しんでいる」と松本さんは話されていました。音がしたことを伝えるチャンプくんは、しっぽをプルプルと震わせて確かに喜んでいました。
 現在、日本中に56頭しか聴導犬がいないそうです。その原因は、聴導犬に対する理解不足であると言われています。そこで、「今日の授業のことを、家に帰っていろいろな人に話す」という宿題が課されました。より多くの人たちに聴導犬のことが広まっていくといいなと思います。(写真中)
 本日、1,2年生の各教室で、MIM(ミム)の授業が行われていました。MIMとは、「特殊音節」に焦点を当て、文字や語句を正しく読んだり書いたりできることをめざす指導モデルを言います。読みの中でも、特につまずきが多いのが「特殊音節」(のびる音、つまる音、ねじれる音)です。小学校初期の「読み」の指導における最大の難関となっています。こういう課題のある子どもは、通常学級に4〜5パーセント在籍すると言われ、読解力にも影響が出ると考えられています。
 光が丘四季の香小から来ている巡回指導教員の先生方に、低学年の各教室に入って指導していただきました。今日は、促音(小さい「っ」が入る「つまる音」)のある言葉を正しく読んだり書いたりする授業でした。今後も3学期までかけて、時々指導していく予定です。(写真下)

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