個人面談にご協力いただき、ありがとうございました。19日(金)で1学期が終了いたします。

5月16日(火) その2

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 昨日までの雨が上がり、さわやかな青空の一日になりました。今週は、「大なわ週間」です。中休みは、校庭でクラスごとに大なわの練習に取り組みます。先週の体育朝会で大なわを始めたのをきっかけに、各クラスとも体育の時間にも練習が行われるようになりました。
 大なわは、クラスの団結を深めるためにも良い取り組みです。旭町小では、4分30秒(1曲分の長さです)で何回跳べたかを記録することになっています。なわに引っかかったり、間を開けてばかりいると記録が上がりません。逆を言えば、全員が引っかからずに連続して跳んでいけば記録が伸びます。そのためには、みんなでかけ声(跳んだ数を数える)をかけたり、跳び終わったらすぐ列に並んで待機したりすることが欠かせません。
 低学年には、専科の先生方が一緒に指導に入り、なわを回しながら声をかけています。5年1組では、昨日から始まった教育実習の先生がなわを回していました。昨日から6月9日までの4週間、教育実習の先生が1名入りました。昨日、臨時で全校朝会を行い、子ども達に紹介しました。5年1組を中心に実習を行います。初めのうちは、教室で様々な授業の様子を見て学び、少しずつ授業実践を積んでいくことになります。しかし、休み時間や給食の時間などは、子どもと積極的に関わることが大切です。5年1組の子ども達も、教育実習の先生と関わりがもてることで生き生きと過ごしているように感じられました。大なわは、先生と子ども達との絆を深める役割をも担っています。(写真上)
 3,4校時に、2年生が1年生を連れて校内を案内する「学校探検」がありました。たてわり班の組み合わせを使い、4人グループで校内を回っていました。
 2年生が案内する部屋の前には、あらかじめシールが用意してありました。2年生が1年生に部屋の説明をしてから、カードにシールを貼ってあげていました。校長室も学校探検の1か所になっていて、次々と手をつないだ1,2年生がやって来ました。2年生が、張り切って説明を始めました。「ここは、校長室です。やさしい校長先生がいて…」さらには、「校長室の窓からは、校庭が見えます。」と説明していました。
 それを聞くと、ぜひ窓からの景色を見せてあげなければ…という気持ちになります。シールを貼り終わったグループから、順に校長室の中に入れてあげることにしました。子ども達は、いろいろなところに目が行くものです。たくさんの花があることもそうですが、上を見上げると歴代の校長先生の写真がずらりと並んでいます。また、犬のカレンダーや写真、リラックマやドラえもんの人形と、通常に考えられる校長室とはどういうものかは知らないでしょうが、想像と違った世界に多分びっくりしていたのではないかと思います。
 昨年は出張と重なっていたため、2年生の子ども達にとっても校長室に入るのは今日が初めてでした。どちらかというと、目を丸くして出ていったのは2年生です。(写真下)

5月16日(火) その1

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 1校時に、1年生がそら豆のさやむき体験を行いました。給食室から大量のそら豆が届き、子ども達はワクワクして席で待っていました。最初に、栄養士さんから、そら豆の花や実のつき方についての話をしていただきました。
 そら豆の花は、同じマメ科のスイートピーと似ていて、とてもきれいな姿をしています。花色は紫と白の複色で、チョウチョが羽を広げているように、ひらひらした花びらが特徴です。給食のクイズにもありましたが、「そら豆(空豆)」というだけあり、上の方に向かって実がつきます。
 1年生にとっては、さやを開くのはとても力がいる作業のようでした。パカッと上手にさやを割った子もいましたが、ほとんどの子は絞るようにさやを割り、中の豆を取り出していました。だんだん慣れてきたようで、次第に紙で作った箱いっぱいにそら豆がたまっていきました。(写真上)
 さやを手に取って触り心地を確かめていた子がいました。それぞれのクラスでは、事前に先生から「そらまめくんのベッド」の絵本を読んでもらっています。そのお話を思い出しながら、時々さやの内側のふわふわ感を確かめていたようです。ちなみにこの絵本は、「そらまめくんシリーズ」の第一作目にあたり、さやむき体験の前には、必ず読み聞かせをしておくべき本です。・・・そらまめくんのふわふわのベッドをグリンピースくんたちがうらやましがりますが、絶対に貸そうとしません。ところが、ある日そらまめくんのベッドが見当たらなくなって、さあ大変・・・。ストーリーも絵も、とてもかわいらしい一冊です。
 旭町小の給食室は、隣りの豊渓中と親子給食方式になっています。1年生は、旭町小の児童・職員分だけでなく、中学生の分までそら豆のさやむきをがんばりました。給食の時間に、塩ゆでになったそら豆を大切そうに口に入れて味わっていました。自分たちの手で取り出したそら豆の味は、きっと格別なものだったことでしょう。
 そら豆は、まさに今が旬の野菜です。私は、この間の土曜日に買う機会がありました。鴻巣市でポピー祭りが行われていたので、雨が降る前の午前中に出かけてきました。もちろん、日本一のポピー畑もすばらしかったのですが、農産物を直売しているテントも気になりました。朝採れの野菜が並ぶ中、そら豆は一袋200円という安さでした。(スーパーだと、4〜500円はします。)家に帰って、すぐに塩ゆでにして味わいました。職員室で先生方に聞いてみると、さやごとオーブントースターで焼き、味わうこともできるそうです。
 2年生は、国語の時間に「たんぽぽのちえ」という説明文の学習をしています。たんぽぽは、2年生の子ども達にとって身近な植物でもあるので、興味をもって取り組める説明文です。また、題名になっている「知恵」が、たんぽぽのどういう性質を言っているのかを探しながら読み取っていくおもしろさがあります。(写真下)
 大人でも初めて知るたんぽぽの知恵がたくさん書かれているため、とても興味深く読むことができます。花が終わった後のたんぽぽの知恵について説明している部分には、このように書かれています。「かれてしまったのではありません。花とじくをしずかに休ませて、たねに、たくさんのえいようをおくっているのです。」…これは、大人でもほとんど知られていないことではないでしょうか。
 現在、朝の連ドラのおかげで、練馬区にゆかりのある牧野 富太郎さんが一躍有名になっています。「たんぽぽのちえ」の作者は、植村 利夫さんです。東京都で中学校の校長をされていた方で、クモの専門家でもあったようです。富太郎が、このたんぽぽの知恵のことを知ったら、どんなに目を輝かせたことでしょう。

5月15日(月)

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 今日は、6年生の各教室で、「児童・生徒の学力向上を図るための調査」が行われました。小学校4年生から中学校3年生までを対象にした東京都で行っている調査で、タブレットを使って2年前から実施されています。都内の全小中学生が行うので、学年ごとに実施期間が決められています。今後、5年生、4年生の順で実施していきます。
 内容は、児童の学びに向かう力に関する意識調査で、アンケート調査のように項目から選ぶ形式のものです。現在の学習指導要領では、「知識及び技能」と「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力」の3つの資質(柱)が示されています。そのうちの「知識…」と「思考力…」については、先月6年生が国の学力調査を受けました。今回の都の調査は、もう一つの柱である「学びに向かう力」を調べるものです。
 国の調査も都の調査も、夏頃には結果が届きます。それらの調査結果を分析し、3つの資質・能力をバランスよく育成できるように指導の改善を図ることになっています。
 調査内容には、各教科の授業内容に対する理解度や、得意と感じる意識の程度などがありました。(理解できているかどうか、得意と感じているかどうかを5段階の項目から選ぶ)また、学習の進め方や学習習慣についての設問が、様々な項目に分けて用意されていました。(写真上)
 5年生は、理科の時間に「植物の発芽と成長」の学習をしています。インゲンマメの種を使い、発芽に必要な条件を考えて実験していく内容です。
 最初にインゲンマメの種を見せ、「芽を出すために、何が必要か」を聞いてみます。子ども達からは、「水が必要だと思う」という考えの他に、「土」、「温度(適温)」、「光(日光)」などが出されます。そして「空気」という考えも出てきます。
 次に、それらの条件が発芽に必要かどうかを調べる実験方法を考えさせていきます。ここで大切なのは、比較対照実験を行うということです。例えば、「発芽に水が必要かどうか」を調べるのであれば、片方は水を与え、もう片方は水をあげないことにし、他の条件は全て同じにしなければなりません。
 では、「発芽に空気が必要かどうか」を調べる実験は、どのように行ったらよいでしょうか。比較対照の1つは、種を空気のない状態に置かなければなりません。真空状態を作るのは難しいですが、簡単なのは水の中に種を入れるとい方法です。一方は湿った脱脂綿の上にインゲンマメを置き、もう一方はひたひたの水の中に沈めます。結果、水に入れた種は発芽せず、空気が必要であるということが分かります。
 1組では、その他の実験方法をNHK for Schoolの動画で学んでいました。ビーカーに種をたくさん入れ、水を注ぎます。しばらくすると種は水を吸ってふくらみます。3〜4日経つと、ビーカーの上の方の種は発芽し、水に浸ったままの下の方の種は発芽しないことが分かります。よって、発芽には空気が必要であると分かります。(写真中)
 1年2組の教室で、はさみの使い方の学習をしていました。小学校において、図工の時間に使う刃物は、学年によって決められています。2年生でカッターナイフ、3年生でのこぎり、4年生で彫刻刀などなど…。1年生では、はさみが主になります。はさみは、他の教科でもよく使う道具なので、正しい扱い方を習得しておく必要があります。
 まず、はさみには右利き用と左利き用があるので、自分に合ったはさみを用意することが肝心です。はさみは、指の出ている方から見ると、親指が出ている刃が手前にくるようになっています。逆に、紙の上にくる刃が奥になるため、切っている部分が刃で隠れるということがなく見やすくなります。また、はさみを動かしている時は、わずかに斜めに力を加えるように刃が擦り合わさるため、利き手に合ったはさみが重要になります。
 次に、紙をきれいに切るコツは、刃先を使わないようにすることです。刃の元の方から切り始め、刃先の手前までを使って切るようにします。もう一つは、はさみの向きを動かすのではなく、紙を動かすようにすることです。意外にこれは低学年の子には難しいようで、最初のうちはどうしてもはさみがいろいろな方向に行ってしまいます。道具は、何度も経験することでうまく使えるようになります。どんどん使わせてあげることが大切です。(写真下)
 今日は、はさみの練習を兼ねてクルクル回るへびのおもちゃを作っていました。螺旋形に画用紙を切り取り、糸で吊るすと、おもしろいように回転するおもちゃが出来上がります。子ども達は大喜びでした。
 昨日は、「母の日」でした。2年生の子ども達に聞いたところ、母の日にいろいろなことをしてあげたようです。まず多かったのは、様々なプレゼントをした子です。「花」(カーネーションでしょうか)、「手紙」(どんなことを書いたのでしょう)、「チケット」(肩たたき券でしょうか)、「ブレスレット」(手作りです)などなど。さらには、「ケーキを食べた」(確かに、昨日はケーキ屋さんが混んでいました)、「お母さんの好きなビールをあげた」(おいしく感じたことでしょう)…聞いているだけで幸せになるようなプレゼントばかりでした。

5月12日(金)

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 1年1組の教室で、折り紙の箱作りをしていました。作っていたのは、長方形の紙を折って製作する一番シンプルな箱です。A4のリサイクル紙を使っていました。よく家庭でも作ることがあるのではないでしょうか。チラシなどを折って、バーベキューの時のごみ箱にしたり、流しの野菜くずを入れたりする時に利用する場合があります。
 今回、1年生が作っていたのは、来週火曜日に行うソラマメのさやむき用の箱でした。さやから取り出したソラマメを集めるのでしょう。最近、スーパーなどにソラマメが出回るようになりました。今が旬の野菜です。来週の1年生のさやむき体験が楽しみになりました。
 正方形の折り紙で作ることができる『箱』には、いろいろなものがあります。中でも、「つのこうばこ」は、よく子どもの頃に折ったものです。4方向に尖った角ができる箱です。お菓子を入れたり、小物を入れたりしていました。長年疑問だったのは、「つのこうばこ」という意味です。漢字で書くと「角香箱」で、茶道や香道で使う小さな道具入れの箱のことを「香箱」と言うそうです。
 ところで教室では、先生が紙を折るお手本を見せながら教えていました。1回折るたびに子ども達にもやらせていくのですが、先生のやり方を見て「わかった!」と言ったものの、「どうやってやるの?」と迷う子が続出していました。紙を折る方向や開いてできる形を、先生のお手本と何度も見比べながら試行錯誤していきました。こういうところが折り紙のすばらしさです。折り紙遊びは、幼児期から繰り返し行わせることが大切であると、個人的に強く感じています。
 「できた子は、近くの子に教えてあげましょう。」と先生が言うと、すぐに周りの子に手を差し伸べる姿が見られました。友達に教えるということも、とても大切な学びになります。(写真上)
 3年生は、算数の時間に「同じ数ずつ分けるときの計算を考えよう」という学習をしています。小学校で初めて習う「わり算」の学習です。
 今週からこの単元に入りましたが、先日は「12個のクッキーを3人で同じ数ずつ分けると、1人分は何個になりますか?」という問題を行いました。具体物のおはじき(12個)を1個ずつ移動させて考えさせていきます。1個ずつ3人にいきわたったら、2個目を3人に…とやっていくと、1人分が4個になります。そこで、わり算の式に書いて表せることを指導します。(12÷3=4)
 一方、今日の問題は、「パイが12個あります。1人に3個ずつ分けると、何人に分けられますか?」という問題でした。先ほどのクッキーの問題と、おはじきの動かし方が異なってきます。12個からまず3個を取り除いて「1人分」、さらに3個をとって「2人分」…とやっていくと、4人に分けられることになります。そして、これも「12÷3=4」というわり算になることを教えます。わり算は2種類に分類され、先のクッキーの問題は「等分除」、パイの問題のわり算は「包含除」という言い方をします。(指導者側の算数用語で、子ども達にこの言葉を指導するわけではありません。)最初のうちは具体物を操作させながら、どういう場合にわり算を使うのかを身につけさせていくことが大切です。(写真中)
 6年生は、図工の時間に「お気に入りの場所」という作品に取り組み始めました。絵の具を使った水彩画の作品になるようです。今まで過ごしてきた学校生活を振り返り、学校における自分のお気に入りの場所を見つけて絵に表現していきます。
 まず今日は、どこを「お気に入りの場所」として絵にしようかと考える時間でした。全員タブレットを手に、外に出てきました。校庭や中庭を回りながら、気に入った場所を写真に収めていきました。こういう時にも、タブレットが有効に活用されます。絵の構図を決めたり、絵の具で色を出したりする時に、写真データが後で役に立ちます。
 テレビで水彩画の査定をする番組がありますが、たいてい絵を描く前に、スマートフォンで写真を撮っています。現場である程度描き込んだら、写真を参考に仕上げていくのでしょう。
 ところで、子ども達はどんなところを絵に残したいと考えたでしょうか。校庭では、やはり様々な遊具に想いが強かったようです。ブランコやジャングルジム、そして何よりも旭町小の代名詞の三角すべり台を写真に収めていた子が多かったようです。(写真下)
 他にも、投てき板やサッカーゴール、藤棚、中庭の池やバラのアーチなど様々のようでした。これらの中からどこを選んで絵にしていくのか、とても楽しみです。

5月11日(木)

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 4年生は、理科の時間に「季節と生物」の学習をしています。各季節での植物や動物の様子を観察し、気温と生き物との関係を一年間通して調べていきます。
 教科書には、ツバメやテントウムシ、オオカマキリの幼虫(卵から小さなカマキリの幼虫がこぼれるように出てきているところ)、オタマジャクシの写真が載っています。また、桜の木には、たくさんの葉っぱが茂ってきた様子が紹介されています。
 2組では、実際に桜の木の様子を観察に行く前に、実物を使って桜の葉の様子を先生が説明していました。茂った桜の木の枝先をよく見ると、小さなサクランボのような実ができていることに気が付きます。食用にするサクランボが収穫できるのは、校庭に植わっているソメイヨシノや八重桜の種類ではなく、西洋桜の品種です。しかし、それでも校庭にある桜の木をよく見ると、小さなサクランボのような実ができていることに気が付きます。(写真上)
 桜の花が散った後に、木に残っている花びらのないおしべとめしべを「桜しべ」と呼んでいます。花が散ってから、この桜しべもたくさん地面に落ちている様子を見かける時があります。俳句の季語として、「桜しべ降る」という言葉があるほどです。また、桜の木は自家受粉しない性質があるため、別の種類の桜が近くにあると結実しやすいそうです。
 1年生は、音楽の時間に「うたにあわせて おはなになって あそぼう」という学習をしています。わらべ歌の「ひらいた ひらいた」の曲に合わせて、体を動かしながら音楽を楽しむ学習です。れんげの花が開いたりつぼんだりする様子を思い浮かべて、体の動きを工夫しながら歌うことをめあてとして指導していきます。
 ところで、「ひらいた ひらいた レンゲの花が ひらいた…」と歌われている「レンゲの花」は、ハス(蓮)の花のことです。(教科書にもハスの花の絵が描かれています。)春の農地に咲く「レンゲソウ」とは違います。ハスの花は、水面に顔を出したつぼみが、早朝にポンッと花を開くと言われています。
 2組では、先生がオルガンを弾きながら指導していました。教室の後ろでは、子ども達が輪になって体を動かしていました。花びらが大きく開く様子や、オルガンの音が小さくなると体を縮めてしぼむ様子を表していました。低学年の音楽の授業では、このように体を使って楽しく活動する場面を多く取り入れて指導していきます。(写真中)
 3年生は、4月から図工の時間に、「くぎうちくん」という作品に取り組んできました。木片に釘をたくさん打ち込み、人形を作っていく造形活動です。5校時に1組の授業があり、そろそろ完成する段階になっていました。
 図工の時間に釘や金づちを使うのは、3年生として初めての経験でした。子ども達に聞いてみると、自分の家に釘や金づちがないという子が多かったようです。確かに、家の人がDIYの趣味があれば別ですが、金づちはあまり必要のない道具なのかもしれません。今回の金づちの安全な使い方や正しい釘の打ち方の授業は、これから高学年まで続く木工作の基礎となる学習にもなっています。
 釘打ちというと、木片に対して真っ直ぐ垂直に打ち込むものと考えがちですが、斜めに打つことにも挑戦していた子がいました。様々な釘の打ち方を通して道具の使い方に慣れ、手先が器用になっていくのだなと思いました。(写真下)

5月10日(水) その2

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 理科室で6年2組が理科「ものの燃え方」の実験をしていました。空気中には、おもに窒素と酸素と二酸化炭素があり、それぞれ78%、21%、0.04%の割合で含まれています。今日は、それぞれの気体が「ものを燃やすはたらきがあるかどうか」を調べる実験をしていました。
 3つの気体は、実験用のボンベ(スプレー缶のようなもの)に入っています。水槽を用意して、水の中でそれぞれの気体を集気びんに入れていきます。ろうそくの火を入れると、酸素の場合だけ炎が大きくなりました。空気中で見るろうそくの炎の何倍もの明るい光を放って燃え続けました。空気中には、酸素が2割ほどですが、実験用ボンベで酸素をいっぱいにしたため、炎の大きさや明るさに違いが出ました。(写真上)
 今後は、ものが燃える前と燃えた後の空気について、それぞれの成分の違いを調べていきます。6年生になって、実験内容がレベルアップしてきたことを子ども達も感じていたようです。
 4校時後半に、5月の避難訓練がありました。今回は、不審者対応の訓練を行いました。不審者役の先生が玄関から入ってきたところに、主事さんが出くわして声をかけます。行動がおかしいことに気が付き、近くの先生に伝えます。異変であることを察知し、すぐに低学年の教室のインターホンを使って職員室に連絡します。副校長先生が全校に放送を入れるとともに、他の職員が警察に連絡をします。全校放送により、先生達は不審者がどこにいるかが分かり、教室の出入り口を施錠し、児童の安全確保をします。各教室の黒板脇には、職員室に直結しているインターホンがついています。緊急時には、すぐに連絡を取り合うことができるようになっています。(写真中)
 旭町小では、不審者対応のマニュアルがあり、刺股(さすまた)を持って対応する職員が決められています。これは、不審者を取り押さえるのではなく、子ども達のいる場所からなるべく遠ざけるとともに、警察が到着するまでの時間稼ぎをするための手段です。数分経ち、警察が来たという想定で不審者役の先生の迫真の演技は終了となりました。(写真下)
 その後、全校児童を体育館に集めて人数確認及び指導を行いました。学校にはいろいろな大人が出入りする場合があるので、普段からあいさつをしっかり行うことが大切であると伝えました。不審な人物は、こちらがあいさつをしても返すことはありません。あいさつの声かけで、ある程度危険を察知することにつながります。
 避難訓練が終わったところで、今朝、都内で中学生が被害に遭う事件の報道を知りました。全クラスで下校時までに登下校の安全指導を行うように、すぐに指示を出しました。

5月10日(水) その1

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 今日から、1学期の授業観察が始まりました。授業観察は、校長と副校長が各担任・専科の授業を1時間ずつ見に行き、指導・助言を通して授業力の向上を図る取り組みです。旭町小では、毎学期全教員に1回ずつ行っています。
 1校時に、5年1組の体育の授業観察がありました。校庭で「ハードル走」の授業をしていました。昨年度まで4年生だった子ども達が、先生の指示できびきびと運動している姿を見て、「高学年らしくなったな」という印象をもちました。それは、準備運動や集合・整列、話の聞き方などからも伝わってきました。どの授業もそうですが、特に体育の学習は、普段の学級指導が反映されるものです。
 今日は、4月から取り組んできたハードル走の最後の授業場面でした。40mの距離に、ハードルを3か所設置し、自分の跳びやすい間隔を選んで記録を伸ばしていきます。4月に、まず40m走のタイムを全員が計測しています。その記録に、0.5秒×3を加えた数値を目標タイムとして練習に取り組んできました。(ハードルの1か所に対し、0.5秒のロスとして計算)
 ハードル走は、障害物(ハードル)をリズミカルに走り越える技能を身に付けて友達と競走したり、自己の記録を高めることに挑戦したりする運動です。そのためにも、友達同士の教え合い・高め合いが必要になります。今回のハードル走では、3人組で行う「トリオ学習」の形態で授業を進めてきていました。子ども達は、足の速い子もいれば、運動の苦手な子もいます。なるべくいろいろなタイプの子をトリオで組ませることにより、互いの動きを見合って助言し合う学びへとつなげていきます。トリオ学習の場面では、ストップウォッチで計測する子と跳び方を横から見る子とに分かれ、きちんと役割り分担をしながら記録をとっていました。(写真上)
 1年生のアサガオの種まきが始まりました。今日は、1組の子ども達が種まきをしていました。アサガオ用の栽培セットには、プラスチック鉢の他に、アサガオの種や肥料(元肥と追肥用)、培養土、支柱(つるが伸びてきた頃に使う)、水やり用のキャップ(ペットボトルにつけると、ジョーロ代わりになる優れもの)が入っています。10〜20年前のアサガオセットに比べて、至れり尽くせりのすばらしい教材になっています。
 まず、鉢に培養土を移し入れました。低学年の子どもが持ち上げられるようにと、ピートモス主体の軽い培養土になっていました。次に、指先で穴をあけ、7粒あったアサガオの種を1つずつ入れていきました。最後に元肥を土の上に置いて完成です。一人一人の鉢は、教室のすぐ外の日当たりの良い校庭に並べました。たっぷりと水やりをした子ども達は、早く芽が出ないかと、今から楽しみにしているようでした。明日から毎朝、水やりの日課が始まります。(写真下)
 ところで、今朝、2年生が1年生の教室にやって来て、アサガオの種をプレゼントしていました。昨年度1年生の時に、自分たちが育てたアサガオから採った種を集めて、メッセージを書いた封筒に入れたすてきなプレゼントです。各家庭に持ち帰ると思いますので、ぜひ育ててみてください。
 種まきと言えば・・・昨日、サクラ草の種まきをしました。中庭の日陰に種まき用の育苗箱を用意し、たくさんの種をまきました。今年も、昨年度育てたサクラ草から採った種と、インターネットで購入した種との両方をまいています。9月〜10月にかけて全校で植え替えができるように、大切に育てていきます。

5月9日(火)

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 2年生は、国語の時間に「ともだちを さがそう」という学習をしています。「話すこと」と「聞くこと」の学習単元です。
 教科書には、遊園地で楽しそうに遊んでいる子ども達がたくさん描かれています。1組では、絵の中から人物を選び、迷子のお知らせという形で、その人物を紹介する文章を考えていました。話す側は、その人物の特徴(服装や、どのあたりにいて何をしているかなど)を分かりやすく伝えなければなりません。また、聞く側は、大事なところをメモしながら聞けるようにすることが大切です。(写真上)
 昨日の全校朝会で、連休中に森林公園に行った話をしました。森林公園内を歩いていると、時々放送が入りました。迷子のお知らせで、子どもが迷子になって保護されている場合もあれば、保護者が子どもを探している放送もありました。2年1組の子ども達に聞いてみたら、ほとんどの子が迷子になった経験があると言っていました。程度の差はあれ、迷子になった時のあの恐怖感、孤独感をどの子もよく分かっているのだろうなと思いました。
 迷子になりやすいタイプとなりにくいタイプがあるとしたら、私は断然迷子になりやすいタイプだったと思います。子どもの頃、田舎から東京に来てデパートに行くと、たいてい迷子になっていました。すぐ親が見つけてくれた時もありましたが、自分の泣き声で周りの人に助けてもらった記憶もあります。都会に来ると、見るもの全てが目新しいものばかりで、すぐにフッと気をひかれていく性分だったのでしょう。ある時は、気が付いたら全く知らない女の人の手を握っていたこともありました。
 1年2組の教室で、「生命(いのち)の安全教育」の資料を使った学級指導が行われていました。生命の安全教育は、文部科学省に掲載されている内容で、子ども達が性暴力の加害者、被害者、傍観者にならないために、全国の学校に推奨している教育です。教室では、文科省のホームページにある指導資料を基に、スライドを見せながら授業を行っていました。(写真中)
 まず、自分の体も他人の体も大切であるということから指導していきます。また、体の大切なところとして、「水着で隠れる部分」として教えていきます。そして、自分の体を見られたり、触られたりして嫌な気持ちになる場面について考えさせ、このような場面での対処法について指導します。
 生命の安全教育は、今週から来週にかけて、全クラスで指導することにしています。高学年には、さらにSNSで見えない相手とつながることの危険についても指導を行います。こちらの資料も、文科省のホームページから見ることができます。
 中休みに、低学年の子ども達から「校長先生、来て来て!」と、すごい勢いで呼ばれました。校庭南側の桜の木の近くに、子ども達がたくさん集まっていました。見ると、4年生の子が手にヒキガエルを持っていました。カエルは、桜の木の根元に隠れていたようで、まさか子ども達に捕まって大騒ぎになるとは思ってもみなかったのでしょう。
 この大きさのヒキガエルは、旭町小の中庭でよく見かけます。子ども達も、「中庭から来たんじゃないの…」と話していました。3月の上旬、池に大量の卵を産み付け、ヘロヘロになっていた姿は確認済みでした。その後、池の中のオタマジャクシの方にばかり気が行っていましたが、親ガエルはちゃんと餌をたっぷり食べていたのか、丸々と太っていました。その時、「すごい!」とつぶやいた1年生の言葉の意味が分かりました。カエルがいたことの驚きのみならず、素手でカエルをつかんでいたお兄さんに対してのびっくりだったようです。(写真下)

5月8日(月) その2

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 5年生は、社会科の時間に「国土の気候と地形の特色」の学習をしています。日本は、他の国に比べて国土が狭い割に、様々な気候区分が存在します。それには、島国であることや、地形、海流等の多くの要因が関係しています。5年生の社会科では、大まかにいくつかの地方の気候に着目し、その特徴などを調べていきます。
 1組では、日本海側の地方において、冬に雪が多く降る理由について考えさせていました。資料として、冬の降水量の分布図や日本の地形図、夏と冬の季節風を示した図、さらには雪雲ができる仕組みを示した日本列島の断面図が使われていました。資料をもとにグループで考えたことを発表し合い、クラス全体で共有していきました。(写真上)
 新潟県などの日本海側での降雪の仕組みは、東京の雪の降り方とは全く違います。太平洋側で時々大雪になるのは、低気圧の接近による雨が、上空の寒気の影響で雪のまま地上に落ちてくるためです。しかし、日本海側の雪は、北西の季節風と湿った空気、さらには山地のある地形が関係し合って降っています。冬の季節風は、大陸からやって来るために乾燥しています。しかし、日本海に暖流が流れ込み、その上を通って来るうちにたっぷりと湿った季節風になって日本海側に到達します。その湿った季節風が平野部を越えて山地に当たると、上昇気流となって雪雲を発生させ、日本海側の地方に大雪を降らせることになります。
 ちなみに、山地を越えた風は乾いた空気となり、関東地方は冬に乾燥した毎日が続きます。同じ日本でも、こんなに気候が違うのかと驚きです。私は、高校生までの18年間を新潟県(それも、雪の深いことで有名な上越市(旧高田市))で過ごしてきたので、よく分かっています。ぜひ一度、体験してみてください。大雪の日に、新潟県の海岸に行ってみると分かります。日本海の上空は晴れているのに、陸地の真上には灰色の雲があり、雪がしんしんと降ってくる様子を見ることができるでしょう。
 6年生は、算数の時間に「文字と式」の学習をしています。数量の関係を文字(XやY)を用いた式で表すことを理解させていく学習です。今日は、円の直径の長さを□cm、円周の長さを〇cmとして、この関係を式に表す課題から取り組みました。そして、今まで□を使っていた部分を「x(エックス)」、〇を「y(ワイ)」に置き換え、文字を使って関係を式に表せることを学習しました。(写真中)
 □や〇をxやyに換えただけですが、算数がいよいよ「数学」に近づいてきた感じがします。xやyは、外国語の授業でもよく目にするアルファベットの中にあります。しかし、今回算数の授業で扱うxとyは、筆記体で書くようになっています。(教科書に、xとyの書き順が示されています。)
 現在の外国語の授業では、筆記体は存在しません。英語を書く時は、活字体の大文字と小文字のみを使うことになっています。昔は、筆記体で英語の授業が行われていました。しかし、今から20年ほど前に改定された中学校の学習指導要領を境に、筆記体を扱わなくなりました。筆記体は昭和世代、活字体は平成世代と言われる「世代ギャップ」が存在しているようです。
 一方、算数の学習で筆記体を残しているのは、アルファベットの文字が算数の記号や数字と間違わないようにするためです。x(エックス)は、×(かける)の記号とそっくりです。自分としては、dl(デシリットル)やl(リットル)、t(トン)などの単位記号も筆記体に戻してもらいたいと思っています。
 1年生は、生活科の時間に「きれいに さいてね」という学習をしています。いろいろな種があることを知り、実際に種をまいて育てる活動を行っていく学習です。
 1組では、生活科の教科書に紹介されている草花の種の写真を見て、気が付いたことを発表し合っていました。教科書には、これから全員が育てていくアサガオの他に、ヒマワリ、マリーゴールド、ホウセンカ、オシロイバナ…と、たくさんの種の写真が紹介されています。よく見ると、どれも大きさや形が様々であることが分かりました。(写真下)
 1年生の教室の外には、学級園用の花壇があります。今度、子ども達がそれらの草花の種まきをすることになりました。種から植物を育てた経験のある子が何人かいたようです。種をどうやってまくのか、土はどうするのか、水やりは…と、一つ一つ基本から学んでいきます。さらに、全員が育てるアサガオの種まきも楽しみになってきました。

5月8日(月) その1

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 連休明けの今週は、雨のスタートとなりました。2校時に、2年生が消防写生会を行う予定でした。光が丘消防署の協力で、校庭にポンプ車を入れて写生会を計画していました。消防署側で別の日程を組むことができず、やむを得ず中止となりました。図工室には、2年生全員分の画板と画用紙が用意してあっただけに残念です。
 全校朝会は、体育館で行いました。「緑の効果」というテーマで話をしました。
・・・ゴールデンウィークが終わりました。連休を使って家族で出かけたり、友達とたっぷり遊んだりした子が多かったことでしょう。これから梅雨の時期に入るまでの1か月間は、春から夏に向かうとてもさわやかな気候が続く時期です。学習にも運動にも気持ちよく取り組むことができそうです。
 旭町小では、雨の日でない限り、休み時間は外に出て遊ぶ約束になっています。子どものうちに外遊びが大切であると言われるのには、いくつかの理由があります。まず、何よりも健康な体をつくるためです。将来、大人になっても健康な暮らしが続けられるようになるためには、子どもの頃の外遊びが大切です。丈夫な体の骨や筋肉を身につけるだけでなく、大けがをしないように身をかわしたり、手をついたりという俊敏な動きも外遊びの経験から獲得することができます。
 さらに、外遊びが大切な理由として、心を健康にする効果があげられます。健康というのは、体も心も健康であることを言います。せっかく丈夫な体があったとしても、イライラや悩み事があったら、心が健康であるとは言えません。外の空気や緑の景色に触れることで、心も健康になるのです。
 校長先生は、この連休中に森林公園に行ってきました。森林公園は、光が丘公園よりももっと広い公園で、季節に合わせていろいろな花を楽しむことができる場所です。一周すると14kmもあるサイクリングコースやアスレチック広場などがあり、子どもから大人まで楽しめる公園です。当日は、連休中ということもあり、たくさんの家族連れでにぎわっていました。
 森林公園というだけあって、公園全体がうっそうと茂った森の中にあります。たくさんの木々に囲まれた道を歩いていると、ウグイスを始め、いろいろな鳥の声が聞こえてきました。そして、目に飛び込んでくるのは、緑一色の景色です。人は、植物のもつこの緑色を目にすることで、体の健康のための様々な効果を得ているそうです。人間は、はるか昔の原始時代には、森や草原の中で暮らしていました。つまり、長い年月の間、緑一色の中で生活してきたのです。その遺伝子が私たちの体の中に残っているため、緑いっぱいの景色を見ることで、心や体をリラックスさせる効果があると言われています。ですから、人の心を穏やかにするために公園や街のあちこちに木が植えられているのです。学校の校庭の周りに木がたくさん植わっているのも同じ理由です。全く植物のない学校で生活するのと、このようにたくさんの木々に囲まれて生活するのとでは、きっと私たちの普段の気持ちのあり方は違っているのだろうと思います。
 ところで、来週一週間は、「大縄跳び週間」になっています。クラスごとに大縄を跳ぶ練習に取り組み、次の週の月曜日には、記録会があります。大繩の記録を伸ばすためには、クラス全員の協力が必要です。間を空けずに続けて跳んでいけるようになることや、縄にひっかからないようにすることで、どんどん記録が伸びていきます。みんなで協力してクラスの新記録が出た時の喜びは、格別なものがあります。どのクラスも、目標をもって練習に取り組み、がんばっていきましょう。・・・
 校長の話に続いて、転入生の紹介(写真上)と全校遠足のポイントラリーの結果発表(写真下)がありました。

5月2日(火)

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 1年生は、国語の時間に「こえに だして よもう」という学習をしています。教科書の詩を声に出して読む、音読の学習内容です。今まで1年生は、担任の先生に読み聞かせをしてもらったり、クラスの友達と好きなものを紹介し合ったりして、楽しく国語の学習を進めてきました。また、ひらがなを書く学習は、今も毎日続けています。この単元は、1年生にとって初めて触れる読み物教材として位置付けられています。
 教科書に載っているのは、「あさの おひさま」という詩です。「あさひの おひさま おおきいな のっこり うみから おきだした」という第一連と「あさひの おひさま あかい かお ざぶんと うみで あらったよ」という第二連からできています。太陽が擬人化されてユニークに表現されていることに加えて、口にしてみると心地よいリズムがあるのが特徴になっている詩です。さらに、繰り返しの表現や「のっこり」「ざぶんと」などの面白いオノマトペが使われていて、子どもにとってもたくさんの魅力あふれる詩になっています。
 来週あたりから、1年生も音読の宿題が始まる頃です。教科書をしっかり手に持ち、姿勢をよくして、繰り返し音読をする習慣がつくようにしていきます。(写真上)
 教科書には作者名が書いてありませんが、「あさの おひさま」の詩は、神沢 利子さんが著した「大きなけやき」という詩集の中の一つです。神沢 利子さんは、詩人でもありますが、児童文学作品も数多く手がけています。「ちびっこカムのぼうけん」や「くまの子ウーフ」の作者です。御年99歳とのことです。
 5年生は、算数の時間に「変わり方を調べよう」という学習をしています。1つの数量が増えると、それに伴ってもう1つの数量がどのように変わるのかを調べる中から、「比例」の関係について学習をしていく単元です。今日は、直方体の高さが、1cm、2cm、3cm…と変わった場合の体積の変化を表にすることから、2つの数量関係を調べていきました。(写真中)
 5年生の算数の学習において、多くの子ども達がつまずくのは、「割合」の学習です。5年生の教科書に載っている単元のうち、「割合」に関係のある単元は約半数近くあります。「割合」は、結局は「比例」の考え方が基になっているので、「比例」に関係のある単元が5年生の算数の半数を占めると言ってもよいくらいです。また、「中学校での数学の考え方につながる学習が、5年生から始まっている」とも言われるほど、5年生の算数で習う各単元内容が重要になってきます。きちんと理解できているのかを常に確認しながら学習を進めていく必要があります。
 3年生は、社会科の時間に「学校のまわりのようす」の学習をしています。先週水曜日に、学校の周りの道路を歩いてくる予定でしたが、雨のために中止になりました。今日は、2組の教室で、自分たちの地域にはどんな建物や緑(公園)があるかを学区域地図に色をつけながらまとめていきました。
 便利なことに、タブレットを使ってGoogle ストリートビューを利用することで、教室にいながら自分たちの学区域の様子を見回すことができます。学校を出るとすぐに上練馬公園があり、住宅地を抜けると光が丘公園やトンボ池のあるはんの木緑地もあります。ストリートビューで見ると、たくさんの木々が生い茂っていることが分かりました。また、学校の西側の坂を下ってバス通りに出ると、焼き鳥屋さんなどのお店がいくつかあることも確認することができました。(写真下)
 ところで、このストリートビューを、私も久し振りにパソコンで開いてみました。自分の住所を入力すると、我が家が画面に映りました。玄関前を見ると、パンジーやビオラが吊り鉢で飾ってあるので、冬の頃に撮影されたものと分かります。(よく見ると、撮影日時が記されていて、今年の1月になっていました。)自分の家の前をストリートビューの撮影車が通って行ったんだと思いました。

5月1日(月)

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 今日から5月です。新緑が輝く、とてもさわやかな季節になりました。そして今日は、子ども達が待ちに待った全校遠足の日でした。
 たてわり班のプラカードを持った6年生を先頭に、校庭に全校児童が集合しました。班長が、先日の1回目のたてわり班会議で決めた並び方で整列させ、人数を数えて担当の先生に報告していました。この何気ない役割が、遠足全体を通してとても重要な責任となり、一日の終わりにはその重さに気づくことになりました。
 今回の全校遠足は、過去3年間のコロナバージョンとは違い、それ以前の通常のやり方で実施しました。まずはたてわり班ごとに学校を出発し、光が丘公園の芝生広場で始めの会を行いました。
 旭町小学校は、光が丘公園のすぐ隣にある学校です。これほど自然環境に恵まれた立地条件はありません。一歩公園の敷地内に入ると、うっそうと茂る木々と緑のシャワー、そしてたくさんの鳥の声…朝からたくさんの人が癒しに訪れている理由がよく分かります。本校は以前、公園内の周回コースを使ってマラソン大会を行っていたことがありました。現在では、1年生のどんぐり拾いで秋に利用することはありますが、普段からもっと学習場面で活用してもよさそうな場所です。(写真上)
 始めの会の途中、黒ずくめの忍者が登場しました。急に後ろから大きな声が聞こえ、子ども達の前に飛び込んできました。この3年間、出番がなかった忍者だったので、以前の全校遠足を知らない先生方や3年生以下の子ども達はびっくりしたことでしょう。高学年の子ども達も、はるか昔の記憶だったので、「ああ、こうだったっけ」という表情で、見つめていました。
 ポイントラリーは11か所設けられ、先生方がそれぞれの場所で子ども達が来るのを待ちました。ポイントでのミッションは、全て忍者の修行場所の設定になっています。「忍び走り」では、2人がケンケンをして30秒以内にゴールすると得点になります。また、手裏剣を投げたり、暗号を解いたりするポイントも用意されていました。各ポイントでは、低・中・高学年と出場する子どもが指定されていて、あらかじめ誰が行うかは1回目の会議で決めてありました。代表の子が挑戦している間、一生懸命他の子ども達が応援している姿がとても微笑ましく感じられました。(写真中)
 「はい! ポーズ!」のポイントは、たてわり班でそろって写真を撮ってもらう場所になっていました。今日は、3人の写真屋さんに来てもらい、子ども達の姿を写真に収めていただきました。班の集合写真を含め、たくさんのスナップ写真を撮影してもらっています。後日、ネット販売のお知らせがあると思います。
 ポイントラリーが終わり、お腹を空かせて子ども達が戻ってきました。楽しみにしていたお弁当の時間です。木陰に移動して、班で広がって場所を作り、お弁当を食べました。この3週間、黙食は解除されたとは言え、教室では全員前向きで給食を食べています。今日は外で距離をとっているため、お互いの顔を見ながら楽しくお弁当を食べることができました。
 お昼を食べた後は、班遊びをしました。広い芝生の上で思いっきり走り回って遊びました。それらの遊びも、6年生が中心になってあらかじめ考え、用意してきたものです。楽しく遊び回る低学年の子ども達を見て、きっと高学年としてのやりがいを感じ取ることができたはずです。(写真下)
 終わりの会では、2年生と6年生の代表児童が感想を発表しました。とても立派な感想に、大きな拍手がわきました。1,2年生は、先に学校に戻って下校の準備をしました。3年生以上は、クラスごとに遊びの時間を設けて、さらに公園で過ごしてから学校に戻りました。楽しさいっぱい、そして活動内容がいっぱいの全校遠足でした。

4月28日(金) その2

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 1年生は、図工の時間に「ねんどと なかよし」という学習をしています。触り心地のよさを味わいながら、粘土を使って好きなものを作る勉強です。
 図工の授業では、絵や工作の内容がほとんどですが、「造形遊び」としての図工の学習が位置付けられています。粘土を使った造形遊びは、子どもが創造する力や工夫する力を培っていく上で、欠かすことのできない遊びです。ああしてみよう、こうしてみようと工夫する中で、粘土の特性をたっぷりと体感させてあげることが大切です。また、粘土には、やり直しのきく自由な形づくりの楽しさがあります。出来栄えよりも、「もっとつくりたい」という思いを引き出すことをねらいとして、低学年での造形遊びが位置づけられています。
 1,2校時に、1組の子ども達が粘土でいろいろなものを作っていました。一歩教室に入っただけで、「見て、見て…」とお呼びがかかるほどでした。お団子やドーナッツ、餃子を作った子もいれば、雪だるまや恐竜、かわいらしい動物を作った子など、粘土が次々と思い思いの形になっていきました。こういう時は、必ずどの子も、粘土を手にして何かをつぶやきながら作っています。きっと、我々大人が見えている粘土の形とは違ったものが、子ども達の頭の中に映っているのでしょう。(写真上)
 2年生は、国語の時間に「きょうの できごと」という学習をしています。日記を書くことを通して、身近な生活の中から自分が書きたいことや伝えたいことを見つけ出し、書く力を育てていく学習単元です。
 教科書には、日記に書くこととして、「したこと」、「見たこと」、「見つけたもの」、「言ったこと」、「聞いたこと」、「思ったこと」などの視点が「たいせつ」というコラムに書かれています。また、『できすぎ君』が書いたお手本の日記が掲載されています。家でコロッケを作っているお母さんのお手伝いをした時のことを日記にしたものです。日記の書き方もすばらしいのですが、何よりもお母さんが手作りのコロッケを作っているというところ自体が、『できすぎ君』の家だなと感じさせられました。
 1組の子ども達が、何を日記に書こうかな…と悩みながら鉛筆を手にしていました。まずは普段の出来事でよいのです。文章を書くことに慣れていけるように指導を続けていきます。(写真中)
 3年生は、これから理科の学習で、いろいろな植物の種をまいて、その成長の様子を観察していきます。3,4校時に、1組で種の観察をしていました。3年生で育てていく植物は、「ダイズ、オクラ、マリーゴールド、ホウセンカ、ヒマワリ」の5種類です。全員に1粒ずつ種を渡し、虫めがねを使って形や色をじっくりと観察していました。
 ダイズは、豆まきをする時の豆そのものです。オクラは、食べている時は未熟な白いまん丸の種ですが、あのまま熟すと茶色い粒々の種になります。マリーゴールドの種は、細長い特徴的な形をしています。ここまで丸い種が続いていたので、手にした子ども達はびっくりしていたようでした。(写真下)
 連休明けには、これらの種まきをします。どのように成長していくのか、成長記録をつけながら観察を続けていきます。ところでマリーゴールドは、これから夏の花壇用によく苗が使われます。また、野菜畑の縁にもマリーゴールドが植えられている様子を見かける時があります。マリーゴールドには、土の中にいるセンチュウを寄せつけない効果があるため、農薬を使わずに害虫駆除ができることで有名です。こんな小さな種の中に、すばらしい力が宿っているのですね。

4月28日(金) その1

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 3月末に旭町小学校を去られた先生方をお迎えして、体育館で離任式がありました。
 佐藤前副校長先生は、現在勤務している学校の離任式と重なってしまったため、朝の時間に来ていただきました。2年生以上の学年が集まり、温かな雰囲気で離任式が始まりました。(写真上)
 また、5校時は2人の先生に来ていただき、朝と同様にお別れの式を行いました。代表の児童が作文を読み、花束を手渡しました。(写真中)
 全校で旭町小学校の校歌を高らかに歌い、離任された先生方にしっかりと気持ちを伝えることができました。退場する時は、学年ごとに通路を作り、「先生さようなら」の歌をうたいながらお別れしました。涙を流していた子も多く、お世話になった先生方との深いつながりを感じました。(写真下)

4月27日(木)

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 1年1組で、道徳の授業が行われていました。「きもちの よい せいかつ」という節度・節制に関する学習でした。
 1年生の道徳の教科書が、どんな内容になっているのかご存知でしょうか? 最初のうちは、絵だけのページで構成された資料になっています。ですから、絵を見てお互いの考えを話し合う授業展開となります。今日学習していたページには、朝起きたところ(目覚まし時計が鳴って起きている)→家族で朝食を食べているところ→歯みがきをしているところ→登校しているところ(横断歩道を渡り、杖をついたお年寄りとすれ違っている)→お母さんと買い物に行っているところ→お風呂に入っているところ(お父さんと一緒に)→寝ているところ・・・という絵が描かれていて、これらの絵を見て話し合いをします。(写真上)
 食事や歯みがき、就寝など、日常生活を振り返らせて、気持ちの良い毎日を過ごすために大切なことについて考えさせていきました。「ぼくも一人で起きているよ。」という子もいれば、「私も毎日歯みがきをしてから学校に来ています。」という子もたくさんいるでしょう。また、お母さんのお手伝いをして買い物に一緒に行ったり、決まった時刻に寝るようにしたりしている子もたくさんいるようです。
 登校中の絵については、通学案内として旗を持っている人に、きちんとあいさつをしているところに気づいた子がいました。また、お年寄りが前から来るのに、道を譲っていないことに気づいて発表していた子もいました。道徳の資料なので、よくよく見ると様々な意見が出てくるように作られていることが分かります。
 3年生は、算数の時間に「時刻と時間のもとめ方を考えよう」という学習をしています。ある時刻から30分後や30分前の時刻というように、時刻を求める問題を学習します。また、ある時刻からある時刻までの時間(何時間何分、または何分間)を求める学習もします。
 2年生の算数でも「時刻と時間」の学習をしてきました。時刻と時間の意味を理解するとともに、午前・午後の意味について知ることや、1日は24時間であることを学習してきています。特に時計の学習では、日常生活の中で繰り返し経験することで、少しずつ理解が進むようになるものです。
 ところで、「時間」という言葉は、よくよく考えると結構難しいところがあります。日常会話では、「時刻」と同じ意味で用いられることが多いのではないでしょうか。しかし、算数ではきちんと使い分けをしています。簡単に区別すると、算数で言う「時刻」は「何時何分」、時間は「何時間、または何分間」という形で表すようになっています。
 今日、3年生の各教室で取り組んでいたのは、「公園を出て30分歩いて、学校に11時10分に着きました。公園を出た時刻は何時何分ですか。」という問題でした。ある時刻から、一定時間前の時刻を求める問題です。算数の教材用の時計を使ったり、数直線で考えさせたりしていました。一番分かりやすいのは、時計の模型を使い、針を30分前に動かすことでしょうか。次第に慣れてくると、教室の時計を見て、頭の中で針を動かしながら考えられるようになっていきます。(写真中)
 身の周りではデジタル式の時計が多くなってきています。私も、腕時計はどうしてもデジタル式が好きで、手放せません。ただ、子どもが小学生のうちは、家庭内の時計はなるべくアナログ式のものにしてあげた方が良いのかもしれません。
 道徳の教科書には、様々なスポーツ選手が資料として取り上げられています。6年生の教科書には、「自分を信じて」という元フィギュアスケート選手の鈴木 明子さんの生き方が載っています。
 鈴木選手は、小さい頃からスケートを始め、頭角を現してきました。しかし、環境の変化から摂食障害で健康を害し、競技に出られない日々が続きました。世界的に活躍する多くのフィギュアスケートの選手は、ほとんどが10代から大会に出て活躍しています。24歳でバンクーバーオリンピックに出場した鈴木選手は、稀にみる遅咲きのスケーターだったのです。さらに鈴木選手のすごかったところは、そこからまた4年後のソチオリンピックを目指して、3回転−3回転の連続ジャンプができるように努力を続けたことでした。
 演技が終わった後、満面の笑みで観客に応える鈴木選手の背後には、くじけずに努力し続けた強い意志があったことが伝わってきました。(写真下)

4月26日(水)

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 5年生は、国語の時間に「漢字の成り立ち」の学習をしています。漢字は、その成り立ちから4つの種類に分けられます。(象形文字、指事文字、会意文字、形声文字)2組では、漢字辞典を使いながら漢字の成り立ちを調べ、4つに分類する学習をしていました。(写真上)
 象形文字は、目に見える物の形を、具体的に描いてできた漢字です。「馬」、「山」、「門」など、絵から始まり、それがもとになって漢字が出来上がりました。この象形文字については、1年生も2学期に習うことになります。「かん字のはなし」という学習として紹介されています。
 指示文字は、「上」や「下」など、目に見えない事柄を印や記号で表した漢字です。また、会意文字は、漢字の意味を組み合わせてできたものです。「鳴」は「口」+「鳥」、「明」は「日」+「月」などの漢字が当てはまります。
 形声文字は、音(おん)を表す部分と意味を表す部分とを組み合わせてできた漢字です。多くの漢字が、この形声文字に属しています。「草」という漢字は、「くさかんむり」が意味を表し、「早」が「ソウ」という音を表しています。
 先日、3年生が国語辞典の使い方の学習をしていることをお伝えしました。同時に4年生の教室では、漢字辞典の使い方を学習しているところです。しかし、どちらの学年も、配当されているのは1〜2時間程度です。なかなかそれだけの時間で辞典を使いこなせるまでには至りません。学校では、3,4年生の教室がある3階の廊下に、両方の辞典が常時置いてあります。一年間をかけて国語辞典や漢字辞典を手にするようにさせ、それぞれの使い方に慣れ親しむようにしていきます。
 3年生の音楽の時間では、リコーダーの練習が始まっています。1,2年生の時は、鍵盤ハーモニカを使っていましたが、いよいよ3年生からはリコーダーを主に使っていきます。先週は、息の吹き方(タンギング)を練習していました。今週は、シとラの音を実際に出し、指の動かし方とタンギングを組み合わせて練習をしています。(写真中)
 3年生でリコーダーを始めると、毎年なぜか左右の手が逆になる子が出てきます。リコーダーは、左手を上の方に、右手を下の方にして持ちます。リコーダーの練習では、シやラ、ソの音を最初に指導するため、どうしても利き手である右手で押さえようとしてしまいます。次の音楽の時間にまた注意され、さらに夏休み明けになるとまた左右が逆になって…の繰り返しになる子が出てきます。体で覚えさせていくということは、とても難しいことです。
 5年生は、社会科の時間に「日本の国土のすがた」についての学習をしています。3年生では練馬区を、4年生では東京都を学習してきました。5年生では、日本の国土全体についての学習をしていきます。
 日本が南北に長い島国であることや、様々な地形が見られることなどを、資料を基に学習していきます。1組では、NHK for School の動画を使って学習していました。日本の国土には、平野や盆地、山地があり、火山が多いことが紹介されていました。また、島国なだけに、様々な海岸線があったり、美しい島々を見ることもできたりします。動画には、沖縄県の八重山諸島が映し出されていました。サンゴ礁に囲まれた、とてもきれいな島が点在しています。(写真下)
 実は・・・3月末の春休みに、沖縄県の八重山諸島に行ってきました。沖縄県に行ったのは、今回が初めてのことでした。石垣島に2泊し、西表島や竹富島を回りました。ハイビスカスやブーゲンビレアを始め、東京では夏にしか見られない花がたくさん咲いていたのにはびっくりしました。(それも、ごく自然な状態で茂っていた…)また、西表島では、オオゴマダラという珍しいチョウの楽園があり、感激しました。天候には恵まれませんでしたが、見るもの全てが南国ならではのものばかりで、とても印象に残る旅になりました。

4月25日(火)

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 昨日、旭町保育園の園長先生から電話がありました。兜飾りが園に余っているので、必要があればどうぞという話でした。5月の端午の節句に飾る兜が2種類あり、1つしか飾れずに持て余しているとのことでした。旭町小には、今までこういう飾りがありませんでした。3月のひな人形もそうですが、ぜひ欲しいなと思っていたところです。すぐにいただきたいという返事をし、主事さんに取りに行ってもらいました。
 いただいた兜飾りを箱から出してみてびっくりしました。畳の台座に立派な屏風も付き、組み立てるととても大きなものでした。これは高いだろうなと、ついつい値段のことを考えてしまうほどです。
 程よい高さのテーブルを持ってきて、南校舎の階段付近の踊り場(1年2組の教室前)に設置することにしました。低学年から高学年まで、子ども達が一番よく目にするところです。1校時の授業中に、主事さんとそっと準備をしました。休み時間になって、誰が最初に気がついて、いったいどんな反応をするのだろうと、わくわくしながら見守りました。
 最初に気づいたのは、一番近くの教室から出てきた1年2組の子でした・・・しかし、一瞬目が点になったものの、そのままトイレに行ってしまいました。次に、2年1組の子ども達が気づき、兜の前に集まってきました。「令和5年4月 寄贈 旭町保育園 様」という表示をつけたので、保育園から譲り受けたことを説明しました。
 最近は、これほど立派な兜飾りを個人の家で置いているところは少ないかもしれません。こいのぼりなども含めて、コンパクトに飾ることができるものが主流になってきています。兜は、武将にとって最も大切な頭の部分を保護するものであり、男の子の健やかな成長を祈るお守りとして飾られることが多いです。大谷選手を始め、エンゼルスのホームラン後のパフォーマンスに兜が使われていることもあり、子ども達は「かぶってみたい」と盛んに話していました。(写真上)
 2年生は、算数の時間に「たし算のしかたを考えよう」という学習をしています。たし算の筆算について初めて学習する単元です。先週までは、2位数+2位数の繰り上がりのない筆算を学習していました。今週からは、繰り上がりのある筆算を学んでいます。問題文は、35円のドーナツと29円のグミを買った代金を求めるものでした。(29円のグミという設定が微妙ですが、算数ではよくあることです。)
 筆算をしていくと、一の位同士のたし算をして5+9=14、そして十の位同士の計算に「14」の「10」が繰り上がるため、十の位に1をたす(繰り上げる)ことになります。ノートのマス目を使い、位をしっかりそろえて書かせるようにしていました。また、定規を使って線を引くことも大切にしています。正しく計算する力を身につけさせるためにも、まずノートに筆算をきれいに書くことから指導しています。
 筆算とはいえ、繰り上がりのある1けた同士の暗算(1年生での既習事項)がすらすらとできないと時間がかかります。まだ指を使って計算している子が何人かいるようですが、次第に慣れてくるでしょう。(写真中)
 昨日、主事さんが校内にバラの花を飾っていました。中庭に咲き始めたピンクや赤のバラを切り花にして、受付前の花瓶に挿しました。また、校長室にも花瓶に生けて持ってきてもらいました。切り花にすると、1輪の花がとても大きいことにびっくりします。そして、赤もピンクも、いい香りがすることに気づきました。
 中庭はあまり人が入らないところなので、せっかくきれいに咲いている花々がとてももったいなく感じる時があります。切り花で楽しむことで、より多くの人たちに見てもらえるので、きっとバラの花も喜んでいるはずです。
 4校時に、3年2組が理科の学習で中庭にやってきました。池のオタマジャクシに後ろ足がはえてきたことを発見し、大騒ぎになりました。(写真下)
 中庭全体を観察していると、いろいろなチョウチョが訪れることが分かります。モンシロチョウの他にも、アゲハチョウやツマグロヒョウモンがよくやって来ます。中庭の畑にキャベツ苗が植えてあり、すでにモンシロチョウの卵が産みつけられていました。アゲハチョウは、ミカンの木などの柑橘系の葉に卵を産みます。ツマグロヒョウモンは、スミレやパンジーに産卵することが多いです。チョウたちはよく自分好みの植物がある場所を知っているなと感心してしまいます。

4月24日(月) その2

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 5年2組で、毛筆による書写の授業が行われていました。「筆順と字形」の学習として、「成長」という二文字を練習していました。筆順と字形の関係を理解させ、穂先の動きと点画のつながりを意識して書くことを目標とした授業でした。「成長」という2つの漢字は、ともに書き順を間違えやすいベスト10に入りそうなくらい正しく書ける子(中には大人も…)が少ないのではないでしょうか。(写真上)
 筆順は、文字の成り立ちや字形を整えるために考えられています。つまり、文字を美しく書く、バランスのとれた字形にするために書き順があります。文字が乱雑というのではなく、なんとなく変なバランスの字だなと思ったら、その人の書き順を疑ってみるべきです。
 「成」は、1画目が縦画(左払い)で、2画目が横画です。とても恥ずかしい話ですが、私の名前(誠)にも「成」が使われていて、教員になるまでこの1,2画目を間違えていました。
 「長」は、1画目が縦画で、2〜5画目まで横画が続きます。2年生で習ったはずですが、高学年で正しい書き順で書ける子がとても少ない漢字です。大人に「長」の正しい書き順を伝えると、たいてい「昔と書き順が変わったんですね。」と言われます。書き順は、昔も今も変わりありません。
 2年生は、国語の時間に「春がいっぱい」という学習をしています。挿絵を手がかりにして、春に関わる言葉から想像したことを話したり、自分たちで探したりするという言葉の学習単元です。教科書には、桜や菜の花、レンゲソウ、ヨモギなどの植物の他に、モンシロチョウやテントウムシ、ミツバチなどの昆虫、さらにはウグイスやヒバリの鳥の名前と絵が載っています。
 今日は、これらの絵と言葉をヒントにして、他にもある「春を連想させる言葉」を集めることになりました。最初に子ども達がイメージしやすいように、先生が様々な写真を見せてあげていました。その中の1枚の写真に、ウグイスがありました。ちょうど今朝、学校の正門付近で上練馬公園側からウグイスの鳴き声が聞こえてきました。3月に鳴いていた時は、まだたどたどしい鳴き声でしたが、最近ではもう立派な「ホーホケキョ」という声が聞こえてきます。
 ウグイスは、木の茂みに隠れていることが多く、あまりその姿を見かけることがありません。担任の先生が用意した写真は、ウグイスとよく間違えられる「メジロ」でした。メジロは体全体が緑色で、いわゆる「ウグイス色」になっているからでしょう。その後、クラスの子ども達に正しいウグイスの写真(薄茶色をしています)を見せてあげていました。(写真中)
 1年生は、算数の時間に「5は いくつと いくつ」という学習をしています。「いくつと いくつ」というのは、合成と分解ができる最初のステップになるとても重要な学習です。分けたり合わせたりができるかできないかは、後ででてくる「繰り上がり・繰り下がり」で必要となるので、しっかり習得しておかなければなりません。
 「0」を入れずに考えると、5は「1と4」、「2と3」、「3と2」、「4と1」の4通りの分解の仕方があります。算数ブロックを使いながら、何度もこの分解を練習し、ゆくゆくはすぐに5の補数が言えるようにしていきます。
 今は簡単だと思っている子も、問題はこれからです。6〜10の数字の書き方や数え方を学習してから、それらの数の補数(「6は いくつと いくつ」〜「10は いくつと いくつ」)を学習することになります。数の合成・分解は、たし算とひき算を学習するうえでとても重要です。小1の算数における最初の山場が訪れようとしています。(写真下)

4月24日(月) その1

 全校朝会は、「たてわり班活動を大切にしよう」というテーマで話をしました。先週までの暖かさから一転し、少し肌寒ささえ感じる朝でしたが、校庭で元気よくあいさつをしてから話をしました。
・・・先週金曜日に、今年度のたてわり班活動の1回目の集まりがありました。自己紹介をしたり、全校遠足の並び方や役割を決めたりしました。また、6年生が中心になって、教室内でできる遊びも行いました。初めて顔を合わせた仲間同士でしたが、あっという間にみんな仲良く遊ぶことができました。来月は、全校遠足の他に、たてわり班で掃除をしたりもしていきます。一年間、いつも仲良く助け合う仲間として、たてわり班活動を大切にしていきましょう。
 たてわり班活動を行っている学校はたくさんあります。しかし、旭町小のように、全校遠足や掃除をたてわり班で行っている学校はほとんどありません。旭町小の自慢できる取り組みの一つと言えます。ぜひ、この伝統を大切にしていきたいですね。
 実は、校長先生も自分が小学生の頃、たてわり班活動が行われていました。当時としては、そういう取り組みはとても珍しかったと思います。6年生の年に学校が創立100周年を迎え、それと同時にたてわり班活動が始まりました。自分が6年生の時だったので、当然班のリーダーとして全てをやらなければなりませんでした。副班長は、同じクラスの女の子でした。その子は普段とてもおとなしく、自分と2人で1年生から5年生をリードしなければならないと思うと、とても心配な気持ちになりました。
 失敗した思い出は、何十年と経ってもよく覚えているものです。たてわり班の掃除場所は、図書室でした。初めて掃除をする1年生にとてもやんちゃな子がいて、班長の自分の言うことを聞かずに走り回ってばかりいました。そこで、がまんできずに強い口調で怒ったら、泣いてしまったのです。その後、担当の先生にずいぶん怒られることになりました。最上級生としてリーダーになったものの、下級生のめんどうを見るのはとても大変なことなのだと思い知りました。
 一方、たてわり班でのうれしい思い出も心にしっかり残っています。旭町小の全校遠足のように、たてわり班で出かける行事がありました。近くの山におにぎりを持って行く遠足でした。さらに、鍋とたきぎを用意していき、みそ汁をみんなで協力して作ることになっていました。学校での話し合いでは、みそ汁の具材を何にするか意見を出し合いました。みんなの意見をまとめて、油揚げとじゃがいもを入れることにしました。さらに、担当の先生の助言で、わかめも用意することにしました。
 遠足の当日になりました。みそ汁作りは、包丁を使うので、6年生の班長と副班長がほとんど行わなければなりません。その時、副班長の女の子が大活躍しました。じゃがいもの皮をむいたり油揚げを切ったりと、とても手際よく調理をしていたのです。日頃学校ではそれほど目立つ子ではありませんでしたが、すごいなと見直してしまいました。
 みそ汁が出来上がり、それぞれが用意してきたおにぎりと一緒にみんなで味わいました。普段なかなか言うことを聞いてくれなかった1年生の子も「おいしい」と言って喜んで食べていました。たてわり班のリーダーを務めていてよかったなと思いました。
 ところで、先日の1回目のたてわり班活動では、6年生が大活躍でしたね。6年生は、昨年度の5年生の3学期から、たてわり班の中心になる練習をしてきています。1年生から5年生のみなさんも、いつか最高学年になった時にそういう役割になります。この一年間、しっかり6年生に協力し、旭町小の伝統であるたてわり班を受け継げるようにしていきましょう。・・・
 私は、新潟県上越市の出身です。高校生の時まで新潟県で生活していました。6年生の時に100周年を迎えた小学校だったので、今はもうすぐ150周年になるでしょうか。教員になって初めて分かったのですが、毎年生活科や総合の学習で研究指定校として有名な学校でした。私が小学生の頃も、そうやって研究熱心な先生方がいて、たてわり班活動を取り入れたのかもしれません。当時としては、とても画期的な取り組みだったはずです。

4月21日(金)

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 4年1組で、漢字テストが行われていました。「白いぼうし」の単元で出てきた新出漢字を中心としたテストでした。みんな真剣に取り組んでいました。(写真上)
 小学校6年間で習う漢字は、全部で1026字あります。1年生で80字、2年生で160字・・・と調べていくと、最も多く学習するのは4年生で、202字となっています。4年生では、都道府県名に使われている漢字も覚えることから、昔に比べてたくさんの漢字が追加されています。
 テストには、「達」や「乗」、「飛」という漢字が出てきていました。速達や友達の「達」の字は、大人でもよく間違えやすい漢字です。よく見かける間違いに、「三本」羊ではなく、下部を二本の「幸」にする場合があります。(大人でも多いミスです。)
 一方の「乗」と「飛」は、書き順を間違えやすい漢字です。「乗」は、2,3画目が横画で、4,5画目が縦画になります。「飛」は、4画目に中心の縦画、5画目が左払い、6画目がその下の縦画〜左払い…となります。詳しくは、4年生の漢字ドリル、または漢字の書き順の検索ツールで調べてみてください。よく、大人に正しい書き順を指摘すると、「昔と書き順が変わったんですね。」という人がいますが、書き順は昔から変わっていません。
 5年2組で、道徳の資料「流行おくれ」を使った、節度・節制について考えさせる授業がありました。流行の服を買ってもらえなかった主人公が、物を大切に使っていくようになる心の変化を表した資料です。(写真中)
・・・まゆみは、友達が新しいジーンズを買ってもらったのを知り、母親におねだりします。「みんな持っている」、「流行遅れになってしまう」という理由で、母親に迫ります。しかし母親は、よく考えるように促すだけで買おうとはしません。それにイライラしたりふくれたりするうちに、弟が自分の欲しい本を友達から借りたことを知るのでした。・・・
 5年生にとっては(というよりも、小学生全体に)、とても身近な内容です。きっと家の人たちも、我が子から「みんなが持っているのに…」とか、「仲間外れになっちゃう…」と言われたら、買ってあげようかという気持ちになるのではないでしょうか。そこはしっかり心を鬼にしなければなりません。節度・節制を教える良いチャンスです。
 3年生は、国語の時間に「国語辞典を使おう」という学習をしています。1組では、実際に国語辞典を手にして、様々な語句をすばやく引く練習をしていました。
 国語辞典は、言葉の意味を調べたり、言葉の使い方、漢字の書き表し方を調べる時に使います。授業では、国語辞典の「つめ」「はしら」「見出し語」などの用語を指導するとともに、どのような仕組みで辞典に言葉が並んでいるのかを学びます。そして何よりも、実際に自分で辞典を引きながら、すばやく言葉を見つける練習を積ませることが大切です。(写真下)
 きっと、「もう何年も国語辞典なんて手にしていないな…」と感じていらっしゃる方が多いことでしょう。(私も同じです)「漢字をど忘れしたら、スマホやパソコンがあるから大丈夫」、「言葉の意味もスマホで調べられるし…」という時代になってしまいました。しかし、そういう時代だからこそ、子ども達に国語辞典の使い方を身につけさせることが欠かせません。

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学校行事
3/4 幼保小交流会(1)
3/5 ロングたてわり班遊び
3/6 避難訓練
3/8 中学校見学(5)
薬物乱用防止教室(6)

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