7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

1月13日(土)

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 今日は、第二土曜学校公開日でした。旭町小では、毎月の公開日には、全学級3時間授業の全てを公開しています。
 1年生の教室では、1校時に国語の授業がありました。「たのしいな ことばあそび」という学習でした。「まと」の上に「と」をつけて「とまと」となるように、ある言葉に一文字を増やして別の言葉に変身させる言葉遊びをしていました。教科書では他に、「さら」の間に「く」を入れて「さくら」、「さい」の下に「ふ」を増やして「さいふ」の例が載っています。
 ワークシートには、「たい」、「いか」、「たき」の3つの言葉が書いてあり、それぞれに文字を足して別の言葉を作る問題がありました。最初のうちは「う〜ん」と考え込んでいた子ども達でしたが、周りの子が「たいこ」、「たいや」、「たいつ」…と言葉を見つけ始めると、競い合うようにいろいろな言葉を考えだしていました。(写真上)
 1年生の国語の学習では、年間を通して「ことばあそび」の単元が組まれています。1学期には、4月に「『あ』で始まる言葉を集めよう」のように、ひらがなを意識させる言葉遊びがありました。また、全てのひらがなを学習し終わった7月には、ランダムに並んだひらがなの中から、縦横斜めに物の名前を探す言葉遊びをしています。さらに10月には、早口言葉を楽しみました。
 言葉遊びは、使うものは言葉のみで特別な道具がいりません。ルールもシンプルで、いつでもどこでも、みんなで気軽にできる楽しい遊びです。さらにそのシンプルなルールの中に、子ども達の発達をうながす重要な要素がしっかりと詰め込まれています。
 まず、言葉遊びによって、語彙力や表現力を身につけることができます。子どもは、周りの大人や友達から新しい言葉を聞いて使える言葉を増やしていくため、言葉遊びからの情報は重要です。また、思考力や発想力が育つとともに、コミュニケーション力も培われていきます。
 「『さい』という言葉の始めに一文字を付け加えたら、どんな言葉ができるでしょう?」と聞かれて、子ども達はどう考えると思いますか? 「やさい」と答える子が多いです。言葉をよく知っている子は、「かさい(火災)」と答え、さらには「くさい」や「ださい」などの言葉も出てきます。
 3年生の3学期の総合の学習では、自分たちの地域の安全マップづくりを中心に活動していきます。今日はその導入として、東京都の都民安全推進部で紹介している地域安全マップづくりの動画を見ながら学習をしていました。(写真中)
 地域安全マップづくりは、子どもが自ら通学路等を点検して「犯罪が起こりやすい場所」(誰もが「入りやすく」、誰からも「見えにくい(見られにくい)場所」)を地図に表す作業を中心に行います。さらにそこから、子どもに「犯罪が起こりやすい場所」を判断する力を身に付けさせ、危険な場所には近づかないようにする意識を育んでいきます。
 子ども達にとって「安全」というと、「交通安全」を真っ先に思い浮かべるかもしれません。今回の学習では、さらに「犯罪被害に遭わないための安全」という視点をもたせて学習を進めます。今後は、実際に校外に出て危険箇所を探す活動も取り入れていく予定です。
 4年生は、社会科の時間に「染め物のさかんな新宿区」の学習をしています。東京都における伝統工芸について学習する単元です。(写真下)
 新宿区の神田川沿いや妙正寺川沿いには、染め物の工房がたくさんあります。染め物の関連産業を調べると、300件を超えるほど今も残っています。高層ビルの多い新宿区のイメージがありますが、なぜ染め物の工房がたくさんあるのでしょうか? それは、江戸時代の始めまでさかのぼります。
 全国から集まる商人や物流の中心だった江戸の街は、その時代の流行の中心でもありました。日本橋には呉服店が点在し、その流行がすぐに浅草や神田の染屋に注文されたそうです。明治時代に入ると、浅草や神田が繁華街となり、行き場を失った染屋は神田川をさかのぼり、早稲田や高田馬場あたりに大きな工場を建てたそうです。その後、工房や関連産業が進出して染め物の街となった…ということです。
 4年生の社会科の教科書として使っている「わたしたちの東京都」では、「東京染小紋」の製作工程が詳しく紹介されています。型紙を作って色を染め…という工程が写真入りで説明されていますが、いくら詳しい説明を聞いても実物を見なければ分かりません。そこで、24日(水)に、東京染小紋の職人さんに来ていただき、染色体験の授業を受けることになりました。東京都に残る伝統工芸を直接学ぶ貴重な体験になるでしょう。

1月12日(金)

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 10日(水)から3日間、代表委員会によるあいさつ運動がありました。4年生以上の代表委員が、正門側と南門側に分かれて、登校してくる子ども達と元気よくあいさつを交わしました。今日は、豊渓中の生徒10名に来てもらい、小学生と一緒にあいさつ運動を行っています。
 学期の始めに、いつもあいさつ運動を実施しています。3学期は、2月に5年生が分担してあいさつ運動を行う予定です。今後も、しっかりあいさつができる子ども達を育てていきます。
 今朝は、月1回実施しているボランティアの方々による読み聞かせがありました。1月に合わせて、お正月や雪に関する絵本が多く取り上げられていたようでした。
 2年2組の教室では、「おぞうにくらべ」という絵本(宮野 聡子 作)の読み聞かせをしていました。「行事とたべものよみきかせ絵本」シリーズの一冊です。
 お正月、おばあちゃんの家へ行ったきみちゃんは、いろいろな雑煮に出会いました。野菜がいっぱいの雑煮もあれば、しょうゆ味の雑煮、魚が入っている雑煮など…。どの家にも、受け継がれてきた大切な味があるということが分かる内容でした。・・・家庭や地域によって、雑煮の材料や味つけはいろいろです。分かりやすく優しいイラストで描かれた絵本でした。(写真上)
 さらに日本全国に目を向けると、雑煮の種類は様々なようです。雑煮に使う餅にも地方の特色があり、切り餅のところもあれば丸餅を使う雑煮もあります。また、あんこの入った餅を雑煮に使う地方もあります。
 冬休みに田舎に行った子は、それぞれの雑煮の違いを感じたことでしょう。私は新潟生まれなので、子どもの頃は「雑煮」という言葉にふさわしいくらいいろいろな食材の入った田舎風の雑煮で育ちました。結婚を機に、違ったタイプの雑煮が味わえるようになり、それはそれで楽しいものです。
 1年1組の教室で、図工の学習が行われていました。「凧に絵を描こう」という学習で、生活科の昔遊びで使用する凧を画用紙代わりにして絵を描いていました。生活科の教材として購入した凧は、「スーパーカイト」という名前が付いていています。絵を描く本体の部分は、不織布でできています。クレヨンを使って、思い思いの絵を描いていきました。
 電車や動物の絵を描いた子や雪だるまを描いた子もいて、とても楽しそうでした。どの子も大きく描けた絵に大満足のようでした。今後は、本体に足をつけ、糸を結んでから校庭で飛ばす予定です。(写真中)
 給食後、昼休みに入ったところで、1月の避難訓練がありました。今月からは、予告なしで避難訓練を行うことになっています。今日は、地震が発生した場合の訓練でした。
 緊急放送は、職員室から副校長先生が行っています。まず、緊急地震速報の耳障りなチャイムを放送で流しました。続けて、「地震です。地震です。大きな地震が起きました。…」と、緊迫した声で伝えました。その時私は、職員室の窓から校庭で遊んでいた子ども達の様子を見ていました。放送が入るとともに、驚いた様子で遊びをすぐやめ、校庭の中央に集まり始めました。1年生の玄関前では、低学年の子ども達がなわとびをして遊んでいましたが、すぐに気が付いてみんなが集まっている方向に走り始めました。校庭に出て遊ぶ子が多いだろうと、あらかじめ先生方がたくさん校庭にいたこともありますが、みんなしっかり「自分の身は自分で守る」という行動を取ることができて立派でした。(写真下)
 その後、校舎内にいた子ども達も校庭に避難し、人数確認を行ってから全体指導をしました。話をした内容は、まず元旦に起こった能登半島地震についてのことです。たくさんの人たちが亡くなり、今も多くの人が避難生活をしています。いつどこで起こるか分からない自然災害のために、日頃からの備えが大切であるということを話しました。
 また、2日に起こった航空機事故についての話もしました。旅客機には、400名近い人たちが乗っていましたが、全員無事に非難することができました。それは、乗客が指示をきちんと聞いて行動したことと、日頃の訓練をしっかり行っていた乗務員のおかげでした。学校の避難訓練も同じです。毎回、全員が真剣に行うことが大切であると伝えました。

1月11日(木)

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 2年生が、校庭で竹とんぼの遊びに挑戦していました。昨日、1年生が生活科の時間に「昔遊び」の学習をしていることをお伝えしましたが、2年生も昔遊びを生活科の時間に行っています。
 「竹とんぼを見たことはあったけど、やったことはない。」という子が多かったようでした。軸棒を両手でこするようにして回転させるだけで、竹とんぼはスイスイと気持ちよく空に舞い上がっていきます。…という先生のお手本を見て、どの子もやる気満々で始めました。
 ところが、大人にとって簡単な操作でも、2年生の子ども達にとってはなかなか難しそうでした。両手のひらをこすり合わせるという動作は、普段あまりやらない動きです。竹とんぼがすぐに落下してしまう子がほとんどでした。
 竹とんぼは、少し斜め前に向けるようにして構えます。両手で竹とんぼを挟むようにして持ち、左手を動かさずに、まず右手を手前にずらして引きます。この位置から、今度は左手をそのままにして右手を強く押し出します。すると、竹とんぼが回転するとともに、勢いよく上に飛び出していきます。
 私も少しやらせてもらって、子ども達のつまづきが分かりました。まず、回転させる方向が逆だとすぐに墜落します。右手を押し出さずに、左手で竹とんぼを回転させている子がいました。もう一つは、竹とんぼを飛ばそうと、投げるようにして前に放っている子が多く見られました。竹とんぼは、強く回転させるだけで自然に飛び上がっていきます。
 何度もやっているうちに、竹とんぼがちょっと上に上がるようになります。さらに続けていくうちにコツがつかめ、うまく飛ばすことができるようになります。昨日、パラアスリートの浦田さんが言っていました。「できない」とあきらめるのではなく、どうすればできるかを考えながら挑戦し続けることが大切です。(写真上)
 1年生は、算数の時間に「たしざんと ひきざん」の学習をしています。たし算とひき算については、1学期に始まり、2学期には繰り上がりや繰り下がりのある場合の計算を学んできました。今回の単元では、たし算やひき算の式を図から考えて求めることがポイントになります。
 1組で学習していたのは、「きしゃに12にん のっています。みかさんは、まえから5ばんめにいます。みかさんのうしろには、なんにんいますか。」という問題文でした。これまでは、問題文の言葉を手掛かりに「たし算」か「ひき算」かを考えていました。「ふえると」や「あわせて」は「たし算」、「のこり」や「ちがい」は「ひき算」など、問題文の言葉から判断して式を立ててきました。しかし今回は、問題文の内容をきちんと文章と図の両方から理解していく必要があります。
 1組では、算数ブロックを使って考えていきました。汽車に乗っている12人を表す12個のブロックをまず並べます。次に、みかさんを表す「前から5人目」のブロックを白色に変えました。求めるのは、「みかさんの後ろには何人いますか」なので、白色の後ろに7個のブロックがあることから答えが分かりました。(写真中)
 式は、「12−5=7」となりそうです。しかし、今までのひき算との違いは、12(人)と5(番目)という数字の単位が異なっているところにあります。この場合、「5番目」という順序数を「5人」という集合数に置き換えて考えさせることが重要になります。1年生の子どもに「順序数」とか「集合数」などという言葉を言っても分かりません。そこをどう子ども達に理解させるかが、教師の腕の見せ所です。
 本来この単元は、2月の学習内容です。来週月曜日に、1年2組で研究授業があるため、単元を入れ替えて学習を進めています。
 6年2組の担任の先生が、子ども達一人一人の発表をタブレットを使って動画に撮っていました。この動画は、2週間後にある保護者会で見てもらうためのようです。卒業を2か月半後に控えた6年生が、どんなことを伝えようとしていたのでしょうか・・・。サプライズ的なものかもしれませんので、詳細については控えさせていただきます。(写真下)
 今回は、一年間最後の保護者会で、さらに小学校最後の集まりでもあります。他の学年も含めて、日頃の子ども達の様子がよく伝わるような保護者会となるように、先生方が計画をしています。また、ちょうど校内書き初め展の期間中に保護者会を設定しています。皆様のご参会をお待ちしております。

1月10日(水)

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 1年生は、生活科の時間に「むかしあそびをしよう」という学習をしています。まず、「昔の遊びにどんなものがあるのだろう」ということについて話し合いました。こま回しや竹馬、羽根つき、あやとり、竹とんぼ、お手玉など、教科書の絵を見るといろいろな遊びが昔から行われてきたことが分かります。
 1組では、机を後ろに下げて、まずみんなでこま回しに挑戦してみました。学校には、生活科の学習用にたくさんのこまが用意してあります。中には初めて挑戦する子もいたようです。最初にポイントとなるのが紐のかけ方です。こまにしっかり巻きつけなければなりません。そして、こまの持ち方と回し方のコツがあります。何度もやりながら覚えることと、上手な人のお手本を見ながら学ぶことが一番の上達法になります。
 毎年1年生に、こま回しの達人が現れます。とっても上手な子がいて、みんなの前でこまを回し、回ったこまを紐ですくい取って手のひらにのせる技(手のっけ)を披露していました。クラスの友だちから大拍手です。(写真上)
 その後、みんなでこま回しの練習をしている時も、紐のかけ方をいろいろな子に教えてあげていました。さなかせら「こま回しの先生」です。聞いてみると、区民館に行ってこま回しを覚え、家でもたくさん練習をしてきたそうです。得意技があるということはとてもすばらしいことです。1組では、こまの次にみんなであやとりにも挑戦しました。あやとりの時にもその子が大活躍だったようで、「6段はしご」の技を軽々とやって見せていました。
 来週金曜日に、5年生に方言の授業があります。その時に講師として来ていただく説(せつ)先生は、こま回しの達人です。昨年、5年生への授業が終わってから1年生の教室に行き、こま回しの指導をしていただきました。きっと今年も1年生に指導していただけると思います。お楽しみに…。
 4年1組で、「花さき山」の物語を使った道徳の授業がありました。「花さき山」は、斎藤隆介が書いた物語として有名です。(滝平二郎が切り絵を担当した絵本は、特に有名です。)「感動、畏敬の念」を指導する資料として、4年生の道徳の教科書に載っています。(写真中)
 「畏敬の念」とは、美しいものや気高いものに感動する心をもつことです。道徳の授業の中でも、これを指導するのはとても難しいものです。「感動」を教えるには、感動させるのではなく、感動を生む心について考えさせなければなりません。「なぜ心が動くのか」、あるいは「なぜ美しいと思うのか」、その本質的な部分を考えていく活動が道徳になります。
 花さき山に咲いている花は、村の人がやさしいことをしたら咲きます。そしてその優しさとは、「あやの妹への優しさ」と「双子のお兄ちゃんの弟への優しさ」でした。共通するものは、「人を思う心」であると気づかせ、自分の生活の中で人を思う心がはたらく時について考えさせていきます。
 3,4校時に、6年生を対象として「笑顔と学びの体験活動プロジェクト」が行われました。これは、東京都で進めている取り組みで、昨年度までは「子供を笑顔にするプロジェクト」として実施されていたものです。今年度は名称を変更し、スポーツや芸術分野等、様々な体験活動を都内の小中学生に届けようということで行われています。そこで旭町小では、パラスポーツの「ゴールボール」を体験するプロジェクトを行っていただくことになりました。
 ゴールボールは、視覚に障害のある人を対象に考えられた球技で、パラリンピック特有の種目になっています。1チーム3人の選手が、鈴の入ったボールを転がすように投げ合い、相手ゴールにボールを入れて得点を競う競技です。今日は、パラリンピックにも出場された2人の選手に来ていただき、講演会とゴールボールの体験を行いました。
 浦田 理恵選手は、2008年の北京大会から2020年東京パラリンピックまで出場されました。ロンドンパラリンピックでは金メダル、東京パラリンピックでは銅メダルを獲得されています。また、工藤 力也選手は、東京パラリンピックで5位入賞の他に、2年前にアジア大会で優勝されています。
 後半は、3人1組で行うゴールボールを実際に体験しました。目隠しのゴーグルを着けると、真っ暗で何も見えません。足元のライン(紐を埋め込んだテープなので、手や足の感覚で分かるラインになっています。)を頼りに、ボールを投げる方向を考えなくてはなりません。また、守る側は、ボールが転がった時の音を聞き分けて体を倒し、ゴールにボールが入らないようにブロックをします。(写真下)
 実際にゴールボールを体験することで、視覚に障害がある方々の苦労や、もっている感覚を研ぎ澄ますことの大切さが分かってきました。お2人とも、成人してからほとんどの視覚を失われています。目が見えなくなった時の絶望感は、計り知れないものがあったことでしょう。しかし、そこからゴールボールと出会い、「できない」ではなく「どうしたらできるか」と考えたそうです。「無理と思うのではなく、やってみなければわからない」と、常に挑戦することが大切であると語っていただきました。

1月9日(火) その2

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 3学期の初日ということもあり、各クラスでは新しい漢字ドリルや計算ドリルを配ったり、席替えをしたりする様子が見られました。
 また、始業式でも話したように、「一年の計は元旦にあり」です。学期の始めには、まず目標を定めることが大切です。3学期の目標をよく考えてから、カードに清書をしているクラスが多く見られました。
 5年1組の教室では、2学期に使った目標カードを子ども達に返し、そこに書かれた振り返りを確認したうえで目標を決めるようにしていました。とかくいつも同じ目標になりがちですが、きちんと今までの目標に対する取り組みがどうだったのかを見極めて、次の目標設定をすることが重要です。5年生にとっては、最高学年の6年生に向けた大切なこの3学期・・・学習面も生活面も、今まで以上に自分の力をしっかり発揮するようにしなければなりません。
 たてわり班活動では、今月から6年生の役割を引き継ぎます。たてわり班遊びの内容を考えたり、当日の遊びをリードしたりする役割が待っています。また、2月後半には、登校班のリーダーを引き継ぐ子もたくさんいることでしょう。いつもはっきりとした態度で行動するとともに、下級生のお手本となる姿が求められます。学習と生活の目標に対して、どの子も真剣に考えていました。(写真上)
 また、学期始めの学校では、係決めをする様子もよく見られる光景です。学級運営を進めていくうえで、係活動はとても大切なものです。自分に任された役割があるということは、クラス内での存在意識を高めるとともに、責任感を育てるうえでも重要になります。
 学年やクラスによって係の種類は様々なものがあります。3年2組では、11種類も係があるようでした。「イラスト・新聞係」や「体育係」、「クラス遊び係」は仕事の内容が想像できますが、「SDGs係」は何をするのでしょう?
 係のメンバーが決まったら、リーダーを決めたり係活動の計画を立てたりもしていきます。それがまた子ども達にとっては楽しい時間です。3月末まで、自分の係の活動にしっかり取り組んでいってほしいと思います。(写真下)
 今日から給食も始まりました。旭町小は12月の終業式の日も給食がありましたが、これは学校ごとに対応がまちまちです。保護者の方々にとって、なるべく給食がある方が助かるだろうなと思ってそうしています。
 ところで、新年最初の給食メニューは、「お正月献立」になっていました。給食のニュースにもあるように、おせち料理には健康や幸せを願うなどの意味が込められています。
 北校舎1階にある給食室前には、毎回栄養士さんが様々な給食に関する資料を掲示するコーナーがあります。そこには現在、「おせち料理の願いや意味を知ろう」というタイトルで、手作りのすばらしい掲示物が貼ってあります。中央には3段の重箱が並び、おいしそうな伊勢エビから伊達巻、煮豆などが入った本物そっくりの模型が展示してあります。そして、おせち料理として有名な一つ一つの料理のいわれや意味が、写真をめくると詳しく説明を読むことができる仕組みになっています。(写真下)
 今日の給食では、「なます」が出ました。なますには、せん切りのにんじんと大根が使われ、お祝い事のシンボルである紅と白の組み合わせになっています。平和を願う心が込められているとともに、紅白の水引きをかたどって細切りにされているという説もあるそうです。
 おせち料理は、昔は親戚が集まって大量に作り、みんなで味わったものでした。しかし、最近ではスーパーなどで買って済ませてしまうことが多くなりました。(我が家も同じです。)おせち料理のそれぞれにお祝い事の意味が込められていることは、今後も長く語り継いでいきたいものです。

1月9日(火) その1

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 今日から3学期の学校生活が始まりました。朝、新たな気持ちで登校してきた子ども達と、久し振りにあいさつを交わしました。冬休み中、あまり大きな声で話をしていなかったので、正門でたくさんの子ども達にあいさつをした後の始業式では、少し声がかすれ気味になってしまいました。(これは、夏休み明けの2学期の初めにもよくあることです。)
 全校児童が体育館に整列し、3学期の始業式を行いました。
・・・14日間にわたる楽しかった冬休みが終わりました。みなさんは、どのような冬休みを過ごしたでしょうか。田舎に出かけたり、久し振りに会う親戚の人達と会ったりと、年末年始を楽しく過ごした子が多かったことでしょう。また、年末に大掃除をがんばったり、年明けに初詣に行ったり、お世話になった人や友達に年賀状を書いたりと、年末年始ならではの過ごし方を体験した子も多かったはずです。
 新しい年が明け、令和6年(2024年)が始まりました。そして、今日から3学期の学校生活のスタートです。その学校生活の始まりに合わせて、今日はこういう言葉についてお話しします。(紙を広げて見せる)「一年の計は元旦にあり」と書いてあります。「計」は、2年生で習う漢字で、「計算」の「計」、「時計」の「計」でもありますが、「計画」の「計」の字です。そして、「元旦」は一年の始まりのことですね。つまり、「一年の計は元旦にあり」というのは、「一年間の計画を立てるのは、年の初めのお正月に行うのがよい」ということであり、「この一年間をしっかりと過ごすためには、まずきちんと計画を立てることが大切である」ということを意味しています。
 2学期の終業式の時に、校長先生からみなさんにこのように話をしました。「新しい年を迎えるにあたり、気持ちの切り替えが大切であること。」、さらに「3学期の始業式をこの場で迎える時には、『よし、がんばるぞ!』という新しい気持ちでスタートできるようにしましょう。」と話しました。気持ちを切り替えて新たにがんばるためには、目標をもつことが大切です。人は、目標があるから「がんばろう」という気持ちがもてます。そして、目標があるからこそ、うまくいかなかった時に自分を反省していくことができます。
 「一年の計は元旦にあり」です。学校生活での「元旦」にあたるのが、3学期の始業式、今日のことです。一人一人の目標は、それぞれに違いがあります。文字をていねいに書くことを目標にする子がいれば、進んで発表をがんばりたいという子もいるでしょう。また、忘れ物を減らすように努力が必要な子もいれば、外遊びをして体を鍛えることが必要な子もいます。今の自分にどんな目標が必要なのかをしっかり考えて、自分自身がよりよくなっていくための目標を立てるようにしてください。
 3学期は短い期間ですが、3月の終わりには、旭町小の全ての子ども達が次の学年を前に立派に成長していられるように期待しています。・・・(写真上)
 続いて、児童代表の言葉は、3年生が担当しました。3学期の目標として、「進んで発表すること」と「字をていねいに書くこと」、「大きな声で気持ちの良いあいさつを心がけること」の3つを発表しました。(写真中)
 始業式の後、生活指導主任の先生から、校外の生活指導に関する2つの話がありました。まず、公園や道路、人の家の前にお菓子のごみを散らかさないということです。そしてもう一つは、石を投げないという話でした。どちらも地域の方からの声を受けての指導です。保護者の皆様も、子ども達の生活の様子で気になる場面を見つけましたら、すぐその場で指導するようにお願いいたします。(写真下)

1月5日(金)

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 新年、明けましておめでとうございます。
 朝、4階の6年1組の廊下から非常階段に出て、富士山を眺めました。今日の日の出は、6時52分頃でした。カメラを構え、朝日に輝く富士山をフレームに収めることができました。旭町小学校は、「風うつくしいこの丘」の校歌の通り、高台に位置しています。昔に比べて建物が多くなったと思いますが、現在も3階や4階の教室から富士山がしっかり見えるのは、学校の自慢の一つでもあります。「一 富士、二 鷹、三 茄子」(いちふじ、にたか、さんなすび)は、初夢に見ると縁起が良いとされるものを並べた言葉です。やはり富士山は、年頭にふさわしい貫禄があり、日本人の心のよりどころといった感じがします。(写真上)
 一方、学校の周りで育てているサクラ草に、この2週間でたくさんの花がつきました。きっと子ども達は、来週火曜日に久し振りに学校に来たら、自分の鉢を見て驚くことでしょう。
 今年度のサクラ草栽培は、夏の猛暑のためにとても厳しい状況でした。涼しくならないと生育しないため、秋になっても苗が十分に育つことができない日々が続きました。そのため、1〜5年生は、いつもの年よりもだいぶ遅れて植え替え作業をすることになりました。
 それでも、11月から12月にかけての暖かな気候が幸いし、例年通りに花が咲き始めました。これから少しずつ日差しが入るようになるため、鉢の位置をよく考えながら管理していきます。(写真下)
 今日から教職員が全員出勤し、9日(火)から始まる3学期に向けた準備が始まりました。学童クラブやひろば室にも、子ども達の活気のある声が響いていました。冬休みはあと3日間ありますが、そろそろ学習用具の準備とともに、生活リズムを取り戻しておくようにしましょう。
 今年もよろしくお願いいたします。

12月25日(月) その2

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 今日は12月25日…クリスマスの日です。今朝、枕元のプレゼントを見て、大喜びした子が多かったことでしょう。1年生の子ども達に、サンタさんからどんなものをもらったか聞いてみると、様々なお願いがかなったことが分かりました。ある子が、「校長先生は何をもらったの?」と聞いてきました。「大人になるとサンタさんは来てくれないんだ…。」と話すと、「そうだよ。子どもにしかサンタさんは来てくれないよ。」と他の子がフォローしてくれました。
 1年2組の教室から、金管楽器のチューバの音が聞こえてきました。担任の先生が持ってきて、子ども達の前で演奏してあげていました。先週水曜日のホームページで、「とくいわざ はっぴょうかい」をしていたことをお伝えしました。クラスの子ども達が、一人ずつ得意なことをみんなの前で披露するという取り組みでした。
 当日は先生の発表がなかったため、ぜひ子ども達の前でやるべきであると担任に話しておきました。実は、先生の得意なことはたくさんあったようで・・・金曜日には、目隠しをしてキーボードの演奏をしたり、ゴールキーパーになって子ども達のシュートを受けとめたりしています。さらに、今日のチューバの演奏となりました。
 まず、楽器の大きさにみんなびっくりしていました。そして、とても低くて大きな音にもびっくりでした。(隣の2年1組にも頼まれて、クリスマスソングの演奏を披露していました。)2組では、毎月誕生日の子のお祝いをみんなでしているようです。今月は、同じクラスの育成教員の誕生日ということで、チューバの伴奏でハッピーバースデー♪の曲をみんなで歌いました。(写真上)
 学校の先生という仕事には、ある面「個性」が必要です。それぞれの得意分野を生かして学校運営が成り立っているところがあります。また、先生は子ども達の前で「演じる」ことも重要です。今回のこういう取り組みで、子どもとの距離がグッと縮まったことでしょう。
 今日は、給食ありの4時間授業でした。各教室では、冬休みの課題を伝えたり、生活指導関連の話をしたりしていました。そして、学期末ならではの光景として、通知表を担任の先生から受け取る様子が見られました。
 所見欄には、今学期の成果と課題が書かれています。一人ずつ担任のもとに行き、今学期のがんばりを褒めてもらうとともに、3学期に向けた励ましの声をかけてもらいました。ぜひご家庭でも、学校行事を含めた学習面とともに、生活面でのがんばりも認めてあげてください。(写真中)
 大掃除の光景も学期末ならではです。教室や廊下をみんなで雑巾がけし、ピカピカになりました。これで気持ちよく新年を迎えられそうです。冬休み中は、どこのご家庭でも大掃除をされることでしょう。親子で家の中をきれいにし、新たな気持ちで令和6年を迎えるようにしましょう。どうぞ、よいお年を・・・。

12月25日(月) その1

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 2学期最後の登校日となりました。今朝も氷点下の冷え込みになったようで、落ち葉が霜でキラキラと輝いていました。南門から登校した子ども達は、霜柱を探しに校庭の隅の方を探検しに行っていました。
 今朝は、まず体育館で児童集会を行いました。先週木曜日に予定していましたが、東上線が人身事故でダイヤが乱れ、担当の先生の準備が間に合わなかったため、延期していました。先週木曜日は4年生が社会科見学、さらに学級閉鎖のクラスもあったので、延期して正解でした。
 児童集会の内容は、「年末ジャンボ宝くじ集会」でした。全校で大いに盛り上がった後、続けて気持ちを切り替え、2学期の終業式を行いました。まず、私の話は・・・いよいよ2学期最後の日を迎えました。明日から14日間にわたる冬休みに入ります。2学期の学校生活は、今日を含めて81日間ありました。この4か月間を振り返ると、全校のみんなが「がんばった!」と言えるのが、運動会と展覧会です。一つのことに時間をかけて一生懸命取り組んだことが、すばらしい結果につながりました。きっと、つらかったことや苦しかったこと、なかなかうまくいかなかったこともあったでしょう。そういうことを乗り越えてがんばり続けることが、すばらしい結果となり、よい思い出として残るのです。
 今日は、2学期最後の登校日ということで、あゆみ(通知表)をそれぞれの担任の先生からいただきます。あゆみを見て、2学期の自分自身のがんばりを振り返るとともに、3学期に向けてまた新たな気持ちで登校できるようにしましょう。そのためには、冬休みを楽しく充実した日々にする必要があります。お手伝いやあいさつをしっかりすることや、書き初めの練習を行うことも大切です。
 もうすぐ2023年(令和5年)が終わり、2024年(令和6年)が始まります。新しい年を迎えるにあたり、気持ちの切り替えが大切です。1月9日に3学期の始業式をこの場で迎える時には、「よし、がんばるぞ!」という新しい気持ちでスタートできるようにしましょう。・・・
 続けて、2つの話をしました。まず、いじめ防止のポスターについてです。各学年から優秀作品を選び、区に送りました。その6人のポスターをカラーコピーしたものが、各教室に掲示用として配られています。どの作品も絵や文字がとてもすばらしかったので、私からも全校児童に一つずつ解説しながら紹介しました。
 もう一つの話は、サクラ草についてです。最後に植え替えをした低学年の鉢にもサクラ草の花が咲き始めています。「今日、2学期最後の水やりと愛情をたっぷりあげておきましょう。」と伝えました。(冬休み中は、私が全校分の水やりをするので大丈夫です。)
 終業式の児童代表の言葉は、4年生が担当しました。2学期にがんばったこととして、漢字50問テストと係活動に取り組んだことを発表していました。当初予定していた子が欠席になり、急遽代役を告げられましたが、とても立派な発表でした。(写真上)
 終業式後、生活指導主任の先生から、冬休みの生活についての話がありました。交通安全についての話を中心に指導しています。命にかかわる交通事故は、「一年の中で12月が最も多いこと」、「金曜日や土曜日の夕方の時間帯が最も危険である」というデータから、自転車の乗り方や飛び出しに気をつけることを話しました。(写真下)

12月22日(金)

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 展覧会以降、6年生は図工の授業で、木工作の大作に取り組んでいます。「わたしはデザイナー」というタイトルで、板材を使った生活に使える棚をデザインし、制作する学習です。
 まずは、どんな形の棚があると便利かということを考え、アイデアスケッチをしました。そして、そのアイデアを実際の作品として形にしていくためには、どのような大きさの板材が何枚必要かを考えました。板と板との接合には、ボンドと釘を使います。板の厚みを考えて設計しないと、組み立ての段階で計算が合わずにずれが生じてしまいます。大工さんになった気分で、綿密に板に印をつけていきました。
 板を切る際ののこぎりの使い方にも注意を払っていました。きれいに角をそろえて切り取るには、板を切り終える間際の力の入れ方が重要です。また、釘の打ち方にも多くのポイントがあります。板が割れてしまわないように、きりで釘穴を開けるようにします。釘を打ち込む順番も、きちんと考えながら行っていました。(写真上)
 のこぎりや金づち、きりの使い方は、3年生の頃から少しずつ経験してきました。小学校での図工の学習の総まとめとして、今回の大作を仕上げていきます。この作品は、「家族にプレゼントしよう」というテーマで取り組んでいるようです。完成は3学期になります。卒業前に、感謝の気持ちを込めて家に持ち帰ることになるのではないかと思います。
 1年生の教室で、今学期最後の図工の授業がありました。「はって かさねて」というシールを使った作品に取り組んでいました。画用紙にシールを貼って絵を描いていく「シールアート」です。
 シールは、学校にある丸シールを使いました。大中小といろいろな大きさのシールがあり、色も様々です。それらのシールを自由に使い、並べて貼ったり重ねて貼ったりすることで、描きたい作品が出来上がっていきます。クリスマスツリーや動物、乗り物など、思い思いの作品を作って楽しみました。(写真中)
 このシールアートは、近年「丸シールアート」という分野でテレビでも紹介されて有名になっています。たかがシールと言うなかれ…都会の夜景をシールだけで表現した作品など、びっくりするほどの芸術作品が多いのです。専門のアーティストがいるようで、多くの本が出ているほどです。以前、様々な芸術を査定する番組でも取り上げられていました。
 4年生が、学校の畑で育てていた大根の収穫を行いました。9月に種をまき、すでに3か月以上経ちました。早く収穫してよと、大根も待ちに待っていたことでしょう。
 ところが、いざ3〜4人がかりで引っこ抜こうとしても、なかなか抜くことができませんでした。抜きにくかった理由はいくつかあります。まず、大根の種類が「練馬大根」と「青首大根」の2種類ありました。練馬大根は、全体が長いうえに中央部分が太い形状です。そのため、特に抜きにくい品種と言えます。また、今年の4年生は間引きをしていませんでした。3粒ずつまいた種がそのまま大きくなり、ぎゅうぎゅう詰めで育ってしまいました。ということで、全体的には細くて小さなサイズが多かったものの、子ども達は収穫できたことに大喜びでした。(写真下)

12月21日(木)

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 今日は、4年生の社会科見学の日でした。バスでガスの科学館(がすてな〜に)と浅草(浅草寺周辺)の見学に行きました。
 ガスの科学館は、豊洲にあります。首都高を銀座で下り、旧豊洲市場の近くを通り過ぎたところ(近くには、豊洲駅やららぽーとがあります。)にあります。クラスごとの集合写真を撮ってから、エナジースタジオでガスについての基礎知識を学びました。
 ガスの科学館は、東京ガスが運営しています。ここで説明されている「ガス」とは、都市ガスのことについてです。都市ガスのもとは、外国で産出された液化天然ガス(LNG)が使われています。もともとガスは気体ですが、それをマイナス162度に冷やすと液体になります。液体にすることで体積が600分の1になるため、タンカーで大量に運ぶのに便利です。それを海水で常温にすることで気体に戻すという説明もありました。元のガスは無臭です。しかし、ガス漏れの時などに危険なため、わざと嫌な臭いをつけているそうです。また、ガス管が現在は樹脂製になっていることも勉強になりました。腐食や地震に強いことが理由のようです。
 全体説明の後、1階の展示場を自由に見て体験して学習しました。発電の仕組みなど、社会を支えるエネルギーについて学ぶコーナーや、もしもの時の防災知識が学べるコーナーもありました。最後にクイズホールに移動し、学んだことの中から様々なクイズが出題されました。(写真上)
 昼食は、館内で食べることができました。朝早く起きた子が多かったようで、みんなお腹ペコペコでした。旭町小以外にも、小学生や保育園の子ども達が次々と訪れていました。家族で出かけても楽しいところです。冬休みなどに利用してみてください。
 午後は、浅草に行きました。4年生は、社会科で東京都の学習をしてきています。今学期は、浅草に昔から伝わる「三社祭」についても学習しました。「伝統や文化を保護・活用しながら街づくりを行っている事例」として、浅草を取り上げています。実際に古くから伝わる街並みを見学し、多くの観光客が訪れる浅草の魅力に触れることをねらいとして見学コースに入れました。
 浅草寺境内に着くと、たくさんの人で賑わっていました。着物を着て歩き写真を撮っている人や、外国からの観光客など、とにかくすごい人でした。予定より早めに着いたため、ここでもクラス写真を撮ることができました。五重塔を背景に撮りました。(写真中)
 ここでは、ボランティアガイドさんが各班に付き、様々な観光スポットを案内してくれるようになっています。学年全体を6つの班に分け、ガイドさんの説明を聞きながら歩きました。仲見世通りやその裏通りでは、人形焼きやおだんごのいい香りがしてきました。インスタ映えするおだんごが有名なのか、どの店の前も行列ができていました。大人気の観光スポット「雷門」は、浅草寺の総門となっています。正式名称は「風雷神門(ふうらいじんもん)」と呼ばれているそうで、その名の通り、左側には風神、右側には雷神の姿が見られます。有名な大提灯の裏側についても説明してもらいました。見事な龍の彫刻が描かれていました。(写真下)
 ボランティアガイドさんにたっぷり1時間半も案内してもらい、子ども達は大満足だったようです。大晦日からお正月にかけ、浅草寺周辺はとてつもない人が並ぶそうです。平日でも今日のような混雑ですが、ぜひ浅草も家族で行ってほしい場所です。

12月20日(水) その2

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 先週の6年2組に続き、今日は1組の調理実習がありました。焼きそば(または焼きうどん)の実習です。
 家庭科室に行ってみると、3〜4人のグループで、とても手際よく材料を切っていました。焼きそばに入れる具材として、「にんじんはどういう切り方かな?」、「ベーコンはどの位の大きさに切る?」と、友だちと相談しながら包丁を動かしていました。
 そろそろフライパンで炒めている頃かと思い、また家庭科室に行ってみました。北校舎は、焼きそば用のソースのいい香りが上の階まで漂っていました。焼きうどんグループは、万能調味料のだししょう油で味付けをしたようです。盛り付けた後のかつお節が、とてもいい香りを放っていました。
 1組の焼きそばグループは、目玉焼きをトッピングに添えていたところが多く見られました。別のフライパンで目玉焼きを作り、盛り付けた焼きそばの上にのせて完成です。黄身を崩しながら食べる焼きそばが、とてもおいしそうに見えました。この「目玉焼きのせ」は、自分もぜひ試してみたいと思いました。(写真上)
 黄身の色が特別に濃い卵を用意してきたグループがありました。ちょっと値の張る卵だったのでしょうか。さらにおいしそうに見えました。私の住んでいる埼玉県川島町には、有名な養鶏場があります。シンデレ卵(ラン)という名前で売っている卵が人気で、結構遠くから開店に合わせて訪れる人がいるほどです。1個当たり結構な値段ですが、卵かけご飯で食べるとそのおいしさがはっきりします。贈答用に買ったりもしています。
 そろそろ学期末ということもあり、クラスでお楽しみ会を計画しているところが多いようです。1年2組では、「とくいわざ はっぴょうのかい」を開いていました。一人ずつ前に出て、自分の得意なことをみんなの前で披露する会です。思わず足を止めて、何人かの発表を見入ってしまいました。立ちブリッジの技を見せていた子がいました。立った姿勢から後ろに反り、両手をついてブリッジになります。後で聞いたら、新体操を習っているということでした。その他にも、なわとびを100回跳んだり、軽々とフラフープを回して見せる子、さらにはトランプの手品を披露した子もいました。
 男の子で、あやとりの「五段ばしご」の技をやって見せた子がいました。こういう特技もいいですね。出来上がったあやとりをみんなに見せると、大きな拍手が起こりました。(写真下)
 世の中はまさに忘年会シーズンです。1年2組の子ども達は、どの子も忘年会で人気者になれそうです。・・・ところで、担任の先生は得意技をやらないのでしょうか。後から指摘したところ、今学期中に子ども達の前で、何かすごい技を見せてくれることになったようです。

12月20日(水) その1

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 今日は、低学年の各教室で書き初めの指導がありました。1,2年生は、4Bの濃い鉛筆を使って書く「硬筆」の書き初めです。
 1年1組では、まずお手本が配られていました。「お正月に、おぞうにをたべました。からだがぽかぽかしました。」という文章を、お手本を見ながらていねいに書いていきます。書き初めでは、最後に書く「学年と名前」も重要です。お手本は「一ねん 青山 りん」となっていますが、それとは別に、担任の先生が一人一人の名前でお手本を作って渡していました。名前もお手本を見ながら書くことになります。
 硬筆では、消しゴムを使うことが一切禁じられています。ひとマス開けるところや句読点を入れるところなど、一つも間違えることができません。じっくりお手本を見ながら書いていくと、一枚の清書用紙を書き上げるだけでも相当な時間を要します。硬筆では、最後まで集中力を切らさずに書けるかどうかが、よい作品を書き上げるポイントになりそうです。(写真上)
 5年生は、国語の時間に「古典の世界」という学習をしています。国語の時間では、3年生で俳句、4年生で短歌について学習をすることになっています。昔の人の短歌や俳句を学ぶ中から、現代の仮名づかいにない表現を感じ取らせていきます。一方、5年生では、年間を通じて古典の世界を学ぶ単元が配置されています。「平家物語」や「徒然草」、「おくのほそ道」など、それぞれの時代を代表する古典文学の一部を読み味わう学習になっています。
 1組では、「竹取物語」を取り上げて、冒頭部分の音読をするところから古典文学の世界を感じ取らせていきました。竹取物語は、平安時代前期に成立した日本の物語です。「現存する日本最古の物語」とされていますが、作者は不明です。「今は昔、竹取の翁といふ(う)ものありけり。」で始まります。現代では「かぐや姫」というタイトルで絵本でもおなじみのお話です。かぐや姫のルーツが、千年以上も前に日本の物語として書かれていたことを初めて知り、驚いていた子がいたようです。(写真下)

12月19日(火)

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 4年生は、総合的な学習の時間に「考えよう、わたしたちの町のユニバーサルデザイン」という学習をしています。今まで、身の回りにある様々なユニバーサルデザインについて学んできました。
 11月には、視覚障害のある方による出前授業があり、目が見えない人にとってどのようなユニバーサルデザインが必要であるかを学びました。また、聴導犬と一緒に松本さんに来ていただき、聴覚障害についても理解を深めてきました。
 今日は、体育館で1組が「ブラインド体験」をしました。子ども達はペアになり、「目の不自由な人役」と「ガイドヘルパー役」に分かれて、様々な場合を想定し、目が見えない時にどのような不自由さがあるかを体験してみました。一人がアイマスクや三角巾で目隠しをし、もう一人がガイドヘルパー役となってサポートをしました。
 体育館に様々なコーナーを設け、生活の中で目が見えない人にとっての障害を体験できるようにしていました。白杖を使う体験場では、跳び箱で障害物を設置していました。最初にどういうコースになっているのかを見ていても、実際に目隠しをすると、白杖があったとしても心細い歩き方になってしまいます。(写真上)
 ガイドヘルパーにつかまって歩く体験では、凹凸のあるマットの上を歩いたり、ステージに上がる階段を上り下りする場が設けてありました。他にも、シャンプーとリンスの入れ物を手触りで区別したり、指先で硬貨を触って何円玉かを考えさせるコーナーがありました。普段の生活の中では、私たちは目で見えているから識別できているものがほとんどです。視覚からの情報というのは、それだけ大きなものであるということが分かりました。
 5年生は、社会科の時間に「くらしと産業を変える情報通信技術」という学習をしています。情報化した社会の様子に関心をもたせ、情報通信技術の活用が様々な産業を発展させたり国民生活を向上させたりしていることを学ぶ単元です。
 日常的に「ICT」という言葉がよく使われていますが、情報通信技術の略称がICTです。ICTは、パソコンだけでなく、スマートフォンやスマートスピーカーなど、さまざまな形状のコンピュータを使った情報処理や通信技術の総称となっています。
 今日は単元の最初の授業として、電子マネーが日常的に広がってきていることに着目し、どういう利点があるのかについて考えていきました。教科書には、45年前の駅の改札と、現在の改札の写真が載っています。昔は駅員さんが改札にいて、1枚ずつ切符を切っていました。しかし今では、駅の改札は完全に自動化され、電子カードもしくは切符をかざすだけで出入りするのが当たり前です。また、スーパーのレジでカード払いをする様子の写真も載っています。これも今では当たり前の光景になっています。カードを使うことですばやく支払いが済むとともに、現金を扱う際の誤りがなくなります。店側にとっても消費者にとっても、電子マネーになったことは利点が多いため、急速に発展してきたと言えます。(写真中)
 2年生は、生活科で「作ってためして」という学習をしています。身近なものの素材を生かして、動くおもちゃを作る学習です。今日は、2組の教室で「コトコトのぼり」というおもちゃを作っていました。とても簡単な仕組みですが、ところどころにコツがいるようで、2年生にとっては悪戦苦闘の様相でした。作っては動かし、動かしては作り直したりと、友だち同士でアドバイスし合い、試行錯誤を重ねて作っていました。
 コトコトのぼりは、別名「のぼり人形」とも呼ばれているおもちゃで、ストローとタコ糸の仕掛けで作ることができます。2本のタコ糸を上手に引っ張ると、発砲トレーの容器がスルスルと上に上がっていくというおもちゃです。発砲トレーは、小さな納豆の容器を使いました。そこにストローを短く2本切り、「ハの字」にセロテープで貼り付けます。(このハの字の角度が重要!)タコ糸を引く時にもコツがあり、少し左右に広げるように引っ張ります。
 自分の作品がスルスルと上がり始めると、みんな大喜びしていました。10月のレトルトカレーの箱と同様に、今回は納豆の購入にご協力をいたたきまして、どうもありがとうございました。(写真下)

12月18日(月) その2

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 5年生は、算数の時間に「四角形と三角形の面積」の学習をしています。最初に平行四辺形の面積について学習しました。平行四辺形は、長方形の面積に置き換えることができるため、「底辺×高さ」という公式を導き出すことができました。次に、三角形の面積について学習しました。同じ大きさの三角形を2つ合わせると平行四辺形になることから、「底辺×高さ÷2」という公式を作ることができました。
 そして今日は、台形の面積の求め方についての学習をしていました。子ども達は、今まで習った様々な図形に置き換えて考えていきます。台形を対角線で区切って2つの三角形の面積の和と考えたり、細かく区切って長方形の面積にしたりすることもできます。また、同じ大きさの台形を2つ合わせると平行四辺形になることから、「平行四辺形の面積÷2」という考え方も出てきました。
 実は、この考え方がとても重要で、台形の面積の公式「(上底+下底)×高さ÷2」に結びついていきます。最初からそれぞれの図形の面積を求める公式を教えてしまえば、あっという間にこの単元の学習を進めることは可能です。しかし、公式を求めるために試行錯誤する過程こそ重要なのです。今後も、算数の面白さを子ども達が感じられるように指導していきます。(写真上)
 4年生は、理科の時間に「ものの温度と体積」の学習をしています。空気や水、金属が、温度の違い(温めたり冷やしたりする)で、どのように体積が変わるかということを実験で確かめています。
 今日は、理科室で金属球膨張実験器を使た実験をしていました。金属の球を熱することにより、体積がどう変化するかということを調べる実験器具です。金属の環が2つついた器具があり、常温の金属球では、片方の環は通りますが、もう一方は少し狭くなっているので通りません。カセットコンロで金属球を熱してから環にあてると、どちらの環も通らなくなります。このことから、金属球を熱したことで体積が増えたということが分かります。(写真中)
 金属を温めると体積が増えるということは、日常生活のどのような場面で見られるでしょうか。教科書には、鉄道のレールの事例が紹介されています。レールとレールのつなぎ目は、わざと隙間が開けてあり、夏の暑さで膨張してもレールがゆがまないようになっています。
 子どもの頃、買ったばかりのジャムのふたが開かなかった時に、父親がふたを温めてから簡単に開けていました。金属のふたを温めることで膨らみ、開けやすくなります。その他にも、金属の種類によって熱膨張率に違いがあることから、電化製品のサーモスタットにも利用されています。
 1年生は、国語の時間に「てがみで しらせよう」という学習をしています。教科書には、「うれしかったことや たのしかったことを、てがみにかいて しらせましょう。」と書いてあり、ハガキに書いた例と便箋に書いた例が載っています。今回は、実際に官製ハガキを用意し、親戚の人や友達に出すことを想定して書かせていました。
 ハガキに書く内容は、自分のこと(最近の出来事やがんばったこと、楽しかったこと等)を書くようにさせていました。算数の勉強をがんばっていることや、図工でふわふわゴーを作ったことをていねいに書いていた子がいました。(写真下)
 12月にこの単元が配当されているのは、年賀状を意識してのことかもしれません。学校でハガキの書き方を学ぶことで、冬休み中に年賀状を出してみたいと考える子が出てくることでしょう。最近は、メールやラインにとって代わられてしまい、年賀状を出す人が年々減ってきています。手書きの一言が相手に気持ちを伝えるすばらしさを、今後も残していきたいものです。

12月18日(月) その1

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 校庭で全校朝会がありました。2学期最後の朝会として、「常識として覚えておきたいこと」という話をしました。
・・・だいぶ昔のことですが、学校の廊下でこんなことがありました。1組と2組の先生が、休み時間に廊下に出て話し合いをしていました。ある男の子が、先生と先生の間をかいくぐって通り抜けようとしました。ベテランの学年主任の先生がその子を引き止め、厳しくしかりました。「今ここで先生たちが話をしているところでしょう。なんでその間を通るのですか!」と激しい口調で怒りました。みなさんは、なぜこれがいけないことか分かりますか? 先生同士で話をしている場合は、その後ろを通るようにしなければなりません。「これは常識でしょ。」ということで、先生はその子をきつくしかったのです。
 「常識として覚えておきたいこと」は、日常生活の中でたくさんあります。例えば、給食でお代わりをしに来る子は、きちんと口の中の食べ物がなくなってから移動していますか。口にまだ食べ物が入ったまま、もぐもぐさせてお代わりをしに来ている子はいないでしょうか。教室の窓を開けて、大声で校庭にいる子に向かって話しかけている人はいませんか? 窓から外にいる人に話しかけるというのは、みっともないこととされています。
 では、これはどうでしょう。ポケットに手を入れて登校してきて、注意されました。なぜポケットに手を入れたまま登校してきてはいけないのでしょうか。「転んだら危ないから」でしょうか。確かにそれもありますが、一番の理由は「ポケットに手を入れたままあいさつをしない」というのが常識だからです。今、校長先生がポケットに手を入れたまま話をしていたら変な感じがするでしょう。同じように、ポケットに手を入れたまま人とあいさつをするということは、相手に失礼で常識外れの行動です。
 「常識」とは、当たり前のことを言います。日常生活の中で人としての常識を知り、一つ一つしっかり覚えていきましょう。
 ところで、11月はふれあい月間でした。いじめについて真剣に考え、いじめ防止ポスターを全校で募集しました。優秀作品を学校の代表として練馬区に送りました。ポスターを作成することも大切ですが、最も重要なのは、本当にいじめをしないということです。
 また、いじめにつながるようなことでなかったとしても、友達に対して手や足が出てしまい、先生に指導されている子を時々見かけることがあります。学校の先生方は、「どんな理由があっても、相手をたたいたりけったりしてはいけない」ということを基に指導しています。相手に暴力をふるうことは、何の解決にもなりません。
 もし、友達からの暴力について困っていることがあったら、先生方や家の人、相談室の先生など、誰でもよいですから伝えるようにしてください。また、もし大人からの暴力で困っていたら、今日配布するプリントを使って、必ず相談するようにしてください。3種類のプリントがあります。1つは「学校生活を楽しく過ごすために」というプリントです。大人からの暴力ということで、学校では先生方が大人ですので、こういうことはありませんかという手紙になっています。2枚目は相談窓口の連絡先、3枚目は相談したいことを書いてポストに投函できる手紙です。(実物を見せて説明する。)・・・
 続いて、今年度のジュニアリーダー養成講座に参加した2名の修了証授与を行いました。今年度は、5年生と6年生の男子1名ずつがジュニアリーダーに参加しました。一人ずつ、活動した内容の紹介と来年度に向けての参加を呼びかけてもらいました。(写真上)
 次に、保健委員会からハンカチ・ティッシュ調べの連絡がありました。2学期最後の調査があるようです。(写真下)

12月15日(金)

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 3年生は、国語の時間に「冬のくらし」という学習をしています。生活の中で冬らしさを感じる言葉についての語彙を増やしたり、身の回りで冬を感じたものについて文章に書き表したりする学習です。
 3年生の国語では、それぞれの季節に応じて「春のくらし」から「冬のくらし」までの単元があり、2時間扱いで1学期から学習をしてきています。ちなみに、2年生は「〇がいっぱい」、4年生は「〇の楽しみ」(〇には、春夏秋冬が入る)という季節の単元が同じようにあります。
 3年生の教科書には、まず「ゆき」という川崎 洋さんの詩が載っています。「はつゆき ふった こなゆき だった くつの下で きゅっきゅっとないた どかゆき ふった のしのし ふって ずんずん つもり ねゆきに なった べたゆき ふって ぼたゆき ふって ざらめゆきに なって もうすぐ 春だ」…この詩を太平洋側の子ども達に理解させるのは難しいことです。大人でも経験しないと分からないでしょう。(写真上)
 新潟生まれの私にとっては、この詩に出てくるどの雪も、とても身近なものとして育ちました。「ねゆき」は漢字で「根雪」と書きます。3年生の子ども達はいろいろ想像していたようですが、これこそ雪国で生活した人でないと分かりません。11月の下旬から雨が次第にみぞれ混じりになり、地面に雪が積もるようになります。しかしそれらの雪は、晴れた日や雨の日になると解けてしまい、また地面が見えてきます。それをしばらく繰り返した後、12月下旬に一度大雪の日がやってきます。するとその雪は全て解けずに残り、1月、2月と降り続く雪の土台となって残っていきます。それを「根雪」と言います。
 「どか雪」は「大雪」のことで、一晩で本当に1m以上積もる時があります。気温が低いと粉雪になりますが、日本海側では「べた雪」と呼ばれる湿った雪が降ることが多いです。「ぼた雪」も同様に湿り気が多く、雪の結晶がくっつき合って大きめの雪がぼたぼたと落ちてくるから「ぼた雪」です。2月に入ると、昼間のうちに表面が解け、翌朝の冷え込みでまた凍るを繰り返すようになってきます。そうするうちに、一度積もった雪の上の部分がまるでザラメのような氷の粒状に変わっていきます。これが「ザラメ雪」です。雪国にも晴れの日が少しずつ見られるようになってきた証拠で、待望の春が近づいてきたことを感じさせてくれます。
 今週月曜日の全校朝会で、「お手本をよく見よう」という書き初めの話をしました。2学期の学校生活も残すところ1週間余りとなり、どの学年もそろそろ書き初めの練習に取り組み始める頃になりました。
 今日は、4年2組が習字道具を用意して視聴覚室に行き、書き初めの練習をしていました。実はこの視聴覚室、旭町小ではとても便利な部屋となっています。まず、北校舎の1階にあり、静かな環境で集中して学習ができることです。そして何よりも、部屋が広く、フリースペースとして使える場所になっています。旭町小には、空き教室として多目的室やパソコン室(現在はパソコン類は撤去されています。)がありますが、どちらも普通教室と同じ広さです。書き初めの場合には、新聞紙を広げて一人分の場所を大きく使うため、視聴覚室はとても重宝します。
 4年生の書き初めは、「明るい心」を書きます。中心をそろえて書くとともに、漢字とひらがなの文字のバランスを整えて書けるように練習していきます。また、左側に書く、「学年と名前」も重要です。新聞紙を書き初め用半紙の大きさに切って用意したり、練習用に半紙を購入したりするとたくさん練習することができます。(写真中)
 1年生は、図工の時間に「ふわふわゴー」という作品を作りました。発砲トレーやカップ麺の容器に風が入る穴を開け、うちわであおぐと動き出す仕組みを利用した工作です。
 まず、家から持ってきた容器を手にしてみました。動物や乗り物など、動いて楽しそうなものに見立ててから、折り紙などで飾りをつけていきました。次に、風が入るための入口をはさみで切り開いて完成です。
 出来上がった子からうちわで風を送ってみました。うまく風が入口から容器の下に入ると、本当に「ふわふわゴー」と動き出します。子ども達のうちわのあおぎ方がいろいろなため、容器が浮き上がったりひっくり返ったりと、それはそれでとても楽しそうでした。(写真下)

12月14日(木)

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 4年生は、理科の時間に「ものの温度と体積」の学習をしています。理科室で行う実験内容が多い単元です。空気や水、金属の体積の変化に着目して、それらと温度の変化とを関係付けて調べることを目的とした学習を行います。さらに、様々な実験器具の扱い方の技能も身につけていきます。
 今日は、4年2組の子ども達が、「空気の温度と体積の変化」の実験を行っていました。試験管の中の空気が、温かくなった時と冷たくなった時とでどのように変化するのかを実験で確かめました。試験管の口に液体洗剤で膜をつけ、お湯の入ったビーカーや氷水の入ったビーカーに入れて実験しました。・・・試験管をお湯につけると、洗剤の膜がシャボン玉のように膨らんできました。逆に、氷水で冷やすと、膜が試験管の中に入っていきます。これらのことから、空気は温まると体積が増え、冷たくなると体積が減るということが分かりました。(写真上)
 続いて次の時間に、温度による水の体積の変化についても実験しました。水は、温度による体積の変化があるでしょうか? 試験管に水をなみなみと入れ、空気同様にお湯で温めたり氷水で冷やしたりしてみました。・・・空気ほど顕著ではありませんが、水も同様に温めると体積が増え、冷やすと減るということが確かめられます。この単元に入り、いかにも理科の実験という感じが高まってきました。子ども達の興味・関心も同様に高まってきたことでしょう。
 5年生は、理科の時間に「ふりこの動き」の学習をしています。振り子が1往復する時間は、どんな条件で変わってくるのだろうかということをテーマに、条件制御を考えながら実験をしていく単元です。振り子が振幅する時間が変わりそうな条件として、「振れ幅」や「糸の長さ」、「重りの重さ」が考えられます。その一つ一つについて、順に調べているところです。実験の方法は、調べる条件だけを変え、他の条件は同じにして行うことが重要です。そして、10往復する時間を計るとともに、何回か実験したデータを平均して比べていくようにします。
 1組では、振れ幅を変えて、振り子が往復する時間を調べていました。振り子を小さく振った場合と大きく振った場合とで、かかる時間に違いがあるでしょうか? 振幅が大きいほど時間がかかりそうですが、実際に実験をしてみると変わらないことが証明されます。ブランコで大きく振って10往復するのと、小さく10回振るのとでは、かかる時間は同じということになります。(写真中)
 先にあげた3つの条件のうち、1往復の時間が変わるのは1つだけです。これは、大人でも意外に多くの人が思い違いをしているのではないかと思われます。
 5校時に、2年2組で算数の研究授業がありました。「九九をつくろう」というかけ算の単元の終わりの方の授業場面でした。
 「かけ算は、九九を覚えて計算できれば大丈夫」と考えがちですが、それは間違いです。かけ算の学習で最も大切なのは、九九の暗記や計算だけではなく、かけ算の基本的な意味を知るところにあります。かけ算の基本的な意味とは、「一つ分の数」×「いくつ分」で「全体の量」が求まるというところにあります。
 今日の2組の授業では、並んでいるたくさんのチョコレートの数を、九九を使って様々な方法で答えを見つけるという問題に挑戦していました。子ども達は、縦の並びや横のまとまりに着目し、一つ分の数といくつ分を意識しながら求めていきました。
 そして、今日の研究授業での大きなポイントとなったのは、タブレットの活用でした。自分の考えをタブレットに書き込み、オクリンクの機能を使って先生に提出します。子ども達は数のまとまりを様々に考え、いろいろな解き方で発表していました。算数に限らず、今後もICTの活用がさらに広まっていくようにしていきます。(写真下)

12月13日(水)

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 1年生は、国語の時間に「日づけと よう日」という学習をしています。身近な日付と曜日を表す言葉について、語彙を豊かにすることをめざす単元です。
 教科書には、日付歌と曜日歌が載っていて、リズムよく繰り返し読みながら覚えられるようになっています。日付歌は、「一月一日 お正月。 二月二日は みんなで こたつ。 三月三日は ももの 花。」と続き、十月十日の次に、「十一月十一日 おちばひろい。 十二月二十日は、はやく こい こい お正月。」となっています。「ついたち ふつか みっか よっか いつか むいか なのか ようか ここのか とおか はつか」という読み方は、1年生にとって初めて聞いた子がいたかもしれません。「いちにち ににち さんにち・・・」と言っていた子が多かったことでしょう。これからは、その日の日付が出てくるたびに読み方を声に出しながら覚えていくようにすることが大切です。(写真上)
 ところで、「十四日」はどのように読みますか? 「じゅうよっか」がよく使われるので、「じゅうよんにち」と読むのは間違いのように感じられます。大人がそう読んだら笑われてしまいそうですが、正式には「じゅうよんにち」でも間違いではないようです。
 6年生は、理科の時間に「てこのはたらき」の学習をしています。今まで、てこのはたらきにより、重いものを小さな力で持ち上げられることを学習してきました。また、てこのはたらきでの「支点・力点・作用点」についても学習しました。
 1組では、生活に使われている道具の中から、てこのはたらきが使われているものについて考えていました。教科書には、ペンチや栓抜き、トング、くぎ抜き、空き缶つぶし器、ピンセットが写真入りで載っています。子ども達が持っているはさみもてこを利用した道具であるため、実際に紙を切って力の伝わり方を確かめていました。(写真中)
 他にも、穴あけパンチやホチキス、洗濯ばさみなどもてこの原理が使われている道具です。また、缶ジュースのプルタブも、よくよく見るとてこの原理を使ったつくりになっていることが分かります。
 5年生は、算数の時間に「面積の求め方を考えよう」という学習をしています。まず、この単元の最初に、平行四辺形の面積の求め方について学習をしました。平行四辺形を同じ大きさの長方形に形を変えることで、「底辺×高さ」の公式を導き出しています。それを受けて、次に三角形の面積の求め方について考えていきました。
 算数の学習で基本となるのは、「今まで習ったことを使って新しい学習を解決していく」ということです。面積の学習では、今まで正方形や長方形、平行四辺形の面積の求め方(公式)を習得してきました。新しく三角形の面積を求めるには、今まで面積の求め方を習った図形に変形できれば求められるということになります。
 求める三角形を切り分けて長方形にすることもできますが、合同な三角形を2つ重ねれば、平行四辺形の半分という見方もできます。平行四辺形の面積は「底辺×高さ」なので、それを半分にするため、「底辺×高さ÷2」という公式が導き出せます。(写真下)
 こういう学習を「算数のおもしろさ」として感じられる子は、今後伸びていく素質ありです。

12月12日(火)

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 1年生は、国語の時間に「むかしばなしを よもう」という学習をしています。1年生は、自分で本を読む機会がだいぶ増えてきました。この単元では、外国の昔話に親しみ、読んで感じたことを友達と共有し合います。また、外国の昔話には、いろいろなお話があるということを知るための学習でもあります。
 1学期末には、「おむすびころりん」の学習がありました。日本の昔話について学び、読書の世界を広げる学習でした。今回は外国の昔話として、「おかゆのおなべ」という話が教科書に載っています。・・・食べ物に困っていた女の子が、森の中で不思議なお鍋をもらいます。「おなべよ 煮えろ」と言うと、おかゆが出てきて、「おなべよ 止まれ」と言うまでおかゆが出続けます。ある日、お母さんが「おなべよ 煮えろ」と言っておかゆを出したものの、それを止める呪文を知らず、お鍋からおかゆが町中にあふれ出してしまいました。・・・これは、グリム童話の一つで、「使い方を知らない物を勝手に使うと、とんでもない事になる」という教訓を含んだお話です。
 教科書では、他に外国の昔話として、イソップ童話の「北風と太陽」や「ライオンとネズミ」、イギリスの童話「ジャックと豆の木」の本などが紹介されています。子どもに絵本の読み聞かせを続けることは、自己肯定感を築いたり、社会性を高めたりするために大切な習慣であると言われています。その中でも、昔話や童話を子ども達に積極的に勧めているのは「人としてどう生きていくべきか」という道徳的な意味合いが物語に含まれているからです。「人に優しくしなければならない」とか、「思いやりの心をもたなければならない」と口で言われるよりも、一つの物語を見聞きすることの方が、はるかに子ども達に浸透していきます。
 とはいえ1年生にとっては、外国にもいろいろな昔話があり、楽しそうだなと思って読書の幅が広がっていくのが何よりです。(写真上)
 今月の体育の授業では、跳び箱を使っている学年が多く見られます。1年生は、体育館での体育の時間に、「跳び箱遊び」の学習をしています。1,2年生では、正式には「跳び箱を使った運動遊び」という領域で指導しています。踏み切りや手のつき方、跳ぶ姿勢などの技能に関しては、器械運動の「跳び箱運動」となる3年生から指導することになります。
 1年生は、たくさんの跳び箱を使った「遊びの場」を設け、学年全員で行うようにしています。跳び箱を使った運動遊びは、支持、回転、手足での移動などの基本的な動きができるように、様々な場を用意することが大切です。そうすることで、子ども達の中から遊び方を工夫したり、友達に伝えたりする学習も生まれてきます。跳び箱に上がって飛び降りたり、手をついてまたいだり、さらには跳び越したりと、どの子も生き生きと遊ぶ様子が見られました。(写真中)
 とかく高学年になるにつれ、跳び箱に対する恐怖心から跳ぼうとしない子が見られるようになるものです。低学年のうちからたっぷり遊ばせることで、跳び箱は楽しいという意識を持たせていくことが重要です。
 5,6校時に、6年2組が調理実習を行っていました。「まかせてね 今日の食事」という学習における「焼きそば(または焼きうどん)作り」の調理実習でした。先週まで、グループごとに計画を立ててきました。栄養のバランスを考えた食事ということで、焼きそば(焼きうどん)に入れる具材を検討し、材料を分担して持ち寄りました。
 材料を切る子やフライパンを熱して準備をする子と、調理作業もきちんと協力して行っていました。2組は、焼きそば派がほとんどでしたが、焼きうどんに挑戦していたグループもありました。うどんをサッとゆでてから、手際よくフライパンに入れていました。(写真下)
 出来上がったグループから試食を始めましたが、ついさっき給食を食べたとは思えないほどの食欲でした。やはり自分たちで作った料理は格別です。ぜひ、土日の昼食や冬休み中に、今回調理実習で体験したことを家庭でもやらせてみてください。
 6年生のこういう姿をどこかで見たような…と考えてみたら、1学期の武石移動教室のことが思い浮かびました。初日に鷹山牧場に行き、すぐにバーベキュー体験がありました。牧場の方々の指導のもと、野菜や肉をみんなで焼いて食べました。ちょうど半年前の思い出ですが、そういう経験があって友達と協力する調理が上達したわけです。

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