7日3日(水)2校時(9時35分〜)に、体育館にて情報モラル教室があります。5,6年生への指導の様子を公開いたします。続けて保護者向けの講習会もあります。ぜひご参加ください。

12月11日(月) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1年生は、算数の時間に「どんなけいさんになるのかな?」という学習をしています。先週まで、繰り下がりのあるひき算の学習をしてきました。また、その前は繰り上がりのあるたし算の学習もしてきています。この単元では、繰り上がりや繰り下がりのあるたし算・ひき算の応用問題として、文章題から立式して計算をする学習に取り組みます。
 教科書には、見開きの2ページにわたり、動物園の絵が載っています。1問目は、オスとメスのライオンがいる絵の問題です。「おすのらいおんと めすのらいおんは、みんなでなんとういますか。」たてがみのあるオスのライオンは4頭、たてがみのないメスは7頭の絵が描いてあります。文章題から、「みんなで」という言葉に着目し、「これはたし算だ」と判断しなければなりません。続いて立式が「4+7」となり、繰り上がりのあるたし算の計算で「答え…11頭」となります。(写真上)
 2問目は、シマウマの問題です。「おやのしまうまと こどものしまうまでは、どちらがなんとう おおいでしょうか。」2量の違いを聞いているので「ひき算」を使いますが、これがひき算であると理解するのに時間がかかる場合がありそうです。1学期に、繰り下がりのないひき算の学習(「のこりはいくつ ちがいはいくつ」の単元)で学習済みではありますが…。
 さらに3問目は「しまに4わくると、しまにいるぺんぎんは なんわになりますか。」で、4問目は「はとがいます。6わとんでいくと、のこりはなんわになりますか。」という問題です。「来ると」は「増えたからたし算」、「飛んでいくと」は「減ったからひき算」とすぐに立式できるでしょうか。たし算やひき算の計算カードはできたとしても、こういう文章題で立式することができて算数の理解が本当に深まったことになります。どの学年でも、算数の文章題は一番の難関です。
 6年生は、国語の時間に「冬のおとずれ」という季節の言葉の学習をしています。四季に合わせて、二十四節気の言葉の意味を確かめ、短歌や俳句を音読する単元として教科書に載っている学習です。
 今年は、11月8日が「立冬」でした。その後、11月22日が「小雪」、そして先週木曜日の12月7日が「大雪」でした。大雪は、「寒気が増し、雪も激しくなってくる頃。この日を過ぎると、いっそう冬らしくなる。」と教科書に説明が書いてあります。ところが、今年は大雪を迎えても、全国的に暖かな日が続いています。今後は、「冬至」、「小寒」、「大寒」という二十四節気が続いていきます。
 1組では、冬の季語となる言葉を確認してから、今の季節にふさわしい俳句作りに取り組んでいました。季語は、季節ごとに実に多くの言葉があります。歳時記を見ると、「これもこの時期の季語になるのか…」と気づかされます。俳句の査定をする番組があり毎週見ていますが、とても勉強になります。ところで、6年生の子ども達はどんな俳句を詠んだことでしょう。(写真中)
 4年生は、社会科で玉川上水の学習をしています。東京都について学習をする中で、郷土の発展に尽くした人々の思いや苦労を学ぶために、玉川上水について調べてきました。
 玉川上水は、江戸時代に玉川兄弟が中心になって事業を進めました。現在の羽村市に取水堰があり、四谷までの43kmを結ぶ上水用の水路でした。水を流すには、傾斜がなければうまく流れません。現在のような測量の機器がなかった時代に、当時の技術を駆使して完成させた努力は並々ならぬものがあります。2組では、アニメ版の動画で当時の様子を学んでいました。提灯の明かりを灯して夜通し測量をしたことや、硬い岩盤の工事に苦労したことなどが描かれていました。(写真下)
 現在も東京都羽村市に行くと、多摩川から水を取り入れる取水堰が残っていて、近くに玉川兄弟の銅像が建っています。

12月11日(月) その1

画像1 画像1
画像2 画像2
 全校朝会を校庭で行いました。書き初めの時期に合わせて、「お手本をよく見よう」という話をしました。(写真上)
・・・そろそろ今週から、書き初めの練習が始まります。冬休みが明けて3学期に入ると、また全校ですぐに書き初めを行います。そして、そこで書いた作品を校内書き初め展として展示します。また、各学級から代表児童を選び、練馬区全体の書き初め展にも出品することになります。いよいよ書き初めに向けてがんばる時期になりました。
 どの学年にも、冬休みの宿題として書き初めの宿題が出されます。そのためにも、まずは今学期中に書き初めの授業を通じて、きちんと練習をしておくことが大切です。1,2年生は鉛筆で書く「硬筆」、そして3年生以上は習字道具を使って書く「毛筆」による書き初めです。硬筆も毛筆も、書き初めを行う上で大切なことは、「お手本をしっかり見る」ということです。書き初めを行う時には、必ず左側にお手本を置き、筆を置く位置や文字の長さ、文字の太さなどを確認しながら書いていきます。一つの漢字を書くとしたら、その一文字を書くために、漢字の画数分お手本を見ることが必要になります。つまり、漢字の一画目を書くためにお手本を見て確認する…一画目が書けたら二画目を書くためにお手本を確認する…というように繰り返しお手本を見てから書いていくのです。書き初めを上手に書く人は、必ずお手本と自分が書く用紙を見比べながら、ていねいにゆっくりと書き進めていきます。自分の納得のいく文字がしっかり書けるように、がんばりましょう。
 さて、書き初めのお手本の話をしてきましたが、今度は「人のお手本」の話です。学校の中で、みなさんのお手本になる子どもと言ったら、誰になるでしょうか? まず、5年生や6年生の高学年の人達が学校全体でのお手本と言えます。この2学期を振り返ると、運動会での5,6年生の姿は、1年生から4年生までのみなさんの立派なお手本にふさわしい活躍でした。また、日頃の委員会活動やたてわり班活動、さらには登校班の先頭に立ってしっかりとあいさつをする姿も、常にお手本となっていることを忘れてはなりません。お手本となる高学年が、いつもそれにふさわしい行動をしていれば、いつか高学年になっていく子ども達もよくなっていくのです。
 お手本となる子どもは、5,6年生のみなさんだけではありません。各クラスの中にも、すばらしいお手本となる子がいるはずです。それは、進んで発表している子であったり、給食当番や日直の仕事をしっかり行っている子、先生が見ていないところでもきちんと掃除をしている子、あるいはいつも友達にやさしい子であったりします。自分達の身の回りには、たくさんの良いお手本となる仲間がいます。自分自身もそういう良いお手本になれるように、がんばっていくことが大切です。みんながそういう気持ちになれたら、きっとどのクラスも、どの学年も、そして旭町小全体も、もっともっと良くなっていくはずです。・・・
 続いて、読書感想文コンクールに応募した子ども達の表彰を行いました。代表で、入選した3年生の子に賞状を手渡しました。(写真下)

12月9日(土)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今日は、第二土曜学校公開日でした。また、道徳授業地区公開講座として、全学級の道徳の授業公開と講演会を行いました。
 1校時は、1〜3年生の道徳の授業公開がありました。道徳の授業内容(道徳では「内容項目」という言い方をします。)には、様々なものがあります。家族愛や生命尊重、勤労・公共の精神、国際理解…などなどです。実際、今日の道徳の授業も、各クラスでいろいろな教材を扱って授業が行われていました。
 道徳の内容項目には、「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」もあります。1校時では、3年1組で「ふろしき」という教材を使って伝統文化に関する道徳の授業が行われていました。
 ふろしきになじみのなかった主人公のゆう子が、きれいな布を見つけ、ふろしきであることを知ります。母から話を聞いて、実際に使ってみることでその良さについて身をもって知ることになりました。そして、他の日本の古いものの良さにも思いをはせていく・・・というお話です。3年1組では、実際に先生が用意したふろしきを使い、いろいろなものを包んでみました。教科書には、「重箱」、「大きなびん」、「キャベツ」の包み方が載っています。子ども達は、教科書やペットボトル、ボールなどを使って、ふろしきの使い方を実践していました。そこから日本の伝統文化の良さについて感じ取らせ、他にも日本独自の伝統的なものに目を向けさせていきます。(写真上)
 一方、3校時には、4〜6年生の道徳の授業公開がありました。同じく、日本の伝統文化の尊重に関する資料を扱った授業が2クラスありました。4年2組の「祭りだいこ」と5年2組の「曲げわっぱから伝わるもの」の授業です。
 「曲げわっぱ」とは、木のぬくもりが美しい日本が誇る伝統工芸品です。伝統や文化を守っていくために頑張っている人たちの心情に迫る道徳教材になっています。昔ながらの方法で曲げわっぱを作り続ける主人公を通して、伝統や文化を守っていくためには、何が必要なのかを考えさせていきました。(写真中)
 前後しますが、2校時は、道徳授業地区公開講座の講演会を体育館で行いました。講師として、元全国小学校道徳教育研究会会長で、現在大学の教授をされている生形 章 先生にお越しいただきました。「道徳科授業の特徴と 地域、家庭でできること」という演題で話をしていただきました。
 まず、「道徳の時間」から「特別の教科 道徳」という教科になった変遷について説明していただきました。道徳の授業は昔から週1時間行われてきましたが、平成30年の4月から「特別の教科」として位置づけられて授業が行われています。その大きな違いは、教科書を使い、評価を行うところにあります。以前は「副読本」と呼ばれる資料冊子を使っていました。また、通知表への評価は、5年前から記述式で始まりました。
 さらに、道徳科の学習の特徴として、(1)自分ごととして考える (2)押し付けない (3)話し合いをする (4)評価がある の4つを挙げ、それぞれが家庭教育にもつながることを話されていました。例えば、「自分ごととして考える」からは、けんかがあった時には、「もし自分がそんなふうに言われたら…」と考えさせるということです。「押し付けない」からは、「待つ、聴く、受けとめる」姿勢を大切にすること。「話し合いをする」では、家族で日頃から話し合う雰囲気をつくっておくこと。「評価」については、「他の子と比べない、よさを見つけて認め、褒める」ことの大切さについて話していただきました。(写真下)
 生形先生には、1,3校時に全クラスの道徳の授業を5〜6分ずつ参観していただきました。校長室に戻ってから、各先生方の良い点や改善点を指摘していただきました。さっそく先生方に伝えて、今後の道徳の授業改善に役立てていきたいと思います。

12月8日(金)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 朝、1年生から4年生の各クラスに絵本の読み聞かせがありました。毎月1回、読み聞かせボランティアの方々に活動していただいています。今日も各クラスで様々な絵本が紹介されていました。
 3年2組で読み聞かせがあったのは、「すごいね! みんなの通学路」という絵本でした。世界16か国の子ども達の通学風景を紹介した写真絵本です。「通学路」と言うと、旭町小の子ども達は「学校までの道路を歩いてくるもの」という感覚でいることでしょう。日本では、それがごく当たり前のことです。しかし、世界中の国々では、逆にそれがとても珍しいことなのです。
 バスや車に乗って、遠いところから通っている子どもの様子はまだ理解できます。しかし、通学路に川がある国の子ども達は・・・カンボジアでは、自分たちで舟をこいでいます。インドネシアでは、ゴムボートの上からロープをたぐりながら進んでいきます。また、ネパールやコロンビアでは、張られたロープにぶら下がって渡っているから驚きです。さらには、危険な断崖絶壁を歩いて通う国も…。
 他にも、水牛の背に乗ってほほ笑む女の子や、たらいに入った飲み水を重そうに頭に載せ、それでも笑顔を見せている男の子のページがありました。また、そんな世界中の通学風景の中、学校に通うことができずに泥だらけで働く少女の写真もあります。学校へ行けない、あるいは行く道のりに多くの危険がある子どもたちの存在を知ることで、自分たちの「当たり前」の幸せに気づかされました。(写真上)
 3年生は、理科の時間に「電気の通り道」の学習をしています。豆電球の明かりをつけるために、乾電池と導線を使って配線の仕方を考えていきます。そして、豆電球の明かりをつけるためには、電池の+極と−極から出た導線が、豆電球を通って一つの輪になるように配線することが大切であると分かりました。(回路という言葉を教えます。)
 そこで1組では、「豆電球をソケットなしで明かりをつけるにはどうすればよいだろう」ということをテーマに実験を行いました。使うものは、ソケットをはずした豆電球と乾電池、導線2本です。いろいろな予想が出てきたつなぎ方を試していく中で、明かりがつくつなぎ方を発見した子ども達から声が上がりました。そして、教室内から次々と「わかった!」という声が聞こえるようになりました。
 豆電球やソケットのつくりを教科書で確かめてみると、電球の中のフィラメントも含めて一つの通り道になっていることが分かります。豆電球の元の部分は金属でできていますが、ちゃんと+極と−極に分けて通電する箇所があります。(写真中)
 4年生は、国語の時間に「冬の楽しみ」という学習をしています。季節ごとに日本の文化や伝統的な行事、季節を表す言葉などについて学ぶ学習単元です。教科書には、「行事は、地域によって行い方や時期が違います。あなたの地域の冬の行事に関する言葉を入れた、かるたを作りましょう。」と書いてあります。(写真下)
 そして、12月〜2月の冬の季節行事の名前が紹介されています。「冬至」、「大みそか」、「お正月」、「節分」といった季節行事の中に、「正月事始め」がありました。毎年12月13日は、「正月事始め」の日となっていて、「すす払い」などの正月の準備にとりかかる日とされています。もともと、12月13日は、「鬼宿日(きしゅくにち)」と呼ばれ、婚礼以外のことは全て吉とされていた縁起のよい日でした。今年の正月事始めは、来週の水曜日です。そろそろ大掃除に向けて準備をしていきたいですね。
 教科書には、他に「かぼちゃ」、「年越しそば」、「おせち」、「雑煮」、「七草がゆ」などの食べ物に関する言葉も載っています。ちょうど今日の給食のニュースに、「年末年始には、多くの行事食があります。」と書いてあります。食べ物を通して、子ども達に年末年始をしっかり感じ取らせていきたいものです。

12月7日(木)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 6年生の音楽の時間に、全盲のピアニストの辻井伸行さんの映像を見ながら授業をしていました。6年生の音楽の教科書をめくると、表紙裏に2ページにわたって辻井伸行さんのことが紹介されています。
 辻井さんは、原因不明の病で視力を失うという障害をもって生まれてきました。幼い頃、ショパンの「英雄ポロネーズ」を聴くたびに足をバタバタさせて喜んでいた様子を見て、母親は音楽の才能を見い出しました。ピアノを指導する先生がつきっきりで毎日教えていましたが、目が見えないというハンディキャップを乗り越えてピアノを習得させるのは容易なことではなかったはずです。左手用と右手用の音階を、それぞれ別々のカセットテープに録音して聞かせながら音楽を覚えさせていったそうです。「楽譜があっても、本人には紙切れ同然だった」という言葉が衝撃的でした。
 音楽の才能を見出した母親もすごいですが、日々熱心にピアノの指導をした先生もすごいと思います。そしてさらに、本人の努力のすごさが重なりました。辻井さんは、2009年にヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで、日本人として初優勝して以来、国際的に活躍しているピアニストです。(写真上)
 同じく全盲のピアニストとして、梯 剛之(かけはし たけし)さんも有名です。12月号の学校だよりに、全盲のテノール歌手の新垣 勉さんのことを書きました。世界に目を向ければ、さらにたくさんの全盲の音楽家が活躍していることでしょう。視覚障害を乗り越え、音楽に才能を発揮してがんばっている人たちを見ていると、大きな勇気がもらえるような気がしてきます。また、そういう方々は、音楽が美しいだけでなく、人としての心が美しい人であると思います。
 3年生は、国語の時間に「すがたをかえる大豆」という学習をしています。この単元では、説明文の読み取りだけでなく、食べ物について興味をもったことを文章に書き表す活動もしていきます。
 2組では、グループごとに食品を選び、図書資料をもとに調べ学習をしていました。大豆がしょう油や豆腐に姿を変えていたように、他の食品も様々に姿を変えています。魚は、ちくわや干物、燻製などに、トウモロコシは、ポップコーンやコーンフレークなどに、という具合です。
 「米」について調べているグループがありました。炊けば「ご飯」、にぎれば「おにぎり」、蒸してつけば「餅」になります。他にも、「米酢」や「みりん」の原料になったり、粉にして「せんべい」や「団子」が作られています。秋田では、「きりたんぽ」にも…。調べた中から、自分で説明文に書き表していくところが大切な勉強です。「はじめ」、「中」、「終わり」の構成を考えて、どのように説明文にしていくでしょうか。(写真中)
 ところで、昨日のテレビ番組の中で、日本のお菓子が世界の人たちにどのように受け入れられるかが放送されていました。日本の代表的なお土産用のお菓子を3つの国の人に食べてもらい、順位を競いました。「せんべいは硬いからダメ」という国があったり、「あんこは好きじゃないわ」という国があったりと、日本人とは違った感覚なんだなと思いました。第一位になったのが、沖縄の「ちんすこう」だったのが意外でした。海外の人には、濃い目のはっきりした味つけが好まれるようです。
 5年生が書き初めの練習を始めました。5年生の書き初めの課題は、「新しい風」です。「風」という漢字のバランスが難しそうです。
 今日は、いつもの習字用半紙に書いて練習をしていました。今月中にどの学年も書き初めの練習を行うとともに、清書用紙にも挑戦していきます。そして冬休み中には、書き初めの練習と清書が宿題として課されます。冬休みならではの宿題と言えるでしょう。(写真下)
 3学期が始まると、すぐに全校で書き初めに取り組みます。校内書き初め展や区の書き初め展もあるため、この1か月間の練習がとても重要になります。来週の全校朝会は、書き初めについての話をしようと思います。

12月6日(水)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 10月下旬、2年生が算数の時間に「かけ算」の学習に入ったことをお伝えしました。そこからかけ算九九の学習が始まり、5の段、2の段、3の段…と暗唱する段がどんどん増えていきました。今日は、2組で「九の段」の学習をしていました。これでいよいよ、全ての九九の段が終了することになります。最後に1の段の学習がありますが…。(写真上)
 2年生は、「九九れんしゅうカード」と「めざせ! かけ算マスター」の2つのカードを使って、家でも学校でも毎日九九の練習をしています。特にかけ算マスターになるには、4つの試練に合格しなければなりません。まずは、×1、×2、×3…と、順にゆっくり九九を唱えることができるかのテストがあります。次に、スラスラと10秒以内に唱えるテスト。そして、×9、×8、×7…と、上から順に言えるかどうかのテスト。さらには先生がランダムに出題する九九を言えるかどうかのテストです。
 どの子も練習を毎日行っているだけあり、だいぶ合格シールが増えてきたようです。毎時間、意欲的に先生のところに行って、九九の検定を受けている様子が見られます。
 全国的に、そして昔から九九の難関と言ったら「七の段」です。(続いて「八の段」、「六の段」でしょうか。)昨日、2年生の子に聞いてみたら、「ぼく、七の段を合格したよ。」と話していたので、試しにその場で言わせてみました。やはり、と言うべきか・・・「7×4=24」、「7×6=48」と、間違えやすいところをお手本のごとく間違えていました。合格しても、繰り返し練習していくことが大切です。
 6年生は、理科の時間に「てこのはたらき」の学習をしています。1組の子ども達が実際に道具を使い、てこの原理を確かめる実験をしていました。ビニールテープで目盛りをつけた棒と支柱、重りとなる砂袋を用意し、グループこどに実験に取り組みました。
 重い砂袋も、棒を使って持ち上げると、場合によってはかなり軽い力で持ち上げることができます。てこの学習で最も大切な3つの点、支点と力点、作用点について学びました。棒を支えているところが支点で、重りを吊るすところが作用点、棒を握って押し下げるところが力点になります。実験では、まず力点の位置を変えて試してみました。支点から近いところと遠いところとで、力点の位置が変わるだけでずいぶん持ち上げる力に違いが生じることが分かりました。(写真中)
 「シーソーと同じだ…」とつぶやいていた子がいました。その通りです。シーソーは、まさにてこの原理を使った道具です。人が乗る位置を変えることで、重い大人を軽い子どもが押し下げることができます。
 4年1組の子ども達が、バケツを使って砂を運んでいました。4年生は社会科の時間に、「玉川兄弟と玉川上水」の学習をしています。玉川上水は、江戸時代につくられた上水道です。現在の羽村市から多摩川の水を引き入れ、43kmも離れた四谷までの区間を通っていました。全て当時の江戸幕府のために、玉川兄弟が中心となって行った偉業でした。
 驚くべきことに、現代のような重機のない頃、人々の力だけで8か月余りで完成しました。玉川兄弟の計画のもと、多摩川沿いの農民たちも一緒に加わって、昼夜を通して続けられたそうです。
 4年生の教科書には、当時の工事の様子を表した絵が描かれています。鍬(くわ)や「もっこ」を使い、人々が土を運んでいる様子が載っています。そこで、実際に土がどれだけ重いものか、子ども達に体験させてみることにしました。砂をバケツに入れ、もっこのようにしてかついでみると、2人がかりでも重くて大変なことが実感できました。(写真下)

12月5日(火)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 たびたび1年生の算数(繰り下がりのあるひき算)のことをお伝えしていますが、今日もその話題です。それだけ重要で奥が深いと思ってください。
 問題です。「16−7」・・・ご自身で、どのように答えの「9」を出したかをよく考えてみてください。1年生の算数では、最初に次のように教えてきました。「16を10と6に分ける。10から7をひいて3。その3に残った6をたして9。」算数ブロックを使って考えさせると、1の位の6から7がひけないということが大きな課題になります。「10の束からだったらひくことができる」ということで、この考え方の方が子どもにとって分かりやすいようです。ひいてからたして答えを求めるので、「減加法」という考え方です。(子ども達には、「ひいてからたす方法」と言っています。)
 一方、こう考える方法もあります。「16の一の位の6をまずひいてしまうと、7−6=1。残った10からあと1ひかなければならないから、10−1=9。」これは、ひいてからまたひくので、「減減法」と呼ばれる考え方です。(子ども達には、「ひいてからひく方法」と言っています。)
 最初の問いに戻り…みなさんはどのように考えたでしょうか? 私は「減減法」で普段計算しています。11−9とか、12−8などの時は、減加法が優先して答えを出しているかもしれません。しかし自分は、先に一の位の端数をかたずけて計算しているような気がします。
 1年生の段階では、減加法の方が分かりやすいため、そちらを主に指導するようになっています。ただ、減減法についても触れているページがあり、やり方を理解させることになっています。最終的には、自身のやりやすい方法で計算ができればよいことになっています。(写真上)
 2年生は、国語の時間に「冬がいっぱい」という学習をしています。冬を感じる言葉を自分の経験の中から探すことを目標とした学習です。また、冬を感じるものをカードにまとめて、説明する文章を書くことについても指導します。
 教科書には、冬を感じさせるものとして、「みのむし、せんりょう、つばき、さざんか、ひいらぎ、ゆず、はくちょう、すいせん、うめの花、まがも、はくさい、みかん」が載っています。さすがにこの時期なので、昆虫は「ミノムシ」だけが紹介されています。
 ミノムシは、ミノガ科の蛾の幼虫が越冬するために、枯れ枝などをまとっている状態を言います。最近はミノムシを見かけなくなった気がします。今の子ども達は、見たことがあるのでしょうか。
 1組では、教科書の例を参考に、冬を感じるものをカードに書き表していました。雪やクリスマスに関するものが多かったようです。(写真中)自分だったら、シクラメンでしょうか。先日、贈答用のシクラメンを求めて、隣町のガーデンセンターに行ってきました。
 3年生は、国語の時間に「短歌を楽しもう」という学習をしています。3年生以上の国語の時間に俳句と短歌を学習する単元がありますが、短歌について習うのは、3年生にとって今回が初めてのことです。
 まず、短歌が「五・七・五・七・七」の三十一音で作られていることや、情景や心情を込めた詩であることを学びました。教科書には、4首の短歌が載っています。良寛さんの句や、百人一首にある有名な2首(「奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の…」、「天の原 振りさけ見れば 春日なる…」)もありますが、私は断然に藤原 敏行の句が好きです。「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」・・・以前は高学年で指導した短歌でしたが、現在は3年生の教科書に出てきているのでびっくりです。3年生の段階では、文語調の短歌を音読したり、暗唱したりして楽しむことを中心に学習します。(写真下)
 8月の中旬、中庭でサクラ草の植え替え作業をしていた時のことでした。猛暑の中にも、微かに吹いてくる風を感じ、首筋を流れる汗を涼しくしてくれました。そんな時に、いつもこの句を思い出します。

12月4日(月) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 5年生は、国語時間に「固有種が教えてくれること」という説明文の学習をしています。この説明文では、ところどころに「資料」として、図やグラフ、写真等が効果的に使われています。そのため、文章と図表との対応を読み取ったり、それらの資料の効果を考えたりすることを目的とした教材として学習展開をしていきます。そして、さらにその効果を自分の表現に生かすために、「書く」活動にも結び付けていきます。
 この説明文では、分かりやすい基本三部構成(はじめ・中・終わりの三部構造)になっています。さらに、序論の内容が結論部に含まれる「双括型」の説明文となっているため、子ども達にも分かりやすい構造です。そして、筆者の主張である「固有種がすむ日本の環境をできる限り残していかなければならない」ということを伝えるために、日本の固有種の多さとその理由、そして日本の固有種の現状が事例として取り上げられています。
 説明文の前半では、「アマミノクロウサギ」を例に、イギリスよりも日本の方が固有種が圧倒的に多い秘密について説明しています。さらに、大昔に大陸とつながっていた頃の図を使い、日本に固有種が多くなった理由を分かりやすく説明しています。
 1組では、説明文の終わりの10〜11段落についての読み取りを行っていました。ここでは、「ニホンカモシカ」を取り上げて説明をしています。ニホンカモシカは、乱獲のために一時は絶滅したのではないかと心配されました。そこで天然記念物に指定すると、今度は逆に全国で増え始めてきました。その結果、天然林がニホンカモシカに食害されるという被害が深刻になってきています。筆者は、固有種を守るということは、その環境を保全することが必要であると説いています。(写真上)
 近年、クマの出没がよくニュースになっています。クマと人間との住み分けができていたはずの日本の山の環境が、どこか崩れてきているのではないかと思います。
 今日の全校朝会で、「繰り返し続けること」として1年生の算数について取り上げました。繰り下がりのあるひき算の学習を、毎日繰り返し解いてがんばっていることを話しました。今日も1年生の各教室では、計算カードを使って繰り下がりのあるひき算の練習をどの子もがんばっていました。
 計算カードを使った遊び方については、教科書83ページにも載っています。2人組でカードを1枚ずつ出し合い、答えが大きい方が勝ちとなるゲームです。ひき算の式が書いてある側を上にしてカードを出し合うのですが、まず自分のカードの答えを計算することができなければ勝負になりません。まだひき算の答えを出すのに時間がかかっている子が多いようです。中には、カードの裏をちらちらと見て相手に注意されていた子もいました。今後も繰り返し学習していくことが必要なようです。(写真中)
 3年生に「しょう油もの知り博士の出前授業」がありました。3年生は、国語の時間に「すがたをかえる大豆」という説明文を学習しました。また、総合の学習の時間に、大豆についての調べ学習にも取り組んでいるところです。大豆を使って作られているしょう油について詳しく勉強するために、毎年この出前授業を申し込んでいます。
 家庭科室で、1クラス1時間ずつ授業を受けました。しょう油の原料は、大豆と小麦と塩です。そして、さらに大切なのが、それらを発酵させるための「麹菌」の存在です。発酵させていく段階で、麹菌が乳酸菌になり、さらに酵母菌へと変わっていくそうです。そこでアミノ酸のうま味成分が生まれてきます。800年以上も歴史がある日本のしょう油が、今世界で最も注目される調味料であるのは、この「うま味成分」が含まれているところにあります。(写真下)
 授業の後半では、「出来上がったばかりのもろみ」と「もろみを絞った生醤油」、そして「売られているしょう油」(生醤油を火入れして菌を殺したもの)の味見をさせてもらいました。昔は、「ガラスの入れ物に入った真っ黒な液体」というイメージのしょう油でしたが、最近は酸化しないための容器で売られているものが主流になっています。生醤油に近いきれいな赤橙色のしょう油が、そのまま家庭の食卓で味わえるようになりました。

12月4日(月) その1

画像1 画像1
画像2 画像2
 校庭で全校朝会を行いました。「繰り返し続けること」というテーマで話をしました。
・・・学校には、繰り返し続けることがたくさんあります。1年生は、算数の学習として、繰り下がりのあるひき算の勉強をしています。繰り上がりのあるたし算の勉強の時もそうでしたが、1時間や2時間の学習で終わりというわけにはいかないですよね。繰り下がりのあるひき算について、算数ブロックを使って計算の仕方を考えました。そして、計算のやり方が分かった後も、教科書やプリント、ドリルの問題に繰り返し取り組んでいるところです。
 2年生は、先月からかけ算九九の学習が始まりました。5の段から始まり、2の段、3の段と続き、2学期中には全ての九九を覚えることになります。九九の練習カードや、かけ算マスターのカードを使って、学校でも家に帰ってからも毎日九九の練習を繰り返しがんばっています。3年生以上のみなさんは、この2年生の時期に九九を覚えることの大切さについて、よく分かっているはずです。かけ算九九をマスターしておかないと、3年生からの算数の学習に大きく影響してくるからです。校長先生も、そして旭町小の先生方も、さらにはみなさんの家の人たちも、小学校2年生の頃に何度も何度も九九を唱えて練習して身につけてきました。九九を暗記するということは、繰り返し何度も声に出して練習するしかありません。
 繰り返し続けることは、算数の勉強だけではありません。国語の音読や漢字練習も、1回で終わりということはないですよね。毎日のように繰り返し練習するから身についていくのです。国語の教科書の音読は、どの学年でもよく宿題になっていることでしょう。物語や説明文を新しく習いました。最初は、新しい漢字が出てきたり、どこで区切ってよいかが分からなかったりして、つっかえつっかえ読むことになります。しかし、毎日音読を繰り返すことで、スラスラと読めるようになります。
 体育の学習でも、マット運動の技を繰り返し練習したり、ボール投げを繰り返し練習したりして上手になっていきます。図工の学習でも、何本も釘を打ったり電動糸のこで板を切ったりして上手になっていきます。そう考えると、学校での勉強のほとんどが「繰り返し続ける」ことで身につく学習であると言えます。何事も、根気強く毎日毎日繰り返していくことが大切なのです。
 「繰り返し続ける」と言えば、サクラ草の管理も同じです。毎日、水と愛情をあげ続けていますか? 先週から花が咲き始めた鉢があります。4年生のSさんのサクラ草の鉢に、白いかわいらしい花が開き始めました。みなさんも毎日の管理を忘れずに続けていきましょう。・・・
 続いて、表彰を行いました。まず、練馬区の健やかカレンダーに応募して入選した子ども達への表彰です。たくさんの応募者の中から、旭町小では5名の作品が入選しました。代表で5年生の児童に賞状を渡しました。入選者の作品は、冬休み中に練馬区役所に展示されることになっています。(写真上)
 続いて、練馬区の「歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール」に応募した中から、入賞した2年生の児童の表彰を行いました。歯みがきをしている場面をポスターにした作品を描き、入賞しました。(写真下)

11月30日(木)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 今日は、来年度入学予定の新1年生の健康診断を行う「就学時健診」がありました。そのため、3時間授業の後に給食を食べ、すぐに一斉下校になりました。私用があって遅れて学校に来たため、子ども達の授業の様子が見られませんでした。かろうじて写真を撮ることができたのが、給食の様子です。
 1年2組では、スパゲティミートソースをみんなパクパクと食べていました。子ども達は、給食のスパゲッティが大好きです。学校では今日のミートソースの他に、「ホワイトソース」や「きのこソース」、「練馬スパゲティ」が出る時があります。特に練馬スパゲティは子ども達に大人気です。大根おろしにツナを合わせたソースに絡めて食べるスパゲティで、練馬大根を使って作ることからこの名前になりました。
 今日、来月の献立表が配布されました。来週の月曜日(12/4)に「練馬スパゲティ」が出ます。スパゲティの日がこんなに近づいてあるのは、とても珍しいことです。来週の月曜日は、前日に区の引っこ抜き大会で収穫された練馬大根が全小中学校に配布されます。大量に大根を使うため、この日は練馬スパゲティになったというわけです。また、今日のスパゲティは、いつもよりかなり早く給食を出さなければならなかったというのが理由だと思います。
 毎月の献立表を見ていただくと分かりますが、麺類の日は月に1〜2回程度です。スパゲティもラーメンもうどんも、みんな子ども達の大好きなメニューです。しかし、麺に含まれているカロリーがかなり高いため、栄養のバランスを取るのが難しく、頻繁にメニューに上げるわけにいきません。
 今日の給食のニュースでは、スパゲティを食べる時のマナーについて書かれていました。お昼の放送を聞いて、フォークでくるくると巻いて上手に食べている子がいました。一方で、ざる蕎麦を食べるようにズルズルとすすっている子もたくさんいました。正直、私もスパゲッティはすすって食べてしまう方です。日本の文化的にすすって食べた方がおいしい感じがしますが、以後気をつけたいと思います。(写真上)
 ここからは、昨日撮った写真から授業の様子をお伝えします。5年生は、総合の学習の時間に、稲の栽培に取り組んできました。バケツ稲や学校の田んぼで育てた稲を今月収穫し、廊下に干しておきました。いよいよ脱穀ともみすりに挑戦です。
 脱穀は、稲穂から籾(もみ)を取る作業です。2組では、牛乳パックを用意し、稲穂をパックの口の部分でこそぎ落とすようにして籾を集めていました。この他にも、くしを使ったり、割りばしに挟んだりして脱穀する方法もあります。中には「手で取った方が早い」と言って、手作業をしていた子もいました。(写真中)
 脱穀の次は、籾すりです。籾殻を取り除き、玄米の状態にする作業です。これが一番大変な作業です。学校には、総合の学習用として、すり鉢と野球ボールが用意してあり、毎年この学習で使っています。籾殻をすり鉢に入れてからボールでこすりつけると、籾殻が少しずつ取れていきます。息を吹きかけて籾殻を飛ばすと、茶色い米粒の「玄米」が残ります。…と言いたいところですが、力加減によっては米粉になってしまった子もいたようです。今年の5年生の収穫時期がかなり遅かったこともあり、米の水分量がかなり少なかったのが原因かもしれません。(写真下)
 出来上がった玄米を大事にしまっていました。家に持ち帰って、白米に混ぜて炊いてみると少しは味わえるのではないでしょうか。1組は、本日実施しています。

11月29日(水)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 5年生は、算数の時間に「速さ」の学習をしています。以前は6年生で学習していた内容でしたが、今回使っている教科書から5年生で習うことになりました。「単位量あたりの大きさ」について学習する中で、「速さ」を指導することになっています。
 「比べ方を考えよう」という単元で、まず初めに学習したのが、うさぎ小屋の面積や頭数が違う場合の混みぐあいの比べ方でした。1平方メートルあたりや1匹あたりの数字に換算して混みぐあいを考えました。次に、同じ考え方で人口密度の学習をしています。単位面積あたりの人口で比較することを学びました。
 今日2組で学習していたのは、走った距離と時間が異なる場合の2量の速さを比べる問題でした。1秒あたりの距離を計算するか、1mあたりに進んだ距離として比較するのかを考えさせました。今日の学習を受けて、今後は「単位時間あたりに進む道のりで速さを表すこと」を学んでいきます。(写真上)
 昔から「速さ」の学習は、小学校の算数の中でも難関なものの一つでした。同じ「単位量あたりの大きさ」という考え方から5年生で指導することになったのだと思いますが、子どもにとっての難しさは変わりません。「速さ=道のり÷時間」の公式を使って時速や分速、秒速を求めていけばよいのですが、単位の換算を理解していなければつまずきが生じます。また、道のりを求めたり、時間を求めたりする問題もあり、別な公式を使う必要性も出てきます。さらに、スピードの「速さ」だけでなく、仕事量の速さ(例・・・1時間に90枚印刷する機械と、12分間に20枚印刷する機械は、どちらが速いか)についても学習します。がんばれ、5年生。
 6年生は、家庭科の時間に「まかせてね 今日の食事」という学習に入りました。食品の組み合わせや環境への影響なども考え、家族が喜ぶ1食分の献立を立てて、食事作りについて考える学習をしていきます。
 献立を考える時は、主食や主菜、副菜の組み合わせを考えて、栄養バランスを整えることが大切です。今回は、焼きそばか焼きうどんを選び、どんな食材を入れると栄養バランスがとれる1品になるのかを考えさせていきます。
 1組の教室では、4人ごとのグループで話し合い、調理計画を立てていました。赤・黄・緑の食品から食材を選んでいきました。焼きそばも焼きうどんも、麺は黄色の炭水化物になります。赤はたんぱく質類ですが、食材を持ち寄る実習のため、肉類は加工食品から選ぶようにさせました。ソーセージやベーコンを選んでいたグループがほとんどでした。緑の食品は、グループによって様々でした。にんじんやもやし、キャベツの他に、玉ねぎやピーマンなど、彩りも考えていたグループがありました。
 他にも、黄色の食品からじゃがいも、赤の食品から卵を入れるグループもあるようです。(卵は、出来上がった焼きそばの上に目玉焼きにしてのせるようです。)タブレットを使って、どんな食材がどのように焼きそばや焼きうどんに使われているのかを調べながら計画を立てました。食材は、グループで手分けをして持ち寄ります。準備をよろしくお願いいたします。(写真中)
 サクラ草の花が咲きました。全校児童の鉢の中から、今年最初に花が咲いたのは、4年1組の児童のサクラ草でした。花色は白です。(写真下)
 4年生が植え替えをしたのは、10月20日でした。それよりも3週間前に植え替えた6年生よりも早く咲いたことになります。1株ずつの特質にもよるので、一概に早く植え替えれば早く咲くというわけではなさそうです。
 でも大丈夫です。どのくらいの子ども達が気がついているか分かりませんが、私が見た限りでは、同じ図書室前に置いてある4〜6年生のいくつかの鉢には、花芽がちゃんとついているものがあります。きっと来週の後半あたりから、「あっ、咲いた!」という声が聞こえてくることでしょう。全校で一番に咲いたサクラ草については、来週の全校朝会で紹介したいと思います。

11月28日(火)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 6年生の音楽の時間に、鑑賞教材「交響曲第5番『運命』〜第一楽章」(ベートーヴェン作曲)の授業が行われていました。印象的な主題からいきなり始まる有名な交響曲なので、どの子も関心をもって聴いていました。
 6年生の鑑賞教材になっているこの曲は、オーケストラの楽器の響きを味わいながら、指揮者によって音楽表現に違いがある事を聴き取ることをねらいとしています。緊張したテーマと優しいテーマが交互に表れ、その構成の面白さや緊張を高めていくクレッシェンドの効果、フェルマータの効果が特徴的な曲でもあります。それだけに、指揮者による演奏の違いが表れやすい曲です。
 今日は2人の指揮者の演奏を聴き比べて、その違いを感じ取らせていました。2人の指揮者とは、カラヤンとバーンスタインです。どちらの指揮者も30年以上前に他界していますが、クラシック音楽を鑑賞する上では外せない20世紀の名指揮者です。視覚からの情報を入れないように、聴き比べは音だけで行いました。(写真上)
 カラヤンは、世界最高峰のオーケストラであるベルリン・フィルを指揮し、ゴージャスで流麗な響きが特徴です。綺麗この上ない響きといったところでしょうか。一方のバーンスタインは、少し「ため」のある演奏で、指揮者の思いが強く出ている感じがします。比較後、子ども達に気に入った演奏について聞いていました。1組の子ども達は、どちらかというとバーンスタインの方に多く手が挙がっていました。
 指揮者による演奏の違いは、クラシック音楽のおもしろさの一つでもあります。フルトヴェングラーやトスカニーニ、最近の演奏ではクルレンティスが指揮したCDを聴かせてあげたら、その違いにもっと驚くことでしょう。
 今回の鑑賞教材の学習を機に、クラシック音楽に興味・関心をもつ子が出てきたらいいなと思います。ちょうど自分がクラシック音楽を好きになったのは、小学校6年生の時でした。その頃買ってもらったラジカセを通じて、FM放送をよく聴いていました。きっかけは、当時来日していたウィーン・フィルが演奏した新世界交響曲を聴いたことでした。カセットテープに録音して、何度も聴きました。以来、音楽鑑賞が自分の趣味の一つになりました。
 3年生は、算数の時間に「重さのたんいとはかり方」の学習をしています。gやkgの単位について、さらには1kg=1000gであることを学習しました。また、実際にはかりを使い、その目盛りの読み方についても学習しています。子ども達にとっては、これが一番難しいところです。
 今日は、ランドセルの重さについて勉強していました。4kgまで量ることができるはかりを使い、目盛りを読む練習をしていました。ランドセルは、1kgを超える重さがあります。その場合には、〇kg〇gという表し方や、g単位だけで表すこともできます。ランドセルの中身を出して、はかりの上に恐る恐る載せてみました。意外や意外、ランドセルは1.5kgほどの重さでした。昔に比べて、ずいぶん軽くなったものです。(写真中)
 3年生のこの単元では、子どもなりに重さについてのおおよその概念を身につけさせておくことも必要です。筆箱はだいたい何gだろうか、国語辞典はどのぐらいの重さだろうかと、関心をもたせるようにしたいものです。
 4年生は、図工の時間に「レインスティック」の制作に取り組んでいます。レインスティックは、もともとはアフリカで生まれ、中南米にも広がっていった民族楽器の一種です。枯れた木にサボテンの針を刺し、中に入れた小石や雑穀がその針にあたりながら落ちることで、雨のような音が出る楽器です。
 4年生の授業では、大きなラップの芯のような素材を利用し、外側からたくさんの釘を打ち付けました。金づちを上手に使いながら、らせん状になるように無数の釘を打ち込んでいきました。筒の横から中を見ると、たくさんの釘が四方八方から伸びていて、空間に隙間が無いくらいになっていました。(写真下)
 最後にビーズを入れて、筒の両側を封印します。傾けると雨や波の音がする素敵なレインスティックが完成します。

11月27日(月) その2

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 4年生は、国語の時間に「短歌・俳句に親しもう」という学習をしています。小学校の国語の授業で、初めて短歌や俳句を習うのは3年生からです。3年生の1学期に俳句について学習し、2学期に短歌を習います。また、「短歌・俳句に親しもう」という単元は、4年生の1学期にもありました。今後、高学年でも繰り返し様々な短歌・俳句が教科書に出てくることになります。
 この学習では、易しい文語調の短歌・俳句を読む活動を通して、作品に表現されている風景を想像することを目標としています。音読を繰り返し、文語調の響きやリズムを読み味わうようにします。(写真上)
 教科書には、短歌と俳句がそれぞれ3句ずつ載っています。短歌の最初にあるのは、石川啄木の有名な句です。「晴れし空 仰げばいつも 口笛を 吹きたくなりて 吹きてあそびき」・・・現代語訳として、「晴れた空を見上げると、いつも口笛を吹きたくなって、それを吹いて遊んでいた。」と書いてあります。「あそびき」の『き』は、過去を表す助動詞です。
 さらに俳句では、正岡子規の「柿くへ(え)ば 鐘が鳴るなり 法隆寺」が載っています。正岡子規を知らなくても、この俳句は知っているという人が多いことでしょう。「柿くへば」であって、「柿くうと」としなかったことや、「鐘が鳴るなり」と二句切れになっていることなど、単純なようで奥が深い句として作られています。
 ところで、旭町小の南門のところに柿の木があります。今年は今までになく、たくさんの実がたわわにつきました。よく地域の方から、「あの実はどうするのですか?」と聞かれます。確かにそろそろ収穫した方が良さそうですね。
 6年生は、算数の時間に「順序よく整理して調べよう」という学習をしています。順列や組み合わせについて、落ちや重なりがないように、起こり得る場合を順序よく整理して調べる学習です。
 1組では、「1,2,3,4の4枚のカードのうちの2枚を選んで、2けたの整数をつくります。どんな整数ができますか。」という問題について考えていました。これは、順列についての問題です。落ちや重なりがないように調べるということから、全てを書き出したり樹形図を書いたりする方法で解いていきました。面倒くさいと思って計算で求めようとすると、間違える場合があります。まずは、順序よく書き出したり、図や表で書き表せるようにしていきます。(写真中)
 5年生は、理科の時間に「もののとけ方」の学習をしています。そろそろこの単元の締めくくりの実験に近づいてきました。今まで、食塩やミョウバンを使って、水に溶ける量や温度による溶け方の違いを調べてきています。今日は2組が、水溶液として溶かしたものの取り出し方についての実験をしていました。
 一度水に溶かした物質を再び取り出すには、どのようにしたらよいでしょうか? 1つは、水分を蒸発させる方法です。つまり、蒸発皿に水溶液を入れて熱することで結晶を取り出します。そしてもう1つは、水溶液を冷やし、溶解度を下げる方法です。ミョウバンは水には溶けにくかったものの、お湯にはたくさん溶かすことができました。そういう性質があるのであれば、ミョウバンが溶けている水溶液を冷やせば、結晶が出てくるはずです。
 氷水でビーカー内の水溶液を冷やしながらしばらくすると、底の方にミョウバンの結晶が現れてきました。ただし、溶解度が水とお湯であまり変化のない食塩については、この方法が使えません。(写真下)

11月27日(月) その1

 久しぶりに全校朝会がありました。今日は、朝会に続いて行われるクリーン運動に向けての話をしました。
・・・もうすぐ11月が終わります。暦の上では、もう冬になりました。先日、出張で光が丘公園の中を通った時、落ち葉を集めて掃除をしている方々を見かけました。また、落ち葉だけでなく、空き缶や吸い殻などのごみも集めていました。これらの取り組みをしている人たちは、仕事として掃除をしているのではありません。ボランティアとして働いている人達です。
 ボランティアというのは、自分でできることを進んでみんなのために働く活動のことをいいます。そして、一番大切なのは、無償で行うこと…つまり、お金をもらわずに行う活動であるということです。
 今日は、これからクリーン運動を行います。クリーン運動は、みんなで力を合わせて、学校や地域をきれいにするボランティア活動です。学年ごとに分担した場所の落ち葉やごみを拾います。みんなで行えば、たくさんの落ち葉やごみをあっという間に片付けることができます。
 一方で、普段は用務主事さんが一人で何倍も働いてきれいにしてくださっていることを忘れてはなりません。ですから、みんなで一斉に外に出てクリーン運動をしたことで終わりにしてはいけないのです。毎日行っている掃除の時間も大切にしていかなければなりません。ほうきや雑巾を使って、決められた当番の場所をいつもがんばって掃除をしているでしょうか。今日のクリーン運動を機会に、普段の掃除当番の取り組みも含めて、学校をきれいにしていく気持ちを高めていきましょう。・・・

11月24日(金)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1年2組では、生活科の学習として、どんぐりを使ったおもちゃ作りをしていました。1年生は、先月光が丘公園に行き、たくさんのどんぐりや松ぼっくりを拾ってきました。それらを使い、どんなおもちゃを作ることができるかを考え、必要な材料を用意してきました。(生活科の教科書にも、様々なおもちゃが紹介されています。)
 どんぐり迷路を作っている子がいました。箱の中に迷路を作り、ゴールまで箱を傾けながらどんぐりを転がしていくおもちゃです。どんぐりの転がり方が一定でないため、箱を傾けても思うように転がって行かないところに面白さがあります。(写真上)
 他にも、どんぐりを使った楽器(マラカス)やこま、飾り(ネックレス)を作っている子ども達がいました。工夫次第でいろいろな遊びが楽しめそうです。作りながら友達の作品に目が行き、子ども同士の交流も生まれていきます。自然のものを使って無限に遊べるのは、子どもならではのすばらしい力であると感じます。
 小さなどんぐりに、キリや千枚通しで穴を開けるのは、大人でも大変なことです。そんな時のために、旭町小には生活科の備品として、超便利な道具が用意されています。木の実専用の穴あけミニドリルです。1年生の子どもでも、ハンドルを回すだけで簡単に穴を開けることができます。
 3,4校時、4年生に聴導犬の出前授業がありました。区内にお住まいの松本さんと聴導犬のチャンプくんが来校し、障害者理解教育として授業をしていただきました。
 トイプードルの聴導犬チャンプくんが視聴覚室に入ってくると、子ども達から思わず「かわいい〜!」という声が上がりました。トイプードルは、誰が見てもかわいい犬種です。ところが、チャンプくんの背中には、ハーネスがついていて、立派な聴導犬です。厳しい訓練を受けて合格した犬しかこの聴導犬になることができません。見た目は普通のかわいいトイプードルですが、耳の聞こえない松本さんにとっての「耳」となっている犬です。
 松本さんからは、まず「聞こえないということはどういうことか」という話をしていただきました。私たちは、普段全ての音が聞こえているので気がつきませんが、日常生活の中で音が聞こえないと、どれだけ不安で大変な生活となることでしょう。音が聞こえない松本さんをサポートする力は、3つあると言います。1つは、人の力です。後ろから車が来るなどの危険なことがあったら、人に知らせてもらえます。しかし、いつも身近に人がついているわけにはいきません。そこで2つ目として、機械や道具の力があります。インターホンが鳴ったら光で教えてもらったり、目覚まし時計は振動で知らせてくれたりします。しかしそれでも、松本さんにとって完全なものではありません。そこで3つ目として、聴導犬の力があります。いくつかの音を教え、松本さんに知らせるように訓練してあります。
 授業では、実際にキッチンタイマーやインターホンが鳴った時の様子を見せてもらいました。タイマーが鳴ると、チャンプくんはまずタイマーの場所を探しに行きます。次に、松本さんを探し、飛びついて音が鳴っていることを伝えます。そして、タイマーがあるところまで松本さんを案内していきます。
 チャンプくんは、これらのことを仕事としてやっているのではなく、「ゲームとして楽しんでいる」と松本さんは話されていました。音がしたことを伝えるチャンプくんは、しっぽをプルプルと震わせて確かに喜んでいました。
 現在、日本中に56頭しか聴導犬がいないそうです。その原因は、聴導犬に対する理解不足であると言われています。そこで、「今日の授業のことを、家に帰っていろいろな人に話す」という宿題が課されました。より多くの人たちに聴導犬のことが広まっていくといいなと思います。(写真中)
 本日、1,2年生の各教室で、MIM(ミム)の授業が行われていました。MIMとは、「特殊音節」に焦点を当て、文字や語句を正しく読んだり書いたりできることをめざす指導モデルを言います。読みの中でも、特につまずきが多いのが「特殊音節」(のびる音、つまる音、ねじれる音)です。小学校初期の「読み」の指導における最大の難関となっています。こういう課題のある子どもは、通常学級に4〜5パーセント在籍すると言われ、読解力にも影響が出ると考えられています。
 光が丘四季の香小から来ている巡回指導教員の先生方に、低学年の各教室に入って指導していただきました。今日は、促音(小さい「っ」が入る「つまる音」)のある言葉を正しく読んだり書いたりする授業でした。今後も3学期までかけて、時々指導していく予定です。(写真下)

11月22日(水)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 4年生は、国語の時間に「慣用句」の学習をしています。教科書には、「羽を伸ばす」という慣用句が「自由に伸び伸びとする」という意味で使われていることを例に説明しています。そして、慣用句を「いくつかの言葉が組み合わさって、新しい意味をもつようになった決まり文句」と定義づけています。この単元では、様々な慣用句について知り、その意味や使われ方について調べるとともに、日常の生活の中で使おうとする態度を育てていきます。
 慣用句とよく似た言葉に「ことわざ」があります。ことわざについては、3年生の国語で学習してきました。ことわざは、1つの文で意味が完結し、教訓や格言などを表す言葉です。(「鬼に金棒」、「急がば回れ」など)一方の慣用句は、単体で独立した言葉としては扱わないのが特徴となります。(「羽を伸ばす」は、「温泉に行って羽を伸ばしてきた。」というように、文章の中で使われます。)つまり、ことわざは単体で使うことができ、慣用句は前後の文章が必要になるということです。
 慣用句には、「体や心に関する言葉」…(「頭をひねる」、「心がおどる」)、「動物や植物に関する言葉」…(「馬が合う」、「うり二つ」)、「かたかなで書く言葉」…(「エンジンがかかる」、「メスを入れる」)が入ったものが多いです。2組では、国語辞典を使って教科書に出てきた慣用句の意味や使い方を調べていました。(写真上)
 3年生は、算数の時間に「重さをはかって表そう」という学習をしています。今まで「量と測定」の学習で習ってきたのは、長さと水のかさの単位についてです。長さの単位は、2年生(mm、cm、m)と3年生(km)で学習しました。水のかさの単位は、2年生(dl、l、ml)で習ってきています。重さの概念については、今回初めて3年生で学習することになります。
 授業では、最初に2つの物について「どちらが重いか」を考えさせました。とりあえずは、見た目で判断する方法と、手に持って比べる方法があります。子ども達は、「大きいもの=重いもの」や、「鉄でできているもの=重いもの」と考えやすいものです。また、2つの物を左右の手で持ったとしても、微妙な重さの違いとなると、どちらかを言い当てるのは難しくなります。
 そこで、てんびんを用意して、2つの物の重さ比べをすることにしました。30cmものさしの両側に紙コップをつるし、比べる物を入れて釣り合いを調べる方法です。鉛筆や消しゴム、定規、コンパスなど、身近にある物を取り出して調べました。
 今日は、さらにそのてんびんを使って、重さを数で表す方法について学習しました。てんびんの片方に量りたいものを入れ、もう片方には釣り合う分の積木を入れていきます。そうすることで、ものの重さが「積木〇個分」と表すことができます。今後は、長さやかさの学習で普遍単位を習ったように、重さにも単位(g、kg、t)があることを教えていきます。(写真中)
 1年生は、体育の時間に「ボール投げゲーム」の学習をしています。的にボールを当ててみんなで楽しむ運動ですが、まず「ボールを投げる」ということに慣れ親しむことが重要です。
 そこで2組では、ボールを投げるために必要な運動の場を様々用意し、楽しみながら体を動かしていました。風船バレーやボーリング(ハードルを的にして、ボールを転がしてくぐらせる。)、ボールつきなどの他に、紙鉄砲の場も用意してありました。紙鉄砲は、古くからある紙工作のひとつで、よく新聞紙や広告などで作ったものです。紙鉄砲を持った腕を勢いよく振り下ろすと、「パンッ!」と大きな破裂音が出ます。
 子ども達の体力運動能力テストで、「ソフトボール投げ」の記録が低いという結果がよく指摘されます。ボールを「投げる」という経験が不足していることが原因で、オーバースローで投げる動作がぎこちない子が多くなってきています。ボールを投げるためには、利き腕の力だけでなく、反対側の腕や上半身、さらには両足の動きも連動していなければなりません。
 そのオーバースローの動きを身につけさせるために、紙鉄砲の場を設定したというわけです。紙鉄砲を大きな音で鳴らすために、子ども達は全身を上手に動かしていきます。授業の後半では、丸めた新聞紙をボール代わりにキャッチボールをしていました。ボールを投げる経験をこれからも増やしていきます。(写真下)

11月21日(火)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 4年生は、総合の学習の時間に「練馬大根」を育ててきました。校庭の西側にある学年園を使い、9月に種まきをしました。練馬大根は、収穫までに3か月ほどかかるので、12月に入ってから収穫することになりそうです。現在、葉っぱが青々と茂ってきているので、順調に育っているようです。葉っぱをかき分けてみると、真っ白な大根の肩が見えました。しかし、大根は地面の中に埋まっているため、全体はどうなっているのか不明です。来月の収穫が楽しみになりました。(写真上)
 練馬大根は、練馬区で栽培されている江戸東京野菜の一つです。練馬区では、育ててみたい人向けに、毎年8月に無料で種の配布をしています。区内の小学校にも種が届き、旭町小では毎年4年生が育てています。
 練馬大根は、大きいもので1mほどにもなる細長い形が特徴的な大根です。そして色は真っ白で、よくスーパーで見かける青首大根とは違います。歯ごたえの良い肉質のため、昔からたくあん漬けに利用されてきました。練馬区内のスーパーでも、練馬大根を販売しているところは少ないと思います。区内のJAなどには出回っているようなので、見かけたらぜひ味わってみてください。
 今年も練馬大根の引っこ抜き大会が予定されています。12月3日の日曜日に、高松の畑で行われるようです。そして、その日に収穫された練馬大根は、区内の小中学校の給食用に配布されます。旭町小でも翌日の給食に「練馬大根スパゲティ」としていただくことになっています。子ども達の大好きなメニューです。
 6年生の音楽の時間に、オーケストラの楽器の構成やそれぞれの音の特徴についての授業を行っていました。「オーケストラのヒミツ」というDVDを使い、木管、金管、打楽器、弦楽器と、それぞれの楽器の名称や音の出し方、音色について学びました。
 今年の6年生は、3年に一度ある「連合音楽会」に出演しました。連合音楽会に出演しない年は、練馬文化センターで「連合音楽鑑賞教室」に参加することになっています。今年の参加校は、文化センターが改修工事のため、学校でDVD鑑賞をすることになっています。文化センターの工事が終わる来年度には、今まで通り生のオーケストラの音を聴くことができそうです。
 ところで、オーケストラの指揮者の役割りとは何でしょう? 全ての楽器紹介の後、指揮者についての紹介もありました。指揮棒を持ち、音は出さないけれど、オーケストラ全体の音をまとめる役割をしています。演奏会の曲目における指揮者の解釈をオーケストラに伝え、全てがリハーサルで作られていきます。テンポや強弱、楽器の音のバランスなど、指揮者のその音楽に対する思いが基になり、オーケストラを1つにまとめていきます。同じ曲でも指揮者によって全く違った曲の響きになるところが、クラシック音楽を聴く楽しみでもあります。(写真中)
 3,4校時に、2年生が生活科の町たんけんとして、旭町保育園に行ってきました。旭町保育園とは先月1年生が交流会を行いましたが、今度は2年生が関わりをもつことになりました。
 旭町保育園は、上練馬公園脇の坂を下り、バス通りを越えたところにあります。毎年十数名の子ども達が本校に入学してくるため、園の門をくぐりながら「懐かし〜い」と言っていた子がいました。まず、園庭であらかじめお願いをしていた質問に答えていただきました。旭町保育園には、88名の園児と47人の職員がいるそうです。旭町小にもたくさんの教職員が働いていますが、保育園の方が子どもの数に比べた職員の比率が圧倒的に高くなっています。
 小学校と似ている部分もありますが、保育園ならではの名称もありました。学校の「先生」に対して「保育士」、「養護の先生」に対して「看護師」という言い方です。また、教室にあたるのが「保育室」、職員室にあたるのが「事務所」となっています。
 さらに、保育園の先生をしていて良かったと感じるのは、「子ども達ができるようになって成長を感じた時」や「子ども達ががんばっている姿を見られた時」と話されていました。そういうところは、小学校の先生と共通のようです。来週木曜日には、来年度入学する新1年生の就学時健診があります。遠くから2年生の学習の様子を見ていた年長組さんから、何人かの子が旭町小で健診を受けに来ることでしょう。(写真下)

11月18日(土)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 5年1組に養護教諭が入り、保健の授業がありました。2学期の保健の時間では、「けがの防止」について学習をしていきます。事故やけが、犯罪による被害が起こる原因とそれらを防止する方法、けがの手当ての仕方について学んでいきます。(写真上)
 学校では、毎日様々なけがが起こっています。まず、自分たちの身近なところで起こるけがの具体例から、何が原因だったのかをみんなで考えました。例1…「ろうかを走っていたら、つるつるする黒いタイルですべって、床に頭をぶつけた。」例2…「教室で追いかけっこをしていたら、水筒のひもが足にひっかかり、机に鼻をぶつけた。」例3…「寝坊して登校班に間に合わず、急いで学校に向かっていたら、段差につまずいて膝をすりむいた。」・・・どれも、「つるつるするタイル」とか「水筒のひも」など、けがが起こる環境に問題がありそうです。しかし、それと同時に、「廊下を走っていた」とか、「教室で追いかけっこをしていた」という「人の行動」もけがの原因であるところが重要です。
 事故やけがは、人の行動と周りの環境が原因で起こるということをワークシートにまとめました。さらに人の行動は、心の状態や体の調子と関係していることが分かりました。学校のきまりを守っていなかったり、あわてて行動したりすることでけがが起こっているわけです。けがや交通事故の防止について、今後の保健の授業でさらに深く学習していきます。
 6年生は、国語の時間に「大切にしたい言葉」という学習に入りました。この6年間で出会った言葉を振り返り、自身が大切にしたいなと思う言葉について、経験と結び付けて文章にする「書くこと」の単元です。つまり、「座右の銘」にしたい言葉を決め、その言葉の意味や出会ったきっかけと、なぜそれが自分の大切にしたいお気に入りの言葉になったのかを書き表す活動をします。
 2組では、座右の銘についてイメージを膨らませるために、著名人の言葉を子ども達に紹介していました。まず、プロ野球選手の言葉から・・・「敵と戦う時間は短い。自分との戦いこそが明暗を分ける。」これは、王 貞治選手の言葉です。続いて「悔しさは、それに耐えられる人間にしか与えられない。」(松井 秀喜)「挫折してもプライドは失わない。それは努力しているからだ。」(長嶋 茂雄) ちょっと今の子ども達の知らない世代の選手ばかりでしたが、どれも名言ぞろいです。他に、相田 みつを さんの言葉についても子ども達に紹介していました。(写真中)
 6年生の子ども達にとっての座右の銘とは、どんな言葉が思いつくのでしょうか。スポーツ選手や歴史上の人物の言葉から調べてみると、自分にぴったりの言葉が見つかるかもしれません。ちなみに私の座右の銘は、「こだわりのある有言実行」です。
 3日間にわたる展覧会が、本日で終了しました。期間中、たくさんの保護者の皆様にご参観をいただき、どうもありがとうございました。
 特に今日の午後は、親子で展覧会を見に来た家庭が多かったようです。家の人の手を引いて、まずは自分の作品のところに真っ先に案内している子があちらこちらで見られました。家の人にたくさん褒めてもらい、とてもうれしそうな表情でした。作品と一緒に写真撮影をしている家庭も多く、よい思い出となったことでしょう。(写真下)
 一人の作品を飾っただけでは、このようなすばらしい展覧会にはなりません。友達同士のたくさんの取り組みがあったからこそ、一人一人の作品が引き立つすばらしい展覧会になったのです。教室に多くの子が集まり、様々な意見が出ることで学びが深まっていくのと同じです。改めて、「学校って、いいな。」と感じることができました。
 どの学年も、展覧会のために一生懸命取り組んできました。子どもの発想の豊かさとともに、創意工夫や友達と協力するすばらしさ、さらには根気強さが随所に見られた展覧会になりました。今後も子ども達の自由な発想をのびのびと表現していく学習活動をめざし、指導を続けていきます。

11月17日(金)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 2年生の音楽の時間に、鑑賞教材「ゆかいな時計」を扱った授業が行われていました。オーケストラで時計の動きを表現した曲です。ウッドブロックが時計の「チック、タック…」と秒針が動く様子を表し、目覚ましのベルの「ジリリリ…」をトライアングルで表現しています。「ゆかいな時計」という題名を聞いて、それぞれの楽器が時計のどんな様子を表現しているのか、想像がどんどんふくらんでいきました。2年生の子ども達にとって、すぐに情景が思い浮かびやすく、楽しめる鑑賞教材となっています。
 この曲の正式な名称は、アメリカの作曲家であるルロイ・アンダーソンが作った「シンコペイテッド・クロック」です。音楽の教科書には、「時計さんは、いつも休まずに動いています。でも、あれあれ? 今日は時計さん、どうしたのかな?」と書いてあります。(写真上)
 実はこの曲、一定のリズムをきざむ時計の様子を表すとともに、ところどころで音をシンコペーションさせて、コミカルでユーモアのある「仕掛け」があります。よく聞いていると、時計の歯車が途中で一回足踏みして止まるような箇所が出てきます。アンダーソンらしい、独特のコミカルさとユーモアを取り入れた小品です。アンダーソンは、他にも「そりすべり」や「トランペット吹きの休日」、「タイプライター」など、楽しい曲をたくさん作りました。
 6月に続き、今月は「ふれあい月間」です。同時に、「練馬区いじめ一掃取り組み月間」でもあります。自分の身の周りにいじめに関わることはないか、自分自身が嫌な思いをしていることはないか、アンケート調査を通じて全校体制で取り組んでいきます。
 1年生の教室では、担任の先生がアンケート用紙の項目を一つ一つ読み上げ、質問を分かりやすく説明しながら回答させていました。(写真中)まず、学校や家庭で気になることや悩んでいることはないかを回答する項目が5つあります。後で回収し、「ある」に丸をつけた子には、担任やその他の教員を通じて詳細を聞くようにします。次に、いじめに関する質問が8つあります。「冷やかしやからかい、悪口、いやなことを言われていないか」、「無視や仲間外れにされていることはないか」、「暴力を受けていることはないか」、「お金や物をたかられることはないか」、「物を隠されたり壊されたりしていないか」、「嫌なこと、恥ずかしいこと、危ないことをされたりさせられたりしていないか」・・・その他に「メールやネット、SNSで嫌な思いをしていないか」という質問も含まれています。
 もちろん、子どもがアンケート調査に記入しない案件も考えられます。そこは教員や保護者などの大人が、日頃から子ども達の言動に注意していく必要があります。しかし、年間3回このアンケート調査を行うことによって、「いじめは絶対にいけないこと」という意識が子ども達に浸透していくきっかけにはなります。ぜひご家庭でも、直接子どもが訴えてこない背後にある部分を見逃さないために、常にアンテナを張っておくようにお願いいたします。
 展覧会の2日目は、2校時に4年生、3校時に2年生の鑑賞時間がありました。オルゴールのゆったりとしたバックミュージックが流れる中、体育館をあっちへ行ったりこっちへ行ったりしながら、いろいろな作品を見て回りました。
 他学年の作品を見ていた子ども達から、こんな声が聞こえてきました。「来年わたしたちも、こういう作品を作るのかな?」、「絶対作ってみたいよね。」…2年生の子ども達は、3年生の立体作品「ミニショップ」がとても気に入ったようでした。細かいところまで上手に作ってあるお店の中をのぞき込みながら、「自分だったらどんなお店にしようかな」と、もう考えが浮かんだのかもしれません。そういう子どもから子どもへの感化に、展覧会のすばらしさを感じます。(写真下)
 保護者鑑賞の時間帯には、各学年の作品制作の様子をタブレットを使って、スライドショーでお見せしています。図工専科の先生に頼まれて、今までよく図工室に行って、作品に向かう子どもの様子を写真に収めてきました。今まで私が撮りためてきた写真が、スライドショーとしてたくさん使われています。自分も展覧会に参加できた気分になり、とてもうれしく思っています。

11月16日(木)

画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
 1年生は、算数の時間に「ひきざん」の学習に入りました。今までは、繰り上がりのあるたし算の学習を行ってきました。今日からのひき算は、11〜18の数から1位数をひく「繰り下がりのあるひき算」の学習です。
 繰り上がりのあるたし算の時にもやったように、最初は算数ブロックを操作しながら計算の仕方を考えていきます。(写真上)教科書には、「どんぐりが13個あります。9個使いました。どんぐりは、何個残っていますか。」という問題文が載っています。ひき算の問題であることから、式は「13―9」となりますが、3から9をひくことができません。
 そこで子ども達は、計算の仕方をどのように考えるでしょうか? 13を10と3に分け、10から9をひいて1、残りの3に1をたして答えは「4」という考え方が出てきます。このようなひき算の方法を「減加法」と言います。(ひいてからたすので、「減加法」です。)
 しかし、「13―4」の問題だったらどうでしょうか? 先ほどと同じように、「10―4=6、6+3=9」と減加法でも良いのですが、ブロックを操作するうちに次のような考えが出てくるかもしれません。「4―3=1、10―1=9」・・・ひかれる数の13を10と3に分けた「3」の方から先にひくと、さらにあと「1」をひかなければならないことを意味しているのが「4―3=1」です。ひいてさらにひくので、「減減法」という考え方です。1年生には減加法が分かりやすいので、そちらを先に指導していますが、減減法の考え方もしばらくしてから指導することになっています。
 5年生は、理科の時間に「もののとけ方」の学習をしています。今まで食塩とミョウバンを使い、水に溶ける量には限りがあることや、溶かすものによって溶け方の違いがあることを実験で確かめてきました。(食塩は水によく溶けるが、ミョウバンは水に少ししか溶けない。)
 次に考えた実験テーマが、「ビーカーの底に溶け残ったものを溶かすには、どうしたらよいか」ということでした。まず考えつくのが、「水を加える」という方法です。これはすぐに結果が出ました。水を加えると、その分残っていたものが溶けるという結果になりました。
 もう一つ考えられるのが、水を「温める」という方法です。「温かい方がたくさん溶けるだろう」という考え方は、料理で砂糖などの調味料を溶かすという経験からも予想できます。
 今日は、1組が理科室で実験をしていました。お湯を入れて湯煎したビーカー内で、ミョウバンを5gずつ溶かしていきました。結果は、あれだけ水に溶けにくかったミョウバンが、お湯にはよく溶けるということが分かりました。一方、食塩は温めてもほとんど溶ける量は変わりません。食塩は、水によく溶ける物質ですが、温度を上げても溶解度はあまり変わりません。(写真中)
 今日から展覧会が始まりました。今日は、3年生、5年生、1年生、6年生の順で、1時間ずつ学年ごとに鑑賞時間が設けられていました。体育館に入り、まずは自分の作品を見つけて安心していたようです。図工の授業を通じてじっくり取り組んできた作品が、友達の作品や他の学年の作品と一緒に展示されると、ますます輝いて見えてくるから不思議です。
 兄弟の作品や同じ登校班、たてわり班の子の作品を見つけて、鑑賞カードにメモを取っていた子もいました。また、各学年の共同作品にも注目が集まりました。5,6年生の共同作品は、モニターを通じて見る「映像作品」になっています。5年生は、「瞬間コレクション」という作品で、タブレットを使用して写真を撮りました。遠近法を使って、トリックアートな写真を生み出しました。(写真下)一方6年生は、「コマコマアニメーション」という共同作品です。タブレットで撮った写真をコマ送りすることで、あたかも物が動いているかのように見せる手法です。
 学年の鑑賞時間だけでは、なかなか全部を見て回ることができなかったようです。この3日間は、4時間授業で下校するので、午後から保護者同伴で子ども達の参観が可能です。ぜひ、お子さんを連れて展覧会にお越しください。

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
学校行事
3/14 本の探検ラリー(4)

お知らせ

学校だより

相談室だより

給食だより

献立表

証明書

授業改善プラン

学力向上を図るための全体計画

きまり・週時程

北地区区民館

南地区区民館

いじめ防止

光が丘保健相談所

相談窓口

タブレット関連

第六地区委員会

Sigfy関連